JPH07209959A - 帯電装置 - Google Patents
帯電装置Info
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- JPH07209959A JPH07209959A JP561094A JP561094A JPH07209959A JP H07209959 A JPH07209959 A JP H07209959A JP 561094 A JP561094 A JP 561094A JP 561094 A JP561094 A JP 561094A JP H07209959 A JPH07209959 A JP H07209959A
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- charging
- roller
- electrostatic charging
- charged
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被帯電体面の摩耗の低減。均一荷電。
【構成】 被帯電体の表面に近接して配置されるロ−ラ
状もしくはベルト状の帯電手段により被帯電体を荷電す
る帯電装置において、被帯電体に対向する表面とその内
側の金属体との間の抵抗値が8.93×103〜8.9
3×1012Ω/cm2である帯電手段と、前記金属体に
直流電圧のみを印加する電源と、を備えることを特徴と
する。
状もしくはベルト状の帯電手段により被帯電体を荷電す
る帯電装置において、被帯電体に対向する表面とその内
側の金属体との間の抵抗値が8.93×103〜8.9
3×1012Ω/cm2である帯電手段と、前記金属体に
直流電圧のみを印加する電源と、を備えることを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置において
感光体(被帯電体)の荷電あるいは顕像転写のための転
写材(被帯電体)の荷電に用いる帯電装置に関し、例え
ば、複写機,ファクシミリ,プリンタ等に用いられる。
感光体(被帯電体)の荷電あるいは顕像転写のための転
写材(被帯電体)の荷電に用いる帯電装置に関し、例え
ば、複写機,ファクシミリ,プリンタ等に用いられる。
【0002】
【従来技術】この種の帯電装置が、特開平4-76572号公
報,特開平01-284884号公報,特開平4-157485号公報,
特開昭64-73364号公報等に提示され、作業環境のオゾン
低減のために注目されている。
報,特開平01-284884号公報,特開平4-157485号公報,
特開昭64-73364号公報等に提示され、作業環境のオゾン
低減のために注目されている。
【0003】特開平4-76572号公報に提示の接触帯電装
置は、バックアップ部材を加圧して接触帯電部材を被帯
電体面に押圧接触させる。
置は、バックアップ部材を加圧して接触帯電部材を被帯
電体面に押圧接触させる。
【0004】特開平01-284884号公報に提示の画像形成
装置は、導電性転写ローラを感光体との間に使用する。
転写材の厚さに対応する間隙間隔を存在させ、感光体に
対し常時非接触状態に対向配設することにより、欠陥の
ない画像を長期にわたって出力可能とする。
装置は、導電性転写ローラを感光体との間に使用する。
転写材の厚さに対応する間隙間隔を存在させ、感光体に
対し常時非接触状態に対向配設することにより、欠陥の
ない画像を長期にわたって出力可能とする。
【0005】特開平4-157485号公報に提示の接触帯電装
置は、帯電部材を被帯電体面に対して圧接させたり、非
圧接させたりを変換制御させる。
置は、帯電部材を被帯電体面に対して圧接させたり、非
圧接させたりを変換制御させる。
【0006】特開昭64-73364号公報に提示の接触帯電装
置は、少なくとも2層からなる抵抗層を被覆してなり最
外層の体積抵抗率が下層の体積抵抗率より大きい。
置は、少なくとも2層からなる抵抗層を被覆してなり最
外層の体積抵抗率が下層の体積抵抗率より大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】A.芯金の上に弾性導
電層(又は弾性半導電層)を設けて被帯電体に接触させ
て高電圧を印加する帯電ローラでは、停止時に帯電ロー
ラが圧接していた位置に対応してオレンジチャートなど
のハーフトーンコピーでは感光体ドラムのピッチで白ス
ジ又は黒スジの画像欠陥が発生する。この問題を解決す
るため特開平4-157485号公報では、帯電部材を被帯電体
面に対して圧接させたり非圧接させたりの変換制御をお
こなって、帯電させない時は、非圧接状態にしている。
電層(又は弾性半導電層)を設けて被帯電体に接触させ
て高電圧を印加する帯電ローラでは、停止時に帯電ロー
ラが圧接していた位置に対応してオレンジチャートなど
のハーフトーンコピーでは感光体ドラムのピッチで白ス
ジ又は黒スジの画像欠陥が発生する。この問題を解決す
るため特開平4-157485号公報では、帯電部材を被帯電体
面に対して圧接させたり非圧接させたりの変換制御をお
こなって、帯電させない時は、非圧接状態にしている。
【0008】B.この帯電ローラが感光体と接触してい
ると、感光体上に残ったわずかなトナーでも帯電ローラ
側に移転してしまうので、そのトナーをクリーニングす
るためにクリーニングブレードやクリーニングブラシを
帯電ローラに取付ける必要が有った。
ると、感光体上に残ったわずかなトナーでも帯電ローラ
側に移転してしまうので、そのトナーをクリーニングす
るためにクリーニングブレードやクリーニングブラシを
帯電ローラに取付ける必要が有った。
【0009】C.金属芯金の外側に弾性層を巻きつけた
接触帯電装置では、帯電ローラを感光体に押しつける力
によって金属芯金がたわみ中央部はニップ巾が減少す
る。この影響により、帯電電位も中央部が低くなる。
接触帯電装置では、帯電ローラを感光体に押しつける力
によって金属芯金がたわみ中央部はニップ巾が減少す
る。この影響により、帯電電位も中央部が低くなる。
【0010】D.表面層材料として高抵抗塗料に導電性
粉体を分散したり導電性塗料を混合分散したことにより
中抵抗を得ている帯電ローラでは、分散や混合状態の影
響により、ハーフトーンコピーで分散ムラや混合ムラの
模様がそのままハーフトーンの濃度ムラとなって現わ
れ、均一な濃度が得られなかった。
粉体を分散したり導電性塗料を混合分散したことにより
中抵抗を得ている帯電ローラでは、分散や混合状態の影
響により、ハーフトーンコピーで分散ムラや混合ムラの
模様がそのままハーフトーンの濃度ムラとなって現わ
れ、均一な濃度が得られなかった。
【0011】E.金属ローラのみを用いた非接触型の帯
電方法では感光体の突起部やピンホールなどに荷電電流
が流れ込み、軸方向全体には均一帯電しなくなってしま
う。また、金属ローラに突起が有ってもそこに電流が集
中してしまった。
電方法では感光体の突起部やピンホールなどに荷電電流
が流れ込み、軸方向全体には均一帯電しなくなってしま
う。また、金属ローラに突起が有ってもそこに電流が集
中してしまった。
【0012】F.スペ−サで帯電ロ−ラを被帯電体面か
ら微小距離離す態様では交流電圧を印加するので振動を
生じ、これが騒音になると共に、被帯電体面の摩耗が速
く、ギャップ変動を生じ易い。
ら微小距離離す態様では交流電圧を印加するので振動を
生じ、これが騒音になると共に、被帯電体面の摩耗が速
く、ギャップ変動を生じ易い。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電装置は、被
帯電体の表面に近接して配置されるロ−ラ状もしくはベ
ルト状の帯電手段により被帯電体を荷電する帯電装置に
おいて、被帯電体に対向する表面とその内側の金属体と
の間の抵抗値が8.93×103〜8.93×1012Ω
/cm2である帯電手段と、前記金属体に直流電圧のみ
を印加する電源と、を備えることを特徴とする。本発明
の好ましい実施例では、帯電手段は、被帯電体との空隙
を3〜1000μmとするスペ−サを有するものとす
る。
帯電体の表面に近接して配置されるロ−ラ状もしくはベ
ルト状の帯電手段により被帯電体を荷電する帯電装置に
おいて、被帯電体に対向する表面とその内側の金属体と
の間の抵抗値が8.93×103〜8.93×1012Ω
/cm2である帯電手段と、前記金属体に直流電圧のみ
を印加する電源と、を備えることを特徴とする。本発明
の好ましい実施例では、帯電手段は、被帯電体との空隙
を3〜1000μmとするスペ−サを有するものとす
る。
【0014】
【作用】被帯電体に対向する表面とその内側の金属体と
の間の抵抗値が8.93×103〜8.93×1012Ω
/cm2であるので、被帯電体あるいは金属体に突起や
ピンホ−ルなどの欠陥があっても、欠陥部に放電が集中
せず、均一な帯電が実現する。直流電圧のみを金属体に
加えるので帯電手段の振動が少く、被帯電体の損耗が少
い。
の間の抵抗値が8.93×103〜8.93×1012Ω
/cm2であるので、被帯電体あるいは金属体に突起や
ピンホ−ルなどの欠陥があっても、欠陥部に放電が集中
せず、均一な帯電が実現する。直流電圧のみを金属体に
加えるので帯電手段の振動が少く、被帯電体の損耗が少
い。
【0015】本発明の好ましい実施例では、帯電手段と
被帯電体の間に3〜1000μmの空隙があるので、前
記A.の、感光体と帯電手段が接触した部分に対応して
生じる感光体ピッチでのハ−フト−ンコピ−での白スジ
又は黒スジは発生しない。空隙の存在により帯電手段へ
のトナ−移転がないので、帯電手段用のクリ−ニング機
構は不要である。空隙の存在により帯電手段にニップを
生じないので、ニップ幅のばらつきによる帯電むらを生
じない。導電性粉体を分散したタイプの塗料を金属体の
表面に塗付した帯電手段では、導電性粉体の分散模様が
ハ−フト−ンの濃度むらとなっていたが、空隙の存在に
よりこのようなむらを生じない。
被帯電体の間に3〜1000μmの空隙があるので、前
記A.の、感光体と帯電手段が接触した部分に対応して
生じる感光体ピッチでのハ−フト−ンコピ−での白スジ
又は黒スジは発生しない。空隙の存在により帯電手段へ
のトナ−移転がないので、帯電手段用のクリ−ニング機
構は不要である。空隙の存在により帯電手段にニップを
生じないので、ニップ幅のばらつきによる帯電むらを生
じない。導電性粉体を分散したタイプの塗料を金属体の
表面に塗付した帯電手段では、導電性粉体の分散模様が
ハ−フト−ンの濃度むらとなっていたが、空隙の存在に
よりこのようなむらを生じない。
【0016】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。帯電手段で
ある帯電ロ−ラ(3+4+7)は、金属体である金属ロ
ーラ(アルミニュウム,アルミニュウム合金,ステンレ
ス鋼等)3を抵抗層7で被覆した帯電ロ−ラ(3+7)
の両端部の、被帯電体である感光体1上の現像巾よりは
外側の部分に、絶縁性のスペーサ4をはめこんで軸方向
には動かないように固定したものである。帯電ローラの
本体部(3+7)と感光体1の間は、この絶縁性のスペ
ーサ4によって電気的には絶縁されている。本実施例で
は−2kVの直流高圧電源からバネ電極を通して金属ロ
ーラ3に高電圧が印加される。絶縁性のスペーサ4は、
膜厚6μmのつぎ目なしPETフィルムで構成されてい
る。感光体基体2と金属ローラ3の間には、−2kVの
直流電圧が印加されるが、この時帯電ローラ(3+7)
の表面(7)から感光体層(1)に放電がおこり、感光
体層表面が均一に帯電した。感光体層(1)と抵抗層7
の間の距離を一定に保つため、金属ローラ3の両端はバ
ネ6により、200gf×2=400gfの力で感光体
1に押しつけられている。これにより感光体1の回転に
ともなって帯電ローラ(3+4+7)も絶縁性のスペー
サ4とともにつれ回りする。
ある帯電ロ−ラ(3+4+7)は、金属体である金属ロ
ーラ(アルミニュウム,アルミニュウム合金,ステンレ
ス鋼等)3を抵抗層7で被覆した帯電ロ−ラ(3+7)
の両端部の、被帯電体である感光体1上の現像巾よりは
外側の部分に、絶縁性のスペーサ4をはめこんで軸方向
には動かないように固定したものである。帯電ローラの
本体部(3+7)と感光体1の間は、この絶縁性のスペ
ーサ4によって電気的には絶縁されている。本実施例で
は−2kVの直流高圧電源からバネ電極を通して金属ロ
ーラ3に高電圧が印加される。絶縁性のスペーサ4は、
膜厚6μmのつぎ目なしPETフィルムで構成されてい
る。感光体基体2と金属ローラ3の間には、−2kVの
直流電圧が印加されるが、この時帯電ローラ(3+7)
の表面(7)から感光体層(1)に放電がおこり、感光
体層表面が均一に帯電した。感光体層(1)と抵抗層7
の間の距離を一定に保つため、金属ローラ3の両端はバ
ネ6により、200gf×2=400gfの力で感光体
1に押しつけられている。これにより感光体1の回転に
ともなって帯電ローラ(3+4+7)も絶縁性のスペー
サ4とともにつれ回りする。
【0017】抵抗層7の例 1.旭硝子(株)のフッ素樹脂(商品名ルミフロンLF
100)にカーボンブラック(CB,東海カーボン製,
シースト300,粒径27mm)を10wt%混合した
ものを使用した。硬化剤としては、ブロックイソシアネ
ートを用いた。金属ローラ3上に塗装して膜厚を30μ
mとした。帯電ローラ(3+7)の外径φ16の外側に
巾25.4mmの円筒電極を押し当てて抵抗を測ったと
ころ抵抗値として5×105Ωが得られた。これを接点
の単位面積1cm2当りに直すと3.92×104Ω/c
m2となる。
100)にカーボンブラック(CB,東海カーボン製,
シースト300,粒径27mm)を10wt%混合した
ものを使用した。硬化剤としては、ブロックイソシアネ
ートを用いた。金属ローラ3上に塗装して膜厚を30μ
mとした。帯電ローラ(3+7)の外径φ16の外側に
巾25.4mmの円筒電極を押し当てて抵抗を測ったと
ころ抵抗値として5×105Ωが得られた。これを接点
の単位面積1cm2当りに直すと3.92×104Ω/c
m2となる。
【0018】2.ダイソー(株)のエピクロルヒドリン
ゴム(商品名エピクロマーRC)に、ステアリン酸すず
1,活性マグネシア5,NA−22 1.5,老化防止
NBC2(重合体100につき)を原料として円筒フィ
ルム状に押し出し、金属ローラ3を差し込んだところで
巻き蒸し加硫して金属ローラ3と密着させた。このあと
で帯電ローラ表面に研摩加工をおこなった。できあがっ
た帯電ローラφ16を1と同様に電気抵抗を測定したと
ころ6.27×105Ω/cm2であった。また、エピク
ロルヒドリンゴムの厚さを測ったところ0.4〜0.6
mmであった。
ゴム(商品名エピクロマーRC)に、ステアリン酸すず
1,活性マグネシア5,NA−22 1.5,老化防止
NBC2(重合体100につき)を原料として円筒フィ
ルム状に押し出し、金属ローラ3を差し込んだところで
巻き蒸し加硫して金属ローラ3と密着させた。このあと
で帯電ローラ表面に研摩加工をおこなった。できあがっ
た帯電ローラφ16を1と同様に電気抵抗を測定したと
ころ6.27×105Ω/cm2であった。また、エピク
ロルヒドリンゴムの厚さを測ったところ0.4〜0.6
mmであった。
【0019】実施例の効果 a.現像巾に該当する部分は非接触なので前記A.で記
した、感光体と帯電ローラが接触した部分に対応して生
じる感光体ピッチでのハーフトーンコピーでの白スジ又
は黒スジは発生しない。
した、感光体と帯電ローラが接触した部分に対応して生
じる感光体ピッチでのハーフトーンコピーでの白スジ又
は黒スジは発生しない。
【0020】b.帯電ローラと感光体が接触していない
ので、感光体上のトナー移転がないので、帯電ローラ用
のクリーニング機構は不要である。
ので、感光体上のトナー移転がないので、帯電ローラ用
のクリーニング機構は不要である。
【0021】c.同じく帯電ローラと感光体が非接触の
ためニップは生じない。従って、ニップ巾のバラツキに
よる帯電のムラはない。
ためニップは生じない。従って、ニップ巾のバラツキに
よる帯電のムラはない。
【0022】d.導電性粉体を分散したタイプの塗料で
はその分散模様が感光体上に転写されて、その模様がハ
ーフトーンの濃度ムラとなっていたが、本実施例では非
接触のため、ムラは出ない。
はその分散模様が感光体上に転写されて、その模様がハ
ーフトーンの濃度ムラとなっていたが、本実施例では非
接触のため、ムラは出ない。
【0023】e.感光体1に突起やピンホールが有って
も、金属ローラ3に突起が有っても抵抗層7で欠陥部に
放電が集中せず、均一な帯電ができた。抵抗層7の抵抗
値が8.93×103Ω/cm2以下では欠陥部に対する
異常放電がおきて、均一な帯電ができなかった。また、
8.93×1012Ω/cm2より抵抗が高いと放電しな
くなった。したがって抵抗層7は、8.93×103〜
8.93×1012Ω/cm2とする。
も、金属ローラ3に突起が有っても抵抗層7で欠陥部に
放電が集中せず、均一な帯電ができた。抵抗層7の抵抗
値が8.93×103Ω/cm2以下では欠陥部に対する
異常放電がおきて、均一な帯電ができなかった。また、
8.93×1012Ω/cm2より抵抗が高いと放電しな
くなった。したがって抵抗層7は、8.93×103〜
8.93×1012Ω/cm2とする。
【0024】f.スペ−サ4で帯電ロ−ラ(3+7)を
被帯電体面から微小距離離すが、直流電圧のみを金属ロ
−ラ3に印加するので、交流電圧を印加する場合ほどの
振動を生じないので、騒音が少くなると共に、被帯電体
面の摩耗が遅く、ギャップ変動を生じにくい。図3に、
交流電圧を印加した場合(比較例)と本発明の実施例
(直流電圧印加)の場合の、感光体1の摩耗量を示す。
比較例では、感光体1を200mm/secの周速度で
回転駆動し、金属ロ−ラ3に−750Vの直流電圧とピ
−ク間電圧1600V,1200Hzの交流電圧を重畳
して印加し感光体1を略−750Vに荷電した。実施例
では、感光体1を200mm/secの周速度で回転駆
動し、金属ロ−ラ3に−1350Vの直流電圧を印加し
て感光体1を略−750Vに荷電した。比較例のときに
は振動音は42dBであったが、実施例では32dBに
低下した。摩耗量は図3に示すように大幅に低減した。
図3において横軸はA3サイズの紙の通紙枚数(その分
の感光体の回転)を、縦軸は感光体1の摩耗量を示す。
被帯電体面から微小距離離すが、直流電圧のみを金属ロ
−ラ3に印加するので、交流電圧を印加する場合ほどの
振動を生じないので、騒音が少くなると共に、被帯電体
面の摩耗が遅く、ギャップ変動を生じにくい。図3に、
交流電圧を印加した場合(比較例)と本発明の実施例
(直流電圧印加)の場合の、感光体1の摩耗量を示す。
比較例では、感光体1を200mm/secの周速度で
回転駆動し、金属ロ−ラ3に−750Vの直流電圧とピ
−ク間電圧1600V,1200Hzの交流電圧を重畳
して印加し感光体1を略−750Vに荷電した。実施例
では、感光体1を200mm/secの周速度で回転駆
動し、金属ロ−ラ3に−1350Vの直流電圧を印加し
て感光体1を略−750Vに荷電した。比較例のときに
は振動音は42dBであったが、実施例では32dBに
低下した。摩耗量は図3に示すように大幅に低減した。
図3において横軸はA3サイズの紙の通紙枚数(その分
の感光体の回転)を、縦軸は感光体1の摩耗量を示す。
【0025】なお、帯電装置が置かれている環境条件
(温度,湿度,気圧,放射線,イオン)により、プロセ
スのいちばん最初は放電が起りにくいことがある。この
場合には初期のみ高圧を印加するトリガーが有効であ
る。
(温度,湿度,気圧,放射線,イオン)により、プロセ
スのいちばん最初は放電が起りにくいことがある。この
場合には初期のみ高圧を印加するトリガーが有効であ
る。
【0026】上記実施例の要素は次のように変更しても
よい: (1)帯電ロ−ラ(3+7)の両端部にキャップ状の熱
収縮チューブを巻いて収縮させ、図2に示すようにスペ
ーサ4とする, (2)帯電ローラ(3+7)の両端部に塗装膜を付ける
ことにより、スペーサ4を形成する, (3)帯電ローラ(3+7)の全面を均一に塗装後に、
現像巾部分を研削することにより段差をつけ、リング状
突起部をスペ−サ4とする, (4)帯電ロ−ラ(3+7)を、金属ローラ3の上に弾
性層を設けさらにその上に抵抗層7として塗装膜を付着
させた3層構造とする。あるいはさらに任意の層構成と
して多層構造とする。
よい: (1)帯電ロ−ラ(3+7)の両端部にキャップ状の熱
収縮チューブを巻いて収縮させ、図2に示すようにスペ
ーサ4とする, (2)帯電ローラ(3+7)の両端部に塗装膜を付ける
ことにより、スペーサ4を形成する, (3)帯電ローラ(3+7)の全面を均一に塗装後に、
現像巾部分を研削することにより段差をつけ、リング状
突起部をスペ−サ4とする, (4)帯電ロ−ラ(3+7)を、金属ローラ3の上に弾
性層を設けさらにその上に抵抗層7として塗装膜を付着
させた3層構造とする。あるいはさらに任意の層構成と
して多層構造とする。
【0027】(5)スペーサ4を被帯電体(1)に巻
く, (6)金属ローラ3に抵抗層が1014Ω以上の高抵抗ロ
ーラを接触させ、高抵抗ロ−ラの表面を一度帯電させて
から、この高抵抗ロ−ラで被帯電体を非接触で帯電させ
る, (7)帯電ロ−ラ(3+4+7)を、継ぎ目なしフレキ
シブルベルトにおき替える, (8)転写装置としてそのまま使用する, (9)金属ローラ3は中空でなく中実の芯金構造であ
る, (10)フッ素樹脂以外の高抵抗塗料を使用可。カーボン
ブラック以外にもTiO2,SnO2,In2O3,金属粉
などの導電粉体を使用可,エピクロルヒドリンゴム以外
の導電性塗料が使用可。
く, (6)金属ローラ3に抵抗層が1014Ω以上の高抵抗ロ
ーラを接触させ、高抵抗ロ−ラの表面を一度帯電させて
から、この高抵抗ロ−ラで被帯電体を非接触で帯電させ
る, (7)帯電ロ−ラ(3+4+7)を、継ぎ目なしフレキ
シブルベルトにおき替える, (8)転写装置としてそのまま使用する, (9)金属ローラ3は中空でなく中実の芯金構造であ
る, (10)フッ素樹脂以外の高抵抗塗料を使用可。カーボン
ブラック以外にもTiO2,SnO2,In2O3,金属粉
などの導電粉体を使用可,エピクロルヒドリンゴム以外
の導電性塗料が使用可。
【0028】
【発明の効果】被帯電体あるいは金属体に突起やピンホ
−ルなどの欠陥があっても、欠陥部に放電が集中せず、
均一な帯電が実現する。直流電圧のみを金属体に加える
ので帯電手段の振動が少く、被帯電体の損耗が少い。
−ルなどの欠陥があっても、欠陥部に放電が集中せず、
均一な帯電が実現する。直流電圧のみを金属体に加える
ので帯電手段の振動が少く、被帯電体の損耗が少い。
【図1】 本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】 本発明のもう1つの実施例の、図1に示す実
施例と異なる部分のみを示す縦断面図である。
施例と異なる部分のみを示す縦断面図である。
【図3】 本発明の実施例と比較例の感光体1の摩耗量
を示すグラフであり、横軸はA3サイズの紙の通紙枚数
を、縦軸は感光体1の摩耗量を示す。
を示すグラフであり、横軸はA3サイズの紙の通紙枚数
を、縦軸は感光体1の摩耗量を示す。
1:感光体 2:感光体基体 3:金属ロ−ラ 4:スペ−サ 5:直流電源 6:バネ 7:抵抗層
Claims (2)
- 【請求項1】 被帯電体の表面に近接して配置されるロ
−ラ状もしくはベルト状の帯電手段により被帯電体を荷
電する帯電装置において、被帯電体に対向する表面とそ
の内側の金属体との間の抵抗値が8.93×103〜
8.93×1012Ω/cm2である帯電手段と、前記金
属体に直流電圧のみを印加する電源と、を備えることを
特徴とする帯電装置。 - 【請求項2】 帯電手段は、その表面と被帯電体との空
隙を3〜1000μmとするスペ−サを有することを特
徴とする請求項1記載の帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP561094A JPH07209959A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP561094A JPH07209959A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 帯電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07209959A true JPH07209959A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11615976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP561094A Pending JPH07209959A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 帯電装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH07209959A (ja) |
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- 1994-01-24 JP JP561094A patent/JPH07209959A/ja active Pending
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