JPH07210933A - テープカセットの巻径判別機構 - Google Patents

テープカセットの巻径判別機構

Info

Publication number
JPH07210933A
JPH07210933A JP6013179A JP1317994A JPH07210933A JP H07210933 A JPH07210933 A JP H07210933A JP 6013179 A JP6013179 A JP 6013179A JP 1317994 A JP1317994 A JP 1317994A JP H07210933 A JPH07210933 A JP H07210933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
winding diameter
cassette
tape cassette
reel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6013179A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Sasaya
卓史 笹谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6013179A priority Critical patent/JPH07210933A/ja
Publication of JPH07210933A publication Critical patent/JPH07210933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオカセット等のテープカセットの巻径判
別をテープの停止中においても行い、またテープの走行
中においては正しい巻径の判別を行う。 【構成】 テープカセット1のケース1aの底面側1b
に孔部1c,1d又は透明材質部(図示省略)を設け、
これに対向してテープカセット駆動装置2内に反射型フ
ォトセンサー2c1,2c2,2c3,2d1,2d
2,2d3を設け、フォトセンサーの作動により巻径の
判別を行う。テープの停止中にも巻径判別が可能にな
り、テープの走行中には空気のテープ内への巻き込み等
がないので、正確な巻径判別ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオカセット,D
AT(デジタル・オーディオ・テープレコーダ)カセッ
ト等の、テープカセットの巻径判別機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ビデオカセット等において、従来、リー
ルの巻径計算は、サプライリールモータとテイクアップ
リールモータのFG比より、求めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、リールを回転
しないと巻径が計算できないので、テープスレッディン
グの初期において、適正なバックテンションをそれぞれ
のリールに与えることができず、これによりテープダメ
ージを生じやすいという問題があった。
【0004】また、ビデオカセットはその構造から、加
減速時に空気を巻き込みやすく、これにより空隙を伴っ
てテープがリールに巻かれることがあり、このような場
合、リールモータのFG比から求めた巻径が実際の巻径
と一致しない場合があった。従って、高速走行時にテー
プトップ又はテープエンド付近で、この巻径計算を行
い、その値が異なっていると、テープトップ又はテープ
エンド手前で十分に減速することができず、これにより
テープ切れ等を起こしてしまうという問題があった。
【0005】そこで本発明の目的は、テープの巻径判別
をテープが停止している間に行うことが可能であり、ま
た、テープの回転中にも正確な巻径判別を行うことが可
能な、テープカセットの巻径判別機構を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のテープカセットの巻径判別機構は、テープカ
セットのテープリールの位置に対向してケースに設けら
れている孔部又は透明材質部と、装着されたテープカセ
ットの孔部又は透明材質部に対向して、テープカセット
駆動装置に設けられているフォトセンサーとにより構成
されている。
【0007】孔部又は透明材質部,及びフォトセンサー
は、サプライリール側及びテイクアップリール側の双方
に設けられていることが好ましい。
【0008】本発明は、回転ドラムにより情報の記録及
び/又は再生を行うテープカセット及びテープカセット
駆動装置に適用することが好ましい。
【0009】テープカセットの孔部又は透明材質部はケ
ースの底面側に設けてあることが好ましい。
【0010】
【作用】フォトセンサーは、カセットケースに設けられ
ている孔部又は透明材質部を通してフォトセンサーの位
置にテープがあるか否かを判断し、これに基づいて、テ
ープの巻径を判別する。テープが回転している必要がな
いので、巻径判別をテープが停止している間に行うこと
ができる。また、テープの回転中には、空隙を伴ってテ
ープが巻かれたときに変化する恐れがあるFG比による
場合と異なり、実際巻かれている径そのもので判別する
ことができるので、正確な巻径判別を行うことができ
る。
【0011】孔部又は透明材質部,及びフォトセンサー
が、サプライリール側及びテイクアップリール側の双方
に設けられていると、テープ長さが異なるテープカセッ
トの場合にも、正しい巻径判別が可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図1(a),(b)はそれぞれ、ビデオカ
セットがビデオテープレコーダにローディングされた状
態の平断面図,側断面図を示している。
【0014】ビデオカセット1は、同図(a)(b)に
示すように、ケース1aの底面側1bのテープリールの
位置に対向して,孔部1c,1dが設けてある。即ち、
サプライテープリール1fの中心とテイクアップテープ
リール1gの中心とを結ぶ線上でかつ上記両中心間内の
サプライリール1f及びテイクアップリール1gの位置
にそれぞれ、長孔部1c及び長孔部1dが設けてある。
それぞれにおいて、リール中心部側方向には、後述する
挿入されるフォトセンサーがテープエンド位置及びテー
プトップ位置に対向可能なように所定位置まで延設して
あり、かつこの延設位置から径方向外側へ長さLとなっ
ている。それぞれ、後述するように、長さL内に3個の
フォトセンサーが挿入される。
【0015】次に、テープリール1f,1gは一対のつ
ば部の間にテープを巻くようになっており、かつ底面側
つば部1f1,1g1の径は長孔1c,1dを覆うこと
が可能な径になっている。かつテープリール1f,1g
は、所定手段によりカセットの底面側に付勢されている
(図示省略)。
【0016】そして、それぞれのテープリール1f,1
gの底面側のつば部1f1,1g1は透明な材質により
形成してあり、後述するフォトセンサーの光が透過可能
になっている。
【0017】ビデオカセット1の他の構造については、
従来のビデオカセットの構造と同様であり、説明を省略
する。
【0018】次に、ビデオテープレコーダ2内に、ビデ
オカセット1がローディングされたときに、孔部1c,
1d内に挿入されるように、それらの孔部に対向して、
フォトセンサ2c,2dが、ビデオテープレコーダ2の
シャーシ2aに固定して、設けられている。なお、ビデ
オカセット1がローディングされたときフォトセンサ2
c,2dが孔部1c,1dを介してリールの底面側つば
部に近接する位置になっている。それぞれにおいて、フ
ォトセンサーは3個配置してあり、リール最中心側のフ
ォトセンサー2c1,2d1はそれぞれテープエンド,
テープトップ位置に対向しており、その位置から所定間
隔離れてフォトセンサー2c2,2d2及びフォトセン
サー2c3,2d3が配置してされている。フォトセン
サーとして反射型フォトセンサーを用いてあり、即ち、
発光部と受光部とが同一筐体内に存在して、発光部から
発した光の反射光を受光部で受けるようになっている。
【0019】次にフォトセンサーによる検出により、サ
プライリール側及びテイクアップリール側の巻径を判別
する所定の計算回路がビデオテープレコーダ内に設けて
ある(図示省略)。この計算は、サプライリール側及び
テイクアップリール側のそれぞれのフォトセンサーで何
個がテープ存在の検出をしたかで、判断されるようにな
っている。従って一方に巻かれたときに一方の3個のフ
ォトセンサーが全てテープ存在を検出するような、大径
のテープがカセットに収納されている場合にも、双方の
それぞれの3個のフォトセンサーでの検出により、正し
い巻径が判別可能になっている。
【0020】そして、フォトセンサーを用いた巻径判別
は、カセットのローディング時に行い、その後、記録及
び/又は再生時に時折行うようにプログラムされてい
る。
【0021】ビデオテープレコーダ2の他の構造につい
ては、従来のビデオテープレコーダの構造と同様であ
り、説明を省略する。
【0022】次に作用を説明する。
【0023】ビデオカセット1がビデオテープレコーダ
2に挿入されると、その後、ビデオカセット1がビデオ
テープレコーダ2の下方向に移動してローディングが完
了する。このとき、フォトセンサー2c,2dが孔部1
c,1d内に挿入されている。そしてビデオテープレコ
ーダ2は直ちに、フォトセンサー2c,2dにより、テ
ープの巻径の判別を行う。即ち、全てのフォトセンサー
2c1,2c2,2c3,2d1,2d2,2d3の発
光部から光を発してその反射光をそれぞれの受光部で受
光し、それぞれのフォトセンサー位置にテープが存在す
るか否かを検出し、その検出結果を基にそれぞれのテー
プリールの巻径を計算する。これによりテープスレッデ
ィングの初期において両リール1f,1gに適正なバッ
クテンションが指示される。これによりテープは無理な
張力等が生じずテープダメージ等が防止される。
【0024】次に、本発明のテープカセットの巻径判別
機構はテープの回転中にも時折、作動する。即ち、時
折、フォトセンサー2c,2dを作動させて現在のサプ
ライリール1f,テイクアップリール1gの巻径を判別
する。即ち、テープの早送り/巻戻しのときに、テープ
トップ/テープエンド近傍で必ず減速する必要がある
が、巻径を時折、判別監視して、テープトップ/テープ
エンド近傍と判別したときに直ちに減速する。本発明
は、空気の巻き込みの影響を受けるFG比による計算と
異なり、現在の巻径を直視的にフォトセンサーで正しく
捕らえて判別するので、正しい位置で減速することがで
き、テープ切れやテープダメージを起こさないようにす
ることができる。
【0025】次に、ビデオカセットをビデオテープレコ
ーダから取り外した状態では、双方のリールがケースの
底面側に付勢されている。従って孔部1c,1dを覆う
ように底面側つば部1f1,1g1がケース底面側に接
触する。これにより、孔部1c,1dからごみ,埃等が
侵入することが防止される。
【0026】上記実施例において、テープの走行中にお
いては、本発明のテープカセットの巻径判別機構による
巻径の判別と、従来のサプライリールモータとテイクア
ップリールモータのFG比の計算による巻径の判別とを
併用して、巻径の判別を行い、巻径の判別の精度をより
充実させるようにしてもよい。
【0027】また、上記実施例ではそれぞれのリール部
においてフォトセンサーを3個設けたが、個数はこれに
限定しないことは無論である。
【0028】更にまた、上記実施例では孔部1c,1d
を設けるとしたが、孔部1c,1dを透明プラスチップ
等の透明材質で埋めてもよい。この場合には、この透明
材質部の外側からフォトセンサーを対向する。なお、透
明材質とは光が透過できればよく、透明材質とはこの意
味である。
【0029】また、上記実施例ではフォトセンサー2
c,2dを装着されるビデオカセット1の下方向に設け
たが、フォトセンサーを装着されるビデオカセットの上
方向に設けてもよい。なお、この場合には、ビデオカセ
ットがビデオテープレコーダの下方向に移動してローデ
ィングが完了した後、フォトセンサーを下方向に移動し
てビデオカセットに近づける機構を設けてもよい。ま
た、フォトセンサーは発光部と受光部とを分離して、そ
れぞれをビデオテープレコーダ内のビデオカセットを挟
む位置に対向して設けてもよい。
【0030】本発明は、テープの巻径の判別を行う、種
々のテープカセット及びテープカセット駆動装置に用い
ることが可能である。特に、精度の高いテープ管理が要
求される、回転ドラムを用いて情報の記録及び/又は再
生を行う、ビデオカセット,DAT(デジタル・オーデ
ィオ・テープレコーダ)等のテープカセットに用いるこ
とにより、これらのテープの高精度の管理が可能にな
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、テ
ープの巻径判別をテープが停止している間に行うことが
可能になり、テープスレッディングの初期において正し
いバックテンションを与えることが可能になり、また、
テープの回転中にも正確な巻径判別を行うことが可能に
なり、例えばテープトップ又はテープエンド手前で正確
に減速することが可能になり、これらによりテープに与
えるダメージを大きく軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機構の一実施例の説明図であり、同図
(a)は平断面説明図,同図(b)は側断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 テープカセット 1a ケース 1b ケースの底面側 1c,1d 孔部 1f,1g テープリール 2 テープカセット駆動装置 2c(2c1,2c2,2c3),2d(2d1,2d
2,2d3) フォトセンサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットのテープリールの位置に
    対向してケースに設けられている孔部又は透明材質部
    と、 装着された上記テープカセットの上記孔部又は透明材質
    部に対向して、テープカセット駆動装置に設けられてい
    るフォトセンサーとにより構成されていることを特徴と
    するテープカセットの巻径判別機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記孔部又は透明材質部,及び上記フォトセンサーは、
    サプライリール側及びテイクアップリール側の双方に設
    けられていることを特徴とするテープカセットの巻径判
    別機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 回転ドラムにより情報の記録及び/又は再生を行う上記
    テープカセット及び上記テープカセット駆動装置に適用
    されることを特徴とするテープカセットの巻径判別機
    構。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、 上記テープカセットの上記孔部又は透明材質部は上記ケ
    ースの底面側に設けてあることを特徴とするテープカセ
    ットの巻径判別機構。
JP6013179A 1994-01-11 1994-01-11 テープカセットの巻径判別機構 Pending JPH07210933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013179A JPH07210933A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 テープカセットの巻径判別機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6013179A JPH07210933A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 テープカセットの巻径判別機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07210933A true JPH07210933A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11825967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6013179A Pending JPH07210933A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 テープカセットの巻径判別機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07210933A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4616274A (en) Tape end detecting device for extractable tape type cassette
US3820101A (en) Remaining tape sensing apparatus
JPS58220259A (ja) テ−プ端検出装置
JPH07210933A (ja) テープカセットの巻径判別機構
JP2870809B2 (ja) テープ移送装置
US6101309A (en) Method for detecting leading and trailing ends of video tape
JP2532420B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR100224098B1 (ko) 비디오 테이프의 시작 및 끝 부분 검출방법
JPS6035752B2 (ja) 情報再生装置
US4901170A (en) Rotary head type digital signal reproducing method
JP3746850B2 (ja) 不連続走行時の磁気テープの位置感知方法
KR870003383Y1 (ko) 테이프단 검출 장치
JP2660449B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH10162454A (ja) テープ移送装置
KR100253152B1 (ko) 테이프의 주행 제어 장치 및 방법
JPH0633543Y2 (ja) テープ切れ検出装置
JPS6146906B2 (ja)
JPH0648580Y2 (ja) 磁気記録再生装置のテープ始端及び終端検出装置
JP2854892B2 (ja) テープ巻取制御装置
JPS61233458A (ja) 情報媒体保持検索装置
JP2535601B2 (ja) 磁気テ―プ装置
JPH04283449A (ja) 磁気記録再生装置
KR20000038650A (ko) 자기기록재생기의 테이프 주행계
JPH04370555A (ja) 磁気テープ再生装置
JPH06176434A (ja) 磁気記録再生装置