JPH07319035A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH07319035A
JPH07319035A JP12810094A JP12810094A JPH07319035A JP H07319035 A JPH07319035 A JP H07319035A JP 12810094 A JP12810094 A JP 12810094A JP 12810094 A JP12810094 A JP 12810094A JP H07319035 A JPH07319035 A JP H07319035A
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JP
Japan
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setting
printing
print
time
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP12810094A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nishio
哲也 西尾
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH07319035A publication Critical patent/JPH07319035A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートプリントか無補正プリントかの設定を
操作性良く、任意に行えるカメラ。 【構成】 プリントモードの設定手段は、プリントモー
ド設定スイッチSW3を検知して(S102)、プリン
トモード設定フラグFPに1=オートプリントか又は−
1=無補正プリントを代入し(S103、S104)、
プリント情報フラグFにフラグFPを代入する(S10
5)。変更手段は、SW1のON後プリントモード設定
変更スイッチSW4を検知し(S107)、ONならプ
リント情報フラグFを−Fに変更して(S108)、表
示装置に表示する(S109)。レリーズSW2がON
するまでは、S106〜S110間のループによりSW
4のONの度に、プリント情報フラグFは巡回的に反転
される。レリーズ後(S111)フイルム巻上中にフラ
グFの値を磁気記録して(S113)、フラグFをFP
の値に戻す(S112)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影時の情報をフィル
ム上に記録できるカメラに関し、特にフイルムにオート
プリントを行うかあるいは無補正プリントを行うか等の
情報も記録するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来フィルムに記録された画像を自動的
に印画紙に焼付けるオートプリンタでは、ネガ画像を2
次元イメージセンサーで測光して画面全体の積算透過濃
度を求め、求めた積算透過濃度と基準濃度との差に基づ
いて、スロープコントロールとカラーコレクションとを
行って、各撮影コマ毎に焼付露光量を決定し焼付処理を
行っている。こうして撮影時の露出のバラツキやカラー
フェイリアが補正され、適正な濃度およびカラーバラン
スのプリントが得られる。これはいわば、フィルム全駒
の焼付をオートプリントにより行うケースに相当する
(これをケース1とする)。
【0003】さらに、特開平3−72338号には、カ
メラにオートプリンタによる自動補正の有無を指定する
スイッチを設けて、フィルムに“補正不要マーク”を光
学的手段等により焼き込み、このマークをプリンターが
マークセンサーにより識別した場合は、オートプリンタ
による自動補正を行わず基準焼付露光量(通常にコント
ロールされたネガを適正な濃度とカラーバランスにプリ
ントするのに要する焼付露光量)による焼付を行い、マ
ークが記録されていないコマに対しては自動補正が行わ
れるものが開示されている。
【0004】また、特開平4−319933号には、撮
影時の情報をバーコード等によりフィルムに記録してプ
リンタ側でバーコード情報を読出し、読出した情報に対
応して変更する上記例における基準焼付露光量に相当す
るものとしては、フィルム1本の全撮影コマ毎に画面全
体の平均濃度を求め、全ての画像コマの平均濃度の平均
値を演算して、焼付露光量を決定するものが開示されて
いる。
【0005】これら開示例は共に、撮影者の意図を反映
した濃度、色にプリントすることを可能にするものであ
り、全駒の焼付をオートプリントで行うことを指定した
フィルム(ケース1)に対して、無補正プリントを指定
したフィルムということもできる(これをケース2とす
る)。
【0006】従って、ケース1、2を含め従来例として
の、フィルムにオートプリントを行うか、あるいは無補
正プリントを行うかの情報を記録し、記録された情報に
基づきオートプリントあるいは無補正プリントを行うカ
メラは、次の3種類のタイプに大別することができる。
【0007】第1は、フィルム1本の全駒に亘ってオー
トプリント、あるいは無補正プリントを行うかあらかじ
め設定し、設定した情報を記録するタイプのものであ
る。
【0008】これらのものとしては、例えば、露出精度
があまり高くないカメラや固定露出のカメラ等で、撮影
時の露出のバラツキの大きいカメラで、全コマに亘って
オートプリント情報を記録し、プリント時に補正を行っ
て適正なプリントを得るようにしたもの。あるいは、高
度の露出制御を行って撮影時の露出のバラツキの小さい
カメラで、全コマに亘り無補正プリント情報を記録し、
プリント時には基準焼付露光量でプリントを行い、撮影
時の露出を再現するようにしたもの等が相当する。
【0009】第2は、本出願人による特願平5−332
551号の提案のように、通常は自動的にオートプリン
ト情報をフィルムに記録し、マニュアル露出、露出補
正、狭角測光範囲測光、フィルム感度手動設定、等の撮
影モードで撮影を行ったコマに1コマづつ、自動的に無
補正プリント情報を記録して、プリント時にそれぞれの
コマに記録された情報に従って、オートプリントあるい
は無補正プリントを行うようにしたものである。
【0010】第3は、各コマの撮影毎に手動でオートプ
リントか、無補正プリントかの設定を行ってその情報を
記録し、プリント時にそれぞれのコマに記録された情報
に従って、オートプリントかあるいは無補正プリントを
行うようにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、第1例のカメラの場合はフィルム1本に亘り
オートプリント情報を記録するか、無補正プリント情報
を記録するか固定されて任意設定ができないために、フ
ィルム1本に亘りオートプリント情報を記録するカメラ
で、例えば夕方の薄暗い景色を撮影した場合には、プリ
ント時に補正され明るい昼の景色の失敗写真になってし
まう。また、フィルム1本に亘り無補正プリント情報を
記録するカメラで、強い逆光の人物を撮影した場合に
は、プリント時に補正が行われず人物が黒くつぶれた失
敗写真になってしまう。
【0012】第2例のカメラの場合は、オートプリント
を行うかあるいは無補正プリントを行うかの選択は、撮
影モードとは本来独立して設定できるのが望ましいが、
自動的に設定しているので任意の設定ができず、通常オ
ートプリント情報が記録されるので、夕方の薄暗い景色
を撮影した時には、プリント時補正されて明るい昼の景
色の失敗写真になってしまう。また、マニュアル露出で
絞り効果やシャッタースピード効果を狙った、絞り、シ
ャッタースピードを設定した撮影を行い適正露出が得ら
れない場合においても、無補正プリント情報が記録され
るのでプリント時に補正が行われず、正しいプリントを
得ることができない。
【0013】第3例のカメラの場合は、各コマ撮影毎に
手動でオートプリントか無補正プリントか手動設定を行
うので、任意の設定を行うことはできるが、各コマ毎に
設定を行うので操作性が悪く、誤設定や設定し忘れ等の
事故が発生しやすい。等の問題がある。
【0014】本発明は上述の問題点に鑑みて、オートプ
リントを行うかあるいは無補正プリントを行うかの設定
を、操作性が良く誤設定、設定し忘れ等の事故が発生す
ること無く任意に行うことができるカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に示した本発明は、フィルムの全駒に対し
てプリント時のカラーバランスおよび焼付時間を固定す
るか否かを設定する手段と、任意の駒に対し前記設定手
段での設定を変更し1コマ撮影後に変更を解除して前記
設定手段での設定に復帰する変更手段と、フィルムの各
駒に対してプリント時のカラーバランス及び焼付時間を
固定するか否かの情報を記録する記録手段を備えてい
る。
【0016】更に、請求項2に示した本発明は、フイル
ムの各駒に対してプリント時のカラーバランス及び焼付
時間を固定するか否かを自動的に設定する自動設定手段
と、任意の駒に対して前記自動設定手段での設定を変更
し1コマ撮影後に変更を解除して前記自動設定手段での
設定に復帰する変更手段と、フィルムの各駒に対してプ
リント時のカラーバランス及び焼付時間を固定するか否
かの情報を記録する記録手段を備えている。
【0017】更に、請求項3に示した本発明は、前記自
動設定手段は撮影モードに応じてプリント時のカラーバ
ランス及び焼付時間を固定するか否かを自動的に設定す
る事を特徴としている。
【0018】更に、請求項4に示した本発明は、前記撮
影モードはマニュアル露出、露出補正、狭角測光範囲測
光またはフィルム感度手動設定である事を特徴としてい
る。
【0019】更に、請求項5に示した本発明は、前記変
更手段は撮影待機期間中にプリントモード設定変更スイ
ッチをオンする度に前記設定手段の設定を、変更→復帰
→変更→復帰と巡回的に変更することを特徴としてい
る。
【0020】更に、請求項6に示した本発明は、前記変
更手段は撮影待機期間中にプリントモード設定変更スイ
ッチをオンする度に前記自動設定手段の設定を、変更→
復帰→変更→復帰と巡回的に変更することを特徴として
いる。
【0021】
【作用】請求項1に係るカメラによれば、設定手段によ
りフィルムの全駒に対してプリント時のカラーバランス
及び焼付時間を固定するか否かを設定し、変更手段によ
り任意の駒に対して設定手段による設定を変更し、1コ
マ撮影後に変更を解除して設定手段の設定に復帰させる
と共に、記録手段によりフィルムの各コマにプリント時
の情報を記録するので、一旦全駒に設定したプリントモ
ードを任意の駒に対し変更することができる。
【0022】請求項2に係るカメラによれば、自動設定
手段によりフィルムの各駒に対してプリント時のカラー
バランス及び焼付時間を固定するか否かを自動的に設定
し、変更手段により任意の駒に対して自動設定手段によ
る設定を変更し、1コマ撮影後に変更を解除して自動設
定手段の設定に復帰させると共に、記録手段によりフィ
ルムの各コマにプリント情報を記録するので、一旦各コ
マに自動的に設定されたプリントモードを任意の駒に対
し変更することができる。
【0023】請求項5および請求項6に係るカメラによ
れば、変更手段は撮影待機期間中にプリントモード設定
変更スイッチをオンする度に、設定手段あるいは自動設
定手段の設定を巡回的に変更するので、プリントモード
の設定を操作性良く行うことができる。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係るカメラのブロック
図である。図1において、カメラ全体を制御するCPU
(マイコン)1はROM、RAM等の記憶部を有し、カ
メラに必要な全ての動作、表示等を内蔵プログラムによ
り制御している。
【0025】被写体輝度を測定する測光装置2は、入射
する光量値に応じて出力する測光センサーにより測光を
行い、CPU1へA/D変換した測光データを出力する
測光装置である。
【0026】CPU1は測光装置2の出力に基づきシャ
ッター秒時、絞り値を決定し、絞り制御装置3とシャッ
ター制御装置4を駆動して所定の露出量が得られるよう
に制御する。
【0027】磁気記録装置5はフィルムのコマ下部等に
形成する磁気情報記録部に、磁気ヘッド、制御回路等を
介して、フィルム種類、撮影モード、日付、時刻などの
各種撮影データと、“無補正プリント”等のプリント時
の指示情報を磁気記録する装置である。
【0028】表示装置6は撮影枚数、撮影モード、プリ
ント指示等の情報を、ファインダー内あるいは外部に設
けたLCD表示器に表示する装置である。フィルム駆動
装置7はモーター、モータードライバー、巻き上げ機構
によりフィルムの巻上げ、巻戻しを行う装置である。
【0029】レリーズ釦によって操作されるSW1、S
W2は、先ずレリーズ釦の第1ストロークでSW1がO
Nになり、CPU1を立ち上げて測光、表示等の撮影準
備動作をスタートさせてレリーズ待ちの状態にし、第2
ストロークでSW2がONになり、測光装置2の出力デ
ータに従って絞り制御装置3、シャッター制御装置4を
駆動してレリーズが行われる。
【0030】SW3は設定手段を構成するプリントモー
ド設定スイッチ10で、スイッチ10がOFFならオー
トプリント指定を、スイッチ10がONしたら無補正プ
リント指定を設定するものである。SW4は変更手段を
構成するプリントモード設定変更スイッチ11で、ON
するとプリントモード設定スイッチ10の設定を変更す
るスイッチである。
【0031】つぎにこのような構成によるカメラの動作
について説明する。本第1実施例は、あらかじめフィル
ム1本に亘りオートプリント情報を記録するか、無補正
プリント情報を記録するかを設定して、任意のコマにお
いて先に設定したプリントモードを変更し1コマ撮影し
た後に、設定変更を解除して先の設定に再設定により戻
すものである。
【0032】図2は図1に示すカメラのフローチャート
である。図2を参照すると、本実施例のシーケンスはフ
ィルムの装填および予備巻上などの準備動作が終わった
時点でスタートする(S101)。
【0033】SW3のプリントモード設定スイッチ10
を検知する(S102)。SW3がONしていれば、無
補正プリント指定なのでRAM上の処理として、プリン
トモード設定フラグFPに−1を代入する(S10
3)。SW3がOFFのままなら、オートプリント指定
なのでプリントモード設定フラグFPに1を代入する
(S104)。ここで、プリントモード設定フラグFP
は、1でオートプリントを、−1で無補正プリントを意
味する。
【0034】プリント情報フラグFに、プリントモード
設定フラグFPを代入する(S105)。このプリント
情報フラグFの値はフィルムに記録され、プリント時に
はフィルムに記録されたプリント情報を再生して、Fが
1ならオートプリントで、Fが−1なら無補正プリント
で焼付が行われることになる。
【0035】SW1がONしているか検知する(S10
6)。OFFなら再びS106を繰り返す。SW1がO
NならCPU1が立ち上がると共に、測光、表示等の撮
影準備動作がスタートしレリーズ待ち状態となる。
【0036】SW4のプリントモード設定変更スイッチ
11を検知する(S107)。OFFならプリントモー
ドはそのままなのでS109へ進む。SW4がONなら
プリントモード変更なので、プリント情報フラグFを−
Fにする(S108)。この場合、F=1(オートプリ
ント)ならF=−1(無補正プリント)に、F=−1
(無補正プリント)ならF=1(オートプリント)に変
更されることになり、SW3で設定したプリントモード
が変更される。
【0037】表示装置6で撮影枚数、絞り値、シャッタ
ースピード、プリントモード等を表示する(S10
9)。従って、SW4によりプリントモードを変更する
際に、ONの度にオートプリント→無補正プリント→オ
ートプリント→無補正プリントとサイクリック(巡回
的)に表示も変わることになる。
【0038】レリーズSW2を検知する(S110)。
OFFならS106へ戻る。SW2がONなら測光装置
2のデータに従い、絞り制御装置3、シャッター制御装
置4を駆動してレリーズを行う(S111)。
【0039】フィルム駆動装置7によりフィルムを1コ
マ巻上げる(S112)。フィルム巻上げ中に磁気記録
装置5によって、フィルムの磁気記録部に情報を記録す
る(S113)。この場合に記録する情報は、プリント
情報フラグFの値の他、日付、シャッター速度、絞り値
等の撮影情報である。
【0040】プリント情報フラグFの値に、プリントモ
ード設定フラグFPの値を代入する(S114)。これ
によって、S108において変更されたプリント情報フ
ラグFの値が、ブリントモード設定フラグFPの値に再
設定されるので、S108による変更は1コマで解除さ
れる。
【0041】撮影駒が最終駒か判断する(S115)。
最終駒でないならS106へ戻る。最終駒の場合は、フ
ィルム駆動装置7によりフィルムを巻戻し(S11
6)、終了する(S117)。
【0042】上記S106〜S110の変更処理では、
S107でSW4がONするとS108でプリント情報
フラグFの値に−1を掛けて反転し、S110において
SW2がONしていないとS106へ戻るループを形成
しているので、SW1がONしてSW2がONするまで
の間はSW4をONする度に、オートプリント→無補正
プリント→オートプリント→無補正プリント、と巡回的
に設定を変更できるものであり、撮影者は表示を確認し
ながら変更操作を行うことができる。
【0043】従って、1つのスイッチ(SW4)操作に
より現在のプリントモードを変更できるので操作性が良
い。
【0044】このように、本実施例においてはプリント
モード設定スイッチSW3で、あらかじめフィルム1本
に亘りオートプリント情報を記録するか、無補正プリン
ト情報を記録するかの設定を行い、任意のコマにおいて
プリントモード設定変更スイッチSW4により、先に設
定したプリントモードを変更して1コマ撮影後に、設定
変更を解除して先に設定したプリントモードに戻すの
で、オートプリント情報を記録するか無補正プリント情
報を記録するかの設定変更が、任意のコマに対して行う
ことが可能になり、1コマで変更を解除して以降のコマ
では先に設定したプリントモードに戻すことで、プリン
トモードの設定を、操作性良く誤設定、設定し忘れなど
の事故の発生も無く任意に行える。
【0045】次に本発明の第2実施例について説明す
る。図3は本発明の第2実施例に係るカメラのブロック
図である。第2実施例は、通常は自動的にオートプリン
ト情報をフィルムに記録し、マニュアル露出、露出補
正、狭角測光範囲測光、フィルム感度手動設定等の撮影
モードで撮影を行ったコマに、1コマづつ自動的に無補
正プリント情報を記録するようにしたカメラにおいて、
自動的に設定されたプリントモードを任意のコマにおい
て変更し1コマ撮影後に、設定変更を解除して以降の撮
影コマでは再び自動的にプリントモードが設定されるも
のである。
【0046】図3に示す第2実施例のカメラには、マニ
ュアル露出時に絞りを設定する絞り設定装置30と、マ
ニュアル露出時にシャッター速度を設定するシャッター
速度設定装置31と、露出補正を行う時に露出補正値を
設定する露出補正値設定装置32と、狭角測光範囲測光
を行う狭角測光範囲測光装置33と、フィルム感度手動
設定装置34の各装置を新たに設けると共に、ONの場
合にマニュアル露出モードが設定され、絞り設定装置3
0とシャッター速度設定装置31により設定された絞り
値、およびシャッター速度で撮影が行われるマニュアル
露出スイッチSW5と、(このマニュアル露出スイッチ
SW5がOFFの場合は通常の自動露出で撮影が行われ
る。) ONにより露出補正モードが設定され、露出補正値設定
装置32により設定された補正値による補正を加えた撮
影が行われる露出補正設定スイッチSW6と、(この露
出補正設定スイッチSW6がOFFの場合は通常の自動
露出で撮影が行われる。) ONにより狭角測光範囲測光モードに設定され、狭角測
光範囲測光装置33による測光によって撮影が行われる
狭角測光範囲測光設定スイッチSW7と、(この狭角測
光範囲測光設定スイッチSW7がOFFの場合は、通常
の自動露出で撮影が行われる。) ONによりフィルム感度手動設定装置34によって設定
されたフィルム感度で撮影が行われるフィルム感度手動
設定スイッチSW8(このフィルム感度手動設定スイッ
チSW8がOFFの場合は、通常の自動露出で撮影が行
われる。) の各スイッチを新たに設けている。
【0047】なお、その他の第1実施例と同一構成には
同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0048】図4は図3に示す第2実施例のカメラのフ
ローチャートである。図4を参照して第2実施例の動作
を説明する。第2実施例のシーケンスはフィルムの装填
及び予備巻上げ等の準備動作が終わった時点でスタート
する(S201)。
【0049】プリント情報フラグFに1を代入する(S
202)。ここで、プリント情報フラグFは第1実施例
の場合と同一であり、F=1はオートプリントを意味す
る。SW1がONしているか検知する(S203)。S
W1がONならCPU1が立上がると同時に、測光、表
示等の撮影準備動作がスタートし、レリーズ待ちの状態
になる。
【0050】マニュアル露出スイッチSW5を検知する
(S204)。SW5がONするとマニュアル露出モー
ドに設定される。
【0051】絞り設定装置30により絞りを設定する
(S205)。シャッター速度設定装置31によりシャ
ッター速度を設定する(S206)。露出補正設定SW
6を検知する(S207)。SW6がONすると露出補
正モードに設定される。露出補正値設定装置32により
露出補正値を設定する(S208)。狭角測光範囲測光
スイッチSW7を検知する(S209)。SW7がON
すると狭角測光範囲測光モードに設定されて、狭角測光
範囲測光装置33により測光が行われる。
【0052】フィルム感度手動設定スイッチSW8を検
知する(S210)。SW8がONするとフィルム感度
手動設定モードに設定される。フィルム感度手動設定装
置34によりフィルム感度を設定する(S211)。プ
リント情報フラグFに−1を代入する(S212)。こ
こで、F=−1は無補正プリントを意味する。S204
〜S212の処理において、SW5〜SW8によりそれ
ぞれの撮影モードに設定すると、自動的に無補正プリン
トに設定される自動設定手段を形成している。
【0053】プリントモード設定変更スイッチSW4を
検知する(S213)。SW4がOFFならプリントモ
ードはそのままであり、SW4がONならプリントモー
ド変更なので、プリント情報フラグFを−Fにする(S
214)。これによって、F=1(オートプリント)な
らF=−1(無補正プリント)に、F=−1ならF=1
になり、S202あるいはS212で設定したプリント
モードが変更される。表示装置6で撮影枚数、絞り値、
シャッター速度、測光範囲、露出補正値、フィルム感
度、プリントモード等を表示する(S215)。
【0054】レリーズ用SW2を検知する(S21
6)。SW2がOFFならS203へ戻る。SW2がO
Nなら、測光装置2あるいは狭角測光範囲測光装置33
の出力と露出補正値設定装置32、フィルム感度手動設
定装置34により演算した絞り値とシャッター速度ある
いは、絞り設定装置30、シャッター速度設定装置31
により設定した絞り値とシャッター速度で、絞り制御装
置3、シャッター制御装置4を駆動しレリーズを行う
(S217)。
【0055】フィルム駆動装置7によりフィルムを1コ
マ巻上げる(S218)。フィルム巻上げ中に磁気記録
装置5でフィルムの磁気記録部に情報を記録する(S2
19)。記録する情報はプリント情報フラグFの値の他
に、日付、シャッター速度、露出補正値、設定フィルム
感度、測光範囲、絞り値等の撮影情報である。
【0056】プリント情報フラグFの値に、1(オート
プリント)を代入する(S220)。これにより、S2
12またはS214で変更されたプリント情報フラグF
の値が、1(オートプリント)に再設定されるので、S
212またはS214による変更は1コマで解除にな
る。
【0057】撮影コマが最終駒かを判断する(S22
1)。最終駒でないならS203へ戻る。最終駒の場合
はフィルム駆動装置7によりフィルムを巻戻し(S22
2)、終了する(S223)。
【0058】上記のS203〜216の処理では、S2
13でSW4がONするとS214でプリント情報フラ
グFの値に−1を掛けて反転し、S216でSW2がO
Nしていない場合はS203に戻るループを形成してい
るので、SW1がON後SW2がONするまでの間はS
W4をONする度に、オートプリント→無補正プリント
→オートプリント→無補正プリントと設定を巡回的に変
更できる。従って、1つのスイッチ(SW4)をONす
るだけで現在のプリントモードを変更することができる
ので操作性が良くなる。
【0059】このように、第2実施例では、通常は自動
的にオートプリント情報をフィルムに記録し、マニュア
ル露出、露出補正、狭角測光範囲測光、フィルム感度手
動設定等の撮影モードで撮影を行ったコマに、1コマづ
つ自動的に無補正プリント情報を書き込むカメラで、自
動的に設定されたプリントモードを任意のコマで変更手
段によって変更し、1コマ撮影後に設定変更を解除して
以降の撮影コマでは、再び自動的にプリントモードを設
定することによって、プリントモードの設定を操作性良
く、誤設定、設定し忘れなどが無く任意に行える。
【0060】なお、これまでフィルム記録は磁気記録方
式について述べたが、光学的記録方式にも適用できるこ
とは勿論である。
【0061】
【発明と実施例の対応】第1実施例において、プリント
モード設定スイッチ10(SW3)を操作して行う、S
102〜S105による設定処理が本発明の設定手段の
処理に相当する。
【0062】また、プリントモード設定変更スイッチ1
1(SW4)の操作による、S106〜S110の変更
処理、S114の設定復帰処理が本発明の変更手段の処
理に相当する。
【0063】また、第2実施例において、S202にお
いてフィルムをオートプリントに自動的に設定し、各ス
イッチSW5、SW6、SW6、SW7、SW8の0N
により、自動的に無補正プリントに設定するS202〜
S212の処理が、本発明の第2実施例の自動設定手段
の動作に相当し、プリントモード設定変更スイッチSW
4のONによりプリントモードを変更する、S213〜
S216における処理とS220の設定復帰処理が本発
明の変更手段の動作に相当する。
【0064】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
られるものではなく、請求項で示した機能、または、実
施例の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであってもよいことは言うまでもない。
【0065】また、各実施例またはそれら技術要素を必
要に応じて組み合わせてもよい。
【0066】さらに、本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッターカメラ、ビデオカメラ、さらにはカメラ以
外の光学機器や他の装置、さらには構成ユニットとして
も適用できる。
【0067】また、さらに本発明は、フィルム以外の画
像記録媒体であっても適用できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示した
本発明のカメラは、フィルムの全駒に対してプリント時
のカラーバランス及び焼付時間を固定するか否かを設定
する設定手段と、任意の駒に対し設定手段による設定を
変更し1コマ撮影後に変更を解除して設定手段による設
定に復帰する変更手段と、フィルムの各駒に対してプリ
ント時のカラーバランス及び焼付時間を固定するか否か
の情報を記録する記録手段を設けたので、プリントモー
ドの設定を操作性良く誤設定、設定し忘れ等の事故も無
く、任意に行うことができるものである。
【0069】更に、請求項2に示した本発明のカメラ
は、フィルムの各駒に対してプリント時のカラーバラン
ス及び焼付時間を固定するか否かを自動的に設定する自
動設定手段と、任意の駒に対して自動設定手段による設
定を変更し1コマ撮影後に変更を解除して自動設定手段
による設定に復帰する変更手段と、フィルムの各駒に対
してプリント時のカラーバランス及び焼付時間を固定す
るか否かの情報を記録する記録手段を設けたので、プリ
ントモードの設定を操作性良く誤設定、設定し忘れ等の
事故も無く、任意に行うことができるものである。
【0070】更に、請求項5および請求項6に示した本
発明のカメラは、変更手段は撮影待機期間中にプリント
モード設定変更スイッチをオンする度に設定手段または
自動設定手段による設定を、変更→復帰→変更→復帰と
巡回的に変更するように構成したので、プリントモード
の設定を操作性良く誤設定、設定し忘れ等の事故も無
く、任意に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカメラのブロック図
である。
【図2】図1に示す第1実施例のフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第2実施例に係るカメラのブロック図
である。
【図4】図3に示す第2実施例のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 測光装置 3 絞り制御装置 4 シャッター制御装置 5 磁気記録装置 6 表示装置 7 フィルム駆動装置 8 SW1 9 SW2 10 プリントモード設定スイッチSW3 11 プリントモード設定変更スイッチSW4 30 絞り設定装置 31 シャッター速度設定装置 32 露出補正値設定装置 33 狭角測光範囲測光装置 34 フィルム感度手動設定装置 40 SW5 41 SW6 42 SW7 43 SW8

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの全駒に対してプリント時のカ
    ラーバランス及び焼付時間を固定するか否かを設定する
    設定手段と、任意の駒に対し前記設定手段での設定を変
    更し1コマ撮影後に変更を解除して前記設定手段での設
    定に復帰する変更手段と、フィルムの各駒に対してプリ
    ント時のカラーバランス及び焼付時間を固定するか否か
    の情報を記録する記録手段を備えたことを特徴とするカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 フィルムの各駒に対してプリント時のカ
    ラーバランス及び焼付時間を固定するか否かを自動的に
    設定する自動設定手段と、任意の駒に対して前記自動設
    定手段での設定を変更し1コマ撮影後に変更を解除して
    前記自動設定手段での設定に復帰する変更手段と、フィ
    ルムの各駒に対してプリント時のカラーバランス及び焼
    付時間を固定するか否かの情報を記録する記録手段を備
    えたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記自動設定手段は撮影モードに応じて
    プリント時のカラーバランス及び焼付時間を固定するか
    否かを自動的に設定する事を特徴とする請求項2記載の
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記撮影モードはマニュアル露出、露出
    補正、狭角測光範囲測光またはフィルム感度手動設定で
    ある事を特徴とする請求項3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記変更手段は撮影待機期間中にプリン
    トモード設定変更スイッチをオンする度に前記設定手段
    の設定を、変更→復帰→変更→復帰と巡回的に変更する
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記変更手段は撮影待機期間中にプリン
    トモード設定変更スイッチをオンする度に前記自動設定
    手段の設定を、変更→復帰→変更→復帰と巡回的に変更
    することを特徴とする請求項2記載のカメラ。
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