JPH07209734A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH07209734A
JPH07209734A JP6016966A JP1696694A JPH07209734A JP H07209734 A JPH07209734 A JP H07209734A JP 6016966 A JP6016966 A JP 6016966A JP 1696694 A JP1696694 A JP 1696694A JP H07209734 A JPH07209734 A JP H07209734A
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camera
light source
switch
memory lock
lock switch
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Shinichi Tsujimoto
紳一 辻本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 撮影フィルムのプリントに際して、照明光源
の種類について誤判定を未然に防止する。 【構成】 照明光源に関する情報を検出する検出手段1
4の出力を記憶する記憶手段7と、外部操作に応じて作
動するメモリロックスイッチ23とを設け、このメモリ
ロックスイッチ23の操作により、前記記憶手段7の内
容を保持するものであり、また、メモリロック23とは
別に、外部操作により前記検出手段14の作動を開始さ
せるスタートスイッチを設けるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影時の照明光の光源
に関する情報を検出し、その検出結果を写真フィルム上
に記録するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特公昭58−53327号等に
は、撮影時の照明光源が自然光(太陽光)、蛍光灯、タ
ングステン電灯の何れであったかを検出し、この検出結
果をフィルム上に光学的なマークによって記録するカメ
ラが示されている。そして、現像済みのフィルムからプ
リントを得る際にこのマークをプリンタが読み取り、撮
影時の照明光源に合わせて適正なカラーバランスの補正
を行い、良好なプリントを得ることが示されいる。これ
は、一般的なデーライトタイプのネガフィルムを使って
蛍光灯照明下の人物の撮影を行うと、肌色に緑色がのっ
たプリントが得られがちであるが、プリント時に蛍光灯
下の撮影である事を識別可能としてこの種の不都合をな
くそうとするものである。また、光源を検出する手段と
しては、照明光の色を検出する方法と照明光に含まれる
フリッカを検出する方法が示されている。さらに、特開
平3−136026号では撮影光の光源を検出する手段
としてRGBサンサを用いることが示されている。また
さらに、特開平3−163538号では検出する手段と
して蛍光灯照明に含まれる輝線を検出する方法が示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例で示されたカメラでは、光源種類を間違えて判別
し、誤った情報をフィルム上に記録してしまうことの対
策について何らかの開示がなされていない。図14は、
カメラが光源種類を間違えて判別してしまう状況を説明
する為のものである。図14において、Cはカメラであ
り、画角θの範囲で光源色の検出を行い光源種類の判別
を行う。Oは被写体である人物で、自然光Dの照明を受
けている。Bは被写体の後ろにある背景である。被写体
は自然光Dにより照明されているので、カメラは光源種
類を自然光Dと判別すべきである。もしここで、背景B
が非常に大きな色の片寄りを持っていると、カメラの光
源色検出はこの背景Bの影響を受けてしまう。もし、B
が緑色であっったとすると、照明光の種類を蛍光灯
(F)と判別してしまうことになる。
【0004】また、被写体Oの後方にタングステン電灯
Tがある場合にはこの影響を受けてしまい、照明光源の
種類をタングステン電灯Tと誤判別してしまうことにな
る。このように、誤判別した結果をフィルム上に記録
し、これに基づいてプリンタの焼付け条件が設定される
と、得られたプリントのカラーバランスは極めて不具合
なものとなってしまう。
【0005】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、撮影フィルムのプリントに際して、照明光
源の種類について誤判定を未然に防止することのできる
カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のカメラは請求項1において、照明光源
に関する情報を検出する検出手段及びその検出結果を記
録する記録手段を有するカメラにおいて、前記検出手段
の出力を記憶する記憶手段と、外部操作に応じて作動す
るメモリロックスイッチとを設け、このメモリロックス
イッチの操作により、前記記憶手段の内容を保持するも
のであり、請求項2において、メモリロックとは別に、
外部操作により前記検出手段の作動を開始させるスター
トスイッチを設けるものであり、請求項3において、メ
モリロックスイッチは前記検出手段の作動を開始させる
スタートスイッチを兼用するするものであり、請求項4
において、検出手段は測色手段とし、また請求項5にお
いて、検出手段は、フリッカ検出手段とするものであ
り、請求項6において、スタートスイッチはカメラの測
色を開始する測光スイッチと兼用したものであり、請求
項7において、記録手段は磁気記録手段としたものであ
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、照明光源に関する情報を検出
する検出手段及びその検出結果をフィルム上に記録する
記録手段を有するカメラにおいて、前記検出手段の出力
を記憶する記憶手段と、外部操作に応じて作動するメモ
リロックスイッチを有し、前記メモリロックスイッチの
操作により前記記憶手段の記憶内容を保持する様にする
ことにより、前述のような照明光源の種類についての誤
判定を未然に防止出来るようにしたものである。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例におけるカメラの回路
構成を示すブロック図、図2はカメラの外観図で(a)
は側面図、(b)は上面図である。図1、2において、
1はカメラ本体、2は撮影レンズであり、撮影レンズ2
は、その内部に絞り制御回路3、絞り駆動モータ4、オ
ートフォーカス制御回路5、オートフォーカス用モータ
6を有する。7はカメラのマイクロコンピュータ(以下
マイコン)であり、ROM、RAM、A/Dコンバータ
を有し、カメラに必要な全ての動作、表示等がマイコン
7内に内蔵されたプログラムにより制御され、この指示
によりカメラ及びレンズの各部機構が作動する。8は測
光センサであり、8a〜8fの6つの測光範囲を有する
多点測光センサである。9は測光回路であり、測光セン
サ8の出力は増巾後AD変換されマイコン7に入力され
る。10は測距センサとしてのCCD、11は測距回路
である。12はR(Red)、G(Green)、B
(Blue)に各々感度ピークを持つ3つの受光部12
R、12G、12Bからなる測色センサ(以下RGBセ
ンサ)であり、白色透過板13を透過した撮影光の色情
報を検出する。白色透過板13を介するのは、入射した
撮影光を拡散させ、部分的な偏色の影響をなくす為であ
る。また、図2(a)(b)に示すようにRGBセンサ
12はカメラ1の前方(被写体側)であって、かつ上方
からの光を広角度で受光する様に配置されている。これ
は被写体の偏色の影響を除去することができ、また、多
くの場合、被写体を照明する光源はカメラの上方にある
ケースが多く、光源色を検出し易いという2つの効果を
発揮できるようにしたものである。14は、RGBセン
サ12の各受光部の出力を増幅し、制御する色情報検出
回路である。
【0009】RGBセンサ12の各受光部12R、12
G、12Bは各々R領域(約500〜650nm)、G
領域(450〜600nm)、B領域(400〜550
nm)に分光感度を持ち、各々の出力は色情報検出回路
14を介してマイコン7の出力撰択によってR/G値、
B/G値としてマイコン7に入力され、RAMに一時記
憶される。マイコン7はR/G値、B/G値より図3に
示す領域図に従って撮影時の照明光が自然光(=D)で
あるか蛍光灯(=F)であるか、タングステン電灯(=
T)であるのかの判定を行う。図3の領域図は、あらか
じめ実験的に求められたものであって、マイコン7のR
OMに記憶されている。15はレリーズ釦であり、その
第1ストロークでSW1が閉成すると測光、測距、測色
が開始され、その第2ストロークでSW2が閉成すると
露出動作が開始する。16はシャッタ制御回路でありシ
ャッタの先幕緊定解除用マグネット17、シャッタ後幕
緊定解除用マグネット18を制御することで所定のシャ
ッタ秒時が得られるように制御を行う。SW2が閉成さ
れると測光回路11の出力に基づきマイコン7がシャッ
タ秒時、絞り値を決定し、絞り制御回路3とシャッタ制
御回路16を駆動して所定の露出量が得られるような制
御を行う。19は露出モードを決定する為のメインダイ
アルであり、M1〜3の3コのスイッチが設けられてお
り、メインダイアルの図2(b)矢印方向のメインダイ
アル19の回転位置を検出できるようになっている。
【0010】本実施例では、メインダイアル19上の表
示を指標20に合わせることで4つの露出モードを操作
することができる。即ち、絞り優先AE、シャッター速
度優先AE、プログラムAEおよびマニュアル設定露出
の4種である。“Lock”はカメラの電源offの位
置である。21は、情報設定に用いられる設定ダイアル
であり、2コの摺動接片D1、D2が設けられ、この接
片は不図示の符号化板に対して回転し、符号化板に対す
る摺動接片の移動量がデジタル電気信号として検出され
る様になっており、接片D1及びD2と符号化板とによ
って公知のインクリメンタルロータリーエンコーダ22
が構成されている。メインダイアル19によって絞り優
先AEが撰択されているときに、設定ダイアル21を右
に1クリック回転させると、絞り設定値が開放側に0.
5段変化し、左に1クリック回転させると、絞り設定値
が小絞り側へ0.5段変化する様になっている。同様
に、設定ダイアル21の操作によりシャッタ速度優先A
Eの場合にはシャッタスピードの設定値が変化し、ま
た、プログラムAEの場合にはシャッタスピード,絞り
の双方が0.25段づつ変化する。さらに、マニュアル
設定露出が撰択されている場合は、シャッタスピードの
設定値が変化し、絞り釦22を押し込んだ状態(SW3
の閉成)で設定ダイアル21を回すと絞り設定値が変化
する。23は本発明に係るメモリーロックスイッチであ
り、このスイッチ23の押し操作によりSW4が閉成さ
れている状態では、撮影光の測色結果の記憶が保持され
る様になっている。24はLCD表示器、25は表示駆
動回路である。表示器24にはシャッタスピード24
a、絞り値24b、露出モード24c、フレームカウン
タ24d、検出された撮影光源の種類を示す指標(F:
蛍光灯、T:タングステン電灯、D:自然光)24eが
表示される。26はフィルムFを給送するためのモー
タ、27はこのモータ26の駆動回路であり、モータ2
6の正転によりフィルムの巻上げが行われ、逆転でフィ
ルムFの巻戻しが行われる。28はフォトリフレクタ、
29はパーフォレーション検出回路であり、フィルムF
のパーフォレーションを検出することで、フィルムの1
コマ分の給送完了を検知する。30は磁気ヘッド、31
は磁気記録回路であり、フィルムF上に設けられた磁気
記録層に日付、時刻、各種撮影データと共に、照明光源
の種類に関する情報を記録する。この記録は、撮影終了
後、次の撮影コマへの1コマ分のフィルム給送中に行わ
れる。
【0011】次に図4のフローチャートを用いて本実施
例での動作を説明する。なお、以下の各処理においてス
テップを“S”と略す。カメラのメインダイアル19の
設定が“Lock”以外のときは、まずS101におい
てSW1が閉成(ON)されているか否かを検出し、O
NしていればS102に進み、OFFであればSW1の
ONを待つ。S102では、色情報検出回路14を作動
させて測色を開始し、S103に進み光源種類判定及び
記憶を行う。図5は、S103のサブルーチンを示す。
まず、色情報検出回路14の出力切り換えスイッチビッ
トをR/G出力状態となる様に撰択し(S151)、S
152へ進む。そして、R/G出力を取り込みA/D変
換し(S152)、所定時間のデータサンプリングを行
い、サンプリングしたデータをRAMに一時記憶する
(S153)。このとき、記憶するデータは所定時間の
データサンプルにて得られた全てを記憶する必要はな
く、平均値を記憶させればよい。
【0012】次に、色情報検出回路14の出力切り換え
スイッチビットをB/G出力状態となる様に撰択し(S
154)、B/G出力を取り込みA/D変換し(S15
5)、所定時間のデータサンプリングを行い、得られた
B/G値をRAMに一時記憶し(S156)、記憶され
たR/G値、B/G値と図3の関係から光源色の判定を
行う(S157)。この判定の結果、自然光と判定され
た場合にはDフラグを(S158)、蛍光灯と判定され
た場合にはFフラグを(S159)、タングステン電灯
と判定された場合にはTフラグを立てて(S160)、
リターンし図4のS104に進む。図4のS104で
は、メモリーロックスイッチ23が操作されており、こ
れによりSW4が閉成(ON)しているか否かの判定を
行う。SW4がONしていなければ測光回路9を駆動し
て測光を開始し(S105)、得られた測光値に基づ
き、露出制御値つまりシャッタースピードと絞り値を演
算して記憶し(S106)、測距センサ10と測距回路
11を駆動して被写体距離の測距を行い(S107)、
次いでAF制御回路5とAF駆動用モータ6を駆動して
撮影レンズ2の焦点位置を被写体位置に合致させるAF
駆動を行い(S108)、レリーズ釦15の操作により
SW2がONしているか否かを判定し(S109)、肯
定された場合には(A)以降のレリーズ動作に移り、否
定された場合にはS101に戻り、測色、測光、測距の
各動作を繰り返しながらSW2のONを待つことにな
る。
【0013】次に、図4のS104にてSW4のONが
肯定された場合には、S110〜S113の測光、露出
制御値の演算・記憶、測距、AF駆動が行われ、各々で
はS105〜S108と同じ内容が実行されS114へ
進む。そして、レリーズ釦15の操作によりSW2がO
Nであるか否かを判定し(S114)、肯定された場合
には(A)以降のレリーズ動作に移る。否定された場合
にはS115に進み、依然としてメモリロック釦23の
操作によりSW23がONしているか否かの判定を行う
(S115)。肯定された場合にはS110に戻り、測
光、測距の動作を繰り返してレリーズ釦15によるSW
2のONを待つ。従ってこのループでは、S102とS
103により記憶された光源種判定結果は保持され、変
更されることがない。S115でSW4がONしている
ことを否定された場合には、S101に戻り、SW1が
ONである場合には、再度の測色がS102で行われ、
S103で光源種判定が再度行われる。従って、図14
に示した様に、光源種判定を誤りやすいシーンにおいて
は、まず背景Bや後方の照明Tの影響を受けていない方
向にカメラC(=測色センサ12)を向けた状態でレリ
ーズ釦15によりSW1をONさせ、次いでメモリロッ
クスイッチ23を押し込んでSW4をONさせることに
より、正確に光源種の判定を行うことができ、またその
結果を保持させることができる。次いでSW1、SW4
をONのままカメラCを被写体に向けると、被写体に対
して正確な測光、測距を行うことができる。
【0014】次にS109或はS114においてSW2
のONが肯定された場合にはS116以降の露出制御に
進む。そして、S116或はS111で記憶された絞り
値に基づき絞り制御回路3及び絞り6を制御し(S11
6)、所定の絞りまでの絞り込みを行い、S117では
シャッタ制御回路16を介して先幕緊定マグネット17
を駆動し露出を開始し、同様にS106或はS111で
記憶されたシャッター秒時後に後幕緊定マグネット18
を駆動して露出を終了させ絞りこまれた絞りを開放に戻
し(S118)、S119では後述の磁気記録されるデ
ータの記憶を行う(S119)。このデータにはS10
3で記憶された光源種に関するデータ(D或は、F或は
T)と共に、撮影モード、シャッタ秒時、絞り値、日付
け、時刻といった撮影データが含まれている。次いで、
モータ駆動回路27を介して給送モータ26を正転させ
てフィルムFの次の撮影コマへの1コマ巻き上げを開始
し(S120)、磁気駆動回路31、磁気ヘッド30に
よって給送中のフィルムFの磁気記録層にS119の内
容に従った磁気記録を行う(S121)。S122で
は、パーフォレーション検出回路29、フォトリフレク
タ28によってフィルムF上のパーフォレーションの検
出を行いパーフォレーションの検出によって1コマ分の
給送が終了したか否かを判定する。1コマ給送の終了が
判定されると、モータ26への給電を断ち、巻上げ動作
を停止する(S123)。そして、撮影枚数を示すフレ
ームカウンターを+1し(S124)、巻戻しを行うか
否かの判断を行う(S125)。巻戻しを行わない場合
にはS101に戻り、次の撮影準備に入る。また、巻戻
しを行う場合には、モータ駆動回路27を介してモータ
28を逆転させて巻戻しを開始し(S126)、パーフ
ォレーション検知回路29により1コマ毎に巻戻しされ
ていることを検知し(S127)、検知されるとフレー
ム数を1ずつディクリメントし(S128)、全コマ巻
戻しされたか否かを判断する(S129)。まだ、全コ
マ巻戻しされていない場合にはS127に戻り、全コマ
巻戻しされたらS130にて巻戻しを停止し、フィルム
取り出しをして(S131)、全ての動作を終了する。
【0015】図6は本実施例のカメラにより撮影された
フィルムの状態を概念的に示したものである。Fはフィ
ルム、F1〜F3は撮影コマでありF1、F2は露出済
みのコマを、F3は未露出のコマを示す。T1〜T3は
フィルム上に設けられた磁気記憶部であり、各々撮影コ
マF1〜F3に対応している。フィルムFが矢印A方向
へ1コマ給送されている間にカメラの磁気ヘッド30の
記録部30aによりT1〜T3の磁気記憶部への磁気記
録が行われる。イ、ロは、磁気記憶部へ記録済みのデー
タを示し、イは一般的な撮影データ(露出モード、シャ
ッタースピード、絞り値、日付け、時刻etc)を、ロ
は光源種類に関する情報を示し、D、T、Fの何れかを
示すデータが記録されている。 図6の例では撮影コマ
F1はロ=“T”、F2はロ=“D”となっている。こ
のフィルムを現像後、焼付けを行う際にはプリンタの磁
気読み出し手段により、T1、T2の内容が再生され、
撮影コマF1についてはタングステン光下の被写体に適
したアルゴリズムに基づいて焼き度及びカラーバランス
の調整が、また撮影コマF2については自然光下の被写
体に適したアルゴリズムに基づいて焼き度及びカラーバ
ランスの調整が行われるので、良好なプリントを得るこ
とができる。なお、図6でP1、P2、P3は各々撮影
コマF1、F2、F3に対応してフィルム上に設けられ
たパーフォレーション、28はカメラのフォトリフレク
タである。
【0016】図7は本発明の第2の実施例を示すフロー
チャートであり、図4に相当するものである。第2の実
施例のカメラの構成は図1〜2と同じである。カメラの
メインダイアル19の設定が“Lock”以外のとき
は、まずS201において、メモリロックスイッチ23
の操作によりSW4がONしているか否かの判定を行
い、ONしていればレリーズ釦15の操作によりSW1
がONしているか否かを判定し(S202)、否定され
ればS201に戻り、肯定された場合には色情報検出回
路14を作動させて測色を開始し(S203)、光源種
の判定及び記憶を行う(S204)。S204での作動
内容は図5で示したサブルーチンと同じものであり、
D、T、F何れかのフラグを立てる。次にS205〜S
208で測光及び、その測光値に基づく露出制御値の演
算及び記憶、測距、AF駆動を行い、S209にてレリ
ーズ釦15の操作によってSW2がONしているか否か
を判定し、否定された場合にはS201に戻り、肯定さ
れた場合には、(A)以降の露出動作に進む。(A)以
降は第1実施例の図4と同じであるので説明を省略す
る。
【0017】一方、S201にてSW4がONしている
ときには色情報検出回路14を作動させて測色を開始し
(S210)、図5と同じサブルーチンで光源種類の判
定及び記憶を行い(S211)、レリーズ釦15の操作
によりSW1がONされているか否かの判定を行い(S
212)、肯定された場合にはS205へ進み、否定さ
れた場合にはS201へ戻る。従って、メモリースイッ
チ23によってSW4がONしている間は一度記憶され
た光源種類の判定結果は保持され、変更されることがな
い。一方、測光、測距はレリーズ釦15の操作によりS
W2がONされるまで随時その記憶内容は変化すること
になる。また、本実施例のメモリーロックスイッチは第
1実施例と異なり、測色を開始させるスタートスイッチ
にもなっている。
【0018】図14に示した様に、光源種判定を誤りや
すいシーンにおいては、まず背景Bや後方の照明Tの影
響を受けていない方向にカメラC(=測色センサ12)
を向けた状態でメモリロックスイッチ23によってSW
4をONさせることで正確に光源種の判定を行うことが
でき、またその結果を保持することができる。次いで、
SW4のONを保持したまま、カメラCを被写体に向け
レリーズ釦15によってSW1をONさせると、光源種
の判定結果を保持したまま被写体に対して正確な測光及
び測距を行うことができる。S204或はS211で記
憶された光源種類に関する情報は、第1実施例と同様に
フィルム巻上げ中にフィルム上に磁気記録される。
【0019】図8、図9は各々第3、第4の実施例を示
すフローチャートであって、第2実施例と同様に、メモ
リロックスイッチの作動方式を示すものである。図8に
おいては、レリーズ釦15の操作によりSW1がONし
ているか否かを判定し(S401)、否定されればS4
01を繰り返し、肯定されれば色情報検出回路14を作
動させて測色を開始し(S402)、メモリロックスイ
ッチ23の操作によりSW4がONしているか否かの判
定を行い(S403)、ONしていれば光源種類の判定
及び記憶を行う(S410)。また、ONしていない場
合にも光源種類の判定及び記憶を行い(S404)、S
405〜S408において測光及び、その測光値に基づ
く露出制御値の演算及び記憶、測距、AF駆動を行い、
(S409)にてレリーズ釦15の操作によってSW2
がONしているか否かを判定し、否定された場合にはS
401に戻り、肯定された場合には(A)以降の露出動
作に進む。(A)以降は第1の実施例の図4と同じであ
るので説明を省略する。
【0020】また、図9においては、図7における場合
と同様に、カメラのメインダイアル19の設定が“Lo
ck”以外のときはまずS501において、メモリロッ
クスイッチ23の操作によりSW4がONしているか否
かの判定を行い、ONしていればレリーズ釦15の操作
によりSW1がONしているか否かを判定し(S50
2)、否定されればS501に戻り、肯定された場合に
は色情報検出回路14を作動させて測色を開始し(S5
03)、光源種の判定及び記憶を行う(S504)。S
504での作動内容は図5で示したサブルーチンと同じ
ものであり、D、T、F何れかのフラグを立てる。次
に、S505〜S508で測光及び、その測光値に基づ
く露出制御値の演算及び記憶、測距、AF駆動を行い、
S509にてレリーズ釦15の操作によってSW2がO
Nしているか否かを判定し、否定された場合にはS50
1に戻り、肯定された場合には(A)以降の露出動作に
進む。(A)以降は第1の実施例の図4と同じであるの
で説明を省略する。
【0021】また、図8においてはS411にて、さら
に図9においては、S513にてセットされる所定時間
のタイマーの間は、記憶された光源種類の判定結果が自
動的に保持される様になっているので、第1、第2の実
施例の様に、記憶を保持する為に、メモリロックスイッ
チ23を操作しつづける必要がなく操作性がよい。ま
た、第3実施例と、第4実施例との差は、光源種類の判
定開始が図8ではレリーズ釦15によるSW1のONに
より、図9ではメモリロックスイッチ23の押し込み操
作によっている点である。
【0022】図10は第5の実施例を示すフローチャー
トであって、やはりメモリロックスイッチの作動方式を
示すものである。第5の実施例は図9の第4の実施例と
比較してS625の動作のみが異なる。まず、S622
でセットされた所定時間のタイマ時間中は、S625に
てSW4状態を必ず判定する様になされている。これに
より、タイマ時間中であっても再度メモリロックスイッ
チ23によってSW4がONされた場合には、S610
以降の光源種類の判定をやり直して記憶内容を更新して
から、その内容を再度保持することができるようになっ
ている。何らかの原因で光源種類判定をやり直す必要が
あるときには、都合の良い操作性である。
【0023】図11は、本発明の第6の実施例を示すカ
メラのブッロク図である。第1実施例では光源種類の判
定の為に測色センサ12と色情報検出回路14を用いた
が、本実施例は撮影時の照明光に含まれるフリッカを検
出することで、これを行うものである。図11において
図1と同じものには同じ番号をつけ説明を省略する。5
1はフリッカ検出回路であり、測光センサ8に接続され
ている。測光センサ8は測光範囲8a〜8fを有する多
点測光サンサであるが、フリッカ検出回路51は画面内
のフリッカを効率よくまた偏りなく検出する為、8a〜
8f部から得られる出力の総和に基づいてフリッカ検出
を行う。
【0024】図12は、フリッカ検出回路51の入出力
を示しており、図中(a)と(b)は蛍光灯Fを検知し
た場合、(c)と(d)はタングステン光Tを、(e)
と(f)は自然光Dを検知した場合である。蛍光灯F検
知状態の(a)と(b)において、(a)はフリッカ検
出回路の初段増巾部の出力波形を示し、これは一般的な
蛍光灯のフリッカ波形であり、(b)は(a)の出力を
ハイパスフィルタ回路を通して低周波領域をカットした
出力であり、それぞれが撰択的にマイコン7へ出力され
る。タングステン光T検知状態の(c)と(d)、自然
光D検知状態の(e)と(f)もぞれぞれ初段増巾部の
出力とハイパスフィルタを通した出力を示している。初
段増巾部の出力では、図12(a)のF光源及び、同図
(c)のT光源ともに商用電源の周期tに一致したフリ
ッカ電圧VF、VTが検出され、これだけではFとTの
識別は不可能であるが、ハイパスフィルタ後の出力とし
ては同図(b)のようにF光源では高周波成分を含む
為、やはりフリッカ電圧Vfが検出できるのに対して、
T光源でのフリッカ電圧Vtは非常に小さくなる。従っ
て、ハイパスフィルタ通過後のフリッカ電圧を比べると
FとTの判定ができる。また自然光Dの場合には、初段
増巾部の出力(e)、ハイパスフィルタ通過後の出力
(f)ともにフリッカは検出されない。
【0025】図13は、本実施例の動作を示すフローチ
ャートであり、第1、第2実施例の図5に替わるもので
あって、光源種判定のサブルーチンを示したものであ
る。第1実施例の図4、第2実施例の図7に相当する部
分についての変更はないので、その説明は省略する、。
図13においては、光源種判定のサブルーチンがコール
されると、S301において、測光センサ8とフリッカ
検出回路51を作動させて、フリッカ検出を開始し(S
301)、フリッカ検出回路51の出力切り換えスイッ
チビットを初段増巾部出力状態になる様に撰択し(S3
02)、初段増巾部の出力を取り込み、A/D変換し、
所定時間のデータサンプリングを行い(S303)、サ
ンプリングしたデータよりフリッカ電圧を求め、その値
をAとして記憶する(S304)。次に、フリッカ電圧
Aがあらかじめ設定してあった電圧V1より大きいか否
かを判定し(S305)、小さい場合には自然光と判定
してS306にてDフラグを立てリターンする。S30
5でA>V1が肯定された場合には、つまりフリッカ検
出された場合には、フリッカ検出回路51の出力切り換
えスイッチビットをハイパスフィルタ通過後の出力状態
になるように撰択し(S307)、ハイパスフィルタ後
の出力を取り込み、A/D変換し、所定時間のデータサ
ンプリングを行い(S308)、サンプリングしたデー
タよりフリッカ電圧を求め、その値をBとして記憶する
(S309)。そして、フリッカ電圧Bがあらかじめ設
定してあった電圧V2より大きいか否かを判定し(S3
10)、大きい場合には蛍光灯と判断してS311へ進
み、Fフラグを立てリターンし、また小さい場合にはタ
ングステン電灯と判断してS312へ進み、Tフラグを
立ててリターンする。この光源種判定の結果は、第1、
第2の実施例と同様、レリーズ後のフィルムの1コマ給
送中にフィルム上に磁気記録される。
【0026】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、照明光源
に関する情報を検出する検出手段及びその検出結果をフ
ィルム上に記録する記録手段を有するカメラにおいて、
前記検出手段の出力を記憶する記憶手段と、外部操作に
応じて作動するメモリロックスイッチを有し、前記メモ
リロックスイッチの操作により、前記記憶手段の記憶内
容を保持する様にしたので、照明光源の種類についての
誤判定を未然に防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカメラのブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例のカメラの外観を示す側面
図、及び上面図である。
【図3】本発明の第1実施例の撮影光源種類を判別する
為の領域図である。
【図4】本発明の第1実施例のカメラの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の第1位実施例の撮影光源種類を判別す
るサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例のカメラにより撮影された
ネガフィルムの状態を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例のカメラの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の第3実施例のカメラの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の第4実施例のカメラの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の第5実施例のカメラの動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明の第6実施例のカメラのブロック図で
ある。
【図12】本発明の第6実施例のフリッカ検出の原理を
説明する図である。
【図13】本発明の第6実施例の撮影光源の種類を判別
するサブルーチンを示すフローチャートである。
【図14】光源の種類を判別する状況を説明した図であ
る。
【符号の説明】
7 マイコン 8 測光センサ 12 測色センサ 14 色情報検出回路 15 レリーズ釦 23 メモリロックスイッチ 30 磁気ヘッド 31 磁気記録回路 51 フリッカ検出回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光源に関する情報を検出する検出手
    段及びその検出結果を記録する記録手段を有するカメラ
    において、前記検出手段の出力を記憶する記憶手段と、
    外部操作に応じて作動するメモリーロックスイッチとを
    設け、このメモリーロックスイッチの操作により、前記
    記憶手段の内容を保持することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、前記メ
    モリーロックスイッチとは別に、外部操作により前記検
    出手段の作動を開始させるスタートスイッチを設けるこ
    とを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカメラにおいて、前記メ
    モリーロックスイッチは前記検出手段の作動を開始させ
    るスタートスイッチを兼用することを特徴とするカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカメラにおいて、前記検
    出手段は測色手段である事を特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカメラにおいて、前記検
    出手段は、フリッカ検出手段であることを特徴とするカ
    メラ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のカメラにおいて、前記ス
    タートスイッチはカメラの測光を開始する測光スイッチ
    と兼用したことを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のカメラにおいて、前記記
    録手段は磁気記録手段であることを特徴とするカメラ。
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