JPH039817Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH039817Y2
JPH039817Y2 JP1982185437U JP18543782U JPH039817Y2 JP H039817 Y2 JPH039817 Y2 JP H039817Y2 JP 1982185437 U JP1982185437 U JP 1982185437U JP 18543782 U JP18543782 U JP 18543782U JP H039817 Y2 JPH039817 Y2 JP H039817Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease
cylindrical hole
supply body
grease supply
seal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982185437U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5993679U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982185437U priority Critical patent/JPS5993679U/ja
Publication of JPS5993679U publication Critical patent/JPS5993679U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH039817Y2 publication Critical patent/JPH039817Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばベアリングキヤツプあるいは
ベアリング等の有底または無底の円筒状穴を持つ
た被加工物の、その円筒穴の内面にグリスを一様
に塗布するための装置に関するものである。
上記被加工物の円筒穴の内面にグリスを手で塗
布すると、塗布量・塗布膜厚が不均一で、異物の
混合も生じやすく、作業効率も悪くて量産に支障
があつた。
そこで、上記のグリス塗布を自動化したものと
して、被加工物の円筒穴の中にグリス塗布ノズル
を上下駆動機構によつて下降挿入し、そのグリス
塗布ノズルの先端部が被加工物の円筒穴の内底面
に近接したところでグリスを吐出させて、円筒穴
の内面にグリスを付着させるようにした装置が使
用されている。
ところが、上記機械化された従来のグリス塗布
装置は、作業能率がよく量産性に優れているが、
被加工物の円筒穴の内周面と、その穴の中に挿入
されたグリス塗布ノズルとの間の間隙が開放して
いる状態でグリスを注入するから、その注入量を
計量したとしても、注入圧力の微妙な変動によつ
て間隙に対する充填に過不足を生ずることがあ
る。
グリスの充填が多過ぎた場合は、そのはみ出し
たグリスの拭き取りに手間を要し、また、不足し
た場合は、例えば一つ一つ手作業でグリスを追加
するが、グリスの膜厚が不均一になる虞がある。
本考案は、上記の問題点を解決することを目的
に提案されたグリス塗布装置であつて、図面に示
した実施例について構成を説明する。なお、第1
図は2個の被加工物に同時にグリスを塗布する2
連式のものを例示するが、2個以上の多連式、ま
た1個の単式の場合もある。
図において1は機台、2はその機台1上に設け
た被加工物支持台で、第1図、第2図は、有底円
筒穴Hを持つた、すなわちキヤツプ形の被加工物
Wを、その上部外側のフランジWaを受けて円筒
穴Hが上下に向くように吊り下げた状態に、第3
図は、無底円筒穴H1を持つた円筒体の被加工物
W1を、同じくその円筒穴H1を上下に向けて被
加工物支持台21に据えた状態に載置している。
3は機台1の上に設けた略門形の機枠で、その
機枠3に上下駆動用の油圧機構4を搭載してい
る。そして上下駆動機構4のピストンロツド5の
下端に一体に設けた板5aの下面にグリス供給体
6が取り付けられている。
上記グリス供給体6は、被加工物Wの有底筒穴
H、または被加工物W1の無底円筒穴H1の内面
に塗布すべきグリス膜厚G分だけ細目に、それら
の穴H,H1と相似形に形成されている。
グリス供給体6の上部に、被加工物の有底円筒
穴H・無底円筒穴H1の上縁に接して、それらの
穴に対するグリス供給体6の挿入深さ位置を決め
ると同時に、円筒穴H・H1を塞ぐシール部材6
aが一体に設けられている。そのシール部材6a
は金属または硬質のゴム・プラスチツク等の材料
で構成されている。
上記シール部材6aが円筒穴H・H1の縁に接
してそれらの穴を塞いだ状態において、円筒穴
H・H1の内周面とグリス供給体6の間の間隙G
を外部に通じさせる空気抜き路12がシール部材
6aに形成されている。その空気抜き路12は、
円筒穴Hの縁に対する圧着面に複数本の放射方向
溝として設けているグリス供給体6の下面にはグ
リス流出孔7が開いており、グリス流出孔7は、
第2図に示す被加工物Wの円筒穴Hが有底の場合
はグリス供給体6の中心位置に、また、第3図に
示す被加工物W1の円筒穴H1が無底の場合は該
円筒穴H1の下端に向けて複数箇所設けている。
上記グリス供給体6およびシール部材6aの内
部に、グリス供給体6の先端部の上記グリス流出
孔7に通ずるグリス供給路8が設けられている。
そのグリス供給路8には、管10を介して計量弁
11およびグリスポンプ9が接続されている。
また、グリス供給体6およびシール部材6aの
内部に、一端がグリス供給体6の周面に、他端が
シール部材6aの周面に開口したグリス逃がし路
13が設けられている。このグリス逃がし路13
の径は空気抜き路12の径より大きい。
被加工物Wを支持台2に(第3図例は被加工物
W1を支持台21に)支持させると、被加工物の
円筒穴H(H1)が上下方向に向く。
上下駆動機構4によりグリス供給体6を下降さ
せて、グリス供給体6を被加工物Wの円筒穴Hに
シール部材6aの下面が穴縁に接するまで挿入す
ると、円筒穴Hの内周面とグリス供給体6との間
に、設定された間隙Gが形成される。
グリスポンプ9からグリス供給体6にグリスを
送り込むと、グリス供給体6の先端部中央のグリ
ス流出孔7から間隙Gに注入される。
間隙Gに注入されたグリスは、間隙G内の空気
を円筒穴Hの上端から空気抜き溝12を経て排出
させながら間隙G内に広がり、計量弁11で設定
された量(必要充填量より若干多め)注入される
と、グリスは間隙G内に隈なく充填される。すな
わち円筒穴Hの内面全面にグリスが塗布された状
態となる。余分の注入グリスは、グリス逃がし路
13から外に出る。このはみ出したグリスは適宜
抜き取る。
次いで上下駆動機構4を逆に作動させてグリス
供給体6を上昇させ、被加工物Wの円筒穴Hから
抜くことにより作業の1サイクルを終了する。
第3図の実施例についてもその作用は同じであ
る。
本考案のグリス塗布装置は上記のように、内面
が円筒穴である被加工物を、その円筒穴を上下方
向に向けて支持する台と、上下駆動機構によつて
下降したとき、上記円筒穴の中に所定の間隙を置
いて挿入されるその円筒穴と相似のグリス供給体
と、上記円筒穴の縁に接して円筒穴に対するグリ
ス供給体の挿入深さ位置を決めると同時に円筒穴
を塞ぐグリス供給体と一体のシール部材と、シー
ル部材によつて円筒穴が塞がれたとき、円筒穴内
周面とグリス供給体の間の間隙を外部に通じさせ
る、シール部材の円筒穴の縁に対する圧着面に形
成した空気抜き路と、グリス供給体の先端部のグ
リス流出孔に通ずるグリス供給体内およびシール
部材内のグリス供給路と、そのグリス供給路に連
通させたグリスポンプと、一端はグリス供給体の
周面に、他端はシール部材の周面に開口するグリ
ス供給体内およびシール部材内のグリス逃がし路
とによつて構成したから、シール部材で円筒穴内
周面とグリス供給体の間の間隙の上面開口を塞い
だ状態でグリスの注入が行われる。従つてグリス
ポンプの圧力に多少の変動があつても、円筒穴内
周面とグリス供給体の間の間隙に対するグリスの
充填に過不足を生ずることがなくて、被加工物の
円筒穴の内周面に膜厚の均一なグリス塗布を行う
ことができる。
またそのグリス塗布の際、異物が混入する虞が
ない。そして実施例のように、容易に多連構成と
することが可能であり、その一連の作業工程をシ
ーケンス制御するように構成すると、均一なグリ
ス塗布作業が能率的且つ量産的に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグリス塗布装置の正面
図、第2図はグリス供給体およびシール部材の拡
大縦断正面図、第3図は他の実施例におけるグリ
ス供給体およびシール部材の拡大縦断正面図。 W・W1……被加工物、H……有底円筒穴、H
1……無底円筒穴、G……間隙、1……機台、2
……被加工物支持台、3……機枠、4……上下駆
動機構、5……ピストンロツド、6……グリス供
給体、7……グリス流出孔、8……グリス供給
路、9……グリスポンプ、12……空気抜き路、
13……グリス逃がし路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内面が円筒穴Hである被加工物Wを、その円筒
    穴Hを上下方向に向けて支持する被加工物支持台
    2、 上下駆動機構4によつて下降したとき、上記円
    筒穴Hの中に所定の間隙Gを置いて挿入される、
    その円筒穴Hと相似のグリス供給体6、 上記円筒穴Hの縁に接して円筒穴Hに対するグ
    リス供給体6の挿入深さ位置を決めると同時に円
    筒穴Hを塞ぐ、グリス供給体6と一体のシール部
    材6a、 シール部材6aによつて円筒穴Hが塞がれたと
    き、円筒穴Hの内周面とグリス供給体6の間の間
    隙Gを外部に通じさせる、シール部材6aの円筒
    穴Hの縁に対する圧着面に形成した空気抜き路1
    2、 グリス供給体6の先端部のグリス流出孔7に通
    じるグリス供給体6内およびシール部材6a内の
    グリス供給路8、 そのグリス供給路8に連通させたグリスポンプ
    9、 一端はグリス供給体6の周面に、他端はシール
    部材6aの周面に開口するグリス供給体6内およ
    びシール部材6a内のグリス逃がし路13 から成るグリス塗布装置。
JP1982185437U 1982-12-08 1982-12-08 グリス塗布装置 Granted JPS5993679U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982185437U JPS5993679U (ja) 1982-12-08 1982-12-08 グリス塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982185437U JPS5993679U (ja) 1982-12-08 1982-12-08 グリス塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5993679U JPS5993679U (ja) 1984-06-25
JPH039817Y2 true JPH039817Y2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=30400803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982185437U Granted JPS5993679U (ja) 1982-12-08 1982-12-08 グリス塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5993679U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993679U (ja) * 1982-12-08 1984-06-25 本田技研工業株式会社 グリス塗布装置
JP2003001189A (ja) * 2001-06-26 2003-01-07 Matsushita Electric Works Ltd グリスの精密微量塗布方法と塗布確認方法
KR102191724B1 (ko) * 2018-03-28 2020-12-16 가부시키가이샤 에나테크 도포 장치 및 도포 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993679U (ja) * 1982-12-08 1984-06-25 本田技研工業株式会社 グリス塗布装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5993679U (ja) 1984-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4951848A (en) Viscous material dispenser with vented delivery piston
JPH0125666Y2 (ja)
US4410108A (en) Pressure-actuated valve for use with positive displacement filling machine
US4899516A (en) Sealing device for two-piece capsules
US4690667A (en) Method for producing a packaging container having a pressure relief valve
JPS593141B2 (ja) パッキン付瓶蓋の製造装置
JPH039817Y2 (ja)
US2868420A (en) Apparatus for melting and dispensing thermoplastic adhesive
US3748049A (en) Liquid applicator device
US4070885A (en) Apparatus for simultaneously deforming and coating
US2599456A (en) Greasing apparatus
US4039704A (en) Method for applying a sealant to can ends
JPS5939448A (ja) 中子の塗型装置
JPS6017243Y2 (ja) シ−ル剤等の塗布装置
JPS6128384B2 (ja)
JPS6343049Y2 (ja)
US4094343A (en) Sliding cover for duplicating fluid receptacles
CN212856431U (zh) 一种全景智能视觉点胶机
CN215542422U (zh) 一种胶嘴及安装有该胶嘴的胶枪
JPS6349371U (ja)
US1191939A (en) Punching-machine.
JP2000176355A (ja) 塗布用キャップ
JP4433460B2 (ja) 粘性液体の塗布ノズル
JPH0721250Y2 (ja) 接着剤の塗布装置
JP3006952U (ja) 液体糊容器