JPH07212024A - 電子部品の半田付け方法 - Google Patents

電子部品の半田付け方法

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JPH07212024A
JPH07212024A JP2329394A JP2329394A JPH07212024A JP H07212024 A JPH07212024 A JP H07212024A JP 2329394 A JP2329394 A JP 2329394A JP 2329394 A JP2329394 A JP 2329394A JP H07212024 A JPH07212024 A JP H07212024A
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solder
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祐美子 飯島
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    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の端子部,半田付けパット並びにペ
ースト半田の形状乃至は位置関係から半田付け条件を設
定し、半田ボールやチップ立ちの発生を確実に防ぎ、セ
ルフアライメント効果も発揮でき、無洗浄化も期待でき
る。 【構成】 端子部2,3の両側間隔W1 よりも半田付け
パット4,5のパット幅W2 を狭幅にし、更に、ペース
ト半田6,7の横幅W3 を半田付けパット4,5のパッ
ト幅W2 よりも狭幅にし、ペースト半田6,7には端子
部2,3の外端辺2c,3cを底辺とし、且つ、頂点O
1 を端子部2,3の内端辺2d,3dより底面内に位置
する三角形部分6b,7bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、チップタイプの電子部品や複数
本のリード端子を有する半導体素子の如き電子部品をプ
リント基板の配線パターンに半田付け固定するのに適用
する電子部品の半田付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上述した電子部品をプリント基
板に装着するにはペースト半田を配線パターンの各半田
付けパットにスクリーン印刷した後、各端子部をペース
ト半田のフラックスで粘着させて仮止めした状態でリフ
ローし、ペースト半田を溶融固化することにより、各端
子部を半田付けパットに半田付け固定することが行なわ
れている。この半田付け固定に伴っては半田ボールやチ
ップ立ち等の発生を防ぎ、半田付けパットとの位置がず
れている電子部品を溶融半田の表面張力によるセルフア
ライメント効果で位置修正することが望まれる。
【0003】従来、チップ部品の半田付け方法として
は、図5で示すようにチップ部品20の両側間幅A1
対して配線パターン21のパターン幅A2 を狭幅に形成
し、端子部20aの内端辺を底辺とし且つ頂点を当該端
子部20aの外端辺より外側に食み出させて、配線パタ
ーン21の面積内に位置する三角形状の半田付けパット
21aを形成し、ペースト半田を半田付けパット21a
に付着することにより、チップ部品20の各端子部20
aを配線パターン21の半田付けパット21aに半田付
け固定することが提案されている(特開昭63−263
796号)。
【0004】このチップ部品の半田付け方法は、チップ
部品の両端子部においてクリーム半田が溶融した時の表
面張力が異なることによるチップ立ちを防ぐもので、ペ
ースト半田を各端子部20aの内端辺から遠ざかる方向
で狭幅となる三角形状の半田付けパット21aに付着す
ることにより、チップ部品20を溶融半田の表面張力で
水平方向に引き寄せる力よりもペースト半田のフラック
スによる粘着力で強く接着保持するよう提案されてい
る。
【0005】然し、このチップ部品の半田付け方法は配
線パターンの幅乃至は形状からチップ立ち防止のみに着
眼されている。即ち、半田付けパット21aが各端子部
20aの内端辺を底辺とする広幅に形成されているた
め、主として溶融半田の表面張力による水平方向の引寄
せ力で発揮するセルフアライメント効果を期待すること
ができない。また、半田付けパット21aに付着するペ
ースト半田については考慮されていないため、仮に、ペ
ースト半田を半田付けパット21aの全面に印刷する
と、その印刷時或いはチップ部品の端子部をペースト半
田に圧着させてフラックスで仮止め粘着するときにペー
スト半田がダレ落ちる虞れがある。このペースト半田は
半田付けパット21aから大きく食み出て半田ボールの
発生、特に半田付けパット21aの広幅な底辺側からプ
リント基板と部品本体との間に発生するキャピラリーボ
ールとなることが懸念される。
【0006】これに対し、半田ボールの発生を防止する
べく、図5で示すようにチップ部品30の端子部30a
を半田付け固定する配線パターン31の半田付けパット
31aにおいて、当該端子部30aと接するパット幅B
1 を端子部30aの両側間幅B2 よりも狭く形成するこ
とが提案されている。その半田付けパット31aの一例
として、底辺を端子部30aの外端辺より外側に位置
し、且つ、頂点を端子部30aの内端辺よりも部品本体
の底面側に位置する三角形状のものが例示されている
(特開平2−271593号)。
【0007】このチップ部品の半田付け方法では、各端
子部30aと接する半田付けパット21aのパット幅B
1 が各端子部30aの両側間幅B2 よりも狭く形成され
ているから、ペースト半田の半田粒を伴うフラックス流
れが各端子部30aの両側辺に接するようには発生しな
い。そのため、少なくとも半田粒を伴うフラックス流れ
が部品本体の側辺に沿って半田付けパット31aから食
み出ることによる半田ボール,即ち、サイドボールとし
て発生するのは避けられる。然し、この半田付け方法に
おいても上述したと同様にペースト半田を条件に含めて
考察されていない。その半田付けパット31aに対して
ペースト半田を全面に付着形成すると、この半田付けパ
ット21aは頂点が部品本体の底面側に大きく突出位置
する三角形状に形成されているから、上述した場合と同
様にキャピラリーボールの発生は避けられない。
【0008】その半田付けパット31aは、各端子部3
0aと接するパット幅B1 が端子部30aの両側間幅B
2 よりも狭く形成されていても、パット幅B1 が端子部
30aの各側辺部分と多少接しない程度の狭さに形成さ
れているのにすぎない。従って、ペースト半田も端子部
30aの底面と若干部分を除いて略全面に接することに
なり、主として端子部30aの底面と接するペースト半
田量が多いことにより生ずるチップ立ちも懸念される。
また、このペースト半田が半田付けパット31aの略中
間部相当位置で端子部30aの略全面に接することか
ら、溶融半田の表面張力によるセルフアライメント効果
も期待できない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、半田付けパ
ットのみならずペースト半田も半田付け条件に含めて考
察し、半田付け後の無洗浄化を図るべくサイドボール,
キャピラリーボールを含む全ての半田ボールが発生する
のを防ぎ、また、チップ立ち等を防ぐことから電子部品
の端子部と接するペースト半田量を少なくし、セルフア
ライメント効果も十分に期待できる電子部品の半田付け
方法を提供することを目的とする。
【0010】特に、本発明は長さ1mm,幅0.5mm程度
の極小なチップ部品でも理想的な半田付け固定を行え、
また、ピッチ間隔が狭くて多数のリード端子を有する半
導体素子にも有効なセルフアライメント効果を発揮でき
る電子部品の半田付け方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電子部品の半田付け方法においては、配線パターンの半
田付けパットに付着形成したペースト半田で、電子部品
の各端子部を各半田付けパットに半田付け固定するの
に、 a.半田付けパットは、パット幅を端子部の両側間幅よ
りも狭幅に形成し、 b.ペースト半田は、半田付けパットの各縁辺と間隔を
隔て半田付けパットの面積内に位置し、当該半田付けパ
ットの面積内において端子部の外端辺より外側に位置す
る食み出し部分と、端子部の外端辺を底辺とし且つ頂点
を端子部の内端辺より底面内に位置する小面積の三角形
部分とから形成し、 c.各半田付けパット並びにペースト半田は夫々均等の
同一形状に形成し、端子部の外端辺より外側に位置する
ペースト半田の食み出し部分と、端子部の底面内に位置
する小面積の三角形部分とで、電子部品の各端子部を配
線パターンの各半田付けパットに半田付け固定するよう
にされている。
【0012】本発明の請求項2に係る電子部品の半田付
け方法においては、ペースト半田の三角形部分として頂
点が半田付けパットの幅方向中央に位置する二等辺三角
形に形成するようにされている。
【0013】本発明の請求項3に係る電子部品の半田付
け方法においては、端子部の内端辺より部品本体の底面
側に位置する食み出し部分を半田付けパットに形成する
ようにされている。
【0014】本発明の請求項4に係る電子部品の半田付
け方法においては、半田付けパットの食み出し部分とし
て端子部の内端辺を底辺とし且つ頂点をペースト半田の
三角形部分と直線上に位置する二等辺三角形に形成する
ようにされている。
【0015】本発明の請求項5に係る電子部品の半田付
け方法においては、半田付けパットの食み出し部分とし
て相対位置する食み出し部分の頂点と間隔を隔てる頂点
角の大きな二等辺三角形に形成するようにされている。
【0016】
【作用】本発明の請求項1に係る電子部品の半田付け方
法では、 a.半田付けパットはパット幅を端子部の両側間幅より
も狭幅に形成し、ペースト半田は半田付けパットの各縁
辺と間隔を隔て半田付けパットの面積内に位置するよう
形成するから、ペースト半田が印刷時や電子部品の仮止
め時等にダレ落ちても半田付けパットの各縁辺との間隔
内で留められ、また、半田粒数個分が半田付けパットの
縁辺から外に食み出し位置しても、ペースト半田の溶融
固化時の凝集力で半田付けパットの面積内に引き戻せる
ことにより半田ボールが発生しない。 b.ペースト半田は、半田付けパットの面積内で端子部
の外端辺より外側に位置する食み出し部分とし、端子部
の外端辺を底辺とし且つ頂点を端子部の内端辺より底面
内に位置する小面積の三角形部分とから形成し、これら
がフィレットとして端子部に溶融固化することにより電
子部品を強固に半田付け固定することができる。 c.そのペースト半田の食み出し部分は端子部の両側間
幅よりも狭幅なものであると共に、半田付けパットのパ
ット幅よりも狭幅なものであるため、端子部の外端辺と
パット面との間を固着するフィレットとして完全に溶融
固化することにより半田ボールが生ずることはない。 d.ペースト半田の三角形部分は小面積なものでも、電
子部品を強固に仮止めできるフラックスの粘着力を十分
に有する。それが小面積なものであることから端子部の
底面と接するペースト半田量を少なく、また、電子部品
の仮止め時に位置ズレが生じても両側の端子部間でペー
スト半田との接触面積の差も少なくでき、チップ立ちを
発生させる溶融半田の表面張力に差異が生ずるのを抑え
られる。これに加えて、三角形部分が小面積なものでも
二辺が端子部の底面と接する距離の長い斜辺であるた
め、タッキング力を大きくできるから端子部の底面を半
田付けパットに強固に固着できる。また、その三角形部
分は頂点を端子部の内端辺側で底面内に位置することか
ら、この頂点を起点にして当該部分が溶融固化するとき
の凝集力が半田付けパットの幅方向中央に集中すること
によりセルフアライメント効果を発揮できる。更には、
半田粒を伴うフラックス流れが頂点側から部品本体の底
面方向に流れ出すことも防げるからキャピラリーボール
も生ずることがない。 e.各半田付けパット並びにペースト半田は夫々均等の
同一形状に形成し、電子部品の各端子部を半田ペースト
の食み出し部分と三角形部分とで半田付けパットに半田
付け固定することにより、電子部品を全体的にバランス
よく半田付けすることができる。
【0017】本発明の請求項2に係る電子部品の半田付
け方法では、ペースト半田の三角形部分として頂点を半
田付けパットの幅方向中央に位置する二等辺三角形に形
成するから、端子部の底面と接する距離を確実に長く取
れ、上述したタッキング力をより大きくでき、また、セ
ルフアライメント効果も効果的に発揮することができ
る。
【0018】本発明の請求項3に係る電子部品の半田付
け方法では、端子部の内端辺より部品本体の底面側に位
置する食み出し部分を半田付けパットに形成するから、
偶々、ペースト半田の三角形部分による半田粒を伴うフ
ラックス流れが端子部の内端辺より外側に流れ出して
も、部品本体の底面側まで流れ出すのを当該半田付けパ
ットの食み出し部分で抑えることができる。
【0019】本発明の請求項4に係る電子部品の半田付
け方法では、半田付けパットの食み出し部分として端子
部の内端辺を底辺とし且つ頂点をペースト半田の三角形
部分と直線上に位置する二等辺三角形に形成するため、
ペースト半田の三角形部分による半田粒を伴うフラック
ス流れが流れ出したとき、その溶融固化の凝集力をセル
フアライメント効果に利用することができる。
【0020】本発明の請求項5に係る電子部品の半田付
け方法では、半田付けパットに食み出し部分を設けて
も、頂点角の大きな二等辺三角形に形成するから、相対
位置する半田付けパットの食み出し部分において両者の
間隔を大きく保つよう形成することができる。
【0021】
【実施例】以下、図1〜4を参照して説明すれば、図1
〜3は部品本体1の両側部に外部端子2,3を備えたチ
ップ部品Cを配線パターンPの半田付けパット4,5に
ペースト半田6,7で半田付け固定する場合を示す。図
4は部品本体10の側辺部に複数本のリード端子11…
を備えたSOP,QFP等の半導体素子Eを半田付け固
定する場合を示し、同図中、半導体素子Eを除く各部は
図1〜3と共通の符号で示されている。なお、図1,2
並びに図4はペースト半田6,7を溶融固化する前の状
態において各部の相対的な位置乃至は形状関係を示して
いる。また、半導体素子は1本のリード端子11に相当
する部品本体10のみを示す。
【0022】以下、チップ部品Cを半田付け固定する場
合を中心に説明するが、その半田付け条件は半導体部品
Eをリード端子11…で半田付け固定する場合にも共通
する。茲で、電子部品とはチップ部品,複数本のリード
端子を有する半導体素子を含み、端子部とはチップ部品
の外部端子,半導体素子のリード端子を含む。
【0023】図1,2を参照して、配線パターンPはC
u等の導電性金属材料で回路基板の板面に印刷形成され
ている。半田付けパット4,5は配線パターンPの回路
中において、チップ部品Cの外部端子2,3と相応する
間隔を隔て相対位置する。その半田付けパット4,5と
連続する配線パターンPの回路部分はソルダーレジスト
の被膜で被膜され、半田付けパット4,5は回路基板の
板面上に露出位置されている。この半田付けパット4,
5は外部端子2,3の両側辺2a,2b、3a,3bに
亘る幅W1 よりも狭幅なパット幅W2 に形成されてい
る。
【0024】一般に、ペースト半田6,7としては沸点
183℃程度の共晶半田が用いられている。その共晶半
田には半田粒以外に、沸点150℃,180℃,240
℃程度と段階的に溶融温度が異なる数種の溶剤と、90
℃程度で流動化する松ヤニ等がフラックス成分として含
まれている。この共晶半田は150℃で2分程度の予熱
タイム、230℃で10秒程度のピークタイム、更に、
210℃で数10秒のキープタイムを経て溶融固定する
よう通常設定されている。その共晶半田は、ペースト状
のものをスクリーン印刷することにより、所定の形状,
位置を保つよう半田付けパット4,5のパット面上に付
着される。
【0025】半田付けパット4,5の面上において、ペ
ースト半田6,7は半田付けパット4,5の各縁辺4
a,4b…、5a,5b…と間隔G1 を隔て半田付けパ
ット4,5の面積内に位置するよう付着されている。こ
の間隔G1 を隔てることから、ペースト半田6,7は半
田付けパット4,5の幅方向において外部端子2,3の
両側幅W1 よりも狭く、また、パット幅W2 よりも狭い
幅W3 に形成されている。その間隔G1 は、後述するよ
うなペースト半田のダレ落ち等に伴う半田粒の複数個分
を受け取れる面積を保つよう設定すればよい。
【0026】また、ペースト半田6,7は半田付けパッ
ト4,5の面積内で外部端子2,3の外端辺2c,3c
より外側に位置する食み出し部分6a,7aと、外部端
子2,3の外端辺2c,3cを底辺とし且つ頂点O1
端子部2,3の内端辺2d,3dより底面内に位置する
小面積の三角形部分6b,7bとから形成されている。
そのうち、食み出し部分6a,7aは端子部2,3の外
端辺2c,3cと半田付けパット4,5のパット面を固
着するフィレットを形成し、三角形部分6b,7bは外
部端子2,3の底面と半田付けパット4,5の相対面間
を接合するフィレットを形成する。三角形部分6b,7
bは頂点O1 が外部端子2,3の内端辺2d,3dより
も底面内に位置することから、両者間には間隔G2 が保
たれている。その間隔G2 は、例えば半田付けパット
4,5のパット幅が500μであれば約10%程度の5
0μに設定すればよい。なお、このペースト半田6,7
においては食み出し部分6a,7aと三角形部分6b,
7bとを面積比で略同程度に形成するとよい。
【0027】チップ部品Cは、上述した如くペースト半
田6,7を半田付けパット4,5のパット面上にスクリ
ーン印刷した後、外部端子2,3をペースト半田6,7
の三角形部分6b,7bに圧着させて回路基板に仮止め
固定する。そのペースト半田6,7の印刷時或いはチッ
プ部品の仮止め時に、ペースト半田6,7が所定の面積
外にダレ落ちまたは食み出すことがあっても、半田付け
パット4,5との間隔G1 内で留められる。
【0028】また、図3で示すように半田粒数個分が半
田付けパット4,5の縁辺から外に食み出し位置して
も、ペースト半田6,7の溶融固化時の凝集力で半田付
けパット4,5の面積内に引き戻せることにより半田ボ
ールの発生誘因となるのを防げる。チップ部品を仮止め
する三角形部分6b,7bは小面積なものでも、フラッ
クスによる粘着力を十分に発揮できるため、チップ部品
は確実に仮止め固定することができる。
【0029】このチップ部品の仮止め後、回路基板をリ
フロー工程に送り込んでペースト半田6,7に熱処理を
加える。このペースト半田6,7には共晶半田で説明し
た如く、当初は予熱処理が施される。その予熱処理に伴
っては、まず、松ヤニが流動化することによりフラック
ス流れが生ずる。このフラックス流れは金属材料である
外部端子2,3と半田付けパット4,5のパット面に集
中し、リフローのピークタイム中にはペースト半田6,
7の食み出し部分6a,7aは外部端子2,3の外端辺
2c,3cから側面部分に集中付着することにより、当
該部のフィレットを形成する。また、三角形部分6b,
7bは外部端子2,3の底面と半田付けパット4,5の
相対面との間でフィレットとして凝集固化するから、チ
ップ部品Cは配線パターンPの回路中で回路基板の板面
に強固に装着することができる。
【0030】そのリフロー工程中でペースト半田6,7
のフラックス流れは、食み出し部分6a,7aにおいて
は半田付けパット4,5のパット幅W2 内で留り、外部
端子2,3の両側間幅W1 との残余間隔G1 まで移動す
ることはなく、ましてや外部端子2,3の両側辺側まで
流れ出すことはない。従って、このフラックス流れから
はサイドボールが発生するのを完全に防ぐことができ
る。また、三角形部分6b,7bにおいては外部端子
2,3の底面と半田付けパット4,5の相対面間で食み
出し部分6a,7aと連続する外部端子2,3の底辺側
に凝集固化する。
【0031】偶々、上述した如くペースト半田6,7の
ダレ落ち、食み出しが半田付けパット4,5に生じて
も、間隔G1 の存在並びに溶融固化に伴う凝集力で引き
戻すことができる。また、三角形部分6b,7bは、外
部端子2,3の内端縁2d,3dと間隔G2 を隔てて形
成されているから、フラックス流れが部品本体1の底面
側まで流れ出すことはない。従って、その三角形部分6
b,7bからも、サイドボールは勿論、キャピラリーボ
ールが発生することはない。
【0032】その三角形部分6b,7bは当該形状から
小面積なものに形成され、外部端子2,3の底面と接す
るペースト半田量も少なくすることができる。このた
め、両側のペースト半田6,7において印刷量の差や仮
止め時の位置ズレによる接触面積の差等を少なく抑えら
れる。そのことから、溶融半田の表面張力にも差異が生
ずるのを抑えられてチップ立ちが生ずるのを防ぐことが
できる。その三角形部分6b,7bが小面積なもので
も、二辺が外部端子2,3の底面と接する距離の長い斜
辺でタッキングを大きくできることにより、端子部2,
3の底面を半田付けパット6,7に強固に固着できる。
【0033】また、三角形部分6b,7bは頂点O1
端子部2,3の内端辺2d,3d側で底面内に位置する
ことから、この頂点O1 を起点にして当該部分が溶融固
化するときの凝集力が半田付けパット4,5の幅方向中
央に集中することにより、セルフアライメント効果を発
揮することができる。その三角形部分6b,7bは、頂
点O1 を半田付けパット4,5の幅方向中央に位置する
二等辺三角形に形成することによりタッキング力を大き
くでき、しかもセルフアライメント効果も効果的に発揮
することができる。これらを総合すると、三角形部分6
b,7bは頂角を90°〜150°、好ましくは100
°〜130°で、最も好ましくは120°に設定すると
よい。
【0034】半田付けパット4,5には、端子部2,3
の内端辺2d,3dより部品本体1の底面側に位置する
食み出し部分4c,5cが形成されている。この食み出
し部分4c,5cでは、ペースト半田6,7の三角形部
分6b,7bによるフラックス流れが間隔G2 を越えて
外部端子2b,3bの内端辺2d,3dより流れ出して
も、部品本体1の底面側にまで伸延するのを阻止するこ
とができる。その食み出し部分4c,5cは外部端子
2,3の内端辺2d,3dを底辺とし、且つ、頂点O2
をペースト半田6,7の三角形部分6b,7bと直線上
に位置する二等辺三角形に形成すると、上述したフラッ
クス流れを阻止すると共に溶融固化に伴う凝集力をセル
フアライメント効果に利用することができる。また、頂
点角の大きな二等辺三角形として形成することにより、
相対位置する半田付けパット4,5の食み出し部分4
c,5cと間隔W4 を大きく保てるところから好まし
い。
【0035】図4で示す半導体素子Eは、細かいピッチ
で多数本のリード端子11…を備えるものの場合、全部
のリード端子11…を正確に位置合せするのが非常に困
難である。その半導体素子Eの半田付けには、上述した
如くセルフアライメント効果が働くことから、リード端
子11…と半田付けパット4,5との位置ズレを修正す
るのに極めて有効的である。この半導体素子Eの場合も
含めて、各半田付けパット4,5並びにペースト半田
6,7は夫々均等の同一形状に形成されているから、電
子部品C,Eは全体的にバランスよく半田付け固定する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る電子部品の半
田付け方法に依れば、電子部品の端子部,半田付けパッ
ト並びにペースト半田の形状乃至は位置関係から半田付
け条件を設定し、半田ボールやチップ立ちの発生を確実
に防ぎしかもセルフアライメント効果も十分に発揮で
き、総じて無洗浄化も期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の半田付け方法をチップ
部品の平面で見て示す説明図である。
【図2】同方法をチップ部品の側面で見て示す説明図で
ある。
【図3】半田粒の食み出し状態をチップ部品の部分側面
で見て模式的に示す説明図である。
【図4】本発明に係る電子部品の半田付け方法を半導体
素子の部分側面で見て示す説明図である。
【図5】従来の一例に係る半田付け方法をチップ部品の
平面で見て示す説明図である。
【図6】従来の別例に係る半田付け方法をチップ部品の
平面で見て示す説明図である。
【符号の説明】
C,E 電子部品 P 配線パターン 1,10 部品本体 2,3,11… 端子部 2a,2b,3a,3b 端子部の両側辺 2c,3c 端子部の外端辺 2d,3d 端子部の内端辺 4,5 半田付けパット 4a,4b…、5a,5b… パットの縁辺 4c,5c パットの食み出
し部分 6,7 ペースト半田 6a,7a ペースト半田の
食み出し部分 6b,7b ペースト半田の
三角形部分 W1 端子部の両側間
幅 W2 半田付けパット
のパット幅 W3 ペースト半田の
横幅 W4 パット相互の内
端間隔 G1 ペースト半田と
半田付けパットとの間隔 G2 端子部の内端編
とペースト半田の三角形部分頂点との間隔 O1 ペースト半田の
三角形部分頂点 O2 半田付けパット
の食み出し部分頂点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線パターンの半田付けパットに付着形
    成したペースト半田で、電子部品の各端子部を各半田付
    けパットに半田付け固定する電子部品の半田付け方法に
    おいて、 a.半田付けパットは、パット幅を端子部の両側間幅よ
    りも狭幅に形成し、 b.ペースト半田は、半田付けパットの各縁辺と間隔を
    隔て半田付けパットの面積内に位置し、当該半田付けパ
    ットの面積内において端子部の外端辺より外側に位置す
    る食み出し部分と、端子部の外端辺を底辺とし且つ頂点
    を端子部の内端辺より底面内に位置する小面積の三角形
    部分とから形成し、 c.各半田付けパット並びにペースト半田は夫々均等の
    同一形状に形成し、端子部の外端辺より外側に位置する
    ペースト半田の食み出し部分と、端子部の底面内に位置
    する小面積の三角形部分とで、電子部品の各端子部を配
    線パターンの各半田付けパットに半田付け固定するよう
    にしたことを特徴とする電子部品の半田付け方法。
  2. 【請求項2】 上記ペースト半田の三角形部分は、頂点
    が半田付けパットの幅方向中央に位置する二等辺三角形
    に形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    電子部品の半田付け方法。
  3. 【請求項3】 上記半田付けパットには、端子部の内端
    辺より部品本体の底面側に位置する食み出し部分を形成
    するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載
    の電子部品の半田付け方法。
  4. 【請求項4】 上記半田付けパットの食み出し部分は、
    端子部の内端辺を底辺とし且つ頂点をペースト半田の三
    角形部分と直線上に位置する二等辺三角形に形成するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載の電子部品の半
    田付け方法。
  5. 【請求項5】 上記半田付けパットの食み出し部分は、
    相対位置する食み出し部分の頂点と間隔を隔てる頂点角
    の大きな二等辺三角形に形成するようにしたことを特徴
    とする請求項4記載の電子部品の半田付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258605A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Toshiba Corp 部品内蔵プリント配線板、部品内蔵プリント配線板の製造方法および電子機器
JP2016092119A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 Tdk株式会社 実装構造体

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