JPH07210631A - 手書き文字認識方法及びその装置 - Google Patents

手書き文字認識方法及びその装置

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JPH07210631A
JPH07210631A JP6007094A JP709494A JPH07210631A JP H07210631 A JPH07210631 A JP H07210631A JP 6007094 A JP6007094 A JP 6007094A JP 709494 A JP709494 A JP 709494A JP H07210631 A JPH07210631 A JP H07210631A
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常一 新井
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隆史 原田
Hiroto Yoshii
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザが手書き認識を繰返すことにより認識
辞書の記憶情報量を確実に減らし、記憶装置の有効的な
利用が可能となる手書き文字認識方法及びその装置を提
供する。また、登録パターンの表示に当って、目的の文
字を容易に探すのが可能な参照パターン登録方法及び手
書き文字認識装置を提供する。 【構成】 1つの認識対象に対応する複数の参照パター
ンのそれぞれに付加される頻度情報を、参照パターンが
参照される毎に増加させる頻度情報更新部(106)
と、前記複数の頻度情報を比較する頻度選択演算部(1
07)と、前記頻度情報の差の少なくとも1つが予め定
めた所定値に達した場合に、前記認識辞書(106)を
再構成する辞書メンテナンス部(108)とを備える。
また、ユーザによる参照パターンの登録が可能な場合
に、登録パターンを表示する登録パターン表示手段(1
034)と、所定の条件、例えば画数,登録日時あるい
は部首情報に対応して表示される登録パターンを並び変
える登録パターン情報並び変え手段(1035)とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は認識辞書に基づいて手書
き文字を認識する手書き文字認識方法及びその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手書き文字認識装置においては、
多くのユーザによって異なる様々な書き順や画数等をサ
ポートする為に、認識字種は何十人もの手書きデータか
ら作成され、幾通りもの書き順や画数で参照される辞書
データが予め認識辞書に登録されている。近年において
は、認識率を向上させる目的で、より多くの辞書データ
を搭載する傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、認識辞
書内部に通常使用されないような様々な書き順や画数に
対応する辞書データが数多く存在することになり、無駄
が多い。さらに近年においては、情報機器の小型化が進
む一方で記憶情報量は増大の方向にあり、少しでも無駄
な情報を排除することが望まれる。
【0004】また、登録パターンの表示に当っては、ユ
ーザが多数の文字パターンを登録すると、従来は登録順
や文字コード順に登録パターンを単に一覧表で表示する
為、その中から目的の文字を探すのが大変であった。
【0005】本発明は、前記従来の欠点を除去し、ユー
ザが手書き認識を繰返すことにより認識辞書の記憶情報
量を確実に減らすことが出来、記憶装置の有効的な利用
が可能となる手書き文字認識方法及びその装置を提供す
る。
【0006】また、登録パターンの表示に当って、目的
の文字を容易に探すのが可能な参照パターン登録方法及
び手書き文字認識装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の手書き文字認識装置は、認識辞書に基づい
て手書き文字を認識する手書き文字認識装置において、
1つの認識対象に対応する複数の参照パターンのそれぞ
れに付加される選択情報を、認識時の参照状況に基づい
て更新する選択情報更新手段と、前記複数の選択情報に
基づき、前記認識辞書を再構成する認識辞書再構成手段
とを備えることを特徴とする。
【0008】ここで、前記複数の選択情報を比較する選
択情報比較手段を更に備え、前記認識辞書再構成手段
は、該選択情報比較手段により得られた結果に基づき、
前記認識辞書を再構成する。また、前記選択情報は頻度
情報を含み、前記選択情報更新手段は、前記参照パター
ンが参照される毎に対応する選択情報の頻度情報を増加
させる。また、前記認識辞書再構成手段は、前記頻度情
報の差の少なくとも1つが予め定めた所定値に達した場
合に、前記認識辞書を再構成する。また、前記認識辞書
再構成手段は、予め定めた時点で、前記認識辞書を再構
成する。また、前記認識辞書再構成手段は、前記頻度情
報から得られる参照された頻度の順に再構成し、頻度情
報を初期化する。また、前記認識辞書再構成手段は、前
記参照された頻度が予め定めた頻度以下の場合に、対応
する参照パターンを削除する。また、前記選択情報は頻
度情報と時間経過情報とを含み、前記認識辞書再構成手
段は、所定の期間を経過してもなお繰返し参照されるパ
ターンであることを検査し、所定の頻度で所定の期間経
過に繰返し参照されるパターンが生じた場合に、認識辞
書の再構成を行う。
【0009】又、本発明の手書き文字認識装置は、ユー
ザによる参照パターンの登録が可能な認識辞書に基づい
て手書き文字を認識する手書き文字認識装置において、
登録パターンを表示する登録パターン表示手段と、所定
の条件に対応して表示される登録パターンを並び変える
登録パターン情報並び変え手段とを備えることを特徴と
する。ここで、前記登録パターン情報並び変え手段は、
登録パターンの画数を基に登録パターンを並び変える。
また、前記登録パターン情報並び変え手段は、登録パタ
ーンの登録日時を基に登録パターンを並び変える。ま
た、前記登録パターン情報並び変え手段は、登録パター
ンの部首情報を基に登録パターンを並び変える。
【0010】又、本発明の手書き文字認識方法は、認識
辞書に基づいて手書き文字を認識する手書き文字認識方
法において、1つの認識対象に対応して複数の参照パタ
ーンのそれぞれに選択情報を付加し、認識時の参照に基
づいて該選択情報を更新する行程と、前記複数の選択情
報に基づき、前記認識辞書を再構成する行程と、再構成
された前記認識辞書に基づいて手書き文字を認識する行
程とを備えることを特徴とする。
【0011】又、本発明の参照パターン登録方法は、ユ
ーザによる参照パターンの登録が可能な認識辞書に基づ
いて手書き文字を認識する手書き文字認識装置における
参照パターン登録方法であって、登録パターンを表示す
る場合に、所望の条件を設定する行程と、前記設定され
た条件に対応して表示される登録パターンを並び変える
行程とを備えることを特徴とする。ここで、前記条件は
登録パターンの画数であり、前記登録パターンを並び変
える行程では、登録パターンの画数を基に登録パターン
を並び変える。また、前記条件は登録パターンの登録日
時であり、前記登録パターンを並び変える行程では、登
録パターンの登録日時を基に登録パターンを並び変え
る。また、前記条件は登録パターンの部首情報であり、
前記登録パターンを並び変える行程では、登録パターン
の部首情報を基に登録パターンを並び変える。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0013】(辞書再構成の例)図1は本実施例の手書
き文字認識装置の辞書再構成に関連する構成ブロック図
である。
【0014】101〜108の各部は、それぞれオンラ
イン文字認識における認識動作の機能要素を担当する部
分を示している。101のアプリケーションはユーザが
当該手書き認識装置において実行しているアプリケーシ
ョンであり、図12に示されるような手書き入力による
認識作業を伴うものである。102はアプリケーション
101と認識動作とのユーザインタフェースを取り持つ
認識フロントエンド部であり、認識エンジン103に対
し、ユーザやアプリケーションからの手書き筆跡データ
の受渡し、認識動作の開始や候補の選択などの指示を行
うものである。103は認識辞書105内のデータを基
に認識を行う認識エンジンであり、ここでは公知の技
術、例えばストローク・マッチング法を用いて認識を行
うものとして詳細については省略する。105は認識辞
書で、図4にその初期状態の内容を示すように、認識フ
ロントエンド部102から渡された手書き筆跡データか
らの情報を基に、画数による大分類部分のインデックス
部301、それぞれの画数によって分類された文字の個
別コードが格納された部分302、それぞれの個別文字
に対応する複数の書き順で構成されたストローク情報群
303〜306からなっている。
【0015】この時、複数のストローク情報群は、認識
エンジン103で先頭から順番に認識評価の対象となる
が、通常は該認識評価の際に高い評価点数が期待される
順番で配置されており、これにより認識エンジン103
におては複数のストローク情報群を順番に評価する際
に、予め定められた認識評価の点数による打ち切り、す
なわち足切りを行い、認識のスピードアップが計られて
いる。
【0016】図4において、ストローク情報群303〜
306は便宜上実際の書き順及びストロークで図示した
が、実際には数値による座標データの羅列によるデータ
で構成されている。また、この時上記ストローク情報群
303〜306の各ストローク情報パターンの先頭部分
に、頻度情報を格納する頻度情報部分307〜310が
付帯されている。図4においては、頻度情報も初期状態
であり初期値“1”が格納されている。図1の104
は、認識フロントエンド部102において認識候補の選
択、確定操作がなされた際に実際に使用されたストロー
ク情報のパターンを獲得し、頻度情報更新部106に通
知する選択操作部である。106は選択操作部からの通
知に伴い認識辞書105内の頻度情報部分の更新を行う
部分、107は頻度情報更新部106において更新され
た情報について演算を行い、演算結果によっては辞書メ
ンテナンス部108に辞書のメンテナンスを要求するも
のである。
【0017】図2は本実施例の手書き文字認識装置のハ
ードウエア構成例を示すブロック図である。
【0018】111は演算制御用のCPU、112はC
PU111の処理手順、例えば図3の辞書再構成のプロ
グラム112aや図19〜図32,図41,図45,図
48に示すユーザ登録及び表示のプログラム112bを
格納するROM、113は補助記憶用のRAM、114
は手書き文字認識のための参照パターン等が登録されて
いる辞書、115はポインティングデバイス(例えばマ
ウス)116や手書き文字入力のための座標入力部11
7等の入力装置が接続される入力インタフェース、11
8は表示部(例えばCRT)119等の出力装置が接続
される出力インタフェースである。尚、図示しないが、
キーボード等の入力装置あるいはプリンタ等の出力装置
も接続されてよい。
【0019】以下、図3のフローチャートと図5〜図
9,図12に従って本実施例を詳細に説明する。図1の
認識フロントエンド部102において、認識エンジン1
03によって行われた認識の結果が得られると、図12
の入力板1101の中に認識結果である活字化された文
字1102が表示され、同時に図2のフローチャートが
起動される。
【0020】ステップ201において、得られた候補の
選択が確定であるかどうかを判定し、確定である場合に
はステップ203の頻度情報更新に移行し、未確定であ
れば再び認識フロントエンド部102のモニタ部に制御
が戻される。
【0021】いま、認識された文字“土”1102が目
的の文字では無かった場合、ユーザにより認識エンジン
103に対し次候補選択の操作がなされ、次候補選択板
1104が表示される。この時、次候補選択板1104
には、図13及び図14に示す認識エンジン103と参
照順位とによる認識評価の総合点数に準じて、上から順
番に次候補が並べられている。この場合、“土”の文字
の総合点数は最高で90点、“上”の文字の総合点数の
最高は80点であり、その結果、次候補選択板1104
には、第1候補に“土”の文字、第2候補に“上”の文
字が挙げられる。
【0022】この状態で、ユーザが目的の文字として第
2候補に存在する“上”の文字1103を選択したとす
る。この時、認識フロントエンド部102は、“上”の
文字を候補として抽出した際に使用した参照ストローク
の番号2を、認識エンジン103から選択操作部104
及び選択操作部104を介して頻度情報更新部106に
伝達する。
【0023】ステップ203では、図5に示すような、
何度か辞書パターンの参照が行われて頻度情報が更新さ
れた辞書の頻度情報格納部に格納されている頻度情報デ
ータ407〜410を読み込み、選択操作部104にお
いて選択された文字を候補として抽出する際に使用され
た、2番目の参照ストローク情報404の頻度情報40
8の値をインクリメントし、図6に示すように頻度情報
508の値を“16”に更新する。
【0024】次に、ステップ205において、前記頻度
情報508と残りの頻度情報507,509および51
0との差の演算が実行される。その結果、図6のストロ
ーク情報群503〜506において、選択頻度の最も高
いものはストローク情報504であり、且つストローク
情報505及び506との頻度情報の差は15であると
の結果を得る。次に、ステップ206において前述頻度
情報の優位差の判定が行われ、ここでは優位差として、
判定基準の“差が15以上”であるかどうかの判定がな
される。ここで優位差が無いと判定された場合は辞書再
構成を終了し、次の認識が行われるまで待機する。
【0025】本実施例の場合、頻度情報508と509
及び510との間に優位差があると判定され、ステップ
207において、図7のように、辞書再構成情報の格
納、ここでは頻度情報部の比較演算の結果から使用され
る頻度がほとんど無いと判定されたストローク情報60
5及び606の頻度情報格納部609及び610に、辞
書再構成の際に削除を促す“0”が格納される。
【0026】次に、ステップ208において、設定され
たタイミングで辞書の再構成が行われる。ここで言う設
定されたタイミングとは、本実施例による手書き認識装
置の各種設定を行う際に、図9に示す様に認識辞書再構
成について予め設定がなされているものである。
【0027】図9において、801は認識辞書について
の再構成を行う際の設定を行うポップアップウィンドウ
画面であり、802及び803は辞書の再構成を行うタ
イミングについて選択するチェックボックスである。8
02はマルチタスク時に辞書の再構成をバックグラウン
ドで行わせたい時に設定するチェックボックスであり、
803は本手書き認識装置が立ち上げられたときに行わ
せるよう選択するチェックボックスである。804は立
ち上げ時のチェックがなされている場合、辞書の再構成
の開始に際し辞書の再構成を行う旨の確認をユーザに求
めさせたいときに設定するチェックボックスである。ま
た、805は辞書の再構成を行う際にバックアップを自
動的に作成するか否かの動作を設定するチェックボック
スであり、ここにチェックがなされている場合は辞書の
再構成を開始する前に必ず古い辞書をバックアップファ
イルとして保存することができ、使用中の辞書が何らか
の原因で修復困難となった場合に比較的新しい状態であ
るバックアップファイルを再び辞書として使用できるも
のである。806は上記チェックボックスに変更を加え
た際の取消しを行う際のボタンであり、807は上記チ
ェックボックスに加えられた変更を確定するためのボタ
ンであり、同時に当該設定の為のポップアップウィンド
ウを終了させるものである。
【0028】本実施例において、当該辞書の再構成につ
いての設定は図9のごとく随時バックグラウンドで行う
設定になっているため、図3のステップ208において
は辞書の再構成は随時行われる。また、本実施例では認
識辞書の再構成のタイミングを随時、あるいは立ち上げ
時としたが、例えばユーザの指示を待つものあるいはシ
ャットダウンの際に行うことにしてもなんら不都合はな
い。
【0029】図8は辞書の再構成が実行された結果を示
すものである。図8においては、図7における頻度の最
も高いストローク情報604が文字コード“上”702
のストローク情報格納部分の始めの部分703に移動
し、これにより認識エンジン103は、図15に示すよ
うに、より確実に評価点数の高いストローク情報703
(604)から評価を行うことが出来、前述したように
足切り操作を行う場合により速く認識動作の打ち切りが
おこなえるため、高速化が達成される。図7に記載され
ているストローク情報605あるいは606は、図8に
おいては削除されている。また、図8における頻度情報
格納部分の数値データも初期値である“1”に更新され
ている。
【0030】以上説明したように、本実施例によれば、
手書き認識装置において、ユーザが手書き認識を繰返す
ことにより認識辞書の容量を確実に減らすことが出来、
記憶装置の有効的な利用が可能となる。
【0031】尚、前述実施例においては、認識辞書10
5を認識エンジン103のメイン辞書として再構成を行
うことで、認識辞書105の小型化を実現してきたが、
図10,図11に示すように、ユーザが独立に登録をお
こなって参照パターンの追加を行う際に、従来のような
別のユーザ登録辞書を設けることなく、認識辞書の再構
成時に参照順位の高い参照パターンとしてメイン辞書の
中に付加してゆくことで、辞書のサイズを必要以上に大
きくすることなしに、ユーザ登録を行うことが可能とな
る。またこの際にも、ユーザ登録パターンが追加された
ことにより頻度情報に優位差が生じ、場合によっては辞
書の再構成による小型化が行われる可能性のあることは
言うまでもない。
【0032】また、前記実施例においては、頻度情報の
差を特定の値と比較することで辞書再構成の際の判定材
料としたが、複数の参照パターンの対応する値を更新す
る際に、所定の期間を経過してもなお繰返し参照される
パターンであるかどうか検査して始めて選択情報を更新
することにより、特定のユーザにおいては使われない参
照パターンであっても、ユーザの通常でない手書き筆記
入力、あるいは本来のユーザではない第3者による入力
により頻度情報が一時的に上がってしまったものについ
ても、適切な対処が可能となり、ユーザによってより好
ましい適切な辞書の更新ができるものである。この様
に、前記参照パターンに対応する値は、頻度情報に限ら
ず、例えば認識エンジンと認識辞書との最適化に何らか
の形で対応する代表値を使用することで、適格な認識辞
書の最適化を行うことができる。
【0033】(ユーザ登録の例)図16は本実施例の手
書き文字認識装置のユーザ登録処理に関連する構成を表
した構成ブロック図である。
【0034】図16の1031は認識パターン登録手段
であり、図17では3104の新規文字登録部である。
図16の1032はこのユーザ登録アプリケーションが
使用するユーザ登録辞書である。1033はこのユーザ
登録アプリケーションで登録された辞書を使用して認識
を行なう認識手段であり、認識方式としては、従来から
あるアルゴリズム等で認識を行ない、認識結果を外部に
出力する。1036は基本辞書であり、ここにはあらか
じめ標準的な書きかたで登録された文字データが記憶さ
れている。認識手段1033はこの基本辞書1036と
ユーザ登録辞書1032との両方を使い認識結果を出力
する。外部からユーザ登録パターンの一覧表の表示操作
が指令されると、ユーザ登録辞書1032のデータを登
録パターン情報並び換え手段1035へ送る。登録パタ
ーン情報並び換え手段1035では、ユーザ登録辞書1
032から送られてきた登録パターンの情報によって、
登録パターン表示手段1034に表示指示を送る。登録
パターン表示手段1034は、登録パターン情報並び換
え手段1035から送られてくる指示にしたがって、図
37に示す表示例の登録文字一覧表示エリア2102の
様にユーザ登録パターンの一覧表示を行なう。
【0035】図17は本実施例のユーザ登録アプリケー
ションの構成ブロック図である。
【0036】2102〜2106の各部はそれぞれオン
ライン文字認識におけるユーザ登録の機能要素を担当す
る部分で、大別するとグラフィカル・ユーザ・インタフ
ェース(GUI)によるウィンドウアプリケーション実
行部とユーザ辞書部とからなる。本実施例の特徴を表す
文字の画数順の登録パターンの一覧表示は、図17のユ
ーザ辞書編集部2103により表示される。以下、実際
のユーザ登録の全体を説明する。
【0037】初期画面部2101では、登録されている
ユーザの一覧表示を行い、現在設定されているユーザ辞
書のオーナーが確認される。そのほかの機能として新た
にユーザを登録するモード、ユーザ辞書内の登録文字を
編集するためのモードへの移行指示機能を含んでいる。
新規ユーザ登録部2102では、上記新規ユーザの登録
を実施する。ユーザ辞書編集部2103では、ユーザ辞
書内の文字を一覧表示させ、個々の文字に対して削除及
び手書きの再現を指示することができる。この一覧表示
が図37である。この一覧表示を行なう時に、本実施例
ではユーザ登録文字パターンの表示を画数順に表示し、
図37から判るように、5画の登録文字,6画の登録文
字などと、登録文字を画数順に表示している。
【0038】また、新たにユーザの筆跡による文字を登
録するための指示機能も含んでいる。新規文字登録部2
104では、ユーザ辞書編集部2103で指示された文
字登録を実施する。手書き文字再現部2105では、ユ
ーザ辞書編集部2103で指示された登録文字を筆跡順
に再描画する。ユーザ辞書部2106は、これらの機能
を実現するために、登録されている文字情報を格納して
いる場所である。ここでは、複数のユーザがそれぞれ異
なるユーザ辞書を所有することになる。
【0039】図18はユーザ登録アプリケーションのウ
ィンドウ状態遷移図である。
【0040】2201〜2205の各部は上記述の機能
を実行するウィンドウを表し、システム2206は、こ
のユーザ登録アプリケーションを終了したときに制御が
返される所である。図中の矢印は各ウィンドウでのボタ
ンコントロールによる制御コマンドの流れを示してい
る。以下、その流れとウィンドウの移り変わりを説明す
る。
【0041】新規画面部2201で「新規ユーザ登録」
コマンドが指示されると、新規ユーザ登録画面部220
2がポップアップウィンドウの形式で新たに現れる。新
規ユーザ登録画面部2202で「登録&終了」コマンド
が指示されると、このポップアップウィンドウは消去さ
れ、再び新規画面部2201に制御が戻る。新規画面部
2201で「ユーザ辞書編集」コマンドが指示される
と、新規画面部2201が消去され、新たにユーザ辞書
編集画面部2203が現れる。ここで「新規文字登録」
コマンドが指示されると、新規文字登録画面部2204
がポップアップウィンドウの形式が現れる。このウィン
ドウでの文字登録操作は「終了」コマンドが指示されな
い限り、繰り返して実行することができる。
【0042】文字を登録した後、「終了」が指示される
と、新規文字登録画面部2204は消去され、ユーザ辞
書編集画面部2203に制御が移る。このユーザ辞書編
集画面部2203での「文字削除」コマンドも複数回の
実行が可能である。さらに「手書き再現」コマンドが指
示されると、手書き文字再現部2205がポップアップ
ウィンドウの形式で現れる。ウィンドウが表示されると
同時に再現が始まり、「再表示」コマンドにより繰り返
し表示することが可能である。「終了」コマンドにより
手書き文字再現部2205のウィンドウを消去し、制御
をユーザ辞書編集画面部2203に戻す。ユーザ辞書編
集画面部2203で「終了」コマンドが指示されると、
自分自身のウィンドウを消去し、新規画面部2201で
再度表示する。従ってユーザ登録アプリケーションを終
了することができるのは、初期画面部2201において
「終了」コマンドが指示されたときのみである。
【0043】なお、上述した様に、本ユーザ登録アプリ
ケーション関係のウィンドウ枚数は、画面部2202,
2204,2205のポップアップウィンドウがそれぞ
れ表示されているときは2枚、画面部2201あるいは
2203のウィンドウが表示されているときは1枚とな
っている。
【0044】次に各画面部における機能の詳細と処理の
流れとを図19〜図48を用いて説明する。
【0045】まず初期画面部における処理の流れを図1
9のフローチャートと図33とを用いて説明する。
【0046】図33中の3701はメッセージ表示エリ
ア、3702はユーザ名一覧表示及びユーザ辞書オーナ
ー表示エリア、3703は登録されているユーザが一画
面の収まり切らないときのためのスクロールバー、37
04から3707はペンタップによって機能を呼び出す
ことができるボタンである。本実施例では液晶とペンを
使用する座標入力装置とを一体化した物を使用してい
る。これはCRTとマウスなどの座標入力装置とに置き
換えてもかまわない、その時のペンタップはマウスのス
イッチのクリックに置き代わる。
【0047】ユーザ登録アプリケーションが起動される
と、ステップ2301でウィンドウを作成するが、この
ときユーザ名インデックスファイル2309から登録さ
れているユーザ名を読み込む。このユーザ名インデック
スファイル2309は、図39に示される構造を持つデ
ィスクファイルであり、読み書き可能なファイルであ
る。作成されたウィンドウは図33のようになる。ステ
ップ2302において、システムに設定されているユー
ザ辞書のオーナーを判断する。オーナーが判断される
と、ステップ2303においてユーザ名表示エリア37
02のユーザ辞書のオーナーであるユーザにマークが付
く。例えば図33ではユーザ名が“arai”であるユ
ーザがオーナーである。ここまでの処理が終わると、ユ
ーザによるコマンド指示を持つ状態(ステップ304)
になる。
【0048】ペンなどのポインティングデバイスで直接
ユーザ名を選択すると、システムに対してステップ23
08でユーザ辞書のオーナー変更を要求し、設定を変更
する。そのほかのボタンコマンドによる動作について
は、「ユーザ辞書編集」ボタン3704を指示すれば分
岐2306を選択し、ユーザ辞書編集ルーチンへ制御が
移る。「新規ユーザ登録」ボタン3705を指示すれば
分岐2307を選択し、新規ユーザ登録ルーチンへ制御
が移る。「取消」ボタン3706を指示すればこれまで
に行われているユーザ名選択によるユーザ辞書の設定変
更を無効にし、ユーザ辞書設定をこのアプリケーション
起動前の状態に戻す。「終了」ボタン3707を指示す
れば分岐2305を選択し、このユーザ登録アプリケー
ションを終了し、システムに制御を戻す。
【0049】次に新規ユーザ登録画面部における処理の
流れを図20のフローチャートと図34とを用いて説明
する。
【0050】図34の中の3801はユーザ名を入力す
るユーザ名入力エリア、3802はユーザ名の入力を取
り消す機能ボタン、3803は入力されたユーザ名を登
録し、このウィンドウを終了する機能ボタンである。
【0051】初期画面(図33)で「新規ユーザ登録」
コマンド3704を指示すると、ステップ2401で図
34に示すポップアップウィンドウが表示される。その
後、ユーザによるコマンド指示を待つ状態に入る。ユー
ザ名入力エリア3801にペンダウンによるイベント信
号が検知されると、分岐2404が選択され、既存の認
識ルーチンを呼び出す。これを用いてユーザ名入力エリ
アに描かれる文字筆跡をオンライン文字認識処理し、文
字データを文字コードに変換する(ステップ240
7)。「登録&終了」ボタンコマンド3803の指示が
あると、ユーザ名入力エリアに変換入力されたユーザ名
を新規ユーザ名と判断し、ユーザ名インデックスファイ
ル2409に追加登録する(ステップ2406)。その
後、自分自身のウィンドウを消去し、再び制御を初期画
面部に戻す。一方、「取消」ボタンコマンド3802の
指示があると、ユーザ名入力エリアに入力されている文
字をすべて消去し(ステップ2408)、再びユーザ名
入力コマンド指示を待つ状態に入る。
【0052】次にユーザ辞書編集部における処理の流れ
を図21のフローチャートと図37とを用いて説明す
る。
【0053】図37の4101はメッセージ表示エリ
ア、4102は本発明の特徴を表す登録文字一覧表示エ
リア、4103は多数の登録文字を表示することが可能
なスクロールバー、4104から4108はペンタップ
による機能呼び出しボタンである。図37から判るよう
に、4102の表示は画数順に登録文字を表示してい
る。
【0054】初期画面(図33)において3705の
「ユーザ辞書編集」が指示されると、まず、指定された
ユーザ辞書を複写コピーしTE別途格納しておく(ステ
ップ2512)。これは辞書編集作業を取り消すことが
できるようにするためである。次にユーザ辞書をオープ
ンし、ユーザ辞書内の文字コードをバッファ領域に読み
込む(ステップ2502)。ここで、ユーザ辞書内の文
字と表示する文字とを1対1に対応させるため、文字コ
ード対応テーブルを作成する(図22のステップ260
1)。例えば登録されている文字が8文字の場合、図4
0に示すようになる。
【0055】図40の文字コードの次の領域がその文字
パターンの画数の記憶領域である。この文字コード対応
テーブルを作成するのは、もし仮に同一文字コードの辞
書文字データが複数存在した場合、「削除」「再現」コ
マンドによる文字の編集に対し文字コードのみの情報で
は辞書内データの検索を一意的に行うことができないた
めである。この文字コード対応テーブルをもとに図37
に示すユーザ辞書編集画面を表示する(ステップ250
3)。
【0056】その次に図21のステップ2504で、こ
のとき読み込まれた文字コードが登録文字一覧表示エリ
ア4102に表示されるが、この時、図40の文字パタ
ーンの画数の記憶領域の値によって、画数順に文字を並
べ換える。同一画数の文字は辞書の記憶順とする。この
画数は漢字辞書等に書かれている正しい画数である。又
この画数を入力パターンの入力筆数とすることもでき
る。図16の認識パターン登録手段1031を用いてパ
ターンを登録する時に、そのパターンの筆数をカウント
してその値を図40の画数の記憶領域に記憶すれば良い
訳である。
【0057】この並び変え処理を図41のフローチャー
トに沿って説明する。ステップ2021において、検索
画数の記憶領域Kの値を0に初期化する。次に、ステッ
プ2022において、検索画数の記憶領域Kの値を1加
算する。これにより、順次検索する画数を加算してい
く。次に、ステップ2023において、検索画数の記憶
領域Kの値がユーザ登録辞書内の最大画数を超えていな
いかをチェックする。Kが最大画数を超えていたら、こ
れ以上検索しても、登録パターンは存在しないので、登
録パターンの検索処理を終了する。Kがまだユーザ登録
辞書内の最大画数を超えていなければ、まだ検索する登
録パターンが存在するのでステップ2024に進む。ス
テップ2024において、検索画数記憶領域Kの値の画
数のパターンがユーザ登録辞書1032内に存在するか
をチェックする。存在しなければ、次の画数を検索する
為にステップ2022に進む、存在すれば、その文字パ
ターンを抽出する為にステップ2025に進む。
【0058】ステップ2025において、検索画数記憶
領域Kの値の画数の登録文字パターンをユーザ登録辞書
1032から探す、すなわちユーザ登録辞書の文字画数
の記憶領域の画数がKの値と同じ文字パターンを抽出し
ていき、その抽出した文字パターンを登録パターン表示
手段1034に送り、図37の文字パターン一覧表41
02を表示する。ユーザ登録辞書1032の内容が図4
0に表した様であると、Kの値が5で5画のパターンを
抽出すると、図から判るように5画の文字コードは“0
x2450,0x4544,0x3244”なので、図
37の様に“ば,田,可”が表示される。次にKの値が
6に加算されて6画のパターンを抽出すると、図から判
るように6画の文字コードは“0x3C2A,0x4E
3E,0x4168”なので、図37の様に“耳,両,
争”が抽出され、図37のように表示される。
【0059】図41のフローチャートでは、ステップ2
021でKの初期値を0とし、1画の登録文字パターン
から検索を開始したが、このKの初期値を任意の値とす
れば、(K+1)画の画数の登録文字パターンから検索
を行ない、表示することができる。図42の4109,
4110が画数指定領域で、その領域をペンで指示され
たら、その指示された画数から検索を行なって表示す
る。図42の4109が5画の画数指定領域であり、こ
の領域が指示されると、ステップ2021でKの初期値
を4として、ステップ2022から以降では5画以上の
登録文字パターンを検索し、図42の4102の様な表
示がされる。同様に図42の4110の9画の画数指定
領域が指示されれば、9画以上の登録文字パターンから
検索を初め表示を行なう。
【0060】その後、ユーザによるコマンド指示待ち状
態に入る(図21のステップ2505)。登録文字一覧
表示エリアにペンダウンなどによる信号を検知すると、
ペンダウンされた場所の文字が選択される(分岐250
6)。その選択された文字の位置情報から文字コードテ
ーブル上の表示番号を得る。その表示番号から実際にユ
ーザ辞書に格納されている辞書文字データの格納場所を
決定し、編集される辞書文字データ情報を得る。図37
の「文字登録」ボタンコマンド4104が指定される
と、分岐2507が選択されて新規文字登録ルーチンへ
制御が移る(図23のステップ2701)。
【0061】「文字削除」ボタンコマンド4105が指
示されると、分岐2508が選択されて登録文字一覧表
示エリアの文字が選択されているかどうかが判断され
(図26のステップ2801)、選択されていなければ
ステップ2505のコマンド指示待ち状態に戻る。すで
に選択されていれば、前述の文字コード対応テーブルを
用いて削除すべき文字の辞書データ格納場所を捜し出
す。見つかった時点で実際のユーザ辞書に格納されてい
る辞書文字データを削除する(ステップ2802)。ユ
ーザ辞書の内容が変更されると同時に文字コード対応テ
ーブルも変更され、登録文字一覧表示エリアの文字表示
を更新する(ステップ2504)。
【0062】「手書き再現」ボタン4106が指示され
ると、分岐2509が選択され、ステップ2901にて
文字が選択されていれば手書き再現ルーチンへ制御が戻
り、選択されていなければ再び文字が選択されるのを待
つ状態に入る。図37の「取消」ボタンコマンド410
7が指示されると分岐2501が選択され、図26のス
テップ3001で登録文字一覧表示エリア内の文字が選
択されているかどうかが判断され、選択されていればそ
の文字を無効にしてから(ステップ3002)、表示の
上でも文字が何も選択されていない状態ならば、そのま
まステップ3003にて登録辞書の内容を辞書編集ウィ
ンドウ起動前の状態に戻す。この操作によって再び編集
作業が再開できる様にする。「終了」ボタンコマンド4
108は、このユーザ辞書編集ウィンドウを消去し、初
期画面部に制御を戻す動作を行う。
【0063】次に新規文字登録部における処理の流れを
図27のフローチャートと図35,図36を用いて説明
する。
【0064】図35中の3901はメッセージ表示エリ
ア、3109は手書き文字入力エリア、3903は活字
文字入力エリア、3904は入力コード一覧表示エリ
ア、3905は複数の文字コードが表示可能となるスク
ロールバー、3906から3908はペンタップによる
機能呼び出しボタンである。
【0065】ユーザ辞書編集画面(図37)において
「文字登録」4104が指示されると、図35に見られ
る画面の骨格を作成し、ポップアップウィンドウの形式
で表示する(ステップ3101)。ここでいう文字登録
とは、ユーザ独自の筆跡による文字データを該当する文
字コードに割り当てる作業のことである。よって、ユー
ザの筆跡データを取得するデータ入力部と対応する文字
コード入力部が必要になるが、図35における手書き欄
3902が筆跡データ入力部、活字欄3903が文字コ
ード入力部となっている。図35の中央下の3904
は、この文字コードを入力するための入力コード一覧表
であり、この中から文字を選択することによって入力す
る方式を採っている。従って、入力コード一覧表には登
録可能な文字種を表示しなくてはならないが、これはあ
らかじめ登録可能な文字種が格納されている文字種ファ
イル3109を作成してやけばよい。このファイルを読
み込むことによって登録可能な文字種を表示する(ステ
ップ3102)。この表示が終了するとユーザからのコ
マンド指示を待つ(ステップ3103)。手書き欄39
02にユーザのペンダウン入力信号を検知すると、分岐
3104が選択され、その筆跡データは2次元の座標点
の集合としてバッファ領域に格納され(図28のステッ
プ3201)、同時に手書き欄3902に描画する。
【0066】図35はユーザが“職の簡略文字”を記入
し終った状態である。対応する文字コードの入力は、前
述したように入力コード一覧表より文字を選択すること
によって分岐3105が選択され、その文字コードが一
度バッファ領域に格納され、その文字コードを獲得する
ことによって行われる(図29のステップ3301)。
選択された文字は、その都度、活字欄3903に拡大し
て表示される(ステップ3302)。図35の「登録」
ボタンコマンド3906が指示されると、分岐3106
が選択され手書き欄3902の手書き文字と活字欄39
03の文字とが共に入力されているかを確認し(ステッ
プ3401)、入力されていればその文字に対する認識
辞書の作成を開始する(ステップ3403)。
【0067】認識辞書の作成方法は文字データから標準
パターンを作成することによって行われるが、これは公
知の技術を利用する。結果としてこの標準パターンをユ
ーザ辞書3404に新規作成あるいは追加する。もし、
筆跡データ、文字コードの入力が不十分であれば警告を
発し(ステップ3402)、登録しようとする文字の手
書き文字データと文字コードとが共に入力されるように
処理は繰り返される。「取消」ボタンコマンド3907
が指示されると、分岐3107が選択されて手書き欄3
902,活字欄3903に入力されている文字データ、
文字コードを無効にし(図31のステップ3501)、
再度入力を可能にする。図36は“職”の文字を文字コ
ード一覧表から選んで入力したところである。「終了」
ボタンコマンド3908は分岐3108を選択し、この
新規文字登録ウィンドウを消去し、制御をユーザ辞書編
集部に戻す動作を行う。
【0068】次に手書き文字再現部における処理の流れ
を図32のフローチャートと図38とを用いて説明す
る。
【0069】図38中の4201は手書き文字再現エリ
ア、4202は手書き文字の対象となる活字表示エリ
ア、4203は手書き文字の筆跡画数表示エリア、42
04は対象活字の標準画数表示エリア、4205,42
06はペンタップによる機能呼び出しボタンである。
【0070】ユーザ辞書編集画面(図37)において
「手書き再現」4106が指示されると、図38に見ら
れる画面の骨格を作成しポップアップウィンドウの形式
で表示する(ステップ3601)。ユーザ辞書編集部で
文字コードが選択されていることは確認されているの
で、まずその文字を活字エリアに拡大フォントを表示す
る(ステップ3602)。フォント表示と共に文字の画
数を表示する(ステップ3603)が、これは文字別に
検索することで行う。ユーザ辞書内の文字データを再現
するにはまず、選択された文字に対応する辞書内データ
の一意的な摘出を行わなければならないが、前述の文字
コード対応テーブルを利用すれば可能である。該当する
文字の辞書データは座標点を含んでおり、また、ペンダ
ウン,ペンアップの情報がこれに付加されているので、
座標点がどの画数の筆跡(ストロークと呼ぶ)に属する
かが判断できる。これを用いて同一ストローク内の座標
点を順次直線で連結させることにより筆跡を描画する
(ステップ3604)。
【0071】またペンダウンの回数をカウントして筆跡
データの画数とし、これを表示する(ステップ360
5)。ボタンコマンドの動作(ステップ3606)が
「再表示」4205であれば、再現された描画データを
消去し、再び辞書内データを利用して筆跡再現を始め
る。「終了」4206が指示されれば、この手書き文字
再現ウィンドウを消去し、制御を登録文字編集部に戻
す。図38は文字“あ”が選択されその文字筆跡を途中
まで再現していることろの図である。
【0072】なお、本文中に記載しているウィンドウの
作成方法、信号検知方法は既存の公知の技術を用いて実
現される。また、ポインティングデバイスとしてペンを
取り上げたが、マウスによる操作でも選択,記入が行え
ることは明らかである。
【0073】上記実施例においては、ユーザ登録パター
ンを画数で並び変えたが、登録日時で並び変える実施例
も考えられる。
【0074】図41の画数の部分を登録日時に変えると
図43の様になり、この登録日時により古い方から並び
変えて、ユーザ登録パターンの一覧表表示を行なうと図
44の様になる。図43の文字コードの後ろが登録日時
記憶領域で、その登録パターンが登録された日時を記憶
しておく。
【0075】図45のフローチャートを用いて処理の流
れを説明する。
【0076】ステップ2031において検索登録日時L
の記憶領域を初期化する。ユーザ登録パターンの中で一
番古い登録日時より1月古い値で初期化する。本例では
日時の最低単位を1月とするが、1日単位でも時間単位
でもかわまない。ステップ2032において検索登録日
時の記憶領域の値Lを1月加算し、検索日時を更新して
いく。ステップ2033において、検索登録日時の記憶
領域の値がユーザ登録パターンの登録日の最新を超えて
いないかをチェックする。超えていれば、もう検索すべ
き登録パターンは存在しないのでこの検索処理を終了す
る。そうでなければステップ2034に進む。
【0077】ステップ2034において、Lの値の登録
日時のユーザ登録パターンがユーザ登録辞書1032に
ないことチェックする。なければステップ2032に進
み、次の登録日時のユーザ登録パターンを検索する処理
を行ない、登録パターンが存在すればステップ2035
に進み、その登録パターンを表示バッファに記憶する処
理を行なう。ステップ2035において、Lの値の登録
日時のユーザ登録パターンをユーザ登録辞書1032か
ら捜し、探した登録パターンの文字コードと登録日時と
を登録パターン表示手段1034に送り、図44のユー
ザ登録パターン表示4102を行う。
【0078】ステップ2032からステップ2035の
処理を、検索すべき登録パターンがなくなるまで繰り返
す。この様にして、ユーザ登録パターンを登録日時順に
並び変えて表示バッファに送り、図44のユーザ登録パ
ターン表示4102を行なう。
【0079】更に、漢字の部首順に並び変える実施例も
考えられる。
【0080】図46はユーザ登録辞書1032の内部を
表した図で、ユーザ登録パターンは図46の格納番号順
に“糺詳紅詞縮訃距路”が記憶されている訳であり、
“糺”のJI20の文字コードか0x647Dで“糸”
偏の部首コードが0x6である。
【0081】図47が本実施例の表示画面である。図4
7において、4109,4110は部首指示領域で、そ
の部分を指示されると、その表示されている部首に属す
るユーザ登録パターンから一覧表表示を行なう訳であ
る。図47においては、4109の“糸”偏の部首指示
領域が指定され、“糸負偏の部首に属するユーザ登録パ
ターンから順に表示している画面である。
【0082】図48が本実施例のフローチャートであ
る。図40の画数の部分を漢字部首でグループ化すると
ころの部首コードに変えると、図46の様になり、この
部首コードによって、図48のフローチャートで表す処
理を行なうと、ユーザ登録パターンを順に並び変えるこ
とができ、部首順の一覧表示を行なうと図47の表示画
面になる。
【0083】図48のフローチャートによって処理を説
明する。
【0084】ステップ2036において、部首検索の記
憶領域Mを初期化する。図46の4109の“糸”偏の
部首検索指示領域が指定されていれば、ここで“糸”偏
のユーザ登録パターンから検索し表示するので、“糸”
偏の部首コードの前の値である5が記憶されて初期化さ
れ、それ以降のステップで“糸”偏のユーザ登録パター
ンから検索される。ステップ2037において、部首検
索記憶領域Mの値を1加算する。ここでMの値を加算す
ることにより、次々の部首を終りまで検索する。Mの値
が5でこのステップに来れば、ここで1加算されるので
6となり“糸”偏の部首コードの値になる。ステップ2
038において、部首検索記憶領域Mの値が部首コード
の範囲を超えているかどうかのチェックをおこなう。範
囲を超えていれば、検索するパターンは存在しないので
この処理を終了する。範囲内であれば、検索すべきパタ
ーンが存在するので、ステップ2039に進む。
【0085】ステップ2039において、部首検索記憶
領域Mの値の登録パターンがあるか否かをチェックす
る。部首検索記憶領域Mの値が6であれば、図46を見
ると分るように部首コード6の登録パターンが存在する
ので、ステップ2040に進む。ここで、部首検索記憶
領域Mの登録パターンが存在しない時は、次の登録パタ
ーンを検索する為にステップ2037に進む。
【0086】ステップ2040において、部首検索記憶
領域Mの値のユーザ登録パターンを登録パターン表示手
段1034に表示する為の表示バッファに記憶する。部
首検索記憶領域Mの値が6であれば、図46から分るよ
うに部首コード6の“糸”の登録パターンは0x647
D,0x3948,0x3D4Cであるから、“糺紅
縮”が表示バッファに記憶され、登録パターン表示手段
1034に表示されると、図47の表示になる。次にス
テップ2037に進んで、最後まで検索を行なう。この
ように処理することにより、部首コード順にユーザ登録
パターンの一覧表表示が実現する。
【0087】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザが手書き認識を繰返すことにより認識辞書の記憶
情報量を確実に減らすことが出来、記憶装置の有効的な
利用が可能となる手書き文字認識方法及びその装置を提
供できる。
【0089】また、登録パターンの表示に当って、目的
の文字を容易に探すのが可能な参照パターン登録方法及
び手書き文字認識装置を提供できる。
【0090】詳細には、求める認識対象を得るため余分
に用意された複数の参照データについて、特定のユーザ
にとっては全く不要となる部分を、ユーザに特別な手間
をかけることなく削除して行くことが可能であり、ユー
ザが使用すればするほど辞書の小型化が実現できる。ま
た、辞書サイズ全体が小型化することで余分な参照デー
タを参照することが無くなり、認識のスピードアップが
行える効果がある。
【0091】また、登録パターンをその画数又は登録日
時又は部首等の登録パターン情報を基として並び変える
手段を設けることにより、その登録パターン情報の表示
が指示される場合に、その登録パターンの情報に基づい
て、記憶されている登録パターンを判り易く並び変えて
一覧表示を行ない、又指示された登録パターンのグルー
プから表示を行なうことができ、使い易い手書き文字認
識装置を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の手書き文字認識装置の辞書再構成に
関連する構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の手書き文字認識装置のハードウエア
構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例の辞書再構成の流れを示すフローチャ
ートである。
【図4】本実施例の辞書再構成の動作を説明するための
図である。
【図5】本実施例の辞書再構成の動作を説明するための
図である。
【図6】本実施例の辞書再構成の動作を説明するための
図である。
【図7】本実施例の辞書再構成の動作を説明するための
図である。
【図8】本実施例の辞書再構成の動作を説明するための
図である。
【図9】本実施例の辞書再構成の設定を説明するための
図である。
【図10】本実施例のユーザ登録による辞書再構成の動
作を説明するための図である。
【図11】本実施例のユーザ登録による辞書再構成の動
作を説明するための図である。
【図12】本実施例の手書き文字の認識を説明するため
の図である。
【図13】本実施例の辞書再構成時の評価を説明するた
めの図である。
【図14】本実施例の辞書再構成時の評価を説明するた
めの図である。
【図15】本実施例の辞書再構成時の評価を説明するた
めの図である。
【図16】本実施例の手書き文字認識装置のユーザ登録
に関連する構成を示すブロック構成図である。
【図17】本実施例のユーザ登録アプリケーションの構
成図である。
【図18】本実施例のユーザ登録のウィンドウ状態遷移
図である。
【図19】本実施例のユーザ登録全体のフローチャート
である。
【図20】本実施例の新規ユーザ登録のフローチャート
である。
【図21】本実施例のユーザ辞書編集のフローチャート
である。
【図22】本実施例の文字の選択処理のフローチャート
である。
【図23】本実施例の文字登録のフローチャートであ
る。
【図24】本実施例の文字削除のフローチャートであ
る。
【図25】本実施例の手書き再現のフローチャートであ
る。
【図26】本実施例の取消処理のフローチャートであ
る。
【図27】本実施例の新規文字登録処理のフローチャー
トである。
【図28】本実施例の文字筆跡データ記憶のフローチャ
ートである。
【図29】新規文字登録内の文字選択処理のフローチャ
ートである。
【図30】新規文字登録内の文字登録処理のフローチャ
ートである。
【図31】新規文字登録内の文字登録処理のフローチャ
ートである。
【図32】本実施例の文字再現処理のフローチャートで
ある。
【図33】本実施例のユーザ登録画面を示す図である。
【図34】本実施例の新規ユーザ登録画面を示す図であ
る。
【図35】本実施例の文字選択前の新規文字登録画面を
示す図である。
【図36】本実施例の文字選択後の新規文字登録画面を
示す図である。
【図37】本実施例のユーザ登録文字一覧表示画面を示
す図である。
【図38】本実施例の手書き再現画面を示す図である。
【図39】本実施例のユーザ名ファイルの構成図であ
る。
【図40】本実施例の登録文字パターン対応テーブルの
一構成例を示す図である。
【図41】本実施例の登録文字パターン並び変え処理の
一例を示すフローチャートである。
【図42】本実施例のユーザ登録文字一覧表示画面の一
例を示す図である。
【図43】本実施例の登録文字パターン対応テーブルの
他の構成例を示す図である。
【図44】本実施例のユーザ登録文字一覧表示画面の他
例を示す図である。
【図45】本実施例の登録文字パターン並び変え処理の
他例を示すフローチャートである。
【図46】本実施例の登録文字パターン対応テーブルの
更に他の構成例を示す図である。
【図47】本実施例のユーザ登録文字一覧表示画面の更
に他例を示す図である。
【図48】本実施例の登録文字パターン並び変え処理の
更に他例を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高須 英司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 原田 隆史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉井 裕人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 阪口 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識辞書に基づいて手書き文字を認識す
    る手書き文字認識装置において、 1つの認識対象に対応する複数の参照パターンのそれぞ
    れに付加される選択情報を、認識時の参照状況に基づい
    て更新する選択情報更新手段と、 前記複数の選択情報に基づき、前記認識辞書を再構成す
    る認識辞書再構成手段とを備えることを特徴とする手書
    き文字認識装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の選択情報を比較する選択情報
    比較手段を更に備え、 前記認識辞書再構成手段は、該選択情報比較手段により
    得られた結果に基づき、前記認識辞書を再構成すること
    を特徴とする請求項1記載の手書き文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記選択情報は頻度情報を含み、 前記選択情報更新手段は、前記参照パターンが参照され
    る毎に対応する選択情報の頻度情報を増加させることを
    特徴とする請求項2記載の手書き文字認識装置。
  4. 【請求項4】 前記認識辞書再構成手段は、前記頻度情
    報の差の少なくとも1つが予め定めた所定値に達した場
    合に、前記認識辞書を再構成することを特徴とする請求
    項3記載の手書き文字認識装置。
  5. 【請求項5】 前記認識辞書再構成手段は、予め定めた
    時点で、前記認識辞書を再構成することを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1つに記載の手書き文字認識装
    置。
  6. 【請求項6】 前記認識辞書再構成手段は、前記頻度情
    報から得られる参照された頻度の順に再構成し、頻度情
    報を初期化することを特徴とする請求項3乃至5のいず
    れか1つに記載の手書き文字認識装置。
  7. 【請求項7】 前記認識辞書再構成手段は、前記参照さ
    れた頻度が予め定めた頻度以下の場合に、対応する参照
    パターンを削除することを特徴とする請求項3乃至6の
    いずれか1つに記載の手書き文字認識装置。
  8. 【請求項8】 ユーザ登録により参照パターンを追加す
    る場合に、認識辞書に参照順位の高い参照パターンとし
    て付加するユーザ登録手段を更に備えることを特徴とし
    た請求項1記載の手書き文字認識装置。
  9. 【請求項9】 前記選択情報は頻度情報と時間経過情報
    とを含み、前記認識辞書再構成手段は、所定の期間を経
    過してもなお繰返し参照されるパターンであることを検
    査し、所定の頻度で所定の期間経過に繰返し参照される
    パターンが生じた場合に、認識辞書の再構成を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の手書き文字認識装置。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ登録手段は、登録パターン
    を表示する登録パターン表示手段と、所定の条件に対応
    して表示される登録パターンを並び変える登録パターン
    情報並び変え手段とを備えることを特徴とする請求項8
    記載の手書き文字認識装置。
  11. 【請求項11】 前記登録パターン情報並び変え手段
    は、登録パターンの画数を基に登録パターンを並び変え
    ることを特徴とする請求項10記載の手書き文字認識装
    置。
  12. 【請求項12】 前記登録パターン情報並び変え手段
    は、登録パターンの登録日時を基に登録パターンを並び
    変えることを特徴とする請求項10記載の手書き文字認
    識装置。
  13. 【請求項13】 前記登録パターン情報並び変え手段
    は、登録パターンの部首情報を基に登録パターンを並び
    変えることを特徴とする請求項10記載の手書き文字認
    識装置。
  14. 【請求項14】 ユーザによる参照パターンの登録が可
    能な認識辞書に基づいて手書き文字を認識する手書き文
    字認識装置において、 登録パターンを表示する登録パターン表示手段と、 所定の条件に対応して表示される登録パターンを並び変
    える登録パターン情報並び変え手段とを備えることを特
    徴とする手書き文字認識装置。
  15. 【請求項15】 前記登録パターン情報並び変え手段
    は、登録パターンの画数を基に登録パターンを並び変え
    ることを特徴とする請求項14記載の手書き文字認識装
    置。
  16. 【請求項16】 前記登録パターン情報並び変え手段
    は、登録パターンの登録日時を基に登録パターンを並び
    変えることを特徴とする請求項14記載の手書き文字認
    識装置。
  17. 【請求項17】 前記登録パターン情報並び変え手段
    は、登録パターンの部首情報を基に登録パターンを並び
    変えることを特徴とする請求項14記載の手書き文字認
    識装置。
  18. 【請求項18】 認識辞書に基づいて手書き文字を認識
    する手書き文字認識方法において、 1つの認識対象に対応して複数の参照パターンのそれぞ
    れに選択情報を付加し、認識時の参照に基づいて該選択
    情報を更新する行程と、 前記複数の選択情報に基づき、前記認識辞書を再構成す
    る行程と、 再構成された前記認識辞書に基づいて手書き文字を認識
    する行程とを備えることを特徴とする手書き文字認識方
    法。
  19. 【請求項19】 前記複数の選択情報を比較する行程を
    更に備え、 前記認識辞書の再構成行程では、該比較結果に基づき前
    記認識辞書を再構成することを特徴とする請求項18記
    載の手書き文字認識方法。
  20. 【請求項20】 前記選択情報は頻度情報を含み、 前記選択情報の更新行程では、前記参照パターンが参照
    される毎に対応する選択情報の頻度情報を増加させ、 前記認識辞書の再構成行程では、該頻度情報の少なくと
    も1つが予め定めた所定値に達した場合に、認識辞書の
    再構成を行うことを特徴とする請求項19記載の手書き
    文字認識方法。
  21. 【請求項21】 前記認識辞書の再構成行程では、前記
    頻度情報から得られる参照された頻度の順に再構成し、
    頻度情報を初期化することを特徴とする請求項20記載
    の手書き文字認識方法。
  22. 【請求項22】 前記認識辞書の再構成行程では、前記
    参照された頻度が予め定めた頻度以下の場合に、対応す
    る参照パターンを削除することを特徴とする請求項20
    または21記載の手書き文字認識方法。
  23. 【請求項23】 前記選択情報は頻度情報と時間経過情
    報とを含み、前記認識辞書の再構成行程では、所定の期
    間を経過してもなお繰返し参照されるパターンであるこ
    とを検査し、所定の頻度で所定の期間経過に繰返し参照
    されるパターンが生じた場合に、認識辞書の再構成を行
    うことを特徴とする請求項18または19記載の手書き
    文字認識方法。
  24. 【請求項24】 ユーザによる参照パターンの登録が可
    能な認識辞書に基づいて手書き文字を認識する手書き文
    字認識装置における参照パターン登録方法であって、 登録パターンを表示する場合に、所望の条件を設定する
    行程と、 前記設定された条件に対応して表示される登録パターン
    を並び変える行程とを備えることを特徴とする参照パタ
    ーン登録方法。
  25. 【請求項25】 前記条件は登録パターンの画数であ
    り、前記登録パターンを並び変える行程では、登録パタ
    ーンの画数を基に登録パターンを並び変えることを特徴
    とする請求項24記載の参照パターン登録方法。
  26. 【請求項26】 前記条件は登録パターンの登録日時で
    あり、前記登録パターンを並び変える行程では、登録パ
    ターンの登録日時を基に登録パターンを並び変えること
    を特徴とする請求項24記載の参照パターン登録方法。
  27. 【請求項27】 前記条件は登録パターンの部首情報で
    あり、前記登録パターンを並び変える行程では、登録パ
    ターンの部首情報を基に登録パターンを並び変えること
    を特徴とする請求項24記載の参照パターン登録方法。
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