JP3640790B2 - 3次元cadシステム、および、3次元cadプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
3次元cadシステム、および、3次元cadプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元CADシステムにおいて、第1の3次元図形を、第2の3次元図形に配置する機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の3次元CADでの任意の座標値の指定方法としては、次に示す2次元CADで開発された指定方法を利用して行われている。
(1) 座標値入力による任意の座標値指定方法
(2) 存在する要素の端点を指定する方法
(3) 存在する要素の等分割点を指定する方法
(4) マウスで適当な位置でのインディケートによる指定方法
(5) 存在する2つ以上の要素の交点を指定する方法
しかし、これらの方法で設計初期段階の構想設計においては、意図した位置、検討したい位置を求めるのが非常に困難であり、本来のアイディアを実現する作業を行うのが難しい状況である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
設計初期段階の構想設計において、2次元CADで開発された指定方法を利用して、3次元CADでの任意の座標値を指定するには、意図した位置、検討したい位置を求めるのが非常に困難であるという問題点がある。
3次元CADを利用した構想設計時に、3次元空間上に適当に設計された曲面に対して周囲の関連を見ながら、任意の位置を指定し、容易に3次元CADモデルを配置できることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、3次元図形における一つの線を選択させる選択手段と、選択した線上の一点の移動方向および移動量を指示する移動指示手段と、前記移動指示手段で指示された移動方向および移動量に基づいて、該線上の該当する点を求め、該点を識別可能な形態で表示する点位置表示手段とを備えることで解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、システム構成図であり、10は処理装置、11は、配置処理の基準となる3次元図形における一つの線を選択させる選択プログラムであり、12は、マウス等の指示により線上を移動する点の位置を求め該点を識別可能な形態で表示する点位置表示プログラムである。また、13は、識別可能な形態で表示した点からの相対距離を入力する相対座標入力プログラムであり、14は配置処理の点を求める配置位置算出プログラムである。
【0006】
以下に、本発明により、部品を配置する位置を決める手順について、図面に基づき詳細に説明する。
本発明で使用する位置座標指定シンボル400を図4に示す。位置座標指定シンボル400はX軸、Y軸、Z軸の3方向軸を持ち、座標表示410が位置座標指定シンボル400のX座標値、座標表示420が位置座標指定シンボル400のY座標値、座標表示430が位置座標指定シンボル400のZ座標値を表示する。
【0007】
本発明で使用する位置座標指定シンボル400のダイアログ600を図6に示す。座標表示610が位置座標指定シンボル400のX座標値、座標表示620が位置座標指定シンボル400のY座標値、座標表示630が位置座標指定シンボル400のZ座標値を表示する。座標指定640で位置座標指定シンボル400の座標表示が絶対座標か、相対座標かを指示する。入力単位650で位置座標指定シンボル400が移動する際の移動量の単位を設定する。
【0008】
本発明で使用する位置座標指定シンボル400の座標値を求める処理を図7に示す。先ず、ステップ71で、図6のダイアログの座標指定640の相対座標が指定された場合にはステップ72へ行き、そうでない場合にはステップ73へ行く。ステップ72では、相対座標原点の絶対座標を取得し、データ構造710の形式で座標値を持つ。ステップ73では、相対座標原点を絶対座標原点として設定し、データ構造700の形式で座標値を持つ。図8は、絶対座標と相対座標を説明する図である。
【0009】
図2に示すソリッドモデルA200のサーフェイスモデル210上に、部品であるソリッドモデルB220を配置したい場合の手順を、図3の表示例と図9のフローに沿って説明する。
先ず最初に、ステップ91で、ソリッドモデルA200の適当な位置に位置座標指定専用シンボル310を配置する。
【0010】
先ず最初に、ステップ91で、ワイヤモデル300の適当な位置に位置座標指定専用シンボル310を配置する。
次に、ステップ92で、図3に示すように、ワイヤモデル300の適当な位置に配置された位置座標指定シンボルが、自動的にワイヤモデル300のワイヤ330が選択され、位置座標指定シンボル310がワイヤ330の始点に表示される。
【0011】
このステップ92の詳細な手順を図10に沿って説明する。ステップ81で、部品を配置される3次元CADモデルがワイヤモデルかどうかを判断する。ワイヤモデルの場合にはステップ83に行き、ワイヤモデルでない場合にはステップ82へ行く。
ステップ82では、3次元CADモデルの部品を配置したい面を指定しワイヤを取り出すか、または、配置したい位置にワイヤを作成する。
【0012】
ステップ83で位置座標指定シンボルを適当な位置に配置する。ステップ84で、適当な位置に配置した位置座標指定シンボルとワイヤ間の距離が計算され、最も距離が近いワイヤが自動的に選択される。
ステップ85で、データ構造800の形式でデータを保有しているために、選択されたワイヤの始点データを位置座標指定シンボルの原点に設定する。従って、位置座標指定シンボルが選択されたワイヤの始点位置に表示される。
【0013】
次に、ステップ93で、始点に表示されている位置座標指定シンボル310を動かすために、位置座標指定シンボル310の一つの軸をマウスにて指示する。
次に、ステップ94で、位置座標指定シンボル310が動く単位を図6の入力単位650に指定する。
次に、ステップ95で、マウスを操作することにより、指定した軸の座標値を変化させる。
【0014】
次に、ステップ96で、マウスの操作による指定軸の座標値の変化に応じて、指定された以外の2つの座標値を計算し、位置座標指定シンボルの座標値に設定する。
この座標値を求める計算方法を詳細に説明する。例えば、ステップ92で選択されたワイヤの座標値が(x,y,z)で、そのワイヤのY座標、Z座標が次の方程式で表されていた場合、
y=f(x)
z=g(x)
始点(xs ,ys ,zs )の位置にある位置座標指定シンボルをΔx移動させた座標位置をP点(x1,y1,z1)とすると、P点は次のように求める。
【0015】
x1= xs +Δx
y1=f(x1)= f(xs +Δx)
z1=g(x1)= g(xs +Δx)
従って、P点の座標値は次のとおりとなる。
(x1,y1,z1) =(xs +Δx,f(xs +Δx),g(xs +Δx))
次に、ステップ97で、ステップ96で設定された座標値に基づき、位置座標指定シンボル310が選択されたワイヤ上を動き、P点に位置座標指定シンボル320として表示される。
【0016】
次に、ステップ98で、位置座標指定シンボル320が部品を配置したい位置であるならば、その座標値を決定する。
次に、ステップ98で、表示されている位置座標指定シンボル320の位置について、最終確認の判断を行い、その位置で良い場合にはステップ910へ行き、良くない場合にはステップ92へ行く。
【0017】
次に、ステップ910で、最終確定した位置座標指定シンボル320の位置に目印を配置する。
以上のように、3次元CADモデルの任意の座標値を指定する方法として、マウスにより移動したい方向(x,y,z)と、その方向の増分値をマウスで指定するという本発明の方法で行うことにより、3次元CADモデルを配置する座標値を非常に容易に指定できる。
【0018】
【発明の効果】
設計業務の構想設計段階における、3次元CADの任意の座標値を指定する方法として、本発明の、マウスにより移動したい方向(x,y,z)と、その方向の増分値をマウスで指定する方法で行うことにより、従来の座標値の指定方法と比較すると、3次元CADモデルを配置する座標値を非常に容易に指定でき、その操作性も極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成図
【図2】部品配置モデル
【図3】線上の一点の表示例を説明する図
【図4】位置座標指定専用シンボル
【図5】マウスの操作と移動方向の関係を示す図
【図6】ダイアログの例を示す図
【図7】シンボルの座標値を求める処理フロー
【図8】絶対座標と相対座標を説明する図
【図9】線上の移動位置を求める処理フロー
【図10】基準の線を求める処理フロー
【図11】線のデータ構造図
【符号の説明】
10 処理装置
11 線選択プログラム
12 点位置表示プログラム
13 相対座標入力プログラム
14 配置位置算出プログラム
20 表示装置
21 マウス
22 キーボード
Claims (4)
- ワイヤモデルの3次元CADモデルにおいて他の3次元CADモデルの部品を配置したい位置に最も近いワイヤを選択させるか、あるいは、非ワイヤモデルの3次元CADモデルにおいて他の3次元モデルの部品を配置したい面を指定しワイヤを取り出すか、または、配置したい位置にワイヤを作成する選択手段と、
マウスにより、前記ワイヤ上の一点の移動方向および、特定の量を該移動方向へ該点を移動する際の単位移動量に設定して移動量を指示する移動指示手段と、
前記移動指示手段で指示された移動方向および移動量に基づいて、前記ワイヤ上の該当する点を求め、該点を識別可能な形態で表示する点位置表示手段、
とを備えたことを特徴とする3次元CADシステム。 - 前記点位置表示手段で識別可能な形態で表示した点からの相対座標を入力する距離入力手段と、
前記入力された相対座標と、当該点の座標より、他の3次元図形を配置する位置を求める配置位置算出手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の3次元CADシステム。 - 前記点位置表示手段は、前記ワイヤ上の点上に、座標系を示すシンボルを表示することを特徴とする請求項1記載の3次元CADシステム。
- コンピュータを動作させて、
ワイヤモデルの3次元CADモデルにおいて他の3次元CADモデルの部品を配置したい位置に最も近いワイヤを選択させるか、あるいは、非ワイヤモデルの3次元CADモデルにおいて他の3次元モデルの部品を配置したい面を指定しワイヤを取り出すか、または、配置したい位置にワイヤを作成する手段と、
マウスにより、前記ワイヤ上の移動方向、および、特定の量を該移動方向へ該点を移動する際の単位移動量に設定して移動量を指示する移動指示手段と、
前記移動指示手段で指示された前記移動方向および前記移動量に基づいて、前記ワイヤ上の該当する点を求め、該点を識別可能な形態で表示する点表示手段
を機能させるための3次元CADプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7105898A JP3640790B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 3次元cadシステム、および、3次元cadプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP7105898A JP3640790B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 3次元cadシステム、および、3次元cadプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Publications (2)
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JPH11272890A JPH11272890A (ja) | 1999-10-08 |
JP3640790B2 true JP3640790B2 (ja) | 2005-04-20 |
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JP (1) | JP3640790B2 (ja) |
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CN100370396C (zh) * | 2005-12-30 | 2008-02-20 | 珠海金山软件股份有限公司 | 智能计算及显示标记位置的装置及播放幻灯片的播放装置 |
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1998
- 1998-03-19 JP JP7105898A patent/JP3640790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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