JPH07210584A - 三次元形状編集システム - Google Patents

三次元形状編集システム

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JPH07210584A
JPH07210584A JP6006340A JP634094A JPH07210584A JP H07210584 A JPH07210584 A JP H07210584A JP 6006340 A JP6006340 A JP 6006340A JP 634094 A JP634094 A JP 634094A JP H07210584 A JPH07210584 A JP H07210584A
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JP
Japan
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shape
dimensional
editing
edited
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JP6006340A
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English (en)
Inventor
Jiro Minehisa
次郎 峰久
Takeshi Nomura
剛 野村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作者が従来工具を使用して形状を編集して
いた場合と同様に三次元形状の編集を直感的な操作で行
う三次元形状編集システムを提供すること。 【構成】 三次元座標と角度を測定する三次元位置情報
測定装置101と、三次元形状に関する演算等を行う中央
処理装置102と、測定すべき三次元空間内の位置、角度
を指示する位置測定部104と、三次元形状の編集を行う
編集単位量を指定する編集量指定手段105と、測定され
た三次元座標と角度及び指定された編集単位量で三次元
形状の変形を施す三次元形状編集手段106と、三次元形
状編集手段106で被編集形状が編集された結果を表示装
置103に表示させる編集結果表示手段107と、カーソル
を、測定された三次元座標値と角度に対応した表示装置
103の表示部の所定位置に表示させるカーソル表示手段1
08とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータを利用した
三次元形状データの作成、修正するCADと称されるシ
ステムなどにおいて、形状変形の操作を容易に行える三
次元形状編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、三次元形状データを作成、修正す
るCADの分野では、より直接的な操作で三次元形状の
作成、修正が行われるようになってきた。例えば「直接
的設計手法の提案とその一実現方法」(大富浩一、亀山
研一、日本機械学会第70期通常総会講演会論文集(I
V)、pp.581−583、1993年)では、専用入
力装置及び専用表示装置を使い、粘土細工のような操作
で三次元形状の編集を行っている。
【0003】以下、従来の三次元形状の編集方法につい
て図面を参照して説明する。図23は従来例のシステム
構成を示す図である。図中2301は中央処理装置、2
302は三次元形状に変形を与える入力装置、2303
は三次元形状を回転させる等の操作を行うトラックボー
ル、2304はメニュー選択のためのマウス、2305
は体積走査型の三次元像生成装置、2306はメニュー
等を表示する表示装置である。
【0004】体積走査型の三次元像生成装置2305に
表示された三次元形状はトラックボール2303により
その二つの軸回りに回転でき、変形させたい任意の面を
常に上向きにすることができる。入力装置2302の上
面には圧力を検知するセンサーが格子状に配置されてお
り、素手等をこの面に押しつけることにより、変形させ
たい場所及び変形量をリアルタイムで中央処理装置23
01に送り、中央処理装置2301はこれに対応する変
形形状を瞬時に三次元像生成装置2305に表示する。
操作者はこの表示を見ながら入力装置2302を使って
自分のイメージにあった形状を順次作成していく。
【0005】図24は、直方体から図中に示した機械部
品を作成する手順を示したものである。以下この図に従
って説明を行う。まず、立方体状から「Cut(切
除)」により直方体状の素材を作る。このとき不要部分
に相当する入力装置2302の場所を素手または板等で
押しつける。次に「Lathe(旋盤)」「y−axi
s(y軸)」を選択、y軸回りに回転することにより円
筒状の物を作成し、さらに「Lathe」「Parti
al(部分)」によって不要部分を回転削除する。「P
artial」は部分的に回転削除することを意味す
る。どの程度削除するかは、力のいれ具合で三次元像生
成装置2305上の像がどの程度に変化するかを確認し
ながら行う。また、不用部分の選択はトラックボール2
303により行う。
【0006】次に形状をトラックボール2303により
回転、形状を横置きにし「Lathe」「z−axi
s」「Cut」により中心に円形の孔をあける。以降、
「Drill(貫通)」「Circle(円形)」「x
xx(大きさ)」により、大きさxxxの円形の通し孔
をあけ、「Cut」「Line(直線)」「xxx(大
きさ)」により、幅xxxのスリットをあける。さら
に、「Lathe」「z−axis」「Partia
l」により、上下面の面加工を行い、図24に示すよう
な最終形状を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のシステムでは、素手のようなあいまいな性質
をもつ入力方法を用いるため、加工精度を補償する手段
がなく機械部品等の設計に適さないこと、加工を施す面
が上面に固定されているため被編集形状の回転等の形状
加工の為に余分な操作を必要とすること、また被編集形
状の回転には形状編集のための操作と全く異なったトラ
ックボールの回転という動作を必要となり操作性の統一
に欠けること、さらに形状編集における変形量は入力装
置に対する力加減という個人差の大きい物理量を利用し
ており、操作者間の共通性に欠けること等の問題点を有
していた。
【0008】本発明は前記問題点を解消し、操作者が従
来工具を使用して形状を編集していた場合と同様に、三
次元形状の編集を直感的な操作で行うことができる三次
元形状編集システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点のうち、加工
精度を補償する手だてがなく、加工を施す面が上面に固
定されているという問題点を解決するための第1の発明
は、三次元座標と角度を測定する三次元位置情報測定装
置と、三次元形状に関する演算を行う中央処理装置と、
前記中央処理装置での演算結果等を表示する表示装置
と、前記三次元形状に対する編集単位の量を指定する編
集量指定手段と、前記三次元位置情報測定装置で測定さ
れた三次元座標ならびに角度と前記編集量指定手段で指
定された編集精度とに応じた位置、方向で三次元形状の
造形、変形を行う三次元形状編集手段とを備えた構成で
ある。
【0010】また上記問題点のうち、加工を施す面が上
面に固定されているため被編集形状の回転等の形状加工
の為に余分な操作を必要としかつ被編集形状の回転には
形状編集のための操作と全く異なったトラックボールの
回転という動作を必要となり操作性の統一に欠けるとい
う問題点を解決するための第2の発明は、三次元形状の
編集操作を施す位置ならびに方向に対応した三次元座標
と角度を測定する第1三次元位置情報測定装置と、形状
編集を受ける被編集形状の位置ならび方向に対応した三
次元座標ならびに角度を測定する第2三次元位置情報測
定装置と、前記三次元形状に関する演算を行う中央処理
装置と、前記中央処理装置での演算結果等を表示する表
示装置と、前記第1三次元位置情報測定装置及び前記第
2三次元位置情報測定装置で測定された三次元座標なら
びに角度から相対的な位置ならびに角度を算出する相対
位置算出手段と、前記相対位置算出手段で算出された相
対的な位置、角度に従い前記被編集形状の造形、変形を
行う三次元形状編集手段とを備えた構成である。
【0011】さらに上記問題点のうち形状編集における
変形量は入力装置に対する力加減という個人差の大きい
物理量を利用しているために操作者間の共通性に欠ける
という問題点を解決するための第3の発明は、三次元座
標と角度を測定する三次元位置情報測定装置と、三次元
形状に関する演算を行う中央処理装置と、前記中央処理
装置での演算結果等を表示する表示装置とから構成され
る三次元形状編集装置において、編集操作を具現化した
工具形状を生成する工具形状生成手段と、前記工具形状
生成手段によって生成された工具形状と前記工具形状に
よって形状を編集される被編集形状とが互いに干渉する
量を算出する干渉量算出手段と、前記三次元位置情報測
定装置で測定された三次元座標ならびに角度に応じた位
置、方向と、前記干渉量算出手段で算出された干渉量に
対応した編集量とに基づいて、三次元形状の造形、変形
を行う三次元形状編集手段とを備えた構成である。
【0012】
【作用】上記した構成により、第1の発明では、三次元
位置情報測定装置によって任意の座標、方向で形状編集
を行なえ、さらに操作者が必要とする形状編集単位量を
指定できる。
【0013】第2の発明では、形状編集に用いる工具と
同様に三次元位置情報測定装置で被編集形状の向き、位
置を操作者が指示できるため、直接的かつ統一的な操作
を行える。
【0014】第3の発明では、形状編集操作においてそ
の変化量は形状編集操作を具現化した工具と被編集形状
との干渉量として客観的に指定できるため、操作者個人
に依存することなく形状の編集作業を遂行できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の三次元形状編集システムの実
施例について、図面を参照しながら説明する。図1は本
発明の第1の実施例におけるシステム構成を示すもので
ある。
【0016】図1において、101は三次元座標と角度
とを測定する三次元位置情報測定装置、102は三次元
形状に関する演算等を行う中央処理装置、103は演算
結果等を表示する表示装置、104は三次元位置情報測
定装置101の一部で、測定すべき三次元空間内の位
置、角度を指示する位置測定部、105は三次元形状の
編集を行う編集単位量を指定する編集量指定手段、10
6は三次元位置情報測定装置101で測定された三次元
座標ならびに角度で、さらに編集量指定手段105で指
定された編集単位量に基づいて、三次元形状の変形を施
す三次元形状編集手段、107は三次元形状編集手段1
06で被編集形状が編集された結果を表示装置103に
表示させる編集結果表示手段、108は三次元位置情報
測定装置101で測定された三次元座標値と角度に対応
した表示装置103の表示部の所定位置に、予め指定さ
れた形状と大きさのカーソルを表示させるカーソル表示
手段である。
【0017】また図2は本実施例の表示装置103に表
示される画面構成を図示したものである。図2におい
て、201は表示装置103の表示部、202は編集結
果表示手段107によって被編集形状が表示される編集
操作ウィンドウ、203は編集量指定手段105におい
て編集単位量を指定するために表示されたスクロールバ
ー、204はカーソル表示手段108によって編集操作
を施す位置、角度を示すために表示されたカーソル、2
05は編集結果表示手段107によって表示された被編
集形状、206は編集操作の結果、被編集形状205に
あけられた空孔、207は操作画面のスクロールバー2
03のスライダーである。
【0018】次に本実施例における動作を図1、図2を
用いて説明する。ここではドリルと同様に、被編集形状
205に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編集作
業を行うこととする。まず、図2で示される操作画面の
スクロールバー203のスライダー207を移動させ、
形状編集に必要な編集単位の量を指定する。この編集単
位量によって編集精度が決定される。図2では0.1が
編集単位に指定されているものとする。このスクロール
バー203で指定された編集単位量は、編集量指定手段
105を通して三次元形状編集手段106へ入力され
る。
【0019】次に三次元位置情報測定装置101の位置
測定部104を上下、前後、左右に自由に移動させ、ま
た自由に傾けて穴をあけるべき位置を指定する。この編
集操作を行う位置は中央処理装置102によって三次元
形状編集手段106へ入力される。このときカーソル表
示手段108は、同様に中央処理装置102から座標及
び角度情報を受取り、表示装置103の表示部分でその
情報に対応した位置、方向にカーソルを表示する。操作
者はカーソルの位置、方向により編集操作を施す位置、
方向を確認できる。
【0020】次に空けるべき穴の方向、深さを指定する
ために三次元位置情報測定装置101の位置測定部10
4を上下、前後、左右に移動させ、また自由に傾けて穴
の最深部の位置を指定する。この最深部の位置も中央処
理装置102によって三次元形状編集手段106に入力
される。このときもカーソル表示手段108は同様に中
央処理装置102から座標及び角度情報を受取り、表示
装置103の表示部分でその情報に対応した位置、方向
にカーソルを表示する。
【0021】三次元形状編集手段106では入力された
編集単位量、形状編集位置、編集終了位置から被編集形
状の変形を行なう。即ち、編集単位量が0.1、形状編
集位置の座標が(32.14,100.00,24.3
2)、編集終了位置の座標が(32.33,66.2
1,20.56)であったとすると、編集単位量で桁合
わせされて、空孔の中心が開始位置(32.1,10
0.0,24.3)から方向(0.2,−33.8,−
3.7)に終了位置(32.3,66.2,20.6)
となる半径5.0の空孔206を被編集形状205に生
成する。
【0022】また上記例で編集単位量が0.01と指定
された場合には、空孔の中心が開始位置(32.14,
100.00,24.32)から方向(0.19,−3
3.79,−3.76)に終了位置(32.33,6
6.21,20.56)となる半径5.0の空孔が形成
される。
【0023】さらに編集単位量が1.0と指定された場
合には中心が開始位置(32.0,100.0,24.
0)から方向(0.0,−34.0,−3.0)で終了
位置(32.0,66.0,21.0)となる半径5.
0の空孔が形成される。
【0024】空孔が形成された被編集形状情報は三次元
形状編集手段106から編集結果表示手段107に送ら
れる。編集結果表示手段107では被編集形状の位置、
角度を基に表示装置103の表示部にある編集操作ウィ
ンドウ202内に被編集形状205を表示する。操作者
は表示された編集結果形状で編集結果を確認することが
できる。
【0025】以上のように本実施例によれば、三次元位
置情報測定装置101を用いることにより、従来例での
被編集物体の回転、形状編集といった2段階の操作を行
うことなく任意の位置を指定することができ、さらに斜
め方向の穴開け等、従来例では困難であった形状編集操
作を行うことができる。また、編集量指定手段105に
より編集単位量を指定することで、編集量を編集単位量
で正規化した形状の編集を行うことができる。
【0026】なお、本実施例で三次元位置情報測定装置
101の位置指定部104をペン形状とした場合、操作
者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操作するこ
とができ、三次元位置情報は容易に指定することができ
るようになる。
【0027】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図3は第2の実施例におけ
るシステム構成を示すものである。
【0028】図3において、301は編集操作を施す位
置、方向に対応する三次元座標と角度とを測定する第1
三次元位置情報測定装置、302は編集操作を受ける被
編集形状の位置、方向に対応する三次元座標と角度を測
定する第2三次元位置情報測定装置、303は三次元形
状に関する演算等を行う中央処理装置、304は演算結
果等を表示する表示装置、305は第1三次元位置情報
測定装置301の一部で、測定すべき三次元空間内の位
置、角度を指示する位置測定部、306は第2三次元位
置情報測定装置302の一部で、測定すべき三次元空間
内の位置、角度を指示する位置測定部である。
【0029】307は第1三次元位置情報測定装置30
1ならびに第2三次元位置情報測定装置302で測定さ
れた三次元座標ならびに角度から相対座標ならびに角度
を算出する相対位置算出手段、308は相対位置算出手
段307で算出された相対的な位置、角度に従い被編集
形状の造形、変形を行う三次元形状編集手段、309は
三次元形状編集手段308で被編集形状が編集された結
果を表示装置304に表示させる編集結果表示手段、3
10は表示装置304に予め指定された形状と大きさの
カーソルを、三次元位置情報測定装置302で測定され
た三次元座標値と角度に対応した表示装置304の表示
部の所定位置に表示させるカーソル表示手段である。
【0030】また図4は本実施例の表示装置304に表
示される画面構成を図示したものである。図中401は
表示装置304の表示部、402は編集結果表示手段3
09により被編集形状が表示される編集操作ウィンド
ウ、403はカーソル表示手段310によって編集操作
を施す位置、角度を示すために表示されたカーソル、4
04は編集結果表示手段308によって表示された被編
集形状、405は編集操作の結果、被編集形状404に
あけられた空孔である。
【0031】次に本実施例における動作を図3、図4を
用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に被編集
形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編集作業
を行うこととする。
【0032】まず形状編集を行う位置、方向を指定する
ために、第1三次元位置情報測定装置301の位置測定
部305及び第2三次元位置情報測定装置302の位置
測定部306を上下、前後、左右に自由に移動させ、ま
た自由に傾けて穴をあけるべき位置を指定する。第1及
び第2三次元位置情報測定装置301,302よって指
定された位置及び角度からなる位置データは中央処理装
置303によって相対位置算出手段307へ入力され
る。相対位置算出手段307では第1及び第2三次元位
置情報測定装置301,302からの位置データを基
に、編集操作を受けるのは被編集形状のどの位置か、ま
た角度はいくらになるかを算出する。この編集操作を行
う位置及び方向は中央処理装置303によって三次元形
状編集手段308へ入力される。
【0033】次に空けるべき穴の方向、深さを指定する
ために第1及び第2三次元位置情報測定装置301,3
02の位置測定部305,306を上下、前後、左右に
移動させ、また自由に傾けて穴の最深部の位置を指定す
る。この最深部の位置も中央処理装置303によって三
次元形状編集手段308に入力される。カーソル表示手
段310は中央処理装置303から第1三次元位置情報
測定装置301で測定された座標及び角度からなる測定
データを受取り、表示装置304の編集操作ウィンドウ
402でその情報に対応した位置、方向にカーソルを表
示する。
【0034】三次元形状編集手段308では入力された
形状編集位置、編集終了位置から被編集形状の変形を行
なう。即ち、形状編集位置の座標が(32.14,10
0.00,24.32)、編集終了位置の座標が(3
2.33,66.21,20.56)であったとする
と、空孔の開始位置(32.14,100.00,2
4.32)から方向(0.19,−33.79,−3.
76)に終了位置(32.33,66.21,20.5
6)となる半径5.0の空孔405が、被編集形状40
4に生成される。次に三次元形状編集手段308から空
孔405が開けられた被編集形状404の形状情報及び
座標、角度情報が編集結果表示手段309に送られる。
【0035】編集結果表示手段309では被編集形状の
位置、角度を基に表示装置304の表示部にある編集操
作ウィンドウ402内に被編集形状404を表示する。
操作者は表示された編集結果形状で編集結果を確認する
ことができる。このように、第1及び第2三次元座標入
力装置を用いることでより自由に形状編集操作を行う位
置、角度を指定することができる。
【0036】例えば被編集形状の裏側にあたる部分の形
状編集を行う場合には、(a)第1三次元位置情報測定
装置301の位置測定部305を第2三次元位置情報測
定装置302の位置測定部306の裏側へ移動させ、そ
こで位置の指定を行う、または(b)第2三次元位置情
報測定装置302の位置測定部306を裏返し、そこに
第1三次元位置情報測定装置302の位置測定部306
を近づけ、位置の指定を行う、等の操作方法を選択で
き、操作方法(a)でしか指定のできなかった第1の実
施例と比べても三次元位置情報の指定をより柔軟に行え
る。
【0037】以上のように第2の実施例によれば、2つ
の三次元位置情報測定装置301、302を用いること
により従来例では被編集物体の回転、形状編集をトラッ
クボール、専用入力デバイスといった2種類の全く操作
の異なった装置を用いることなく任意の位置を柔軟に指
定することができ、さらに斜め方向の穴開け等、従来例
では困難であった形状編集操作を行うことができる。
【0038】なお、本実施例で第1三次元位置情報測定
装置301の位置指定部305をペン形状とした場合、
操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操作す
ることができ、三次元位置情報は容易に指定することが
できるようになる。さらに第2三次元位置情報測定装置
302の位置指定部306をボール形状とした場合、操
作者は野球ボールのように片手で自由に回転でき、他方
の手で操作しているペン形状の位置指定部305と連動
して位置及び角度の指定がより容易に行えることは明か
である。
【0039】以下、本発明の第3の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図5は本発明の第3の実施
例におけるシステム構成を示すものである。
【0040】図5において、501は編集操作を施す位
置、方向に対応する三次元座標と角度とを測定する第1
三次元位置情報測定装置、502は編集操作を受ける被
編集形状の位置、方向に対応する三次元座標と角度を測
定する第2三次元位置情報測定装置、503は三次元形
状に関する演算等を行う中央処理装置、504は演算結
果等を表示する表示装置、505は第1三次元位置情報
測定装置501の一部で、測定すべき三次元空間内の位
置、角度を指示する位置測定部、506は第2三次元位
置情報測定装置502の一部で、測定すべき三次元空間
内の位置、角度を指示する位置測定部である。
【0041】507は三次元形状の編集を行う編集単位
量を指定する編集量指定手段、508は第1三次元位置
情報測定装置501ならびに第2三次元位置情報測定装
置502で測定された三次元座標ならびに角度から、相
対座標ならびに角度を算出する相対位置算出手段、50
9は相対位置算出手段508で算出された相対的な位
置、角度に従い被編集形状の造形、変形を行う三次元形
状編集手段、510は三次元形状編集手段509で被編
集形状が編集された結果を表示装置504に表示させる
編集結果表示手段、511は表示装置504に指定され
た形状と大きさのカーソルを、三次元位置情報測定装置
502で測定された三次元座標値と角度に対応した表示
装置504の表示部分に位置に、表示させるカーソル表
示手段である。
【0042】また図6は本実施例の表示装置504に表
示される画面構成を図示したものである。図6におい
て、601は表示装置504の表示部、602は編集結
果表示手段510により被編集形状が表示される編集操
作ウィンドウ、603は編集量指定手段507において
編集量を指定するために表示されたスクロールバー、6
04はカーソル表示手段511によって編集操作を施す
位置、角度を示すために表示されたカーソル、605は
編集結果表示手段510によって表示された被編集形
状、606は編集操作の結果、被編集形状605にあけ
られた空孔、607は操作画面のスクロールバー603
のスライダーである。
【0043】次に本実施例における動作を図5、図6を
用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に被編集
形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編集作業
を行うこととする。
【0044】まず、図6で示される操作画面のスクロー
ルバー603のスライダー607を移動させ、形状編集
に必要な編集単位の量を指定する。図6では0.1が編
集単位に指定されているものとする。このスクロールバ
ー603で指定された編集単位量は編集量指定手段50
7を通して三次元形状編集手段509へ入力される。
【0045】次に形状編集を行う位置、方向を指定する
ために第1三次元位置情報測定装置501の位置測定部
505及び第2三次元位置情報測定装置502の位置測
定部506を上下、前後、左右に自由に移動させ、また
自由に傾けて穴をあけるべき位置を指定する。第1及び
第2三次元位置情報測定装置501,502よって指定
された位置及び角度からなる位置データは中央処理装置
503によって相対位置算出手段508へ入力される。
相対位置算出手段508では第1及び第2三次元位置情
報測定装置501,502からの位置データを基に、編
集操作を受けるのは被編集形状のどの位置か、また角度
はいくらになるかを算出する。この編集操作を行う位置
及び方向は中央処理装置503によって三次元形状編集
手段509へ入力される。
【0046】次に空けるべき穴の方向、深さを指定する
ために第1及び第2三次元位置情報測定装置501,5
02の位置測定部505,506を上下、前後、左右に
移動させ、また自由に傾けて穴の最深部の位置を指定す
る。この最深部の位置も中央処理装置503によって三
次元形状編集手段509に入力される。カーソル表示手
段511は中央処理装置503から第1三次元位置情報
測定装置501で測定された座標及び角度からなる測定
データを受取り、表示装置504の編集操作ウィンドウ
602でその情報に対応した位置、方向にカーソルを表
示する。
【0047】三次元形状編集手段509では入力された
形状編集位置、編集終了位置から被編集形状の変形を行
なう。即ち編集単位量が0.1、形状編集位置の座標が
(32.14,100.00,24.32)、編集終了
位置の座標が(32.33,66.21,20.56)
であったとすると、編集単位量で桁合わせされて、空孔
の中心が開始位置(32.1,100.0,24.3)
から方向(0.2,−33.8,−3.7)に終了位置
(32.3,66.2,20.6)となる半径5.0の
空孔を被編集形状に生成する。
【0048】また、上記の例で編集単位量が0.01と
指定された場合には、空孔の中心が開始位置(32.1
4,100.00,24.32)から方向(0.19,
−33.79,−3.76)に終了位置(32.33,
66.21,20.56)となる半径5.0の空孔が形
成され、さらに編集単位量が1.0と指定された場合に
は、中心が開始位置(32.0,100.0,24.
0)から方向(0.0,−34.0,−3.0)で終了
位置(32.0,66.0,21.0)となる半径5.
0の空孔が形成される。
【0049】次に三次元形状編集手段509から空孔6
06が開けられた被編集形状605の形状情報及び座
標、角度情報が編集結果表示手段510に送られる。編
集結果表示手段510では被編集形状605の位置、角
度を基に表示装置504の表示部にある編集操作ウィン
ドウ602内に被編集形状を表示する。操作者は表示さ
れた編集結果形状で編集結果を確認することができる。
【0050】以上のように第3の実施例によれば、第1
の実施例と同様に編集量指定手段507により編集単位
量を指定することで、編集量を編集単位量で正規化した
形状の編集を行うことができる。さらに、第1の実施例
と同様に第1の三次元位置情報測定装置501を用いて
任意の位置を容易に指定することができるばかりでな
く、第2の実施例と同様に2つの三次元位置情報測定装
置501,502を用いることにより、従来例では被編
集物体の回転、形状編集をトラックボール、専用入力デ
バイスといった2種類の全く操作の異なった装置を用い
ることなく任意の位置を柔軟に指定することができ、さ
らに斜め方向の穴開け等、従来例では困難であった形状
編集操作を容易に行うことができる。
【0051】なお、本実施例で第1三次元位置情報測定
装置501の位置指定部505をペン形状とした場合、
操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操作す
ることができ、三次元位置情報は容易に指定することが
できるようになる。さらに第2三次元位置情報測定装置
502の位置指定部506をボール形状とした場合、操
作者は野球ボールのように片手で自由に回転でき、他方
の手で操作しているペン形状の位置指定部505と連動
して位置及び角度の指定がより容易に行えることは明か
である。
【0052】以下、本発明の第4の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図7は本発明を示す第4の
実施例でのシステム構成を示すものである。
【0053】図7において、701は三次元座標と角度
とを測定する三次元位置情報測定装置、702は三次元
形状に関する演算等を行う中央処理装置、703は演算
結果等を表示する表示装置、704は三次元位置情報測
定装置701の一部で、測定すべき三次元空間内の位
置、角度を指示する位置測定部、705は編集操作を具
現化した工具形状を生成する工具形状生成手段、706
は工具形状生成手段705によって生成された工具形状
と、形状を編集される被編集形状とが互いに干渉する量
を算出する干渉量算出手段、707は三次元位置情報測
定装置701で測定された三次元座標ならびに角度に応
じた位置、方向と、干渉量算出手段706で算出された
干渉量に対応した編集量とに基づいて、三次元形状の造
形、変形を行う三次元形状編集手段、708は三次元形
状編集手段707で被編集形状が編集された結果を表示
装置703に表示させる編集結果表示手段、709は三
次元位置情報測定装置701で測定された三次元座標値
と角度に対応した表示装置703の表示部の所定位置に
表示させるカーソル表示手段である。
【0054】また図8は本実施例の表示装置703に表
示される画面構成を図示したものである。図8におい
て、801は表示装置703の表示部、802は編集結
果表示手段708により被編集形状が表示される編集操
作ウィンドウ、803はカーソル表示手段709によっ
て表示されたカーソル、804は編集結果表示手段70
8によって表示された被編集形状、805は編集操作の
結果、被編集形状804にあけられた空孔である。
【0055】次に本実施例における動作を図7、図8を
用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に被編集
形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編集作業
を行うこととする。
【0056】まず、工具形状生成手段705では、形状
編集操作を行う操作を具現化した形状、この実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段705で生成された円柱の
形状情報は中央処理装置702により、干渉量算出手段
706に入力される。操作者は三次元位置情報測定装置
701の位置測定部704を上下、前後、左右に自由に
移動させ、また自由に傾けて穴をあけるべき位置を指定
する。この編集操作を行う位置は中央処理装置702に
よって三次元形状編集手段707へ入力される。このと
きカーソル表示手段709は同様に中央処理装置702
から座標及び角度情報を受取り、表示装置803の表示
部分でその情報に対応した位置、方向にカーソルを表示
する。
【0057】次に操作者は被編集形状804にドリルで
穴をあけるがごとくに三次元位置情報測定装置701の
位置測定部704を移動させる。中央処理装置702は
位置測定部704の三次元座標及び角度を干渉量算出手
段706に入力する。干渉量算出手段706は中央処理
装置702から座標及び角度情報を受取り、被編集形状
804と工具形状が重なり合う領域の体積、即ち干渉量
を算出する。干渉量算出手段706で算出された干渉量
は中央処理装置702によって三次元形状編集手段70
7に入力される。
【0058】三次元形状編集手段707では入力された
形状編集位置と方向と干渉量とに応じて被編集形状の変
形を行なう。即ち形状編集位置の座標が(32.14,
100.00,24.32)、そのときに角度が(0.
2,−33.8,−3.7)であり、干渉量が785.
0(=5.0×5.0×3.14×10.0、ただし円
周率は3.14で近似する)であった場合、編集位置
(32.14,100.0,24.32)から方向
(0.2,−33.8,−3.7)に、深さ10.0
(円柱の中心軸での深さ)の円柱形の半径5.0の空孔
805が形成される。空孔805が形成された被編集形
状情報は三次元形状編集手段707から編集結果表示手
段708に送られる。編集結果表示手段708では被編
集形状の位置、角度を基に表示装置703の表示部にあ
る編集操作ウィンドウ802内に被編集形状804を表
示する。操作者は表示された編集結果形状で編集結果を
確認することができる。
【0059】以上のように本実施例によれば、三次元位
置情報測定装置701を用いることにより、従来例では
被編集物体の回転、形状編集といった2段階の操作を行
うことなく任意の位置を指定することができ、さらに斜
め方向の穴開け等、従来例では困難であった形状編集操
作を行うことができる。また、形状編集の変形量の指定
に干渉量算出手段706で算出される干渉量を利用する
ことで、力加減という個人差の大きい物理量ではなく客
観的に変形量を指定することができる。
【0060】なお、本実施例で三次元位置情報測定装置
701の位置指定部704をペン形状とした場合、操作
者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操作するこ
とができ、三次元位置情報をさらに容易に指定すること
ができるようになる。
【0061】以下、本発明の第5の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図9は本発明の第5の実施
例のシステム構成を示すものである。
【0062】図9において、901は三次元座標と角度
とを測定する三次元位置情報測定装置、902は三次元
形状に関する演算等を行う中央処理装置、903は演算
結果等を表示する表示装置、904は三次元位置情報測
定装置901の一部で、測定すべき三次元空間内の位
置、角度を指示する位置測定部、905は編集操作を具
現化した工具形状を生成する工具形状生成手段、906
は工具形状生成手段905によって生成された工具形状
と形状を編集される被編集形状とが互いに干渉する量を
算出する干渉量算出手段、907は三次元位置情報測定
装置901で測定された三次元座標ならびに角度に応じ
た位置、方向と、干渉量算出手段906で算出された干
渉量に対応した編集量に基づいて、三次元形状の造形、
変形を行う三次元形状編集手段、908は三次元形状編
集手段907で被編集形状が編集された結果を表示装置
903に表示させる編集結果表示手段、909は工具形
状生成手段905で生成された工具形状を、三次元位置
情報測定装置901で測定された三次元座標値と角度に
対応した位置に、表示装置903の表示部分に表示させ
る工具形状表示手段、910は干渉量算出手段906の
出力に対応したグラフを表示装置903の一部に表示す
る干渉量表示手段である。
【0063】また図10は本実施例の表示装置903に
表示される画面構成を図示したものである。図10にお
いて、1001は表示装置903の表示部、1002は
編集結果表示手段908により被編集形状が表示される
編集操作ウィンドウ、1003は工具形状表示手段90
9によって表示された工具形状、1004は編集結果表
示手段908によって表示された被編集形状、1005
は編集操作の結果、被編集形状1004にあけられた空
孔、1006は干渉量表示手段910によって表示装置
903の一部に表示された干渉量グラフである。
【0064】次に本実施例における動作を図9、図10
を用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に被編
集形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編集作
業を行うこととする。
【0065】まず、工具形状生成手段905は形状編集
操作を行う操作を具現化した形状、即ちこの実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段905で生成された円柱の
形状情報は中央処理装置902により、干渉量算出手段
906と工具形状表示手段909とに入力される。操作
者は三次元位置情報測定装置901の位置測定部904
を上下、前後、左右に自由に移動させ、また自由に傾け
て穴をあけるべき位置を指定する。この編集操作を行う
位置は中央処理装置902によって三次元形状編集手段
907へ入力される。このとき工具形状表示手段909
は同様に中央処理装置902から座標及び角度情報を受
取り、先に入力されている工具形状情報に基づき表示装
置903の表示部分でそれら情報に対応した位置、方向
に工具形状1003、本実施例では半径5.0の円柱を
表示する。
【0066】次に操作者は被編集形状1004にドリル
で穴をあけるがごとく、三次元位置情報測定装置901
の位置測定部904を移動させる。中央処理装置902
は位置測定部904の三次元座標及び角度を干渉量算出
手段906に入力する。干渉量算出手段906は中央処
理装置902から座標及び角度情報を受取り、被編集形
状と工具形状が重なり合う領域の体積、即ち干渉量を算
出する。干渉量算出手段906で算出された干渉量は中
央処理装置902によって三次元形状編集手段907に
入力される。と同時に中央処理装置902は干渉量表示
手段910へも入力する。干渉量表示手段910は入力
された干渉量に応じて表示装置903の表示部にある干
渉量グラフ1006の棒グラフの棒を長くもしくは短く
して表示する。
【0067】また、三次元形状編集手段907では入力
された形状編集位置と方向と干渉量とに応じて被編集形
状の変形を行なう。即ち、形状編集位置の座標が(3
2.14,100.00,24.32)、そのときに角
度が(0.2,−33.8,−3.7)であって、干渉
量が785.0(=5.0×5.0×3.14×10.
0、ただし、円周率は3.14で近似する)であった場
合、編集位置(32.14,100.0,24.32)
から方向(0.2,−33.8,−3.7)に深さ1
0.0(円柱の中心軸での深さ)の円柱形の半径5.0
の空孔1005が形成される。
【0068】空孔1005が形成された被編集形状情報
は三次元形状編集手段907から編集結果表示手段90
8に送られる。編集結果表示手段908では被編集形状
の位置、角度を基に表示装置903の表示部にある編集
操作ウィンドウ1002内に被編集形状1004を表示
する。操作者は表示された編集結果形状で編集結果を確
認することができる。
【0069】以上のように本実施例によれば、三次元位
置情報測定装置901を用いることにより、従来例では
被編集物体の回転、形状編集といった2段階の操作を行
うことなく任意の位置を指定することができ、さらに斜
め方向の穴開け等、従来例では困難であった形状編集操
作を容易に行うことができる。また、形状編集の変形量
の指定に干渉量算出手段906で算出される干渉量を利
用することで、力加減という個人差の大きい物理量では
なく客観的に変形量を指定することができる。さらに工
具形状1003が表示装置903の編集操作ウィンドウ
1002に表示されるので、操作者が被編集形状と工具
形状との干渉する様子を確認することができ、また干渉
量表示手段910により干渉量グラフ1006が表示さ
れるので干渉量の変化をより確実に把握できるようにな
る。
【0070】なお、本実施例で三次元位置情報測定装置
901の位置指定部904をペン形状とした場合、操作
者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操作するこ
とができ、三次元位置情報はさらに容易に指定すること
ができるようになる。また、干渉量グラフ1006の代
わりに干渉量に応じた音量の音声が出力されてもグラフ
の場合と同様に干渉量の変化を把握できることは明かで
ある。さらに干渉量に応じて周波数または変調度が変化
する音声を出力してもよく、さらにグラフ表示と音声生
成とを同時に行なってもよい。
【0071】以下、本発明の第6の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図11は本発明の第6の実
施例でのシステム構成を示すものである。
【0072】図11において、1101は三次元座標と
角度を測定する三次元位置情報測定装置、1102は三
次元形状に関する演算等を行う中央処理装置、1103
は演算結果等を表示する表示装置、1104は三次元位
置情報測定装置1101の一部で、測定すべき三次元空
間内の位置、角度を指示する位置測定部、1105は編
集操作を具現化した工具形状を生成する工具形状生成手
段、1106は工具形状生成手段1105によって生成
された工具形状と形状を編集される被編集形状とが互い
に干渉する量を算出する干渉量算出手段、1107は三
次元形状に対する編集単位の量を指定する編集量指定手
段、1108は三次元位置情報測定装置1101で測定
された三次元座標ならびに角度に応じた位置、方向と、
干渉量算出手段1106で算出された干渉量に対応した
編集量とに基づいて、三次元形状の造形、変形を行う三
次元形状編集手段、1109は三次元形状編集手段11
08で被編集形状が編集された結果を表示装置1103
に表示させる編集結果表示手段、1110は三次元位置
情報測定装置1101で測定された三次元座標値と角度
に対応した位置に対応する表示装置1103の表示部分
に予め指定した形、大きさのカーソルを表示させるカー
ソル表示手段である。
【0073】また図12は本実施例の表示装置1103
に表示される画面構成を図示したものである。図12に
おいて、1201は表示装置1103の表示部、120
2は編集結果表示手段1109により被編集形状が表示
される編集操作ウィンドウ、1203は編集量指定手段
1107によって編集量を指定するために表示されたス
クロールバー、1204はカーソル表示手段1110に
よって表示されたカーソル、1205は編集結果表示手
段1109によって表示された被編集形状、1206は
編集操作の結果、被編集形状1204にあけられた空
孔、1207は操作画面のスクロールバー1203のス
ライダーである。
【0074】次に本実施例における動作を図11、図1
2を用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に、
被編集形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編
集作業を行うこととする。
【0075】まず、工具形状生成手段1105では形状
編集操作を行う操作を具現化した形状、この実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段1105で生成された円柱
の形状情報は中央処理装置1102により、干渉量算出
手段1106に入力される。操作者は図12で示される
操作画面のスクロールバー1203のスライダー120
7を移動させ、形状編集に必要な編集単位の量を指定す
る。図12では0.1が編集単位に指定されているもの
とする。このスクロールバー1203で指定された編集
単位量は編集量指定手段1107を通して中央処理装置
1102により三次元形状編集手段1108へ入力され
る。
【0076】次に、操作者は、三次元位置情報測定装置
1101の位置測定部1104を上下、前後、左右に自
由に移動させ、また自由に傾けて穴をあけるべき位置を
指定する。この編集操作を行う位置は中央処理装置11
02によって三次元形状編集手段1108へ入力され
る。このときカーソル表示手段1110は同様に中央処
理装置1102から座標及び角度情報を受取り、表示装
置1103の表示部分でその情報に対応した位置、方向
にカーソルを表示する。
【0077】次に、操作者は被編集形状1205にドリ
ルで穴をあけるがごとくに三次元位置情報測定装置11
01の位置測定部1104を移動させる。中央処理装置
1102は位置測定部1104の三次元座標及び角度を
干渉量算出手段1106に入力する。干渉量算出手段1
106は中央処理装置1102から座標及び角度情報を
受取り、被編集形状1205と工具形状が重なり合う領
域の体積、即ち干渉量を算出する。干渉量算出手段11
06で算出された干渉量は中央処理装置1102によっ
て三次元形状編集手段1108に入力される。三次元形
状編集手段1108では入力された編集単位量、形状編
集位置と方向と干渉量とに応じて被編集形状1205の
変形を行なう。
【0078】即ち、編集単位量が0.1、形状編集位置
の座標が(32.14,100.00,24.32)、
その時に角度が(0.2,−33.8,−3.7)で、
干渉量が816.4(=5.0×5.0×3.14×1
0.4、ただし円周率は3.14で近似する)であった
場合、編集位置(32.14,100.0,24.3
2)から方向(0.2,−33.8,−3.7)に深さ
10.4(円柱の中心軸での深さ)の円柱形の半径5.
0の空孔1206が形成される。
【0079】また指定された編集単位量が1.0の場合
は、深さ10.4が1.0単位に揃うように四捨五入さ
れ深さ10.0の空孔1206が形成される。空孔12
06が形成された被編集形状情報は三次元形状編集手段
1108から編集結果表示手段1109に送られる。編
集結果表示手段1109では被編集形状の位置、角度を
基に表示装置1103の表示部にある編集操作ウィンド
ウ1202内に被編集形状1205を表示する。操作者
は表示された編集結果形状で編集結果を確認することが
できる。
【0080】以上のように本実施例によれば、三次元位
置情報測定装置1101を用いることにより従来例では
被編集物体の回転、形状編集といった2段階の操作を行
うことなく任意の位置を指定することができ、さらに斜
め方向の穴開け等、従来例では困難であった形状編集操
作を容易に行うことができる。また、形状編集の変形量
の指定に干渉量算出手段1106で算出される干渉量を
利用することで、力加減という個人差の大きい物理量で
はなく客観的に変形量を指定することができ、編集量指
定手段1107により所望の編集単位量で正規化した変
化量の形状編集を行うことができる。
【0081】なお、本実施例で三次元位置情報測定装置
1101の位置指定部1104をペン形状とした場合、
操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操作す
ることができ、三次元位置情報はさらに容易に指定する
ことができるようになる。
【0082】以下、本発明の第7の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図13は本発明の第7の実
施例のシステム構成を示すものである。
【0083】図13において、1301は三次元座標と
角度を測定する三次元位置情報測定装置、1302は三
次元形状に関する演算等を行う中央処理装置、1303
は演算結果等を表示する表示装置、1304は三次元位
置情報測定装置1301の一部で、測定すべき三次元空
間内の位置、角度を指示する位置測定部、1305は編
集操作を具現化した工具形状を生成する工具形状生成手
段、1306は工具形状生成手段1305によって生成
された工具形状と形状を編集される被編集形状とが互い
に干渉する量を算出する干渉量算出手段、1307は三
次元形状の編集を行う編集単位量を指定する編集量指定
手段、1308は三次元位置情報測定装置1301で測
定された三次元座標ならびに角度に応じた位置、方向及
び、干渉量算出手段1306で算出された干渉量に対応
した編集量に基づいて、三次元形状の造形、変形を行う
三次元形状編集手段、1309は三次元形状編集手段1
307で被編集形状が編集された結果を表示装置130
3に表示させる編集結果表示手段、1310は工具形状
生成手段1305で生成された工具形状を、三次元位置
情報測定装置1301で測定された三次元座標値と角度
に対応した表示装置1303の表示部の所定位置に表示
させる工具形状表示手段、1311は干渉量算出手段1
306の出力に対応したグラフを表示装置1303の一
部に表示する干渉量表示手段である。
【0084】また図14は本実施例の表示装置1303
に表示される画面構成を図示したものである。図14に
おいて、1401は表示装置1303の表示部、140
2は編集結果表示手段1309により被編集形状が表示
される編集操作ウィンドウ、1403はスクロールバ
ー、1404は工具形状表示手段1310によって表示
された工具形状、1405は編集結果表示手段1309
によって表示された被編集形状、1406は編集操作の
結果、被編集形状1405にあけられた空孔、1407
は干渉量表示手段1311によって表示装置1303の
一部に表示された干渉量グラフ、1408は操作画面の
スクロールバー1403のスライダーである。
【0085】次に本実施例における動作を図13、図1
4を用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に被
編集形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編集
作業を行うこととする。
【0086】まず、工具形状生成手段1305では形状
編集操作を行う操作を具現化した形状、この実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段1305で生成された円柱
の形状情報は中央処理装置1302により、干渉量算出
手段1306と工具形状表示手段1310とに入力され
る。操作者は図14で示される操作画面のスクロールバ
ー1403のスライダー1408を移動させ、形状編集
に必要な編集単位の量を指定する。図14では0.1が
編集単位に指定されているものとする。このスクロール
バー1403で指定された編集単位量は編集量指定手段
1307を通して中央処理装置1302により三次元形
状編集手段1308へ入力される。
【0087】次に、操作者は、三次元位置情報測定装置
1301の位置測定部1304を上下、前後、左右に自
由に移動させ、また自由に傾けて穴をあけるべき位置を
指定する。この編集操作を行う位置は中央処理装置13
02によって三次元形状編集手段1308へ入力され
る。このとき工具形状表示手段1310は同様に中央処
理装置1302から座標及び角度情報を受取り、先に入
力されている工具形状情報に基づき表示装置1303の
表示部分でそれら情報に対応した位置、方向に工具形状
1404、本実施例では半径5.0の円柱を表示する。
【0088】次に操作者は被編集形状1405にドリル
で穴をあけるがごとく三次元位置情報測定装置1301
の位置測定部1304を移動させる。中央処理装置13
02は位置測定部1304の三次元座標及び角度を干渉
量算出手段1306に入力する。干渉量算出手段130
6は中央処理装置1302から座標及び角度情報を受取
り、被編集形状と工具形状が重なり合う領域の体積、即
ち干渉量を算出する。干渉量算出手段1306で算出さ
れた干渉量は中央処理装置1302によって三次元形状
編集手段1308に入力される。と同時に中央処理装置
1302は干渉量表示手段1311へも入力する。干渉
量表示手段1311は入力された干渉量に応じて表示装
置1303の表示部にある干渉量グラフ1407の棒グ
ラフの棒を長くもしくは短くして表示する。
【0089】また、三次元形状編集手段1308では入
力された形状編集位置と方向と干渉量とに応じて被編集
形状1405の変形を行なう。即ち編集単位量が0.
1、形状編集位置の座標が(32.14,100.0
0,24.32)、そのときに角度が(0.2,−3
3.8,−3.7)であり、干渉量が816.4(=
5.0×5.0×3.14×10.4、ただし円周率は
3.14で近似する)であった場合、編集位置(32.
14,100.0,24.32)から方向(0.2,−
33.8,−3.7)に深さ10.4(円柱の中心軸で
の深さ)の円柱形の半径5.0の空孔1406が形成さ
れる。
【0090】また指定された編集単位量が1.0の場合
は、深さ10.4が1.0単位に揃うように四捨五入さ
れ深さ10.0の空孔1406が形成される。空孔14
06が形成された被編集形状情報は三次元形状編集手段
1308から編集結果表示手段1309に送られる。編
集結果表示手段1309では被編集形状の位置、角度を
基に表示装置1303の表示部にある編集操作ウィンド
ウ1402内に被編集形状1405を表示する。操作者
は表示された編集結果形状で編集結果を確認することが
できる。
【0091】以上のように本実施例によれば、三次元位
置情報測定装置1301を用いることにより、従来例で
は被編集物体の回転、形状編集といった2段階の操作を
行うことなく任意の位置を指定することができ、さらに
斜め方向の穴開け等、従来例では困難であった形状編集
操作を容易に行うことができる。また、形状編集の変形
量の指定に干渉量算出手段1306で算出される干渉量
を利用することで、力加減という個人差の大きい物理量
ではなく客観的に変形量を指定することができる。と同
時に工具形状が表示装置1303の編集操作ウィンドウ
1402に表示されるので操作者が被編集形状と工具形
状との干渉する様子を確認することができ、また干渉量
表示手段1310により干渉量グラフ1407が表示さ
れるので干渉量の変化をより確実に把握できるようにな
る。さらにこの形状編集は編集量指定手段1307によ
り編集単位量を指定することで編集単位量で正規化した
量で行うことができる。
【0092】なお、本実施例で三次元位置情報測定装置
1301の位置指定部1304をペン形状とした場合、
操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操作す
ることができ、三次元位置情報はさらに容易に指定する
ことができるようになる。また、干渉量グラフ1407
の代わりに干渉量に応じた音量の音声が出力されてもグ
ラフの場合と同様に干渉量の変化を把握できることは明
かである。さらに干渉量に応じて周波数または変調度が
変化する音声を出力してもよく、さらにグラフ表示と音
声生成とを同時に行なってもよい。
【0093】以下、本発明の第8の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図15は本発明の第8の実
施例におけるシステム構成を示すものである。
【0094】図15において、1501は編集操作を施
す位置、方向に対応する三次元座標と角度を測定する第
1三次元位置情報測定装置、1502は編集操作を受け
る被編集形状の位置、方向に対応する三次元座標と角度
を測定する第2三次元位置情報測定装置、1503は三
次元形状に関する演算等を行う中央処理装置、1504
は演算結果等を表示する表示装置、1505は第1三次
元位置情報測定装置1501の一部で、測定すべき三次
元空間内の位置、角度を指示する位置測定部、1506
は第2三次元位置情報測定装置1502の一部で、測定
すべき三次元空間内の位置、角度を指示する位置測定部
である。
【0095】1507は編集操作を具現化した工具形状
を生成する工具形状生成手段、1508は第1三次元位
置情報測定装置1501ならびに第2三次元位置情報測
定装置1502で測定された三次元座標ならびに角度か
ら相対座標ならびに角度を算出する相対位置算出手段、
1509は相対位置算出手段1508で算出された相対
的な位置、角度に従い被編集形状の造形、変形を行う三
次元形状編集手段、1511は三次元形状編集手段15
10で被編集形状が編集された結果を表示装置1504
に表示させる編集結果表示手段、1512は予め指定さ
れた形状と大きさのカーソルを、第2三次元位置情報測
定装置1502で測定された三次元座標値と角度に対応
した表示装置1504の表示部の所定位置に表示させる
カーソル表示手段である。
【0096】また図16は本実施例の表示装置1504
に表示される画面構成を図示したものである。図16に
おいて、1601は表示装置1504の表示部、160
2は編集結果表示手段1510により被編集形状が表示
される編集操作ウィンドウ、1603はカーソル表示手
段1512によって編集操作を施す位置、角度を示すた
めに表示されたカーソル、1604は編集結果表示手段
1511によって表示された被編集形状、1605は編
集操作の結果、被編集形状1604にあけられた空孔で
ある。
【0097】次に本実施例における動作を図15、図1
6を用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に、
被編集形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編
集作業を行うこととする。
【0098】まず、工具形状生成手段1507では形状
編集操作を行う操作を具現化した形状、この実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段1507で生成された円柱
の形状情報は中央処理装置1503により、干渉量算出
手段1509に入力される。操作者は次に形状編集を行
う位置、方向を指定するために第1三次元位置情報測定
装置1501の位置測定部1505及び第2三次元位置
情報測定装置1502の位置測定部1506を上下、前
後、左右に自由に移動させ、また自由に傾けて穴をあけ
るべき位置を指定する。第1及び第2三次元位置情報測
定装置1501,1502よって指定された位置及び角
度からなる位置データは中央処理装置1503によって
相対位置算出手段1508へ入力される。相対位置算出
手段1508では第1及び第2三次元位置情報測定装置
1501,1502からの位置データを基に、編集操作
を受けるのは被編集形状のどの位置か、また角度はいく
らになるかを算出する。
【0099】この編集操作を行う位置及び方向は中央処
理装置1503によって三次元形状編集手段1510へ
入力される。カーソル表示手段1512は中央処理装置
1503から第1三次元位置情報測定装置1501で測
定された座標及び角度からなる測定データを受取り、表
示装置1504の編集操作ウィンドウ1602でその情
報に対応した位置、方向にカーソルを表示する。
【0100】次に、操作者は被編集形状1604にドリ
ルで穴をあけるがごとく、第1,第2三次元位置情報測
定装置1501,1502の位置測定部1505、15
06を移動させる。中央処理装置1503は位置測定部
1505,1506の三次元座標及び角度を相対位置算
出手段1508へ入力する。相対位置算出手段1508
の結果は中央処理装置1503が干渉量算出手段150
9に入力する。干渉量算出手段1509は中央処理装置
1503から相対的な座標及び角度情報を受取り、被編
集形状と工具形状が重なり合う領域の体積、即ち干渉量
を算出する。干渉量算出手段1509で算出された干渉
量は中央処理装置1503によって三次元形状編集手段
1510に入力される。
【0101】三次元形状編集手段1510では入力され
た形状編集の相対的位置情報と干渉量とに応じて被編集
形状1604の変形を行なう。即ち、形状編集位置の相
対座標が(32.14,100.00,24.32)、
そのときの相対角度が(0.2,−33.8,−3.
7)であって、干渉量が785.0(=5.0×5.0
×3.14×10.0、ただし円周率は3.14で近似
する)であった場合、相対座標での編集位置(32.1
4,100.0,24.32)から相対座標系での方向
(0.2,−33.8,−3.7)に深さ10.0(円
柱の中心軸での深さ)の円柱形の半径5.0の空孔16
05が形成される。
【0102】次に三次元形状編集手段1510から空孔
1605が開けられた被編集形状1604の形状情報及
び座標、角度情報が編集結果表示手段1511に送られ
る。編集結果表示手段1511は被編集形状の位置、角
度を基に表示装置1504の表示部にある編集操作ウィ
ンドウ1602内に被編集形状1605を表示する。操
作者は表示された編集結果形状で編集結果を確認するこ
とができる。
【0103】以上のように第8の実施例によれば、第1
三次元位置情報測定装置1501を用いて任意の位置を
容易に指定することができるばかりでなく、第2の実施
例と同様に2つの三次元位置情報測定装置1501,1
502を用いることにより従来例のように被編集物体の
回転、形状編集をトラックボール、専用入力デバイスと
いった2種類の全く操作の異なった装置を用いることな
く任意の位置を柔軟に指定することができる。また、形
状編集の変形量の指定に干渉量算出手段1509で算出
される干渉量を利用することで、力加減という個人差の
大きい物理量ではなく客観的に変形量を指定することが
できる。
【0104】なお、本実施例で第1三次元位置情報測定
装置1501の位置指定部1505をペン形状とした場
合、操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操
作することができ、三次元位置情報は容易に指定するこ
とができるようになる。さらに第2三次元位置情報測定
装置1502の位置指定部1506をボール形状とした
場合、操作者は野球ボールのように片手で自由に回転で
き、他方の手で操作しているペン形状の位置指定部15
05と連動して位置及び角度の指定がより容易に行える
ことは明かである。
【0105】以下、本発明の第9の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図17は本発明の第9の実
施例におけるシステム構成を示すものである。
【0106】図17において、1701は編集操作を施
す位置、方向に対応する三次元座標と角度を測定する第
1三次元位置情報測定装置、1702は編集操作を受け
る被編集形状の位置、方向に対応する三次元座標と角度
を測定する第2三次元位置情報測定装置、1703は三
次元形状に関する演算等を行う中央処理装置、1704
は演算結果等を表示する表示装置、1705は第1三次
元位置情報測定装置1701の一部で、測定すべき三次
元空間内の位置、角度を指示する位置測定部、1706
は第2三次元位置情報測定装置1702の一部で、測定
すべき三次元空間内の位置、角度を指示する位置測定部
である。
【0107】1707は編集操作を具現化した工具形状
を生成する工具形状生成手段、1708は第1三次元位
置情報測定装置1701ならびに第2三次元位置情報測
定装置1702で測定された三次元座標ならびに角度か
ら相対座標ならびに角度を算出する相対位置算出手段、
1709は工具形状生成手段1707で生成された工具
形状と被編集形状とが互いに交錯する領域の体積、即ち
干渉量を算出する干渉量算出手段、1710は相対位置
算出手段1708で算出された相対的な位置、角度と干
渉量算出手段1709の結果とに従い被編集形状の造
形、変形を行う三次元形状編集手段、1711は三次元
形状編集手段1710で被編集形状が編集された結果を
表示装置1704に表示させる編集結果表示手段、17
12は三次元位置情報測定装置1702で測定された三
次元座標値と角度に対応した表示装置1704の表示部
分に位置に、工具形状生成手段1707によって生成さ
れた工具形状を表示させる工具形状表示手段、1713
は干渉量算出手段1709の出力に対応したグラフを表
示装置1704の一部に表示する干渉量表示手段であ
る。
【0108】また図18は本実施例の表示装置1704
に表示される画面構成を図示したものである。図18に
おいて、1801は表示装置1704の表示部、180
2は編集結果表示手段1711により被編集形状が表示
される編集操作ウィンドウ、1803は工具形状表示手
段1712によって編集操作を施す位置、角度を示すた
めに表示された工具形状、1804は編集結果表示手段
1711によって表示された被編集形状、1805は編
集操作の結果、被編集形状1804にあけられた空孔、
1806は干渉量表示手段1713によって表示装置1
704の一部に表示された干渉量グラフである。
【0109】次に本実施例における動作を図17、図1
8を用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に、
被編集形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編
集作業を行うこととする。
【0110】まず、工具形状生成手段1707では形状
編集操作を行う操作を具現化した形状、この実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段1707で生成された円柱
の形状情報は中央処理装置1703により、干渉量算出
手段1709と工具形状表示手段1712とに入力され
る。次に形状編集を行う位置、方向を指定するために第
1三次元位置情報測定装置1701の位置測定部170
5及び第2三次元位置情報測定装置1702の位置測定
部1706を上下、前後、左右に自由に移動させ、また
自由に傾けて穴をあけるべき位置を指定する。第1及び
第2三次元位置情報測定装置1701,1702よって
指定された位置及び角度からなる位置データは中央処理
装置1703によって相対位置算出手段1708へ入力
される。
【0111】相対位置算出手段1708は第1及び第2
三次元位置情報測定装置1701,1702からの位置
データを基に、編集操作を受けるのは被編集形状のどの
位置か、また角度はいくらになるかを算出する。この編
集操作を行う位置及び方向は中央処理装置1703によ
って三次元形状編集手段1710へ入力される。このと
き工具形状表示手段1712は同様に中央処理装置17
03から第1三次元位置情報測定装置1701が測定し
た座標及び角度情報を受取り、先に入力されている工具
形状情報に基づき表示装置1704の表示部分にそれら
の情報に対応した位置、方向に工具形状1803、本実
施例では半径5.0の円柱を表示する。
【0112】次に操作者は被編集形状1804にドリル
で穴をあけるがごとく第1,第2三次元位置情報測定装
置1701,1702の位置測定部1705,1706
を移動させる。中央処理装置1703は位置測定部17
05,1706の三次元座標及び角度を相対位置算出手
段1708へ入力する。相対位置算出手段1708の結
果は中央処理装置1703が干渉量算出手段1709に
入力する。干渉量算出手段1709は中央処理装置17
03から相対的な座標及び角度情報を受取り、被編集形
状1804と工具形状1803が重なり合う領域の体
積、即ち干渉量を算出する。干渉量算出手段1709で
算出された干渉量は中央処理装置1703によって三次
元形状編集手段1710に入力される。と同時に中央処
理装置1703は干渉量表示手段1713へも干渉量算
出手段1709の結果を入力する。干渉量表示手段17
13は入力された干渉量に応じて表示装置1704の表
示部にある干渉量グラフ1806の棒グラフの棒を長く
もしくは短くして表示する。
【0113】また、三次元形状編集手段1710では入
力された形状編集の相対的位置情報と干渉量とに応じて
被編集形状の変形を行なう。即ち形状編集位置の相対座
標が(32.14,100.00,24.32)、その
ときの相対角度が(0.2,−33.8,−3.7)で
あり、干渉量が785.0(=5.0×5.0×3.1
4×10.0、ただし円周率は3.14で近似する)で
あった場合、相対座標での編集位置(32.14,10
0.0,24.32)から相対座標系での方向(0.
2,−33.8,−3.7)に深さ10.0(円柱の中
心軸での深さ)の円柱形の半径5.0の空孔1805が
形成される。
【0114】次に三次元形状編集手段1710から空孔
1805が開けられた被編集形状1804の形状情報及
び座標、角度情報が編集結果表示手段1711に送られ
る。編集結果表示手段1711は被編集形状の位置、角
度を基に表示装置1704の表示部にある編集操作ウィ
ンドウ1802内に被編集形状1804を表示する。操
作者は表示された編集結果形状で編集結果を確認するこ
とができる。
【0115】以上のように第9の実施例によれば、第1
三次元位置情報測定装置1701を用いて任意の位置を
容易に指定することができるばかりでなく、第2の実施
例と同様に、2つの三次元位置情報測定装置1701,
1702を用いることにより従来例のように被編集物体
の回転、形状編集をトラックボール、専用入力デバイス
といった2種類の全く操作の異なった装置を用いること
なく任意の位置を柔軟に指定することができる。
【0116】また、形状編集の変形量の指定に干渉量算
出手段1709で算出される干渉量を利用することで、
力加減という個人差の大きい物理量ではなく客観的に変
形量を指定することができる。と同時に工具形状が表示
装置1704の編集操作ウィンドウ1802に表示され
るので操作者が被編集形状と工具形状との干渉する様子
を確認することができ、また干渉量表示手段1713に
より干渉量グラフ1806が表示されるので干渉量の変
化をより確実に把握できるようになる。また、干渉量グ
ラフ1806の代わりに干渉量に応じた音量の音声が出
力されてもグラフの場合と同様に干渉量の変化を把握で
きることは明かである。さらに干渉量に応じて周波数ま
たは変調度が変化する音声を出力してもよく、さらにグ
ラフ表示と音声生成とを同時に行なってもよい。
【0117】なお、本実施例で第1三次元位置情報測定
装置1701の位置指定部1705をペン形状とした場
合、操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操
作することができ、三次元位置情報は容易に指定するこ
とができるようになる。さらに第2三次元位置情報測定
装置1702の位置指定部1706をボール形状とした
場合、操作者は野球ボールのように片手で自由に回転で
き、他方の手で操作しているペン形状の位置指定部17
05と連動して位置及び角度の指定がより容易に行える
ことは明かである。
【0118】以下、本発明の第10の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図19は本発明の第10
の実施例におけるシステム構成を示すものである。
【0119】図19において、1901は編集操作を施
す位置、方向に対応する三次元座標と角度を測定する第
1三次元位置情報測定装置、1902は編集操作を受け
る被編集形状の位置、方向に対応する三次元座標と角度
を測定する第2三次元位置情報測定装置、1903は三
次元形状に関する演算等を行う中央処理装置、1904
は演算結果等を表示する表示装置、1905は第1三次
元位置情報測定装置1901の一部で、測定すべき三次
元空間内の位置、角度を指示する位置測定部、1906
は第2三次元位置情報測定装置1902の一部で、測定
すべき三次元空間内の位置、角度を指示する位置測定部
である。
【0120】1907は三次元形状に対する編集単位の
量を指定する編集量指定手段、1908は第1三次元位
置情報測定装置1901ならびに第2三次元位置情報測
定装置1902で測定された三次元座標ならびに角度か
ら相対座標ならびに角度を算出する相対位置算出手段、
1909は編集操作を具現化した工具形状を生成する工
具形状生成手段、1910は工具形状生成手段1909
によって生成された工具形状と被編集形状とが互いに干
渉する量を算出する干渉量算出手段、1911は相対位
置算出手段1908で算出された相対的な位置、角度に
従って被編集形状の造形、変形を行う三次元形状編集手
段、1912は三次元形状編集手段1911で被編集形
状が編集された結果を表示装置1904に表示させる編
集結果表示手段、1913は予め指定された形状と大き
さのカーソルを、三次元位置情報測定装置1902で測
定された三次元座標値と角度に対応した表示装置190
4の表示部の所定位置に表示させるカーソル表示手段で
ある。
【0121】また図20は本実施例の表示装置1904
に表示される画面構成を図示したものである。図20に
おいて、2001は表示装置1904の表示部、200
2は編集結果表示手段1912により被編集形状が表示
される編集操作ウィンドウ、2003は編集量指定手段
1907によって編集量を指定するために表示されたス
クロールバー、2004はカーソル表示手段1913に
よって編集操作を施す位置、角度を示すために表示され
たカーソル、2005は編集結果表示手段1912によ
って表示された被編集形状、2006は編集操作の結
果、被編集形状2005にあけられた空孔、2007は
操作画面のスクロールバー2003のスライダーであ
る。
【0122】次に本実施例における動作を図19、図2
0を用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に、
被編集形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編
集作業を行うこととする。
【0123】まず、工具形状生成手段1909では形状
編集操作を行う操作を具現化した形状、この実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段1909で生成された円柱
の形状情報は中央処理装置1903により、干渉量算出
手段1910に入力される。操作者は図20で示される
操作画面のスクロールバー2003のスライダー200
7を移動させ、形状編集に必要な編集単位の量を指定す
る。図20では0.1が編集単位に指定されているもの
とする。このスクロールバー2003で指定された編集
単位量は編集量指定手段1907を通して中央処理装置
1903により三次元形状編集手段1911へ入力され
る。
【0124】次に操作者は、形状編集を行う位置、方向
を指定するために第1三次元位置情報測定装置1901
の位置測定部1905及び第2三次元位置情報測定装置
1902の位置測定部1906を上下、前後、左右に自
由に移動させ、また自由に傾けて穴をあけるべき位置を
指定する。第1及び第2三次元位置情報測定装置190
1,1902よって指定された位置及び角度からなる位
置データは中央処理装置1903によって相対位置算出
手段1908へ入力される。相対位置算出手段1908
では第1及び第2三次元位置情報測定装置1901,1
902からの位置データを基に、編集操作を受けるのは
被編集形状のどの位置か、また角度はいくらになるかを
算出する。この編集操作を行う位置及び方向は中央処理
装置1903によって三次元形状編集手段1911へ入
力される。
【0125】次に、操作者は被編集形状2005にドリ
ルで穴をあけるがごとく、第1、第2三次元位置情報測
定装置1901,1902の位置測定部1905,19
06を移動させる。中央処理装置1903は位置測定部
1905,1906の三次元座標及び角度を相対位置算
出手段1908へ入力する。相対位置算出手段1908
の結果は中央処理装置1903が干渉量算出手段191
0に入力する。干渉量算出手段1910は中央処理装置
1903から相対的な座標及び角度情報を受取り、被編
集形状と工具形状が重なり合う領域の体積、即ち干渉量
を算出する。干渉量算出手段1910で算出された干渉
量は中央処理装置1903によって三次元形状編集手段
1910に入力される。
【0126】三次元形状編集手段1911では入力され
た形状編集の相対的位置情報と干渉量と編集単位量とに
応じて被編集形状の変形を行なう。即ち、編集単位量が
0.1、形状編集位置の相対座標が(32.14,10
0.00,24.32)、そのときの相対角度が(0.
2,−33.8,−3.7)で、干渉量が816.4
(=5.0×5.0×3.14×10.4、但し円周率
は3.14で近似する)であった場合、相対座標での編
集位置(32.14,100.0,24.32)から相
対座標系での方向(0.2,−33.8,−3.7)に
深さ10.4(円柱の中心軸での深さ)の円柱形の半径
5.0の空孔2006が形成される。また指定された編
集単位量が1.0の場合は、深さ10.4が1.0単位
に揃うように四捨五入され深さ10.0の空孔2006
が形成される。
【0127】次に三次元形状編集手段1911から空孔
2006が開けられた被編集形状2005の形状情報及
び座標、角度情報が編集結果表示手段1912に送られ
る。編集結果表示手段1912は被編集形状の位置、角
度を基に表示装置1904の表示部にある編集操作ウィ
ンドウ2002内に被編集形状2005を表示する。操
作者は表示された編集結果形状で編集結果を確認するこ
とができる。
【0128】以上のように第10の実施例によれば、第
1の三次元位置情報測定装置1901を用いて任意の位
置を容易に指定することができるばかりでなく、第2の
実施例と同様に2つの三次元位置情報測定装置190
1,1902を用いることにより従来例のように被編集
物体の回転、形状編集をトラックボール、専用入力デバ
イスといった2種類の全く操作の異なった装置を用いる
ことなく任意の位置を柔軟に指定することができる。ま
た、形状編集の変形量の指定に干渉量算出手段1910
で算出される干渉量を利用することで、力加減という個
人差の大きい物理量ではなく客観的に変形量を指定する
ことができ、さらに編集量指定手段1907により所望
の編集単位量で正規化した変化量の形状編集を行うこと
ができる。
【0129】なお、本実施例で第1三次元位置情報測定
装置1901の位置指定部1905をペン形状とした場
合、操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操
作することができ、三次元位置情報は容易に指定するこ
とができるようになる。さらに第2三次元位置情報測定
装置1902の位置指定部1906をボール形状とした
場合、操作者は野球ボールのように片手で自由に回転で
き、他方の手で操作しているペン形状の位置指定部19
05と連動して位置及び角度の指定がより容易に行える
ことは明かである。
【0130】以下、本発明の第11の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図21は本発明の第11
の実施例におけるシステム構成を示すものである。
【0131】図21において、2101は編集操作を施
す位置、方向に対応する三次元座標と角度を測定する第
1三次元位置情報測定装置、2102は編集操作を受け
る被編集形状の位置、方向に対応する三次元座標と角度
を測定する第2三次元位置情報測定装置、2103は三
次元形状に関する演算等を行う中央処理装置、2104
は演算結果等を表示する表示装置、2105は第1三次
元位置情報測定装置2101の一部で、測定すべき三次
元空間内の位置、角度を指示する位置測定部、2106
は第2三次元位置情報測定装置2102の一部で、測定
すべき三次元空間内の位置、角度を指示する位置測定部
である。
【0132】2107は三次元形状に対する編集単位の
量を指定する編集量指定手段、2108は第1三次元位
置情報測定装置2101ならびに第2三次元位置情報測
定装置2102で測定された三次元座標ならびに角度か
ら相対座標ならびに角度を算出する相対位置算出手段、
2109は編集操作を具現化した工具形状を生成する工
具形状生成手段、2110は工具形状生成手段2109
によって生成された工具形状と被編集形状とが互いに干
渉する量を算出する干渉量算出手段、2111は相対位
置算出手段2108で算出された相対的な位置、角度に
従い被編集形状の造形、変形を行う三次元形状編集手
段、2112は三次元形状編集手段2111で被編集形
状が編集された結果を表示装置2104に表示させる編
集結果表示手段、2113は予め指定された形状と大き
さの工具形状を、三次元位置情報測定装置2102で測
定された三次元座標値と角度に対応した表示装置210
4の表示部の所定位置に表示させる工具形状表示手段、
2114は干渉量算出手段2110の出力に対応したグ
ラフを表示装置2104の一部に表示する干渉量表示手
段である。
【0133】また図22は本実施例の表示装置2104
に表示される画面構成を図示したものである。図22に
おいて、2201は表示装置2104の表示部、220
2は編集結果表示手段2112により被編集形状が表示
される編集操作ウィンドウ、2203は編集量指定手段
2107によって編集量を指定するために表示されたス
クロールバー、2204は工具形状表示手段2113に
よって編集操作を施す位置、角度を示すために表示され
た工具形状、2205は編集結果表示手段2112によ
って表示された被編集形状、2206は編集操作の結
果、被編集形状2205にあけられた空孔、2207は
干渉量表示手段2114によって表示装置2104の一
部に表示された干渉量グラフ、2208は操作画面のス
クロールバー2203のスライダーである。
【0134】次に本実施例における動作を図21、図2
2を用いて説明する。ここでは第1の実施例と同様に、
被編集形状に半径5.0の穴(空孔)を開けるという編
集作業を行うこととする。
【0135】まず、工具形状生成手段2109では形状
編集操作を行う操作を具現化した形状、この実施例では
半径5.0のドリルの刃に対応する半径5.0の円柱を
生成する。工具形状生成手段2109で生成された円柱
の形状情報は中央処理装置2103により、干渉量算出
手段2110に入力される。操作者は図22で示される
操作画面のスクロールバー2203のスライダー220
8を移動させ、形状編集に必要な編集単位の量を指定す
る。図22では0.1が編集単位に指定されているもの
とする。このスクロールバー2203で指定された編集
単位量は編集量指定手段2107を通して中央処理装置
2103により三次元形状編集手段2111へ入力され
る。
【0136】次に操作者は、形状編集を行う位置、方向
を指定するために第1三次元位置情報測定装置2101
の位置測定部2105及び第2三次元位置情報測定装置
2102の位置測定部2106を上下、前後、左右に自
由に移動させ、また自由に傾けて穴をあけるべき位置を
指定する。第1及び第2三次元位置情報測定装置210
1,2102よって指定された位置及び角度からなる位
置データは中央処理装置2103によって相対位置算出
手段2108へ入力される。相対位置算出手段2108
では第1及び第2三次元位置情報測定装置2101,2
102からの位置データを基に、編集操作を受けるのは
被編集形状のどの位置か、また角度はいくらになるかを
算出する。この編集操作を行う位置及び方向は中央処理
装置2103によって三次元形状編集手段2111へ入
力される。
【0137】次に、操作者は被編集形状2205にドリ
ルで穴をあけるがごとく、第1,第2三次元位置情報測
定装置2101,2102の位置測定部2105,21
06を移動させる。中央処理装置2103は位置測定部
2105,2106の三次元座標及び角度を相対位置算
出手段2108へ入力する。相対位置算出手段2108
の結果は中央処理装置2103が干渉量算出手段211
0に入力する。干渉量算出手段2110は中央処理装置
2103から相対的な座標及び角度情報を受取り、被編
集形状2205と工具形状2204が重なり合う領域の
体積、即ち干渉量を算出する。干渉量算出手段2110
で算出された干渉量は中央処理装置2103によって三
次元形状編集手段2111に入力される。
【0138】三次元形状編集手段2111では入力され
た形状編集の相対的位置情報と干渉量と編集単位量とに
応じて被編集形状の変形を行なう。即ち、編集単位量が
0.1、形状編集位置の相対座標が(32.14,10
0.00,24.32)、そのときの相対角度が(0.
2,−33.8,−3.7)で、干渉量が816.4
(=5.0×5.0×3.14×10.4、但し円周率
は3.14で近似する)であった場合、相対座標での編
集位置(32.14,100.0,24.32)から相
対座標系での方向(0.2,−33.8,−3.7)に
深さ10.4(円柱の中心軸での深さ)の円柱形の半径
5.0の空孔2206が形成される。
【0139】また指定された編集単位量が1.0の場合
は、深さ10.4が1.0単位に揃うように四捨五入さ
れ深さ10.0の空孔2206が形成される。次に三次
元形状編集手段2111から空孔2206が開けられた
被編集形状2205の形状情報及び座標、角度情報が編
集結果表示手段2112に送られる。編集結果表示手段
2112では被編集形状の位置、角度を基に表示装置2
104の表示部にある編集操作ウィンドウ2202内に
被編集形状2205を表示する。操作者は表示された編
集結果形状で編集結果を確認することができる。
【0140】以上のように第11の実施例によれば、第
1三次元位置情報測定装置2101を用いて任意の位置
を容易に指定することができるばかりでなく、第2の実
施例と同様に2つの三次元位置情報測定装置2101,
2102を用いることにより従来例のように被編集物体
の回転、形状編集をトラックボール、専用入力デバイス
といった2種類の全く操作の異なった装置を用いること
なく任意の位置を柔軟に指定することができる。
【0141】また、形状編集の変形量の指定に干渉量算
出手段2110で算出される干渉量を利用することで、
力加減という個人差の大きい物理量ではなく客観的に変
形量を指定することができ、さらに編集量指定手段21
07により所望の編集単位量で正規化した変化量の形状
編集を行うことができる。と同時に工具形状が表示装置
2104の編集操作ウィンドウ2202に表示されるの
で操作者が被編集形状と工具形状との干渉する様子を確
認することができ、また干渉量表示手段2114により
干渉量グラフ2207が表示されるので干渉量の変化を
より確実に把握できるようになる。また、干渉量グラフ
2207の代わりに干渉量に応じた音量の音声が出力さ
れてもグラフの場合と同様に干渉量の変化を把握できる
ことは明かである。さらに干渉量に応じて周波数または
変調度が変化する音声を出力してもよく、さらにグラフ
表示と音声生成とを同時に行なってもよい。
【0142】なお、本実施例で第1三次元位置情報測定
装置2101の位置指定部2105をペン形状とした場
合、操作者は使い慣れた鉛筆を操作するように片手で操
作することができ、三次元位置情報は容易に指定するこ
とができるようになる。さらに第2三次元位置情報測定
装置2102の位置指定部2106をボール形状とした
場合、操作者は野球ボールのように片手で自由に回転で
き、他方の手で操作しているペン形状の位置指定部21
05と連動して位置及び角度の指定がより容易に行える
ことは明かである。
【0143】尚、指定された編集単位量に基づいてなさ
れる演算は、四捨五入に限るものでなく、場合により、
例えば切捨て、切上げ、三捨六入等でもよい。また、実
施例では空孔を開ける編集作業を一例として上げたが、
空孔を開ける編集作業以外の他の三次元形状の造形、変
形を行う編集作業も行えることは言うまでもない。
【0144】
【発明の効果】以上のように第1の発明は、三次元座標
と角度とを測定する三次元位置情報測定装置と、三次元
形状に関する演算を行う中央処理装置と、前記中央処理
装置での演算結果等を表示する表示装置と、三次元形状
に対する編集単位量を指定する編集量指定手段と、前記
三次元位置情報測定装置で測定された三次元座標、角度
と指定された編集単位量とに応じた位置、方向に基づい
て三次元形状の造形、変形を行う三次元形状編集手段と
を備えたことにより、加工精度を補償し、さらに自由に
加工を施す部分が選択できる。
【0145】また第2の発明は、三次元形状の編集操作
を施す位置、方向に対応した三次元座標と角度を測定す
る第1三次元位置情報測定装置と、形状編集を受ける被
編集形状の位置、方向に対応した三次元座標、角度を測
定する第2三次元位置情報測定装置と、前記三次元形状
に関する演算を行う中央処理装置と、前記中央処理装置
での演算結果等を表示する表示装置と、前記第1及び第
2三次元位置情報測定装置で測定された三次元座標、角
度から相対的な位置、角度を算出する相対位置算出手段
と、前記相対位置算出手段で算出された相対的な位置、
角度に従い前記被編集形状の造形、変形を行う三次元形
状編集手段とを備えたことにより、被編集形状の位置、
向きを自由に変更することができ、形状編集を施す位
置、向きを自由に指定することができる。
【0146】また、第3の発明は、三次元座標と角度と
を測定する三次元位置情報測定装置と、三次元形状に関
する演算を行う中央処理装置と、前記中央処理装置の演
算結果等を表示する表示装置と、編集操作を具現化した
工具形状を生成する工具形状生成手段と、前記工具形状
生成手段によって生成された工具形状と前記工具形状に
よって形状を編集される被編集形状とが互いに干渉する
量を算出する干渉量算出手段と、前記三次元位置情報測
定装置で測定された三次元座標、角度に応じた位置、方
向と、前記干渉量算出手段で算出された干渉量に対応し
た編集量とに基づいて、三次元形状の造形、変形を行う
三次元形状編集手段とを備えたことにより、形状編集操
作においてその変化量は形状編集操作を具現化した工具
と被編集形状との干渉量として客観的に指定できるた
め、操作者個人に依存することなく形状の編集作業を遂
行できる。
【0147】さらに、三次元位置情報測定装置の位置指
定部をペン形状またはボール形状とし、それぞれ片手で
操作できるようにしたことで、位置及び角度の指定がよ
り容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における三次元形状編集
システムのシステム構成図
【図2】同実施例における表示画面構成図
【図3】本発明の第2の実施例における三次元形状編集
システムのシステム構成図
【図4】同実施例における表示画面構成図
【図5】本発明の第3の実施例における三次元形状編集
システムのシステム構成図
【図6】同実施例における表示画面構成図
【図7】本発明の第4の実施例における三次元形状編集
システムのシステム構成図
【図8】同実施例における表示画面構成図
【図9】本発明の第5の実施例における三次元形状編集
システムのシステム構成図
【図10】同実施例における表示画面構成図
【図11】本発明の第6の実施例における三次元形状編
集システムのシステム構成図
【図12】同実施例における表示画面構成図
【図13】本発明の第7の実施例における三次元形状編
集システムのシステム構成図
【図14】同実施例における表示画面構成図
【図15】本発明の第8の実施例における三次元形状編
集システムのシステム構成図
【図16】同実施例における表示画面構成図
【図17】本発明の第9の実施例における三次元形状編
集システムのシステム構成図
【図18】同実施例における表示画面構成図
【図19】本発明の第10の実施例における三次元形状
編集システムのシステム構成図
【図20】同実施例における表示画面構成図
【図21】本発明の第11の実施例における三次元形状
編集システムのシステム構成図
【図22】同実施例における表示画面構成図
【図23】従来の三次元形状編集システムの概略図
【図24】従来の三次元形状編集システムの操作を示す
【符号の説明】
101 三次元位置情報測定装置 102 中央処理装置 103 表示装置 104 位置測定部 105 編集量指定手段 106 三次元形状編集手段 107 編集結果表示手段 108 カーソル表示手段 301 第1三次元位置情報測定装置 302 第2三次元位置情報測定装置 303 中央処理装置 304 表示装置 305 位置測定部 306 位置測定部 307 相対位置算出手段 308 三次元形状編集手段 309 編集結果表示手段 310 カーソル表示手段 501 第1三次元位置情報測定装置 502 第2三次元位置情報測定装置 503 中央処理装置 504 表示装置 505 位置測定部 506 位置測定部 507 編集量指定手段 508 相対位置算出手段 509 三次元形状編集手段 510 編集結果表示手段 511 カーソル表示手段 701 三次元位置情報測定装置 702 中央処理装置 703 表示装置 704 位置測定部 705 工具形状生成手段 706 干渉量算出手段 707 三次元形状編集手段 708 編集結果表示手段 709 カーソル表示手段 901 三次元位置情報測定装置 902 中央処理装置 903 表示装置 904 位置測定部 905 工具形状生成手段 906 干渉量算出手段 907 三次元形状編集手段 908 編集結果表示手段 909 工具形状表示手段 910 干渉量表示手段 1101 三次元位置情報測定装置 1102 中央処理装置 1103 表示装置 1104 位置測定部 1105 工具形状生成手段 1106 干渉量算出手段 1107 編集量指定手段 1108 三次元形状編集手段 1109 編集結果表示手段 1110 工具表示手段 1301 三次元位置情報測定装置 1302 中央処理装置 1303 表示装置 1304 位置測定部 1305 工具形状生成手段 1306 干渉量算出手段 1307 編集量指定手段 1308 三次元形状編集手段 1309 編集結果表示手段 1310 工具形状表示手段 1311 干渉量表示手段 1501 第1三次元位置情報測定装置 1502 第2三次元位置情報測定装置 1503 中央処理装置 1504 表示装置 1505 位置測定部 1506 位置測定部 1507 工具形状生成手段 1508 相対位置算出手段 1509 干渉量算出手段 1510 三次元形状編集手段 1511 編集結果表示手段 1512 カーソル表示手段 1701 第1三次元位置情報測定装置 1702 第2三次元位置情報測定装置 1703 中央処理装置 1704 表示装置 1705 位置測定部 1706 位置測定部 1707 工具形状生成手段 1708 相対位置算出手段 1709 干渉量算出手段 1710 三次元形状編集手段 1711 編集結果表示手段 1712 工具形状表示手段 1713 干渉量表示手段 1901 第1三次元位置情報測定装置 1902 第2三次元位置情報測定装置 1903 中央処理装置 1904 表示装置 1905 位置測定部 1906 位置測定部 1907 編集量指定手段 1908 相対位置算出手段 1909 工具形状生成手段 1910 干渉量算出手段 1911 三次元形状編集手段 1912 編集結果表示手段 1913 カーソル表示手段 2101 第1三次元位置情報測定装置 2102 第2三次元位置情報測定装置 2103 中央処理装置 2104 表示装置 2105 位置測定部 2106 位置測定部 2107 編集量指定手段 2108 相対位置算出手段 2109 工具形状生成手段 2110 干渉量算出手段 2111 三次元形状編集手段 2112 編集結果表示手段 2113 工具形状表示手段 2114 干渉量表示手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三次元座標と角度を測定する三次元位置情
    報測定装置と、三次元形状に関する演算を行う中央処理
    装置と、前記中央処理装置での演算結果等を表示する表
    示装置と、前記三次元形状に対する編集単位の量を指定
    する編集量指定手段と、前記三次元位置情報測定装置で
    測定された三次元座標ならびに角度と前記編集量指定手
    段で指定された編集単位量とに応じた位置、方向で三次
    元形状の造形、変形を行う三次元形状編集手段とを備え
    たことを特徴とする三次元形状編集システム。
  2. 【請求項2】三次元形状の編集操作を施す位置ならびに
    方向に対応した三次元座標と角度を測定する第1三次元
    位置情報測定装置と、形状編集を受ける被編集形状の位
    置ならび方向に対応した三次元座標ならびに角度を測定
    する第2三次元位置情報測定装置と、前記三次元形状に
    関する演算を行う中央処理装置と、前記中央処理装置で
    の演算結果等を表示する表示装置と、前記第1三次元位
    置情報測定装置及び前記第2三次元位置情報測定装置で
    測定された三次元座標ならびに角度から相対的な位置な
    らびに角度を算出する相対位置算出手段と、前記相対位
    置算出手段で算出された相対的な位置、角度に従い前記
    被編集形状の造形、変形を行う三次元形状編集手段とを
    備えたことを特徴とする三次元形状編集システム。
  3. 【請求項3】三次元形状の編集操作を施す位置ならびに
    方向に対応した三次元座標と角度を測定する第1三次元
    位置情報測定装置と、形状編集を受ける被編集形状の位
    置ならびに方向に対応した三次元座標と角度を測定する
    第2三次元位置情報測定装置と、前記三次元形状に関す
    る演算を行う中央処理装置と、前記中央処理装置での演
    算結果等を表示する表示装置と、前記三次元形状に対す
    る編集単位の量を指定する編集量指定手段と、前記第1
    三次元位置情報測定装置及び前記第2三次元位置情報測
    定装置で測定された三次元座標ならびに角度から相対的
    な位置ならびに角度を算出する相対位置算出手段と、前
    記相対位置算出手段で算出された相対的な位置ならびに
    角度と、前記編集量指定手段で指定された編集単位量
    で、前記被編集形状の造形、変形を行う三次元形状編集
    手段とを備えたことを特徴とする三次元形状編集システ
    ム。
  4. 【請求項4】三次元座標と角度とを測定する三次元位置
    情報測定装置と、三次元形状に関する演算を行う中央処
    理装置と、前記中央処理装置での演算結果等を表示する
    表示装置と、編集操作を具現化した工具形状を生成する
    工具形状生成手段と、前記工具形状生成手段によって生
    成された工具形状と前記工具形状によって形状を編集さ
    れる被編集形状とが互いに干渉する量を算出する干渉量
    算出手段と、前記三次元位置情報測定装置で測定された
    三次元座標ならびに角度に応じた位置、方向と、前記干
    渉量算出手段で算出された干渉量に対応した編集量で、
    三次元形状の造形、変形を行う三次元形状編集手段とを
    備えたことを特徴とする三次元形状編集システム。
  5. 【請求項5】三次元座標と角度とを測定する三次元位置
    情報測定装置と、三次元形状に関する演算を行う中央処
    理装置と、前記中央処理装置での演算結果等を表示する
    表示装置と、前記三次元形状に対する編集単位の量を指
    定する編集量指定手段と、編集操作を具現化した工具形
    状を生成する工具形状生成手段と、前記工具形状生成手
    段によって生成された工具形状と前記工具形状によって
    形状を編集される被編集形状とが互いに干渉する量を算
    出する干渉量算出手段と、前記三次元位置情報測定装置
    で測定された三次元座標ならびに角度に応じた位置、方
    向と、さらに前記干渉量算出手段で算出され、前記編集
    量指定手段で指定された編集単位量で補正された干渉量
    に基づいて、前記三次元形状の造形、変形を行う三次元
    形状編集手段とを備えたことを特徴とする三次元形状編
    集システム。
  6. 【請求項6】三次元形状の編集操作を施す位置ならびに
    方向に対応した三次元座標と角度を測定する第1三次元
    位置情報測定装置と、形状編集を受ける被編集形状の位
    置ならび方向に対応した三次元座標と角度を測定する第
    2三次元位置情報測定装置と、前記三次元形状に関する
    演算を行う中央処理装置と、前記中央処理装置での演算
    結果等を表示する表示装置と、前記第1三次元位置情報
    測定装置及び前記第2三次元位置情報測定装置で測定さ
    れた三次元座標ならびに角度から相対的な位置ならびに
    角度を算出する相対位置算出手段と、前記編集操作を具
    現化した工具形状を生成する工具形状生成手段と、前記
    工具形状生成手段によって生成された工具形状と前記工
    具形状によって形状を編集される被編集形状とが互いに
    干渉する量を算出する干渉量算出手段と、前記相対位置
    算出手段で算出された相対的な位置ならびに角度と前記
    干渉量算出手段による算出結果とに対応して被編集形状
    の造形、変形を行う三次元形状編集手段とを備えたこと
    を特徴とする三次元形状編集システム。
  7. 【請求項7】三次元形状の編集操作を施す位置ならびに
    方向に対応した三次元座標と角度を測定する第1三次元
    位置情報測定装置と、形状編集を受ける被編集形状の位
    置ならび方向に対応した三次元座標と角度を測定する第
    2三次元位置情報測定装置と、前記三次元形状に関する
    演算を行う中央処理装置と、前記中央処理装置での演算
    結果等を表示する表示装置と、前記三次元形状に対する
    編集単位の量を指定する編集量指定手段と、前記第1三
    次元位置情報測定装置及び前記第2三次元位置情報測定
    装置で測定された三次元座標ならびに角度から相対的な
    位置ならびに角度を算出する相対位置算出手段と、前記
    編集操作を具現化した工具形状を生成する工具形状生成
    手段と、前記工具形状生成手段によって生成された工具
    形状と前記工具形状によって形状を編集される被編集形
    状とが互いに干渉する量を算出する干渉量算出手段と、
    前記相対位置算出手段で算出された相対的な位置ならび
    に角度と、さらに前記干渉量算出手段で算出され、前記
    編集量指定手段で指定された編集単位量で補正された干
    渉量に基づいて、被編集形状の造形、変形を行う三次元
    形状編集手段とを備えたことを特徴とする三次元形状編
    集システム。
  8. 【請求項8】干渉量算出手段の出力に対応したグラフを
    前記表示装置の一部に表示する、または前記干渉量算出
    手段の出力に対応した音量または周波数または変調度の
    音声を発生する、または前記グラフ表示ならびに前記音
    声生成を同時に行う干渉量通知手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の三次元
    形状編集システム。
  9. 【請求項9】工具形状生成手段により編集操作を具現化
    した工具形状を三次元位置情報測定装置で測定された三
    次元座標ならびに角度に応じた位置、姿勢で表示装置の
    一部に表示させる工具形状表示手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項4または5記載の三次元形状編集シ
    ステム。
  10. 【請求項10】工具形状生成手段によって編集操作を具
    現化した工具形状を第1三次元位置情報測定装置で測定
    された三次元座標ならびに角度に応じた位置、姿勢で表
    示装置の一部に表示させる工具形状表示手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項6または7記載の三次元形
    状編集システム。
  11. 【請求項11】編集操作を受ける被編集形状を第2三次
    元位置情報測定装置で測定された三次元座標ならびに角
    度に応じた位置、姿勢で前記工具形状と同時に前記表示
    装置の一部に表示させることを特徴とする請求項10記
    載の三次元形状編集システム。
  12. 【請求項12】三次元位置情報測定装置は位置測定部を
    有し、前記位置測定部は、ペン形状をなすことを特徴と
    する請求項1または4または5のいずれかに記載の三次
    元形状編集システム。
  13. 【請求項13】第1三次元位置情報測定装置は位置測定
    部を有し、前記位置測定部は、ペン形状をなすことを特
    徴とする請求項2または3または6または7のいずれか
    に記載の三次元形状編集システム。
  14. 【請求項14】第2三次元位置情報測定装置は位置測定
    部を有し、前記位置測定部は、ボール形状をなすことと
    特徴とする請求項2または3または6または7のいずれ
    かに記載の三次元形状編集システム。
  15. 【請求項15】被編集形状が編集された結果を被編集形
    状の三次元座標ならびに角度に応じた位置、姿勢で表示
    装置の一部に表示させる編集結果表示手段をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載
    の三次元形状編集システム。
  16. 【請求項16】三次元形状の三次元位置情報を測定する
    三次元位置情報測定装置と、前記三次元形状に対する編
    集単位量を指定する編集量指定手段と、前記三次元位置
    情報測定装置で測定された三次元位置情報と前記編集量
    指定手段で指定された編集単位量とに基づいて三次元形
    状の編集を行う三次元形状編集手段と、前記三次元形状
    と編集された三次元形状を表示する表示装置とを備えた
    ことを特徴とする三次元形状編集システム。
  17. 【請求項17】三次元形状の編集操作を施す位置ならび
    に方向に対応した三次元座標と角度を測定する第1三次
    元位置情報測定装置と、形状編集を受ける被編集形状の
    位置ならび方向に対応した三次元座標ならびに角度を測
    定する第2三次元位置情報測定装置と、前記第1三次元
    位置情報測定装置及び前記第2三次元位置情報測定装置
    で測定された三次元座標ならびに角度から相対的な位置
    ならびに角度を算出する相対位置算出手段と、前記相対
    位置算出手段で算出された相対的な位置、角度に従い前
    記被編集形状の編集を行う三次元形状編集手段と、前記
    三次元形状と編集された三次元形状を表示する表示装置
    とを備えたことを特徴とする三次元形状編集システム。
  18. 【請求項18】三次元形状の三次元位置情報を測定する
    三次元位置情報測定装置と、編集操作を具現化した工具
    形状を生成する工具形状生成手段と、前記工具形状生成
    手段によって生成された工具形状と前記工具形状によっ
    て形状を編集される被編集形状とが互いに干渉する量を
    算出する干渉量算出手段と、前記三次元位置情報測定装
    置で測定された三次元位置情報と前記干渉量算出手段で
    算出された干渉量とに基づいて、前記三次元形状の編集
    を行う三次元形状編集手段と、前記三次元形状と編集さ
    れた三次元形状を表示する表示装置とを備えたことを特
    徴とする三次元形状編集システム。
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