JPH07213224A - きのこ用の鮮度保持包材及び鮮度保持方法 - Google Patents

きのこ用の鮮度保持包材及び鮮度保持方法

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JPH07213224A
JPH07213224A JP1334694A JP1334694A JPH07213224A JP H07213224 A JPH07213224 A JP H07213224A JP 1334694 A JP1334694 A JP 1334694A JP 1334694 A JP1334694 A JP 1334694A JP H07213224 A JPH07213224 A JP H07213224A
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則夫 池田
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幸枝 山村
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丈夫 戸祭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】輸送、販売中にきのこが傷まない内容物保護性
がある包装形態で、かつ、きのこの鮮度保持が可能な、
すなわち、異臭の発生、気中菌糸の発生、変色、伸びな
どが生じないガス組成が得られる酸素透過度を有し、さ
らに、廃棄処理が容易なプラスチック容器からなるきの
こ用の鮮度保持包材を提供すること及びそれらを用いた
鮮度保持方法を提供するを目的とする。 【構成】深絞り容器と該容器のフランジ部で熱融着され
るプラスチックフィルムの蓋材とから成る包材であっ
て、蓋材となるプラスチックフィルムがきのこの保存温
度において20,000〜100,000cm3 /m2
・24hr・atmの酸素透過度を有することを特徴と
し、さらには、深絞り容器の形状がきのこの形状と略同
形状であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、きのこ類の鮮度を長期
に保つことが可能な包材に関し、特に、包材のガス透過
度を調整することにより、包装内のガス濃度を調整して
青果物の鮮度保持を図るきのこ用の鮮度保持包材及びそ
の包材を用いた鮮度保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現状のきのこ類の包装形態としては、ポ
リプロピレンやポリエチレンの単層あるいは共押出フィ
ルムの袋包装、発泡ポリスチレンのトレー包装、ネット
包装などが用いられている。しかし、これらの包装方法
はきのこ類の生理特性を考慮せずに使用する包材が決め
られているため、種々の問題が生じている。例えば、エ
ノキなどの袋包装では袋内の酸素濃度の低下により、き
のこが嫌気呼吸を起こし、アルコール臭などの異臭を発
生し、シール不良などで酸素濃度が低下しないとエノキ
では伸びて変形する。また、シメジのトレー包装では、
密封が不完全なために、容器内の酸素濃度が高くなり、
かび様の気中菌糸が発生し、商品価値を低下させる。さ
らに、シイタケなどのネット包装では褐変などの変色や
かさの開き、あるいは水分の蒸散による乾燥が進行す
る。
【0003】これらの問題は水分の蒸散を除き何れも包
装内の酸素濃度が、そのきのこにとって最適な状態でな
いために生じるものである。青果物では、鮮度保持包装
として、包装内のガス組成を青果物に最適な状態に調整
して、青果物の鮮度保持を図る方法がある。これは、青
果物の呼吸量にあわせて選定した酸素透過度の包材で青
果物を包装することにより、包装内のガス組成を調整し
て、青果物の鮮度保持を図るというものである。その時
の酸素透過度は青果物の種類によって異なるが、一般的
には数千〜数万cm3 /m2 ・24hr・atmの酸素
透過度が必要であると言われている。しかし、きのこ類
では現在のところ、そのような鮮度保持包装は行われて
いない。
【0004】また、上記の青果物鮮度保持包材の包装形
態は、今のところすべて袋である。この包材及び包装形
態をきのこ類に応用しても、きのこ類は非常に傷みやす
い商品であるため、現状の包装形態では、輸送中や店頭
で積み重ねて置かれた場合、下の方の商品が重みで傷む
という欠点がある。一方、トレー包装にすれば、そのよ
うな荷重による傷みの問題は解決されるが、きのこが容
器内で動きやすく、傷みの原因となるとともに、消費者
段階での容器の廃棄の際に、容器がかさばり、最近の廃
棄物問題の一因となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上記の問
題点を解決するため、輸送、販売中にきのこが傷まない
内容物保護性がある包装形態で、かつ、きのこの鮮度保
持が可能な、すなわち、異臭の発生、気中菌糸の発生、
変色、伸びなどが生じないガス組成が得られる酸素透過
度を有し、さらに、廃棄処理が容易なプラスチック容器
からなるきのこ用の鮮度保持包材を提供すること及びそ
れらを用いた鮮度保持方法を提供するを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明におけるきのこ用鮮度保持包材は、深絞り容
器と該容器のフランジ部で熱融着されるプラスチックフ
ィルムの蓋材とから成る包材であって、蓋材となるプラ
スチックフィルムがきのこの保存温度において20,0
00〜100,000cm3 /m2 ・24hr・atm
の酸素透過度を有することを特徴とし、さらには、深絞
り容器の形状がきのこの形状と略同形状であることが好
ましい。
【0007】まず、上記深絞り容器の材質としては、深
絞り成形が可能で、かつ、蓋材との熱融着によるシール
(以下、ヒートシール)が可能であれば、どのような材
質でも使用でき、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリ
プロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)などの単体
シートやそれらの多層シートなどが挙げられる。
【0008】きのこは、酸素濃度が低くなり、嫌気呼吸
を起こすとアルコール臭などの異臭を発生し、また、酸
素が多く存在すると褐変などの変色が生じたり、気中菌
糸が発生したり、あるいは伸びて変形する。したがっ
て、きのこの鮮度を保持するためには、容器内の酸素濃
度を嫌気呼吸を起こさない最低の酸素濃度に保持する必
要がある。すなわち、呼吸に必要な酸素は十分に供給さ
れ、しかも、容器内の平衡酸素濃度はおよそ5%以下に
保持する必要がある。そのためには、酸素を十分に供給
できるだけの酸素透過度を有する包材で、きのこを包装
する必要があるが、深絞り包装では、深絞り容器からの
酸素供給はほとんど期待できないため、蓋材から供給す
る必要がある。この場合、袋包装に比較し、酸素供給に
関与する包材の有効面積が著しく小さくなるため、前述
の青果物の鮮度保持の場合に比べ、包材に要求される酸
素透過度は高くなる。すなわち、きのこの鮮度保持のた
めに要求される蓋材の酸素透過度は、きのこの種類や内
容量、容器サイズ、あるいは保存温度によって異なる
が、ほとんどの場合、保存温度での酸素透過度が20,
000〜100,000cm3 /m2 ・24hr・at
mの範囲となる。
【0009】そのような蓋材としては、最内層が深絞り
容器とヒートシール可能な樹脂である2層以上の多層フ
ィルムで、上記酸素透過度を有するフィルム、例えば、
延伸PP(OPP)/低密度PE(LDPE)、OPP
/無延伸PP(CPP)などの汎用フィルムを必要な酸
素透過度を有するように加工したフィルムが使用でき
る。なお、蓋材として使用できるフィルムはこれらに限
定されず、深絞り容器とのヒートシールが可能で、きの
この鮮度保持に必要な上記酸素透過度を有するフィルム
であり、かつ、包装機械適性を有していれば、どのよう
な構成のフィルムでも、例えば単層フィルムでも使用で
きる。すなわち、使用できる蓋材の種類は、深絞り容器
の材質とその蓋材の酸素透過度及び包装機械適性によっ
てのみ限定される。
【0010】蓋材として、上記のような汎用フィルムを
用いる場合、汎用フィルムの酸素透過度は一般に3,0
00cm3 /m2 ・24hr・atm以下であるため、
必要な酸素透過度を有するように加工する必要がある。
その加工手段としては、熱針やレーザーでフィルムを開
孔する方法も可能であるが、孔径が100μm以上と大
きく、酸素透過度が高くなりすぎ制御が困難である。し
たがって、フィルムのどちらか一方の面から孔径数μm
〜数十μmの貫通および未貫通の微細孔を多数形成さ
せ、その孔の数、深さ、大きさを制御することにより必
要な酸素透過度を得る方法が好ましい。その微細孔の形
成方法としては特開平4−2499号や特開平5−38
765号の公報に記載の方法を使用すればよい。すなわ
ち、ロールに微細なダイヤモンドの粒子を設け、そのロ
ールと相対するロールの間にフィルムを通し、微細な孔
を開ける方法である。
【0011】図1に示すように、この方法で開孔された
蓋材1には、ほとんどの場合、貫通孔4と未貫通孔5の
両方が形成され、その比率は酸素透過度によって0〜1
00%の範囲で変動し、酸素透過度が高いほど貫通孔の
比率が高くなる。なお、ここで言う貫通孔とは、完全な
貫通孔4以外に、未貫通孔5のフィルム残存部分6に亀
裂7が入り、フィルムの両面がつながったものも含まれ
る。
【0012】上記の深絞り容器と蓋材を使用してきのこ
類の鮮度保持を行うためには、きのこを深絞り容器に充
填し、容器形状と充填量から決定される、そのきのこに
必要な酸素透過度を有する蓋材でヒートシールにより容
器を完全に密封すればよい。しかし、常温域では、保存
方法にかかわらず、きのこ類はあまり長期に保存するこ
とはできない。したがって、本発明の包材によるきのこ
の鮮度保持に関しても、低温、すなわち15℃以下で保
存、流通を行わないとその効果は顕著に現れない。しか
し、低温すぎると保存庫の温度ばらつきにより部分的に
凍結する恐れがあるため、設定温度は5℃以上であるこ
とが好ましい。
【0013】また、深絞り容器を使用することにより、
輸送時や販売時に容器を重ねても、容器内のきのこに荷
重がかかることがなく、きのこが荷重により傷むことを
防止できる。しかし、輸送中の振動などにより、きのこ
が容器内で移動し、容器の内壁などに衝突して傷むこと
が考えられる。そのため、シメジやエノキのように、一
塊の株になっており、その株の大きさが比較的揃ってい
るきのこ類では、図2に形状を示すエノキの場合の深絞
り容器のように、深絞り容器10の形状を、それらのき
のこと略同形状に成形し、その容器10にきのこを充填
し、蓋材で密封することにより、容器内でのきのこの移
動を防止でき、傷まないようにできる。さらに、深絞り
容器はトレーに比べ容器が柔らかく、容易に押しつぶす
ことができるため、廃棄時にかさばることなく、問題を
生じない。
【0014】
【作用】本発明の包材は、深絞り容器とその容器のフラ
ンジ部で熱融着されるプラスチックフィルムの蓋材から
なり、その蓋材が20,000〜100,000cm3
/m2 ・24hr・atmの酸素透過度を有しているの
で、この包材できのこを包装すると鮮度が保たれると同
時に、深絞り容器であるため、容器を積み重ねても容器
内のきのこが荷重で傷むことがなく、使用後の容器の廃
棄も容易になる。さらに、容器の形状をきのこと略同形
状とすることにより、輸送中の傷みも防止できる。ま
た、保存温度を5℃から15℃の範囲にすることで、効
果が著しいものである。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。 〈実施例1〉本発明の実施例である包材は、図3に示す
ような、厚さ500μmのPPシートを深絞り成形して
得られた上部開口部が180mm×150mm、深さ5
0mmの直方体深絞り容器10と、図1に示すように、
厚さが20μmのOPP層2と厚さが25μmのCPP
層3の2層フィルムにCPP層側から孔径数μm〜数十
μmの微細孔4、5を形成して得た蓋材1から成る。蓋
材フィルムの微細孔は、挟圧ローラーの一方の表面にダ
イヤモンド粒子をコーティングしたローラー間を通過さ
せて形成し、酸素透過度は15℃で80,000cm3
/m2 ・24hr・atmに調整したものである。
【0016】〈実施例2〉本発明の実施例である包材
は、図2に示すような、厚さ350μmのPS/PEシ
ートを深絞り成形して得られた上部開口部が150mm
×80mm、最大深さ60mmのエノキに形状を合わせ
た深絞り容器10と、図1に示すように、各層の厚さが
20μmであるOPP層2とLDPE層3からなる2層
フィルムにLDPE層側から孔径数μm〜数十μmの微
細孔4、5を形成して得た蓋材1から成る。蓋材フィル
ムの微細孔は、挟圧ローラーの一方の表面にダイヤモン
ド粒子をコーティングしたローラー間を通過させて形成
し、酸素透過度は5℃で40,000cm3 /m2 ・2
4hr・atmに調整したものである。
【0017】〈実施例3〉本発明の実施例である包材
は、図4に示すような、厚さ400μmのPS/PEシ
ートを深絞り成形して得られた上部開口部が100mm
×150mm、底面が50mm×80mmで深さ70m
mの断面形状が台形の容器を2個つなぎ合わせた上部開
口部が200mm×150mm深絞り容器10と、図1
に示すように、各層の厚さが20μmであるOPP層3
とLDPE層2からなる2層フィルムにOPP層側から
孔径数μm〜数十μmの微細孔4、5を形成して得た蓋
材1から成る。蓋材フィルムの微細孔は、挟圧ローラー
の一方の表面にダイヤモンド粒子をコーティングしたロ
ーラー間を通過させて形成し、酸素透過度は10℃で6
0,000cm3 /m2 ・24hr・atmに調整した
ものである。
【0018】〈比較例1〉本発明の比較例である包材
は、実施例1と同じ深絞り容器10と実施例1と同じ構
成でCPP層側から孔径数μm〜数十μmの微細孔4、
5を形成して酸素透過度を15℃で10,000および
150,000cm3 /m2 ・24hr・atmに調整
した蓋材1からなる。
【0019】〈比較例2〉本発明の比較例である包材
は、実施例2と同じ深絞り容器10と実施例2と同じ構
成でLDPE層側から孔径数μm〜数十μmの微細孔
4、5を形成して酸素透過度を5℃で10,000およ
び100,000cm3 /m2 ・24hr・atmに調
整した蓋材1からなる。
【0020】〈比較例3〉本発明の比較例である包材
は、実施例3と同じ深絞り容器10と実施例3と同じ構
成でOPP層側から孔径数μm〜数十μmの微細孔4、
5を形成して酸素透過度を10℃で10,000および
120,000cm3 /m2 ・24hr・atmに調整
した蓋材1からなる。
【0021】〈実施例4および比較例4〉実施例1およ
び比較例1の深絞り容器10にシイタケを150g充填
し、それぞれ実施例1および比較例1の蓋材1で密封
し、15℃および20℃で保存し、経時的にシイタケの
状態を観察した。サンプル数は各条件で10個とした。
その保存結果を(表1)に示す。実施例では何れの比較
例よりも鮮度保持日数を長くできた。
【0022】
【表1】
【0023】〈実施例5および比較例5〉実施例2およ
び比較例2の深絞り容器10に150gのエノキ1株を
充填し、それぞれ実施例2および比較例2の蓋材1で密
封し、5℃および20℃で保存し、経時的にエノキケの
状態を観察した。サンプル数は各条件で10個とした。
その保存結果を(表2)に示す。実施例では何れの比較
例よりも鮮度保持日数を長くできた。
【0024】
【表2】
【0025】〈実施例6および比較例6〉実施例3およ
び比較例3の深絞り容器10に150gのシメジ2株を
充填し、それぞれ実施例3および比較例3の蓋材1で密
封し、10℃および20℃で保存し、経時的にシメジの
状態を観察した。サンプル数は各条件で10個とした。
その保存結果を(表3)に示す。実施例では何れの比較
例よりも鮮度保持日数を長くできた。
【0026】
【表3】
【0027】
【発明の効果】本発明における包材は、深絞り容器を用
い、好ましくは容器形状をきのこと略同形状とし、蓋材
には酸素透過度の制御が可能なフィルムを用い、その蓋
材の酸素透過度を内容物であるきのこの鮮度保持に最も
適した透過度にしたことにより、内容物保護性が増し、
輸送時の積み重ね梱包も可能となり、また、きのこに対
する鮮度保持効果も発揮され、さらには、容器の廃棄時
にかさばることもない。また、本発明の鮮度保持方法を
用いれば、包材の鮮度保持効果と低温保存との相乗効果
により、従来以上にきのこの鮮度保持をはかることがで
きる。なお、実施例では蓋材の酸素透過度は保存温度に
おいて40,000〜80,000cm 3 /m2 ・24
hr・atmであるが、実際には蓋材の有効面積、内容
量、保存温度等により20,000〜100,000c
3 /m2 ・24hr・atmの範囲で制御する必要が
あり、例外的に100,000cm3 /m2 ・24hr
・atm以上の酸素透過度を必要とする場合もありえ
る。本発明は、きのこの鮮度保持包材およびその包材を
用いた鮮度保持方法に関するものであるが、ほうれん
草、アスパラガスなどの青果物に対しても、蓋材の酸素
透過度の範囲を変更するだけで応用することができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包材として用いるプラスチックフィル
ムの蓋材の一実施例を示す断面説明図である。
【図2】本発明の包材の一実施例を示すエノキ用鮮度保
持包材の深絞り容器の斜視図である。
【図3】本発明の包材の深絞り容器の一実施例を示す斜
視図である。
【図4】本発明の包材の一実施例を示すシメジ用鮮度保
持包材の深絞り容器の断面説明図である。
【符号の説明】
1…蓋材(多層フィルム) 2…非開孔側樹脂層 3…
開孔側樹脂層 4…貫通孔 5…未貫通孔 6…フィル
ム残存部分 7…亀裂 10…深絞り容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 幸枝 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 戸祭 丈夫 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ部を有する深絞り容器と該容器の
    フランジ部で熱融着されるプラスチックフィルムの蓋材
    とから成る包材において、蓋材となるプラスチックフィ
    ルムが、20,000〜100,000cm3 /m2
    24hr・atmの酸素透過度を有することを特徴とす
    るきのこ用の鮮度保持包材。
  2. 【請求項2】前記蓋材が、最内層を熱融着性の樹脂とす
    る2層以上の多層フィルムで、どちらか一方の面から孔
    径数μm〜数十μmの貫通及び未貫通の微細孔が形成さ
    れているフィルムから成ることを特徴とする請求項1記
    載のきのこ用の鮮度保持包材。
  3. 【請求項3】前記深絞り容器の形状が、内容物であるき
    のこと略同形状であることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のきのこ用の鮮度保持包材。
  4. 【請求項4】きのこ類がシメジまたはエノキであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3記載のきのこ用の鮮
    度保持包材。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項3記載の包材を用いた
    きのこ類の鮮度保持方法。
  6. 【請求項6】きのこ類がシメジまたはエノキであること
    を特徴とする請求項4記載の包材を用いたきのこ類の鮮
    度保持方法。
  7. 【請求項7】流通、保存温度が5℃から15℃の範囲で
    あることを特徴とする請求項5または請求項6記載のき
    のこ類の鮮度保持方法。
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