JPH0720975Y2 - 電話機の静電気破壊防止装置 - Google Patents

電話機の静電気破壊防止装置

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JPH0720975Y2
JPH0720975Y2 JP8885389U JP8885389U JPH0720975Y2 JP H0720975 Y2 JPH0720975 Y2 JP H0720975Y2 JP 8885389 U JP8885389 U JP 8885389U JP 8885389 U JP8885389 U JP 8885389U JP H0720975 Y2 JPH0720975 Y2 JP H0720975Y2
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telephone
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雄司 寺本
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マイクロコンピュータ等の電子部品を内蔵す
る電子式の電話機に係り、特に、電話機に与えられる静
電気が電子部品に影響を及ぼさないようにした電話機の
静電気破壊防止装置に関する。
(従来の技術) 留守番機能や交信カウント機能等のような多機能を有す
る電子式の電話機は、マイクロコンピュータ(以下、マ
イコンと略記する)や回路素子によって電話機回路が構
成されている。このため、電話機の使用時において帯電
した使用者が電話機に触れたとき、静電気が電話機本体
のケースアースから電話機回路に流入し、静電気の高電
圧によってマイコンが誤動作したり、回路素子が破壊さ
れる場合があった。
そこで、従来より第3図に示すような電話機の静電気破
壊防止装置が採用されている。
図において、1は電話機本体であり、入力端子2に電話
回路L1が、入力端子3に電話回線L2がそれぞれ接続され
ている。そして、入力端子2には、ダイオードD1〜D4
ブリッジに接続した全波整流回路4の入力端4aが、入力
端子3には全波整流回路4の入力端4bが接続されてお
り、図示しないフックスイッチをオフフックすることに
より、電話回線L1,L2から供給される交流信号電圧が全
波整流回路4によって全波整流され、直流電圧が各部に
出力されるようになっている。すなわち、この全波整流
回路4の一方の出力端4dには、図示しない電話機回路を
構成するプリント基板に取付けられた回路素子やマイコ
ン5等の電子部品が接続されている。また、電話機回路
のアース側の終端をマイコン5のアース側5aとなして、
全波整流回路4の他方の出力端4cに接続している。な
お、電話機本体1に設けたシールド板(図示省略)をケ
ースアース6とし、このケースアース6をプリント基板
に形成された放電用パターン(図示省略)に接続してい
る。
そして、前記全波整流回路4において、通電時にアース
電位が最も低レベルとなる出力端4cをアースポイントE
とし、このアースポイントEに前記マイコン5のアース
側5a及びケースアース6を接続することにより、このケ
ースアース6、アースポイントE及びダイオードD3を介
して電話回線L2に至る放電路を形成している。
上記構成の従来装置によれば、電話機の使用に際して静
電気を帯電した使用者の指先7が電話機本体1に触れる
と、静電気がケースアース6から低電位のアースポイン
トEに流れ、ダイオードD3を介して電話回線L2に導かれ
る。これにより、静電気が電話機回路の回路素子やマイ
コン5等に直接導入するのが回避され、静電気の影響に
よる回路素子の破壊やマイコン5の誤動作による通信不
能が防止されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来の装置においては、放電路となる全
波整流回路4のアースポイントEのアース電位と、マイ
コン5を含む電話機回路のアース電位とが基本的に同電
位となるため、静電気の大きさやプリント基板の放電用
パターンの抵抗値によっては、静電気が放電路に全て導
かれることなく、一部が矢印のような経路を介して回路
素子やマイコン5側に流入する場合があった。このた
め、静電気によって回路素子が破壊されたり、マイコン
5が誤動作する問題が解消されず、通話不能や信号処理
の障害が生じて、多機能電話としての使用が不可能とな
る場合があった。
本考案は、上記課題を解消するために創案されたもの
で、その目的は電話回線に静電気吸収用の回路素子を接
続して放電路を形成するといった簡単な構成により、静
電気による電子部品の破壊等を回避し、通話障害を防止
した電話機の静電気破壊防止装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本考案に係わる電話機の静電気
破壊防止装置は、電話回線を介して供給される交流信号
電圧を全波整流して電話機回路に出力する全波整流回路
の出力端のうち、通話時にアース電位が最も低レベルと
なる出力端子に、電話機回路を構成する電子部品のアー
ス側が接続され、この電子部品のアース側が接続された
前記出力端子をアースポイントとなして、このアースポ
イントに電話機本体のケースアースが接続された構造の
電話機において、前記電話回線の線間に、互いに直列接
続されたコンデンサを接続し、このコンデンサ相互の接
続点と前記アースポイントに接続された電子部品のアー
ス側の終端とを接続することにより、前記ケースアース
からアースポイント、電子部品のアース側の終端、コン
デンサ相互の接続点を介して電話回線に至る放電路を形
成したものである。
また、本考案に係わる電話機の静電気破壊防止装置は、
電話回線を介して供給される交流信号電圧を全波整流し
て電話機回路に出力する全波整流回路の出力端のうち、
通話時にアース電位が最も低レベルとなる出力端子に、
電話機回路を構成する電子部品のアース側が接続された
構造の電話機において、前記電話回線の線間に、互いに
直列接続されたコンデンサを接続し、このコンデンサ相
互の接続点と電話機本体のケースアースとを直接接続す
ることにより、ケースアースからコンデンサ相互の接続
点を介して電話回線に至る放電路を形成したものであ
る。
(作用) 上記構成により、静電気を帯電した使用者が電話機に触
れると、静電気が電話機本体のケースアースから、アー
ス電位が最も低レベルとなる全波整流回路のアースポイ
ントを介して又は直接に、コンデンサに導かれる。この
とき、コンデンサの充電作用によって静電気が吸収さ
れ、電話機回路への流入が抑止される。従って、静電気
による電子部品の破壊が回避されることから、通話障害
等が防止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本実施例に係る電話機の静電気破壊防止装置
の概略構成を示す電気回路図である。
なお、本実施例の静電気破壊防止装置における回路構成
は、第3図に示す従来の静電気破壊防止装置と略同一で
あり、従って同一部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
第1図において、静電気の放電電圧に対応し得るように
容量が予め設定されたコンデンサ8,9は、互いに直列に
接続されており、コンデンサ8の一端が入力端子2側の
電話回線L1に、コンデンサ9の他端が入力端子3側の電
話回線L2にそれぞれ接続されている。また、両コンデン
サ8,9の接続点10とマイコン5のアース側5aである電話
機回路の終端とが接続されることにより、ケースアース
6、アースポイントE、終端接続点5b及び接続点10から
各コンデンサ8,9を介して電話回線L1,L2に至る放電路が
形成されている。
上記構成によれば、電話機の使用に際して身体に帯電し
た使用者の指先7が電話機本体1に触れると、静電気が
ケースアース6に放電され、矢印の如くアースポイント
Eに導かれる。このとき、アースポイントEから終端接
続点5bに達した静電気は、コンデンサ8,9の充電作用に
よって吸収されるため、接続点10を経て各コンデンサ8,
9に充電される。そして、この静電気はコンデンサ8,9の
放電作用により漸次電話回線L1,L2に放電される。これ
により、静電気が全波整流回路4を介して電話機回路へ
流入するのが防止されると共に、マイコン5のアース側
5aから回路内への逆流も防止される。従って、電話機回
路の回路素子が破壊されたり、マイコン5が誤動作する
といった問題が回避され、通話障害等も防止されるもの
である。
第2図は本考案に係る静電気破壊防止装置の他の実施例
を示している。
本実施例は、電話回線L1,L2に接続されたコンデンサ8,9
の接続点10に、ケースアース6を直接接続して、全波整
流回路4のアースポイントEを介さずに静電気をコンデ
ンサ8,9に導くように放電路を形成したものであり、そ
の他の構成は前記実施例と同様である。このように構成
された静電気破壊防止装置の作用は、前記実施例と同様
であるので、ここでは説明を省略する。
なお、本考案の静電気破壊防止装置は、電話回線L1,L2
の線間に、互いに直列接続されたコンデンサ8,9を接続
する場合について説明したが、この実施例に限らず電話
回線L1,L2の何れか一方にコンデンサの一端を接続し、
その端を前記アースポイントE又はケースアース6に接
続する構成とすることが可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る電話機の静電気破壊
防止装置は、電話回線の線間に、互いに直列接続された
コンデンサを接続するとともに、このコンデンサ相互の
接続点と電話機回路を構成する電子部品のアース側の終
端とを接続し、若しくはコンデンサ相互の接続点と電話
機本体のケースアースとを直接接続してそれぞれの放電
路を形成するようにしたので、電話機の使用に際し、帯
電した使用者が電話機に触れたとき、この静電気がケー
スアースからアースポイントを介する放電路又は直接コ
ンデンサに至る放電路を介して該コンデンサに吸収され
ることから、電話機回路の電子部品への流入が防止され
る。よって、静電気による回路素子や電子部品の破壊が
回避され、通話不能や信号処理障害等の発生が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る電話機の静電気破壊
防止装置の概略構成を示す電気回路図、第2図は他の実
施例を示す電気回路図、第3図は従来の電話機の静電気
破壊防止装置を示す電気回路図である。 1……電話機回路 4……全波整流回路 5……マイクロコンピュータ 6……ケースアース 8,9……コンデンサ L1,L2……電話回線 E……アースポイント

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線を介して供給される交流信号電圧
    を全波整流して電話機回路に出力する全波整流回路の出
    力端のうち、通話時にアース電位が最も低レベルとなる
    出力端子に、電話機回路を構成する電子部品のアース側
    が接続され、この電子部品のアース側が接続された前記
    出力端子をアースポイントとなして、このアースポイン
    トに電話機本体のケースアースが接続された構造の電話
    機において、 前記電話回線の線間に、互いに直列接続されたコンデン
    サを接続し、このコンデンサ相互の接続点と前記アース
    ポイントに接続された電子部品のアース側の終端とを接
    続することにより、前記ケースアースからアースポイン
    ト、電子部品のアース側の終端、コンデンサ相互の接続
    点を介して電話回線に至る放電路を形成したことを特徴
    とする電話機の静電気破壊防止装置。
  2. 【請求項2】電話回線を介して供給される交流信号電圧
    を全波整流して電話機回路に出力する全波整流回路の出
    力端のうち、通話時にアース電位が最も低レベルとなる
    出力端子に、電話機回路を構成する電子部品のアース側
    が接続された構造の電話機において、 前記電話回線の線間に、互いに直列接続されたコンデン
    サを接続し、このコンデンサ相互の接続点と電話機本体
    のケースアースとを直接接続することにより、ケースア
    ースからコンデンサ相互の接続点を介して電話回線に至
    る放電路を形成したことを特徴とする電話機の静電気破
    壊防止装置。
JP8885389U 1989-07-27 1989-07-27 電話機の静電気破壊防止装置 Expired - Lifetime JPH0720975Y2 (ja)

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