JPH07140542A - データ写し込み機能付カメラ - Google Patents

データ写し込み機能付カメラ

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Publication number
JPH07140542A
JPH07140542A JP30703093A JP30703093A JPH07140542A JP H07140542 A JPH07140542 A JP H07140542A JP 30703093 A JP30703093 A JP 30703093A JP 30703093 A JP30703093 A JP 30703093A JP H07140542 A JPH07140542 A JP H07140542A
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JP
Japan
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imprinting
data
photometric
camera
color
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JP30703093A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Omori
和之 大森
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムに写し込まれたデータが見にくかっ
たり、判読不能となることを事前に防ぐようにする。 【構成】 複数のエリアのうち、画面内におけるデータ
写し込み箇所に対応するエリア内の背景の色情報を測色
する測色手段13と、測光手段7にて得られた、評価測
光値とデータ写し込み箇所に対応するエリアの測光値の
差が所定値以上であるか否かを判別する第1の判別手段
1と、前記測色手段にて所定の色が検知されているか否
かを判別する第2の判別手段1と、前記第1,第2の判
別手段にて、所定値以上であること、所定の色が検知さ
れていること、の何れか一方が判別されていた場合は、
データ写し込み警告を行う警告手段1,3とを設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面内を複数のエリア
に分割し、それぞれのエリアを測光して評価測光を行う
測光手段と、フィルムへデータの写し込みを行う写し込
み手段とを備えたデータ写し込み機能付カメラの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ写し込み装置にお
いては、フィルムに写し込まれたデータが読みにくかっ
たり、判読出来なくなるのを防ぐ為に、カメラに装填さ
れるISO情報を読み取り、これに基づいて写し込み光
源の光量を調整して写し込み濃度を変えるといったこと
が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、実際に風景などを撮影したとき、データ写し
込み核当箇所の背景の輝度が他の部分と比べて極端に高
かったり、また、その部分の背景の色が白,黄色などの
比較的白っぽい色であったりすると、写し込みデータも
フィルムに白く写るので、データが見えにくかったり、
判読出来なくなるという問題点を有していた。
【0004】逆に、輝度が他の部分と比べて極端に低か
ったり、また、その部分の背景の色が比較的黒かったり
すると、写し込みデータが白くにじんでしまい、見えに
くくなってしまうという問題もあった。
【0005】(発明の目的)本発明の目的は、フィルム
に写し込まれたデータが見にくかったり、判読不能とな
ることを事前に防ぐことのできるデータ写し込み機能付
カメラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のエリア
のうち、画面内におけるデータ写し込み箇所に対応する
エリア内の背景の色情報を測色する測色手段と、測光手
段にて得られた、評価測光値とデータ写し込み箇所に対
応するエリアの測光値の差が所定値以上であるか否かを
判別する第1の判別手段と、前記測色手段にて所定の色
が検知されているか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第1,第2の判別手段にて、所定値以上であるこ
と、所定の色が検知されていること、の何れか一方が判
別されていた場合は、データ写し込み警告を行う警告手
段とを設け、また、データ写し込み箇所は複数あり、か
つ、写し込みを行う位置は優先順位が定められており、
まず、第1の優先順位位置に対応するエリアの測光値の
差が所定値以上であるか否かを判別し、次いで、第1の
優先順位位置以外のエリアの測光値の差が所定値以上で
あるか否かを判別する第1の判別手段を設け、評価測光
値と単一の、あるいは、写し込み第1優先位置のデータ
写し込み箇所に対応するエリアの測光値の差が所定値以
上であるか、もしくは、前記データ写し込み箇所に対応
するエリアの背景の色が所定の色であることが判別され
た場合は、データ写し込みが困難であることの警告を行
ったり、写し込み条件の揃ったデータ写し込み箇所へ写
し込みを実行するようにしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施例におけるデー
タ写し込み機能付カメラの要部構成を示すブロック図で
ある。
【0009】図1において、1はマイクロコンピュータ
であり、以下の様に各回路の動作を制御する。
【0010】2はレンズ制御回路であり、不図示の撮影
レンズの焦点調節用モータ,ズーミング用モータ等を駆
動制御する。3は液晶表示回路であり、カメラの各撮影
情報、例えばシャッタスピード,絞り値,ISO感度,
フィルム枚数などを撮影者に知らせるための外部表示器
や後述の図2に示すファインダ内表示器等を駆動する。
4はスイッチセンス回路であり、撮影者が各撮影条件を
設定するためのスイッチやカメラの状態を示すスイッチ
や後述のデータの写し込みを行うか否かの写し込み選択
スイッチの状態を読み取り、マイクロコンピュータ1に
送る。5はストロボ撮影時に適正露光が得られるように
ストロボ発光の制御を行うストロボ発光調光制御回路で
ある。
【0011】6は焦点検出回路であり、既存の位相差検
出方式によりオートフォーカス(AF)を行うためのラ
インセンサと、その蓄積読出しのための回路ユニットよ
り成り、マイクロコンピュータ1により制御される。7
は、画面内を後述する様に6つのエリアに分割して測光
し、それぞれの測光データをマイクロコンピュータ1へ
出力を送る測光回路であり、マイクロコンピュータ1は
入力される測光出力をA/D変換し、露出条件(絞り,
シャッタスピード,写し込み用光源のパワーのコントロ
ール)の設定に用いる。8はシャッタ制御回路で、マイ
クロコンピュータ1の制御信号に従って不図示のシャッ
タ先幕及び後幕の走行制御を行う。9はマイクロコンピ
ュータ1からの制御信号に従ってフィルムの給送(巻上
げ,巻戻し)を行う給送回路である。
【0012】10はカメラのモードや設定値を入力する
為の電子ダイヤルである。11は、カメラの背蓋側に配
置され、マイクロコンピュータ1の制御信号に従ってフ
ィルムに撮影情報や撮影年月日等のデータを写し込む写
し込み回路、12は前記写し込み回路12によって駆動
される写し込み用光源、13はフィルムに写し込まれた
背景(データ写し込み該当箇所)の色情報をマイクロコ
ンピュータ1へ出力する色センサである。
【0013】SW1は、例えばカメラの動作を開始させ
る為のレリーズ釦の第1ストロークによりONするスイ
ッチであり、該スイッチSW1がONしたことをマイク
ロコンピュータ1が認識すると、該マイクロコンピュー
タ1は測光,測距,色情報の抽出、及び、情報の表示を
開始させる。SW2は上記のレリーズ釦の第2ストロー
クによりONするスイッチであり、該スイッチSW2が
ONしたことをマイクロコンピュータ1が認識すると、
該マイクロコンピュータ1は露光動作を開始させる。S
W3はデータの写し込みを行うか否かを選択する為の写
し込み選択スイッチである。
【0014】図2は上記構成におけるカメラのファイン
ダ視野を示した図である。
【0015】図2において、21〜26(以下、Par
t1〜6と記す)はそれぞれ測光エリアであり、図示の
通り、画面(ファインダ)内を6つのエリアに分割して
測光可能になっている。なお、言うまでもないが、ファ
インダには図示の様に分割されているところは見えな
い。27は前記写し込み用光源12によって撮影情報等
のデータが写し込まれるフィルム上の該当箇所である。
28は、ファインダ視野外に配置され、シャッタ速度,
絞り値,赤目緩和機能,アナログ露出表示などの情報を
撮影者に知らせる為のファインダ内表示器であり、上記
の液晶表示回路3によって駆動される。
【0016】29はファインダ内表示器内の一つの表示
部であり、実際に風景などを撮影した際、データ写し込
み核当箇所27が他の部分と比較して極端に明るかった
り、暗かったりした場合、以下に述べるような制御を行
うが、この制御を行ってもデータが見えにくかったり、
判読出来ないと判別した場合、点滅して撮影者にこの旨
を知らせるデータ写し込み警告表示部である。
【0017】次に、上記のマイクロコンピュータ1での
動作について、図3のフローチャートにしたがって説明
する。 [ステップ101] カメラに装填されているフィルム
のDXコードからフィルムのISOを読み取り、その値
に応じてフィルムにデータの写し込みを行う写し込み用
光源12の光量を調節する。 [ステップ102] データの写し込みの指示がなされ
ているか否かを、スイッチセンサ回路4を介して写し込
み選択スイッチSW3の状態より判別し、写し込みの指
示がなされていればステップ103へ進み、なされてい
なければステップ115へ進む。
【0018】ここでは、写し込み選択スイッチSW3は
ONされており、写し込み指示がなされているものとし
て、ステップ103へ進むものとする。 [ステップ103] レリーズ釦の第1ストロークによ
りONするスイッチSW1の状態を調べ、ONされてい
なければこのステップで待機し、その後ONされるとス
テップ104へ進む。 [ステップ104] 測光回路7を駆動し、図2に示し
たように6つの測光エリアPart1〜6それぞれの測
光情報を得ると共に、これらを評価(例えば平均する)
して絞り制御に用いる測光値を算出する。 [ステップ105] 図2に示したデータ写し込み核当
箇所27に対応する部分を持つ測光エリアPart3の
輝度と上記の評価測光により得られた測光値(この値も
輝度)との差、いわゆる輝度差が所定値(例えばプラス
2段)以上であるか否かを調べ、もし所定値以上である
ならばデータの写し込みは適正に行えないのでステップ
108へ進み、所定値未満である場合はステップ106
へ進む。 [ステップ106] 測光エリアPart3内に写った
背景の色情報を色センサ13を用いて得る。 [ステップ107] 測光エリアPart3内の背景の
色が、白または黄色(又は黒であっても良い)であると
判別した場合は、データの写し込みは適正に行えないの
でステップ108へ進む。それ以外であればステップ1
09へ進む。
【0019】上記ステップ105において、所定値以上
の判別された場合、或は、ステップ107において、背
景の色が白または黄色と判別された場合は、つまり、デ
ータが見えにくい、確認出来ないなどデータの写し込み
は適正に行えないと判別された場合は、前述した様にス
テップ108へ進む。 [ステップ108] ここでは液晶表示回路3を介して
ファインダ内表示器28内のデータ写し込み警告表示部
29を点滅させ(図4参照)、ステップ102へと戻
る。
【0020】データの写し込みを適正に行えるばあい
は、ステップ107からステップ109へ進む。 [ステップ109] レリーズ釦の第2ストロークによ
りONするスイッチSW2の状態を調べ、ONされてい
なければこのステップで待機し、その後ONされるとス
テップ110へ進む。 [ステップ110] 公知の露光動作を行う。 [ステップ111] 写し込み回路11を介して写し込
み用光源12を駆動し、撮影情報や撮影年月日などのデ
ータをフィルム内の所定位置(データ写し込み核当箇所
27)に写し込む。この時、写し込み用光源12を点灯
させている時間は大体20msecである。 [ステップ112] 給送モータ制御回路9を介して不
図示のフィルム給送モータを駆動させ、フィルムの1駒
分の巻上げを行う。
【0021】このフィルムの1駒分の巻上げが終了した
か否かは、公知の様にフィルムのパーフォレーションを
フォトリフレクタにより検知することで行われる。 [ステップ113] フィルムに残り駒が有るか否かの
判別を行い、有れば次の撮影に備えてステップ102へ
戻る。残り駒が無いと判別した場合はステップ114へ
進む。
【0022】この判別は、フィルムのDXコードから読
み取った規定駒数と撮影枚数の比較により行ったり、フ
ィルムの突っ張り検知により行う。 [ステップ114] 給送モータ制御回路9を介して上
記フィルム給送モータを前述とは逆方向に駆動し、フィ
ルムの巻戻しを行う。
【0023】この動作は、フィルムのパーフォレーショ
ンを検知する前述したフォトリフレクタを用いて、巻戻
しが完了するまで行う。
【0024】上記ステップ102において、写し込み選
択スイッチSW3がOFF、つまりデータの写し込み指
示がなされていない場合は、前述した様にステップ11
5へ進む。 [ステップ115] ステップ103と同様、レリーズ
釦の第1ストロークによりONするスイッチSW1の状
態を調べ、ONされていなければこのステップで待機
し、その後ONされるとステップ116へ進む。 [ステップ116] ステップ104と同様、測光回路
7を駆動し、図2に示したように6つの測光エリアPa
rt1〜6それぞれの測光情報を得ると共に、これらを
評価して絞り制御に用いる測光値を算出する。 [ステップ117] ステップ109と同様、レリーズ
釦の第2ストロークによりONするスイッチSW2の状
態を調べ、ONされていなければこのステップで待機
し、その後ONされるとステップ118へ進む。 [ステップ118] ステップ110と同様、公知の露
光動作を行う。そして、前述したステップ112へと進
む。
【0025】以上で一連の動作を完了する。
【0026】この第1の実施例によれば、適正なデータ
の写し込みを行えない場合には、データ写し込み警告表
示部29を点滅させて、この旨を知らせるようにしてい
るため、撮影者はこの表示を見て構図を変更したり、写
し込み自体を止めたりする事を事前にすることができ、
写し込まれたデータが見えにくかったり、判読出来ない
といった写真を撮ってしまうことを回避できる。
【0027】(第2の実施例)図5乃至図8は本発明の
第2の実施例のデータ写し込み機能付カメラに係る図で
ある。なお、回路構成は図1と同様であるので、ここで
は省略する。
【0028】図5は本実施例によるカメラのファインダ
視野を示した図である。
【0029】図5において、51〜56(以下、Par
t1´〜6´と記す)は第1の実施例と同様、公知の評
価測光を行う測光エリアである。57〜60は撮影情報
や撮影年月日などのデータを写し込むことを可能とする
フィルム上のデータ写し込み核当箇所であり、図示の通
り、4箇所存在する。勿論、この4箇所全てにデータが
写し込まれるのではなく、写し込み箇所に優先順位があ
り、データ写し込み核当箇所59が第1優先順位位置、
残りの3つのデータ写し込み核当箇所57,58,60
の内の1箇所が第2優先順位位置として用いられる。従
って、この実施例における写し込み用光源は4個備えら
れているものとする。
【0030】61〜64は、上述したようにデータ写し
込み核当箇所57〜60が複数存在するので、これらの
どの位置に実際データが写し込まれるのかを撮影者に分
らせるために点滅させるデート写し込み位置確認表示部
である。65,66は、第1の実施例と同様、ファイン
ダ内表示器とその中の一つの表示部であるデータ写し込
み警告表示部である。
【0031】次に、図6及び図7のフローチャートを用
いて、第2の実施例におけるマイクロコンピュータ1で
の動作について説明する。 [ステップ201] カメラに装填されているフィルム
のDXコードからフィルムのISOを読み取り、その値
に応じてフィルムにデータの写し込みを行う写し込み用
光源12の光量を調節する。 [ステップ202] データの写し込みの指示がなされ
ているか否かを、スイッチセンサ回路4を介して写し込
み選択スイッチSW3の状態より判別し、写し込みの指
示がなされていればステップ203へ進み、なされてい
なければステップ215へ進む。
【0032】ここでは、写し込み選択スイッチSW3は
ONされており、写し込み指示がなされているものとし
て、ステップ203へ進むものとする。 [ステップ203] レリーズ釦の第1ストロークによ
りONするスイッチSW1の状態を調べ、ONされてい
なければこのステップで待機し、その後ONされるとス
テップ204へ進む。 [ステップ204] ここでは、4箇所のデータ写し込
み該当箇所57〜60に対応する部分を持つ測光エリア
Part1´〜Part4´を含む6つの測光エリアそ
れぞれの測光情報を得ると共に、これらを評価して絞り
制御に用いる測光値を算出する。 [ステップ205] データ写し込みの第1の優先順位
位置であるデータ写し込み核当箇所59に対応する部分
を持つ測光エリアPrt3´の輝度と上記の評価測光に
より得られた測光値(この値も輝度)の差、いわゆる輝
度差が所定値(例えばプラス2段)以上であるか否かを
調べ、もし所定値以上ならば図7のステップ219へ進
み、所定値未満である場合はステップ206へ進む。 ×ステップ206] 4箇所のデータ写し込み該当箇所
57〜59に対応する部分を持つ測光エリアPart1
´〜Pare4´内に写ったそれぞれの風景の色情報を
色センサ13を用いて得る。 [ステップ207] データ写し込みの第1の優先順位
位置であるデータ写し込み核当箇所59に対応する部分
を持つ測光エリアPart3´の背景の色が、白または
黄色であると判別した場合は、図7のステップ219へ
進む。それ以外であればステップ208へ進む。 [ステップ208] レリーズ釦の第2ストロークによ
りONするスイッチSW2の状態を調べ、ONされてい
なければこのステップで待機し、その後ONされるとス
テップ209へ進む。 [ステップ209] 公知の露光動作を行う。 [ステップ210] 写し込み回路11を介して写し込
み用光源12を駆動し、撮影情報や撮影年月日などのデ
ータをフィルム内の写し込みの第1優先順位位置(デー
タ写し込み核当箇所59)に写し込む。 [ステップ211] 給送モータ制御回路9を介して不
図示のフィルム給送モータを駆動させ、フィルムの1駒
分の巻上げを行う。 [ステップ212] フィルムに残り駒が有るか否かの
判別を行い、有れば次の撮影に備えてステップ202へ
戻る。残り駒が無いと判別した場合はステップ213へ
進む。 [ステップ213] 給送モータ制御回路9を介して上
記フィルム給送モータを前述とは逆方向に駆動し、フィ
ルムの巻戻しを行う。
【0033】上記ステップ202において、写し込み選
択スイッチSW3がOFF、つまりデータの写し込み指
示がなされていない場合は、前述した様にステップ21
5へ進む。 [ステップ215] ステップ203と同様、レリーズ
釦の第1ストロークによりONするスイッチSW1の状
態を調べ、ONされていなければこのステップで待機
し、その後ONされるとステップ216へ進む。 [ステップ216] ステップ204と同様、測光回路
7を駆動し、図5に示したように6つの測光エリアPa
rt1´〜6´それぞれの測光情報を得ると共に、これ
らを評価して絞り制御に用いる測光値を算出する。 [ステップ217] ステップ208と同様、レリーズ
釦の第2ストロークによりONするスイッチSW2の状
態を調べ、ONされていなければこのステップで待機
し、その後ONされるとステップ218へ進む。 [ステップ218] ステップ209と同様、公知の露
光動作を行う。そして、前述したステップ211へと進
む。
【0034】前述した様に、第1の優先順位位置である
データ写し込み核当箇所59に対応する部分を持つ測光
エリアPart3´の輝度と評価測光により得られた測
光値の差が所定位置以上と判別された場合、或は、この
測光エリアPart3´の背景の色が白または黄色であ
ると判別された場合は、前述した様に図7のステップ2
19へ進む。 [ステップ219] ここではデータ写し込みの第1の
優先順位位置であるデータ写し込み核当箇所59での写
し込みが見えにくい、確認出来ないと判別されたので、
データ写し込みの第2の優先順位位置を決めるため、残
り3つのデータ写し込みが可能な箇所(データ写し込み
核当箇所57,58,60)に対応する部分を持つ測光
エリアPart1´,Pare2´,〜Pare4´の
うち、輝度差が最小値となる領域(PartA)を選
ぶ。 [ステップ220] 第2の優先順位位置となったデー
タ写し込み核当箇所を持つ測光エリア(PartA)の
輝度差が所定値(例えばプラス2段)以上であるか否か
を調べ、もし所定値以上ならステップ224へ進み、所
定値未満である場合はステップ221へ進む。 [ステップ221] 測光エリアPartA内に写った
背景の色情報を色センサ13を用いて得る。 [ステップ222] 測光エリアPartAの背景の色
が、白または黄色であるか否かを判別し、もし白または
黄色である場合はステップ224へ進み、それ以外であ
ればステップ223へ進む。 [ステップ223] ここではデータ写し込み核当箇所
となった第2の優先順位位置が57,58,60のデー
タ写し込み該当箇所のうち、どれであるかをファインダ
視野内に表示する(図8参照)。そして、図6の208
へ戻る。
【0035】ステップ220,222において、所定値
以上、あるいは、背景の色が白または黄色と判別された
場合は、つまり、2番目の優先順位位置に対応する部分
を持つ分割エリアPartAにおいても、データ写し込
みを行った際、データが見えにくい、確認出来ないと判
別された場合は、前述した様にステップ224へと進
む。 [ステップ224] ここではファインダ視野外に配置
されたファインダ内表示器65内のデータ写し込み警告
表示部66を点滅させてデータ写し込みが困難である旨
を知らせ、図6のステップ202へと戻る。
【0036】この第2の実施例の様にすることにより、
データ写し込み可能な箇所が第1の実施例の1箇所から
4か所へ増える為、データ写し込み核当箇所が変ってし
まうという不都合はあるが、データ写し込み警告表示部
66を点滅させる可能性が減ると共に、所望とする構図
で(構図を変えることなく)データの写し込みがなされ
た写真を撮ることができる。
【0037】(第3の実施例)図9及び図10は本発明
の第3の実施例のデータ写し込み機能付カメラに係る図
である。なお、回路構成は図1と同様であるので、ここ
では省略する。また、ファインダ視野に関しては図2と
同様であるものとする。
【0038】図9のステップ301から305まで、及
び、ステップ307から319までは、第1の実施例に
おける図3のステップ101から105まで、及びステ
ップ107からステップ118までと同様であるので、
これらの動作については省略する。
【0039】つまり、図9のステップ306と、図10
のステップ320〜322が、第1の実施例と異なるの
で、以下これらについてのみ説明する。 [ステップ306] 図2に示したデータ写し込み核当
箇所27に対応する部分を持つ測光エリアPart3の
輝度と評価測光により得られた測光値(この値も輝度)
との値、いわゆる輝度差が所定値(例えばマイナス2
段)以下であるならば図10のステップ320へ進み、
所定値を超えるならばステップ307へ進む。
【0040】上記の様に、測光エリアPart3の輝度
と評価測光により得られた測光値との値、いわゆる輝度
差が所定値以下の場合は、ステップ320へ進む。 [ステップ320] ここではステップ301で決めら
れていたデータ写し込み様光源12の光量(輝度)を所
定量下げる。
【0041】これは、フィルムのISO情報をある一定
量下げても、つまり露出補正を行っても、同様の効果が
得られる。 [ステップ321] 測光エリアPart3の輝度と上
記ステップ320で変更した写し込み光源12の光量
(輝度)との差を求める。 [ステップ322] ステップ322で求めた輝度差が
所定値以上であるか否かを判別し、所定値以上であった
場合は図9のステップ309へ進み、所定値未満であっ
た場合は図9のステップ307へ進む。
【0042】上記の第3の実施例における効果は第1の
実施例とほぼ同じだが、異なる点は、第1の実施例で
は、データ写し込み核当箇所27に対応する部分を持つ
測光エリアPart3が、他の測光エリアと比較して相
対的に明るかったり、白かった場合のみ警告を行うとい
った制御を行っているが、この第3の実施例ではそれに
加えて、測光エリアPart3が相対的に暗かったり、
黒かった場合についても警告を行っているので、第1の
実施例よりもより確実にデータが見えにくかったり、判
読できない写真を作ってしまうのを防ぐ効果がある。
【0043】以上の各実施例によれば、フィルムのデー
タ写し込み該当箇所に対応する測光エリアの測光を行
い、さらにその測光エリアに撮影される背景の色を判別
し、上記の測光値と色情報を元に、判別手段にて仮にデ
ータをフィルムに写し込んだとき、データが見えにくか
ったり、判読出来ないと判別された場合は、撮影者にそ
の旨を警告したり、もしくは、データの写し込み箇所を
変更したりするようにしている為、フィルムに写し込ま
れるデータが見えにくかったり、判読出来なくなるよう
な写真を未然に防ぐことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のエリアのうち、画面内におけるデータ写し込み箇
所に対応するエリア内の背景の色情報を測色する測色手
段と、測光手段にて得られた、評価測光値とデータ写し
込み箇所に対応するエリアの測光値の差が所定値以上で
あるか否かを判別する第1の判別手段と、前記測色手段
にて所定の色が検知されているか否かを判別する第2の
判別手段と、前記第1,第2の判別手段にて、所定値以
上であること、所定の色が検知されていること、の何れ
か一方が判別されていた場合は、データ写し込み警告を
行う警告手段とを設け、また、データ写し込み箇所は複
数あり、かつ、写し込みを行う位置は優先順位が定めら
れており、まず、第1の優先順位位置に対応するエリア
の測光値の差が所定値以上であるか否かを判別し、次い
で、第1の優先順位位置以外のエリアの測光値の差が所
定値以上であるか否かを判別する第1の判別手段を設
け、評価測光値と単一の、あるいは、写し込み第1優先
位置のデータ写し込み箇所に対応するエリアの測光値の
差が所定値以上であるか、もしくは、前記データ写し込
み箇所に対応するエリアの背景の色が所定の色であるこ
とが判別された場合は、データ写し込みが困難であるこ
との警告を行ったり、写し込み条件の揃ったデータ写し
込み箇所へ写し込みを実行するようにしている。
【0045】よって、フィルムに写し込まれたデータが
見にくかったり、判読不能となることを事前に防ぐこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ写し込み
機能付カメラの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるデータ写し込み
機能付カメラのファインダ視野を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるデータ写し込み
機能付カメラの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例においてデータ写し込み
警告表示を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるデータ写し込み
機能付カメラのファインダ視野を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるデータ写し込み
機能付カメラの動作を示すフローチャートである。
【図7】図6の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第2の実施例においてデータ写し込み
箇所を表示する例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例におけるデータ写し込み
機能付カメラの動作を示すフローチャートである。
【図10】図9の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュ
ータ 3 液晶表示回路 7 測光回路 11 写し込み回路 12 写し込み用光源 13 色センサ 21〜26(Part1〜6) 測光センサ 27 データ写し込み該
当箇所 29 データ写し込み警
告表示部 51〜56(Part1´〜6´) 測光センサ 57〜60 データ写し込み該
当箇所 61〜64 デート写し込み位
置確認表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内を複数のエリアに分割し、それぞ
    れのエリアを測光して評価測光を行う測光手段と、フィ
    ルムへデータの写し込みを行う写し込み手段とを備えた
    データ写し込み機能付カメラにおいて、前記複数のエリ
    アのうち、画面内におけるデータ写し込み箇所に対応す
    るエリア内の背景の色情報を測色する測色手段と、前記
    測光手段にて得られた、評価測光値とデータ写し込み箇
    所に対応するエリアの測光値の差が所定値以上であるか
    否かを判別する第1の判別手段と、前記測色手段にて所
    定の色が検知されているか否かを判別する第2の判別手
    段と、前記第1,第2の判別手段にて、所定値以上であ
    ること、所定の色が検知されていること、の何れか一方
    が判別されていた場合は、データ写し込み警告を行う警
    告手段とを設けたことを特徴とするデータ写し込み機能
    付カメラ。
  2. 【請求項2】 所定の色は、白,黄色,黒の何れかであ
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ写し込み機能
    付カメラ。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2の判別手段にて、所定値
    以上であること、又は、黒色が検知されていること、の
    何れか一方が判別されている場合は、写し込み手段によ
    る写し込み光量を所定量下げる光量制御手段を具備した
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ写し込み機能付
    カメラ。
  4. 【請求項4】 データ写し込み箇所は複数あり、かつ、
    写し込みを行う位置は優先順位が定められており、第1
    の判別手段は、まず、第1の優先順位位置に対応するエ
    リアの測光値の差が所定値以上であるか否かを判別し、
    次いで、第1の優先順位位置以外のエリアの測光値の差
    が所定値以上であるか否かを判別する手段であることを
    特徴とする請求項1記載のデータ写し込み機能付カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 第1,第2の判別手段にて、所定値未満
    であり、かつ、所定の色が検知されていないことが判別
    されているエリアに対応するデータ写し込み箇所へデー
    タの写し込み指示を行う写し込み指示手段と、該写し込
    み指示手段にてデータが写し込まれるデータ写し込み箇
    所の表示を行う写し込み位置表示手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項4記載のデータ写し込み機能付カメ
    ラ。
JP30703093A 1993-11-15 1993-11-15 データ写し込み機能付カメラ Pending JPH07140542A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6353713B1 (en) 1998-10-07 2002-03-05 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Camera having a data imprinting device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6353713B1 (en) 1998-10-07 2002-03-05 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Camera having a data imprinting device
DE19948351B4 (de) * 1998-10-07 2004-06-24 Pentax Corp. Kamera mit Einbelichtungsfunktion

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