JP2535601B2 - 磁気テ―プ装置 - Google Patents

磁気テ―プ装置

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JP2535601B2 JP63231132A JP23113288A JP2535601B2 JP 2535601 B2 JP2535601 B2 JP 2535601B2 JP 63231132 A JP63231132 A JP 63231132A JP 23113288 A JP23113288 A JP 23113288A JP 2535601 B2 JP2535601 B2 JP 2535601B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 コンピュータシステムにおけるファイル装置として使
用されるダブルリールカートリッジを使用した磁気テー
プ装置に関し, テープ巻きゆるみの有るダブルリールカートリッジと
巻きゆるみの無いダブルリールカートリッジを判別でき
るようにし、その判別結果から、テープの繰り出しリー
ルへの巻き戻しの状態を変えることを目的とし、 繰り出しリールと巻き取りリールとを有するダブルリ
ールカートリッジを使用する磁気テープ装置において、 テープの巻き始め端を検出するセンサと、データ処理
中におけるダブルリールカートリッジのテープ巻きゆる
みの有無を記憶する状態記憶部と、磁気テープ装置から
ダブルリールカートリッジを排出する際に、状態記憶部
がダブルリールカートリッジのテープ巻きゆるみが有る
ことを記憶している場合には、巻き取りリールに巻かれ
ているテープを、センサの検出出力が得られる迄全て繰
り出しリールに巻き戻した状態とし、一方状態記憶部が
ダブルリールカートリッジのテープ巻きゆるみが無いこ
とを記憶している場合には、巻き取りリールに巻かれて
いるテープを全て該繰り出しリールに巻き戻した後、所
定回数分だけ該巻き取りリールに巻き取って、センサが
テープ巻き始め端を検知し得ない状態とする制御手段
と、ダブルリールカートリッジの装着時における、セン
サによるテープの巻き始め端の検出状態に応じてダブル
リールカートリッジのテープの巻きゆるみの有無を検出
する検出手段とを備え、データ処理中におけるダブルリ
ールカートリッジのテープ巻きゆるみの有無を記憶し、
その記憶情報に応じて、センサによるテープの巻き始め
端の検出状態が変わるように、テープの繰り出しリール
への巻き戻しの状態を変えるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は,コンピュータシステムにおけるファイル装
置として使用されるダブルリールカートリッジを使用し
た磁気テープ装置に関する。
〔従来の技術〕
第7図はダブルリールカートリッジのリール駆動系を
説明する図である。
ダブルリールカートリッジとは,カートリッジ4の中
にテープの繰り出しリール6と巻き取りリール7をそな
え,該リールに記録用テープ5を巻き,両リールの間で
テープ5の巻き取り,繰り出しができるように構成され
たものである。
該ダブルリールカートリッジを磁気テープ装置に装着
すると,リール駆動部2,3が繰り出しリール6,巻き取り
リール7と結合して,リール駆動部2,3の回転力が,該
リール6,7に伝達される。
また,リール駆動部2,3は制御部1で制御されてい
て,テープ5に対し所定のテープ走行速度とテープテン
ションが与えられるように作動する。また,テープ5は
巻き取りリール7側と繰り出しリール6側のどちら側へ
も駆動され,テープ5の巻き取り,巻き戻しができる。
制御部1は,テープ走行速度やテープテンションが,
繰り出しリール6,巻き取りリール7のテープ巻径が変化
しても所定の値に維持されるように作動し,安定した記
録/再生が行なえるよう構成されている。
しかし,高加速度でテープをアクセスする磁気テープ
装置では,次の様な問題があった。
一般にカートリッジテープは,所定のテープ張力で巻
かれたテープであっても,保管環境の温度によっては膨
張,収縮を繰り返し,その結果,巻き張力が小さくな
り,巻きゆるみが発生してくる。これは温度環境による
ものだけでなく,運搬時の振動によっても発生する。
磁気テープ装置はテープ上にデータを記録,再生する
際に,テープ走行の速度制御,位置制御等を行ないなが
ら,所定の速度で所定の位置のデータをアクセスする
が,この時に巻きゆるみのあるカートリッジテープが使
用された場合,この巻きゆるみを締め付けて,テープが
巻かれている張力が増加する方向に,リールの角速度と
リールに巻かれているテープの角速度とに違いが生ずる
という現象が発生する。この現象をここでは層ズレと定
義し,以下この層ズレという用語を使用する。
制御部1は,繰り出しリール6,巻き取りリール7の回
転角度,回転速度,回転トルクを制御しながら,テープ
5に対し所定の速度とテンションを与えるように作動す
るが,もしカートリッジテープに層ズレが発生した場
合,リールに急激な回転角度,回転速度の変化が発生
し,制御部1は一時的にリール駆動部2,3の制御に混乱
を生じて,正常なテープアクセスが一時的に不能となる
ことがあった。
これを解決するため,従来は次のような二つの対策を
とっていた。
1.ダブルリールカートリッジを磁気テープ装置にロード
した場合,データ処理前にリテンション動作と称して,
テープを低速度で最後まで巻き取って巻きゆるみを除去
し,その後データ処理に入っていた。
2.ダブルリールカートリッジを磁気テープ装置にロード
した場合,データ処理前にテープの巻き始め端付近で,
高加速度の起動,停止を数回〜十数回行なわせて巻きゆ
るみを除去し,その後データ処理に入っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが,前記(1)の方法では,リテンション動作
に時間を要し,データ処理を開始するまでに時間がかか
りすぎていた。
また(2)の方法では,充分にテープ巻きゆるみを除
去することができなかった。
ところで、層ズレ検知の手法としては、例えば、特開
昭60−18838号公報、特開昭61−117751号公報に記載さ
れたような、テープのテンションを検出するもの等があ
る。本発明の課題は、ダブルリールカートリッジを使用
する、従来の磁気テープ装置における、データ処理を開
始するまでに時間がかかりすぎ、充分にテープ巻きゆる
みを除去できないという問題と、層ズレ検知が可能であ
ることに着目し、テープ巻きゆるみの有るダブルリール
カートリッジと巻きゆるみの無いダブルリールカートリ
ッジをスタート時点で判別できるようにし、その判断結
果からその後のリール駆動動作を変えることにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の基本原理を説明する図である。本発
明はダブルリールカートリッジを使用する磁気テープ装
置を対象とするもので,カートリッジ4の中には繰り出
しリール6と巻き取りリール7とがあり,リールにはテ
ープ5が巻かれていて該リール6,7の回転によって,両
リール間をテープ5が走行する。
カートリッジ4を磁気テープ装置に装着すると,繰り
出しリール6と巻き取りリール7とが磁気テープ装置の
リール駆動部2,3と結合し,リール駆動部2,3から該リー
ル6,7に回転力が伝達されるよう構成されている。
リール駆動部2,3は,制御部8で制御されていて,回
転角度,回転速度,回転トルクが制御され,テープ5に
所定のテープ走行速度,テープテンションが得られるよ
うに作動する。また,制御部8は,磁気テープ装置にカ
ートリッジが装着された時に,状態記憶部10のデータを
読み込み,状態記憶部10がセットされていた時は,装着
されたカートリッジのテープに巻きゆるみがあると判断
し,巻きゆるみ用のリール駆動制御を行ない,状態記憶
部10がリセットされていた時は,装着されたカートリッ
ジにテープ巻きゆるみはないと判断し,巻きゆるみなし
用のリール駆動制御を行なう。
データ処理中に層ズレが発生した場合,制御部8は状
態記憶部10にセットし,層ズレが発生しなかった場合は
リセットして,状態記憶部10は層ズレの有無を記憶する
よう構成されている。
また,磁気テープ装置のテープ走行系にはセンサ11,1
2が設けられ,センサ11はテープ巻き始め端5b(第2
図)を検知し,センサ12はテープ巻き終わり端5c(第2
図)を検知するよう配置されている。
ここで本発明では,巻き取りリール7が巻き取り始め
るテープの端(第2図),すなわちテープ巻き始め端を
BOTと定義し,繰り出しリール6が巻いているテープの
端(第2図),すなわちテープ巻き終わり端をEOTと定
義し,以下この用語を使用する。
始端・終端検出部9には,センサ11,12の信号が入力
され,該センサ出力よりカートリッジ内のテープがBOT
にあるのかEOTにあるのか,それともBOT,EOT以外の状態
にあるのかを検出している。
また,始端・終端検出部9は,磁気テープ装置にカー
トリッジが装着された時BOTを検出すれば,状態記憶部1
0をセットし,データ処理中にEOTを検出すれば,リセッ
トするよう接続されている。
〔作用〕
一般に新品テープは,保管状態,運搬状態が不明であ
り,またテープ巻きテンションも小さいために,層ズレ
が発生しやすい。
また,第2図に示すBOT,EOT部分は,一般に透明テー
プが使用されており,新品テープは必ずテープ巻き戻し
状態にしてあるので,第3図(a)第一モードに示す状
態で出荷されている。
したがってBOTをセンサで検知すれば,新品テープで
あることが判り,層ズレが発生しやすいテープであるこ
とが判別できる。このことを利用し,新品テープ以外で
もデータ処理中に層ズレが発生した場合は,層ズレの発
生しやすいテープとして,繰り出しリール6にテープを
全て巻き戻してから,磁気テープ装置外へカートリッジ
を排出し,また層ズレの発生しやすいテープでも,テー
プが最後まで巻き取られてEOT部まで引き出されれば,
リテンションが行なわれて巻きゆるみがなくなり,層ズ
レが発生しにくくなるので,データ処理中にEOTが繰り
出しリール6から繰り出した場合は,巻き取りリール7
を数回転させ,BOT部分を巻き取ってから,カートリッジ
を磁気テープ装置から排出すれば,層ズレの発生しやす
いカートリッジと発生しにくいカートリッジをBOTの位
置で判別することが可能となる。第3図はこれを説明す
る図で,(a)は層ズレを発生しやすいカートリッジの
排出状態を示し,これを第一モードと定義する。(b)
は層ズレの発生しにくいカートリッジの排出状態を示
し,これを第二モードと定義する。
以上をまとめると次のように分類される。
1.層ズレが発生しやすいカートリッジ→第一モード a.第一モードで磁気テープ装置に装着されテープ巻き取
りがEOTまで達しなかった場合 b.第二モードで磁気テープ装置に装着されたが,データ
処理中に層ズレが発生した場合 2.層ズレが発生しにくいカートリッジ→第二モード a.第一モードで磁気テープ装置に装着され,データ処理
中テープ巻き取りがEOTまで達した場合 b.第二モードで磁気テープ装置に装着され,データ処理
中に層ズレが発生しなかった場合 第1図は前記分類にしたがって作動するよう構成され
た本発明の基本原理を説明する図である。
(イ)第一モードのカートリッジが磁気テープ装置に装
着された場合。
この場合,カートリッジが装着されると,センサ11が
BOTを検知し,始端・終端検出部9はカートリッジ4が
第一モードであることを検出して,状態記憶部10をセッ
トする。
制御部8は,状態記憶部10がセットされているので,
リール駆動部2,3に対し,巻きゆるみテープ用の駆動制
御(後で説明する)を開始する。
データ処理開始後,該カートリッジのテープがEOTま
で引き出されると,センサ12がEOTを検知し,始端・終
端検出部9はテープのリテンションが完了したことを検
出して,状態記憶部10をリセットする。しかしセンサ12
がEOTを検知しなければ,該カートリッジのテープリテ
ンションは不完全であるので,状態記憶部10のリセット
は行なわない。
従ってデータ処理終了後,カートリッジを装置外へ排
出する時に,状態記憶部10がセットされていれば,相変
わらず層ズレの発生しやすいカートリッジであるので,
テープを第一モードまで巻き戻してから,カートリッジ
を排出する。また状態記憶部10がリセットされていれ
ば,層ズレの発生しにくいカートリッジであるので,テ
ープを第二モード状態に巻いてから,カートリッジを排
出する。
(ロ)第二モードのカートリッジが磁気テープ装置に装
着された場合。
この場合,カートリッジが装着されても,センサ11は
BOTを検知しないから,始端・終端検出部9はカートリ
ッジ4が第二モードであることを検出して,状態記憶部
10をリセットする。
制御部8は,状態記憶部10がリセットされているの
で,リール駆動部2,3に対し,通常の駆動制御を開始す
る。
しかしデータ処理開始後,層ズレが発生した時には,
制御部8は状態記憶部10をセットする。つまり層ズレの
発生しやすいカートリッジであることを記憶する。
従がってデータ処理終了後,カートリッジを装置外へ
排出する時に,状態記憶部10がセットされていれば,層
ズレの発生しやすいカートリッジとして,テープを第一
モードまで巻き戻してから,カートリッジを排出し,状
態記憶部10がリセット状態であれば層ズレの発生しにく
いカートリッジであるので,テープを第二モード状態に
巻いてからカートリッジを排出する。
ここで前記(イ)中の「巻きゆるみテープ用の駆動制
御」について説明する。この駆動制御は次の二つに分け
て行なう。
1.テープの巻きゆるみを取り除くため,テープのBOT付
近において,高加速度の起動/停止の往復サイクルを数
10回以上行なってから,データ処理を開始する。
2.層ズレを防止するため,通常より小さいテープ加速度
でデータ処理を行なう。但し,層ズレはリール上のテー
プのイナーシャの大きさに比例するため,テープ巻径が
小さくなるにつれて,層ズレの恐れが少なくなる。従が
って巻径の減少にともない,加速度を一般のレベルまで
徐々に引き上げる。第4図はこれを説明するための図
で,繰り出しリールのテープ巻径が大きいBOT付近は,
テープ加速度を所定の50%に設定し,巻径が小さくなる
にしたがい徐々に100%に達するよう制御を行なう例で
ある。
以上の1.2.の動作により,大部分の層ズレは防ぐこと
ができる。
このように,磁気テープ装置に装着されたカートリッ
ジについて,テープの層ズレが発生しやすいか(第一モ
ード),発生しにくいか(第二モード)をあらかじめ検
出してから,データ処理を開始し,データ処理中のテー
プ状態から,層ズレが発生しやすいか,発生しにくいか
を再び判断して,その判断結果をカートリッジに第一モ
ード,第二モードとして再設定することにより,テープ
層ズレが防止,解消できる。
〔実施例〕
次に本発明による磁気テープ装置が実際上どのように
具体化されるかを実施例で説明する。
第5図は本発明の実施例を示すブロック図である。繰
り出しリール6,巻き取りリール7は,リールモーターの
軸21a,22aを通じてモーター21,22に結合し,モーター2
1,22はモーター駆動回路19,20によって駆動されてい
る。
モーター駆動回路19,20は,制御回路13で制御される
と共に,リールモーターに接続されたタコジェネレータ
23,24から,フィードバック信号が制御回路13に戻り,
リールモーターの回転制御が行なわれる。
BOT,EOT検知用にフォトセンサ16,15を使用し,LED駆動
回路17の駆動によって,LED18から投光することにより,
その光路上にあるテープ5のBOT,EOT透明テープ部の有
無を,LED18が投光している光の透過と遮断とによって検
知して,その検知信号を制御回路13に送っている。
また,テープの巻きゆるみの有無を記憶するため,フ
リップフロップ14が制御回路13に接続され,制御回路13
からセット,リセットできるように接続されていて,そ
の出力も制御回路13に接続されている。
第6図は第5図の実施例の動作をフローチャートで説
明した図であり,次にこのフローチャートに沿って動作
を説明する。
まずカートリッジを磁気テープ装置に装着すると,フ
ォトセンサ16の出力からBOTが検出されたかどうかを制
御回路13が判断する。
BOTが検出された場合,制御回路13はフリップフロッ
プ14をセットし,テープの巻きゆるみを取り除くため,
高加速度ターン走行を数十回行ない,その後データ処理
(2)を開始する。データ処理(2)とは,第4図で説
明されるテープ走行の低加速度制御のことである。
また,BOTが検出されなかった場合,制御回路13は,フ
リップフロップ14をリセットし,高加速度ターン走行
を,数回行なった後,データ処理(1)を開始する。デ
ータ処理(1)とは,第4図で説明される所定のテープ
走行加速度100%で最初から制御が行なわれる処理のこ
とである。
データ処理中,フォトセンサ15がEOTを検出すれば,
制御回路13はフリップフロップ14をリセットするが,EOT
を検出しなければ,リセットは行なわない。
そしてデータ処理終了後,フリップフロップ14が“1"
にセットされていた場合は,テープをBOTまで巻き戻し
てから,カートリッジを排出し,“1"にセットされてい
なければ,BOTから2巻きテープを巻き取ってから,カー
トリッジを排出する。
また,フローチャート中に示されていないが,データ
処理中に,制御回路13がリールモーターの回転制御によ
り層ズレを検知した時は,フリップフロップ14が,該制
御回路13によってセットされ、この層ズレ検知の手法に
ついては、前述した公知のテンション変動等の検知によ
り行われる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、状態記憶部により、デ
ータ処理中におけるダブルリールカートリッジのテープ
巻きゆるみの有無を記憶し、制御手段により、磁気テー
プ装置からダブルリールカートリッジを排出する際に、
状態記憶部がダブルリールカートリッジのテープ巻きゆ
るみが有ることを記憶している場合には、巻き取りリー
ルに巻かれているテープ、センサの検出出力が得られる
迄全て繰り出しリールに巻き戻した状態とし、一方状態
記憶部がダブルリールカートリッジのテープ巻きゆるみ
が無いことを記憶している場合には、巻き取りリールに
巻かれているテープを全て該繰り出しリールに巻き戻し
た後、所定回数分だけ該巻き取りリールに巻き取って、
センサがテープ巻き始め端を検知し得ない状態とし、検
出手段により、ダブルリールカートリッジの装着時にお
ける、センサによるテープの巻き始め端の検出状態に応
じてダブルリールカートリッジのテープの巻きゆるみの
有無を検出するようにしたので、データ処理中のダブル
リールカートリッジのテープ巻きゆるみの有無により、
テープの繰り出しリールへの巻き戻しの状態が変わり、
ダブルリールカートリッジをテープ巻きゆるみの有無に
より区別することができ、新品のテープ以外のテープで
も、データ処理中にテープ巻きゆるみがあれば、磁気テ
ープ装置からダブルリールカートリッジを排出する際
に、巻きゆるみの有るダブルリールカートリッジとして
排出されるので、ダブルリールカートリッジの装着時に
おいて、センサにより検出されたダブルリールカートリ
ッジのテープの巻きゆるみの有無により、巻きゆるみの
無いテープにおいては、従来行なわれていたリテンショ
ン動作だけに伴なう無駄な処理時間が省け,また巻きゆ
るみの有るテープにおいては,最適な巻きゆるみ防止対
策が打てるので,処理時間が大幅に伸びたり,また巻き
ゆるみが完全に除去しきれずにデータ処理中に重大なエ
ラーを生ずることが無くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本原理を説明する図,第2図はダブ
ルリールカートリッジに使用されているテープを説明す
る図,第3図はカートリッジを磁気テープ装置から排出
する時のテープの状態を説明する図,第4図は層ズレが
発生し易いテープを駆動する場合にテープ加速度を所定
加速度より小さく設定していることを説明する図,第5
図は本発明の実施例を説明する図,第6図は第5図の実
施例の動作を説明する図,第7図は従来のダブルリール
カートリッジの駆動部を説明する図である。 図において,1は制御部,2,3はリール駆動部,4はカートリ
ッジ,5はテープ,5aは磁気テープ,5bはBOT,5cはEOT,6は
繰り出しリール,7は巻き取りリール,9は始端・終端検出
部,10は状態記憶部,11,12はセンサ,14はフリップフロッ
プ,15,16はフォトセンサ,18はLED,をそれぞれ示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繰り出しリールと巻き取りリールとを有す
    るダブルリールカートリッジを使用する磁気テープ装置
    において、 テープの巻き始め端を検出するセンサと、 データ処理中における前記ダブルリールカートリッジの
    テープ巻きゆるみの有無を記憶する状態記憶部と、 前記磁気テープ装置から前記ダブルリールカートリッジ
    を排出する際に、前記状態記憶部が前記ダブルリールカ
    ートリッジのテープ巻きゆるみが有ることを記憶してい
    る場合には、前記巻き取りリールに巻かれているテープ
    を、前記センサの検出出力が得られる迄全て前記繰り出
    しリールに巻き戻した状態とし、一方前記状態記憶部が
    前記ダブルリールカートリッジのテープ巻きゆるみが無
    いことを記憶している場合には、該巻き取りリールに巻
    かれているテープを全て該繰り出しリールに巻き戻した
    後、所定回数分だけ該巻き取りリールに巻き取って、前
    記センサがテープ巻き始め端を検知し得ない状態とする
    制御手段と、 前記ダブルリールカートリッジの装着時における、前記
    センサによる前記テープの前記巻き始め端の検出状態に
    応じて前記ダブルリールカートリッジのテープの巻きゆ
    るみの有無を検出する検出手段と、 を備えてなることを特徴とする磁気テープ装置。
JP63231132A 1988-09-14 1988-09-14 磁気テ―プ装置 Expired - Lifetime JP2535601B2 (ja)

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