JPH072100B2 - 大豆の皮を除去する方法 - Google Patents
大豆の皮を除去する方法Info
- Publication number
- JPH072100B2 JPH072100B2 JP61127827A JP12782786A JPH072100B2 JP H072100 B2 JPH072100 B2 JP H072100B2 JP 61127827 A JP61127827 A JP 61127827A JP 12782786 A JP12782786 A JP 12782786A JP H072100 B2 JPH072100 B2 JP H072100B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soybeans
- skin
- soybean
- soybean hulls
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/90—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
Landscapes
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は大豆の皮を除去する方法に関し、特に大豆の実
の部分を70℃以上に上昇させることなく、皮を加熱する
ことを特徴とするものである。
の部分を70℃以上に上昇させることなく、皮を加熱する
ことを特徴とするものである。
(従来の技術) 大豆には独特の味や風味があって、煮豆や黄な粉として
食用されるほか、味噌や醤油或いは豆腐等に加工されて
広く使用されており、殊に大豆には脂肪や蛋白質が多く
含まれているので、これらを抽出して利用する方法も行
なわれている。
食用されるほか、味噌や醤油或いは豆腐等に加工されて
広く使用されており、殊に大豆には脂肪や蛋白質が多く
含まれているので、これらを抽出して利用する方法も行
なわれている。
大豆を加工したり、大豆中の有用成分を抽出したりする
場合、加工方法や抽出しようとする有効成分の種類によ
っては、皮が加工や抽出の作業性を低下させ、或いは製
品の品質を低下させる要因となることがある。この様な
場合、従来は大豆を加熱乾燥したのち破砕して皮を実の
部分から剥離させ、更にこれを篩分や風撰によって除去
する方法が行なわれていた。しかしながら、この方法で
は、皮の除去率はせいぜい80%程度しかならないので、
皮の混入による不具合が生じていたのである。かかる不
具合を解消する方法として本発明者は大豆を過熱蒸気で
加熱することにより、皮を剥離させる方法を発明し、既
に特許出願に及んでいる(特開昭60−70043号)。この
方法は、短時間の加熱で、皮を剥離することができる利
点があるが、反面、過熱蒸気を使用するために設備費が
嵩み、しかも、大豆は実の部分まで過熱されてしまっ
て、過熱による変質が生じる欠点があった。
場合、加工方法や抽出しようとする有効成分の種類によ
っては、皮が加工や抽出の作業性を低下させ、或いは製
品の品質を低下させる要因となることがある。この様な
場合、従来は大豆を加熱乾燥したのち破砕して皮を実の
部分から剥離させ、更にこれを篩分や風撰によって除去
する方法が行なわれていた。しかしながら、この方法で
は、皮の除去率はせいぜい80%程度しかならないので、
皮の混入による不具合が生じていたのである。かかる不
具合を解消する方法として本発明者は大豆を過熱蒸気で
加熱することにより、皮を剥離させる方法を発明し、既
に特許出願に及んでいる(特開昭60−70043号)。この
方法は、短時間の加熱で、皮を剥離することができる利
点があるが、反面、過熱蒸気を使用するために設備費が
嵩み、しかも、大豆は実の部分まで過熱されてしまっ
て、過熱による変質が生じる欠点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、大
豆を充分に乾燥して加熱による変質を受けにくい状態に
したのち、これを70℃以上に上昇させることなく皮を加
熱して、大豆の実の部分を変質させることなく皮を剥離
させて除去するものである。
豆を充分に乾燥して加熱による変質を受けにくい状態に
したのち、これを70℃以上に上昇させることなく皮を加
熱して、大豆の実の部分を変質させることなく皮を剥離
させて除去するものである。
(実施例) 以下、本発明を具体的に説明すると、先ず大豆を充分に
天日乾燥させ、更に必要に応じて50〜70℃程度の熱風を
用いてこれを乾燥させて、含有水分を12〜18%程度にな
る様に調節し、次いでこの大豆をロータリー形乾燥機、
流動層乾燥機等の気流式乾燥機により、80〜150℃程度
の熱風を用いて3〜6分間加熱する。この場合、熱風の
温度及び風量は、大豆の実の部分が70℃以上に上昇する
ことなく、しかも皮は80℃以上、好ましくは100〜120℃
程度に加熱する様に調節する。加熱後、この大豆に直ち
に外気を吹き付けて40〜50℃程度にまで冷却する。ここ
で、大豆の皮は実の部分との接着性が失われ、実の部分
から剥離した状態になるので、次に大豆に摩擦力を加
え、又は大豆を破砕する。すると、皮は実の部分から分
離するので、風撰等の適当な方法で皮を除去するのであ
る。
天日乾燥させ、更に必要に応じて50〜70℃程度の熱風を
用いてこれを乾燥させて、含有水分を12〜18%程度にな
る様に調節し、次いでこの大豆をロータリー形乾燥機、
流動層乾燥機等の気流式乾燥機により、80〜150℃程度
の熱風を用いて3〜6分間加熱する。この場合、熱風の
温度及び風量は、大豆の実の部分が70℃以上に上昇する
ことなく、しかも皮は80℃以上、好ましくは100〜120℃
程度に加熱する様に調節する。加熱後、この大豆に直ち
に外気を吹き付けて40〜50℃程度にまで冷却する。ここ
で、大豆の皮は実の部分との接着性が失われ、実の部分
から剥離した状態になるので、次に大豆に摩擦力を加
え、又は大豆を破砕する。すると、皮は実の部分から分
離するので、風撰等の適当な方法で皮を除去するのであ
る。
(発明の効果) 以上詳述した様に本発明は、大豆を充分に乾燥したの
ち、加熱して皮を実の部分から剥離させるものであっ
て、大豆をあらかじめ乾燥することにより、大豆は次の
加熱処理によって皮が剥離し易い状態となると同時に変
質する傾向が著るしく抑えられるのであり、しかも次工
程の加熱条件は、大豆の実の部分が70℃以上に上昇する
ことのない様にされているので、大豆を変質することな
くほぼ完全に皮を除去することができるのである。
ち、加熱して皮を実の部分から剥離させるものであっ
て、大豆をあらかじめ乾燥することにより、大豆は次の
加熱処理によって皮が剥離し易い状態となると同時に変
質する傾向が著るしく抑えられるのであり、しかも次工
程の加熱条件は、大豆の実の部分が70℃以上に上昇する
ことのない様にされているので、大豆を変質することな
くほぼ完全に皮を除去することができるのである。
Claims (1)
- 【請求項1】大豆を天日乾燥し、更に必要に応じて温風
乾燥して含有水分を12〜18%に調整し、然るのち、80〜
150℃の熱風を、大豆の実の部分が70℃以上に上昇しな
い様にその温度と風量を調節しながら3〜6分間大豆に
吹き付けて皮を加熱し、然して皮を実の部分から剥離さ
せ、除去することを特徴とする大豆の皮を除去する方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61127827A JPH072100B2 (ja) | 1986-06-02 | 1986-06-02 | 大豆の皮を除去する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61127827A JPH072100B2 (ja) | 1986-06-02 | 1986-06-02 | 大豆の皮を除去する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62285761A JPS62285761A (ja) | 1987-12-11 |
JPH072100B2 true JPH072100B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=14969649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61127827A Expired - Lifetime JPH072100B2 (ja) | 1986-06-02 | 1986-06-02 | 大豆の皮を除去する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072100B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5392529B2 (ja) * | 2008-07-18 | 2014-01-22 | 規三郎 遠藤 | 大豆の皮の剥離方法 |
AU2009322069B2 (en) * | 2008-12-05 | 2011-02-03 | Granum (Overseas) Pty Ltd | An improved manufacturing process for a food product |
US9743677B2 (en) | 2013-10-18 | 2017-08-29 | Nisshin Foods Inc. | Wheat flour for frying batter |
-
1986
- 1986-06-02 JP JP61127827A patent/JPH072100B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62285761A (ja) | 1987-12-11 |
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