JPH0323803Y2 - - Google Patents

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JPH0323803Y2
JPH0323803Y2 JP1985195458U JP19545885U JPH0323803Y2 JP H0323803 Y2 JPH0323803 Y2 JP H0323803Y2 JP 1985195458 U JP1985195458 U JP 1985195458U JP 19545885 U JP19545885 U JP 19545885U JP H0323803 Y2 JPH0323803 Y2 JP H0323803Y2
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circuit
resistor
transistor
thyristor
inrush current
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンデンサ入力型の整流平滑回路に
おいて電源の投入直後に生じる突入電流を抑制す
る回路に関し、更に詳しくは、複数のトランジス
タと時定数回路とを組み合わせた遅延トリガー回
路により、外部からの信号なしでサイリスタを導
通させる突入電流防止回路に関するものである。
[従来の技術] コンデンサ入力型整流平滑回路においては、電
流投入直後に平滑コンデンサに突入電流と呼ばれ
る過大な充電電流が流れる。そこでこの種の回路
を有する装置、例えばスイツチング電源等におい
ては、突入電流を防止するための回路が組み込ま
れている。
突入電流防止回路としては、突入電流防止抵抗
とサイリスタとを並列に組み合わせて整流回路と
平滑コンデンサとの間に挿入する構成が一般的で
ある。電源投入直後はサイリスタは非導通の状態
にあり、平滑コンデンサには突入電流防止抵抗に
よつて制限された電流が流れる。そして外部に設
けられた遅延トリガー回路によつて一定の遅れ時
間経過後に前記サイリスタを導通させる。従つて
その時以降、該サイリスタによつて突入電流防止
抵抗の両端が短絡された状態となり、主回路の電
流は該サイリスタを通り抵抗での電力損失を防ぐ
ことができる。
サイリスタを導通させる回路は様々であるが、
代表的なものの一つとしては、平滑コンデンサの
後段に設けられているコーバータトランスに更に
別の巻線を施し、その出力をダイオードで整流し
た後にコンデンサと抵抗からなる積分回路に供給
し、その端子電圧で前記サイリスタをトリガーす
る構成がある。この回路では、電源投入直後に平
滑コンデンサの端子電圧が次第に上昇し、やがて
スイツチング部での交流振幅がある程度まで大き
くなると、コンバータトランスに設けられた別巻
線の誘起電圧によつてサイリスタが導通すること
になる。
他の例としては、両電源ライン間に時定数回路
と基準電圧発生回路とを設け、両方の出力を比較
してサイリスタをトリガーする回路もある(例え
ば実開昭57−42415号公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点] 従来技術では例えばコンバータトランスに別の
巻線を設ける必要があつたから、トランスの巻線
構造が複雑化し、その上、電源毎にサイリスタの
遅延トリガー回路を設計し直さねばならないとい
う煩瑣な作業が要求された。
またサイリスタを導通させるために外部からの
信号が必要であり、かつ該サイリスタの導通状態
を保持し続けるためにも外部から電力を供給し続
ける必要があつた。
両電源ライン間に遅延トリガー回路を設ける構
成では、サイリスタをオンさせるためにはあるレ
ベルの電流が必要なため、両ライン間の電圧が高
ければ高いだけ、この遅延トリガー回路の損失が
大きくなる欠点がある。また電源の種類(電源電
圧)が異なると、それに応じた遅延トリガー回路
を設計し直し組み込まなければならない。
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
を解消し、サイリスタを外部からの信号なしに動
作させることができ2端子の回路ユニツトとして
組み立てることも可能であるため、どのようなタ
イプの電源にも対応でき且つ簡単に組み込めるよ
うな突入電流防止回路を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記のような目的を達成できる本考案は、突入
電流防止抵抗とサイリスタとの並列回路に対して
並列に遅延トリガー回路を設けた構成である。こ
の遅延トリガー回路は、第1の抵抗と第1のトラ
ンジスタの直列回路と、第2の抵抗と第2のトラ
ンジスタの直列回路と、第3の抵抗と時定数設定
用コンデンサとの時定数回路を具備し、該第1の
トランジスタをサイリスタのゲート回路に、第2
のトランジスタを第1のトランジスタのベース回
路に、時定数設定用コンデンサを第2のトランジ
スタのベース回路にそれぞれ接続したものであ
る。
[作用] 電源が投入された直後はサイリスタは非導通の
状態にあり、突入電流防止抵抗を通つて電流が流
れ、平滑コンデンサへの充電電流が制限される。
またこの時、第3の抵抗と時定数設定用コンデン
サからなる時定数回路にも電流が流れ、該時定数
設定用コンデンサが充電される。このコンデンサ
の端子電圧が高くなると、それによつて第2のト
ランジスタが導通し、第1のトランジスタが非導
通となる。これに伴い第1の抵抗を通つてサイリ
スタのゲート回路にトリガー電流が流れ、該サイ
リスタが導通する。
このようにしてまず電源投入直後は突入電流防
止抵抗を通つて電流が流れ、それから一定時定間
経過した後、時定数設定用コンデンサの充電に伴
つてサイリスタが導通し、前記突入電流防止抵抗
での電力損失を防止する。
[実施例] 添付図面は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。本考案に係る突入電流防止回路は、コンデン
サ入力型整流平滑回路の整流部(ここでは整流ダ
イオードブリツジD)とその出力側に接続される
平滑コンデンサCとの間に挿入される。
突入電流防止回路10は、突入電流防止抵抗R
と、そに並列に接続されたサイリスタSCRとを
備えている。この点は従来技術と同様である。
本考案が従来技術と顕著に相違する点は、この
サイリスタSCRの動作を制御する遅延トリガー
回路12である。遅延トリガー回路12は、第1
の抵抗R1と第1トランジスタQ1の直列回路と、
第2の抵抗R2と第2のトランジスタQ2の直列回
路と、第3の抵抗R3と時定数設定用コンデンサ
C1との時定数回路からなり、サイリスタSCRに
対して並列に接続される。第1および第2のトラ
ンジスタQ1,Q2はいずれもNPN型であり、サイ
リスタSCRのゲート、カソードが第1のトラン
ジスタQ1のコレクタ、エミツタに接続され、該
第1のトランジスタQ1のベース、エミツタが第
2のトランジスタQ2のコレクタ、エミツタに接
続され、更に該第2のトランジスタQ2のベース
−エミツタ間に時定数設定用コンデンサC1が接
続される。
なおサイリスタSCRのゲート−カソード間に
接続されている抵抗R4とコンデンサC2の並列回
路は該サイリスタの誤動作防止用である。
本回路の動作は次の如くである。交流電源が投
入された直後は第2のトランジスタQ2は非導通
であり、第2の抵抗R2を通つて第1のトランジ
スタQ1が導通するのでサイリスタSCRは非導通
である。従つて交流入力電流は整流ダイオードブ
リツジDおよび突入電流防止抵抗Rを通つて平滑
コンデンサCを充電する。図示されていないが、
平滑コンデンサCと並列に負荷回路が接続される
から、その負荷回路にも電流が供給されることに
なる。このようにして電源投入直後は平滑コンデ
ンサCへの充電電流並びに負荷回路への電流は突
入電流防止抵抗Rによつて制限される。
またこの時、第3の抵抗R3を通つて時定数設
定用コンデンサC1に充電電流も流れる。時定数
設定用コンデンサC1の充電電圧が第2のトラン
ジスタQ2のベース−エミツタ間電圧に達すると
第2のトランジスタQ2が導通する。するを第1
のトランジスタQ1のベース電圧が低下するため
該第1のトランジスタQ1は非導通となる。これ
によつてサイリスタSCRのゲートには第1の抵
抗R1を通つてトリガー電流が流れ、該サイリス
タSCRが導通し、突入電流防止抵抗Rの両端を
短絡した状態にする。従つて主回路の電流は突入
電流防止抵抗RではなくサイリスタSCRを通つ
て流れることになる。
このようにして電源投入直後の突入電源は抵抗
Rによつて制限され、一定時間経過後はサイリス
タSCRが導通して前記抵抗Rでの電力損失を抑
えることができる。遅延トリガー回路12におけ
る遅延時間は、第3の抵抗R3の抵抗値やコンデ
ンサC1の静電容量を変えることによつて、長短
自由に設定できる。
[考案の効果] 本考案は上記のように突入電流防止抵抗と並列
にサイリスタとその遅延トリガー回路を接続する
構成だから、一方のラインのみを使用するため電
力損失が少なく、安全規格に対する考慮も緩くな
り、更に電源の種類を問わず適用できる。また外
部からの信号が不要であり、サイリスタの導通状
態を保持するために外部から電力を供給し続ける
必要もなくなる。そのため遅延トリガー回路を2
端子複合部品としてモジユール化することもで
き、電源の設計や組み立てが極めて簡素化される
という優れた実用的効果が生じる。
上記のような理由で電源本体において重要な機
能を果たすコンバータトランスに別の巻線を設け
る必要がないため、それらトランスの設計も容易
化され製造や組み立ても簡素化される。また上記
のように遅延トリガー回路が2端子の回路で済む
から、突入電流防止回路全体を単一パツケージに
組み立てることも可能であり、電源の種類を問わ
ず適用可能なため量産化することによつて低廉化
できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る突入電流防止回路の一実施
例を示す回路図である。 10……突入電流防止回路、12……遅延トリ
ガー回路、R……突入電流防止抵抗、SCR……
サイリスタ、R1……第1の抵抗、Q1……第1の
トランジスタ、R2……第2の抵抗、Q2……第2
のトランジスタ、R3……第3の抵抗、C1……時
定数設定用コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサ入力型整流平滑回路に挿入される突
    入電流防止抵抗と、それに並列に接続されるサイ
    リスタを備えた回路において、該サイリスタと並
    列に、第1の抵抗と第1のトランジスタの直列回
    路と、第2の抵抗と第2のトランジスタの直列回
    路と、第3の抵抗とコンデンサとの時定数回路を
    設け、該第1のトランジスタをサイリスタのゲー
    ト回路に、第2のトランジスタを第1のトランジ
    スタのベース回路に、時定数設定用コンデンサを
    第2のトランジスタのベース回路にそれぞれ接続
    した突入電流防止回路。
JP1985195458U 1985-12-19 1985-12-19 Expired JPH0323803Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985195458U JPH0323803Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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JPS62104529U JPS62104529U (ja) 1987-07-03
JPH0323803Y2 true JPH0323803Y2 (ja) 1991-05-23

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JPS5742415B2 (ja) * 1980-05-20 1982-09-08

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JPS5742415B2 (ja) * 1980-05-20 1982-09-08

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