JPH0721250Y2 - 接着剤の塗布装置 - Google Patents

接着剤の塗布装置

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JPH0721250Y2
JPH0721250Y2 JP405092U JP405092U JPH0721250Y2 JP H0721250 Y2 JPH0721250 Y2 JP H0721250Y2 JP 405092 U JP405092 U JP 405092U JP 405092 U JP405092 U JP 405092U JP H0721250 Y2 JPH0721250 Y2 JP H0721250Y2
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JP
Japan
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adhesive
tank
internal space
nozzle
tube
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JP405092U
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JPH0563670U (ja
Inventor
雅生 畠平
Original Assignee
有限会社三陽工業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は特に空気に触れると反応
して急速に硬化してしまうような接着剤を貼り付け面に
塗布する接着剤の塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】接着剤を貼り付け面に塗布するために従
来では、図5に示すようなロールコーター方式、図6に
示すようなスプレー方式、図7に示すようなビート方式
が知られている。
【0003】そこで先ず、図5に示すようなロールコー
ター方式は、回転軸心が互いに平行で外周面が互いに接
する2本のロール1、2を定位置に備え、この2本のロ
ール1、2上に液状の接着剤3を溜め、前記2本のロー
ル1、2の回転により一方のロール1の外周面に接着剤
3を付着させ、この一方のロール1の外周面に被貼り付
け板4を当接させ乍ら被貼り付け板4を移動させること
により被貼り付け板4に接着剤を塗布するように構成さ
れている。
【0004】次に図6に示すようなスプレー方式は、接
着剤タンク5内の接着剤をエアーの圧送によりスプレー
ノズル6から被貼り付け板7に吹き付けるように構成さ
れている。
【0005】次に図7に示すようなビート方式は、多数
のノズル8aを下向きに備えた接着剤タンク8を定位置
に配設し、この接着剤タンク8の下方に被貼り付け板9
を移動させ乍ら、接着剤タンク8に接着剤を連続供給す
ることにより前記ノズル8aより接着剤10を糸状に吐出
させ、これによって被貼り付け板9に接着剤を塗布する
ように構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の各方式にお
いて、ロールコーター方式は2本のロール1、2上の液
状の接着剤3やロール1、2の表面に付着している接着
剤は常に空気に触れており、作業中はロール1、2の表
面には液状の接着剤が連続して供給されるため問題はな
いが、作業を止めたとき、特にロール1、2の表面に付
着している接着剤が空気に触れると反応して急速に硬化
してしまい、2本のロール1、2同士が互いに固着する
という問題があった。
【0007】また、スプレー方式はスプレーノズル6か
らの接着剤の吹き付けのためにエアーが圧送されてお
り、接着剤タンク5内の接着剤に空気が混ざり合い、吹
き付け作業を止めると接着剤タンク5内の接着剤が急速
に硬化するとともに、接着剤タンク5とスプレーノズル
6を繋ぐパイプの入口側端部で接着剤が急速に硬化し、
さらにはスプレーノズル6の出口部で接着剤が急速に硬
化して、作業の再開時に複数部品の取り換えの必要があ
った。
【0008】さらに、ビート方式は接着剤タンク8に接
着剤を連続供給することにより前記ノズル8aより接着
剤10を糸状に吐出させるようになっているが、作業を止
めるために接着剤タンク8への接着剤の連続供給を停止
したときに、暫くの間ノズル8aの下端より接着剤が垂
れ落ち、接着剤タンク8の上部空間に空気が入り、接着
剤タンク8内に残存する接着剤が空気に触れて硬化する
という問題があり、その硬化範囲が広い場合には接着剤
タンク毎取り替えなければならなかった。また、作業を
止めるために接着剤タンク8への接着剤の連続供給を停
止したときに残圧がかかって、ノズル8aより接着剤が
垂れ落ちる量が多くなるという問題があった。そこで、
ノズル8aからの接着剤の垂れ落ちを防止するために各
ノズル8aの先端部分にそれぞれストップバルブを取り
付けることも考えられるが、ストップバルブの大きさに
よりノズルピッチが決められ、ノズルの本数を多くでき
ないという問題があり、またストップバルブを自動開閉
させるための制御部を設けるとかなり高価な装置になっ
てしまうという問題があった。
【0009】本考案はこのような課題を解決するもの
で、ビート方式において接着剤の垂れ落ちを最少限に抑
え、内部の液状接着剤に対する空気の接触を少くし、作
業の再開をスムーズに行なえ、安価な装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、接着剤タンクの各ノズルより接着剤を糸状
に吐出させて被貼り付け板に接着剤を塗布する接着剤の
塗布装置であって、水平方向に長尺状で上端が逆V字状
の内部空間を備えた接着剤タンクと、前記長尺状の内部
空間の長手方向に沿って適当間隔おきに取り付けられて
内部空間の内部の液状接着剤を取り出すために上端口部
が前記内部空間の上端に位置するように設けられたチュ
ーブと、各チューブの下端に接着剤タンクから下方に突
出するように取り付けられた接着剤吐出用のノズルを備
えてなるものである。
【0011】
【作用】この構成により、ビート方式による接着剤の塗
布装置において、液状接着剤の供給を停止したとき前記
チューブの上端口部から上に存在する接着剤タンク内部
の液状接着剤はチューブの上端口部から入って各ノズル
から垂れ落ちようとするが、接着剤タンクの内部空間の
上端は前述のように逆V字状に尖っており、各ノズルか
ら垂れ落ちる接着剤の量は僅かである。また、このよう
に接着剤の垂れ落ち後、内部空間の上端には空間が存在
し、各ノズルおよび各チューブの内部に下方より空気が
侵入しても、前記接着剤タンクの内部空間に残る液状接
着剤の上端面と触れる空気の量は僅かであり、作業の再
開をスムーズに行なえる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図面に基
づいて説明する。図1〜図4において、11は接着剤タン
クで、その内部空間12は下端の半円弧状部と、その上部
に位置する逆V字状部とを備えて水平方向に長尺状とな
っている。13は前記長尺状の内部空間12の長手方向に沿
って適当間隔おきに取り付けられて内部空間12の内部の
液状接着剤14を取り出すためのチューブで、各チューブ
13の上端口部13aはいわゆるストローの先端のようにカ
ットされて尖っていて前記内部空間12の上端に位置する
ように設けられている。また、チューブ13の下端は接着
剤タンク11の下端に位置し、このチューブ13に接着剤吐
出用のノズル15が接着剤タンク11から下方に突出するよ
うに着脱自在に取り付けられている。
【0013】16は前記接着剤タンク11の長手方向中央部
に位置して前記内部空間12の下部近傍に内部流路17の下
端が連通するバルブ装置で、このバルブ装置16の内部流
路17の上端は図外の接着剤貯蔵部に配管を介して繋って
いる。
【0014】ところで、バルブ装置16の本体18は前記内
部流路17がほぼ上半分に形成され、内部流路17の内部途
中に下窄まり状の弁座部19が形成され、この弁座部19に
対し圧接離脱自在な弁体20が内蔵されている。前記弁体
20は上方からばね21により弁座部19に圧接する方向に付
勢され、ロッド22の上昇により弁体20はばね21の付勢力
に抗して弁座部19から離れる方向に上昇する。ロッド22
は上端が前記弁体20の凹部20aに上下に多少の遊びをも
って嵌入し、下端はバルブ装置本体18の下方に突出し、
ばね23により下向きに付勢されている。24は前記ロッド
22の上下方向中央部に設けられたフランジ部であり、前
記内部流路17の下端を形成しており、このフランジ部24
とバルブ装置本体18の底部との間のロッド22にはシール
用のゴムパッキン25が外嵌して設けられている。このゴ
ムパッキン25の上端はフランジ部24の下面に、下端はバ
ルブ装置本体18の底部上面にそれぞれ液状接着剤の漏れ
が生じないように接着固定されている。26は前記フラン
ジ部24の上方で前記ロッド22に設けられ、前記弁体20の
下面に当接離脱自在な小さなフランジ部である。即ち、
前記弁体20を弁座部19から離れる方向に上昇させるとき
に前記ロッド22の上昇によりフランジ部26は弁体20の下
面に当接して弁体20を持ち上げる。これにより前記前記
内部流路17は開の状態となる(図3参照)。図3に示す
状態から前記ロッド22を下降させるとフランジ部26も下
降して、弁体20は前記ばね21力により下降して前記弁座
部19に圧接し、その状態から前記ロッド22がさらに下降
すると前記ゴムパッキン25は前記フランジ部24とバルブ
装置本体18の底部との間で押圧変形され、前記内部流路
17は閉の状態となる(図4参照)。
【0015】なお、前記ロッド22の昇降動作はロッド22
の下端にカムなどを当接させ、そのカムなどの駆動によ
り行なうことができる。さらに、図において27は前記接
着剤タンク11に液状接着剤14を注入し始めるときに接着
剤タンク11内の空気を抜くためのバルブであり、接着剤
タンク11への液状接着剤14の注入が終るとバルブ27は閉
じられる。
【0016】上記構成において、接着剤タンク11に取り
付けられた接着剤吐出用の多数のノズル15から液状接着
剤14を吐出させて被貼り付け板に塗布するときは、前記
バルブ装置16の内部流路17を開の状態にして、図外の接
着剤貯蔵部からポンプにより接着剤タンク11に液状接着
剤14を供給することにより、接着剤タンク11内部の液状
接着剤14は押されて前記チューブ13に入り、その後各ノ
ズル15から糸状に吐出され、接着剤タンク11の下を移動
する被貼り付け板に接着剤が塗布される。
【0017】1枚の被貼り付け板に対する接着剤の塗布
が終ると、前記バルブ装置16の内部流路17を閉の状態に
することにより図外の接着剤貯蔵部からの接着剤タンク
11への液状接着剤14の供給が停止される。このように液
状接着剤14の供給を停止したとき前記チューブ13の上端
口部13aから上に存在する接着剤タンク11内部の液状接
着剤はチューブ13の上端口部13aから入って各ノズル15
から垂れ落ちるが、接着剤タンク11の内部空間12の上端
は前述のように逆V字状に尖っており、各ノズル15から
垂れ落ちる接着剤の量は僅かである。また、このように
接着剤の垂れ落ち後、内部空間12の上端には空間が存在
し、各ノズル15および各チューブ13の内部に下方より空
気が侵入しても、前記接着剤タンク11の内部空間12に残
る液状接着剤14の上端面と触れる空気の量は僅かであ
り、作業の再開をスムーズに行なえる。
【0018】また、前記バルブ装置16の内部流路17を閉
の状態にして図外の接着剤貯蔵部からの接着剤タンク11
への液状接着剤14の供給を停止したとき、接着剤タンク
11の内部空間12には前記ポンプによる残圧が作用して、
前記弁座部19より下方の内部流路17に存在する接着剤が
接着剤タンク11の内部空間12側に押されようとするが、
前記バルブ装置16は弁体20がばね21の力により下降して
弁座部19に圧接し、その状態からロッド22がさらに下降
すると前記ゴムパッキン25は前記フランジ部24とバルブ
装置本体16の底部との間で押圧変形され、前記弁体20が
下降して弁座部19に圧接したし瞬間より前記弁座部19と
弁体20との圧接部下側の内部流路17内の空間が大きくな
り、接着剤タンク11の内部空間12の内圧を引き込むこと
になる。その結果、接着剤タンク11には前記ポンプによ
る残圧が作用せず、逆に接着剤タンク11の内部空間12の
内圧が引き込まれて前記各ノズル15から液状接着剤が垂
れ落ちるのを抑えることができる。
【0019】さらに、前記ゴムパッキン25の上端がフラ
ンジ部24の下面に、下端がバルブ装置本体18の底部上面
にそれぞれ液状接着剤の漏れが生じないように接着固定
されているので、バルブ装置本体18の底部におけるロッ
ド22の下端貫通部からの液状接着剤の漏れが生じること
なく、空気による影響を受けることがない。
【0020】ところで、前記チューブ13の上端口部13a
はいわゆるストローの先端のようにカットされて尖って
いるので、チューブ13に液状接着剤が流入するときの流
入口面積が大きくなり、空気との接触により一部接着剤
が硬化してもチューブ13への接着剤の流入を妨げないよ
うになっている。なお、チューブ13の上端口部13aの形
状は図面に示すような楕円形に限定されるものではな
い。
【0021】また、前記接着剤タンク11の内部空間12の
上端は逆V字状に尖っているので、接着剤タンク11に圧
送されてきた接着剤を集中してチューブ13の上端の流入
口に供給することができる。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ビート方
式による接着剤の塗布装置において、液状接着剤の供給
を停止したとき前記チューブの上端口部から上に存在す
る接着剤タンク内部の液状接着剤はチューブの上端口部
から入って各ノズルから垂れ落ちようとするが、接着剤
タンクの内部空間の上端は前述のように逆V字状に尖っ
ており、各ノズルから垂れ落ちる接着剤の量は僅かであ
る。また、このように接着剤の垂れ落ち後、内部空間の
上端には空間が存在し、各ノズルおよび各チューブの内
部に下方より空気が侵入しても、前記接着剤タンクの内
部空間に残る液状接着剤の上端面と触れる空気の量は僅
かであり、作業の再開をスムーズに行なえる。さらに、
各ノズルにそれぞれストップバルブを取り付ける必要も
なく、ノズルピッチを小さくしてノズルの本数を多くで
き、安価な装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における接着剤の塗布装置の
正面図である。
【図2】同底面図である。
【図3】同側断面図である。
【図4】同接着剤の塗布装置に設けたバルブ装置の正面
断面図である。
【図5】従来のロールコーター方式による接着剤の塗布
装置の説明図である。
【図6】従来のスプレー方式による接着剤の塗布装置の
説明図である。
【図7】従来のビート方式による接着剤の塗布装置の説
明図である。
【符号の説明】
11 接着剤タンク 12 内部空間 13 チューブ 13a 上端口部 14 液状接着剤 15 ノズル 16 バルブ装置 17 内部流路 18 バルブ装置本体 19 弁座部 20 弁体 21 ばね 22 ロッド 23 ばね 24 フランジ部 25 ゴムパッキン 26 フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤タンクの各ノズルより接着剤を糸
    状に吐出させて被貼り付け板に接着剤を塗布する接着剤
    の塗布装置であって、水平方向に長尺状で上端が逆V字
    状の内部空間を備えた接着剤タンクと、前記長尺状の内
    部空間の長手方向に沿って適当間隔おきに取り付けられ
    て内部空間の内部の液状接着剤を取り出すために上端口
    部が前記内部空間の上端に位置するように設けられたチ
    ューブと、各チューブの下端に接着剤タンクから下方に
    突出するように取り付けられた接着剤吐出用のノズルを
    備えてなる接着剤の塗布装置。
JP405092U 1992-02-06 1992-02-06 接着剤の塗布装置 Expired - Lifetime JPH0721250Y2 (ja)

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JP405092U JPH0721250Y2 (ja) 1992-02-06 1992-02-06 接着剤の塗布装置

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JPH0563670U JPH0563670U (ja) 1993-08-24
JPH0721250Y2 true JPH0721250Y2 (ja) 1995-05-17

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ID=11574080

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JP405092U Expired - Lifetime JPH0721250Y2 (ja) 1992-02-06 1992-02-06 接着剤の塗布装置

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