JP2001101274A - マーケティング用データ送信システム、マーケティング用データ収集システム、このシステムに使用するための電子マネーカード、プリペイドカード、電子決済システム、電子マネーなどによる代金決済を利用したマーケティング用データベース作成システム - Google Patents

マーケティング用データ送信システム、マーケティング用データ収集システム、このシステムに使用するための電子マネーカード、プリペイドカード、電子決済システム、電子マネーなどによる代金決済を利用したマーケティング用データベース作成システム

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JP2001101274A JP24063899A JP24063899A JP2001101274A JP 2001101274 A JP2001101274 A JP 2001101274A JP 24063899 A JP24063899 A JP 24063899A JP 24063899 A JP24063899 A JP 24063899A JP 2001101274 A JP2001101274 A JP 2001101274A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者のプライバシーを確保しながら、プリ
ペイドカードやICカード型電子マネーのメリット・利
用価値を高めることができる、カードを使用したマーケ
ティング用データ収集システムを提供する。 【解決手段】 貨幣価値データ記録領域と顧客属性デー
タ記録領域とを含み、前記貨幣価値データと顧客属性デ
ータとを予め記録した上で使用するカードであって、
「利用者を特定又は識別するデータを記録しないこと」
によりカード使用時の利用者の匿名性及びカード使用時
の利用者のプライバシーを確保するようにしたカード
と、前記カードにより商品又はサービスの代金の決済を
行うとき、前記カードに記録された貨幣価値データを読
み取って所定の決済処理を行う代金決済手段と、前記カ
ードにより商品又はサービスの代金の決済を行うとき、
前記カードに記録された顧客属性データを読み取る顧客
属性データ収集手段と、を備えたことを特徴とする、カ
ードを使用したマーケティング用データ収集システムで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレホン電子マネ
ーカードやオレンジ電子マネーカードなどのプリペイド
カード型の電子マネーカード(ディスポーザブル型。使
い切り・使い捨て型電子マネーカード)、クレジットカ
ードや銀行のATMなどから貨幣価値を移動することな
どにより、貨幣価値データを一回、複数回、又は何回で
も書き込みできる「リローダブル」型の電子マネーカー
ド(顧客を特定・識別するためのデータを記録しないも
の、又は、そのようなデータは送信しないものが望まし
い)を使用した、商品やサービスのマーケティング用デ
ータ収集システム、このシステムに使用するのに適した
電子マネーカード、この電子マネーカードの発行システ
ム、及び、電子マネー・クレジットカード・デビットカ
ードなどによる代金決済を利用したマーケティング用デ
ータベース作成システムに関する。また、本発明は、ネ
ットワーク上を流通するデジタルデータとしての電子マ
ネー、このネットワーク型電子マネーを使用したマーケ
ティング用データ収集システム、及び、このネットワー
ク型電子マネー発行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレホン電子マネーカード
(公衆電話用)やオレンジ電子マネーカード(JRの切
符購入用)などのプリペイド電子マネーカード(金額デ
ータなどの記録方式は、磁気記録式が多い。また、多用
途型よりも特定用途型が多い)が広く利用されている。
このプリペイド電子マネーカードは、発行企業にとって
は、商品やサービスの提供前に「売上げ」が得られると
いうメリットがあり、そのため、例えば、「500円の
電子マネーカードで公衆電話550円分の通話サービス
を提供する」などのような一定の「プレミアム」を付け
て電子マネーカードを発行することが多い。また、ある
百貨店が自己の店舗専用で使用できるプリペイド電子マ
ネーカードを発行することも可能であり、その場合は、
その電子マネーカードは、特定用途のためだけでなく、
その店舗内の様々な商品の購入のために使用できること
になる。
【0003】また、現在、日本各地で実験が行われてい
る「IC電子マネーカード型の電子マネー」には、様々
なタイプのものがある。例えば、1998年7月16日
から東京都渋谷で開始された電子マネー実験では、ビザ
・インターナショナルが開発したIC電子マネーカード
型の電子マネー「VISAキャッシュ」が使用されてい
る。このVISAキャッシュには、使い切り型(一種の
プリペイド型)、リローダブル型、クレジット・電子マ
ネーカード一体型、キャッシュ・電子マネーカード(銀
行電子マネーカード)一体型の4種類がある。そして、
このVISAキャッシュのユーザーは、街頭などに設置
された「ロード端末」から貨幣価値をIC電子マネーカ
ードに格納して使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のテレホン電子マ
ネーカードなどのプリペイド電子マネーカードは、発行
企業にとって「実際の商品やサービスの提供前に売上げ
を確保できる」というメリットはあるとしても、それ以
上のメリットは、今のところ、存在していない。また、
前記のVISAキャッシュのようなIC電子マネーカー
ド型電子マネーについては、「IC電子マネーカード型
電子マネーには、利用者にとっても又商品・サービス提
供側にとっても、現金に対する有利点として、どのよう
な点があるのか」がはっきりしないため、利用数が少数
に止まってしまっている(なかなか普及する目処が立た
っていない)。また、IC電子マネーカード型電子マネ
ーについては、従来のプリペイドカード(日本電信電話
株式会社が提供しているテレホンカードなどのような、
公衆電話などの特定の用途のためのもの)と異なって、
その用途が特定されていないため、個々の発行企業の
「商品・サービス提供前の売上げの確保」には直接結び
つかず、個々の発行企業にとってもメリットが少ない。
【0005】他方、百貨店などが独自に発行する「会員
電子マネーカード」は、その会員電子マネーカードを持
つ会員についてのみ特別の値引きをしたり、特別のイベ
ントに招待したりして「顧客の囲い込み」を行ったり、
その顧客の購買動向を見て店舗運営の参考にする(その
会員電子マネーカードから分かる購買状況をマーケティ
ング用データとして利用する)ことができる。しかし、
顧客側からすると、その百貨店などの電子マネーカード
発行会社に、電子マネーカード発行時に「自分の趣味や
生年月日などの個人データ」を提供しなくてはならず、
その個人データやその個人データと関連付けた自分の商
品購買傾向の情報が電子マネーカード発行会社(この場
合は百貨店)に把握されてしまうことになるので、プラ
イバシー侵害の危険が生じてしまう。特に、その「自分
の趣味、生年月日、購買傾向などの情報」が、その百貨
店から外部に漏れて、他の会社の営業目的に流用されて
しまうなどの問題も現実に生じている。これは、従来の
百貨店やガソリンスタンドや娯楽施設が顧客に発行して
いる「会員カード」と同様の問題である。つまり、これ
らの「会員カード」は、「顧客の囲い込み」にはある程
度貢献している。しかし、会員カードには、顧客名や顧
客番号などの顧客を識別できるデータが書き込まれてい
るため、「会員カードを使用して行う商品購入やサービ
スの利用」には、利用者の「匿名性」が確保されず、利
用者の嗜好などの「プライバシー情報」が会員カード発
行側に知られてしまう。よって、このような「会員カー
ド」は、「匿名性やプライバシーの保護」をその本質的
機能とする「現金」の替わりにはなり得ない。同様に、
「クレジットカード」や「デビットカード」(銀行のキ
ャッシュカードを一般の商品・サービスの決済に利用で
きるようにしたもの)も、利用者の識別データを記録し
ているため、「匿名性やプライバシーの保護」をその本
質的機能とする「現金」の替わりにはなり得ない。そし
て、このようなプライバシー侵害の危険は、IC電子マ
ネーカード型電子マネー(特に「多用途型」)では、よ
り一層大きな問題となる。すなわち、IC電子マネーカ
ードには、個人の趣味や生年月日などの個人データが記
録されると共に貨幣価値も記録されることになるが、そ
のIC電子マネーカードに記録された個人データが外部
の人に読み取られてしまう可能性は否定できない。つま
り、IC電子マネーカードには、個人の識別データが書
き込まれているタイプと書き込まれないタイプとがある
が、前者は、利用者個人の識別が可能である以上、「匿
名性やプライバシーの保護」をその本質的機能とする
「現金」の替わりにはなり得ない。
【0006】一般に、「現金」には、使用者の「匿名
性」(現金には個性が無いので、誰が使用したか分から
ない)があり、その「匿名性」の確保が、個人の「プラ
イバシー」保護のために役立っている。しかし、現状の
IC電子マネーカード型電子マネーにおいては、そのI
C電子マネーカードの中に個人データを記録してそれが
商品・役務提供側に読み取られるようになっているた
め、「個人データが守られて、使用時の電子マネーの匿
名性が確保されること」を保証することはできないはず
である(個人データの暗号化などのセキュリティ技術を
使用しても、完全なセキュリティは原理的に不可能であ
る)。また、前記のIC電子マネーカード型電子マネー
には、個人の診療記録(電子カルテ)や銀行口座データ
や戸籍・住民票情報などをも記録することも提案されて
いるが、そうなると、個人データの漏洩による危険はよ
り大きくなる。
【0007】他方、従来のテレホン電子マネーカード
(プリペイドカード)には、個人データの流出の危険は
全く無い。なぜなら、テレホン電子マネーカードには、
個人データは一切記録されていないからである。その意
味で、テレホン電子マネーカードには、使用の「匿名
性」が完全に確保されている。よって、あるテレホン電
子マネーカードを使用してどこかに電話しても、そのこ
とから、個人が特定されて「ある個人が、テレホン電子
マネーカードを利用して、何時、何処に電話していた」
という情報(テレホン電子マネーカードの利用内容)が
判明する可能性は全く無い。これに対して、前記の個人
データを格納するIC電子マネーカード型電子マネーに
おいては、常に、「ある個人が、IC電子マネーカード
型電子マネーを利用して、何時、何処で、どのような商
品を購入した、又、どのようなサービスの提供を受け
た」というプライバシー情報(IC電子マネーカード型
電子マネーの利用内容)が流出してしまう危険がある。
また、以上は「カード」を使用する場合について述べた
が、ネットワーク上で代金決済する場合も、クレジット
カードの番号を送信することなどで代金決済すると利用
者のプライバシーが漏れてしまう可能性があり、同様の
問題がある。
【0008】現状では、匿名性が確保されている電子マ
ネーシステムとしては、モンデックス、NTT電子マネ
ー(NTTと複数の銀行が実験している「スーパーキャ
ッシュ」では、利用者が自宅のパソコンから契約先銀行
のサイトにアクセスして、暗証番号を入力、最大10万
円までの金額価値をパソコンに接続したICカードにチ
ャージ・格納しておき、商品購入時には、ICカードの
残高から商品代金を差し引く)、eキャッシュなどがあ
る。しかし、少なくとも従来の技術では、匿名性を確保
しようとすれば、マーケティングのための顧客属性情報
の収集はできない。そのため、匿名性をあえて放棄し
て、顧客情報をマーケティングに活用しているシステム
も存在する(1998年9月20日に株式会社筑摩書房
より発行された「電子マネー」の49頁参照)。すなわ
ち、従来の電子マネーシステムでマーケティング情報の
収集をしようとするときは、例えば、各店舗(実際の店
舗とショップ側とを含む)側が予めユーザーの個人属性
情報をユーザーIDに関連付けてデータベース化してお
き、その後に、各ユーザーの購買時にその購買動向をデ
ータベースに付加しながら、各ユーザーへ電子メールで
DM(ダイレクトメール)を発送するなどの「ワン・ト
ゥー・ワン・マーケティング」を行えることが、電子マ
ネーを含む電子決済サービス導入のメリットとされてき
た。しかしながら、このような「ワン・トゥー・ワン・
マーケティング」のための個人属性情報の収集を行うと
きは、個人のプライバシー侵害の問題を惹起することは
不可避である。このように、従来技術では、ユーザー個
人のプライバシー保護と商品やサービスのマーケティン
グ情報収集とは、両立できない困難な問題であった。
【0009】(課題)本発明はこのような従来技術の課
題に着目してなされたものであって、電子マネー、クレ
ジットカード、デビットカードなどの各種の電子決済手
段を利用して、ユーザーの個人的なプライバシーを保護
しながら、企業にとってマーケティング用データの収集
が行えるようにした、マーケティング用データ送信シス
テムを提供することを目的とする。また、本発明は、利
用者のプライバシーを確保しながら(利用者の電子マネ
ーカード利用状況の漏洩などを完全に防止しながら)、
プリペイド電子マネーカードやIC電子マネーカード型
電子マネーのメリット・利用価値を高めることができ
る、電子マネーカードを使用したマーケティング用デー
タ収集システム、このシステムに使用するのに適した電
子マネーカード、この電子マネーカードの発行システ
ム、及び、電子マネーを利用したマーケティング用デー
タベース作成システムを提供することを目的とする。ま
た、本発明は、ネットワーク上を移動する電子マネーに
ついて、「現金」と同様の匿名性とプライバシー保護を
確保しながら、その利用価値を高めて普及を促進させる
ことができるネットワーク型電子マネー、この電子マネ
ーを使用したマーケティング用データ収集システム、そ
の電子マネーを発行するためのシステム、及び、電子マ
ネーを利用したマーケティング用データベース作成シス
テムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(用語説明1)本明細書
において、「ショップ側」とは、現実の店舗(ショッ
プ側)と、インターネットなどのネットワーク上に存
在するバーチャルショップ側(バーチャルモール、電子
店舗、仮想店舗)との両者を含むものである(このこと
は、平成8年8月26日出願の明細書にも開示されてい
る)。また、上記の「現実の店舗」の変形として、
「現実の店舗」がインターネットや電話(携帯電話を含
む)などのネットワークを介して実際の店内の陳列商品
の映像を遠隔の顧客(ネットワーク上の顧客)に提供す
ることなどにより、インターネットや電話などのネット
ワークを利用して遠隔の顧客とリアルタイムに小売販売
やサービスの提供を行うという販売形態(ネットワーク
を利用したリアルタイム遠隔販売(遠隔サービス)とい
う新しい販売形態)を採用する店舗も、本発明の「ショ
ップ側」に含まれる(なお、前記の「現実の店舗を利
用したリアルタイム遠隔小売販売の 形態は、本出願人の
出願による特開平10−228506号公報(この公報
は本発明の先行文献として本明細書に取り込む)に具体
的に開示している)(この部分は、平成11年7月26
日出願の国内優先権主張出願において追加)。また、本
発明において、「ショップ側」という用語は、商品を販
売する施設(現実の施設とネットワーク上のバーチャル
な施設とを含む)だけでなく、娯楽・医療・福祉・教育
などの様々なサービスを提供する施設・店舗(現実の施
設とネットワーク上のバーチャルな施設とを含む)をも
含む意味である。また、本発明において、「ショップ
側」とは、「ある一つのショップそのものと、そのショ
ップの関連施設(例えば、複数のショップが集まって設
立している協会やセンター。ネットワーク上のバーチャ
ルなものも含む。)との両者を含む」という意味であ
る。本明細書において、「取引関連データ」とは、取
引内容を示すデータ(例えば、取引対象となる商品・サ
ービスの名称・型番、商品の色彩、商品個数、商品代金
などのデータ)、ある取引を他の取引と識別するため
の取引識別データ、ユーザーからショップ側への商品
やサービスの注文データすなわち購入又は利用申し込み
データ、ショップ側からユーザーに取引内容の確認の
ためにユーザー側に通知した内容又はそれを示す識別コ
ード(取引ID)、ユーザーからショップ側に取引の
代金支払を行うための電子マネーデータ、ユーザーか
らショップ側に代金支払を行うために銀行に自己の銀行
口座の残高の範囲内でショップ側の銀行口座に代金を振
り込んで欲しいと依頼するための振込み依頼データ、
ユーザーからショップ側に代金支払を行うためにクレジ
ット会社に自己の与信・信用の範囲内でショップ側の銀
行口座に代金を振り込んで欲しいと依頼するための与信
依頼データ、などを含むものである(この部分は、平成
11年7月22日 出願の国内優先権主張出願において追
加)。また、本明細書において、「取引関連データ」の
一種である「代金支払関連データ」(代金決済関連デー
タ」と同じ)とは、例えば、ユーザーがショップ側に
ICカードやパソコンで取引の代金として送信する電子
マネーデータ、ユーザーからショップ側に代金支払を
行うために銀行に自己の銀行口座の残高の範囲内でショ
ップ側の銀行口座に代金を振り込んで欲しいと依頼する
ための振込み依頼データ、ユーザーからショップ側に
代金支払を行うためにクレジット会社に自己の与信・信
用の範囲内でショップ側の銀行口座に代金を振り込んで
欲しいと依頼するための与信依頼データ、などを含むも
のである(この部分は、平成11年7月26日出願の国
内優先権主張出願において追加)。また、本明細書にお
いて、「(ユーザー=顧客の)属性関連データ」とは、
顧客属性(国籍、年齢・年齢層、性別、趣味、職業・
職種、家族構成、居住地域、出身大学名、学歴、など)
の内容を示す属性データ、ある顧客属性を他の顧客属
性と識別するための属性識別データ(年齢層や趣味など
の属性を属性IDなどに基づいて蓄積したデータベース
を使用して、ある属性ID(属性識別データ)からある
属性内容を取り出すためなどに使用される、属性識別デ
ータ=属性ID)、などをも含むものである。なお、本
明細書において、上記の意味で使用する「(ユーザ
ーすなわち顧客の)属性関連データ」(上記の「ユー
ザー属性データ」を含む)は、顧客を個人的に識別・特
定するための個人識別データ(個人の氏名・生年月日・
住所・性別・個人識別番号などの個人識別情報。個人の
プライバシー情報)とは異なるもの(区別されるもの)
である。すなわち、本発明の「属性データ」は、「年齢
(年齢層)、職業(幼児、主婦、高校生、大学生、会社
員、自由業など)、職種(エンジニア、弁護士、医者、
経理、営業、人事、経営企画、プログラマー、ゲーム作
家、小説家、ホテルマン、など)、趣味、嗜好(酒好
き、甘党、など)、居住地域、家族構成、収入などのよ
うな、マーケティング用データになり得るが個人を識別
するデータにはならないもの(商取引時に個人の匿名性
を確保できるもの)」である。また、本発明において、
属性データは、予め記録媒体に記録させておいてそれを
送信するだけでなく、ユーザーが取引時に自己の属性デ
ータを入力して送信するようにしてもよい。また、本発
明において、「属性データ送信手段」は、ユーザーが保
有している端末に備えられているものだけでなく、道路
に設置された公衆電話機や駅やコンビニエンスストア内
に設置されたキオスク端末により構成されるもの、でも
よい。すなわち、例えば、ユーザーが携帯しているIC
カード(このICカード自体は、送信機能を有していな
い場合とする)に記録された属性データを、道路に設置
された公衆電話機のカードリーダで読み取らせて、それ
を外部に送信するようにしてもよい。この場合は、カー
ドリーダ機能を備えた公衆電話機が、顧客属性データの
送信手段となる。また、例えば、ユーザーがコンビニエ
ンスストアで、商品を購入するとき、ICカードの電子
マネーで代金決済するとき、このICカードに記録され
た属性データを店舗のPOSレジスタに接続されたカー
ドリーダで読み取って、その属性データをセンターに送
信するときは、前記のカードリーダ機能を有するPOS
レジスタが属性データ送信手段となる。また、本明細書
において、前記マーケティング用データ送信手段がマー
ケティング用データを送信する「相手先」としては、例
えば、 ユーザーが「現実の店舗(ショップ側)」(百貨店や
コンビニエンスストアなど)の代金清算所で電子マネー
カードやクレジットカードやデビットカードを使用して
代金支払を行うとき、その現実の店舗の代金清算所に置
かれたレジスタ(電子マネーなどの読み取り機能を有す
るもの)に接続された現実の店舗内のコンピュータ、 ユーザーが「現実の店舗(現実のショップ側)」(百
貨店やコンビニエンスストアなど)の代金清算所で電子
マネーカードやクレジットカードやデビットカードを使
用して代金支払を行うとき、その現実の店舗の代金清算
所に置かれたレジスタ(電子マネーなどの読み取り機能
を有するもの)とネットワークを介して接続された「銀
行やクレジット会社などの現実の店舗以外の主体が設置
したコンピュータで構成されるセンター」(本明細書で
は「センター」は「ネットワークに接続されたコンピュ
ータ(サーバー)」という意味で使用している)、 ユーザーが自宅やオフィスの通信端末から、ネットワ
ークを介して、インターネットのホームページ上などの
「バーチャルショップ側」にアクセスして商品やサービ
スの注文をしたり、その代金を電子マネーやクレジット
カードやデビットカードで支払うとき、そのバーチャル
ショップ側が設置したコンピュータ(サーバー)、 ユーザーが自宅やオフィスの通信端末から、ネットワ
ークを介して、インターネットのホームページ上などの
「バーチャルショップ側」にアクセスして商品やサービ
スの注文をしたり、その代金を電子マネーやクレジット
カードやデビットカードで支払うとき、前記ユーザー側
の通信端末ととネットワークを介して接続された「銀行
やクレジット会社などの現実の店舗以外の主体が設置し
たコンピュータで構成されるセンター」(本明細書では
「センター」は「ネットワークに接続されたコンピュー
タ(サーバー)」という意味で使用している)、などが
ありうる(この部分は、平成11年7月26日出願の国
内優先権主張出願において追加)。また、本明細書にお
いて、ユーザー側の情報通信端末は、家庭やオフィス
に設置されている「固定型」の通信端末(デスクトップ
型パソコンなど)以外に、「モバイル環境(移動体環
境)」で使用するもの、すなわち、ユーザーが携帯す
る携帯型情報通信端末、ユーザーが利用する自動車な
どに設置される「車載型」の情報通信端末、などのよう
な様様なものがあり得る(この部分は、平成11年7月
26日出願の国内優先権主張出願において追加)。 本明
細書において、ユーザーの現在位置データなどの顧客属
性データを、注文データや代金支払データと関連付けて
送信するときの「関連付け」とは、顧客属性データ
を、注文データや代金支払データと「一緒に、すなわ
ち、同時に」送信する場合(「一緒に、すなわち、、同
時に」送信すれば、それらが互いに関連していることが
バーチャルショップ側に分かる)、顧客属性データ
を、注文データや支払データと「一緒に、すなわち、同
時に」は送信しないが、顧客属性データを送信すると
き、それらに「注文データや代金支払データの識別番号
(ID)」を添付・付加したり、それらに「注文データ
の中の商品名や個数などのマーケティングの観点から重
要な情報のみ」を添付・付加するなどの方法で関連付け
て送信する場合、などがありうる。本明細書において
「(注文のための)注文データ」とは、例えばバーチャ
ルショップ側のインターネット上のホームページから取
り寄せた注文書の様式の中にユーザーが注文する商品名
や注文個数などの所定事項を記入・入力したデータであ
って、商品・サービスの注文(商品・サービスの購入申
し込み)のために必要なデータである。また、本明細書
において「(代金支払のための)代金支払データ」と
は、代金支払のために必要なデータであって、例えば、
代金相当の貨幣価値を有する電子マネー、代金相当
額の金額を自己の銀行口座から即座に引き落としてバー
チャルショップ側に送金することを銀行側に求めるデー
タ、代金支払のために代金相当額の与信(クレジッ
ト)を求め(クレジットカードの承認を求め)ると共に
その与信金額をバーチャルショップ側に送金することを
クレジット会社側に求めるデータ、などを含む。また本
明細書において、「代金支払」とは、(1)電子マネ
ーの送信による支払、電子決済(ユーザーが、バーチ
ャルショップ側のインターネット上のホームページの画
面上で、パソコンに自分の口座がある銀行の口座番号と
暗証番号を入力すれば、購入した商品・サービスの代金
を即座に銀行口座から引き落とすなどの仕組み)による
支払(いわゆる「電子決済」の方式)、デビットカー
ドによる支払、などの即時決済と、(2)クレジットカ
ードによる支払(信用決済=信用取引=掛売り。商品・
サービスの購入と代金支払との間に時間的ずれのある取
引)と、を含むものである。
【0011】(用語説明2)また、本明細書において、
「電子マネー」とは、「利用者の匿名性を確保できるも
のであり、且つ、一定の貨幣価値を有しており、商品や
サービスの代金支払いに利用できるもの」であるなら
ば、どのようなものをも含む。例えば、次のような
(1)〜(4)に示すようなものをも含む。 (1)従来の磁気カード形式のプリペイドカード。従来
のNTT(日本電信電話株式会社)のテレホンカード、
JR東日本株式会社のオレンジカードなども、広い意味
での電子マネーと言える。なお、この「プリペイドカー
ド」には、再度の貨幣価値の充填(記録)ができないタ
イプのもの(現行のテレホンカードなど)と、再度の貨
幣価値の充填が可能な(リローダブルな)タイプのもの
と、がある。また、この「プリペイドカード」には、テ
レホンカード(NTTの公衆電話機専用)やオレンジカ
ード(JR東日本株式会社の乗車券購入専用)のような
特定の商品又はサービスにのみ使用できる「専用」のも
のと、多種類の商品やサービスの購入や利用に使用でき
る「汎用」のものと、がある。 (2)ICカード型電子マネー。モンデックス・カード
やNTTのスーパーキャッシュなどがある。 (3)ネットワーク型電子マネー。このネットワーク型
電子マネーには、「貨幣価値の保蔵場所」により、「ユ
ーザーのコンピュータのメモリ」(ハードディスクなど
の記録媒体)上に価値が保蔵されるタイプと、「ネット
ワーク上の管理センター」のコンピュータの記録媒体に
価値が保蔵されるタイプと、がある。 (4)「換金性の無い(ユーザー間での貨幣価値のやり
取りはできない)商品券などのクーポン」として電子マ
ネーを発行する場合のクーポン式電子マネー。特定の商
店や商店街が、その店舗でのみ「現金・貨幣の替わり」
として通用する商品券として、電子マネーを発行するこ
とがあるが、この場合も、この「商品券」は、「利用者
の匿名性を確保できるものであり、且つ、一定の貨幣価
値を有しており、商品やサービスの代金支払いに利用で
きるもの」であるから、本発明における「電子マネー」
に含まれる。また、本明細書における「記録媒体」は、
ICカードなどのリムーバブルなタイプだけでなく、ハ
ードディスクなどの固定タイプのものなど、様々なもの
を含む。また、本発明における「記録媒体」は、「カー
ド」型のものだけでなく、腕時計型、ペンダント型、ブ
ローチ型、イヤリング型、ブレスレット型、衣服内蔵
型、衣服外付け型、靴内蔵型、靴外付け型などのよう
に、様々な形態を含む。又、本発明において、「ICカ
ード」は、光カード(電気の代わりに光を利用した集積
回路を含むカード)を含む。また、本発明において、
「デビットカード」とは、「銀行のキャッシュカード
に、買い物代金を利用者の預金口座から即座に引き落と
す機能を加えたもの」である。また、本発明において、
電子マネーカード(プリペイド型電子マネーカード、す
なわち、従来から市販されているテレホンカードなどの
プリペイドカード、を含む)、クレジットカード、デビ
ットカードなどの「カード型の媒体(カード型の媒体の
記憶領域)」に「顧客(ユーザー)の属性データ(マー
ケティング用データ)」又は「この顧客(ユーザー)の
属性データ(マーケティング用データ)の検索キーとな
りうる顧客識別データ(ユーザーIDなど)」を「記
録」するための手段・方法としては、「ユーザーID
の、カード内部の磁気ストライプや ICメモリなどへの
記録」などのような、「カード内部への電気的又は磁気
的方法による記録」だけでなく、CCD(電荷結合素
子)カメラと画像解析処理装置などを使用して機械的に
読み取れると共に人間が目視によっても読み取れるよう
な「文字・英数字やバーコードなどで構成したユーザー
IDの、カード表面への表示」などのような、「カード
の表面への人が目視可能な(同時に機械的にも読み取り
可能な)方法・形態による記録」をも含むものである。
(なお、この部分は、1999年(平成11年)7月9
日付けの国内優先権主張出願において追加したものであ
る。)
【0012】(本発明による「マーケティング用データ
送信システム」の内容・・・なお、この項目は、平成1
1年7月22日及び同26日付けの国内優先権主張出願
において追加したものである。) 1−A ユーザーがネットワークを介してバーチャルシ
ョップ側などのショップ側との間で商取引を行うとき、
その取引内容を示すデータ又はその取引を他の取引と識
別するための取引識別データなどの取引関連データを発
生するための取引関連データ発生手段と、ユーザーの年
齢や性別などの顧客属性の内容を示すデータ又は前記顧
客属性の内容を他と識別するための属性識別データなど
の属性関連データを記録する属性関連データ記録手段
と、前記属性関連データ記録手段からの属性関連データ
を、前記取引関連データ発生手段からの取引関連データ
と関連付けて、前記バーチャルショップ側のコンピュー
タに送信する送信手段と、を備えたことを特徴とするマ
ーケティング用データ送信システム。 1−B ユーザーが現実のショップ側(店舗)との間で
商取引を行うとき、その取引内容を示すデータ又はその
取引を他の取引と識別するための取引識別データなどの
取引関連データを発生するための取引関連データ発生手
段と、ユーザーの年齢や性別などの顧客属性の内容を示
すデータ又は前記顧客属性の内容を他と識別するための
属性識別データなどの属性関連データを記録する属性関
連データ記録手段と、前記属性関連データ記録手段から
の属性関連データを、前記取引関連データ発生手段から
の取引関連データと関連付けて、前記ショップ側のコン
ピュータに送信する送信手段と、を備えたことを特徴と
するマーケティング用データ送信システム。 1−C 上記1において、前記属性関連データ記録手段
は、ユーザーが保有するICカードにより構成されてい
る、ことを特徴とするマーケティング用データ送信シス
テム。 1−D 上記1において、前記属性関連データ記録手段
は、ユーザーが保有する情報通信端末(パーソナルコン
ピュータ、携帯電話機などを含む)により構成されてい
る、ことを特徴とするマーケティング用データ送信シス
テム。 2−A ユーザーがネットワークを介してバーチャルシ
ョップ側などのショップ側に商品又はサービスの代金支
払を行うとき、その代金支払のための代金支払データを
発生するための代金支払データ発生手段と、ユーザーの
年齢や性別などの顧客属性の内容を示すデータ又は前記
顧客属性の内容を他と識別するための属性識別データな
どの属性関連データを記録する属性関連データ記録手段
と、前記属性関連データ記録手段からの属性関連データ
を、前記代金支払データ生成手段からの代金支払データ
と関連付けて、前記バーチャルショップ側のコンピュー
タに送信する送信手段と、を備えたことを特徴とするマ
ーケティング用データ送信システム。 2−B ユーザーが現実のショップ側に商品又はサービ
スの代金支払を行うとき、その代金支払のための代金支
払データを発生するための代金支払データ発生手段と、
ユーザーの年齢や性別などの顧客属性の内容を示すデー
タ又は前記顧客属性の内容を他と識別するための属性識
別データなどの属性関連データを記録する属性関連デー
タ記録手段と、前記属性関連データ記録手段からの属性
関連データを、前記代金支払データ生成手段からの代金
支払データと関連付けて、前記ショップ側のコンピュー
タに送信する送信手段と、を備えたことを特徴とするマ
ーケティング用データ送信システム。 3 上記2において、前記代金支払データ発生手段は、
ユーザーがネットワークを介してバーチャルショップ側
などのショップ側に商品又はサービスの代金支払を行う
とき、その代金支払のための電子マネーを発生させるた
めの電子マネー発生手段である、ことを特徴とするマー
ケティング用データ送信システム。 4−A ユーザーがショップ側に商品又はサービスの代
金支払を行う必要があるとき、その代金支払を金融機関
又はクレジット会社に依頼するための代金支払依頼デー
タを発生するための代金支払依頼データ発生手段と、ユ
ーザーの年齢や性別などの顧客属性の内容を示すデータ
又は前記顧客属性を他と識別するための属性識別データ
などの属性関連データを記録する属性関連データ記録手
段と、前記属性関連データ記録手段からの属性関連デー
タを、前記代金支払依頼データ発生手段からの代金支払
依頼データと関連付けて、金融機関又はクレジット会社
などの前記ショップ側以外の主体が設置するコンピュー
タ(センター)に送信する送信手段と、を備えたことを
特徴とするマーケティング用データ送信システム。 4−B ユーザーが現実のショップ側に商品又はサービ
スの代金支払を行う必要があるとき、その代金支払を金
融機関又はクレジット会社に依頼するための代金支払依
頼データを発生するための代金支払依頼データ発生手段
と、ユーザーの年齢や性別などの顧客属性の内容を示す
データ又は前記顧客属性を他と識別するための属性識別
データなどの属性関連データを記録する属性関連データ
記録手段と、前記属性関連データ記録手段からの属性関
連データを、前記代金支払依頼データ発生手段からの代
金支払依頼データと関連付けて、金融機関又はクレジッ
ト会社などの前記ショップ側以外の主体が設置するコン
ピュータ(センター)に送信する送信手段と、を備えた
ことを特徴とするマーケティング用データ送信システ
ム。 5 なお、本発明において、マーケティング用データ送
信手段は、ユーザーが注文データや電子マネーなどの取
引関連データをショップ側(現実の店舗やバーチャルシ
ョップ側などその形態は様様でよい)側コンピュータに
送信するときでも、マーケティング用データは、ショッ
プ側ではなく、金融機関又はクレジット会社などの前記
ショップ側以外の主体が設置するコンピュータ(センタ
ー)に送信するようにしてもよい。(本発明による「マ
ーケティング用データ送信システム」の内容・・・
お、この項目は、平成11年7月14日付けの国内優先
権主張出願において追加したものである。) )なお、本明細書において、以下の「ユーザー属性識別
データ」は、ユーザー の個人情報(氏名・住所・生年
月日などのプライバシー情報)を特定できない識別デー
タであって、「あるユーザーの属性データ(性別・年齢
層・趣味・職種・職業・居住地域などのマーケティング
用データになり得るデータ)」を「他のユーザーの属性
データ」と区別・識別するための識別データと、ユー
ザー個人を特定・識別するためのユーザー識別データ
(ユーザーID)と、の両者を含むものである。すなわ
ち、本明細書の「ユーザー属性識別データ」とは、「多
数のユーザーの属性を記録した属性データベースの中か
ら、あるユーザーの属性データを検索し取り出すことを
可能にするための識別データ」でありさえすればよく、
それが同時に、ユーザーの個人情報(氏名・住所などの
プライバシー情報)を特定するためにも使用されるもの
であるかどうかは問わない(どちらでもよい)、という
ものである。 請求項1 ユーザーがネットワークを介してショップ側
との間で商取引を行うとき、その商取引の内容又はその
商取引を識別するための取引識別データを発生するため
の取引内容又は取引識別データ発生手段と、ユーザーの
年齢又は性別などの顧客属性データを記録する属性記録
手段と、前記属性記録手段からの顧客属性データを、前
記取引内容又は取引識別データ発生手段からの取引内容
又は取引識別データと関連付けて、前記バーチャルショ
ップ側のコンピュータに送信する送信手段と、を備えた
ことを特徴とするマーケティング用データ送信システ
ム。 請求項2 ユーザーがネットワークを介してショップ側
に商品又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支
払のための代金支払データを発生するための代金支払デ
ータ発生手段と、ユーザーの年齢又は性別などの顧客属
性データを記録する属性記録手段と、前記属性記録手段
からの顧客属性データを、前記代金支払データ生成手段
からの代金支払データと関連付けて、前記バーチャルシ
ョップ側のコンピュータに送信する送信手段と、を備え
たことを特徴とするマーケティング用データ送信システ
ム。 請求項3 請求項2において、前記代金支払データ発生
手段は、ユーザーがネットワークを介してショップ側に
商品又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支払
のための電子マネーを発生させるための電子マネー発生
手段である、ことを特徴とするマーケティング用データ
送信システム。 請求項4 ユーザーがショップ側に商品又はサービスの
代金支払を行う必要があるとき、その代金支払を金融機
関又はクレジット会社に依頼するための代金支払依頼デ
ータを発生するための代金支払依頼データ発生手段と、
ユーザーの年齢又は性別などの顧客属性データを記録す
る属性記録手段と、前記属性記録手段からの顧客属性デ
ータを、前記代金支払依頼データ発生手段からの代金支
払依頼データと関連付けて、金融機関又はクレジット会
社側のコンピュータに送信する送信手段と、を備えたこ
とを特徴とするマーケティング用データ送信システム。 請求項5 ユーザーがネットワークを介してショップ側
との間で商取引を行うとき、その取引内容に関するデー
タ又はその取引を識別するための識別データを発生する
ための取引内容又は取引識別データ発生手段と、複数の
ユーザーの年齢又は性別などの属性データを蓄積した属
性データベースから個々のユーザーの属性を検索するた
めに使用するユーザー属性識別データを記録しておくユ
ーザー属性識別データ記録手段と、前記ユーザー属性識
別データ記録手段からのユーザー属性識別データを、前
記取引内容又は取引識別データ発生手段からの「取引内
容又は取引識別データ」と関連付けて、前記バーチャル
ショップ側のコンピュータに送信するユーザー属性識別
データ送信手段と、を備えたことを特徴とするマーケテ
ィング用データ送信システム。 請求項6 ユーザーがネットワークを介してショップ側
との間で商取引を行うとき、その取引内容に関するデー
タ又はその取引を識別するための識別データを発生する
ための取引内容又は取引識別データ発生手段と、複数の
ユーザーの年齢又は性別などの属性データを蓄積した属
性データベースから個々のユーザーの属性を検索するた
めに使用するユーザー属性識別データを記録しておくユ
ーザー属性識別データ記録手段と、前記ユーザー属性識
別データ記録手段からのユーザー属性識別データを、前
記取引内容又は取引識別データ発生手段からの「取引内
容又は取引識別データ」と関連付けて、前記属性データ
ベースを記録したコンピュータに送信するユーザー属性
識別データ送信手段と、を備えたことを特徴とするマー
ケティング用データ送信システム。 請求項7 ユーザーがネットワークを介してショップ側
に商品又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支
払のための代金支払データを発生するための代金支払デ
ータ発生手段と、複数のユーザーの年齢又は性別などの
属性データを蓄積した属性データベースから個々のユー
ザーの属性を検索するために使用するユーザー属性識別
データを記録しておくユーザー属性識別データ記録手段
と、前記ユーザー属性識別データ記録手段からのユーザ
ー属性識別データを、前記代金支払データ発生手段から
の代金支払データと関連付けて、前記バーチャルショッ
プ側のコンピュータに送信するユーザー属性識別データ
送信手段と、を備えたことを特徴とするマーケティング
用データ送信システム。 請求項8 ユーザーがネットワークを介してショップ側
に商品又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支
払のための代金支払データを発生するための代金支払デ
ータ発生手段と、複数のユーザーの年齢又は性別などの
属性データを蓄積した属性データベースから個々のユー
ザーの属性を検索するために使用するユーザー属性識別
データを記録しておくユーザー属性識別データ記録手段
と、前記ユーザー属性識別データ記録手段からのユーザ
ー属性識別データを、前記代金支払データ発生手段から
の代金支払データと関連付けて、前記属性データベース
を記録したコンピュータに送信するユーザー属性識別デ
ータ送信手段と、を備えたことを特徴とするマーケティ
ング用データ送信システム。 請求項9 請求項7又は8において、前記代金支払デー
タ発生手段は、ユーザーがネットワークを介してショッ
プ側に商品又はサービスの代金支払を行うとき、その代
金支払のための電子マネーを発生させるための電子マネ
ー発生手段である、ことを特徴とするマーケティング用
データ送信システム。 請求項10 ユーザーがショップ側に商品又はサービス
の代金支払を行う必要があるとき、その代金支払を金融
機関又はクレジット会社に依頼するための代金支払依頼
データを発生するための代金支払依頼データ発生手段
と、複数のユーザーの年齢又は性別などの属性データを
蓄積した属性データベースから個々のユーザーの属性を
検索するためのユーザー属性識別データを記録しておく
ユーザー属性識別データ記録手段と、前記ユーザー属性
識別データ記録手段からのユーザー属性識別データを、
前記代金支払依頼データ発生手段からの代金支払依頼デ
ータと関連付けて、前記金融機関又はクレジット会社側
のコンピュータに送信するユーザー属性識別データ送信
手段と、を備えたことを特徴とするマーケティング用デ
ータ送信システム。 請求項11 ユーザーがショップ側に商品又はサービス
の代金支払を行う必要があるとき、その代金支払を金融
機関又はクレジット会社に依頼するための代金支払依頼
データを発生するための代金支払依頼データ発生手段
と、複数のユーザーの年齢又は性別などの属性データを
蓄積した属性データベースから個々のユーザーの属性を
検索するためのユーザー属性識別データを記録しておく
ユーザー属性識別データ記録手段と、前記ユーザー属性
識別データ記録手段からのユーザー属性識別データを、
前記代金支払依頼データ発生手段からの代金支払依頼デ
ータと関連付けて、前記属性データベースを記録したコ
ンピュータに送信するユーザー属性識別データ送信手段
と、を備えたことを特徴とするマーケティング用データ
送信システム。(本発明の内容・・・上記の「マーケテ
ィング用データ送信システム」の発明と一部において重
複する「マーケティング用データ収集システム」及びそ
の他の発明を、以下に掲載している) 1.ユーザーがネットワークを介してショップ側に商品
又はサービスの注文を行うとき、その注文のための注文
データを生成するための注文データ生成手段と、ユーザ
ーの年齢、性別、職種などの顧客属性データを記録する
記録手段と、前記記録手段からの顧客属性データを、前
記注文データ生成手段からの注文データと関連付けて、
前記バーチャルショップ側のコンピュータに送信する送
信手段と、を備えたことを特徴とするマーケティング用
データ収集システム。 2.ユーザーがネットワークを介してショップ側に商品
又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支払のた
めの代金支払データを生成するための代金支払データ生
成手段と、ユーザーの年齢、性別、職種などの顧客属性
データを記録する記録手段と、前記記録手段からの顧客
属性データを、前記代金支払データ生成手段からの代金
支払データと関連付けて、前記バーチャルショップ側の
コンピュータに送信する送信手段と、を備えたことを特
徴とするマーケティング用データ収集システム。 3.ユーザーがネットワークを介してショップ側に商品
又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支払のた
めの代金支払データを生成するための代金支払データ生
成手段と、ユーザーの年齢、性別、職種などの顧客属性
データを記録する記録手段と、前記記録手段からの顧客
属性データを、前記代金支払データ生成手段からの代金
支払データと関連付けて、銀行などの金融機関側のコン
ピュータに送信する送信手段と、を備えたことを特徴と
するマーケティング用データ収集システム。 4.ユーザーがネットワークを介してショップ側に商品
又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支払のた
めの代金支払データを生成するための代金支払データ生
成手段と、ユーザーの年齢、性別、職種などの顧客属性
データを記録する記録手段と、前記記録手段からの顧客
属性データを、前記代金支払データ生成手段からの代金
支払データと関連付けて、クレジット会社側のコンピュ
ータに送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする
マーケティング用データ収集システム。 5.ユーザーがネットワークを介してショップ側に商品
又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支払のた
めの電子マネーを発生させるための電子マネー発生手段
と、ユーザーの年齢、性別、職種などの顧客属性データ
を記録する記録手段と、前記記録手段からの顧客属性デ
ータを、前記電子マネー発生手段からの電子マネーと関
連付けて、前記バーチャルショップ側のコンピュータに
送信する送信手段と、を備えたことを特徴とするマーケ
ティング用データ収集システム。
【0013】6.少なくとも、商品又はサービスの代金
決済時に読み取られる貨幣価値データを記録しておくた
めの貨幣価値データ記録領域と、商品又はサービスの代
金決済時に読み取られる顧客属性データを記録しておく
ための顧客属性データ記録領域とを含む記録媒体をその
必須の構成要素とし、ユーザーの匿名性及びプライバシ
ー保護を確保しながら、商品又はサービス提供側にマー
ケティング用属性データを提供できるようにした、こと
を特徴とする電子マネー。 7.商品又はサービスの代金決済時に読み取られる貨幣
価値データを記録しておくための貨幣価値データ記録領
域と、商品又はサービスの代金決済時に読み取られる顧
客属性データを記録しておくための顧客属性データ記録
領域とを含み、前記貨幣価値データと顧客属性データと
を予め記録した上で使用する電子マネーカード(接触型
又は非接触型)であって、「利用者を特定又は識別する
データを記録しないこと」により電子マネーカード使用
時の利用者の匿名性及びプライバシー保護を確保しなが
ら、商品又はサービス提供側にマーケティング用属性デ
ータを提供できるようにした、ことを特徴とする電子マ
ネーカード。 8.貨幣価値データ記録領域と顧客属性データ記録領域
とを含み、前記貨幣価値データと顧客属性データとを予
め記録した上で使用する電子マネーカードであって、
「利用者を特定又は識別するデータを記録しないこと」
により電子マネーカード使用時の利用者の匿名性及び電
子マネーカード使用時の利用者のプライバシーを確保す
るようにした電子マネーカードと、前記電子マネーカー
ドにより商品又はサービスの代金の決済を行うとき、前
記電子マネーカードに記録された貨幣価値データを読み
取って所定の決済処理を行う代金決済手段と、前記電子
マネーカードにより商品又はサービスの代金の決済を行
うとき、前記電子マネーカードに記録された顧客属性デ
ータを読み取る顧客属性データ収集手段と、を備えたこ
とを特徴とする、電子マネーカードを使用したマーケテ
ィング用データ収集システム。 9.顧客に所定の貨幣価値データを記録した電子マネー
カードを発行するための電子マネーカード発行手段と、
電子マネーカード利用者の性別又は年齢などの顧客属性
データを発生するための顧客属性データ発生手段と、顧
客に所定の貨幣価値データを記録した電子マネーカード
を発行するとき、その電子マネーカードに、前記の顧客
属性データ発生手段からの顧客属性データを書き込むた
めの顧客属性データ書き込み手段と、を備えたことを特
徴とする電子マネーカード発行システム。 10.ネットワーク上で商品の購入又はサービスの利用
時に行う代金決済を可能にするための、所定の貨幣価値
を示す貨幣価値データを含むネットワーク型電子マネー
であって前記電子マネーの利用者に関するマーケティン
グ用の顧客属性を示す属性データを前記電子マネーの一
部として又は前記電子マネーの付加データとして有する
と共に、「利用者を特定又は識別するデータ」は有しな
いようにすることにより、電子マネー使用時の利用者の
匿名性及びプライバシー保護を確保しながら、代金決済
の相手側又は前記商品・サービス提供側にマーケティン
グ用属性データを提供できるようにした、ことを特徴と
するネットワーク型電子マネー。 11.ネットワーク上で商品の購入又はサービスの利用
時に行う代金決済を可能にするための、所定の貨幣価値
を示す貨幣価値データを含むネットワーク型電子マネー
であって、前記電子マネーは「利用者を特定又は識別す
るデータ」を含まないものであり、且つ、前記電子マネ
ーは、電子マネーの利用者に関するマーケティング用の
顧客属性を示す属性データと関連付けられてネットワー
ク上を流れる又は移動するものであり、以上の構成によ
り、電子マネー使用時の利用者の匿名性及びプライバシ
ー保護を確保しながら、代金決済の相手側又は前記商品
・サービス提供側にマーケティング用属性データを提供
できるようにした、ことを特徴とするネットワーク型電
子マネー。 12.電子マネーの利用者に関するマーケティング用の
顧客属性を示す属性データを、電子マネーの一部として
又は電子マネーの付加データとして、或いは電子マネー
に関連付けられた関連データとして、有するようにする
と共に、「利用者を特定又は識別するデータ」を含まな
いようにすることにより電子マネー使用時の利用者の匿
名性及びプライバシー保護を確保するようにしたネット
ワーク型電子マネーと、前記ネットワーク型電子マネー
により商品又はサービスの代金の決済を行うとき、前記
電子マネーに含まれるか又はこれに関連付けられた属性
データを、代金決済の相手側又は前記商品・サービス提
供側に提供する手段と、を備えたことを特徴とする、ネ
ットワーク型電子マネーを使用したマーケティング用デ
ータ収集システム。 13.所定の貨幣価値を示す貨幣価値データを含むネッ
トワーク型電子マネーを発行するための電子マネー発行
手段と、電子マネー利用者の性別又は年齢などの顧客属
性データを発生するための属性データ発生手段と、顧客
に所定の貨幣価値を示すネットワーク型電子マネーを発
行するとき、前記属性データ発生手段からの属性データ
を、その電子マネーに付加するか、又はその電子マネー
に関連付けるための、属性データ付加・関連付け手段
と、を備えたことを特徴とするネットワーク型電子マネ
ー発行システム。
【0014】14.以上の1から7までの発明では、い
ずれも、利用者が携帯するカードや利用者が自宅や事務
所に備え付けて利用するパソコンのハードディスクなど
の記録媒体には、利用者の識別IDは記録しないように
している。しかしながら、前記の記録媒体に利用者ID
を記録していても、その利用者IDを支払先(この「支
払先」には、「実際の店舗での有体物の購入やサービス
提供に対する対価として代金を支払う場合の支払先」
と、「インターネットのホームページなどを利用して開
設されたバーチャルショップ側から、楽曲やプログラム
や画像や書籍データなどのデータをダウンロード購入し
たりストリーム映像などの形で自宅のパソコン画面に映
して利用するときの代金の支払いをする場合の支払先」
などがある)に送らないような仕組みを確保しておけ
ば、利用者のプライバシーを保護することができる。ま
た、前記カードやハードディスクには利用者IDを記録
しておいた方が便利な場合もある(例えば、電子マネー
の発行を申請する場合や、医療用の電子カルテを保存し
ておく場合や、個人の国民年金番号などを記録しておく
必要がある場合など、前記カードやハードディスクを
「電子マネー用だけではない多機能」に使用したい場合
があるからである)。このような多機能の記録媒体を望
む場合は、記録媒体に利用者IDは記録しているが、支
払先には利用者IDは送信しないようにして利用者のプ
ライバシーを保護すると共に、支払先には利用者の顧客
属性データを送信するようにして支払先にマーケティン
グ用データの収集を行わせるのが妥当である。以上の発
想から、本発明は、次の(1)から(4)のような内容
のものをも含む。 (1)商品又はサービスの代金支払時に送信される貨幣
価値データを記録しておくための貨幣価値データ記録領
域と、商品又はサービスの代金支払時に送信される顧客
属性データを記録しておくための顧客属性データ記録領
域とを含み、前記貨幣価値データと顧客属性データとを
予め記録した上で使用する電子マネーカード(接触型又
は非接触型)であって、支払先には、「前記の貨幣価値
データと顧客属性データは送信するが、カード利用者を
特定又は識別するデータは送信しないようにすること」
により、電子マネーカード使用時の利用者の匿名性及び
プライバシー保護を確保しながら、支払先(商品又はサ
ービス提供側)にマーケティング用属性データを提供で
きるようにした、ことを特徴とする電子マネーカード。 (2)少なくとも、商品又はサービスの代金支払時に支
払先に送信される貨幣価値データを記録しておくための
貨幣価値データ記録領域と、商品又はサービスの代金支
払時に支払先に送信される顧客属性データを記録してお
くための顧客属性データ記録領域とを含む記録媒体と、
前記の代金支払い時に、前記記録媒体に記録されたデー
タの中で、少なくとも所定の貨幣価値データ及び顧客属
性データを支払先に送信すると共に、代金支払者を特定
又は識別するためのデータは支払先には送信しないよう
にする送信手段と、を備えたことを特徴とする電子マネ
ーを利用した代金支払い装置。 (3)少なくとも、商品又はサービスの代金支払時に支
払先に送信される貨幣価値データを記録しておくための
貨幣価値データ記録領域と、商品又はサービスの代金支
払時に支払先に送信される顧客属性データを記録してお
くための顧客属性データ記録領域とを含む記録媒体か
ら、前記の代金支払い時に、前記記録媒体に記録された
データの中で、少なくとも所定の貨幣価値データ及び顧
客属性データを受信すると共に、代金支払者を特定又は
識別するためのデータは受信しないようにした電子マネ
ー受信手段、を備えたことを特徴とする電子マネーを利
用した代金受領装置。 (4)ユーザーの顧客属性情報をユーザーIDと関連付
けて記録しておくデータベース手段と、商品又はサービ
スの代金がネットワークを介して支払われたとき、この
支払い者のユーザーIDに基づいて、前記データベース
手段から、商品又はサービス提供元に対して、前記の代
金支払い者の顧客属性を送信する(ユーザーIDは送信
しない)送信手段と、を備え、商品又はサービス提供元
がマーケティング用データを収集することを可能にした
ことを特徴とする電子マネーを利用した代金受領装置。
【0015】15.ユーザーの性別又は年齢などの顧客
属性情報と電子マネー情報とを記録しておく記録媒体
(電子マネーカードなど)と、ユーザーが購入又は利用
する或いは購入又は利用した商品又は役務の代金を前記
電子マネーで決済するとき、前記記録媒体に記録された
顧客属性情報を出力するための顧客属性情報出力手段
と、前記ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利
用した商品又は役務に関する情報を出力するための商品
役務情報出力手段(商品バーコードを読み取るバーコー
ドリーダなど)と、前記顧客属性情報出力手段からの属
性情報と前記商品役務情報出力手段からの商品役務情報
とを互いに関連付けて記録することにより、「商品又は
役務の種類毎に、どのような性別又は年齢の顧客がその
商品又は役務を購入又は利用したか」を分析するための
マーケティング用データベースを作成するためのマーケ
ティング用データベース作成手段と、を備えたことを特
徴とする、電子マネーによる代金決済を利用したマーケ
ティング用データベース作成システム。 16.「商品又は役務の種類毎に、どのような性別又は
年齢の顧客がその商品又は役務を購入又は利用したか」
を分析するためのマーケティング用データベースを作成
するためのマーケティング用データベース作成システム
を作成するために使用される電子マネーカードであっ
て、ユーザーの性別又は年齢などの顧客属性情報を記録
しておく記録領域と、電子マネー情報を記録しておく記
録領域と、ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は
利用した商品又は役務の代金を前記電子マネーで決済す
るとき、前記顧客属性情報を外部の装置に読み取り可能
にさせるための手段と、を備えたことを特徴とする電子
マネーカード。 12.ユーザーの識別情報を記録しておく識別情報記録
媒体(例えば、クレジットカードやデビットカード・銀
行のキャッシュカードなど)と、ユーザーの性別又は年
齢などの顧客属性情報を記録しておく属性情報記録媒体
(例えば、インターネットなどのネットワークに接続さ
れた銀行やクレジット会社のコンピュータの記憶装置な
ど)と、ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利
用した商品又は役務の代金を決済するときに、前記識別
情報記録媒体からそのユーザーの識別情報を送信する識
別情報送信手段と、この識別情報送信手段からの識別情
報に基づいて、前記属性情報記録媒体から前記ユーザー
の属性情報を抽出する属性情報抽出手段と、前記ユーザ
ーが購入又は利用した商品又は役務に関するデータを出
力する商品・役務データ出力手段と、前記商品・役務デ
ータ出力手段からの前記ユーザーが購入又は利用する或
いは購入又は利用した商品・役務データと、前記属性情
報抽出手段からの前記ユーザーの属性情報とを、互いに
関連付けて記録することにより、「商品又は役務の種類
毎に、どのような性別又は年齢の顧客がその商品又は役
務を購入又は利用したか」を分析するためのマーケティ
ング用データベースを作成するためのマーケティング用
データベース作成手段と、を備えたことを特徴とする、
クレジットカード、デビットカードなどのユーザー識別
情報記録媒体を使用する代金決済を利用したマーケティ
ング用データベース作成システム。 17.ユーザーの識別情報と電子マネー情報とを記録し
ておく「識別情報及び電子マネー記録媒体」(電子マネ
ーカードなど)と、ユーザーの性別又は年齢などの顧客
属性情報を記録しておく属性情報記録媒体(例えば、イ
ンターネットなどのネットワークに接続されたコンピュ
ータの記録装置など)と、ユーザーが購入又は利用する
或いは購入又は利用した商品又は役務の代金を前記電子
マネーで決済するときに、前記識別情報記録媒体から前
記ユーザーの識別情報を送信する識別情報送信手段と、
この識別情報送信手段からの識別情報に基づいて、前記
属性情報記録媒体から前記ユーザーの属性情報を抽出す
る属性情報抽出手段と、前記ユーザーが購入又は利用し
た商品又は役務に関するデータを出力する商品・役務デ
ータ出力手段と、前記商品・役務データ出力手段からの
前記ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利用し
た商品・役務データと、前記属性情報抽出手段からの前
記ユーザーの属性情報とを、互いに関連付けて記録する
ことにより、「商品又は役務の種類毎に、どのような性
別又は年齢の顧客がその商品又は役務を購入又は利用し
たか」を分析するためのマーケティング用データベース
を作成するためのマーケティング用データベース作成手
段と、を備えたことを特徴とする、クレジットカード、
デビットカードなどのユーザー識別情報記録媒体を使用
する代金決済を利用したマーケティング用データベース
作成システム。 18(請求項25) 商品又はサービスを注文する注文
データをショップ側に送信するための注文データ送信手
段と、この注文データと関連付けて自己(ユーザー)の
属性データをショップ側に送信する属性データ送信手段
と、前記属性データを受信したとき、前記注文に対応す
る代金を所定金額又は所定割合だけ割り引きして算出す
る代金割引算出手段と、この割引された代金をユーザー
に代金提示する提示手段と、を備えたことを特徴とする
取引システム。 19(請求項26) 商品又はサービスを注文する注文
データをショップ側に送信するための注文データ送信手
段と、前記注文データを受信したとき、「もしユーザー
から属性データが送信されればその分だけ割引される代
金」を算出する割引代金算出手段と、この割引された代
金をユーザーに代金提示する提示手段と、この提示され
た割引代金の支払関連データと関連付けて自己(ユーザ
ー)の属性データをショップ側に送信する属性データ送
信手段と、を備えたことを特徴とする取引システム。
【0016】 〔発明の詳細な説明〕
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1で使用するプリペイドタイプの電子マネーカード
(例えば、百貨店などが自己の店舗内で使用できるもの
として発行する電子マネーカード、ある商店街がその商
店街で使用できるものとして発行する電子マネーカー
ド、ある全国チェーンのスーパーマーケットがその店舗
内で使用できるものとして発行する電子マネーカード、
あるテーマパークがそのテーマパーク内の施設を利用す
るときに使用できるものとして発行するプリペイド電子
マネーカード、など)を発行するためのシステムを示す
ブロック図である。図1において、1はユーザーが現金
を挿入するための現金挿入部、2は現金挿入部1により
挿入された現金を検出してその金額を認識するための現
金金額認識部、3は前記の現金を挿入したユーザーの顧
客属性データ(マーケティング用データに使用する意味
のあるデータであって、例えば、ユーザーの年齢、性
別、趣味、職種などの属性データ)をユーザーが入力す
るための顧客属性データ入力部である。また、4は前記
現金金額認識部2からの金額データ、及び、前記顧客属
性データ入力部3からの顧客属性データに基づいて、プ
リペイド電子マネーカードを作成する電子マネーカード
作成部、5はこの電子マネーカード作成部4により作成
された電子マネーカード6をユーザーに向けて排出する
電子マネーカード排出部である。前記電子マネーカード
作成部4は、電子マネーカード6に、顧客が挿入した現
金金額に相当する貨幣価値データを書き込むと共に、顧
客が入力した顧客属性データを書き込む。
【0017】ここで、図1の顧客属性データ入力部3に
ついて説明する。この入力部3は、例えば銀行のATM
のような外観で、タッチパネル付き液晶ディスプレイを
見ながら、顧客が自己の属性データを入力するものであ
る。図2はこの顧客属性データ入力部3に備えられたタ
ッチパネル付き液晶ディスプレイに表示されるデータ入
力画面を示すものである。顧客は、液晶ディスプレイに
表示される指示に従って、自己の属性データを入力して
いく。液晶ディスプレイでは、例えば、図2(a)に示
すように、まず、顧客の年齢層を入力する画面を表示す
る。顧客は、この画面の中の自己の年齢層を入力するボ
タンに指先をタッチする(接触する)ことにより、自己
の年齢層が入力される。この年齢層の入力が終わると、
前記液晶ディスプレイは、次に、図2(b)に示すよう
に、顧客の性別を入力するための画面を表示する。この
とき、顧客は、図2(b)の男性か女性のいずれかのボ
タンに指先で接触することにより、性別を入力する。性
別の入力が終わると、液晶ディスプレイは、次に、図2
(c)に示すように、顧客の趣味を入力するための画面
を表示する。このとき、顧客は、表示されたボタンの中
から、自己に該当する趣味のボタンを選んでそれを指先
で接触することにより、趣味の入力が行われる。顧客の
職種の入力も、以上と同様に行われる(図2の(d)参
照)。
【0018】次に、図3は、ユーザー(電子マネーカー
ドの利用者)が、電子マネーカードにより、ある商品を
購入する(代金決済を行う)ときに行う、その商品に関
するマーケテイングデータを収集するためのシステムを
示すブロック図である。図3において、11は商品10
に表示されたバーコード(商品名、商品識別コード、製
造会社名、などを記録するコード)を読み取るバーコー
ド・リーダー、12はユーザーが挿入した電子マネーカ
ード6から貨幣価値データ及び顧客属性データを読み取
る電子マネーカード・リーダー、13は前記バーコード
・リーダー11及び電子マネーカード・リーダー12か
らのデータに基づいて、所定の代金決済を行うレジスタ
(POSレジスタが望ましい)である。このレジスタ1
3は、バーコード・リーダーから送られた商品価格に相
当する金額について、前記電子マネーカード・リーダー
12を介して、電子マネーカード6から貨幣価値データ
(前記商品価格に相当する金額の分)を吸い取る(その
結果、電子マネーカード6からは、その吸い取られた金
額の貨幣価値データが無くなる)。これにより、商品代
金の決済が行われる。なお、サービス代金の決済も同様
の方法で行われる(すなわち、サービス代金の決済にお
いては、例えば、ゲーム機やパチンコ遊技機から送信さ
れる稼動データに基づいて代金が計算され、その代金に
応じた電子マネーが電子マネーカードから引き落とされ
る)。
【0019】次に、レジスタ13には、計時データを発
生する計時データ発生部14(時計)、及び、暦データ
を発生する暦データ発生部15(カレンダーのデータを
記録しそれを発生する装置)が接続されている。よっ
て、レジスタ13には、前記バーコード・リーダー11
から送られた商品データ(商品名、製造会社名など)、
前記電子マネーカード・リーダー12から送られた顧客
属性データ、商品代金決済時の時間帯データ、商品代金
決済時の暦データ(月や季節などの情報)が、ほぼ同時
に収集されることになる。このような情報は、個々の商
品(又はサービス)毎に「その商品(サービス)が、ど
のような季節の、どのような時間帯に、どのような性別
・年齢層・趣味・職種・職業の人によって、購入(又は
利用)されたか」という商品(サービス)マーケティン
グ用データとしての意味を有するものである。
【0020】このレジスタ13により収集されたマーケ
ティング用データは、各店舗のコンピュータ又は各店舗
を管理するチェーン本部のコンピュータ(マーケティン
グ用データベース作成用コンピュータ)16に送信され
る。図4は、このコンピュータ16により作成されたマ
ーケティング用データベースの一例を示すものである。
図4に示すように、このマーケティング用データベース
には、各商品(又はサービス)毎に、それが「どのよう
な季節の、何曜日のどのような時間帯に、どのような年
齢層・性別・趣味・職種の顧客によって購入(又は利
用)されたか」を記録するようにしている。よって、前
述のようなマーケティング用データを収集し、データベ
ースを作成するシステムを導入することにより、「7月
の夏季の夕方の時間帯には、商品Aが多く売れる(夏季
の夕方には、商品Aを多く陳列しよう)」とか、「学生
には商品Bが多く売れる(大学の前に立地する店舗で
は、商品Bを多く陳列しよう)」などのマーケティング
活動に利用すれば、他の同業他社に対して競争優位に立
つことができる。
【0021】実施形態2.次に、図5は、実施形態2に
使用される電子マネーカードを発光するためのシステム
を示すブロック図である。この図5に示す例は、ユーザ
ーが現金を挿入して貨幣価値を記録した電子マネーカー
ドを発行してもらうシステムではなく、ユーザーの銀行
口座から所定の貨幣価値を引き出して(引き落として)
電子マネーカードに記録(充填)するシステムである。
詳しくは後述するが、この実施形態2では、ユーザー
は、自己の預金(銀行口座にある預金)から所定の金額
分の貨幣価値を引き出して、電子マネーカード30に化
体させることができるので、実施形態1のようにいちい
ち現金を挿入する必要が無くなる。
【0022】図5において、21はユーザー(これから
電子マネーカードを発行してもらおうとする人、又は、
既に電子マネーカードを発行してもらったが、残額が少
なくなったので新たに貨幣価値をリロード(再転送)し
てもらおうとする人)が、自己の銀行口座の口座番号、
暗証番号、引き出したい金額などを入力するための銀行
口座番号データ等入力部、22はユーザーの顧客属性デ
ータを入力するための顧客属性データ入力部、23はC
PU(中央処理装置)、24は外部の装置とデータを送
受信する送受信部、26は外部の銀行に備えられたネッ
トワーク管理用コンピュータ、27は同じ銀行内の前記
コンピュータ26に接続された銀行預金管理用コンピュ
ータ、28は前記CPU24からのデータに基づいて電
子マネーカードを作成する電子マネーカード作成部、2
9は作成された電子マネーカード30をユーザーに向け
て放出する電子マネーカード排出部である。なお、図5
において、21,22,23,24,28,及び29
は、ユーザーの眼前に存在する電子マネーカード発行機
20の構成内容を示している。また、図5において、2
6及び27は、前記電子マネーカード発行機20とは遠
隔に在る銀行内に備えられたコンピュータを示してい
る。
【0023】この図5の電子マネーカード発行システム
の動作を説明する。ユーザーが前記入力部21から自己
の預金の銀行口座番号、預金の暗証番号、預金から引き
出して電子マネーカードにロード(転送)したい金額な
どのデータを入力すると、CPU23は、そのデータ
を、送受信部24を介して、銀行のネットワーク管理用
コンピュータ26に送信する。ネットワーク管理用コン
ピュータ26は、同じ銀行内の預金管理コンピュータ2
7とデータをやり取りして、前記ユーザーの預金の中か
ら所定の貨幣価値データを、電子マネーカード発行機2
0の送受信部24に送信する。この貨幣価値データを受
信すると、CPU23は、この受信した貨幣価値データ
及び前記顧客属性データ入力部22からの顧客属性デー
タを電子マネーカード作成部28に送信して、この貨幣
価値データ及び前記顧客属性データを記録した電子マネ
ーカード30を作成させる。作成された電子マネーカー
ド30は、電子マネーカード排出部29から排出され
る。
【0024】以上のように、この実施形態2では、ユー
ザーは、自己の預金(銀行口座にある預金)から所定の
金額分の貨幣価値を引き出して、電子マネーカード30
に化体させることができるので、実施形態1のようにい
ちいち自分で現金を挿入する必要が無くなる。なお、本
実施形態2においては、電子マネーカード発行時に、ユ
ーザーが保有する貨幣価値を取り込むために、銀行の預
金にアクセスして預金から引き出すようにしているが、
本発明はこれに限られるものではなく、銀行以外の「電
子マネー発行会社」にユーザーが預けた預金にアクセス
して、そこから預金価値(貨幣価値)を引き出すように
してもよい。
【0025】実施形態3.次に、図6は、本発明の実施
形態3に使用される電子マネーカードを発行するための
システムを示すブロック図である。この図6に示す例
は、電子マネーカード発行時に、ユーザーが自分で自己
の顧客属性データを入力するのではなく、予め自己の顧
客属性データを記録している外部のデータベース管理会
社から自己の顧客属性データを送信してもらって、電子
マネーカードに記録させるようにするものである。これ
により、ユーザーは、実施形態2のように、電子マネー
カード発行時に、自分でいちいち自己の顧客属性データ
を入力する手間を省けるようになる。
【0026】図6において、31はユーザー(これから
電子マネーカードを発行してもらおうとする人、又は、
既に電子マネーカードを発行してもらったが、残額が少
なくなったので新たに貨幣価値をリロード(再転送)し
てもらおうとする人)が、自己の銀行口座の口座番号、
暗証番号、引き出したい金額などを入力するための銀行
号座データ等入力部、32はCPU(中央処理装置)、
33は外部とデータを送受信する送受信部、34は外部
の銀行に備えられたネットワーク管理用コンピュータ、
35は同じ銀行内の前記コンピュータ34に接続された
銀行預金管理用コンピュータ、36は同じ銀行内の前記
コンピュータ34に接続された顧客管理用コンピュータ
(顧客の属性データを顧客の預金口座番号などの識別デ
ータと関連付けて記録するデータベース管理用のコンピ
ュータ)、37は前記CPU32からのデータに基づい
て電子マネーカードを作成する電子マネーカード作成
部、38は作成された電子マネーカード39をユーザー
に向けて放出する電子マネーカード排出部である。な
お、図6において、31,32,33,37,及び38
は、ユーザーの眼前に存在する電子マネーカード発行機
40の内部構成を示している。また、図6において、3
4,35,及び36は、前記電子マネーカード発行機4
0とは遠隔に在る銀行内に備えられたコンピュータを示
している。
【0027】この図6の電子マネーカード発行システム
の動作を説明する。ユーザーが前記入力部31から自己
の預金の銀行口座番号、預金の暗証番号、預金から引き
出して電子マネーカードにロード(転送)したい金額な
どのデータを入力すると、CPU32は、そのデータ
を、送受信部33を介して、遠隔の銀行のネットワーク
管理用コンピュータ34に送信する。前記銀行内のネッ
トワーク管理用コンピュータ34は、同じ銀行内の預金
管理コンピュータ35とデータをやり取りして、前記ユ
ーザーの預金の中から所定の貨幣価値データを、電子マ
ネーカード発行機40の送受信部33に送信する。ま
た、前記銀行内のネットワーク管理用コンピュータ34
は、同じ銀行内の顧客管理用コンピュータ36とデータ
をやり取りして(例えば前記ユーザーの預金口座番号を
キーとして該当する顧客の属性データを検索して取り出
すことにより)、前記ユーザーの「顧客属性データ(ユ
ーザーの年齢・職業・職種・趣味・性別など)のみ」
(「ユーザーを識別・特定するデータ」は一切含まな
い。つまり、個人の住所・氏名や企業の住所・名称など
の「個人識別データ又は企業識別データ」は、一切含ま
ない)を、電子マネーカード発行機40の送受信部33
に、送信する。CPU32は、前記のネットワーク管理
用コンピュータ34から送信された「貨幣価値データ及
び顧客属性データ」を受信すると、この受信した「貨幣
価値データ及び顧客属性データ」を電子マネーカード作
成部37に送信する。電子マネーカード作成部37は、
この「貨幣価値データ及び顧客属性データ」に基づい
て、電子マネーカード39を作成する。この作成された
電子マネーカード39は、電子マネーカード排出部38
から、ユーザーに向けて排出される。
【0028】以上のように、この実施形態3では、ユー
ザーは、遠隔の銀行内の顧客管理用コンピュータ36に
記録された自己の属性データを、そのまま電子マネーカ
ードに記録することができるので、実施形態1又は実施
形態2のようにいちいち自分で自己の顧客属性データを
入力する必要が無くなる。また、本実施形態3では、自
己の顧客属性データを記録した外部の顧客管理コンピュ
ータ36に記録された属性データをそのまま流用して電
子マネーカードに自己の属性データを記録させている
が、電子マネーカードには、ユーザーの「個人データ
(自己を特定・識別するデータ)」は一切記録されな
い。つまり、前記の外部の顧客管理コンピュータ36か
らは、そのユーザーの「顧客属性データ(年齢、性別、
趣味、職種など)」だけが前記CPU32に送信されて
くるだけで、そのユーザーの「個人データ(個人を識別
・特定するための識別コード、氏名、住所、電話番号な
ど)」は一切送信されて来ない(よって、個人データ
は、電子マネーカード39には、一切記録されることは
無い)。よって、本実施形態3においても、ユーザーの
電子マネーカードの利用時の「匿名性」、ユーザーの電
子マネーカード利用に伴う「プライバシー保護」は、完
全に確保される。
【0029】なお、本実施形態3では、ユーザーの顧客
属性データを電子マネーカードに記録するために、預金
のある銀行内の顧客管理用コンピュータに記録された顧
客管理用データベースからの情報を利用するようにして
いるが、本発明はこれに限られるものではなく、例え
ば、図6において、ユーザーの指示に基づいて、CPU
32が送受信機33を介して、銀行以外の顧客情報管理
会社(ユーザーが自己の顧客属性データを管理するよう
に委託したデータベース管理会社)にアクセスして、そ
こから、ユーザーの顧客属性データを送信してもらっ
て、電子マネーカードに記録するようにしてもよい。ま
た、本発明において、「電子マネーカード」の読み取り
方式は、磁気記録された情報に磁気ヘッドで読み取る方
式、ICの記録領域に記録された情報を電気的に読み取
る方式(有線送信により読み取る方式。接触型)、IC
の記録領域に記録された情報を電波又は赤外線などの無
線により送信させる方式(非接触型)、などの様々な方
式が採用できる。
【0030】なお、実施形態1の図3において、前記の
バーコード・リーダー11及び電子マネーカード・リー
ダー12は、例えば、百貨店などのレジ(代金決済と商
品引き渡しを行う場所)に置かれることを予定している
が、本発明ではこれに限られるものではなく、例えば、
自動販売機や大型自動販売機を利用した無人コンビニエ
ンスストアなどでも、適用することができる。
【0031】実施形態4.次に、本発明の実施形態4に
よるネットワーク型電子マネー、この電子マネーの発行
システム、この電子マネーを使用したマーケティング用
データ収集システムを説明する。図7は、本実施形態4
によるネットワーク型電子マネーのデータ構造を示す図
である。図7において、51は電子マネーの発行機関を
示すデータ、52は貨幣価値を示すデータ、53は利用
者のマーケティング用属性データを示すデータである。
この図7に示すように、本実施形態4の電子マネーに
は、利用者個人を識別するためのデータ(氏名や個人識
別番号など)は一切含んでいないので、「現金」と同様
に、利用時における利用者の匿名性やプライバシーの確
保が可能であり、「現金に替わり得る」ものである。
【0032】これらの51,52,53の中で、発行機
関データ51及び貨幣価値データ52は、本実施形態4
のネットワーク型電子マネーに必須の構成要素であり、
いわば電子マネーの「本体データ」である。他方、前記
の属性データ53は、電子マネーに必須の要素ではな
く、いわば「オプションのデータ」、「付加的なデー
タ」である。この属性データ53は、例えば、「利用者
の年齢、性別、職種、趣味、居住地域などのような、個
人を特定・識別することは無いがマーケティング用の利
用価値の高い属性データ」である。この属性データ53
は無くてもネットワーク型電子マネーとしての利用は可
能である。しかし、電子マネーの前記「本体データ」に
この属性データ53が「付加」又は「関連付け」されて
いるときは、後述のマーケティング用データ収集が可能
・便利になるというメリットが商品・サービスの提供企
業側にある。そのため、これらの提供企業側としては、
「属性データ53が付加・関連付けされた電子マネー」
については、「そのような付加・関連付けのない電子マ
ネー」に比較して、所定の「優遇策やプレミアムを付け
る」こと(例えば、「属性データ付きの電子マネー」を
利用した決済する顧客には、特別の値引きを与えるな
ど)が予想される。
【0033】つまり、図7に示すようなデータ構造を持
つ電子マネー(つまり、属性データ53を付加的データ
又は関連データとして含む電子マネー)を使用して代金
決済をするときは、利用者から商品・サービス提供側に
貨幣価値が移動するのと同時に、属性データも電子マネ
ー利用者から商品・サービス提供側に提供又は移動する
ことになる。よって、商品・サービス提供側の企業とし
ては、前記属性データを収集することにより、各商品や
サービス毎のマーケティング用データの収集ができるこ
とになる。すなわち、個々の代金決済を通じて、自動的
に、個々の商品・サービスについて「どのような年齢・
性別・職種・地域の人が購入・利用しているのか」とい
うマーケティング用データを収集できるようになる。
【0034】次に、このような「属性データ53付きの
電子マネー」を発行するためのシステムを図8を参照し
て説明する。図8は、本実施形態4による「属性データ
付き電子マネー」を発行する発行機関に備えられたコン
ピュータシステムを示すブロック図である。図8におい
て、60は利用者からのアクセスに対して利用者に操作
方法などを知らせるための表示画面を表示するなどのユ
ーザーインターフェースの役割を果たすためのユーザー
インターフェース部である。また、61は電子マネーを
発行してもらおうとする利用者からの発行依頼を受ける
発行依頼受信部、62は利用者が自己の属性データを発
行機関の中にある顧客属性データベースを記録したコン
ピュータから自動的に発生(付加)するようにしてくれ
との依頼を受ける属性自動発生依頼受信部、63は利用
者が自己の属性データを個別に入力するときにその利用
者が入力した属性データを受信する 個別入力属性デー
タ受信部、である。また、図8において、64は前記発
行依頼受信部61からの発行依頼データに基づいて、そ
の貨幣価値がその利用者の預金の金額の範囲内かどうか
(つまり、その利用者がその金額の電子マネーを発行す
るだけの預金を持っているかどうか)を顧客預金データ
ベース65にアクセス・検索して確認するための預金デ
ータベース検索部である。また、65は利用者から預か
った預金のデータを管理する顧客預金データベースであ
って、前記預金データベース検索部64からの検索依頼
に応じて利用者の預金状況のデータを提供するための顧
客預金データベースである。また、66は、前記の預金
データベース検索部64からの出力(その利用者が確か
に希望金額に対応する預金を有していることを示す信
号)に基づいて、所定の貨幣価値データを発生するため
の貨幣価値データ発生部である。
【0035】また、図8において、67は、前記属性自
動発生依頼受信部62からの出力に基づいて顧客属性デ
ータベース68からその利用者に関する属性データを検
索して引き出してくる属性データベース検索部である。
また、図8において、69は、前記属性データベース検
索部67が引き出した属性データを受信して又は前記個
別入力属性データ受信部63からの属性データを受信し
て、この受信した属性データをネットワーク型電子マネ
ーの「付加データ」又は「関連付けデータ」として発生
する属性データ発生部である。また、図8において、7
0は、前記貨幣価値データ発生部66からの貨幣価値デ
ータと前記属性データ発生部69からの属性データとに
基づいて、図7に示すようなデータ構造の「属性データ
が付加(関連付け)されたネットワーク型電子マネー」
を発行するネットワーク型電子マネー発行部である。
【0036】次に、この図8に示す電子マネー発行シス
テムの動作を説明する。まず、利用者は、例えば自己の
コンピュータ通信端末を使用して、インターネットなど
のネットワークを介して、インターネット上に開設され
た電子マネー発行機関のホームページ(サイト)にアク
セスする。このホームページにアクセスすると、まず、
前記ユーザーインターフェース部60により、所定の案
内画面が利用者のコンピュータ通信端末の画面に表示さ
れる。そして、利用者が本実施形態4による属性データ
付き電子マネーの発行依頼を希望するときは、前記発行
依頼受信部61の「発行依頼受付用の画面」が利用者
(ユーザー)の端末の画面に表示される。ユーザーは、
この画面上で、まず、属性データ付き電子マネーの発行
依頼と、自己の氏名その他の識別データと、発行を希望
する電子マネーの貨幣価値の金額と、を入力する。する
と、利用者側の端末画面は、利用者の属性データを入力
するための画面に切り替わる。この画面では、利用者
に、自己の属性データを自分で個別に入力するかそれと
も発行機関の中に既にある顧客属性データベースの中の
属性データをそのまま利用して自動的に電子マネーに付
加・関連付けするかのいずれにするかを選択するよう
に、要求する。利用者が個別に入力することを選択した
ときは、前記属性個別入力受信部63が作動して、利用
者に自己の属性データを入力するための画面を表示させ
る(この場合の案内画面は図2とほぼ同様)。そして、
この利用者が個別に入力した属性データは、前記属性個
別入力受信部63が、前記属性データ発生部69に送信
する。以上のように、図8のブロック図において、発行
依頼受信部61、属性自動発生依頼受信部62、及び、
個別入力属性データ受信部63の3つと前記ユーザーイ
ンターフェース部60との協働により、利用者がインタ
ーネットを介してアクセスして見ることができるホーム
ページの画面が生成されるようになっている。その意味
では、前記の3つと前記ユーザーインターフェース部6
0とが合わさって、一つのユーザーインターフェース機
能を果たしている。
【0037】他方、前記の選択画面上で、利用者が顧客
属性データベースにある属性データを自動的に付加する
ことを選択したときは、前記属性自動発生依頼部62が
作動して、前記属性データベース検索部67に必要な指
示データ(利用者のIDなどの識別データを含む)を送
信する。そして、前記属性データベース検索部67は、
該当する属性データを検索し引き出して、それを前記属
性データ発生部69に送信する。また、前記発行依頼受
信部61による「発行依頼受付用の画面」において、利
用者が発行を希望する電子マネーの金額を入力したと
き、前記発行依頼受信部61は、その発行希望金額を預
金データベース検索部64に出力する。預金データベー
ス検索部64は、この受信した発行希望金額が利用者の
預金の範囲内かどうかを確認するために、預金データベ
ースにアクセスして検索し確認する。そして、前記の発
行希望金額が利用者の預金の範囲内であれば、その発行
希望金額を、前記貨幣価値データ発生部66に送信す
る。前記貨幣価値データ発生部66は、前記預金データ
ベース検索部64から受信した発行希望金額に相当する
貨幣価値データ(電子マネー)を発生し、前記ネットワ
ーク型電子マネー発行部70に送信する。また、前記属
性データ発生部69も、前記属性データベース検索部6
7又は個別入力属性データ受信部63から受信した属性
データを前記ネットワーク型電子マネー発行部70に送
信する。電子マネー発行部70は、これらの貨幣価値デ
ータ及び属性データに基づいて、図7に示すようなデー
タ構造の「属性データ付き電子マネー」を発行する。
【0038】(拡張)なお、以上の実施形態4では、属
性データを電子マネーに付加・関連付けするための方法
として、属性データを利用者が個別に入力する方法と、
予め銀行などの電子マネー発行機関にある顧客データベ
ースからのデータを利用する方法とを紹介したが、本発
明では、これら以外の方法も可能である。例えば、電子
マネーの利用者が確かに本人である(「他人の成りすま
し」ではない)ことを認証するために認証機関が発行す
る認証データに属性データを付加・関連付けするように
してもよい。このように認証データに利用者の属性デー
タを付加するときは、理論上は、属性データは電子マネ
ーとは別個のデータとなるが、認証データそのものが電
子マネーと一緒に、それと関連付けられてネットワーク
上を流れるものであるから、そのことから考えれば、こ
の認証データに属性データが付加される場合でも、「属
性データが電子マネーに付加又は関連付けられている」
と言える。また、本発明では、電子マネーや認証データ
を暗号化するときに、暗号化のためのソフトウェアが利
用者の属性データを電子マネー又は認証データに付加す
るようにしてもよい。
【0039】このように、マーケティング用の顧客属性
データは、電子マネーの一部として電子マネーと一体に
ネットワーク上を流通するものでもよいし、「電子マネ
ーとは別体のものだが、電子マネーに付加・関連付けら
れてネットワーク上で扱われるもの」でもよい。すなわ
ち、例えば、マーケティング用顧客属性データは、電子
マネーの利用者の認証データの一部又は関連データとし
て、電子マネー利用者又は商品・サービス提供側がネッ
トワーク上でアクセスできるものでもよいし、電子マネ
ーのデータの暗号化に使用する公開鍵のデータの一部又
は関連データとし、電子マネー利用者又は商品・サービ
ス提供側がネットワーク上でアクセスできるものでもよ
い。また、認証データや暗号化処理に使用される公開鍵
データとは別に、独立のマーケティング用属性データと
して、電子マネーに関連付けられて存在し、電子マネー
利用者又は商品・サービス提供側がネットワーク上でア
クセスできるものであってもよい。
【0040】実施形態5.図9(a)は本発明の実施形
態5によるカードの発行システムを示すブロック図であ
る。同図において、101は、ユーザーID、マネー情
報(貨幣価値情報)、及び属性情報(ユーザーの性別・
年齢層・職種などのマーケティング用属性データ)を記
録するための記録媒体(この例では「ICカード」とし
ているが、携帯型の腕時計やペンダントでもよいし、据
置型のハードディスクなどでもよい)、102はカード
リーダ付きパソコン(通信端末)、103はインターネ
ットなどの通信網上の電子マネー管理センターのコンピ
ュータである。同図において、ユーザーは、カード(記
録媒体)101からパソコン102によりユーザーID
を読み取って、前記電子マネー管理センターのコンピュ
ータ103に、「ユーザーIDと、電子マネー発行申請
(発行を希望する旨とその発行希望金額)」を送信す
る。前記センターのコンピュータ103は、これを受け
て、ユーザーのIDと預金残高金額(電子マネー発行限
度額)をチェックして、所定金額の電子マネーをユーザ
ー側に送信する。ユーザー側では、この受信した電子マ
ネーをカード101に書き込むことにより、カード10
1への電子マネーの「リロード(再書き込み)」が行わ
れる。
【0041】図9(b)は、本実施形態5による現実の
店舗での商品購入システムを示すブロック図である。同
図において、111は、ユーザーID、マネー情報、及
び属性情報を記録したICカード、112は店舗のレジ
(商品代金精算所)に備え付けられた電子マネー読み取
り用のカードリーダ、113は店舗のレジに備え付けら
れた商品のバーコードを読み取って「商品関連データ
(商品販売・購入データ)」(購入される商品の商品
名、メーカー名、個数、販売価格、販売日時、販売時刻
など)を入力するためのカレンダー機能及び時計機能付
きのバーコードリーダである。また114は、前記カー
ドリーダ112からのマネー情報及び属性情報と、前記
バーコードリーダ113からの商品購入データとを、互
いに関連付けるためのデータ合成部である。また、11
5はこのデータ合成部114からのデータを受信して記
録する現実の店舗に備え付けられた管理コンピュータで
ある。この図9(b)のシステムでは、前記管理コンピ
ュータ115は、販売された商品の商品販売データと対
応させて、電子マネーの領収の管理を行うと共に、販売
された商品の商品販売データと対応させて、顧客属性の
データベース化を行う。特に、後者の顧客属性のデータ
ベース化により、現実の店舗側では、「個々の商品毎
に、それがどういう性別のどういう年齢層の人に(さら
には、どういう職種・職業・趣味の人に)、どれだけ売
れたか」という商品毎のマーケティング用データが得ら
れるようになる。
【0042】図9(c)は本実施形態5によるインター
ネットなどの通信網上のバーチャルショップ側でのデジ
タルコンテンツ(楽曲・映像・ゲーム・書籍のデジタル
データ)の購入システムを示すブロック図である。同図
において、121は、ユーザーID、マネー情報、及び
属性情報を記録した記録媒体(この例では「ICカー
ド」としているが、「ハードディスク」などでもよ
い)、122はユーザーの自宅にあるカードリーダ付き
のパソコン、123はユーザーのパソコン122に接続
された「商品購入データ」(デジタルコンテンツのタイ
トルなどの商品名、メーカー名、個数、購入価格)を入
力するための「商品購入データ入力部」であって、具体
的にはパソコン122に備えられたキーボードやマウス
などの入力機器である。また124はインターネット
(公衆データ通信網)、125はインターネット124
に接続されたバーチャルショップ側の装置(コンピュー
タ)である。同図のシステムでは、パソコン122は、
カード121から「電子マネー情報及び属性情報のみ
(ユーザーIDは含まない)」と「商品購入データ」と
を互いに関連付けて、前記バーチャルショップ側装置1
25に、送信する。これにより、バーチャルショップ側
では、ユーザーIDなどの個人識別データは得ないまま
(すなわち、「匿名性」と「ユーザーのプライバシー」
は完全に保護されたまま)、電子マネーの受領と各商品
(デジタルコンテンツ)毎のマーケティング用属性デー
タを取得することができる。よって、電子マネーを使用
することにより、商品代金の受領と商品毎のマーケティ
ング用データの収集とを、電子マネーの「匿名性」の確
保とユーザーの「個人情報の保護・プライバシー保護」
を確保しながら、同時に行えるようになる。
【0043】実施形態6.図10は本発明の実施形態6
による電子マネーを使用したデジタルコンテンツ購入シ
ステム(バーチャルショップ側から見ると「デジタルコ
ンテンツ販売システム」)を示す図である。図10にお
いて、131はユーザーIDと電子マネー情報を記録し
たカード、132は商品購入データ入力部、133はユ
ーザーの自宅にあるカードリーダ付きパソコン、134
はインターネットに接続された属性管理センターのコン
ピュータであって顧客のマーケティング用属性データを
顧客ID毎にまとめたデータベースを管理するための属
性管理センターのコンピュータ、135はインターネッ
ト上に開設されたバーチャルショップ側である。本実施
形態6では、前記カード131からのマネー情報と前記
入力部132からの商品購入データとが、パソコン13
3により互いに関連付けられて、インターネットを介し
てバーチャルショップ側135側に、送られる(図10
の参照)。他方、前記カード131からのユーザーI
D情報と前記入力部132からの商品購入データとは、
インターネット上の属性管理センターのコンピュータ1
34に送信される(図10の参照)。前記属性管理セ
ンター側134では、受信したユーザーID情報に基づ
いて対応する属性情報を抽出し、この属性情報を前記の
受信した商品購入データと関連付けて、バーチャルショ
ップ側135に送信する(図10の参照。このとき、
属性管理センター134からバーチャルショップ側13
5へは、ユーザーIDなどのユーザーを識別する情報
は、送信しない)。以上により、本実施形態では、バー
チャルショップ側135は、電子マネーを使用すること
により、商品(デジタルコンテンツ)の販売代金の領収
と、各商品(デジタルコンテンツ)毎のマーケティング
用顧客属性データの収集とを、ユーザーのプライバシー
保護を確保しながら、同時に行うことができる。
【0044】実施形態7.図11は本発明の実施形態7
による電子マネーを使用したデジタルコンテンツ購入シ
ステム(バーチャルショップ側から見ると「デジタルコ
ンテンツ販売システム」)を示す図である。図11にお
いて、141はユーザーIDと顧客属性情報を記録した
カード、142は商品購入データ入力部、143はユー
ザーの自宅にあるカードリーダ付きパソコン、144は
インターネットに接続された管理センターのコンピュー
タであって顧客の電子マネーをユーザーID毎に管理す
るマネー管理センター(銀行などが担当する)のコンピ
ュータ、145はインターネット上のバーチャルショッ
プ側である。本実施形態7では、前記カード141から
の属性情報と前記入力部142からの商品購入データと
が、パソコン143により互いに関連付けられて、イン
ターネットを介してバーチャルショップ側145側に、
送られる(図11の参照)。他方、前記カード141
からのユーザーID情報と前記入力部142からの商品
購入データ(商品名、メーカー名、個数、販売価格な
ど)とは、インターネット上のマネー管理センターのコ
ンピュータ144に送信される(図11の参照)。前
記マネー管理センター側144では、受信したユーザー
ID情報及び商品購入データに基づいて、その顧客(ユ
ーザー)の預金残高などから決まる電子マネー発行残高
をチェックする。そして、電子マネー発行残高の余裕が
あることを確認したときは、前記「商品購入データ」に
含まれる「販売価格」(ユーザーから見ると「購入価
格」)に相当する貨幣価値を示す電子マネー情報と前記
商品購入データとを、前記バーチャルショップ側145
のコンピュータ145に送信する(図11の参照)。
以上により、本実施形態では、バーチャルショップ側1
45は、電子マネーを使用することにより、商品(デジ
タルコンテンツ)の販売代金の領収と、各商品(デジタ
ルコンテンツ)毎のマーケティング用顧客属性データの
収集とを、ユーザーのプライバシー保護を確保しなが
ら、同時に行うことができる。
【0045】実施形態8.図12は本発明の実施形態8
による電子マネーを使用したデジタルコンテンツ購入シ
ステム(バーチャルショップ側から見ると「デジタルコ
ンテンツ販売システム」)を示す図である。図12にお
いて、151はユーザーIDとマネー情報を記録したカ
ード、152は商品購入データ入力部、153はユーザ
ーの自宅にあるカードリーダ付きパソコン、154はイ
ンターネットに接続された属性管理センターのコンピュ
ータであって顧客ID毎に顧客属性情報をデータベース
化して管理している属性管理センターのコンピュータ、
155はインターネット上のバーチャルショップ側であ
る。本実施形態8では、前記カード151からのID情
報及びマネー情報と前記入力部152からの商品購入デ
ータとが、パソコン153により互いに関連付けられ
て、インターネットを介して前記属性管理センター側
(センターのコンピュータ)154に、送信される(図
12の参照)。前記属性管理センター側154では、
前記の受信したユーザーID情報及び商品購入データに
基づいて、その顧客(ユーザー)のマーケティング用属
性情報を抽出し、前記の受信した「電子マネー及び商品
購入データ(ユーザーIDは含まない)」とこの「属性
情報」とを関連付けて、前記バーチャルショップ側のコ
ンピュータ155に送信する(図12参照。このとき
ユーザーIDなどのユーザーを識別できる情報は送信し
ない)。以上により、本実施形態では、バーチャルショ
ップ側155は、電子マネーを使用することにより、商
品(デジタルコンテンツ)の販売代金の領収と、各商品
(デジタルコンテンツ)毎のマーケティング用顧客属性
データの収集とを、ユーザーのプライバシー保護を確保
しながら、同時に行うことができる。
【0046】実施形態9.図13は本発明の実施形態9
による電子マネーを使用したデジタルコンテンツ購入シ
ステム(バーチャルショップ側から見ると「デジタルコ
ンテンツ販売システム」)を示す図である。図13にお
いて、161はユーザーIDとユーザー属性情報を記録
したカード、162は商品購入データ入力部、163は
ユーザーの自宅にあるカードリーダ付きパソコン、16
4はインターネットに接続されたマネー管理センターの
コンピュータであって顧客ID毎に発行・使用できる電
子マネーを管理しているマネー管理センター(銀行など
が運営する)のコンピュータ、165はインターネット
上のバーチャルショップ側である。本実施形態9では、
前記カード161からのID情報及び属性情報と前記入
力部162からの商品購入データとが、パソコン163
により互いに関連付けられて、インターネットを介して
前記マネー管理センター側のコンピュータ164に送信
される(図13の参照)。前記マネー管理センター側
コンピュータ164では、前記の受信したユーザーID
情報及び商品購入データに基づいて、その顧客(ユーザ
ー)の預金残高などから決められる電子マネー発行許可
残高をチェックした上で、前記「商品購入データ」の中
の購入価格に対応する金額の電子マネーをユーザーのた
めの発行する。そして、この発行した所定金額の「電子
マネー」と前記の受信した「属性情報及び商品購入デー
タ(ユーザーIDは含まない)」とを関連付けて、前記
バーチャルショップ側のコンピュータ165に送信する
(図13の参照。このときユーザーIDなどのユーザ
ーを識別できる情報は送信しない)。以上により、本実
施形態では、バーチャルショップ側165は、電子マネ
ーを使用することにより、商品(デジタルコンテンツ)
の販売代金の領収と、各商品(デジタルコンテンツ)毎
のマーケティング用顧客属性データの収集とを、ユーザ
ーのプライバシー保護を確保しながら、同時に行うこと
ができる。
【0047】実施形態10.図14は本発明の実施形態
10による電子マネーを使用したデジタルコンテンツ購
入システム(バーチャルショップ側から見ると「デジタ
ルコンテンツ販売システム」)を示す図である。図14
において、171はユーザーIDを記録したカード、1
72は商品購入データ入力部、173はユーザーの自宅
にあるカードリーダ付きパソコン、174はインターネ
ットに接続されたマネー及び属性管理センターのコンピ
ュータであって顧客ID毎に発行・使用できる電子マネ
ーと顧客ID毎にそのマーケティング用属性データを管
理しているマネー及び属性管理センター(銀行などが運
営するのが望ましい)のコンピュータ、175はインタ
ーネット上のバーチャルショップ側である。本実施形態
10では、前記カード171からのID情報と前記入力
部172からの商品購入データとが、パソコン173に
より互いに関連付けられて、インターネットを介して前
記マネー及び属性管理センター側コンピュータ174
に、送信される(図14の参照)。前記マネー及び属
性管理センター側コンピュータ174では、受信したユ
ーザーID情報に基づいて、その顧客(ユーザー)の預
金残高などから決められる電子マネー発行許可残高をチ
ェックした上で、前記「商品購入データ」の中の購入価
格に対応する金額の電子マネーをユーザーのための発行
すると共に、そのユーザーの属性情報を抽出する。そし
て、前記の発行した所定金額の「電子マネー」と前記の
抽出した「属性情報」とを、前記の受信した「商品購入
データ」と関連付けて、前記バーチャルショップ側のコ
ンピュータ175に送信する(図14の参照。このと
きユーザーIDなどのユーザーを識別できる情報は送信
しない)。以上により、本実施形態では、バーチャルシ
ョップ側コンピュータ175は、電子マネーを使用する
ことにより、商品(デジタルコンテンツ)の販売代金の
領収と、各商品(デジタルコンテンツ)毎のマーケティ
ング用顧客属性データの収集とを、ユーザーのプライバ
シー保護を確保しながら、同時に行うことができる。
【0048】なお、本実施形態では、前記「マネー及び
属性管理センターのコンピュータ」174は、電子マネ
ー管理会社のコンピュータを想定しているが、従来のク
レジットカードを管理する「クレジット会社のコンピュ
ータ」や、従来のデビットカード(銀行が発行するキャ
ッシュカードで即時決済できるカード)を管理する「銀
行のコンピュータ」でもよい。すなわち、例えば、ユー
ザーが現実の店舗でクレジットカードやデビットカード
を提示して、カードリーダに自分のIDを読み取らせる
と、そのIDと商品代金額と商品データが「クリジット
会社のコンピュータ」又は「銀行のコンピュータ」に送
信され、そこで、ユーザーの与信枠や預金残高が商品代
金額を上回っていることが確認されると、クレジットカ
ードの場合は与信が与えられ、デビットカードの場合は
銀行預金からの代金引き落としが行われる。このとき、
前記「クリジット会社のコンピュータ」又は「銀行のコ
ンピュータ」は、前記の送信されて来た「商品データ」
と自社で管理している「ユーザー属性情報」とを関連付
けて、各商品と顧客属性とのデータベースを作成する。
そして、このデータベースは、例えば週に一回か月に一
回のペースて、レポートの形で、「クリジット会社のコ
ンピュータ」又は「銀行のコンピュータ」から販売店や
製造メーカーの方に提供される。このレポートでは、個
々の顧客のユーザーIDなどの顧客識別データは含まれ
ていないので、電子マネーのユーザーの匿名性・プライ
バシーは完全に保護される。販売店や製造メーカー側で
は、このレポートの形で個々の商品毎の属性データ(マ
ーケティング用データ)を得られることは、大きなメリ
ットである。よって、販売店や製造メーカーにとって
は、このようにマーケティング用データを得られる販売
形態、すなわち、電子マネー・クレジットカード・デビ
ットカードを使用したときに同時に属性データを収集す
るという販売形態は、他の現金を使用した販売形態に対
して、大きなメリットを感じることになる。よって、販
売店や製造メーカーとしては、電子マネー・クレジット
カード・デビットカードを使用したときに同時に属性デ
ータを収集させるという形態で商品・役務を購入した顧
客に対しては、例えば商品代金の5%引きなどの形で還
元するということも十分に考えられる。
【0049】実施形態11.図15は本発明の実施形態
11による電子マネーを使用したデジタルコンテンツ購
入システム(バーチャルショップ側から見ると「デジタ
ルコンテンツ販売システム」)を示す図である。図15
において、181はユーザーIDを記録したカード、1
82は商品購入データ入力部(後述のパソコン183の
キーボードなどで構成される)、183はユーザーの自
宅にあるカードリーダ付きパソコン、184はインター
ネットに接続されたマネー管理センターのコンピュータ
であって顧客ID毎に発行・使用できる電子マネーを管
理するマネー管理センターのコンピュータ、185はイ
ンターネットに接続された属性管理センターのコンピュ
ータであって顧客ID毎にユーザーの属性情報をデータ
ベース化して管理する属性管理センターのコンピュー
タ、186はインターネット上のバーチャルショップ側
である。本実施形態11では、前記カード181からの
ID情報と前記入力部182からの商品購入データと
が、パソコン183により互いに関連付けられて、イン
ターネットを介して前記マネー管理センターのコンピュ
ータ184と、前記属性管理センターのコンピュータ1
85とに、それぞれ、送信される。前記マネー管理セン
ター側184では、受信したユーザーID情報に基づい
て、その顧客(ユーザー)の預金残高などから決められ
る電子マネー発行許可残高をチェックした上で、前記
「商品購入データ」の中の購入価格に対応する金額の
「電子マネー」をユーザーのための発行し、この発行し
た電子マネーを、前記「商品購入データ」と関連付け
て、前記バーチャルショップ側186に送信する(図1
5の参照。このとき、ユーザーIDなどのユーザーを
特定する情報は送信しない)。他方、前記属性管理セン
ター側コンピュータ185では、前記の受信したユーザ
ーID情報に基づいて、そのユーザーの属性情報を抽出
し、この抽出した「属性情報」と前記「商品購入デー
タ」とを互いに関連付けて、前記バーチャルショップ側
コンピュータ186に送信する(図15の参照。この
とき、ユーザーIDなどのユーザーを特定する情報は送
信しない)。以上のように、本実施形態では、前記属性
管理センターのコンピュータ185は、いわば、ユーザ
ーID情報をユーザー属性情報に変換するための「変換
フィルター」のような作用を果たしている。以上によ
り、本実施形態では、バーチャルショップ側186は、
電子マネーを使用することにより、商品(デジタルコン
テンツ)の販売代金(電子マネー)の領収と、各商品
(デジタルコンテンツ)毎のマーケティング用顧客属性
データの収集とを、ユーザーのプライバシー保護を確保
しながら、同時に行うことができる。
【0050】実施形態12.図16は本発明の実施形態
12による、電子マネーを使用した現実の店舗での商品
販売システム(ユーザー側から見ると「商品購入システ
ム」)を示す図である。図16において、191はユー
ザーIDを記録したICカード、192は商品販売デー
タ入力部(現実の店舗の商品代金精算所などに備えられ
た商品バーコードリーダなどで構成され、商品名、メー
カー名、数量、商品販売代金額などの商品販売データ
(商品関連データ)を入力するためのもの)、193は
現実の店舗の商品代金精算所などに備え付けられたコン
ピュータであって、前記ICカード191を読み取れる
カードリーダを備えたコンピュータである。また、19
4はインターネットに接続されたマネー管理センターの
コンピュータであって顧客ID毎に発行・使用できる電
子マネーを管理するマネー管理センターのコンピュー
タ、195はインターネットに接続された属性管理セン
ターのコンピュータであって顧客ID毎にユーザーの属
性情報をデータベース化して管理する属性管理センター
のコンピュータ、である。本実施形態12では、前記カ
ード191からのID情報と前記入力部192からの商
品販売データとが、コンピュータ193により互いに関
連付けられて、インターネットを介して前記マネー管理
センターのコンピュータ194と、前記属性管理センタ
ーのコンピュータ195とに、それぞれ、送信される
(図16の参照)。なお、このとき、前記カード1
91から読み取ったユーザーIDは、この送信が終わる
と同時に、自動的に、前記コンピュータ193から消去
されるようにしている(又は、前記コンピュータ193
では、ID情報はもともと記録・蓄積しないようにして
いる)。前記マネー管理センター側194では、受信し
たユーザーID情報に基づいて、その顧客(ユーザー)
の預金残高などから決められる電子マネー発行許可残高
をチェックした上で、前記「商品販売データ」の中の商
品販売金額に対応する金額の「電子マネー」をユーザー
のために発行し、この発行した「電子マネー」と前記
「商品販売データ」とを互いに関連付けて、前記の現実
の店舗内のコンピュータ193に返信する(図16の
参照。このとき、ユーザーIDなどのユーザーを特定す
る情報は返信しない)。他方、前記属性管理センター側
195では、前記の受信したユーザーID情報に基づい
て、そのユーザーの属性情報を抽出し、この抽出した
「属性情報」と前記「商品販売データ」とを互いに関連
付けて、前記の現実の店舗内のコンピュータ193に返
信する(図16の参照。このとき、ユーザーIDなど
のユーザーを特定する情報は返信しない)。以上のよう
に本実施形態では、前記カード191から読み取られた
ユーザーIDの情報は、現実の店舗のコンピュータ19
3には残らずに消去されると共に、前記インターネット
上の管理センター194及び195からマネー情報及び
属性情報が返信されるときも、ユーザーIDは返信され
ないようにしている。よって、本実施形態によれば、現
実の店舗側において、電子マネーを使用することによ
り、商品(有体物)の販売代金の領収と、各商品(有体
物)毎のマーケティング用顧客属性データの収集とを、
ユーザーのプライバシー保護を確保しながら、同時に行
うことができる。
【0051】実施形態13.次に、図17を参照して、
本発明の実施形態13を説明する。図17において、2
05は、ユーザーが電子マネーを使用して購入しようと
する商品のデータ(商品の代金額、商品の名称、種類、
数量、メーカー名などのデータ)を入力するための商品
データ入力部である。この商品データ入力部205は、
例えば、ユーザーが実際の店舗に居る場合は商品のパッ
ケージに印刷されたバーコードを読み取るバーコードリ
ーダであったりするし、ユーザーが自宅に居る場合は自
宅のパソコンの入力機器であったりする。また図17に
おいて、206は、ゲームセンターなどにおいてユーザ
ーが利用した役務(サービス)のデータを入力するため
の役務データ入力部である。この役務データ入力部20
6は、例えば、ゲームセンターにおいて、各ゲーム機と
接続され、各ゲーム機の稼動状況(利用状況)をリアル
タイムに把握できるデータ入力部である(例えば、日経
BP社発行の「日経ビジネス 1998年11月16日
号」の第33〜34頁は、各ゲーム機とパソコンを無線
で接続し、各ゲーム機の稼動状況を15分おきに調査し
パソコン画面で即座に閲覧できる、いわばゲーム機のP
OS(販売時点情報管理)とも言えるゲームセンター用
の情報システムを紹介している)。
【0052】前記の商品データ入力部205及び役務デ
ータ入力部206からのデータは、商品・役務データ送
信部207に送信される。商品・役務データ送信部20
7は、これらのデータを、代金決済用コンピュータ20
3及びマーケティング用データベース作成用コンピュー
タ204に、それぞれ送信する。なお、前記の代金決済
用コンピュータ203及びマーケティング用データベー
ス作成用コンピュータ204は、ユーザーが商品を購入
する実際の店舗の中に備えられていてもよいし、インタ
ーネットなどのネットワークを介して前記送信部202
と接続されるものであってもよい。前記の代金決済用コ
ンピュータ203は、前記の商品・役務データ送信部2
07からのデータに基づいて、商品・役務代金の決済に
必要な金額を算出し、その金額データを図17の代金額
送信部208に送信する。代金額送信部208は、この
代金額データを後述のマネー・属性送信部202に送信
する。次に、図17において、201はカードやハード
ディスクなどの記録媒体である。この記録媒体201に
は、例えば、ユーザーID、電子マネー情報、属性情
報、医療カルテ情報、交通定期券情報、住民票・戸籍情
報などの各種の情報をそれぞれ記録するための記憶領域
が設けられている(例えば、ユーザーID、電子マネー
情報、属性情報、医療カルテ情報、交通定期券情報、住
民票・戸籍情報などの各種の情報が、それぞれ別のファ
イル又はフォルダとして、記録されている)。そして、
前記の各種の情報は、それぞれ所定のセキュリティ(自
由な読み取りを禁止)を掛けられた状態で、記録されて
いる。このように、記録媒体201は、「多用途型IC
カード」などのように、多くの用途に使用されることを
予定している。次に、202は、前記記録媒体201か
らその中に記録された電子マネー情報と属性情報だけを
読み取って送信するためのマネー・属性送信部である。
この送信部202は、ユーザーが実際の店舗にいるとき
は店舗のレジに置かれた電子マネーカードを読み取るた
めのカードリーダであったりするし、ユーザーが自宅に
居ながらインターネット上のバーチャルショップ側で商
品の買い物をしようとするときは自宅にあるパソコンの
ハードディスクの中にある電子マネー情報を取り出すた
めのCPU(中央処理装置)であったりする。
【0053】前記マネー・属性送信部202は、前記代
金額送信部208から送信された代金額に相当する額の
電子マネー情報を、前記記録媒体201から引き出す
(それだけ、前記記録媒体201の中の電子マネー情報
は減額される)。また、前記マネー・属性送信部202
は、前記記録媒体201から、ユーザーの属性情報をも
取り出す。このマネー・属性送信部202が前記記録媒
体201から取り出した「前記代金額に相当する電子マ
ネー情報、及び、属性情報」は、送信部202により、
代金決済用コンピュータ203及びマーケティング用デ
ータベース作成用コンピュータ204に、それぞれ送信
される。前記の代金決済用コンピュータ203は、前記
マネー・属性送信部202から送信された「前記代金額
に相当する電子マネー情報」と前記商品・役務データ送
信部207から送信された「商品・役務データ」とか
ら、商品・役務の代金決済の処理を行う。また、前記マ
ーケティング用データベース作成用コンピュータ204
は、前記マネー・属性送信部202から送信された「前
記のユーザーの属性情報」と前記商品・役務データ送信
部207から送信された「前記のユーザーが購入・利用
した商品・役務のデータ」とから、個々の商品・役務毎
の顧客属性情報をデータベースとしてまとめる処理を行
い、マーケティング用データベースを作成する。
【0054】実施形態14.次に、図18を参照して本
発明の実施形態14を説明する。図18において、ユー
ザー側の情報端末(パソコンなど)220は、ユーザー
の顧客属性データを記録した顧客属性記録部210を含
んでいる。また、前記端末220は、ユーザーがバーチ
ャルショップ側への注文のためのデータを入力・作成す
るための注文データ生成部211、及び、ユーザーがバ
ーチャルショップ側への注文した商品又はサービスの代
金支払を行うための電子マネーを発生させるための電子
マネー発生部212、を含んでいる。この電子マネー発
生部212は、例えば、ユーザーが保有する電子マネー
を記録したICカードとそれを読み取るカードリーダな
どで構成される。また、前記端末220は、関連付け部
213を含んでいる。この関連付け部213は、前記顧
客属性データ記録部210からの顧客属性データを、前
記注文データ生成部4からの注文データと関連付けるも
のである。また、この関連付け部213は、前記顧客属
性データ記録部210からの顧客属性データを前記電子
マネー発生部212からの電子マネーと関連付けること
を行うことも、できる。
【0055】前記端末220には、送信部214が備え
られている。この送信部214は、バーチャルショップ
側のコンピュータ216に、前記注文データ生成部2
11からの注文データ、前記電子マネー発生部212
からの電子マネー、前記顧客属性データ記録部210
からの顧客属性データを、インターネット215を介し
て、送信する。前記送信部214が、前記のの顧客属
性データを送信する形態(方法・方式)としては、例え
ば次の(1)から(6)までの6つがあり得る。 (1)注文データを送信するとき、それと同時に(それ
と一緒に)、顧客属性データを送信する。このように、
注文データと同時に又は一緒に基礎データを送信するよ
うにすれば、注文データと属性データは、それだけで、
「関連付け」られたことになる。なぜなら、注文データ
と同時に又は一緒に属性データを送信すれば、バーチャ
ルショップ側では、その属性データは一緒に送られてき
た注文データと関連したものなのだなと理解できるから
である。 (2)注文データを送信した後又は前に、「その注文デ
ータのID(識別番号)」を添付・付加した形で顧客属
性データを送信する。このようにすれば、属性データの
送信は、注文データの送信と同時でなくてもよい。 (3)注文データを送信した後又は前に、「その注文デ
ータの内容である商品名と注文個数などのマーケティン
グの観点から重要な事項のみのデータ」を添付・付加し
た形で、顧客属性データを送信する。このようにすれ
ば、バーチャルショップ側では、属性データを商品名・
数量などのデータと関連付けることができる。他方、ユ
ーザー側では、注文データのIDなどと属性データとの
関連付けをしない(つまり、ユーザーを特定するユーザ
ー識別データを含まないデータのみを、属性データと関
連付けることができる)ので、ユーザーは自己のプライ
バシーを保護できる。 (4)電子マネーを送信するとき、それと同時に(それ
と一緒に)、顧客属性データを送信する。このように、
電子マネーと同時に又は一緒に属性データを送信すれ
ば、電子マネーと属性データは、それだけで、「関連付
け」られたことになる。なぜなら、電子マネーと同時に
又は一緒に属性データを送信すれば、バーチャルショッ
プ側では、その属性データは一緒に送られてきた電子マ
ネーと関連したものなのだなと理解できるからである。 (5)電子マネーを送信した後(又はその前)に、「そ
の電子マネーのID(識別番号)」を添付・付加した形
で顧客属性データを送信する。このような「関連付け」
を行えば、属性データの送信は、電子マネーの送信と同
時でなくても、必要な「関連付け」が行える。 (6)電子マネーを送信した後(又は送信する前)に、
「その電子マネーの内容である商品名と注文個数などの
マーケティングの観点から重要な事項のみのデータ」を
添付・付加した形で、顧客属性データを送信する。この
ような「関連付け」を行えば、バーチャルショップ側で
は、属性データを商品名・数量などのデータと関連付け
ることができる。他方、ユーザー側では、電子マネーの
IDなどの個人識別データを顧客属性データと関連付け
しなくて済むので、ユーザーのプライバシーを保護する
ことができる。電子マネーは「匿名性」を有しているも
のもあるが、ユーザーIDを有している「匿名性」の無
い電子マネーも存在する。なお、この(6)の方式は、
顧客属性データの電子マネーとの関連付けだけではな
く、顧客属性データの「銀行口座からの即時引き落とし
申請データ」や「クレジットカードによるクレジット
(与信)申請データ」などとの関連付けについても、適
用できる。つまり、「銀行口座からの即時引き落とし申
請データ」や「クレジットカードによるクレジット(与
信)申請データ」などの中には、必ずユーザーIDが含
まれているので、この(6)の方式により(すなわち、
「ユーザーを識別する識別データを含まない商品名や商
品個数のみ)を、属性データと関連付けて送信すること
により)、ユーザーは、自己のプライバシーを保護する
ができる。図18において、上記のような(1)〜
(6)のいずれかの方法で送信されて来た顧客属性デー
タは、バーチャルショップ側のコンピュータ(サーバ
ー)216に受信され、さらにこのサーバー216に備
えられたマーケティング用データベース217に記録さ
れる。
【0056】なお、図18においては、ユーザー側の端
末220では、「代金支払のための代金支払データ」を
生成するための手段として、電子マネー発生部212を
備えるようにしているが、本発明では、この電子マネー
発生部212に代えて又はこれに加えて、「ユーザーの
銀行口座からの代金金額の即時引き落としとバーチャル
ショップ側へのその引き落とし金額の送金を申請するデ
ータ」を生成するための「銀行口座引き落としデータ発
生部」や、「クレジット会社に代金金額相当のクレジッ
ト(与信)とその与信金額のバーチャルショップ側への
送金を申請するデータ」を生成するための「クレジット
申請データ発生部」などをも、備えるようにしてもよ
い。そして、前記の顧客属性データを、前記の「銀行口
座引き落としデータ」や「クレジット申請データ」と関
連付けて、バーチャルショップ側コンピュータ216に
送信するようにしてもよい。また、本発明では、前述の
ような前記の「銀行口座引き落としデータ」や「クレジ
ット申請データ」と関連付けた顧客属性データを、バー
チャルショップ側コンピュータ216ではなく、銀行な
どの金融機関のコンピュータやクレジット会社のコンピ
ュータに送信し、商品・サービスの代金は、これらの金
融機関やクレジット会社からバーチャルショップ側に送
信してもらうこともできる。この場合は、例えば、前記
の金融機関やクレジット会社からのバーチャルショップ
側への代金の送金の後に、金融機関やクレジット会社側
のコンピュータからバーチャルショップ側へ、その「代
金支払データ又は注文データと関連付けられた顧客属性
データ」が、送信される。この場合の金融機関やクレジ
ット会社側のコンピュータからバーチャルショップ側へ
送信される「代金支払データ又は注文データと関連付け
られた顧客属性データ」には、ユーザーの希望により、
ユーザーの個人識別データは含まないようにして、ユー
ザーのプライバシー保護を確保することもできる。すな
わち、前記の金融機関やクレジット会社側のコンピュー
タからバーチャルショップ側へ送信される「代金支払デ
ータ又は注文データと関連付けられた顧客属性データ」
の内容として、代金支払の対象となった「商品・サービ
スの名称と個数と価格のみ(ユーザーの個人識別データ
は含まない)」を顧客属性データと関連付けてバーチャ
ルショップ側に送信するようにすれば、バーチャルショ
ップ側では、ユーザーのプライバシーを侵害する可能性
のあるデータは取得しないままに、マーケティングに必
要な顧客属性データのみを取得することができる。な
お、前記の金融機関やクレジット会社側のコンピュータ
からバーチャルショップ側へ「代金支払と関連付けれた
顧客属性データ」を送信するときは、個々の取引(金融
機関やクレジット会社からバーチャルショップ側への商
品・サービス代金の送信)が発生する毎に(又は、個々
のユーザー毎に)いちいち送信するのでなく、例えば一
週間などの所定期間内に生じた複数の取引についての顧
客属性データ(代金支払データや注文データと関連付け
たもの)を一度にまとめて送信するようにしてもよい
(その方が、トータルの送信回数が少なくなり効率的で
ある)。
【0057】なお、図18の実施形態14において、ユ
ーザーが自己の顧客属性データを送信すると、バーチャ
ルショップ側では、商品・サービスの価格を割り引きす
るなどの特典を与えることができる。バーチャルショッ
プ側では、ユーザーの顧客属性データの送信を受けるこ
とにより、自社の商品・サービス開発のためのマーケテ
ィング用データが得られる(自社のマーケティング用デ
ータベースを作成できる)ので、価格割引を行うだけの
価値がある。
【0058】次に、図19を参照して、本発明の他の実
施形態を説明する(なお、この図19図及びその説明
は、平成11年7月14日付けの国内優先権主張出願で
追加したものである)。図19(a)の例では、ユーザ
ーが携帯するICカード301の中に、電子マネー記録
部302とユーザー属性データ(年齢層・性別・趣味・
職種などのマーケティング用データとなり得るデータ)
記録部303が内臓されている。今、ユーザーが自己の
パソコン(ICカード読み取り機構を備えている)30
4を使用して、インターネット305を介してバーチャ
ルショップ側(製造メーカーが提供するものを含む)の
コンピュータ306にアクセスして、ある商品又はサー
ビスの購入予約の取引契約をしたとする。この契約をし
たとき、バーチャルショップ側コンピュータ306から
その取引契約を識別するための取引IDがユーザー側に
送信されてくる。ユーザーは、その後、その取引の代金
支払をする必要がある。そのために、ユーザーは、前記
ICカード301の電子マネー記録部302からその代
金に相当する金額の電子マネー(貨幣価値データ=「代
金支払データ」の一つ)をパソコン304に取り込む。
また、ユーザーは、ICカード301の中のユーザー属
性データ記録部303からユーザー属性データをパソコ
ン304に取り込む。そして、ユーザーは、この取り込
んだ電子マネーとユーザー属性データとを、前記取引I
Dと互いに関連付けながら、インターネット305を介
して、バーチャルショップ側コンピュータ306に送信
する。これにより、バーチャルショップ側では、電子マ
ネーによる代金の受け取りと共に、その取引(販売した
商品・サービス)に関する顧客属性データ(マーケティ
ング用データとなり得るもの)を得ることができ、これ
を自社の商品・サービスのマーケティングに活用するこ
とができる。なお、この例では、ユーザー側パソコン3
04からバーチャルショップ側コンピュータ306に、
「電子マネーと属性データとを、取引IDと関連つけて
送信する」ようにしているが、「取引ID」を使用しな
いで、「電子マネーと属性データとを、取引データ(ユ
ーザーが購入する商品・サービスの内容と契約の成立日
時などの取引の内容を示すデータ)と関連付けて送信す
る」ようにしてもよい。次に、図19(b)の例を説明
する。図19(a)と同一の部分には同一の符号を付し
て説明を省略する。図19(b)において、307は、
多数のユーザーの属性データを、各ユーザーの属性識別
データ(この「属性識別データ(属性ID)」は、ユー
ザーの氏名・住所などの個人的プライバシー情報を特定
できない識別データとすることが望ましいが、システム
によっては、ユーザーの個人的プライバシー情報をも識
別できるユーザーIDそのものであってもよい)と関連
付けて記録した属性データベースを管理するためのコン
ピュータである。また、図19(b)の例では、ユーザ
ーが携帯するICカード301には、前記のユーザー属
性識別データ(属性ID)を記録するための属性ID記
録部303aが内臓されている。今、ユーザーとバーチ
ャルショップ側との間で、ある商品又はサービスの購入
契約が成立して、バーチャルショップ側からユーザーに
その取引を特定するための取引IDが送信されたとす
る。この図19(b)の例では、ユーザーは、まず、そ
の取引の代金支払のための電子マネーと自己の属性ID
(前記属性ID記録部303aに記録された属性識別デ
ータ)とを、前記取引IDと関連付けて、バーチャルシ
ョップ側コンピュータ306に送信する。この送信され
た属性IDは、それ自体は属性の内容(性別・年齢な
ど)を示すデータを含んでいないので、この属性IDだ
けでは、バーチャルショップ側は顧客の属性(マーケテ
ィング用データ)を知ることができない。そこで、バー
チャルショップ側コンピュータ306から、前記属性I
Dと前記取引IDとを、互いに関連付けながら、前記属
性データベース管理用コンピュータ307に送信する。
属性データベース管理用コンピュータ307では、この
送られてきた属性IDから該当する属性データを検索し
取り出して、その取り出した属性データと前記取引ID
とを、互いに関連付けながら、バーチャルショップ側コ
ンピュータ306に送信する。これにより、バーチャル
ショップ側では、顧客属性データを、個々の取引毎に
(個々の商品・サービス毎に)知ることができるので、
これらを自社の商品開発用のマーケティング用データと
して活用することができる。なお、この図19(b)の
例でも、前記「取引ID」の代わりに、「個々の取引内
容を示すデータ」を使用してもよい。次に、図19
(c)の例を説明する。図19(c)において、図19
(b)と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
する。この図19(c)の例では、取引契約が成立し、
バーチャルショップ側からユーザーに取引IDが送信さ
れた後の処理は次のようになる。まず、ユーザーは、代
金相当額の電子マネーを取引IDと関連付けて、バーチ
ャルショップ側コンピュータ306に送信する。また、
ユーザーは、自己の属性IDを取引ID(この「取引I
D」の中には、バーチャルショップ側コンピュータ30
6の電子メールアドレスも含まれているものとする)と
関連付けて、インターネット上に開設された属性データ
ベース管理用コンピュータ307に送信する。この属性
IDと取引IDが送信された属性データベース管理用コ
ンピュータ307では、属性IDから該当する属性デー
タを検索し取り出す。そして、コンピュータ307は、
この取り出した属性データを、取引IDと関連付けなが
ら、バーチャルショップ側コンピュータ306に電子メ
ールなどの手段で送信する(前述のように、取引IDの
中に、バーチャルショップ側コンピュータ306の電子
メールアドレスが含まれているので、属性管理用コンピ
ュータ307は、バーチャルショップ側コンピュータ3
06に電子メールを送信することができる)。なお、こ
の図19(c)の例でも、前記「取引ID」の代わり
に、「個々の取引内容を示すデータ」を使用してもよ
い。
【0059】次に、図20を参照して、本発明の他の実
施形態を説明する(なお、この図20図及びその説明
は、平成11年7月14日付けの国内優先権主張出願で
追加したものである図20(a)の例 において、311はユーザーが携帯す
るICカード、312はこのICカード311に内臓さ
れたユーザーの銀行口座番号データとクレジットカード
番号データを記録する口座番号等記録部、313aは前
記ICカード311に内臓されたユーザー属性識別デー
タ(属性ID。この「属性ID」は、ユーザーの氏名・
住所などの個人データを特定する「ユーザーID」を兼
ねるものでもよい)を記録する属性ID記録部、であ
る。また、314はユーザーが使用するパソコン、31
5はインターネット、316はインターネット315に
接続されたバーチャルショップ側コンピュータ、317
はインターネット315に接続された銀行側又はクレジ
ット会社側のコンピュータ、である。また、318は、
インターネット315に接続されたコンピュータであっ
て多数のユーザーの属性データを各ユーザーの属性識別
データ(「属性ID」。この「属性ID」は、ユーザー
を個人的に特定するための「ユーザーID」を兼ねるも
のでもよい)と関連付けて記録する属性データベース管
理用コンピュータである。今、ユーザーがバーチャルシ
ョップ側との間で、ある商品又はサービスの購入利用契
約を締結し、バーチャルショップ側からその取引を識別
するための取引IDがユーザー側に送信されてきたとす
る。この場合、ユーザーは、その取引の代金支払のため
に、ユーザーの銀行口座からの引き落とし(又は、ユー
ザーのクレジットカードによる支払)を利用しようと考
えたとする。その場合、ユーザーは、パソコン314で
ICカード311の口座番号等記録部312から必要な
銀行口座番号(又は、クレジットカード番号)を転送さ
せて、さらにパソコン(パーソナルコンピュータ)で銀
行口座の暗証番号(パスワード)を入力して、「銀行へ
の自己の銀行口座からの代金引き落とし(バーチャルシ
ョップ側への代金の振込み)の依頼のデータ(自己の銀
行口座番号を含む)」(又は、「クレジット会社への、
代金相当額のクレジットの与信の依頼のデータ(自己の
クレジットカード番号を含む)」を作成し、それを、前
記取引ID(この「取引ID」の中には、代金支払先の
バーチャルショップ側の銀行口座番号のデータも含まれ
ている、ものとする)と関連付けて、銀行側コンピュー
タ(又は、クレジット会社側コンピュータ)317に送
信する。銀行側コンピュータ(又は、クレジット会社側
コンピュータ)317では、ユーザーの信用度チェック
などを行った上で、ユーザーから依頼された代金をバー
チャルショップ側の銀行口座に振り込む(なお、この代
金振り込みは、前記取引IDと関連付けて行われる)。
これにより、ユーザーのバーチャルショップ側に対する
代金支払が終了する。また、ユーザーは、前記の「代金
引き落とし依頼(与信の依頼)データ」の送信と前後し
て、自己の属性IDを、前記取引IDと関連付けて、バ
ーチャルショップ側コンピュータ316に送信する。バ
ーチャルショップ側コンピュータ316は、この送られ
てきた「取引IDと属性ID」を、インターネット31
5を介して属性データベース管理用コンピュータ318
に送信し、このコンピュータ318から、前記属性ID
に該当する属性データ(マーケティング用データとなり
うるもの)を検索してもらい、その得られた属性データ
を取引IDと関連付けて返信してもらう。これにより、
バーチャルショップ側では、送られてきた属性データ
を、個々の取引ID毎に(個々の販売した商品・サービ
ス毎に)整理することができるので、これらを今後の商
品開発のためのマーケティング用データとして活用する
ことができる。なお、この図20(a)の例では、前記
「取引ID」の代わりに、「個々の取引の内容(商品名
や取引成立日時などのような、その取引を特定するため
に必要十分な内容)を示すデータ」を使用してもよい。
また、「取引ID」は、契約成立前の注文データ又は商
品購入申し込みデータを示すものでもよい(この図20
(a)の例においてだけでなく、本明細書全体におい
て、「取引ID」の意味はこのような契約成立前の注文
・申し込みデータをも含むものと理解されたい)。次
に、図20(b)の例を説明する。この図20(b)に
おいて、図20(a)と同一の部分には同一の符号を付
して説明を省略する。図20(b)において、318
は、インターネット315に接続されたコンピュータで
あって多数のユーザーの属性データを各ユーザーの属性
識別データ(「属性ID」。この「属性ID」は、ユー
ザーを個人的に特定するための「ユーザーID」でもよ
い)と関連付けて記録する属性データベース管理用コン
ピュータである。また、ユーザーが携帯するICカード
311には、前記ユーザー属性識別データ(属性ID)
を記録する属性ID記録部313aが備えられている。
今、ユーザーとバーチャルショップ側との間で、特定の
商品又はサービスの購入利用契約(取引契約)が成立
し、バーチャルショップ側からその取引を特定するため
の取引IDがユーザー側に送信されてきたとする。この
場合、ユーザー側では、その取引の代金支払のために、
ユーザーの銀行口座からの引き落とし(又は、ユーザー
のクレジットカードによる支払)を利用しようと考えた
とする。その場合、ユーザーは、パソコン314でIC
カード311の口座番号等記録部312から必要な銀行
口座番号(又は、クレジットカード番号)を転送させ
て、さらに暗証番号(パスワード)をパソコン314で
入力して、「銀行への自己の銀行口座からの代金引き落
とし(バーチャルショップ側への代金の振込み)の依頼
のデータ(自己の銀行口座番号を含む)」(又は、「ク
レジット会社への、代金相当額のクレジットの与信の依
頼のデータ(自己のクレジットカード番号を含む)」を
作成し、それを、前記取引ID(この「取引ID」の中
には、代金支払先のバーチャルショップ側の銀行口座番
号のデータも含まれている、ものとする)と関連付け
て、銀行側コンピュータ(又は、クレジット会社側コン
ピュータ)317に送信する。銀行側コンピュータ(又
は、クレジット会社側コンピュータ)317では、ユー
ザーの信用度チェックを行った上で、ユーザーから依頼
された代金をバーチャルショップ側の銀行口座に振り込
む(なお、この代金振り込みは、前記取引IDと関連付
けて行われる)。これにより、ユーザーのバーチャルシ
ョップ側に対する代金支払が終了する。ここまでは、図
20(a)と同様である。また、この図20(b)の例
では、ユーザーは、前記の「代金引き落とし依頼(与信
の依頼)データ」の送信と前後して、自己の属性ID
を、前記取引ID(この「取引ID」には、バーチャル
ショップ側コンピュータ316の電子メールアドレスも
含まれているものとする)と関連付けて、前記の属性デ
ータベース管理用コンピュータ318に送信する。この
属性データベース管理用コンピュータ318では、前記
の送られてきた「属性ID」から該当するユーザーの
「属性データ」を検索し取り出す。そしてこの取り出し
た属性データを、前記取引IDと一緒に(関連付け
て)、バーチャルショップ側コンピュータ316に電子
メールなどの手段で送信する(属性データベース管理用
コンピュータ318は、前記取引IDの内容から、バー
チャルショップ側コンピュータ316の電子メールアド
レスを知ることができる)。これにより、バーチャルシ
ョップ側では、送信されてきた属性データと取引IDと
により、個々の取引(個々の商品・サービス)毎に顧客
属性を整理することができ、商品開発のマーケティング
用データとして活用することができる。なお、この図2
0(b)の例では、前記「取引ID」の代わりに、「個
々の取引の内容(商品名や取引成立日時などのような、
その取引を特定するために必要十分な内容)を示すデー
タ」を使用してもよい(このことは、図19及び図20
において、共通に妥当する)。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によるマーケティ
ング用顧客属性データ収集システム、このシステムに適
用するのに適した電子マネーカード、及びこの電子マネ
ーカードの発行システムによれば、電子マネーカードな
どの、「電子マネー(「ネットワーク上の電子マネー」
を含む)を記録した記録媒体」の使用時における利用者
の「匿名性」及び電子マネーカード使用時の利用者の
「プライバシー」を完全に確保しながら、商品やサービ
スを提供している企業にとって極めて有益な顧客属性デ
ータ(マーケティング用データとなるデータ)を収集す
ることができる。この顧客属性データの収集は、個々の
商品・サービス提供企業が独自に行ってもよいし、広範
囲に使用できる電子マネーカードを発行する会社が、ま
とめて収集し、その収集したマーケティング用データ
を、各商品・サービス毎に編集・整理して、各商品・サ
ービス提供企業にマーケティング用の「レポート」とし
て提供するようにしてもよい。以上のように、本発明に
よれば、ユーザーが電子マネーカード(顧客属性データ
を記録した電子マネーカード)などの電子マネーを記録
した記録媒体を使用して商品・サービスの決済をすれ
ば、自動的に、その商品・サービスを購入・利用した顧
客の属性データ(年齢、年齢層、性別、職種、趣味な
ど)が収集できるので、商品・サービス提供企業にとっ
ては、大変なメリットがある。そこで、商品・サービス
提供企業としては、その電子マネーを記録した記録媒体
を利用して決済したユーザーには、例えば5%などの一
定率で「代金を値引きする」などのプレミアムを与える
ことも可能である。なぜなら、従来は、自社が提供して
いる商品・サービスの購入・利用者のマーケティング用
データを収集するためには、専門の市場調査会社などに
依頼して高額の調査手数料を支払う必要があったが、そ
のような依頼をしなくても(つまり高額の調査手数料を
支払わなくても)正確なマーケティング用データが収集
できるのだから、「この支払わなくてよくなった高額の
調査手数料」相当分を、「代金の値引き」などの形で電
子マネー利用者=顧客に還元する(電子マネー利用者に
優待サービスを与える)ことは、極めて経済合理性があ
ることだからである。よって、例えば、IC電子マネー
カード型電子マネーは、現在「現金」に対する有利性が
見えないという理由から普及が困難な状況になっている
と言われているが、本発明のシステム及び電子マネーカ
ードを採用すれば、「IC電子マネーカード型電子マネ
ーの現金に対する優位性」が明確に生じる(電子マネー
カード利用者は、現金で支払う人よりも、一定の「値引
き」などの優待サービスを受けられるという意味で、
「優位性」が得られる)。よって、IC電子マネーカー
ド型電子マネーの普及促進に資することが期待される。
なお、以上の「電子マネー(カード型電子マネーとネッ
トワーク上の電子マネーとを含む)の利用に伴うマーケ
ティング用データの収集体勢の確立」、これによる「電
子マネー利用者への値引きなどの優待サービスの提供の
可能性」などの「電子マネー利用へのインセンティブの
付与」、そして、これによる「電子マネー利用の普及促
進」という効果は、IC電子マネーカード型電子マネー
だけでなく、磁気記録型のマネー電子マネーカードで
も、従来型のプリペイド電子マネーカード(テレホン電
子マネーカードなど)でも、さらに、ネットワーク上の
電子マネーについても、同様に期待できる。例えば、従
来のテレホン電子マネーカードに顧客属性データを記録
して、公衆電話で利用する度に、その顧客属性データが
収集されるようにしておけば、公衆電話提供会社は、
「どこの地域にある公衆電話には、どのような時間帯
に、どのような年齢層・性別・趣味・職種の人がどれだ
け利用しているか」というマーケティング用データを自
動的に収集できるので、「どの地域に、どのようなタイ
プの公衆電話を設置すれば、より企業収益を向上させら
れるか」の企業判断に有益な情報を得られるようにな
る。よって、公衆電話提供会社としては、電子マネーカ
ード利用者に対しては現金利用者よりも、値引きなどの
優待サービスを与えることが合理的と言える。そして、
電子マネーカード利用者を現金利用者よりも優待するよ
うにすれば、電子マネーカード利用がより一層促進され
ることが期待される。また、本発明によるマーケティン
グ用データの収集は、電子マネーだけでなく、従来のク
レジットカードやデビットカードにも適用することがで
きる(上記の図14に関して述べた実施形態10を参
照)。なお、本発明による前記の「電子マネーの利用に
伴うマーケティング用データの収集体勢の確立」、これ
による「電子マネー利用者への値引きなどの優待サービ
スの提供の可能性」について、追加的に述べる。「個々
の商品の購入に伴うマーケティング用データの収集」
は、従来のコンビニエンスストアなどにおいては、既に
行われていた。すなわち、個々の商品のマーケティング
用データの収集は、POSシステム=販売時点情報管理
システムを採用して売れ筋商品と死に筋商品とを選別す
る「単品管理」と呼ばれる手法を採用している「セブン
イレブン」などのコンビニエンス・ストアに商品を扱っ
てもらうことによっても得られる。しかしながら、全て
の企業がコンビニエンスストアに商品を納入できる訳で
はなく、また、コンビニエンスストアの利用だけでは、
十分なマーケティング用データを得ることはできない。
また、より重要な点として、従来のコンビニエンススト
アでは、レジの店員が顧客の外観を観察して、その年齢
層及び性別をPOSレジに手入力するようにしている。
つまり、従来のコンビニエンスストアでのマーケティン
グ用データの収集は、「店員による顧客の外観の観察」
「店員による顧客の属性データ(前記の観察により推測
した属性データ)の手入力」という「余計な作業負担」
を店員に課すものとなっており、それだけ、店員の「作
業効率」は低下してしまう。これに対して、本発明によ
るマーケティング用データの収集は、「ユーザーによる
電子マネーカードの読み取り機への挿入(接触型電子マ
ネーカードの場合)、電子マネーカードの読み取り機へ
の接近(非接触型電子マネーカードの場合)、又は電子
マネーデータの送信(ネットワーク型電子マネーの場
合)」という動作だけで、自動的にマーケティング用デ
ータの収集が行われる。しかも、前記の「ユーザーが電
子マネーカードを挿入する又は接近させる、電子マネー
を送信する」という動作は、本来的に、「代金決済のた
め」である。つまり、本発明においては、「代金決済の
ための電子マネーカードの挿入又は接近、電子マネーの
送信という行為」がそのまま同時に「マーケティング用
データの収集のための行為」をも兼ねているので、ユー
ザーに「マーケティング用データ収集のための特別な負
担」を掛けることは全くない。また、店員についても、
「代金決済のための電子マネーカードの読み取り、ネッ
トワーク型電子マネーの受信」(これは、そのほとんど
が「ユーザーによる電子マネーカードの挿入又は接近、
ネットワーク型電子マネーの送信」と重複する)がその
まま同時に「マーケティング用データの収集」を兼ねて
いるので、店員に「マーケティング用データの収集のた
めの余計な負担」を掛けることも全く無い。よって、本
発明では、従来のコンビニエンスストアにおけるマーケ
ティング用データの収集と異なって、ユーザーや店員に
「余計な負担」を掛けて「作業効率」を低下させること
なく、電子マネーカードやネットワーク型電子マネーに
よる代金決済だけで自動的にマーケティング用データの
収集が可能になる、しかも、電子マネー利用者の「匿名
性・プライバシー」を完全に確保することができる、と
いう画期的な効果を奏するものである。さらに、従来の
コンビニエンスストアでは、レジで代金の清算をすると
きに、店員が顧客の外観からその年齢層や性別を「推
測」してマーケティング用データとして入力するように
しているが、それはあくまで店員の「推測」によるもの
なので、正確ではないデータが入力されることが多い。
特に、近年では、男女間のボーダーレス化や世代間のボ
ーダーレス化という社会潮流があるため、単に店員が顧
客の外観を眺めただけでは、正確な性別や年齢層が判別
しないことが少なくない。この点で、従来の「店員の推
測による顧客属性の入力」には精度上の大きな限界があ
る。また、「店員による顧客の観察と推測」によってマ
ーケティング用データを収集する場合は、せいぜい、顧
客の性別と年齢層が入力できるだけで、その他の顧客の
職業・職種、趣味、居住地域、出身地、出身大学、など
の属性を収集することはできない。これに対して、本発
明によれば、カードやハードディスクなどの記録媒体
に、顧客の正確な性別、年齢層、職業・職種、趣味、居
住地域、出身地、出身大学、などの属性を記録して、そ
れらの属性データを、電子マネーによる代金支払い時
に、商品・役務提供側やカード管理会社などに提供し
て、マーケティング用データベース作成に使用させるよ
うにしている。よって、本発明によれば、従来の「店員
の目視による推測」による場合と比べて、格段に正確で
高精度なマーケティング用データベースを作成できるよ
うになる。なお、以上の例では主としてカード型電子マ
ネーに本発明を適用した場合の効果を述べたが、ネット
ワーク型電子マネーに本発明を適用する場合でも、ほぼ
同様の効果を奏することができる。また、本発明では、
特に、図9から図16に示すようなシステムを構築する
ことにより、バーチャルショップ側又は現実の店舗にお
いて、電子マネーを使用することにより、商品(有体
物)の販売代金の領収と、各商品(有体物)毎のマーケ
ティング用顧客属性データの収集とを、ユーザーのプラ
イバシー保護を確保しながら、同時に行うことができる
ようになる。最後に、特開平10-3568号公報(出
願人:日立製作所。「電子財布応用システム及びICカ
ードを用いた取引装置」)と本発明との相違点について
説明しておく。前記公報では、「電子マネー情報及びユ
ーザーの年齢情報などを記録したICカード」が開示さ
れている。また、前記公報の段落番号0041には、
「ICカード内の年齢情報記憶部には、所有者の具体的
な年齢あるいは10代、20代などの情報を記憶する
が、所有者のプライバシーを守るために、本実施例では
生年月日の情報は記憶しないものとする。一方、銀行に
口座を開設する際には、生年月日などの個人情報を銀行
側に登録するため、図7の実施例では銀行にアクセス時
にカードの年齢情報の照合及び更新を行う。」という技
術が開示されている。さらに、前記公報の段落番号00
49では、「カード所有者の年齢情報は、銀行や管理会
社に格納して、商取引時に必要に応じて銀行や管理会社
にアクセスすることで年齢情報の照合を行うことも可能
である。」という技術も開示されている。このように、
前記公報は、「ユーザーの年齢情報をICカードや銀行
・管理会社のコンピュータなどに格納する」、という技
術を開示している。しかしながら、前記公報がユーザー
の年齢情報をICカードなどに格納するという技術を採
用している「目的」は、「ユーザーの年齢情報に基づい
て、年齢制限のある商品やサービスの販売禁止の有無を
チェックしたり、年齢によって価格が異なる運賃サービ
スなどの年齢割引額を自動計算したりするため」であ
る。本発明のように、「電子マネー(さらには、クレジ
ットカード、デビットカードなど)を使用して代金決済
するときに、自動的に(「代金決済のための行為」以上
の余計な負担を顧客や店員に掛けることなく)、販売・
利用された個々の商品・役務毎にユーザーの属性情報を
収集して、マーケティング用データベースの作成を行
う」という「目的・技術思想」は、前記公報には全く見
られない。すなわち、前記公報には、本発明のような
「代金決済時に自動的にマーケティング用データを収集
してマーケティング用データベースを作成する」という
「目的・技術思想」は全く記載されておらず、その示唆
も無い。よって、前記公報の内容は本発明の進歩性を否
定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1による電子マネーカード
発行システムを示すブロック図である。
【図2】 図1の顧客属性データ入力部3の液晶ディス
プレイの入力画面を示す図である。
【図3】 実施形態1によるマーケティング用データ収
集システムを示すブロック図である。
【図4】 図3のマーケティング用データベース作成用
コンピュータにより作成されたデータベースの一例を示
す図である。
【図5】 本発明の実施形態2による電子マネーカード
発行システムを示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施形態3による電子マネーカード
発行システムを示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施形態4によるネットワーク型電
子マネーのデータ構造を説明するための図である。
【図8】 本発明の実施形態4によるネットワーク型電
子マネーの発行システムを示すブロック図である。
【図9】 本発明の実施形態5を示すブロック図であ
る。
【図10】 本発明の実施形態6を示すブロック図であ
る。
【図11】 本発明の実施形態7を示すブロック図であ
る。
【図12】 本発明の実施形態8を示すブロック図であ
る。
【図13】 本発明の実施形態9を示すブロック図であ
る。
【図14】 本発明の実施形態10を示すブロック図で
ある。
【図15】 本発明の実施形態11を示すブロック図で
ある。
【図16】 本発明の実施形態12を示すブロック図で
ある。
【図17】 本発明の実施形態13を示すブロック図で
ある。
【図18】 本発明の実施形態14を示すブロック図で
ある。
【図19】 本発明の他の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図20】 本発明の他の実施形態を示すブロック図で
ある。
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月6日(2000.10.
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図10】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月16日(2000.10.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図9】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平10−341741 (32)優先日 平成10年12月1日(1998.12.1) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平11−33529 (32)優先日 平成11年2月10日(1999.2.10) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平11−196631 (32)優先日 平成11年7月9日(1999.7.9) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平11−201026 (32)優先日 平成11年7月14日(1999.7.14) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平11−208301 (32)優先日 平成11年7月22日(1999.7.22) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平11−210838 (32)優先日 平成11年7月26日(1999.7.26) (33)優先権主張国 日本(JP) (54)【発明の名称】 マーケティング用データ送信システム、マーケティング用データ収集システム、このシステムに 使用するための電子マネーカード、プリペイドカード、電子決済システム、電子マネーなどによ る代金決済を利用したマーケティング用データベース作成システム

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーがショップ側との間で商取引を
    行うとき、その取引内容を示すデータ又はその取引を他
    の取引と識別するための取引識別データなどの「取引関
    連データ」を発生するための取引関連データ発生手段
    と、 ユーザーの年齢や性別などの顧客属性の内容を示すデー
    タ又は前記顧客属性の内容を他と識別するための属性識
    別データなどの「属性関連データ」を記録する属性関連
    データ記録手段と、 前記属性関連データ記録手段からの属性関連データを、
    前記取引関連データ発生手段からの取引関連データと関
    連付けて、送信するマーケティング用データ送信手段
    と、 を備えたことを特徴とするマーケティング用データ送信
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記属性関連データ
    記録手段は、ユーザーが保有するICカードにより構成
    されている、ことを特徴とするマーケティング用データ
    送信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記属性関連データ
    記録手段は、ユーザーが保有する情報通信端末(パーソ
    ナルコンピュータ、携帯電話機などを含む)により構成
    されている、ことを特徴とするマーケティング用データ
    送信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記マー
    ケティング用データ送信手段は、前記ショップ側が設置
    するコンピュータに、前記マーケティング用データを送
    信するものである、ことを特徴とするマーケティング用
    データ送信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2又は3において、前記マー
    ケティング用データ送信手段は、銀行やクレジット会社
    などの前記ショップ側以外の主体が設置するコンピュー
    タで構成される「センター」に、前記マーケティング用
    データを送信するものである、ことを特徴とするマーケ
    ティング用データ送信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1,2又は3において、 前記取引関連データ発生手段は、ユーザーがショップ側
    に商品又はサービスの代金支払を行うとき、その代金支
    払のための「代金支払関連データ」を「取引関連デー
    タ」として発生する代金支払関連データ発生手段であ
    る、ことを特徴とするマーケティング用データ送信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記代金支払関連データ発生手段は、ユーザーがショッ
    プ側に商品又はサービスの代金支払を行うとき、その代
    金支払のための「電子マネー」を「代金支払関連デー
    タ」として発生させるための電子マネー発生手段であ
    る、ことを特徴とするマーケティング用データ送信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記代金支払関連データ発生手段は、ユーザーがショッ
    プ側に商品又はサービスの代金支払を行う必要があると
    き、その代金支払を金融機関又はクレジット会社に依頼
    するための「代金支払依頼データ」を「代金支払関連デ
    ータ」として発生するための代金支払依頼データ発生手
    段である、ことを特徴とするマーケティング用送信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれかにおいて、 前記マーケティング用データ送信手段は、前記属性関連
    データ記録手段からの属性関連データを、前記代金支払
    依頼データ発生手段からの代金支払依頼データと関連付
    けて、金融機関又はクレジット会社などの前記ショップ
    側以外の主体が設置するコンピュータから構成される
    「センター」に送信するものである、ことを特徴とする
    マーケティング用データ送信システム。
  10. 【請求項10】 少なくとも、商品又はサービスの代金
    決済時に読み取られる貨幣価値データを記録しておくた
    めの貨幣価値データ記録領域と、商品又はサービスの代
    金決済時に読み取られる顧客属性データを記録しておく
    ための顧客属性データ記録領域と、を含む記録媒体をそ
    の必須の構成要素とし、 利用者の匿名性及びプライバシー保護を確保しながら、
    商品又はサービス提供側に利用者のマーケティング用属
    性データを提供できるようにした、ことを特徴とする電
    子マネーカード。
  11. 【請求項11】 少なくとも、商品又はサービスの代金
    支払時に支払先に送信される貨幣価値データを記録して
    おくための貨幣価値データ記録領域と、商品又はサービ
    スの代金支払時に支払先に送信される顧客属性データを
    記録しておくための顧客属性データ記録領域とを含む記
    録媒体と、 前記の代金支払い時に、前記記録媒体に記録されたデー
    タの中で、所定の貨幣価値データ及び顧客属性データを
    支払先に送信する送信手段と、 前記の代金支払い時に、前記記録媒体に記録されたデー
    タの中で、代金支払者を特定又は識別するためのデータ
    を支払先に送信しないようにする送信阻止手段と、を備
    えたことを特徴とする電子マネーを利用した代金支払い
    装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも、商品又はサービスの代金
    支払時に支払先に送信される貨幣価値データを記録して
    おくための貨幣価値データ記録領域と、商品又はサービ
    スの代金支払時に支払先に送信される顧客属性データを
    記録しておくための顧客属性データ記録領域とを含む記
    録媒体から、前記の代金支払い時に、前記記録媒体に記
    録されたデータの中で、少なくとも所定の貨幣価値デー
    タ及び顧客属性データを受信すると共に、代金支払者を
    特定又は識別するためのデータは受信しないようにした
    電子マネー受信手段、を備えたことを特徴とする電子マ
    ネーを利用した代金受領装置。
  13. 【請求項13】 ユーザーの顧客属性データをユーザー
    IDと関連付けて記録しておくデータベース手段と、 商品又はサービスの代金がネットワークを介して支払わ
    れたとき、この支払い者のユーザーIDに基づいて、前
    記データベース手段から、商品又はサービス提供元に対
    して、前記の代金支払い者の顧客属性データを送信する
    と共に前記ユーザーIDは送信しないようにした送信手
    段と、を備え、商品又はサービス提供元がマーケティン
    グ用顧客属性データを収集することを可能にしたことを
    特徴とする電子マネーを利用した代金受領装置。
  14. 【請求項14】 ネットワーク上で商品の購入又はサー
    ビスの利用時に行う代金決済を可能にするための、所定
    の貨幣価値を示す貨幣価値データを含むネットワーク型
    電子マネーを記録するための記録媒体であって、 前記電子マネーの一部として又は前記電子マネーの付加
    データ又は関連データとして、「前記電子マネーの利用
    者に関するマーケティング用の顧客属性データ」を含み
    ながら「前記電子マネーの利用者を特定又は識別するた
    めの識別データ」は含まないようにすることにより、前
    記電子マネー使用時の利用者の匿名性及びプライバシー
    保護を確保しながら、代金決済の相手側又は前記商品・
    サービス提供側にマーケティング用の顧客属性データを
    提供できるようにしたネットワーク型電子マネー、を記
    録するための記録媒体。
  15. 【請求項15】 電子マネーの一部として又は電子マネ
    ーの付加データとして又は電子マネーに関連付けられた
    関連データとして、「電子マネーの利用者に関するマー
    ケティング用の顧客属性データ」を含むようにしなが
    ら、「電子マネーの利用者を特定又は識別する識別デー
    タ」を含まないようにすることにより、電子マネー使用
    時の利用者の匿名性及びプライバシー保護を確保するよ
    うにしたネットワーク型電子マネーを記録するための記
    録手段と、 前記ネットワーク型電子マネーにより商品又はサービス
    の代金の決済を行うとき、前記電子マネーに含まれるか
    又はこれに関連付けられた顧客属性データを、代金決済
    の相手側又は前記商品・サービス提供側に提供する手段
    と、を備えたことを特徴とする、ネットワーク型電子マ
    ネーを使用したマーケティング用データ収集システム。
  16. 【請求項16】 所定の貨幣価値を示す貨幣価値データ
    を含むネットワーク型電子マネーを発行するための電子
    マネー発行手段と、 電子マネー利用者の性別又は年齢などの顧客属性データ
    を発生するための属性データ発生手段と、 顧客に所定の貨幣価値を示すネットワーク型電子マネー
    を発行するとき、前記属性データ発生手段からの属性デ
    ータを、その電子マネーに付加するか又はその電子マネ
    ーに関連付けるための、属性データ付加・関連付け手段
    と、を備えたことを特徴とするネットワーク型電子マネ
    ー発行システム。
  17. 【請求項17】 商品又はサービスの代金支払時に送信
    される貨幣価値データを記録しておくための貨幣価値デ
    ータ記録領域と、 商品又はサービスの代金支払時に送信される顧客属性デ
    ータを記録しておくための顧客属性データ記録領域とを
    含み、 前記貨幣価値データと顧客属性データとを予め記録した
    上で使用する電子マネーカード(接触型又は非接触型)
    であって、 支払先には、「前記の貨幣価値データと顧客属性データ
    は送信するが、カード利用者を特定又は識別するデータ
    は送信しないようにすること」により、電子マネーカー
    ド使用時の利用者の匿名性及びプライバシー保護を確保
    しながら、支払先(商品又はサービス提供側)にマーケ
    ティング用の顧客属性データを提供できるようにした、
    ことを特徴とする電子マネーカード。
  18. 【請求項18】 商品又はサービスの代金決済時に読み
    取られる貨幣価値データを記録しておくための貨幣価値
    データ記録領域と、商品又はサービスの代金決済時に読
    み取られる顧客属性データを記録しておくための顧客属
    性データ記録領域とを含み、前記貨幣価値データと顧客
    属性データとを予め記録した上で使用する接触型又は非
    接触型のプリペイドカードであって、 「利用者を特定又は識別するデータを記録しないこと」
    によりカード使用時の利用者の匿名性及びプライバシー
    保護を確保しながら、商品又はサービス提供側にマーケ
    ティング用属性データを提供できるようにした、ことを
    特徴とする専用又は汎用のプリペイドカード。
  19. 【請求項19】 貨幣価値データ記録領域と顧客属性デ
    ータ記録領域とを含み、前記貨幣価値データと顧客属性
    データとを予め記録した上で使用するプリペイドカード
    であって、「利用者を特定又は識別するデータを記録し
    ないこと」によりカード使用時の利用者の匿名性及びカ
    ード使用時の利用者のプライバシーを確保するようにし
    た専用又は汎用のプリペイドカードと、 前記プリペイドカードにより商品又はサービスの代金の
    決済を行うとき、前記プリペイドカードに記録された貨
    幣価値データを読み取って所定の決済処理を行う代金決
    済手段と、 前記プリペイドカードにより商品又はサービスの代金の
    決済を行うとき、前記プリペイドカードに記録された顧
    客属性データを読み取る顧客属性データ収集手段と、を
    備えたことを特徴とする、プリペイドカードを使用した
    マーケティング用データ収集システム。
  20. 【請求項20】 顧客に所定の貨幣価値データを記録し
    た電子マネーカードを発行するための電子マネーカード
    発行手段と、 電子マネーカード利用者の性別又は年齢などの顧客属性
    データを発生するための顧客属性データ発生手段と、 顧客に所定の貨幣価値データを記録した電子マネーカー
    ドを発行するとき、その電子マネーカードに、前記の顧
    客属性データ発生手段からの顧客属性データを書き込む
    ための顧客属性データ書き込み手段と、を備えたことを
    特徴とする電子マネーカード発行システム。
  21. 【請求項21】 ユーザーの性別又は年齢などの顧客属
    性データと電子マネー情報とを記録しておく記録媒体
    と、 ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利用した商
    品又は役務の代金を前記電子マネーで決済するとき、前
    記記録媒体に記録された顧客属性データを出力するため
    の顧客属性データ出力手段と、 前記ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利用し
    た商品又は役務に関する情報を出力するための商品役務
    情報出力手段と、 前記顧客属性データ出力手段からの属性データと前記商
    品役務情報出力手段からの商品役務情報とを互いに関連
    付けて記録することにより、「商品又は役務の種類毎
    に、どのような性別又は年齢の顧客がその商品又は役務
    を購入又は利用したか」を分析するためのマーケティン
    グ用データベースを作成するためのマーケティング用デ
    ータベース作成手段と、を備えたことを特徴とする、電
    子マネーによる代金決済を利用したマーケティング用デ
    ータベース作成システム。
  22. 【請求項22】 「商品又は役務の種類毎に、どのよう
    な性別又は年齢の顧客がその商品又は役務を購入又は利
    用したか」を分析するためのマーケティング用データベ
    ースを作成するためのマーケティング用データベース作
    成システムを作成するために使用される電子マネーカー
    ドであって、 ユーザーの性別又は年齢などの顧客属性情報を記録して
    おく記録領域と、 電子マネー情報を記録しておく記録領域と、 ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利用した商
    品又は役務の代金を前記電子マネーで決済するとき、前
    記顧客属性情報を外部の装置が読み取り可能にするため
    の手段と、を備えたことを特徴とする電子マネーカー
    ド。
  23. 【請求項23】 ユーザーの識別情報を記録しておく識
    別情報記録媒体と、 ユーザーの性別又は年齢などの顧客属性情報を記録して
    おく属性情報記録媒体と、 ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利用した商
    品又は役務の代金を決済するときに、前記識別情報記録
    媒体から前記ユーザーの識別情報を送信する識別情報送
    信手段と、 この識別情報送信手段からの識別情報に基づいて、前記
    属性情報記録媒体から前記ユーザーの属性情報を抽出す
    る属性情報抽出手段と、 前記ユーザーが購入又は利用した商品又は役務に関する
    データを出力する商品・役務データ出力手段と、 前記商品・役務データ出力手段からの前記ユーザーが購
    入又は利用する或いは購入又は利用した商品・役務デー
    タと、前記属性情報抽出手段からの前記ユーザーの属性
    情報とを、互いに関連付けて記録することにより、「商
    品又は役務の種類毎に、どのような性別又は年齢の顧客
    がその商品又は役務を購入又は利用したか」を分析する
    ためのマーケティング用データベースを作成するための
    マーケティング用データベース作成手段と、を備えたこ
    とを特徴とする、クレジットカード、デビットカードな
    どのユーザー識別情報記録媒体を使用する代金決済を利
    用したマーケティング用データベース作成システム。
  24. 【請求項24】 ユーザーの識別情報と電子マネー情報
    とを記録しておく識別情報及び電子マネー記録媒体と、 ユーザーの性別又は年齢などの顧客属性情報を記録して
    おく属性情報記録媒体と、 ユーザーが購入又は利用する或いは購入又は利用した商
    品又は役務の代金を前記電子マネーで決済するときに、
    前記識別情報記録媒体から前記ユーザーの識別情報を送
    信する識別情報送信手段と、 この識別情報送信手段からの識別情報に基づいて、前記
    属性情報記録媒体から前記ユーザーの属性情報を抽出す
    る属性情報抽出手段と、 前記ユーザーが購入又は利用した商品又は役務に関する
    データを出力する商品・役務データ出力手段と、 前記商品・役務データ出力手段からの前記ユーザーが購
    入又は利用する或いは購入又は利用した商品・役務デー
    タと、前記属性情報抽出手段からの前記ユーザーの属性
    情報とを、互いに関連付けて記録することにより、「商
    品又は役務の種類毎に、どのような性別又は年齢の顧客
    がその商品又は役務を購入又は利用したか」を分析する
    ためのマーケティング用データベースを作成するための
    マーケティング用データベース作成手段と、を備えたこ
    とを特徴とする、クレジットカード、デビットカードな
    どのユーザー識別情報記録媒体を使用する代金決済を利
    用したマーケティング用データベース作成システム。
  25. 【請求項25】 商品又はサービスを注文する注文デー
    タをショップ側に送信するための注文データ送信手段
    と、 この注文データと関連付けて自己(ユーザー)の属性デ
    ータをショップ側に送信する属性データ送信手段と、 前記属性データを受信したとき、前記注文に対応する代
    金を所定金額又は所定割合だけ割り引きして算出する代
    金割引算出手段と、 この割引された代金をユーザーに代金提示する提示手段
    と、を備えたことを特徴とする取引システム。
  26. 【請求項26】 商品又はサービスを注文する注文デー
    タをショップ側に送信するための注文データ送信手段
    と、 前記注文データを受信したとき、「もしユーザーから属
    性データが送信されればその分だけ割引される代金」を
    算出する割引代金算出手段と、 この割引された代金をユーザーに代金提示する提示手段
    と、 この提示された割引代金の支払関連データと関連付けて
    自己(ユーザー)の属性データをショップ側に送信する
    属性データ送信手段と、を備えたことを特徴とする取引
    システム。
JP24063899A 1998-08-26 1999-08-26 マーケティング用データ送信システム、マーケティング用データ収集システム、このシステムに使用するための電子マネーカード、プリペイドカード、電子決済システム、電子マネーなどによる代金決済を利用したマーケティング用データベース作成システム Withdrawn JP2001101274A (ja)

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JP24063899A JP2001101274A (ja) 1998-08-26 1999-08-26 マーケティング用データ送信システム、マーケティング用データ収集システム、このシステムに使用するための電子マネーカード、プリペイドカード、電子決済システム、電子マネーなどによる代金決済を利用したマーケティング用データベース作成システム

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JP28592798 1998-09-21
JP29909398 1998-10-05
JP34174198 1998-12-01
JP3352999 1999-02-10
JP19663199 1999-07-09
JP20102699 1999-07-14
JP20830199 1999-07-22
JP11-201026 1999-07-26
JP10-257538 1999-07-26
JP11-210838 1999-07-26
JP11-208301 1999-07-26
JP11-33529 1999-07-26
JP10-299093 1999-07-26
JP21083899 1999-07-26
JP10-341741 1999-07-26
JP10-285927 1999-07-26
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