JPH07210766A

JPH07210766A - Ｐｏｓシステム

Info

Publication number: JPH07210766A
Application number: JP451194A
Authority: JP
Inventors: Masakazu Watanabe; 昌和渡邉
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1994-01-20
Filing date: 1994-01-20
Publication date: 1995-08-11
Anticipated expiration: 2017-04-08
Also published as: JP3272525B2

Abstract

(57)【要約】【目的】各種のＰＯＳシステムに関し、顧客の貢献度を
より的確にポイントに反映させることができるきめ細か
なポイント算定を実現することを目的とする。【構成】全顧客対象のポイント算定倍率と、各顧客に対
して個別に適用すべき顧客別のポイント算定倍率とを記
憶し、取引に際して、識別カード２から顧客コードＣＣ
を読み取り、顧客コードＣＣに対応した顧客別のポイン
ト算定倍率と全顧客対象のポイント算定倍率とを掛け合
わせてポイントの算定を行うように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、各種のＰＯＳ（販売時
点情報管理）システムに関する。百貨店、量販店、中小
スーパーマーケット、及び個人商店といった各種の小売
業において、固定客を獲得するための顧客サービスとし
て、例えば、会員のみを対象とした割引、一定枚数の収
集により特典が得られるスタンプ券の発行などが実施さ
れている。特に近年では、ＰＯＳシステム及び識別カー
ドシステムの普及に伴って、取引内容をポイント化して
顧客毎に記憶し、累積ポイントに応じて商品券の発行や
割引などの利益還元を行う、いわゆるポイント制の導入
が広まりつつある。

【０００２】ポイント制によれば、過去の取引実績が特
典に反映されるので、取引時点の単なる割引に比べて、
得意客の増大を図ることができるとともに、割引による
店側の収入減を抑えることができる。また、ＰＯＳシス
テム又は顧客が所持する識別カード（磁気カードなど）
によって取引実績が記憶されることから、スタンプ券の
発行に比べて、サービスコストを削減することができ、
客側の手間を省くこともできる。

【０００３】

【従来の技術】従来において、取引に際して端末装置が
管理装置へ取引金額とカードから読み取った顧客コード
とを通知し、管理装置が取引金額に応じてポイントを算
定して顧客別の累積ポイントを更新するように構成され
たＰＯＳシステムが知られている。

【０００４】例えば、特開平５−８９３７２号公報に開
示されたシステムでは、管理装置は更新後の累積ポイン
トに応じて割引率を決定し、次回の取引に際してその時
点の割引率を端末装置へ通知する。そして、端末装置は
その割引率で小計金額を割り引いて取引金額を決定す
る。つまり、このシステムでは、顧客に対する利益還元
サービスとして、過去の取引実績（累積ポイント）が割
引率に反映される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、ポイント制に
適応した従来のＰＯＳシステムでは、ポイント算定の基
礎データが取引金額に限定されていた。すなわち、取引
日時、売り場、商品、顧客、支払い方法、及び金額とい
った取引内容を特定する要素の内、取引金額のみに基づ
いてポイントが算定されていた。このため、バーゲンセ
ールなどの特定取引と通常取引とを区別してポイント算
定条件を設定したり、商品や顧客によってポイント算定
条件を変更するなどして、店側の利益に照らした顧客の
貢献度をより的確にポイントに反映させることができな
いという問題があった。

【０００６】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、顧客の貢献度をより的確にポイントに反映さ
せることができるきめ細かなポイント算定を実現するこ
とを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係るシ
ステムは、上述の課題を解決するため、図１、図２及び
図７に示すように、取引毎に取引内容に応じてポイント
を算定するように構成されたＰＯＳシステム１であり、
複数の顧客に対して共通に適用すべきポイント算定倍率
Ｒ２を記憶する第１記憶手段２２と、各顧客に対して個
別に適用すべきポイント算定倍率Ｒ１を顧客毎に割り当
てられる顧客コードＣＣに対応づけて記憶する第２記憶
手段１７と、各顧客が所持する識別カード２から前記顧
客コードＣＣを読み取る顧客コード読取り手段２３と、
前記第１記憶手段２２から前記ポイント算定倍率Ｒ２を
読み出す第１読出し手段２１ａと、前記顧客コード読取
り手段２３によって読み取られた前記顧客コードＣＣに
対応する前記ポイント算定倍率Ｒ１を前記第２記憶手段
１７から読み出す第２読出し手段１６と、前記第１及び
第２記憶手段２２，１７からそれぞれ読み出された前記
ポイント算定倍率Ｒ２，Ｒ１を掛け合わせて前記ポイン
トＰを算定するポイント算定手段２１ｃと、を備える。

【０００８】請求項２の発明に係るシステムは、管理装
置１０及び複数の端末装置２０を有したＰＯＳシステム
１であり、前記管理装置１０が、顧客別のポイント算定
倍率Ｒ１と顧客毎に割り当てられる顧客コードＣＣとを
対応づける顧客管理テーブルＴ１を記憶する管理用メモ
リ１７と、前記端末装置２０による照会に応じて前記顧
客別のポイント算定倍率Ｒ１を前記端末装置２０へ転送
するデータ管理手段１６とを備え、前記各端末装置２０
が、全顧客対象のポイント算定倍率Ｒ２を記憶する取引
用メモリ２２と、各顧客が所持する識別カード２から前
記顧客コードＣＣを読み取るカードリーダ２３と、前記
取引用メモリ２２から前記ポイント算定倍率Ｒ２を読み
出すメモリ制御手段２１ａと、前記管理装置２０に対し
て、前記カードリーダ２３によって読み取られた前記顧
客コードＣＣに対応する前記顧客別のポイント算定倍率
Ｒ１を照会する倍率照会手段２１ｂと、取引金額に応じ
た基本ポイント、前記メモリ制御手段２１ａによって読
み出された前記ポイント算定倍率Ｒ２、及び前記倍率照
会手段２１ｂによって入手された前記顧客別のポイント
算定倍率Ｒ１を掛け合わせて前記ポイントを算定するポ
イント算定手段２１ｃと、を備える。

【０００９】請求項３の発明に係るシステムは、前記管
理装置１０が、取引の開始以前に、前記全顧客対象のポ
イント算定倍率Ｒ２を設定し、前記各端末装置２０へダ
ウンロードする端末保守機能を有する。

【００１０】請求項４の発明に係るシステムは、前記各
端末装置２０が、取引毎に前記ポイント算定手段２１ｃ
によって算定された前記ポイントを印字するレシート発
行手段２４を備える。

【００１１】請求項５の発明に係るシステムは、前記管
理装置１０が、取引に際して、顧客別の前記ポイントの
累積値である累積ポイントＡＰを算出して前記管理用メ
モリ１７に格納するテーブル更新機能を有する。

【００１２】請求項６の発明に係るシステムは、前記カ
ードリーダ２３が、取引実績を示すデータを前記識別カ
ード２に書き込む機能を有する。

【００１３】

【作用】各回の取引において、商品コードと金額とを入
力する販売登録操作に呼応して、第１記憶手段２２から
顧客を区別せずに適用すべき全顧客対象のポイント算定
倍率Ｒ２が読み出される。一方、顧客が所持する識別カ
ード２から顧客コードＣＣが読み取られ、その顧客コー
ドＣＣに対応したポイント算定倍率Ｒ１が第２記憶手段
１７から読み出される。

【００１４】そして、これら２種のポイント算定倍率Ｒ
１，Ｒ２と取引金額に応じた基本ポイントＰ０との乗算
により、ポイントＰが算定される。

【００１５】

【実施例】図１は本発明に係るＰＯＳシステム１の概略
のハードウェア構成を示すブロック図である。

【００１６】ＰＯＳシステム１は、管理装置１０と複数
の端末装置２０とを通信回線で結んだネットワークシス
テムであり、例えば全国各地に店舗を有した流通グルー
プの販売管理及びポイント制の顧客サービス管理に利用
される。

【００１７】本実施例の管理装置１０は、１店舗内のデ
ータ管理を担う複数の店舗管理装置１１と、グループ全
体のデータ管理を担うグループ管理装置１５とから構成
されている。店舗管理装置１１は、コンピュータ本体１
２と、ハードディスクユニットなどの外部記憶装置１３
とを備えたデータ処理システムであり、各店舗に１つず
つ設置されている。グループ管理装置１５も、コンピュ
ータ本体１６と外部記憶装置１７とを備えたデータ処理
システムであり、グループの本拠に設置されている。外
部記憶装置１７は、顧客テーブルＴ１を含む各種の管理
データを記憶する管理用メモリとして設けられている。

【００１８】各端末装置２０は、マイクロコンピュータ
制御のキャッシングレジスタ本体２１、後述の一般倍率
テーブルＴ５を記憶する外部記憶装置２２、顧客が所持
する識別カード２に対するアクセス機能（読出し及び書
込み）を有したカードリーダ２３、及びレシートプリン
タ２４などから構成され、店舗内の各売場に設置されて
いる。識別カード２は、磁気カードやＩＣカードなどの
記憶媒体であり、顧客コードＣＣを含む固有データを記
憶する。

【００１９】ここで、顧客テーブルＴ１は、識別カード
２を発行した顧客（登録顧客）に関するデータの集合で
あり、図２に示すように、顧客名や住所などの個人情報
とポイント制に係わる顧客情報とを、各顧客に割り当て
た顧客コードＣＣに対応づけるものである。ポイント制
に係わる顧客情報としては、顧客属性（種別）ＣＫ、取
引年数の算出に用いられる登録日ＤＲ、購買実績金額
（購買金額の累積値）ＡＭ、前月の購買金額ＦＭ、前月
の取引回数ＦＮ、及び累積ポイントＡＰがある。

【００２０】また、グループ管理装置１５においては、
各顧客に個別に適用すべきポイント算定倍率Ｒ１と適用
条件とを対応づけるデータ集合として、図３〜図５にそ
れぞれの内容の一例を示す３つの倍率テーブルＴ２，Ｔ
３，Ｔ４が設けられている。

【００２１】属性倍率テーブルＴ２は、Ａ，Ｂ，Ｃの３
つの顧客属性ＣＫに対して設定されたポイント算定倍率
Ｒ１を示す。金額倍率テーブルＴ３は、前月の購買金額
ＦＭの値を段階的に区分した各金額範囲と、それらに対
して設定されたポイント算定倍率Ｒ１とを示す。そし
て、回数倍率テーブルＴ４は、前月の取引回数ＦＮの値
を段階的に区分した各回数範囲と、それらに対して設定
されたポイント算定倍率Ｒ１とを示す。

【００２２】一方、端末装置２０内で記憶される一般倍
率テーブルＴ５は、顧客を区別することなく適用すべき
ポイント算定倍率Ｒ２と適用条件とを対応づけるデータ
集合である。一般倍率テーブルＴ５における適用条件の
項目としては、期間（取引の月日）、１日の内の時間
帯、売場、ポイント加算の対象外の売場、及びポイント
加算の対象外の期間などがある。これらの項目の適用条
件及びポイント算定倍率Ｒ２の値は、任意に設定可能で
ある。

【００２３】なお、このような一般倍率テーブルＴ５
は、店舗管理装置１１において各店舗の事情を考慮して
適当に作成され、適時（例えば毎日の営業開始時点な
ど）に店舗管理装置１１からその店舗内の各端末装置２
０へダウンロードされる。

【００２４】次に、図７のフローチャートを参照して、
ＰＯＳシステム１におけるポイント算定について説明す
る。営業開始時点では、上述の一般倍率テーブルＴ５と
ともに、ポイント算定の単位金額ｕ（１ポイントに相当
する取引金額）が、管理装置１０から端末装置２０へダ
ウンロードされている。

【００２５】顧客が購入希望の商品を勘定場へ持参する
と、端末装置２０のオペレータ（キャッシャ）は、顧客
から識別カード２を預かり、金額及び商品コードを入力
し且つ識別カード２をカード挿入口へ差し込む販売登録
作業を行う。

【００２６】端末装置２０は、カードリーダ２３により
識別カード２から顧客コードＣＣを読み取り（＃１
１）、読み取った顧客コードＣＣに対応するポイント算
定倍率Ｒ１を管理装置１０に照会する（＃１２）。この
とき、店舗管理装置１１を介してグループ管理装置１２
へ照会電文を送るようにしてもよいし、端末装置２０か
らグループ管理装置１２へ直接に照会電文を送るように
してもよい。また、予め店舗管理装置１１にその店舗で
登録された顧客に関するデータのみを抽出した顧客デー
ブルＴ１を、各倍率テーブルＴ２〜４とともに、グルー
プ管理装置１２からダウンロードしておき、店舗管理装
置１１にダウンロードされた顧客デーブルＴ１に該当す
る顧客コードＣＣが無いときに、店舗管理装置１１がグ
ループ管理装置１２へ照会するように構成し、照会の効
率化を図ることもできる。

【００２７】端末装置２０による照会に呼応して（＃２
１）、管理装置１０は、顧客テーブルＴ１を検索し、顧
客コードＣＣに対応した所定の顧客情報（ＣＫ，ＦＭ，
ＦＮ）を読み出し、続いて各倍率テーブルＴ２〜４から
顧客情報に対応した合計３つのポイント算定倍率Ｒ１を
読み出す。そして、金額倍率テーブルＴ３及び回数倍率
テーブルＴ４からそれぞれ読み出した倍率Ｒ１の内で値
の大きい方を、購買実績倍率として選択し、それを属性
倍率テーブルＴ２から読み出した倍率Ｒ１（属性倍率）
とともに端末装置２０へ転送する（＃２２）。

【００２８】一般的な取引では、顧客が現金を差し出
し、それを受け取ったキャッシャが合計キーを押した時
点で取引金額Ｕが確定する。端末装置２０は、取引金額
Ｕが確定すると（＃１３）、一般倍率テーブルＴ５から
今回の取引に該当する全ての適用条件のポイント算定倍
率Ｒ２を読み出す（＃１４）。そして、基本ポイントＰ
０（＝取引金額Ｕ／ポイント算定の単位金額ｕ）を求
め、その基本ポイントＰ０と、照会により得られた２つ
のポイント算定倍率Ｒ１と、一般倍率テーブルＴ５から
読み出したポイント算定倍率Ｒ２とを掛け合わせる演算
を行い、今回の取引のポイントＰを算定する（＃１
５）。

【００２９】例えば、前月の購買金額が６００００円で
ある一般（属性Ｃ）の顧客が、創業記念セール日の午後
３時に食品売場で２４３０円の買い物（取引）を行った
場合において、ポイント算定の単位金額ｕを１００円と
したときには、基本ポイントＰ０は「２４」であり、ポ
イントＰは（１）式により「３０」となる。ただし、基
本ポイントＰ０及びポイントＰの算出に際して、少数点
以下の切り捨てが行われる。

【００３０】ポイントＰ＝基本ポイント（２４） ×属性倍率（１．０５） ×購買実績倍率（１．０７） ×期間に応じた倍率（１．０５） ×時間帯に応じた倍率（１．０５） ×売場に応じた倍率（１．０３） …（１）その後、端末装置２０は、算定したポイントＰを顧客用
のディスプレイ画面上に表示し（＃１６）、取引内容を
示すレシートとポイントＰを示すレシートとをレシート
プリンタ２４によって発行する（＃１４）。また、識別
カード２が記憶するデータの内、累積ポイントＡＰ及び
今月の購買金額を更新し（＃１８）、取引終了処理とし
て、ポイント算定に適用した倍率Ｒ１，Ｒ２の積（総合
倍率）と取引金額Ｕとを管理装置１０へ通知する（＃１
９）。

【００３１】管理装置１０は、管理装置１０からの取引
終了通知を受信すると（＃２３）、総合倍率と取引金額
Ｕとに基づいてポイントＰを算出し、顧客テーブルＴ１
を更新する（＃２４）。すなわち、購買実績金額ＡＭに
取引金額Ｕを加算し、累積ポイントＡＰにポイントＰを
加算する。

【００３２】なお、顧客は、例えば店舗内の特定の場所
（サービスカウンタ）で識別カード２を提示することよ
り、累積ポイントに応じて商品券の贈呈などのサービス
を受けることができる。顧客がサービスを受けると、累
積ポイントＡＰは初期化される。

【００３３】以上の説明から明らかなように、図７にお
けるステップ＃１４の処理が、請求項１の発明の第１読
出し手段の機能、及び請求項２の発明のメモリ制御手段
の機能に対応する。ステップ＃２２の処理が、請求項１
の発明の第２読出し手段の機能、及び請求項２の発明の
データ管理手段の機能に対応する。ステップ＃１２の処
理が、請求項２の発明の倍率照会手段の機能に対応す
る。ステップ＃１５の処理が、請求項１及び請求項２の
発明のポイント算定手段の機能に対応する。

【００３４】上述の実施例によれば、管理装置１０及び
識別カード２の両方に累積ポイントＡＰが記録されるの
で、サービスカウンタに累積ポイント表示装置を設ける
ことにより、管理装置１０との通信に支障が生じた場合
にも、遅滞なく顧客にサービスを提供することができ
る。

【００３５】上述の実施例において、管理装置１０の構
成は、販売ネットワークの規模に応じて変更することが
でき、単一のコンピュータシステムによって管理装置１
０が構成される場合もある。

【００３６】

【発明の効果】本発明によれば、顧客の貢献度をより的
確にポイントに反映させることができるきめ細かなポイ
ント算定を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るＰＯＳシステムの概略のハードウ
ェア構成を示すブロック図である。

【図２】顧客テーブルの内容の一例を示す図である。

【図３】属性倍率テーブルの内容の一例を示す図であ
る。

【図４】金額倍率テーブルの内容の一例を示す図であ
る。

【図５】回数倍率テーブルの内容の一例を示す図であ
る。

【図６】一般倍率テーブルの内容の一例を示す図であ
る。

【図７】ＰＯＳシステムにおけるポイント算定動作を示
すフローチャートである。

【符号の説明】

１ＰＯＳシステム２識別カード１０管理装置１６コンピュータ本体（第２読出し手段、データ管理
手段）１７外部記憶装置（第２記憶手段、管理用メモリ）２０端末装置２１キャッシュレジスタ本体２１ａ第１読出し手段２１ｂ倍率照会手段２１ｃポイント算定手段２２外部記憶装置（第１記憶手段、取引用メモリ）２３カードリーダ（顧客コード読取り手段）２４レシートプリンタ（レシート発行手段）ＡＰ累積ポイントＣＣ顧客コードＲ１ポイント算定倍率Ｒ２ポイント算定倍率Ｔ１顧客テーブル（顧客管理テーブル）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０７Ｇ 1/06 Ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】取引毎に取引内容に応じてポイントを算定
するように構成されたＰＯＳシステム（１）において、複数の顧客に対して共通に適用すべきポイント算定倍率
（Ｒ２）を記憶する第１記憶手段（２２）と、各顧客に対して個別に適用すべきポイント算定倍率（Ｒ
１）を顧客毎に割り当てられる顧客コード（ＣＣ）に対
応づけて記憶する第２記憶手段（１７）と、各顧客が所持する識別カード（２）から前記顧客コード
（ＣＣ）を読み取る顧客コード読取り手段（２３）と、前記第１記憶手段（２２）から前記ポイント算定倍率
（Ｒ２）を読み出す第１読出し手段（２１ａ）と、前記顧客コード読取り手段（２３）によって読み取られ
た前記顧客コード（ＣＣ）に対応する前記ポイント算定
倍率（Ｒ１）を前記第２記憶手段（１７）から読み出す
第２読出し手段（１６）と、前記第１及び第２記憶手段（２２）（１７）からそれぞ
れ読み出された前記ポイント算定倍率（Ｒ２）（Ｒ１）
を掛け合わせて前記ポイントを算定するポイント算定手
段（２１ｃ）と、を備えたことを特徴とするＰＯＳシステム。
【請求項２】管理装置（１０）及び複数の端末装置（２
０）を有し、取引毎に取引内容に応じてポイントを算定
するように構成されたＰＯＳシステム（１）において、前記管理装置（１０）は、顧客別のポイント算定倍率（Ｒ１）と顧客毎に割り当て
られる顧客コード（ＣＣ）とを対応づける顧客管理テー
ブル（Ｔ１）を記憶する管理用メモリ（１７）と、前記端末装置（２０）による照会に応じて前記顧客別の
ポイント算定倍率（Ｒ１）を前記端末装置（２０）へ転
送するデータ管理手段（１６）とを備え、前記各端末装置（２０）は、全顧客対象のポイント算定倍率（Ｒ２）を記憶する取引
用メモリ（２２）と、各顧客が所持する識別カード（２）から前記顧客コード
（ＣＣ）を読み取るカードリーダ（２３）と、前記取引用メモリ（２２）から前記ポイント算定倍率
（Ｒ２）を読み出すメモリ制御手段（２１ａ）と、前記管理装置（２０）に対して、前記カードリーダ（２
３）によって読み取られた前記顧客コード（ＣＣ）に対
応する前記顧客別のポイント算定倍率（Ｒ１）を照会す
る倍率照会手段（２１ｂ）と、取引金額に応じた基本ポイント、前記メモリ制御手段
（２１ａ）によって読み出された前記ポイント算定倍率
（Ｒ２）、及び前記倍率照会手段（２１ｂ）によって入
手された前記顧客別のポイント算定倍率（Ｒ１）を掛け
合わせて前記ポイントを算定するポイント算定手段（２
１ｃ）と、を備えたことを特徴とするＰＯＳシステム。
【請求項３】前記管理装置（１０）は、取引の開始以前に、前記全顧客対象のポイント算定倍率
（Ｒ２）を設定し、前記各端末装置（２０）へダウンロ
ードする端末保守機能を有することを特徴とする請求項
２記載のＰＯＳシステム。
【請求項４】前記各端末装置（２０）は、取引毎に前記
ポイント算定手段（２１ｃ）によって算定された前記ポ
イントを印字するレシート発行手段（２４）を備えるこ
とを特徴とする請求項２又は請求項３記載のＰＯＳシス
テム。
【請求項５】前記管理装置（１０）は、取引に際して、顧客別の前記ポイントの累積値である累
積ポイント（ＡＰ）を算出して前記管理用メモリ（１
７）に格納するテーブル更新機能を有することを特徴と
する請求項２乃至請求項４のいずれかに記載のＰＯＳシ
ステム。
【請求項６】前記カードリーダ（２３）は、取引実績を
示すデータを前記識別カード（２）に書き込む機能を有
することを特徴とする請求項２乃至請求項５のいずれか
に記載のＰＯＳシステム。