JPH07210042A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07210042A
JPH07210042A JP6005008A JP500894A JPH07210042A JP H07210042 A JPH07210042 A JP H07210042A JP 6005008 A JP6005008 A JP 6005008A JP 500894 A JP500894 A JP 500894A JP H07210042 A JPH07210042 A JP H07210042A
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JP
Japan
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image
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Pending
Application number
JP6005008A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Bisaiji
隆 美才治
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH07210042A publication Critical patent/JPH07210042A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原稿が複写禁止物である場合に、複写画像を異
常な状態にでき、クリーニング手段の動作を通常画像形
成時とは異なった動作にし、像担持体あるいは中間転写
体上のトナーを確実にクリーニングできる画像形成装置
を提供すること。 【構成】像担持体9に形成されたトナー像を中間転写体
19に一次転写した後、中間転写体19から転写紙等に
二次転写するようにした画像形成装置において、原稿と
して不適切な複写禁止物の画像情報を記憶する複写禁止
物記憶手段31と、複写禁止物記憶手段31に記憶され
ている複写製禁止物の画像情報と原稿の画像情報とを判
別する判別手段32と、判別手段32が原稿を複写禁止
物と判断した場合に、一次転写あるいは二次転写の工程
に通常画像形成時とは異なった動作を与える制御手段3
3とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
ファクシミリ等の電子写真方式を用いる画像形成装置に
関し、詳しくは、一次転写によって像担持体から中間転
写体上に転写されたトナー像を転写紙などに二次転写す
る画像形成装置の複写禁止物に対する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の一つであるカラー画像形
成装置では、減色混合の三原色の各トナー像を記録紙上
に重ねて形成することが必要である。
【0003】このため、従来では、トナー像を担持して
いる感光体から中間転写体に一旦一次転写を行い、この
中間転写体上で重ね転写してから転写紙などに二次転写
によりに一括転写する方式が種々提案されている。
【0004】近年急速に普及してきたデジタル方式のカ
ラー画像形成装置では、原稿を、色分解されたデジタル
信号として処理し、文字等の黒部を黒トナーのみにより
再現して再現性に優れる良好な複写画像が得られるよう
になった。
【0005】デジタル方式のカラー画像形成装置は再現
性が良いため、紙幣、有価証券等を原稿とする複写物も
十分使用に耐えるものとなり、これらの複写物を犯罪に
用いるケースが発生するようになった。
【0006】このような複写物を使用した犯罪を防止す
るために、カラー画像形成装置に、原稿が紙幣、有価証
券等の複写禁止物であるかどうかを判定する判定手段を
設け、原稿が複写禁止物であると判定された場合、複写
画像に人間の目には識別し難いパターンを付加し、複写
を行った複写機もしくは複写をした人物を特定する技術
が、特開平4−294682号公報、第3欄40行〜同
第4欄22行に紹介されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
技術では、原稿が紙幣、有価証券等の複写禁止物であっ
ても、複写画像に人間の目には識別し難いパターンを付
加したのみの複写画像の形成が行えるので、上述の従来
の技術には、複写禁止物の複写画像でも十分に使用で
き、悪用できるという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、従来の画像形成
装置における複写禁止物の問題に鑑み、原稿が複写禁止
物である場合に、複写画像を、異常な状態にし、実使用
に耐えないものとして複写禁止物の複写画像の使用を防
止できる画像形成装置を提供することにある。さらに、
クリーニング手段の動作を通常画像形成時とは異なった
動作にし、像担持体あるいは中間転写体上のトナーを確
実にクリーニングできる画像形成装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
像担持体に形成されたトナー像を中間転写体に一次転写
した後、上記中間転写体から転写紙等に二次転写するよ
うにした画像形成装置において、原稿として不適切な複
写禁止物の画像情報を記憶する複写禁止物記憶手段と、
上記複写禁止物記憶手段に記憶されている上記複写製禁
止物の画像情報と原稿の画像情報とを判別する判別手段
と、上記判別手段が原稿を複写禁止物と判断した場合
に、上記一次転写あるいは上記二次転写の工程に通常画
像形成時とは異なった動作を与える制御手段とを具備す
る。
【0010】請求項2記載の発明は、像担持体に形成さ
れたトナー像を中間転写体に一次転写した後、上記中間
転写体から転写紙等に二次転写するようにした画像形成
装置において、原稿として不適切な複写禁止物の画像情
報を記憶する複写禁止物記憶手段と、上記複写禁止物記
憶手段に記憶されている上記複写製禁止物の画像情報と
原稿の画像情報とを判別する判別手段と、上記判別手段
が原稿を複写禁止物と判断した場合に、上記一次転写あ
るいは上記二次転写の工程の転写電界を通常画像形成時
とは異なった値にする制御手段とを具備する。
【0011】請求項3記載の発明は、像担持体に形成さ
れたトナー像を中間転写体に一次転写した後、上記中間
転写体から転写紙等に二次転写するようにした画像形成
装置において、原稿として不適切な複写禁止物の画像情
報を記憶する複写禁止物記憶手段と、上記複写禁止物記
憶手段に記憶されている上記複写製禁止物の画像情報と
原稿の画像情報とを判別する判別手段と、上記判別手段
が原稿を複写禁止物と判断した場合に、上記一次転写あ
るいは上記二次転写の工程の転写電界の形成状態を通常
画像形成時とは異なった状態にする制御手段とを具備す
る。
【0012】請求項4記載の発明は、像担持体に形成さ
れたトナー像を中間転写体に一次転写した後、上記中間
転写体から転写紙等に二次転写するようにした画像形成
装置であって、上記二次転写の工程終了後、上記像担持
体及び、上記中間転写体に残留したトナーをクリーニン
グするクリーニング手段を有する画像形成装置におい
て、原稿として不適切な複写禁止物の画像情報を記憶す
る複写禁止物記憶手段と、上記複写禁止物記憶手段に記
憶されている上記複写製禁止物の画像情報と原稿の画像
情報とを判別する判別手段と、上記判別手段が原稿を複
写禁止物と判断した場合に、上記クリーニング手段の動
作を通常画像形成時とは異なった動作にする制御手段と
を具備する。
【0013】請求項5記載の発明は、像担持体に形成さ
れたトナー像を中間転写体に一次転写した後、上記中間
転写体から転写紙等に二次転写するようにした画像形成
装置であって、上記二次転写の工程終了後、上記像担持
体及び、上記中間転写体に残留したトナーをクリーニン
グするクリーニング手段を有する画像形成装置におい
て、原稿として不適切な複写禁止物の画像情報を記憶す
る複写禁止物記憶手段と、上記複写禁止物記憶手段に記
憶されている上記複写製禁止物の画像情報と原稿の画像
情報とを判別する判別手段と、上記判別手段が上記原稿
を複写禁止物と判断した場合に、上記クリーニング手段
の動作を通常画像形成時より長くする制御手段とを具備
する。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、制御手段が一次
転写あるいは二次転写の工程に通常画像形成時とは異な
った動作を与えて、複写画像を異常な状態にする。
【0015】請求項2記載の発明によれば、制御手段が
一次転写あるいは二次転写の工程の転写電界を、通常画
像形成時とは異なった値にして、複写画像を異常な状態
にする。
【0016】請求項3記載の発明によれば、制御手段が
一次転写あるいは上記二次転写の工程の転写電界の形成
状態を通常画像形成時とは異なった状態にし、複写画像
を異常な状態にする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、制御手段が
クリーニング手段の動作を通常画像形成時とは異なった
動作にし、像担持体あるいは中間転写体上のトナーを確
実にクリーニングする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、制御手段が
クリーニング手段の動作を通常画像形成時より長くし、
像担持体あるいは中間転写体上のトナーを確実にクリー
ニングする。
【0019】
【実施例】以下、図1、図2において、本発明の実施例
の詳細を説明する。図1は、画像形成装置の一つである
カラー複写機における中間転写体としてベルト(以下、
中間転写ベルトという)を用いた場合の複写機全体の概
略構成図であり、また、図2は、図1に示した感光体・
中間転写ベルト回りの拡大図である。以下に、本装置の
構成・動作を説明する。
【0020】カラー複写機は、後述するカラー画像読み
取り装置1とプリンタ部をなすカラープリンタ2とで構
成されており、このうち、カラー画像読み取り装置(以
下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー5−1、5−2、5−3およびレン
ズ6を介してカラーセンサー7に結像させるようになっ
ており、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー(B
lue)、グリーン(Green)、レッド(Red)
の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換す
る。なお、これら分解光は、以下の説明において便宜
上、B、G、Rと表現する。
【0021】そして、このカラースキャナー1で得た
B、G、Rの色分解画像信号強度レベルを基にして、画
像処理部(図示されず)で色変換処理を行ない、ブラッ
ク(以下、BKと記す)、シアン(同、C)、マゼンタ
(同、M)、イエロー(同、Y)のカラー画像データを
得る。
【0022】これを、次に述べるカラー画像記録装置
(以下、カラープリンターと称す)2によって、BK、
C、M、Yのトナーを用いて顕像化し、これらトナー像
を重ね合わせて4色フルカラー画像を形成する。
【0023】次にカラープリンター2の概要を説明す
る。書き込み光学ユニットは、カラースキャナー1から
のカラー画像データを光信号に変換して原稿画像に対応
した光書き込みを行なうユニットであり、レーザ光源8
−1からのレーザビームを駆動モータ8−3により回転
されるポリゴンミラー8−2を介して走査し、fθレン
ズ8−4、反射鏡8−5によって感光体ドラム9に走査
光を導き、静電潜像を形成するようになっている。
【0024】感光体ドラム9は、矢印の如く反時計方向
に回転するが、その回りには感光体クリーニングユニッ
ト(クリーニング前除電器を含む)10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサー13、BK現像器14、
C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度
パターン検知器18、中間転写ベルト19などの電子写
真複写行程を実行するための機器が配置されている。
【0025】各現像器は、図2において、静電潜像を現
像するために現像剤を感光体9に対向させるよう回転す
る現像スリーブ(14−1、15−1、16−1、17
−1)と、現像剤を汲み上げ・攪拌するために回転する
現像パドル(14−2、15−2、16−2、17−
2)および現像剤のトナー濃度検知センサー(14−
3、15−3、16−3、17−3)などで構成されて
いる。
【0026】カラー複写機の適宜の位置には、原稿とし
て不適切な複写禁止物の画像情報を記憶した複写禁止物
記憶手段31が設けられている。ここに原稿として不適
切な複写禁止物とは、例えば紙幣、有価証券等をいう。
複写禁止物記憶手段31は、CPU、ROM,RAMと
を有するマイクロコンピュータからなり、ROMに予
め、世界の主要紙幣及び有価証券の画像情報が記憶され
ている。カラーセンサー7には、カラースキャナー1で
読み取った原稿3の画像情報と、複写禁止物記憶手段3
1に記憶されている複写禁止物の画像情報とを判別する
判別手段32が接続され、判別手段32には、感光体9
に形成したトナー像の中間転写ベルト19への転写工程
あるいは、中間転写ベルト19から転写紙24への転写
工程に通常画像形成時とは異なった動作を与える制御手
段33が接続されている。
【0027】現像動作の順序(カラー画像形成順序)
を、BK、C、M、Yとした場合につき説明する。但
し、画像形成順序はこれに限定されるものではない。
【0028】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1で所定のタイミングによりBK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yにつ
いても同じ)。この際、カラースキャナー1で読み取っ
た原稿3の画像情報と、複写禁止物記憶手段31に記憶
されている複写禁止物の画像情報とを判別手段32が判
別する。以下、判別手段32が原稿3を複写禁止物でな
いと判断した場合(通常画像形成時)について説明す
る。
【0029】BK潜像の先端部からの現像が行なえるよ
うに、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到達す
る前に現像スリーブ14−1を回転開始させて剤の穗立
てを行ってBK潜像をBKトナーで現像する。そして以
後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像後端
部がBK現像位置を通過した時点でBK現像スリーブ1
4−1の穗切りを行い、現像不作動状態にする。これは
少なくとも、次のC画像データによるC潜像先端部が到
達する前に完了させる。
【0030】感光体9に形成したBKトナー像は、感光
体と等速駆動されている中間転写ベルト19の表面に転
写される(以下、感光体から中間転写ベルトへのトナー
像転写をベルト転写と称す)。
【0031】ベルト転写は、感光体9と中間転写ベルト
19が接触状態において、転写バイアスローラ20に所
定のバイアス電圧を印加することで行う。なお、中間転
写ベルト19には、感光体9に順次形成されるBK、
C、M、Yのトナー像を同一面に順次位置合せして4色
重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙に一括
転写を行う。この中間転写ベルトユニットの構成・動作
については後述する。
【0032】感光体9側ではBK工程の次にC工程に進
むが、所定のタイミングによってカラースキャナー1に
よるC画像データ読み取りが始まり、その画像データに
よるレーザー光書き込みにより、C潜像を形成する。
【0033】C現像器15は、その現像位置に対して、
先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像の先
端が到達する前に現像スリーブ15−1を回転開始して
剤の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。
【0034】以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
にC現像スリーブ15−1上での剤の穂切りを行う。こ
れもやはり次のM潜像先端部が到達する前に完了させ
る。
【0035】なお、M、およびYの工程については、そ
れぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作が
上述のBK・Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0036】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、ベル
ト転写バイアスローラ20、および従動ローラ群に張架
されており、図示されない駆動モータにより後述の如く
駆動制御される。中間転写ベルト19は、ポリカーボネ
ートやポリエステル、又は、フッ素等の樹脂に導電材を
分散して、厚さ0.15±0.015mmで、107
1012Ωcmの体積固有抵抗を設定されて構成されてい
る。
【0037】ベルトクリーニングユニット22は、図2
に示すように、ブラシローラ22−1、ゴムブレード2
2−2、およびベルトからの接離機構22−3などで構
成されており、1色目のBK画像をベルト転写した後
の、2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機
構22−3によってベルト面から離間させられるように
なっている。
【0038】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラー23−1、ローラークリーニングブレード23−
2、およびベルトからの接離機構23−3などで構成さ
れている。
【0039】転写紙バイアスローラー23−1は、通
常、ベルト19面から離間しているが、中間転写ベルト
19面に形成された4色の重ね画像を転写紙に一括転写
する時には、タイミングを設定されて接離機構23−3
により押圧され、ローラー23−1によって所定のバイ
アス電圧を印加しながら紙へトナー像の転写を行う。
【0040】転写紙バイアスローラー23−1は、図3
に示すように、バイアス電源35に接続された芯金23
−1にEPDMのゴム部材に導電剤を分散して、107
〜1010Ωcmの体積固有抵抗に設定された弾性部材2
3−1−2により被覆されている。
【0041】転写紙バイアスローラ23−1の背面と対
向する位には、ベルト駆動ローラ21が設けられてい
る。このベルト駆動ローラ21は107〜1012Ωcm
の体積固有抵抗に設定された金属等の芯金21−1を有
し、その周面部は、それ自体で極性を有する、所謂、有
極性ゴムであって、導電材が分散していない厚さ0.3
mmのエピクロルヒドリンゴム21−2−2で被覆され
ている。
【0042】転写紙24は、図1に示すように、給紙ロ
ーラー25、レジストロラー26によって、中間転写ベ
ルト面の4色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達する
タイミングに合わせて給紙される。
【0043】中間転写ベルト19の動き方は、1色目の
BKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の動
作方式として次の3通りが考えられるが、このなかの1
方式かまたはコピーサイズに応じて(コピー速度面など
で)効率的な方式の組合わせによって動作させる。
【0044】(1)一定速往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後におい
ても、一定速度により転写ベルトの移動を継続させる方
式であり、この方式の場合には、感光体9側で可視像処
理される次の色のトナー像の画像先端と中間転写ベルト
19上での画像先端とが合致するようにタイミングを設
定されて画像処理が行なわれる。そして、そのための行
程は次のとおりである。
【0045】.BKトナー像のベルト転写後も、その
まま一定速で往動を続ける。
【0046】.ベルト19面上のBK画像先端位置
が、再び感光体9との接触部のベルト転写位置に到達し
た時、感光体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その
位置にくるように、タイミングを採って画像形成されて
いる。
【0047】その結果、C画像はBK画像に正確に位置
合せして中間転写ベルト19上に重ねてベルト転写され
る。
【0048】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0049】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのまま往動しながらベルト面上の4色重ねト
ナー像を、上記したように転写紙24に一括転写する。
【0050】(2)スキップ往動方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、第1番目の色のトナー像
を転写する場合よりも高速で今までと同じ方向に移動さ
せ、所定量を移動した時点で、当初の移動速度に切り換
えて、再度、感光体に当接させる方式である。この方式
は、例えば、転写ベルトの長さに対して転写される画像
の長さが短い場合に実行され、感光体側での作像のため
のサイクルタイムが長くなるのを防止できるものであ
り、このための行程は次のとおりである。
【0051】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体9面からベルト19を離間させ、そのままの
往動方向に高速スキップさせて所定量を移動したら当初
の往動速度に戻す。その後再び感光体9にベルト19を
接触させる。
【0052】.ベルト19面上のBK画像先端位置が
再びベルト転写位置に到達した時、感光体9側は次のC
トナー像の先端部が丁度その位置にくるようにタイミン
グを取って画像形成されている。その結果、C画像はB
K画像に正確に位置合わせして重ねてベルト転写され
る。
【0053】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0054】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上の4色
重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0055】(3)往復動(クイックリターン)方式 これは、第1番目の色のトナー像を転写された後、感光
体から転写ベルトを離間させ、今までよりも高速で逆方
向に転写ベルトを移動させて、前に転写されたトナー像
の位置を、感光体に担持されている次の色のトナー像の
位置に合致させた状態で待機し、再度、転写ベルトを感
光体に当接させて感光体と同方向に移動を開始するよう
にし、この動作を最終色のトナー像の転写まで継続させ
る方式である。
【0056】この方式は、転写ベルト上の画像位置を感
光体の画像位置に合わせる場合の制御に関していうと、
転写ベルトを順方向に移動させるのでなく、今まで進行
した移動量のみを逆行させるだけであるので転写ベルト
の移動量をそれほど確保しなくて済むことを考慮すれ
ば、制御が簡単になるものであり、このための行程は次
のとおりである。
【0057】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体9面からベルト19を離間させ、そして往動
を停止させると同時に逆方向に高速リターンさせる。リ
ターンは、ベルト19面上のBK画像先端位置がベルト
転写相当位置を逆方向に通過し、予め設定された距離分
を移動した後に停止させて待機状態にする。
【0058】.感光体9側のCトナー像の先端部がベ
ルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点に、中
間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせる。ま
たベルト19を感光体9面に再び接触させる。この場合
も、C画像がベルト19面上でBK画像に正確に重なる
ような条件に制御されてベルト転写される。
【0059】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0060】.4色目のYトナー像のベルト転写工程
に引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動し
て、ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写紙24に
一括転写する。
【0061】中間転写ベルト面から4色重ねトナー像を
一括転写された転写紙24は、図1において、紙搬送ユ
ニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコント
ロールされた定着ローラ28−1と加圧ローラー28−
2とでトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出
されフルカラーコピーを得る。
【0062】ベルト転写後の感光体9は、感光体クリー
ニングユニット10(クリーニング前除電器10−1、
ブラシローラ10−2、ゴムブレード10−3)で表面
をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均一に除
電される。
【0063】転写紙24にトナー像を転写した後の中間
転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再び接
離機構22−3で押圧して表面をクリーニングされる。
【0064】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作および感光体9への画像形成は、1枚目のY(4
色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2枚目の
BK(1色目)画像工程に進む。
【0065】中間転写ベルト19は、1枚目の4色重ね
画像を転写紙へ一括転写する工程に引き続き、表面をク
リーニングユニット22でクリーニングされた領域に、
2枚目のBKトナー像がベルト転写されるようにする。
その後は、1枚目と同様動作になる。
【0066】図1において、転写紙カセット30、3
1、32、33には、各種サイズの転写紙が収納されて
おり、操作パネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の
収納カセットからタイミングを採ってレジストローラ2
6の方向に向けて給紙、搬送される。符号34はOHP
用紙や厚紙などの手差し給紙トレイを示している。
【0067】以上までは4色フルカラーを得るコピーモ
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。
【0068】単色コピーモードの場合は、所定枚数が終
了するまでの間、その色の現像器のみを現像作動(剤穂
立て)状態にするとともに、中間転写ベルト19は、感
光体9面に接触したまま往動方向に一定速駆動し、さら
にベルトクリーナー22もベルト19に接触したままの
状態でコピー動作を行う。
【0069】上記構成の装置において、ベルト転写バイ
アスローラー20および転写紙バイアスローラー23−
1に印加されるバイアス電圧は、次の通りに設定されて
いる。 ベルト転写バイアスローラー20 BK時‥‥‥1200V C時‥‥‥1300V M時‥‥‥1400V Y時‥‥‥1500V 転写紙バイアスローラー23−1‥‥‥‥‥‥‥‥1400V 以下、判別手段32が原稿3を複写禁止物であると判断
した場合について述べる。判別手段32が原稿3を複写
禁止物であると判断すると、その判別信号が制御手段3
3に入力される。制御手段33は、判別信号に基づい
て、転写バイアスローラー20、紙転写バイアスローラ
ー23−1に印加するバイアス電圧を異ならせて、転写
電界を通常画像形成時とは異なった値に制御する。
【0070】判別手段32が原稿3を複写禁止物である
と判断した時が、ベルト転写の途中である場合、例え
ば、M時であれば、ベルト転写バイアスローラー20へ
のバイアス電圧を0V、Y時0Vとし、中間転写ベルト
19への転写状態を不完全なものとする。判別手段32
が原稿3を複写禁止物であると判断した時が、ベルト転
写工程終了後の場合には、紙転写バイアスローラー23
−1に印加するバイアス電圧を0Vとし転写紙への転写
を不完全なものとする。
【0071】制御手段33の複写禁止物に対する制御動
作により、上述の通常画像形成時に比べて多量のトナー
が、感光体9あるいは中間転写ベルト19上に残留して
いるので、通常画像形成時における感光体クリーニング
ユニット10、クリーニングユニット22によるクリー
ニング動作では、残留トナーを十分にクリーニングでき
ないという問題がある。とりわけ、この問題は、経時的
にゴムブレード10−3、22−2の先端が摩耗してく
ると顕著に現れる。よって、判別手段32が原稿3を複
写禁止物であると判断した場合に、制御手段33は、感
光体クリーニングユニット10、クリーニングユニット
22によるクリーニング動作を通常画像形成時より長く
し、感光体9及び中間転写ベルト19上の残留トナーを
クリーニングする。本実施例において、制御手段33
は、感光体9及び中間転写ベルト19の回転を制御し、
感光体9及び中間転写ベルト19のトナー像が形成され
た領域が、少なくとも2度以上ゴムブレード10−3、
22−2を通過するように設定されている。
【0072】本実施例において、制御手段33が転写バ
イアスローラー20、紙転写バイアスローラー23−1
に印加するバイアス電圧を異ならせ、転写を不完全なも
のにしたが、中間転写ベルト19を感光体9に接触させ
ないようにしたり、あるいは、紙転写バイアスローラー
23−1を中間転写ベルト19に接触させないようにし
て、転写電界の形成状態を変えて転写紙上の画像を不完
全なものとしても良い。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、判別手段
が原稿を複写禁止物と判断した場合に、一次転写あるい
は二次転写の工程に通常画像形成時とは異なった動作を
与える制御手段を具備するので、複写画像を異常な状態
にし、実使用に耐えないものとして複写禁止物の複写画
像の使用を防止できる。クリーニング手段の動作を通常
画像形成時とは異なった動作にすることで、像担持体あ
るいは中間転写体上の残留トナーを確実にクリーニング
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一つであるカラー複写
装置の概略構成を示す配置図である。
【図2】図1に示したカラー複写装置における感光体・
中間転写ベルト回りの拡大図である。
【図3】本発明に係る転写部の構成を説明するための模
式図である。
【符号の説明】
1 カラースキャナー 2 カラープリンター 3 原稿 7 カラーセンサー 9 感光体 10 感光体クリーニングユニット 19 中間転写ベルト 20 転写バイアスローラー 21 ベルト駆動ローラー 22 ベルトクリーニングユニット 23 紙転写ユニット 31 複写禁止物記憶手段 32 判別手段 33 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 370 560 G06T 7/00 H04N 1/40 G06F 15/62 410 Z H04N 1/40 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
    体に一次転写した後、上記中間転写体から転写紙等に二
    次転写するようにした画像形成装置において、 原稿として不適切な複写禁止物の画像情報を記憶する複
    写禁止物記憶手段と、 上記複写禁止物記憶手段に記憶されている上記複写製禁
    止物の画像情報と原稿の画像情報とを判別する判別手段
    と、 上記判別手段が原稿を複写禁止物と判断した場合に、上
    記一次転写あるいは上記二次転写の工程に通常画像形成
    時とは異なった動作を与える制御手段と、 を具備した画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
    体に一次転写した後、上記中間転写体から転写紙等に二
    次転写するようにした画像形成装置において、 原稿として不適切な複写禁止物の画像情報を記憶する複
    写禁止物記憶手段と、 上記複写禁止物記憶手段に記憶されている上記複写製禁
    止物の画像情報と原稿の画像情報とを判別する判別手段
    と、 上記判別手段が原稿を複写禁止物と判断した場合に、上
    記一次転写あるいは上記二次転写の工程の転写電界を、
    通常画像形成時とは異なった値にする制御手段と、 を具備した画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
    体に一次転写した後、上記中間転写体から転写紙等に二
    次転写するようにした画像形成装置において、 原稿として不適切な複写禁止物の画像情報を記憶する複
    写禁止物記憶手段と、 上記複写禁止物記憶手段に記憶されている上記複写製禁
    止物の画像情報と原稿の画像情報とを判別する判別手段
    と、 上記判別手段が原稿を複写禁止物と判断した場合に、上
    記一次転写あるいは上記二次転写の工程の転写電界の形
    成状態を通常画像形成時とは異なった状態にする制御手
    段と、 を具備した画像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
    体に一次転写した後、上記中間転写体から転写紙等に二
    次転写するようにした画像形成装置であって、 上記二次転写の工程終了後、上記像担持体及び、上記中
    間転写体に残留したトナーをクリーニングするクリーニ
    ング手段を有する画像形成装置において、 原稿として不適切な複写禁止物の画像情報を記憶する複
    写禁止物記憶手段と、 上記複写禁止物記憶手段に記憶されている上記複写製禁
    止物の画像情報と原稿の画像情報とを判別する判別手段
    と、 上記判別手段が原稿を複写禁止物と判断した場合に、上
    記クリーニング手段の動作を通常画像形成時とは異なっ
    た動作にする制御手段と、 を具備した画像形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
    体に一次転写した後、上記中間転写体から転写紙等に二
    次転写するようにした画像形成装置であって、 上記二次転写の工程終了後、上記像担持体及び、上記中
    間転写体に残留したトナーをクリーニングするクリーニ
    ング手段を有する画像形成装置において、 原稿として不適切な複写禁止物の画像情報を記憶する複
    写禁止物記憶手段と、 上記複写禁止物記憶手段に記憶されている上記複写製禁
    止物の画像情報と原稿の画像情報とを判別する判別手段
    と、 上記判別手段が原稿を複写禁止物と判断した場合に、上
    記クリーニング手段の動作を通常画像形成時より長くす
    る制御手段と、 を具備した画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8767263B2 (en) 2008-04-25 2014-07-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method of controlling same

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