JPH0721122B2 - ピロロ[3,4―cピロール類の製造方法 - Google Patents

ピロロ[3,4―cピロール類の製造方法

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JPH0721122B2
JPH0721122B2 JP60248166A JP24816685A JPH0721122B2 JP H0721122 B2 JPH0721122 B2 JP H0721122B2 JP 60248166 A JP60248166 A JP 60248166A JP 24816685 A JP24816685 A JP 24816685A JP H0721122 B2 JPH0721122 B2 JP H0721122B2
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チバ・ガイギー・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • C07D207/382-Pyrrolones
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次式(1) (式中、R1及びR2は、互いに独立して、C1−C18アルキ
ル、ベンジル、フェネチル、ジフェニリル、ナフチル、
フェナンスレニル、ピリジル又は式: (式中、X及びYのそれぞれは、独立して水素原子、ハ
ロゲン原子、C1−C6アルキル、フェニルメルカプト又は
シアノである)有するピロロ[3,4−c]ピロール類の
製造方法において、式(2)又は(3) (式中、R及びR′は、互いに独立してC1−C6アルキル
であり、R1は、前記の意味を有する) を有するエステルを、式R2CN(4)(式中R2は、前記の
意味を有する)を有するニトリルと、有機溶剤中におい
て強塩基の存在下に反応させることを特徴とする製造方
法に関する。
式(1)、(2)及び(3)におけるR1もしくはR2又は
式(4)のR2がC1−C18アルキル気を表わす場合に、こ
れらは、枝分れしていても、枝分れしていなくても、環
式でも、飽和であっても、不飽和であってもよく、炭素
原子数は、好ましくは1〜12個、特に好ましくは、1〜
6個である。これらの例としては、メチル、エチル、イ
ソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミ
ル、シクロヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル又は
ステアリルが挙げられる。
R又はR′がC1−C6アルキル基を表わす場合、これら
は、例えばメチル、エチル、イソプロピル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、tert−アミル又はヘキシルが挙げら
れる。
式(3)を有するピロリノン類は、例えば式(2)の化
合物を強塩基の存在下に環化することによって製造す
る。環化は、既知の方法により、例えば、メタノール中
ナトリウムメチラートを用いて還流温度で実施する。
式(2)をアミノエステルは、例えば、ケム・レット
(Chem.Lett.)1982、687頁及びテトラヘドロン・レタ
ーズ(Tert.Lett.)1982、1597頁に記載の方法に類似す
る方法に従って、強塩基及び亜鉛もしくはマグネシウム
塩の存在下に、R′OOCH2CH2COOR(5)で示されるコハ
ク酸ジエステルをニトリルR1CN(式中R、R′及びR1
前記の意味を有する)と反応させることによって取得さ
れる。
式(3)のピロリノン類は、式(6) の化合物を例えばアンモニウム塩で環化することによっ
ても取得される。
式(6)の化合物は既知であり、例えば式(7) (式中R1及びRは前記の意味を有する) を有するアシル酢酸エステルを、式 XCH2COOR′ (式中Xは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくは
ヨウ素原子を表わし、R′は前記の意味を有する) を有するエステルと縮合することによって取得される
[W.H.パーキン(Perkin)、ジャーナル・オブ・ケミカ
ル・ソサエティ(J.Chem.Soc.)、47、262頁又はオーガ
ニック・シンセシス(Org.Synth.)42、75(1962)参
照]。
本発明方法に出発物質として用いるべきニトリルの例に
は、アセトニトリル、プルピオニトリル、ブチロニトリ
ル、イソブチロニトリル、シアン化ヘキシル、シアン化
シクロヘキシル、シアン化ベンジル、ベンゾニトリル、
o−、m−もしくはp−クロロベンゾニトリル、o−、
m−もしくはp−ブロモベンゾニトリル、o−、m−、
もしくはp−メチルベンゾニトリル、p−tert−ブチル
ベンゾニトリル、p−フェニルベンゾニトリル、3,4−
ジメチルベンゾニトリル、イソフタロニトリル、テレフ
タロニトリル、3−シアンピリジンもしくは4−シアン
ピリジンが挙げられる。
式(1)のピロロピロール類を製造するための本発明の
製造方法においては、例えば、ヨーロッパ特許願94911
号に示された溶剤が用いられる。好ましい溶剤はアルコ
ールであり、特に第2もしくは第3アルコールが適切で
ある。好ましい第3アルコールは、tert−ブタノール及
びtert−アミルアルコールである。
本発明の製造方法は、強塩基の存在下に実施する。適切
な強塩基の例には、アルカリ金属水酸化物、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムもしくは水酸化リチウ
ム;アルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化マグネシ
ウムもしくは水酸化カルシウム;アルカリ金属アミド、
例えばリチウムアミド、リチウムジイソプロピルアミ
ド、リチウムジエチルアミド、リチウムイソプロピルシ
クロヘキシルアミド、ナトリウムアミド;アルカリ金属
水素化物、例えば水素化リチウム、水素化ナトリウム;
好ましくはC1〜C10の脂肪族第1〜第3アルコールから
誘導されるアルカリ土類金属アルコラート又はアルカリ
金属アルコラート、例えば、ナトリウム−、カリウム
−、もしくはリチウムメチラート、−エチラート、n−
プロピラート、−イソプロピラート、−n−ブチラー
ト、−sec−ブチラート、−tert−ブチラート、−2−
メチル−2−ブチラート、−2−メチル−2−ペンチラ
ート、−3−メチル3−ペンチラート、−3−エチル−
3−ペンチラート;アルカリ土類金属−もしくはアルカ
リ金属−フェノラート又はo−アルキル置換フェノラー
ト、例えばナトリウム−もしくはカリウム−o−クレゾ
ラートが挙げられる。これらの塩基の混合物を使用して
もよい。
本発明方法に使用する強塩基には、アルカリ金属アルコ
ラートが適切であり、ここにアルカリ金属は、特に、ナ
トリウムもしくはカリウムが好ましくは、アルコラート
は、好ましくは、第2又は第3アルコールから誘導され
る。特に好ましい強塩基は、例えば、ナトリウムもしく
はカリウムのイソプロピラート、sec−ブチラート、ter
t−ブチラート及びtert−アミラートである。ここに、
アルカリ金属アルコラートは、対応のアルコールをアル
カリ金属、アルカリ金属水素化物もしくはアルカリ金属
アミドと反応させることによっても、製造される。
本発明の製造方法によれば、強塩基は、式(2)又は
(3)の反応物1モルについて、好ましくは0.1〜10モ
ル、特に好ましくは0.9〜4.0モルの量において使用する
ことができる。
前記の強塩基は、相間移動触媒と共に使用することがで
きる。これは、或る特定の塩基の或る特定の溶剤に対す
る溶解度が低い場合に好ましい。相間移動触媒は、反応
物に対して0.001〜50モル%、好ましくは0.01〜0.3モル
%の量使用することができる。本発明方法に特に適して
いるのは、文献、例えばケムテック(CHEMTECH)、1980
年2月、111頁、表1、に示されているような、慣用さ
れる相間移動触媒、例えば、第4級塩、環状ポリエーテ
ル、開鎖ポリエーテル、メチレンを含むN−アルキルホ
スホルアミド、架橋を有する酸化リンもしくは酸化イオ
ウ、又は、スルホコハク酸エステルの塩である。
反応は、好ましくは60〜140℃、特に好ましくは80〜120
℃の温度で実施する。
反応は連続的に行なってもよい。
溶剤にアルコールを、そして塩基にアルコラートをそれ
ぞれ使用した場合には、同一のアルキル基を含むアルコ
ール及びアルコラートを選択することが有利なことがあ
る。また、式(2)又は(3)のエステルが同種のアル
キル基を含有することが有利な場合もある。
ピロロピロール類は、使用塩基に従って、ナトリウム塩
もしくはカリウム塩の形で取得され、このものから加水
分解によってピロロピロール類が単離される。
縮合生成物の加水分解は、酸及びC1〜C4のアルコール例
えばメタノールもしくはエタノールで行ってもよいが、
好ましくは水を用いて行う。酸には、例えば脂肪族もし
くは芳香族カルボン酸もしくはスルホン酸、例えば蟻
酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、安息香酸又はベン
ゼンスルホン酸が適切である。更に、鉱酸、例えば塩
酸、その水溶液、炭酸、希硫酸もしくは希リン酸も好ま
しい酸である。
加水分解によって、式(1)の化合物が沈澱し、過に
よって単離される。
本発明方法に従って取得された顔料は、最終用途に従
い、より不透明な又はより透明な形態に転換してもよ
い。
透明形とするには、好ましくは低温(80℃以下)におい
て加水分解を実施する。
より不透明な顔料が所望の際には、必要ならば圧力下
に、高温(80℃以上)において加水分解を実施すること
が有利である。加水分解後に顔料を単離し、次に、必要
ならば加圧下に、水もしくは有機溶媒中に加温しても、
不透明を得ることができる。沸点が80℃よりも高い有機
溶剤を用いることが望ましい。ハロゲン原子、アルキル
基もしくはニトロ基により置換されたベンゼン類例えば
キシレン類、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンも
しくはニトロベンゼン;ピリジン塩基、例えばピリジ
ン、ピコリンもしくはキノリン;又は、ケトン類、例え
ばシクロヘキサノン;エーテル類、例えばエチレングリ
コールモノメチル−もしくは−モノエチルエーテル;ア
ミド類、例えばジメチルホルムアミドもしくはN−メチ
ルピロリドン;又は、ジメチルスルホキシド、又はスル
ホランは、特に適切な溶剤である。必要ならば圧力下
に、有機溶剤の存在下に、そして/又は、界面活性剤を
添加して、水中で後処理を行なってもよい。
使用目的に従って、本発明の方法に得られた化合物の混
合物を調製することが時には有利となる。これは、例え
ば、互いに独立に調製された、種々の反応溶液を、加水
分解前に混合し、一緒に加水分解し、次にかくして得ら
れた式(8)の化合物の混合物を単離することによって
製造される。2種以上の化合物を一緒に再沈澱してもよ
い。
本発明の方法に得られた化合物により着色ないしは発色
させることの可能な高分子有機材料の例としては、セル
ロースエーテル及び−エステル例えばエチルセルロー
ス、ニトロセルロース、セルロースアセテート、セルロ
ースブチレート;天然樹脂又は合成樹脂、例えば重合樹
脂もしくは縮合樹脂、例えばアミノプラスト、特に尿素
−及びメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹
脂、フェノプラスト、ポリカーボネート、ポリオレフィ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリ
ウレタン、ポリエステル、ゴム、カゼイン、シリコー
ン、シリコーン樹脂があり、これらは単独に用いても、
混合物として用いてもよい。
これらの高分子有機化合物は、プラスチックス、溶融
物、紡糸液、ラッカー、塗料又は印刷インキとして、単
独で又は混合物として存在させることができる。本発明
方法により得られた顔料は、トナー又は組成物の形で目
的に従って適用することが有利である。これらは、着色
すべき高分子有機材料に対して、好ましくは、0.1〜10
重量%の量で使用する。
例えばプラスチックス、繊維(フィラメント)、ラッカ
ーもしくは印刷インキについて得た着色は、着色力が強
く、分散性がよく、上塗り(overspraying)、移行、
熱、光及び環境の影響に対して堅牢であり、光沢の点で
もすぐれている。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 ナトリウム1.5gとスルホコハク酸ビス−2−エチルヘキ
シルエステルのナトリウム塩30mgとを、反応が完了する
まで、第3−アミルアルコール30ml中還流温度で撹拌す
る。清澄な溶液に、アセトニトリル20mlに溶解させた式
(9) で示されるピロリノン[Ann.260、137頁(1890)に従っ
て調製12.2gを滴加する。この際、反応温度は、100℃か
ら80℃に降下する。還流温度で1時間加熱した後、水15
mlを滴加し、反応混合物を40℃に冷却する。2相混合物
を酢酸エチルで処理し、1N塩酸で酸性にする。この際、
水相中に黄色の結晶が沈澱する。水相を分離し、過
し、かくして得られた結晶を、メタノール及び水で洗浄
する。その後真空乾燥すると、式(10) で示される化合物300mg(14%)が、黄色の結晶の形で
得られる。
融点>250℃;UV(CH3OH,λmax,ε)380(14500),392
(15800) C8H8N2O2 計算値:C 58.53%;H 4.91%;N 17.06% 実測値:C 57.80%;H 5.11%;N 16.81% 実施例2 ナトリウム1gと、スルホコハク酸ビス−2−エチルヘキ
シルエステルナトリウム塩(乳化剤)0.02gとを、第3
−アミルアルコール20ml中、還流温度で、反応が完了す
るまで撹拌する。清澄な溶液に、n−ブチロニトリル3m
lを添加し、式(9)で示される化合物1gを10分かけて
少しずつ添加する。反応混合を、還流下1時間煮沸し、
次いで70℃に冷却する。氷酢酸5mlとメタノール7mlとを
20分かけて滴加する。バッチを酢酸エチルで処理し、濃
い食塩水で洗浄する。得られた溶液を硫酸ナトリウムで
乾燥し、その後濃縮する。この際、黄色の沈澱が生成す
る。沈澱を過により単離し少量の塩化メチレンで洗浄
し、真空乾燥する。
式(11) で示される顔料(279mg,24%)が得られ、この顔料は、
PVCを黄色に着色する。
融点>250℃ UV,VIS(CH3OH,λmax,ε):382(12800),398(14000) C10H12N2O2 計算値:C 62.49%;H 6.29%;N 14.57% 実測値:C 62.21%;H 6.66%;N 13.41% 実施例3 ナトリウム2gとスルホコハク酸ビス−2−エチルヘキシ
ルエステルのナトリウム塩100mgとを、反応を完了する
まで、還流温度で撹拌する。この反応混合物を90℃に冷
却し、式(9)で示される化合物4gを添加する。次い
で、30分かけてベンゾニトリル2.5mgを添加する。バッ
チを1時間撹拌し、次いで酢酸−メタノール混合物を滴
加することにより中和する。反応懸濁物を60℃に冷却し
過する。過ケーキを、メタノールで、次に水で、再
度メタノールで洗浄し、真空乾燥すると、次式(12) で示される顔料が得られる。この顔料は、PVCを黄褐色
に着色する。
VIS[NWP(N−メチルピロリドン),λmax,ε]:433
(12000),450(10600),550(300) C13H10N2O2 計算値:C 69.01%;H 4.46%;N 12.38% 実測値:C 68.50%;H 4.47%;N 12.25% 実施例4 ナトリウム400mgとスルホコハク酸ビス−2−エチルヘ
キシルエステルのナトリウ塩20mgとを、反応が完了する
まで、第3−アミルアルコール15ml中還流温度で撹拌す
る。この清澄な溶液に、4−チオフェニル−ベンゾニト
リル1.58mgを添加し、次式(13) で示されるピロリノン1.68gを20分かけて少量ずつ添加
する。温度を90〜100℃に保持する。暗赤色の反応混合
物を95℃で30分間撹拌し、次いで、第3−アミルアルコ
ール20mlに溶解させた氷酢酸8mlを滴加することによ
り、酸性にする。100℃で1.5時間煮沸した後、70℃で
過する。この過ケーキを、無色になるまでメタノール
で洗浄し、真空中60℃で乾燥する。するとPVCを赤色の
色彩に着色する次式(14) で示される純顔料1.47g(理論量の74%)が得られる。
UV/VIS[DMF(ジメチルホルムアミド)中,λmax,ε]:
350(11500),480(28400),518(36800) C24H16N2O2S 計算値:C 72.71%;H 4.07%;N 7.07% S 8.09% 実測値:C 72.06%;H 4.12%;N 7.11%;S 8.01% 式(13)で示されるピロリドンの製造は、実施例9で説
明する。
実施例5 4−チオフェニルベンゾニトリルの代りにテレフタロニ
トリルを用いる以外は、実施例4と同様の操作を繰り返
し、85℃で反応を実施する。次式(15) で示される顔料が80%の収率で単離される。この顔料
は、PVCを赤色に着色する。
DMF中の吸収スペクトル:λmax[nm]:271,310,485,520 C15H11N3O2 計算値:C 72.84%;H 3.54%;N 13.41% 実測値:C 72.15%;H 3.64%;N 13.40% 実施例6 ナトリウム1.55gとスルホコハク酸ビス−2−エチルヘ
キシルエステルのナトリウム塩(乳化剤)を、反応が完
了するまで、第3−アミルアルコール27ml中還流温度で
撹拌する。この清澄な溶液に4−クロロベンゾニトリル
6gを100℃で添加し、次いで、次式(16) で示される化合物5.1gを少しずつ30分かけて添加する。
式(16)で示される化合物の製造については、実施例7
で記載する。
反応混合物を100℃で1時間撹拌し、その後冷水200mlに
注ぐ。この反応混合物を還流温度で1時間撹拌し、次い
で、水蒸気を1時間導入し有機溶剤を除去する。こうし
て得られた顔料懸濁物を過し、過ケーキを真空中80
℃で乾燥する。すると、次式(17) で示される顔料7.2g(理論量の74%)が得られ、この顔
料はPVCを赤色に着色する。
VIS(NMP,λmax,ε):471(25300),510(34100) C18H11N2O2Cl 計算値:C 66.98%;H 3.44%;N 8.68% 実測値:C 66.92%;H 3.60%;N 8.54% 実施例7 ベンゾイルコハク酸ジエチルエステル100gと酢酸アンモ
ニウム111gとを氷酢酸300ml中で還流下16時間煮沸す
る。反応混合物を冷水3に注ぐ。結晶性の沈澱が生成
し、この沈澱を吸引過し、水500mlで洗浄する。得ら
れた粗生成物を塩化メチレンで再結晶すると、式(16)
で示される化合物48.9gが結晶の形で単離される。
融点:174℃ C13H13NO3 計算値:C 67.52%;H 5.67%;N 6.06% 実測値:C 67.00%;H 5.71%;N 5.97% 実施例8 ドライアイスとイソプロパノールとの混合物によって−
78℃に冷却した反応容器中、窒素雰囲気下で、n−ブチ
ルリチウムのn−ヘキサン1.6モル溶液13.8ml及びイジ
イソプロピルアミン3.1mlとを無水テトラヒドロフラン7
0mlに添加する。20分後に、テトラヒドロフラン5mlに溶
解させたコハク酸ジ−t−ブチルエステル2.3gを添加
し、混合物を50分間撹拌する。次いで、反応混合物に、
テトラヒドロフランに溶解させた塩化亜鉛1モル溶液10
mlを添加し、30分後、ベンゾニトリル2.1gを加えて反応
させる。2時間後、反応混合物を室温に加温し、水200m
lに注ぐ。得られた反応混合物を酢酸エチルに吸収さ
せ、有機相を濃食塩溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、溶剤をロータリーエバポレーターで除去する。シ
リカゲルクロマトグラフィー(溶離液ヘキサン/酢酸エ
チル8:1混合物)で分離すると次式(18) で示される化合物1.69g(コハク酸−ジ−t−ブチルエ
ステルを基準として、理論量の59%)又は対応するZ−
異性体が、無色結晶の形で得られる。
融点:112〜114℃; UV(CH3OH,λmax,ε);222(6750),288(13759) C19H27NO4 計算値:C 68.44%;H 8.16%;N 4.20% 実測値:C 68.37%;H 8.16%;N 4.21% 実施例9 メタノール60ml及びメタノールに溶解させた30%ナトリ
ウムメチラート30mlを実施例8により得られた式(18)
で示される化合物(又は対応するZ−異性体)5.03gに
添加し、窒素雰囲気下反応混合物を60℃に40分間加温す
る。
反応混合物を酢酸エチルに注ぎ、1N塩酸で中和し、濃食
塩溶液で洗浄する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、
ロータリーエバポレーターで濃縮する。シリカゲルクロ
マトグラフィー(溶離液トルエン/酢酸エチル4:1混合
物)で分離すると融点153〜154℃の次式(13) で示される結晶化合物2.34g(理論量の60%)が得られ
る。
C15H17NO3 計算値:C 69,48%;H 6.61%;N 5.40% 理論値:C 68.22%;H 6.61%;N 5.32% 実施例10 第3−ブタノール30mlに溶解させた式(16)で示される
3−エトキシカルボニル−2−フェニル−2−ピロリン
−5−オン3.3g、2−クロロベンゾニトリル2.5g及びカ
リウム−第3−ブチラート3.6gの懸濁物を、還流下5時
間かけて加熱する。反応混合物を室温に冷却する。メタ
ノール50mlと、次いで氷酢酸3.0mlを添加する。顔料懸
濁物を5分間撹拌し、その後、、吸引過する。粗製の
顔料を精製するために、メタノール50ml中で16時間還流
し、次いで、吸引過により単離し、メタノールで洗浄
し、真空中70℃で乾燥する。すると、次式 で示され、PVCを赤澄色に着色する顔料2.2gが得られ
る。
VIS(NMP,λmax,ε):459(14700) C,H,N−分析 実測値:C 66.66%;H 3.60%;N 8.65% 実施例11 ナトリウム1.4gとスルホコハク酸ビス−2−エチルヘキ
シルのナトリウム塩(乳化剤)0.03gとを、反応が完了
するまで、第3−アミルアルコール20ml中還流温度で撹
拌する。この清澄な溶液に、ラウロニトリル1.76gを添
加し、次いで次式、 で示される化合物2.0gを5分間かけて添加し、ふたつの
部分に分ける。反応混合物を還流下2時間煮沸する。次
いで、氷水100mlに注ぐ。この混合物を塩酸で中和し、
沈澱した顔料を過により単離し水及びメタノールで洗
浄する。かくして得られた次式 で示される黄色の生成物を、真空中50℃で乾燥する。
融点247〜250℃ UV/VIS(NMR,λmax,ε),385(10400),402(12000) C28H48N2O2 計算値:C 75.63%;H 10.88%;N 6.30% 実測値:C 75.39%;H 10.73%;N 6.28% 実施例12 アセトニトリルの代りにイソブチロニトリル(1.5当
量)を用いる以外は、実施例1の反応操作を繰り返す。
次式 で示される黄色の顔料が11%の収率で得られる。
UV/VIS(CH3OH,λmax,ε),383(13400),397(14800) C10H12N2O2 計算値:C 62.49%;H 6.29%;N 14.57% 実測値:C 61.76%;H 6.37%;N 14.00% 実施例13 アセニトリルの代りにラウロニトリル(2当量)を用い
る以外は、実施例1の反応操作を繰り返す。次式 で示される黄色の顔料が、10%の収率で単離される。
UV/VIS(CH3OH,λmax,ε),382(14750),398(16250) C18H28N2O2 計算値:C 71.02%;H 9.27%;N 9.20% 実測値:C 71.11%;H 9.41%;N 9.04% 実施例14 4−クロロベンゾニトリルの代りにp−トルニトリルを
用いる以外は、実施例6の反応操作を繰り返す。次式 で示される顔料が49%の収率で単離される。この顔料は
PVCを赤色に着色する。
UV/VIS(NMP,λmax,ε),307(14000),312(14000) 4
72(26300),507(35600) C19H14N2O2 計算値:C 75.48%;H 4.67%;N 9.27% 実測値:C 75.30%;H 4.70%;N 9.23% 実施例15 ナトリウム500mgとスルホコハク酸ビス−2−エチルヘ
キシルのナトリウム塩(乳化剤)20gとを第3−アミル
アルコール20ml中、反応が完了するまで撹拌する。ブチ
ロニトリル1.75mlを添加し、次いで、次式 で示される化合物1.46gを少量ずつ3分間かけて添加す
る。得られた混合物を還流下1時間煮沸し、その後、70
℃に冷却する。氷酢酸10mlとメタノール15mlとの混合物
を滴加し、バッチを更に80℃で1時間撹拌する。沈澱し
た顔料を過により単離し、メタノールで洗浄し、80℃
で真空乾燥すると、次式 で示され、PVCをオレンジ色に着色する顔料750mg(理論
量の52%)が得られる。
VIS(NMP,λmax,ε),440(1110),460(10200),510
(sh),630(600) C15H13N2O2Cl 計算値:C 62.40%;H 4.54%;N 9.70%;C l12.28% 実測値:C 62.28%;H 4.54%;N9.70%;C l12.30% 実施例16 ブチロニトリルの代りに4−シアノ−ビフェニルを用い
る以外は、実施例15の反応操作を繰り返す。過ケーキ
を真空中(60℃)で乾燥すると、次式 で示され、PVCを赤色に着色する顔料が得られる。収
率:理論量の70%。
UV/VIS(NMP,λmax,ε),336(16800),488(31000),5
24(40000) C24H15N2O2Cl 計算値:C 72.27%;H 3.79%;N 7.02%;C l8.89% 実測値:C 70.54%;H 3.83%;N 6.81%;C l8.70% 実施例17 ブチロニトリルの代りにイソフタロニトリルを用いる以
外は、実施例15の反応操作を繰り返す。粗生成物をNMP
中で再結晶すると、次式 で示され、PVCを赤色に着色する顔料が得られる。収
率:理論量の87%。
UV/VIS(NMP,λmax,ε),288(14800),308(14200),4
50(sh),480(23600),513(31000) C19H10N3O2Cl 計算値:C 65.82%;H 2.90%;N 12.08%;C l10.19% 実測値:C 65.11%;H 2.96%;N 11.96%;C l10.12%; 実施例18 ナトリウム1.7gとスルホコハク酸ビス−2−エチルヘキ
シルのナトリウム塩(乳化剤)0.1gとを、第3−アミル
アルコール30ml中還流温度で、反応が完了するまで撹拌
し、次いで、90℃で、ベンゾニトリル5.1mlを添加し、
更に、次式 で示される化合物8.95gを10分間かけつ少量づつ添加す
る。この混合物を90℃で1時間煮沸し、水100mlに注
ぐ。1時間水蒸気蒸留に付した後、反応混合物を過
し、生成した粗生成物をDMF中120℃で5時間再結晶する
ことにより精製する。懸濁液を冷却し、過し、過ケ
ーキをメタノールおよび水で洗浄すると、次式 で示され、PVCを赤色に着色する顔料4.8g(理論量の61
%)が得られる。
UV/VIS(NMP,λmax,ε),289(14600),305(sh),445
(sh),478(21800),512(29600) C19H11N3O2 計算値:C 72.84%;H 3.54%;N 13.41% 実測値:C 72.19%;H 3.65%;N 13.13% 実施例19 ベンゾニトリルの代りにテレフタロニトリルを用いる以
外は、実施例18の反応操作を繰り返す。NMPで再結晶す
ると、次式 で示され、PVCを赤色に着色する顔料が得られる。収率:
27% UV/VIS(NMP,λmax,ε),280(31600),310(sh),490
(20600),421(24600) C20H10N4O2 計算値:C 71.00%;H 2.98%;N 16.56% 実測値:C 69.08%;H 3.11%;N 16.03% 実施例20 次式 で示される化合物2.2g、p−クロロベンゾニトリル1.8g
及びカリウム−第3−ブトキシド2.22gを、第3−ブタ
ノール30ml中で還流下2.5時間煮沸する。反応混合物を
水150mlに注ぐ。メタノール65ml及び1N塩酸25mlを添加
し、室温で1時間撹拌する。結晶状の沈澱を水及びメタ
ノールで洗浄し、真空中60℃で乾燥する。次式 で示される赤色顔料1.6g(エナミノニトリルを基準とし
て理論量の76%)が得られる。
UV/VIS(NMP,λmax,ε),268(26660),308(12340),4
50(sh),483(21360),517(26900) C17H10N2O2Cl 計算値:C 63.07%;H 3.11%;N 12.98% 実測値:C 62.64%;H 3.33%;N 12.56% 実施例21 式(16)で示される3−エトキシカルボニル−2−フェ
ニル−2−ピロリン−5−オン64.5g及び9−シアノフ
ェナントレン75.0gの第3−ブタノール600ml溶液に、カ
リウム−第3−ブトキシド72.0gを添加し、反応混合物
を82℃で23時間撹拌する。この混合物を60℃に冷却し、
メタノール500mlで希釈し、酢酸37mlで加水分解する。
次いで、反応混合物を冷却し、吸引過し、過ケーキ
を乾燥すると、赤色粉末57.8gが得られる。この粉末を
メタノール中3時間煮沸することにより精製し、次いで
真空中70℃で乾燥すると、次式 で示され、PVCをオレンジ色に着色する顔料48.5g(39
%)が得られる。
VIS(NMP,λmax,ε),472(17200),492(16800) C,H,N−分析 実測値:C 79.89%;H 4.25%;N 7.08% 実施例22 実施例21に記載した操作により、式(16)で示されるラ
クタム6.6g、1−ナフトニトリル5.6g及びカリウム−第
3−ブトキシド10.8gを溶解した第3ブタノール60gを還
流下5時間撹拌する。通常のワークアップをすると、次
で示され、PVCをオレンジ色に着色する顔料3.0g(28
%)が得られる。
VIS(NMP,λmax,ε),470(15800),493(16300) C,H,N−分析 実測値:C 77.52%;H 4.28%;N 8.28% 実施例23 実施例21に記載の操作により、式(16)で示されるラク
タム4.3g、o−トルニトリル2.8g、カリウム−第3−ブ
トキシド4.8gを溶解した第3ブタノールを還流下5時間
撹拌する。通常のワークアップをすると、次式 で示され、PVCを黄澄色に着色する顔料0.7gが得られ
る。
VIS(NMP,λmax,ε),453(19000),481(21100) C,H,N−分析 実測値:C 73.77%;H 4.84%;N 8.73% 実施例24 実施例21に記載の操作により、式(16)で示されるラク
タム4.3g、2,5−ジメチルベンゾニトリル3.4g及びカリ
ウム−第3−ブトキシド4.8gを溶解させた第3ブタノー
ルを還流下撹拌する。通常のワークアップをすると、次
で示され、PVCを黄色に着色する顔料0.4g(6%)が得
られる。
VIS(NMP,λmax,ε),456(18400),482(20600) C,H,N−分析 実測値:C 74.92%;H 5.17%;N 8.59% 実施例25 実施例21に記載の操作により、式(16)で示されるラク
タム3.3g、シアン化ベンジル2.1g及びカリウム−第3−
ブトキシド3.6gを溶解させた第3ブタノール30mlを還流
下2時間撹拌する。通常のワークアップをすると、次式 で示され、PVCを赤色に着色する顔料0.8g(17%)が得
られる。
VIS(NMP,λmax,ε),381(11600),466(1400) C,H,N−分析 実測値:C 75.19%;H 4.64%;N 9.23% 実施例26 実施例21に記載の操作により、式(16)で示されるラク
タム4.3g、3−フェニル−プロピオニトリル3.1g及び第
3−ブトキシド4.8gを溶解させた第3ブタノールを還流
下5時間撹拌する。通常のワークアップをすると、次式 で示され、PVCをオレンジ色に着色する顔料1.0gが得ら
れる。
VIS(NMP,λmax,ε),438(15800),459(14600) C,H,N−分析 実測値:C 75.24%;H 5.14%;N 8.72% 実施例27(軟質ポリ塩化ビニルにおける応用) 実施例2により得られた顔料0.6gを、ポリ塩化ビニル67
g、フタル酸ジオクチル33g、ジブチル錫ジラウレート2g
及び二酸化チタン2gと混合し、ロールミルを用い、160
℃で15分間薄いはく状に加工する。このようにして得ら
れた黄色の着色は、着色力が強く、良好な顔料特性を有
する。
実施例28(ポリエチレンにおける応用) 実施例10により得られた顔料0.2g、二酸化チタン(ルチ
ル)1g及びLD−ポリエチレン粒状体100gを、ドラム中で
混合し、得られた混合物を混合ミルにより130℃で加工
する。プラスチックのかたまりを高温でプレスして板と
するか、あるいは押出プレスにより成型する。この板
は、きれいな赤色の色彩を呈する。
実施例29(アルキッド−メラミン−焼付けラッカーにお
ける応用) 次の混合物を製造する。
キシレン中非乾性アルキッド樹脂60%溶液(ライヒホル
ト・アルベルト・ヘミー社の商品名、ベッコゾル27−32
0)60g、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂ブタノール−
キシレン混合50%溶液(ライヒホルト・アルベルト・ヘ
ミー社の商品名、スーパー・ベックアミン13−501)36
g、キシレン2g及びメチルセロソルブ2gを混合し、この
混合物100gを撹拌機により撹拌して均質なラッカー溶液
とする。
かくして得られたクリヤラッカー95gと、実施例5によ
り得られた顔料5gとを、ボールミルで72時間磨砕する。
着色したラッカー溶液を、通常の噴射法により板上に塗
布し、120℃で30分間焼付ける。このようにすると耐光
性の良好な赤色のラッカー被膜が得られる。
フロントページの続き (72)発明者 オロフ・ヴアルクイスト スイス国、1723 マルリー、ルート・デ・ プラレテ 23 (56)参考文献 特開 昭58−210084(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(1) (式中、R1及びR2は、互いに独立して、C1−C18アルキ
    ル、ベンジル、フェネチル、ジフェニリル、ナフチル、
    フェナンスレニル、ピリジル又は式: (式中、X及びYのそれぞれは、独立して水素原子、ハ
    ロゲン原子、C1−C6アルキル、フェニルメルカプト又は
    シアノである))有するピロロ[3,4−c]ピロール類
    の製造方法において、式(2)又は(3) (式中、R及びR′は、互いに独立してC1−C6アルキル
    であり、R1は、前記の意味を有する) を有するエステルを、式R2CN(4)(式中R2は、前記の
    意味を有する)を有するニトリルと、有機溶剤中におい
    て強塩基の存在下に反応させることを特徴とする製造方
    法。
JP60248166A 1984-11-07 1985-11-07 ピロロ[3,4―cピロール類の製造方法 Expired - Lifetime JPH0721122B2 (ja)

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