JPH0721127B2 - 熱衝撃抵抗性シリコーン塗料組成物 - Google Patents

熱衝撃抵抗性シリコーン塗料組成物

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JPH0721127B2
JPH0721127B2 JP63069960A JP6996088A JPH0721127B2 JP H0721127 B2 JPH0721127 B2 JP H0721127B2 JP 63069960 A JP63069960 A JP 63069960A JP 6996088 A JP6996088 A JP 6996088A JP H0721127 B2 JPH0721127 B2 JP H0721127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱衝撃抵抗性シリコーン樹脂塗料組成物に関
する。更に詳しくは、特定のシリコーン流体及び雲母を
含有する熱衝撃抵抗性シリコーン樹脂塗料組成物に関す
る。
発明の背景 シリコーン組成物は、様々な保護コーティングの施工に
使用されている。上記シリコーン組成物は、被覆された
基体が高温に曝されるときの塗料として特に有用であ
る。例えばボイラーの煙突、薪ストーブ、煙道等は、通
常のアクリル又はエポキシ樹脂基質コーティングを直ち
に劣化せしめる被加熱基体である。しかし、シリコーン
ポリマーの高温安定性がそれらの物をそれらの高温状況
下での適用に理想的なものとする。
一般的に、シリコーン塗料組成物は高度に枝分れし、そ
して橋かけしたシリコーンポリマーであるシリコーン樹
脂から製造される。これらのシリコーン樹脂に、この樹
脂の特定の特性を改良するためにポリジオルガノシロキ
サン流体が添加される。ポリジオルガノシロキサン流体
は、シリコーン樹脂と反応する官能基を有する実質的に
線状のシリコーンポリマーである。
シリコーンコーティングは高温において安定であるが、
この化学的安定性に起因する長寿命の十分な有利さが、
このコーティングが熱衝撃条件下で物理的に損傷するた
めに受け入れられない。例えば、そのほかでは5年間の
使用寿命が期待されるシリコーンコーティングが427℃
(800゜F)のボイラー煙突においては大雨による熱衝撃
の結果としてはがれ、そして損傷する。
従って、本発明の目的は熱衝撃抵抗性シリコーン塗料組
成物を製造することである。
本発明のもう1つの目的は、熱衝撃抵抗性シリコーン塗
料組成物で被覆された物体を製造することである。
本発明の更にもう1つの目的は、熱衝撃損傷に対して抵
抗性を有するシリコーン基質の塗料を製造することであ
る。
発明の概要 要約すれば、本発明に従って (a)少なくとも1種の、反応性官能基を有するシリコ
ーン樹脂、 (b)熱衝撃抵抗性を改良する量の少なくとも1種の、
25℃で約5乃至5,000センチポアズの粘度を有し、そし
て前記シリコーン樹脂の反応性官能基と反応する官能基
を有するポリジオルガノシロキサン流体、 (c)熱衝撃抵抗性を改良する量の粉砕された又は片状
粉化された雲母、及び、 (d)有効量の、組成物を硬化せしめるための縮合触媒 を含む高温において有用な塗料組成物が提供される。
発明の詳しい記述 本発明で使用するのに適したシリコーン樹脂は、0.5乃
至30重量%の反応性官能基を含有し、そして広義に一般
式(I): RaSiO(4−a)/2 (式中、Rは1乃至10個の炭素原子を含有する置換され
た、又は置換されていない炭化水素基であり、aは平均
して0.75乃至1.9である) により記載される。Rに包含される炭化水素基の例とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基及びオクチル基
等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基
及びシクロヘプチル基等のシクロアルキル基;ビニル基
及びアリル基等のアルケニル基;フェニル基等のアリー
ル基;トリル基等のアルカリール基;及びベンジル基等
のアラルキル基がある。Rで表わされる置換された炭化
水素基の例としては、1,1,1−トリフルオロプロピル
基、α,α,α−トリフルオロトリル基、クロロフェニ
ル基、ジクロロフェニル基等のハロゲン化された1価の
炭化水素基がある。しかし、容易に入手できることから
R基の少なくとも85パーセントがメチル基又はフェニル
基であり、そしてR基の少なくとも50パーセントがメチ
ル基であることが好ましい。反応性官能基の例は、前記
式中の若干のシロキサン単位をヒドロキシ基、アルコキ
シ基又はオレフィン基で置換する基である。好適な反応
性官能基は、ケイ素に結合したヒドロキシル基、及び前
述のアルキル基の様な1乃至8個の炭素原子を含有する
ケイ素に結合したアルコキシ基である縮合可能な基であ
る。
好適なシリコーン樹脂は、エム・キュー(MQ)樹脂、即
ちR3SiO1/2単位及びSiO4/2単位を含有する樹脂又はディ
ー・ティー(DT)樹脂、即ちR2SiO2/2単位及びRSiO3/2
単位を含有する樹脂の何れかとして分類され得る。本発
明がディー・ティー樹脂により実施されることが、とり
わけ好ましい。
エム・ディー・キュー(MDQ)樹脂を包含するエム・キ
ュー樹脂は、それらの製造法と共にダウトらの米国特許
第2,676,182号、サウアーの米国特許第2,398,672号、デ
クスターの米国特許2,736,721号及びグッドウィンの米
国特許第2,857,356号各明細書に記載されている。要約
すれば、エム・キュー樹脂はR3SiO0.5単位及びSiO2単位
を含有し、R3SiO0.5単位のSiO2単位に対する比率が0.2
5:1乃至0.8:1である共重合体である。エム・ディー・キ
ュー樹脂は、R3SiO0.5単位、R2SiO単位及びSiO2単位を
含有し、R3SiO0.5単位のSiO2単位に対する比率が0.25:1
乃至0.8:1であり、R2SiO単位のSiO2単位に対する比率が
0.11:1までに達し得る共重合体である。上記の式におい
て、Rはアルキル基、アリール基、アラルキル基、アル
カリール基、アルケニル基又はこれらのハロゲンもしく
はシアノ誘導体の何れでもよい。
ディー・ティー樹脂及びそれらの製造法もまた当該技術
分野において公知であり、そして例えばブルアーらの米
国特許第3,135,713号、メリルらの米国特許第3,786,015
号、ローデルの米国特許第3,846,358号、メリルの米国
特許第4,026,868号及びローデルの米国特許第4,160,858
号、同4,239,877号及び同4,476,291号各明細書に記載さ
れている。
前述した様に、シリコーン樹脂の反応性官能基が0.5重
量%乃至30重量%の量で存在することが好ましい。しか
し好ましくは、上記基は1重量%乃至10重量%の量で存
在するべきである。勿論、アルコキシ又はアシロキシ基
が1個を超える炭素原子を含有する場合には、そのとき
は反応性官能基の含量は30重量%を超えていてもよい。
本発明の最適な態様においては、シリコーン樹脂の反応
性官能基としてヒドロキシル基、メトキシ基又はこれら
の混合物が使用される。
ポリジオルガノシロキサン流体は、シリコーン樹脂の官
能基と反応する官能基を含有する実質的に線状のシリコ
ーンポリマーの何れであってもよい。これらのポリジオ
ルガノシロキサン流体及びその製造法は、当該技術分野
の通常の熟達者に良く知られている。好ましくは、反応
性官能基はシリコーン樹脂の反応性官能基と同一であ
り、例えばシラノール基、アルコキシ基、アシルオキシ
基等である。勿論、シリコーン樹脂の反応性官能基がビ
ニル基又はアリル基等のオレフィン基である場合には、
ポリジオルガノシロキサンの反応性官能基は好ましくは
水素原子である。
特に好適なポリジオルガノシロキサン流体は末端反応性
官能基を含有し、そして好ましくは一般式(II): (式中、Rは前述の意味を有し、Xは例えばヒドロキシ
基、アルコキシ基、アシルオキシ基等の加水分解可能な
反応性基又は例えば水素原子等の付加硬化可能な基であ
り、そしてnはポリジオルガノシロキサンの粘度が25℃
で5センチポアズ乃至5,000センチポアズとなる様な整
数である) を有する。本発明の更に好適な態様においては、ポリジ
オルガノシロキサン流体の粘度は25℃で25センチポアズ
乃至1,000センチポアズであり、そして最適には25℃で5
0センチポアズ乃至500センチポアズである。
本発明において塗料組成物を形成するため、硬化せしめ
られたコーティングにおいて最適の特性が得られる様に
前記ポリジオルガノシロキサン流体が前記シリコーン樹
脂と相容すべきである。ポリジオルガノシロキサン流体
とシリコーン樹脂とが相容する場合、透明な組成物が形
成され、そして何ら相分離が観察されない。前記樹脂と
流体との相容性は、実質的に同一のR基、即ち有機置換
基が夫々に存在する場合に改良される。例えば前記樹脂
がフェニル基を含有する場合、前記流体がフェニル基を
含有する場合に相容性が改良される。このほか相容性
は、前記流体のシリコーン鎖長を減少せしめることによ
っても改良される。加えて、溶剤は組成物を相容せしめ
得る。当該技術分野の熟達者は、相容性組成物から非相
容性組成物を簡単且つ容易に理解し得る。
式(II)のXは、好ましくは縮合可能であり、そしてヒ
ドロキシ基、メトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、
アセトキシ基等であり得るが、ヒドロキシ基以外の何れ
の基も反応速度が不当に遅くなる程に加水分解が困難で
あるべきではないことが理解される。しかし、このほか
例えば遅反応性塗料が速硬化性塗料よりも硬化状態で高
い光沢を与える塗料配合物の場合には、最も速い反応速
度が必ずしも最良ではないことが理解されるべきであ
る。
本発明を有利にするため、ポリジオルガノシロキサン流
体をシリコーン樹脂に対し単にこれらの組合せの熱衝撃
特性を高めるための量で加えることが必要である。しか
し、前記流体は下限量より多くを加えると有利になる様
な前記樹脂の他の特性をもたらす。従って、広義には前
記樹脂100重量部あたり1乃至1000重量部の前記流体を
加えることが推奨される。しかし、本発明における塗料
配合に関し、前記樹脂100重量部あたり50乃至500重量部
の前記流体を加えることが有利である。
本発明で使用するのに適した雲母は、600マイクロメー
トル以下、即ち30メッシュ篩下の粒子を含有する粉砕さ
れた又は片状粉化された雲母の何れかである。好ましく
は、経済性の面から粒度は250乃至50マイクロメート
ル、即ち60乃至325メッシュであるべきである。極めて
微小な粒度、5乃至20マイクロメートル、即ち3000乃至
625メッシュが有利であるが、コストをはじめとする理
由により好ましくない。本発明で使用するためには、白
雲母、金雲母、黒雲母及びその他の雲母を包含する天然
又は合成雲母が適している。
雲母は、本発明の塗料組成物に対して少なくともその被
覆され、そして硬化せしめられた組成物の熱衝撃特性を
高めるのに十分な量で添加されるべきである。それを達
成するため、シリコーン樹脂及びポリジオルガノシロキ
サン流体の合計100重量部あたり少なくとも1重量部の
雲母が添加されるべきである。好ましくは、シリコーン
樹脂及びポリジオルガノシロキサン流体の合計100重量
部あたり5乃至100重量部の雲母が添加されるべきであ
る。
反応性官能基が縮合可能である場合、適切な縮合触媒は
熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物から塗料を製造
する際にこれまで使用されてきたものと同じ触媒でよ
い。適切な縮合触媒の例は、例えば炭酸鉛、塩基性炭酸
鉛、即ち式:Pb3(OH)(CO3に対する化合物、一
酸化鉛、二酸化鉛及びナフテン酸鉛等の鉛化合物;例え
ばジルコニウム−2−エチルヘキサノアート、亜鉛ナフ
テナート、亜鉛−2−エチルヘキサノアート、スズオク
タノアート、ジブチルスズジアセタート、コバルトオク
タノアート、鉄(III)ナフテナート、カルシウムステ
アラート、コバルトナフテナート、アルミニウムナフテ
ナート、セリウムオクタノアート及びセリウムナフテナ
ート等のジルコニウム、カルシウム、アルミニウム、
鉄、亜鉛、スズ、コバルト及び/又はセリウムのカルボ
ン酸塩;例えばテトラメチルアンモニウムアセタート等
の第四級アンモニウム化合物;及び例えばアルミニウム
イソプロピラート及びポリマー性ブチルチタナート等の
金属アルコラートがある。このほか、種々の縮合触媒の
混合物も使用され得る。縮合触媒が使用される場合、こ
れらはオルガノポリシロキサンと縮合触媒を含む熱硬化
性組成物から塗料を製造する際にこれまで使用されてき
たのと同じ量で使用してよい。一般的に、縮合触媒の有
効な量はオルガノポリシロキサンの量を基準として0.00
5乃至5重量%である。
前記反応性官能基が付加硬化可能な場合には、好適な触
媒は白金又は白金錯体である。当該技術分野の熟達者に
は、そのほかの付加触媒も想起されるであろう。
本発明の硬化可能な塗料組成物は、前記のシリコーン樹
脂、ポリジオルガノシロキサン流体、雲母、縮合触媒及
び適切な溶剤を単に混合することによって調製される。
いくつかの場合には、混合はかくはん又は僅かな振とう
によって達成され、その他の場合には高エネルギーの機
械的ブレンド操作が要求される可能性がある。使用前に
ブレンドが分離した場合は、追加の混合操作によりブレ
ンドを元の密接な混合状態に戻すことになる。
一般的に、本発明の塗料組成物は吹付け塗装又ははけ塗
りによる簡便な塗装を可能にするのに十分な溶剤によっ
て塗布される。環境的要件により少ない溶剤の使用が求
められていることを考慮して、塗料組成物は固体量50乃
至100重量%で塗布される。溶剤は、例えばイソプロパ
ノール又はトルエン等の従来からの炭化水素溶剤の何れ
であってもよい。
塗料は、例えば浸し塗り、吹付け、へら塗り等の従来か
らの方法によって、硬化厚み0.0127乃至0.127mm(0.5乃
至5ミル)で基体に塗布され、そして1分乃至1時間空
気乾燥される。空気乾燥後、塗料はより少ない溶剤を含
み、そしていくつかの配合物に関してはもはや粘着性で
はないが、しかしその後の高温での硬化が必要である。
かかるその後の硬化は、通常被覆された又は含浸された
基体を50℃乃至300℃の温度に保たれたオーブン中に1
分乃至3時間置くか、あるいは単に塗料が塗布された基
体を加熱することによって達成される。
本発明の塗料組成物が最も有利となる基体は、260℃(5
50゜F)を超える温度に曝されるものである。一般に、
これらの基体は、例えば鉄鋼、アルミニウム、銅等の金
属基体である。このほか、ある種の高温プラスチックも
これらの温度に耐えることが期待されている。
成分 シリコーン樹脂A−数量で98%のCH3SiO3/2単位、2%
の(CH33SiO1/2単位を含み、そして2乃至8重量%の
−OH基を含有するシリコーン樹脂、 シリコーン樹脂B−数量で95%の(C6H5)SiO3/2単位と
CH3SiO3/2単位の1/1混合物、5%の(CH32SiO2/2単位
を含み、そして2乃至8重量%の−OH基を含有するシリ
コーン樹脂、 シリコーン流体−3乃至10個のシロキサン単位を有する
ポリジメチルシロキサンの混合物を含み、この混合物全
体で3乃至14重量%の末端ケイ素原子上の−OH基を有す
るシリコーン流体、 触媒A−亜鉛オクタノアート錯体、 触媒B−ジルコニウムオクタノアート錯体、 雲母−325メッシュ篩下の雲母、白雲母、 溶媒−重量比1/1のトルエンとイソプロパノール。
実施例1乃至4 成分を単に混合することで、表1に示された配合割合
(重量部)の配合物が調製された。得られた混合物が、
ステンレス鋼板上に吹付け塗装され、そして250℃(482
゜F)のオーブン中で1時間硬化されて厚み0.018〜0.06
4mm(0.7乃至2.5ミル)の硬化コーティングが生成せし
められた。各鋼板の温度が熱衝撃試験のため最初に288
℃(550゜F)に高められ、その後各鋼板は室温、24.4℃
(76゜F)の水浴中に浸漬された。浸漬後、コーティン
グがき裂及び接着の低下について検査された。もし重大
なき裂及び接着低下がなければ、そのときは鋼板は合格
であり、そしてこの方法を繰返すためにオーブン温度が
10℃(50゜F)又は37.8℃(100゜F)分上げられた。こ
の方法は、鋼板が相当なき裂又は接着低下を現わして不
合格となるまで、各鋼板について538℃(1000゜F)まで
繰返された。
実施例5乃至8 表2の配合物について、実施例1乃至4の方法が繰返さ
れた。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)少なくとも1種の、式: RaSiO(4−a)/2 (式中、Rは1乃至10個の炭素原子を含有する置換され
    た又は置換されていない炭化水素基であり、aは平均し
    て0.75乃至1.9である) を有し、平均で0.5乃至30重量%の、縮合可能な基及び
    オレフィン基から選ばれる反応性官能基を含有するシリ
    コーン樹脂、 (ii)前記シリコーン樹脂100重量部あたり1乃至1000
    重量部の少なくとも1種の、式: (式中、Rは1乃至10個の炭素原子を含有する置換され
    た又は置換されていない炭化水素基であり、Xは前記シ
    リコーン樹脂の反応性官能基と反応し、そしてヒドロキ
    シ基、アルコキシ基、アシルオキシ基及び水素原子から
    成る群から選ばれる官能基であり、そしてnは5乃至5,
    000センチポアズの粘度を与える整数である) を有するポリジオルガノシロキサン流体、 (iii)前記シリコーン樹脂およびポリジオルガノシロ
    キサン流体の合計100重量部あたり少なくとも1重量部
    の粉砕された又は片状粉化された雲母、及び (iv)前記シリコーン樹脂およびポリジオルガノシロキ
    サン流体の量を基準にして0.005乃至5重量%の、組成
    物を硬化せしめるための触媒 を含む塗料組成物。
  2. 【請求項2】施工を容易にするための十分な溶剤をさら
    に含む請求項1記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】ポリジオルガノシロキサン流体が25℃で25
    乃至1000センチポアズの粘度を有する請求項1記載の塗
    料組成物。
  4. 【請求項4】ポリジオルガノシロキサン流体が25℃で50
    センチポアズ乃至500センチポアズの粘度を有する請求
    項1記載の塗料組成物。
  5. 【請求項5】ポリジオルガノシロキサン流体とシリコー
    ン樹脂が組成物中で相容している請求項1記載の塗料組
    成物。
  6. 【請求項6】ポリジオルガノシロキサン流体とシリコー
    ン樹脂がこれら樹脂と流体とを相容させるために実質的
    に同一の有機置換基を有している請求項5記載の塗料組
    成物。
  7. 【請求項7】組成物が樹脂と流体とを相容させるために
    十分な溶剤を含む請求項5記載の塗料組成物。
  8. 【請求項8】シリコーン樹脂がフェニル基を含む請求項
    1記載の塗料組成物。
  9. 【請求項9】銅、アルミニウム及び鋼鉄から成る群から
    選ばれる基体上に塗布された請求項1乃至8のいずれか
    に記載の塗料組成物。
  10. 【請求項10】0.0127乃至0.127mm(0.5乃至5ミル)の
    厚みで塗布された請求項9記載の塗料組成物。
JP63069960A 1987-03-26 1988-03-25 熱衝撃抵抗性シリコーン塗料組成物 Expired - Lifetime JPH0721127B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US30,954 1987-03-26
US07/030,954 US4800127A (en) 1987-03-26 1987-03-26 Thermal shock resistant silicone coating composition

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Publication Number Publication Date
JPS63258965A JPS63258965A (ja) 1988-10-26
JPH0721127B2 true JPH0721127B2 (ja) 1995-03-08

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63069960A Expired - Lifetime JPH0721127B2 (ja) 1987-03-26 1988-03-25 熱衝撃抵抗性シリコーン塗料組成物

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US (1) US4800127A (ja)
JP (1) JPH0721127B2 (ja)
DE (1) DE3808111C2 (ja)
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GB (1) GB2203441B (ja)
ZA (1) ZA881485B (ja)

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