JPH07213549A - 使い捨てカイロ - Google Patents

使い捨てカイロ

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JPH07213549A
JPH07213549A JP866794A JP866794A JPH07213549A JP H07213549 A JPH07213549 A JP H07213549A JP 866794 A JP866794 A JP 866794A JP 866794 A JP866794 A JP 866794A JP H07213549 A JPH07213549 A JP H07213549A
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JP
Japan
Prior art keywords
body warmer
disposable body
inner bag
bag
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP866794A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Ueki
章夫 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kiribai Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kiribai Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07213549A publication Critical patent/JPH07213549A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ひじ、ひざなどの頻繁に大きな角度で屈曲さ
れる部位に柔軟にフィットし、接着強度を向上すること
により剥がれにくくした使い捨てカイロを提供すること
を目的とする。 【構成】 通気性内袋内に空気の存在下で発熱する発熱
性組成物を収容した使い捨てカイロであって、前記内袋
を少なくとも2個備え、隣接する内袋同士が内袋の素材
の一部が延びてなる連結部で連結されており、前記内袋
および連結部の片面の少なくとも一部に粘着剤層が形成
されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使い捨てカイロに関す
る。さらに詳しくは、ひじ、ひざなどの頻繁に大きな角
度で屈曲される部位に柔軟にフィットし、剥がれにくく
した使い捨てカイロに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の貼るタイプの使い捨てカイロは、
空気の存在下で酸化発熱する発熱性組成物が収納され
た、一個の偏平状の袋体からなり、袋体の表面の少なく
とも一部には粘着剤層が形成されている。そして、粘着
剤層を介して袋体を下着の上などに貼着することによ
り、所望の部位の保温を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、袋体に
は、金属粉、活性炭および保水材などからなる発熱性組
成物が収納されており、ある程度の厚さがあるため変形
しにくいという短所がある。したがって、ひじ、ひざ、
上腕部、肩などの、頻繁に大きな角度で曲がる部位に袋
体を貼り付けたとき、袋体がひじ、ひざなどの動きに充
分に対応できないため、剥がれやすいという問題があ
る。
【0004】一方、粘着剤層の接着強度を向上させて、
剥がれにくくすることも考えられるが、強力な粘着剤を
用いれば、使用後、使い捨てカイロを剥がすばあい、剥
がれなくなったり、被接着面を損傷するおそれがあり、
実用的でない。
【0005】本発明は、かかる問題を解消するためにな
されたものであり、ひじ、ひざなどの、頻繁に大きな角
度で曲がる部位に柔軟にフィットし、剥がれにくくした
使い捨てカイロを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の使い捨てカイ
ロは、通気性内袋内に空気の存在下で発熱する発熱性組
成物を収容した使い捨てカイロであって、前記内袋を少
なくとも2個備え、隣接する内袋同士が内袋の素材の一
部が延びてなる連結部で連結されており、前記内袋およ
び連結部の片面の少なくとも一部に粘着剤層が形成され
てなることを特徴とする。
【0007】また、前記連結部の長さが2〜100mm
であるのが好ましい。
【0008】第2発明の使い捨てカイロは、通気性内袋
内に空気の存在下で発熱する発熱性組成物を収容した使
い捨てカイロであって、前記内袋の外周部に2〜100
mmの幅のつば部が形成されており、前記内袋の片面の
少なくとも一部に粘着剤層が形成されてなることを特徴
とする。
【0009】さらに、第1発明の内袋および連結部の外
周部に第2発明のつば部が形成されてなるのが好まし
い。
【0010】また、使い捨てカイロにおける内袋の素材
が、その内部に収容された発熱性組成物の酸化発熱によ
り袋内が減圧状態に保たれるよう通気度が調節されてい
るのが好ましい。
【0011】
【作用】第1発明によれば、連結部をちょうどひじ、ひ
ざなどの屈曲する部位に貼着し、ついで、2個の内袋を
ひじ、ひざなどの前後にそれぞれ貼着すれば、ひじ、ひ
ざなどが屈曲したり、伸びたりしても連結部が柔軟に対
応するため、剥がれ落ちない。また、肩などに使用すれ
ば前後2カ所以上を温めることができ、効果的に温める
ことができる。
【0012】また、第2発明によれば、内袋の外周部に
つば部が拡大形成されることにより、従来に比べて高い
接着効果がえられる。
【0013】さらに、第1発明の内袋および連結部の外
周部に第2発明のつば部が形成されれば、接着面の面積
が非常に大きいため、一層剥がれにくくなる。
【0014】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら、本発明の使い
捨てカイロを詳細に説明する。図1は第1発明の使い捨
てカイロの一実施例を示す平面図、図2は図1の使い捨
てカイロのII−II線断面図、図3は図1の使い捨てカイ
ロの使用方法を示す説明図、図4は第1発明の使い捨て
カイロの他の実施例を示す平面図、図5は第1発明の使
い捨てカイロのさらに他の実施例を示す平面図、図6は
第2発明の使い捨てカイロの一実施例を示す平面図であ
る。
【0015】図1〜2において、2個の内袋1aおよび
1bは、その内部にそれぞれ発熱性組成物2が収容され
ている。内袋1aおよび1bは、互いに対向する側部に
おいて、内袋の素材の一部が延びてなる連結部3で連結
されている。
【0016】なお、図示されていないが、内袋1aおよ
び1bは、使用前には気密性の合成樹脂などからなる外
袋に収納されている。
【0017】内袋1aおよび1bは、たとえば、2枚の
帯状体によって一体に形成される。すなわち、たとえば
通気性を有する不織布などからなる基布4および合成樹
脂からなるシート5が、外周部および中間の連結部3で
固着されることにより、内袋1aおよび1bが、連結部
3の両側に配置するように一体に形成される。なお、内
袋の素材は、その内部に収容された発熱性組成物の酸化
発熱により袋内が減圧状態に保たれ、発熱性組成物の偏
りが防止できるように、適当に通気度を調節したものを
用いるのが好ましい。
【0018】なお、内袋1aおよび1bは、一体形成で
なくてもよい。たとえば、内袋1aおよび1bを個々に
作製したのち、互いの内袋の外周の閉じしろ同士を固着
して一体にしてもよい。
【0019】連結部3は、ひじ、ひざまたは上腕部、肩
などの人体の屈曲する部位が、屈曲したり、伸ばしたり
するのに柔軟に対応できる程度に適宜の長さに形成され
ればよい。すなわち、連結部3の長さは本発明において
とくに限定されるものではないが、通常2〜100mm
の範囲であり、好ましくは5〜20mmである。
【0020】たとえば、ひじの屈曲に対応するように連
結部3を形成するばあい、連結部3は10〜30mm程
度に形成されればよい。また、ひざの屈曲に対応するよ
うに連結部3を形成するばあい、連結部3は20〜50
mm程度に形成されればよい。さらに、肩部の使用に対
応するように連結部3を形成するばあい、連結部3は2
0〜100mm程度に形成されればよい。
【0021】また、連結部3の形状は、図1に示される
例のように連結するカイロの全長でもよいが、カイロ長
より短くてもよく(図4参照)、また部分的に連結して
もよい(図5参照)。
【0022】シート5の片面の少なくとも一部には、ゴ
ムなどの主材とする通常の粘着性物質からなる粘着剤層
6が形成されている。粘着剤層6は水玉模様や縞模様な
どの適宜の模様を呈するように形成してもよい。粘着剤
層6の上面には、使用前の粘着剤層6を保護するための
剥離紙7が被覆されている。
【0023】発熱性組成物2は、鉄粉またはアルミニウ
ム粉などの金属粉と、活性炭と、バーミキュライト、高
吸水性樹脂、木粉、繊維粉、パーライトまたはシリカゲ
ルなどの保水材とからなる。
【0024】前記使い捨てカイロを使用するばあい、ま
ず、図示されない外袋から使い捨てカイロを取り出した
のち、図2に示されるように、表面の剥離紙7を剥が
す。ついで、図3に示されるように、使い捨てカイロ1
0を衣服の上などから腕に貼り付ける。具体的には、連
結部3をちょうどひじEに貼着し、ついで、内袋1aお
よび1bをそれぞれひじの前側(すなわち、前腕部の表
面)および後側(すなわち、上腕部の表面)に貼着す
る。このようにして貼り付けられた使い捨てカイロは、
ひじEの部位が屈曲したり、伸びたりしても連結部3が
柔軟に対応するため、剥がれ落ちない。しかも、内袋1
aおよび1bの表面と連結部3の表面とがそれぞれ接着
面となるため、高い接着効果がえられる。
【0025】つぎに、内袋の接着強度の向上を図るべ
く、内袋1aおよび1bの外周部につば部8が拡大形成
された使い捨てカイロを図6に示す。
【0026】つば部8の幅は、狭ければ充分な接着強度
がえられず、過度に広ければコストの増加を招くととも
に貼りにくくなる。好ましいつば部8の幅は、3〜30
mm程度であり、さらに好ましくは5〜10mm程度で
ある。
【0027】また、図6に示される使い捨てカイロのよ
うに、内袋1aおよび1bのあいだに前記説明した連結
部3が形成され、内袋1a、1bおよび連結部3のそれ
ぞれの外周部の全体に3〜30mm程度の幅のつば部8
が形成されてもよい。このばあい、ひじ、ひざなどの部
位に柔軟に対応し、しかも接着面の面積が非常に大きい
ため、一層剥がれにくくなるという利点がある。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、内袋同士を連結する連
結部がひじ、ひざなどの頻繁に大きな角度で屈曲される
部位に柔軟にフィットするため、剥がれにくい。
【0029】また、内袋の外周部につば部が拡大形成さ
れることにより、従来に比べて高い接着効果がえられ
る。
【0030】さらに、内袋および連結部の外周部につば
部が形成されれば、接着面の面積が非常に大きいため、
一層剥がれにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の使い捨てカイロの一実施例を示す平
面図である。
【図2】図1の使い捨てカイロのII−II線断面図であ
る。
【図3】図1の使い捨てカイロの使用方法を示す説明図
である。
【図4】第1発明の使い捨てカイロの他の実施例を示す
平面図である。
【図5】第1発明の使い捨てカイロのさらに他の実施例
を示す平面図である。
【図6】第2発明の使い捨てカイロの一実施例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1a 内袋 1b 内袋 2 発熱性組成物 3 連結部 6 粘着剤層 8 つば部 10 使い捨てカイロ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性内袋内に空気の存在下で発熱する
    発熱性組成物を収容した使い捨てカイロであって、前記
    内袋を少なくとも2個備え、隣接する内袋同士が内袋の
    素材の一部が延びてなる連結部で連結されており、前記
    内袋および連結部の片面の少なくとも一部に粘着剤層が
    形成されてなることを特徴とする使い捨てカイロ。
  2. 【請求項2】 前記連結部の長さが2〜100mmであ
    る請求項1記載の使い捨てカイロ。
  3. 【請求項3】 前記内袋の素材が、その内部に収容され
    た発熱性組成物の酸化発熱により袋内が減圧状態に保た
    れるよう通気度が調節されてなる請求項1記載の使い捨
    てカイロ。
  4. 【請求項4】 通気性内袋内に空気の存在下で発熱する
    発熱性組成物を収容した使い捨てカイロであって、前記
    内袋の外周部に2〜100mmの幅のつば部が形成され
    ており、前記内袋の片面の少なくとも一部に粘着剤層が
    形成されてなることを特徴とする使い捨てカイロ。
  5. 【請求項5】 前記内袋の素材が、その内部に収容され
    た発熱性組成物の酸化発熱により袋内が減圧状態に保た
    れるよう通気度が調節されてなる請求項4記載の使い捨
    てカイロ。
  6. 【請求項6】 通気性内袋内に空気の存在下で発熱する
    発熱性組成物を収容した使い捨てカイロであって、前記
    内袋を少なくとも2個備え、隣接する内袋同士が内袋の
    素材の一部が延びてなる連結部で連結されており、前記
    内袋および連結部の外周部に2〜100mmの幅のつば
    部が形成されており、かつ前記内袋および連結部の片面
    の少なくとも一部に粘着剤層が形成されてなることを特
    徴とする使い捨てカイロ。
  7. 【請求項7】 前記内袋の素材が、その内部に収容され
    た発熱性組成物の酸化発熱により袋内が減圧状態に保た
    れるよう通気度が調節されてなる請求項6記載の使い捨
    てカイロ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005349024A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Hakugen:Kk 足用温熱体
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