JPH07209402A - 目標探知追尾装置 - Google Patents

目標探知追尾装置

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JPH07209402A
JPH07209402A JP6000778A JP77894A JPH07209402A JP H07209402 A JPH07209402 A JP H07209402A JP 6000778 A JP6000778 A JP 6000778A JP 77894 A JP77894 A JP 77894A JP H07209402 A JPH07209402 A JP H07209402A
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Masahiro Nakagawa
雅博 中川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の目標探知追尾装置は、複雑背景下では
逆にクラッタを強調し誤探知するという問題があり、局
所領域の輝度標準偏差によりしきい値を空間的に最適化
することで課題を解決することを目的とする。 【構成】 入力光を映像化する撮像装置と、微小領域を
強調するコントラストフィルタと、標準偏差を計測する
局所領域輝度標準偏差計測回路と、空間しきい値を生成
する空間しきい値回路と、二値画像を生成する空間しき
い値二値化回路と、目標の判定、追尾を行う目標判定追
尾回路を備える。 【効果】 目標探知追尾装置は局所領域の輝度標準偏差
によりしきい値を空間的に最適化し、複雑背景下でも安
定に探知、追尾できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は雲によるクラッタ、地
上背景の混在する状況において、航空機などの微小目標
のみを正確に探知、追尾するための目標探知追尾装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の目標探知追尾装置の構成の
一例を示す図であり、1は外界からの入力光、2は入力
光1を光電変換する撮像装置、3は撮像装置2により電
気信号に変換されたアナログ画像信号、4はアナログ画
像信号3をデジタル変換するA/D変換回路、5は変換
されたデジタル画像信号、6はデジタル画像信号5から
微小領域を強調するコントラストフィルタ、7は微小領
域を強調したコントラスト画像、8はコントラスト画像
7を二値化するコントラスト画像二値化回路、9はコン
トラスト画像二値化回路8で二値化された二値化コント
ラスト画像、10は二値化コントラスト画像9の連結さ
れた領域毎にラベルを付与するラベル付け回路、11は
ラベル付け回路10で付与されたラベル情報、12はラ
ベル付け回路10で判定された連結情報、13はラベル
付けされた領域毎に特徴量を計測する領域特徴量計測回
路、14は領域特徴量計測回路13で計測された領域毎
特徴量、15は計測された領域毎特徴量14から目標を
判定する目標判定追尾回路である。
【0003】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5として出
力される。
【0004】コントラストフィルタ6はデジタル画像信
号5について座標(X,Y)の画素毎に、その画素を中
心画素としたM×N(M、Nは任意)の近傍領域の代表
輝度N(X,Y)を算出する。算出式の例を“数1”に
示す。近傍領域の代表輝度N(X,Y)と中心画素の輝
度I(X,Y)とから“数2”に基づいてコントラスト
値C(X,Y)を演算し、微小領域を強調したコントラ
スト画像7を出力する。
【0005】
【数1】
【0006】
【数2】
【0007】コントラスト画像二値化回路8はコントラ
スト画像7を二値化し、二値化コントラスト画像9を生
成する。
【0008】ラベル付け回路10は二値化コントラスト
画像9から有意画素の連結を判定し、連結した画素の集
合を領域として領域毎にラベル付けを行い、ラベル情報
11、連結情報12を出力する。
【0009】領域特徴量計測回路13はラベル情報1
1、連結情報12、およびコントラスト画像7から領域
毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベル)、最大輝度(B
i)(i:ラベル)、面積(Si)(i:ラベル)等の
領域毎特徴量14を計測する。目標判定追尾回路15は
“数3”に従って領域の特徴量からを評価値Ii(i:
ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定
する。
【0010】
【数3】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図10(a)は従来の
目標探知追尾装置でも安定して目標を探知、追尾できる
場合の例を示す図、図10(b)は従来の目標探知追尾
装置では安定して目標を探知、追尾できない場合の例を
示す図であって、39は空間的な周波数、コントラスト
が小さく単調な背景のみの画面の例、40は空間的な周
波数、コントラストが大きく複雑な背景を含む場合の画
面の例、41は39で示した画面の二値化コントラスト
画像、42は40で示した画面の二値化コントラスト画
像である。
【0012】図10(a)のように、画面内のクラッタ
が存在しても、空間的な周波数が低く、クラッタのコン
トラストも小さい場合、微小目標のみを強調するコント
ラストフィルタによって抑圧され、目標と弁別すること
ができる。
【0013】しかし、図10(b)のように、空間的な
周波数が高く、コントラストも大きいクラッタが画面内
にある場合、クラッタはコントラストフィルタによって
さらに強調され、目標との弁別が困難となり、探知、追
尾が安定しなくなるという問題があった。
【0014】また、微小目標を強調するフィルタとし
て、コントラストフィルタの換わりに座標(X,Y)の
画素毎にその画素を中心画素としたM×N(M、Nは任
意)の局所領域について、畳み込み演算を行ない、微分
画像を生成するラプラシアンフィルタを用いても同様の
問題があった。
【0015】また、微小目標を強調するフィルタとし
て、コントラストフィルタの換わりに座標(X,Y)の
画素毎にその画素を中心画素としたM×N(M、Nは任
意)の局所領域について、中間輝度値(メディアン値)
を計測し、原画像からの差をとり、差分画像を生成する
メディアン差分フィルタを用いても同様の問題があっ
た。
【0016】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものである。画素毎に局所領域の輝度の標準偏差
を計測し、近傍領域の空間周波数、コントラストの程度
に応じたしきい値を演算し、それを画像化した空間しき
い値を生成する。空間的な周波数、コントラストが大き
くコントラストフィルタによって強調されたクラッタが
ある場合でも、空間しきい値に基づき二値化すること
で、クラッタを抑圧し、目標のみを正確に判定し、探
知、追尾することのできる目標探知追尾装置を得ること
を目的とする。
【0017】また、この発明の実施例2では、画素毎に
局所領域の各画素の輝度と平均輝度との差の絶対値平均
を計測し、周辺画素の空間周波数、コントラストの程度
に応じたしきい値を演算し、それを画像化した空間しき
い値を生成する。空間的な周波数、コントラストが大き
くコントラストフィルタによって強調されたクラッタが
ある場合でも、空間しきい値に基づき二値化すること
で、クラッタを抑圧し、目標のみを正確に判定し、探
知、追尾することのできる目標探知追尾装置を得ること
を目的とする。
【0018】また、この発明の実施例3では、画素毎に
局所領域の輝度の標準偏差を計測し、近傍領域の空間周
波数、コントラストの程度に応じたしきい値を演算し、
それを画像化した空間しきい値を生成する。空間的な周
波数、コントラストが大きくラプラシアンフィルタによ
って強調されたクラッタがある場合でも、空間しきい値
に基づき二値化することで、クラッタを抑圧し、目標の
みを正確に判定し、探知、追尾することのできる目標探
知追尾装置を得ることを目的とする。
【0019】また、この発明の実施例4では、画素毎に
局所領域の輝度の差の絶対値平均を計測し、近傍領域の
空間周波数、コントラストの程度に応じたしきい値を演
算し、それを画像化した空間しきい値を生成する。空間
的な周波数、コントラストが大きくラプラシアンフィル
タによって強調されたクラッタがある場合でも、空間し
きい値に基づき二値化することで、クラッタを抑圧し、
目標のみを正確に判定し、探知、追尾することのできる
目標探知追尾装置を得ることを目的とする。
【0020】また、この発明の実施例5では、画素毎に
局所領域の輝度の標準偏差を計測し、近傍領域の空間周
波数、コントラストの程度に応じたしきい値を演算し、
それを画像化した空間しきい値を生成する。空間的な周
波数、コントラストが大きくメディアン差分フィルタに
よって強調されたクラッタがある場合でも、空間しきい
値に基づき二値化することで、クラッタを抑圧し、目標
のみを正確に判定し、探知、追尾することのできる目標
探知追尾装置を得ることを目的とする。
【0021】また、この発明の実施例6では、画素毎に
局所領域の輝度の差の絶対値平均を計測し、近傍領域の
空間周波数、コントラストの程度に応じたしきい値を演
算し、それを画像化した空間しきい値を生成する。空間
的な周波数、コントラストが大きくメディアン差分フィ
ルタによって強調されたクラッタがある場合でも、空間
しきい値に基づき二値化することで、クラッタを抑圧
し、目標のみを正確に判定し、探知、追尾することので
きる目標探知追尾装置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる画像目
標追尾装置は、従来微小目標を強調するために用いてい
たコントラストフィルタの出力を二値化する場合、画素
毎の近傍局所領域の輝度の標準偏差を計測し、その画素
周辺の空間周波数に応じたしきい値を画素毎に設定し、
空間しきい値を生成して、それに基づいて二値化するこ
とにより、従来コントラストフィルタでは逆に強調して
いた、空間周波数の高い領域のクラッタの影響を受けず
に、効果的に目標を判定し、探知、追尾する手段を用い
たものである。
【0023】また、空間しきい値を生成するために、画
素毎の近傍局所領域の輝度の標準偏差を用いる代わりに
近傍局所領域の輝度の差の絶対値平均を用いる。
【0024】また、微小目標を強調するために用いてい
たコントラストフィルタの代わりにラプラシアンフィル
タを用いる。
【0025】また、微小目標を強調するために用いてい
たコントラストフィルタの代わりにラプラシアンフィル
タを用い、空間しきい値を生成するために、画素毎の近
傍局所領域の輝度の標準偏差を用いる代わりに近傍局所
領域の輝度の差の絶対値平均を用いる。
【0026】また、微小目標を強調するために用いてい
たコントラストフィルタの代わりにメディアン差分フィ
ルタを用いる。
【0027】また、微小目標を強調するために用いてい
たコントラストフィルタの代わりにメディアン差分フィ
ルタを用い、空間しきい値を生成するために、画素毎の
近傍局所領域の輝度の標準偏差を用いる代わりに近傍局
所領域の輝度の差の絶対値平均を用いる。
【0028】
【作用】この発明における画像目標追尾装置は、微小領
域を強調したコントラスト画像を出力するコントラスト
フィルタに対し、画像毎の局所領域について輝度の標準
偏差を計測する局所領域輝度標準偏差計測回路と、画素
毎の局所領域輝度標準偏差をもとに画素毎のしきい値を
算出し、空間的なしきい値を生成する空間しきい値生成
回路と、コントラスト画像と空間しきい値を入力し、対
応する各画素についてそれぞれ比較し、二値化コントラ
スト画像を出力する空間しきい値二値化回路を加えるこ
とにより、コントラストが強く複雑な形状をもつ背景下
で、通常のコントラストフィルタでは逆にクラッタを強
調してしまう場合でも、近傍領域の状態に応じてしきい
値を画素毎に設定できるので、クラッタを抑圧し、目標
のみを正確に判定し、探知、追尾することができる。
【0029】また、局所領域の輝度の標準偏差の代わり
に局所領域の輝度の差の絶対値平均を用いることにより
上記発明と同等の効果を得ることができる。
【0030】また、微小領域を強調するために微分画像
を出力するラプラシアンフィルタを用いた場合でも、上
記の局所領域輝度標準偏差計測回路と空間しきい値生成
回路と、微分画像と空間しきい値を入力し、対応する各
画素についてそれぞれ比較し、二値化微分画像を出力す
る空間しきい値二値化回路を加えることにより上記発明
と同等の効果を得ることができる。
【0031】また、微小領域を強調するために微分画像
を出力するラプラシアンフィルタを用いた場合でも、上
記の局所領域の輝度の標準偏差の代わりに局所領域の輝
度の差の絶対値平均を用いることにより上記発明と同等
の効果を得ることができる。
【0032】また、微小領域を強調するために差分画像
を出力するメディアン差分フィルタを用いた場合でも、
上記の局所領域輝度標準偏差計測回路と空間しきい値生
成回路と、差分画像と空間しきい値を入力し、対応する
各画素についてそれぞれ比較し、二値化差分画像を出力
する空間しきい値二値化回路を加えることにより上記発
明と同等の効果を得ることができる。
【0033】また、微小領域を強調するために差分画像
を出力するメディアン差分フィルタを用いた場合でも、
上記の局所領域の輝度の標準偏差の代わりに局所領域の
輝度の差の絶対値平均を用いることにより上記発明と同
等の効果を得ることができる。
【0034】
【実施例】
実施例1
【0035】図1は画像目標追尾装置の1実施例を示す
図であって、16は注目する画素の近傍領域の背景状態
を表す輝度標準偏差の計測を行なう局所領域輝度標準偏
差計測回路、17は局所領域輝度標準偏差計測回路16
で計測した局所領域輝度標準偏差、18は局所領域輝度
標準偏差17によって画素毎のしきい値を決定する空間
しきい値生成回路、19は空間しきい値生成回路18で
生成された空間しきい値、20は空間しきい値19で二
値化する空間しきい値二値化回路である。
【0036】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は局所領
域輝度標準偏差計測回路16に入力される。
【0037】局所領域輝度標準偏差計測回路16では座
標(X,Y)の画素毎に、その画素を中心画素としたP
×Q(P、Qは任意の奇数)の局所領域について、“数
4”に従って、輝度の標準偏差SD(X、Y)を演算
し、画素毎の局所領域輝度標準偏差17を空間しきい値
生成回路18に出力する。
【0038】
【数4】
【0039】空間しきい値生成回路18は局所領域輝度
標準偏差17を入力し、“数5”に従って、画素毎のし
きい値THR(X、Y)を演算して、空間しきい値19
を生成し、空間しきい値二値化回路20に出力する。
【0040】
【数5】
【0041】空間しきい値二値化回路20はコントラス
ト画像7と空間しきい値19を入力し、対応する画素毎
にコントラスト画像7と空間しきい値19を比較し、コ
ントラスト画像において空間しきい値以上の輝度値をも
つ画素については有意とし“1”を、そうでない画素に
ついては有意でないとし“0”を与えた二値化コントラ
スト画像9を生成し、ラベル付け回路10に出力する。
【0042】ラベル付け回路10では有意画素の連結を
判定し、連結した画素の集合を領域として領域毎にラベ
ル付けを行い、領域特徴量計測回路13はラベル情報1
1、連結情報12、およびコントラスト画像7から領域
毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベル)、最大輝度(B
i)(i:ラベル)、面積(Si)(i:ラベル)等の
領域毎特徴量14を計測し、目標判定追尾回路15で領
域の特徴量からを評価値Ii(i:ラベル)を演算し、
評価値が最も高い領域を目標と判定する。
【0043】実施例2
【0044】図2は別の目標探知追尾装置の1実施例を
示す図であって、21は注目する画素の近傍領域の背景
状態を表す輝度絶対値平均の計測を行なう局所領域輝度
絶対値平均計測回路、22は局所領域輝度絶対値平均計
測回路21で計測した局所領域輝度絶対値平均である。
【0045】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は局所領
域輝度絶対値平均計測回路21に入力される。
【0046】局所領域輝度絶対値平均計測回路21では
座標(X,Y)の画素毎に、その画素を中心画素とした
P×Q(P、Qは任意の奇数)の局所領域について、
“数6”に従って、輝度の差の絶対値平均SD(X、
Y)を演算し、画素毎の局所領域輝度絶対値平均22を
空間しきい値生成回路18に出力する。
【0047】
【数6】
【0048】空間しきい値生成回路18は局所領域輝度
絶対値平均22を入力し、画素毎のしきい値を演算し
て、空間しきい値19を生成し、空間しきい値二値化回
路20に出力する。空間しきい値二値化回路20はコン
トラスト画像7と空間しきい値19を入力し、対応する
画素毎にコントラスト画像7と空間しきい値19を比較
し、コントラスト画像において空間しきい値以上の輝度
値をもつ画素については有意とし“1”を、そうでない
画素については有意でないとし“0”を与えた二値化コ
ントラスト画像9を生成し、ラベル付け回路10に出力
する。
【0049】ラベル付け回路10では有意画素の連結を
判定し、連結した画素の集合を領域として領域毎にラベ
ル付けを行い、領域特徴量計測回路13はラベル情報1
1、連結情報12、およびコントラスト画像7から領域
毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベル)、最大輝度(B
i)(i:ラベル)、面積(Si)(i:ラベル)等の
領域毎特徴量14を計測し、目標判定追尾回路15で領
域の特徴量からを評価値Ii(i:ラベル)を演算し、
評価値が最も高い領域を目標と判定する。
【0050】実施例3
【0051】図3は別の目標探知追尾装置の1実施例を
示す図であって、23は微小領域を強調するラプラシア
ンフィルタ、24はラプラシアンフィルタ23によって
微小領域を強調した微分画像、25は微分画像24を空
間しきい値19で二値化した二値化微分画像である。
【0052】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5はラプラ
シアンフィルタ23と局所領域輝度標準偏差計測回路1
6に入力される。
【0053】ラプラシアンフィルタ23では座標(X,
Y)の画素毎に、その画素を中心画素としたM×N
(M、Nは任意)の局所領域について、畳み込み演算を
行ない、微小領域を強調した微分画像24を空間しきい
値二値化回路20に出力する。
【0054】局所領域輝度標準偏差計測回路16では画
素毎に、その画素を中心画素の局所領域について、輝度
の標準偏差を演算し、画素毎の局所領域輝度標準偏差1
7を空間しきい値生成回路18に出力する。空間しきい
値生成回路18は局所領域輝度標準偏差17を入力し、
画素毎のしきい値を演算して、空間しきい値19を生成
し、空間しきい値二値化回路20に出力する。
【0055】空間しきい値二値化回路20は微分画像2
4と空間しきい値19を入力し、対応する画素毎に微分
画像24と空間しきい値19を比較し、微分画像24に
おいて空間しきい値以上の輝度値をもつ画素については
有意とし“1”を、そうでない画素については有意でな
いとし“0”を与えた二値化微分画像25を生成し、ラ
ベル付け回路10に出力する。ラベル付け回路10では
有意画素の連結を判定し、連結した画素の集合を領域と
して領域毎にラベル付けを行い、領域特徴量計測回路1
3はラベル情報11、連結情報12、およびコントラス
ト画像7から領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベ
ル)、最大輝度(Bi)(i:ラベル)、面積(Si)
(i:ラベル)等の領域毎特徴量14を計測し、目標判
定追尾回路15で領域の特徴量からを評価値Ii(i:
ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定
する。
【0056】図4はラプラシアンフィルタ23の動作の
1例を示すための図であって、図4(a)はデジタル画
像信号5のうちの局所領域を示す図、図4(b)は局所
領域内の詳細を示す図、図4(c)はラプラシアンフィ
ルタカーネルの例を示す図である。図において26はデ
ジタル画像信号5のうち、座標(X,Y)の画素を中心
画素とした3×3の局所領域の例、27は3×3のラプ
ラシアンフィルタカーネルの例である。
【0057】ラプラシアンフィルタ23は図4に示すよ
うに中心座標(X,Y)の3×3の局所領域26に対
し、同等の大きさのラプラシアンフィルタカーネル27
を用いて、対応する画素毎に“数7”に従ってラプラシ
アン画像の値L(X,Y)を演算し、中心画素の輝度と
近傍画素の輝度の差を強調し、微小目標を強調すること
ができる。
【0058】
【数7】
【0059】実施例4
【0060】図5は別の目標探知追尾装置の1実施例を
示す図である。
【0061】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5はラプラ
シアンフィルタ23と局所領域輝度絶対値平均計測回路
21に入力される。ラプラシアンフィルタ23では画素
毎に、その画素を中心画素とした局所領域について、畳
み込み演算を行ない、微小領域を強調した微分画像24
を空間しきい値二値化回路20に出力する。
【0062】局所領域輝度絶対値平均計測回路21では
画素毎に、その画素を中心画素とした局所領域につい
て、輝度の差の絶対値平均を演算し、画素毎の局所領域
輝度絶対値平均22を空間しきい値生成回路18に出力
する。空間しきい値生成回路18は局所領域輝度絶対値
平均22を入力し、画素毎のしきい値を演算して、空間
しきい値19を生成し、空間しきい値二値化回路20に
出力する。
【0063】空間しきい値二値化回路20は微分画像2
4と空間しきい値19を入力し、対応する画素毎に微分
画像24と空間しきい値19を比較し、微分画像24に
おいて空間しきい値以上の輝度値をもつ画素については
有意とし“1”を、そうでない画素については有意でな
いとし“0”を与えた二値化微分画像25を生成し、ラ
ベル付け回路10に出力する。ラベル付け回路10では
有意画素の連結を判定し、連結した画素の集合を領域と
して領域毎にラベル付けを行い、領域特徴量計測回路1
3はラベル情報11、連結情報12、およびコントラス
ト画像7から領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベ
ル)、最大輝度(Bi)(i:ラベル)、面積(Si)
(i:ラベル)等の領域毎特徴量14を計測し、目標判
定追尾回路15で領域の特徴量からを評価値Ii(i:
ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定
する。
【0064】実施例5
【0065】図6は別の目標探知追尾装置の1実施例を
示す図であって、28は微小領域を強調するメディアン
差分フィルタ、29はメディアン差分フィルタ28によ
って微小領域を強調した差分画像、30は差分画像29
を空間しきい値19で二値化した二値化差分画像であ
る。
【0066】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5はメディ
アン差分フィルタ28と局所領域輝度標準偏差計測回路
16に入力される。
【0067】メディアン差分フィルタ28では座標
(X,Y)の画素毎に、その画素を中心画素としたM×
N(M、Nは任意)の局所領域について、中心画素の値
I(X,Y)と局所領域内の輝度の中間値M(X,Y)
について“数8”に従ってメディアン差分値MD(X,
Y)を演算し、微小領域を強調した差分画像29を空間
しきい値二値化回路20に出力する。
【0068】
【数8】
【0069】局所領域輝度標準偏差計測回路16では画
素毎に、その画素を中心画素の局所領域について、輝度
の標準偏差を演算し、画素毎の局所領域輝度標準偏差1
7を空間しきい値生成回路18に出力する。空間しきい
値生成回路18は局所領域輝度標準偏差17を入力し、
画素毎のしきい値を演算して、空間しきい値19を生成
し、空間しきい値二値化回路20に出力する。
【0070】空間しきい値二値化回路20は差分画像2
9と空間しきい値19を入力し、対応する画素毎に差分
画像29と空間しきい値19を比較し、差分画像29に
おいて空間しきい値以上の輝度値をもつ画素については
有意とし“1”を、そうでない画素については有意でな
いとし“0”を与えた二値化差分画像30を生成し、ラ
ベル付け回路10に出力する。ラベル付け回路10では
有意画素の連結を判定し、連結した画素の集合を領域と
して領域毎にラベル付けを行い、領域特徴量計測回路1
3はラベル情報11、連結情報12、およびコントラス
ト画像7から領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベ
ル)、最大輝度(Bi)(i:ラベル)、面積(Si)
(i:ラベル)等の領域毎特徴量14を計測し、目標判
定追尾回路15で領域の特徴量からを評価値Ii(i:
ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定
する。
【0071】実施例6
【0072】図7は別の目標探知追尾装置の1実施例を
示す図である。
【0073】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5はメディ
アン差分フィルタ28と局所領域輝度絶対値平均計測回
路21に入力される。メディアン差分フィルタ28では
画素毎に、その画素を中心画素とした局所領域につい
て、中心画素の輝度値と局所領域内の輝度の中間値差分
値をメディアン差分値とし、微小領域を強調した差分画
像29を空間しきい値二値化回路20に出力する。
【0074】局所領域輝度絶対値平均計測回路21では
画素毎に、その画素を中心画素とした局所領域につい
て、輝度の差の絶対値平均を演算し、画素毎の局所領域
輝度絶対値平均22を空間しきい値生成回路18に出力
する。空間しきい値生成回路18は局所領域輝度絶対値
平均22を入力し、画素毎のしきい値を演算して、空間
しきい値19を生成し、空間しきい値二値化回路20に
出力する。
【0075】空間しきい値二値化回路20は差分画像2
9と空間しきい値19を入力し、対応する画素毎に差分
画像29と空間しきい値19を比較し、差分画像29に
おいて空間しきい値以上の輝度値をもつ画素については
有意とし“1”を、そうでない画素については有意でな
いとし“0”を与えた二値化微分画像25を生成し、ラ
ベル付け回路10に出力する。ラベル付け回路10では
有意画素の連結を判定し、連結した画素の集合を領域と
して領域毎にラベル付けを行い、領域特徴量計測回路1
3はラベル情報11、連結情報12、およびコントラス
ト画像7から領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベ
ル)、最大輝度(Bi)(i:ラベル)、面積(Si)
(i:ラベル)等の領域毎特徴量14を計測し、目標判
定追尾回路15で領域の特徴量からを評価値Ii(i:
ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定
する。
【0076】
【発明の効果】図8はこの発明の効果を示す図であっ
て、図8(a)は従来装置における二値化の動作、図8
(b)はこの発明における二値化の動作を示す。図にお
いて31は入力画像波形の例、32はコントラストフィ
ルタの出力波形の例、33は従来装置におけるしきい値
の例、34は従来装置における二値化コントラスト波形
の例、35は空間しきい値波形の例、36はこの発明に
おける二値化コントラスト波形の例、37は目標波形の
例、38はクラッタ波形の例である。
【0077】図8(a)に示すように、従来装置では空
間的な周波数、コントラストが大きくコントラストフィ
ルタによってクラッタが強調されやすい領域において
も、一様な値で二値化を行なっていたため、目標ととも
にクラッタも誤検出していた。
【0078】この発明によれば、図8(b)に示す様
に、空間的な周波数、コントラストが大きくコントラス
トフィルタによってクラッタが強調されやすい領域で
は、領域の輝度の標準偏差が大きくなり、空間しきい値
波形が高い値に遷移するため、強調されたクラッタも二
値化されず、誤検出されることがなくなり、安定な探
知、追尾を行なうことができる。
【0079】また、領域の輝度の標準偏差のかわりに領
域の輝度の差の絶対値平均を用いることで、同様の効果
を得ることができ、安定な探知、追尾を行うことができ
る。
【0080】また、微小目標を検出するために、ラプラ
シアンフィルタを用いた装置においても、空間的な周波
数、コントラストが大きくラプラシアンフィルタによっ
てクラッタが強調されやすい領域で、領域の輝度の標準
偏差によって空間しきい値が高い値に遷移するため、同
様の効果を得ることができ、安定な探知、追尾を行うこ
とができる。
【0081】また、上記に示すラプラシアンフィルタを
用いた装置においても、領域の輝度の標準偏差のかわり
に領域の輝度の差の絶対値平均を用いることで、同様の
効果を得ることができ、安定な探知、追尾を行うことが
できる。
【0082】また、微小目標を検出するために、メディ
アン差分フィルタを用いた装置においても、空間的な周
波数、コントラストが大きくメディアン差分フィルタに
よってクラッタが強調されやすい領域で、領域の輝度の
標準偏差によって空間しきい値が高い値に遷移するた
め、同様の効果を得ることができ、安定な探知、追尾を
行うことができる。
【0083】また、上記に示すメディアン差分フィルタ
を用いた装置においても、領域の輝度の標準偏差のかわ
りに領域の輝度の差の絶対値平均を用いることで、同様
の効果を得ることができ、安定な探知、追尾を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による目標探知追尾装置を
示す構成図である。
【図2】この発明の実施例2による目標探知追尾装置を
示す構成図である。
【図3】この発明の実施例3による目標探知追尾装置を
示す構成図である。
【図4】図3に於けるラプラシアンフィルタを説明する
ための図である。
【図5】この発明の実施例4による目標探知追尾装置を
示す構成図である。
【図6】この発明の実施例5による目標探知追尾装置を
示す構成図である。
【図7】この発明の実施例6による目標探知追尾装置を
示す構成図である。
【図8】この発明の効果を示す図である。
【図9】従来の画像目標追尾装置を示す構成図である。
【図10】従来の画像目標追尾装置の問題点の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 入力光 2 撮像装置 3 アナログ画像信号 4 A/D変換回路 5 デジタル画像信号 6 コントラストフィルタ 7 コントラスト画像 8 コントラスト画像二値化回路 9 二値化コントラスト画像 10 ラベル付け回路 11 ラベル情報 12 連結情報 13 領域特徴量計測回路 14 領域毎特徴量 15 目標判定追尾回路 16 局所領域輝度標準偏差計測回路 17 局所領域輝度標準偏差 18 空間しきい値生成回路 19 空間しきい値 20 空間しきい値二値化回路 21 局所領域輝度絶対値平均計測回路 22 局所領域輝度絶対値平均 23 ラプラシアンフィルタ 24 微分画像 25 二値化微分画像 26 座標(X,Y)の画素を中心画素とした3×3の
局所領域の例 27 3×3のラプラシアンフィルタカーネルの例 28 メディアン差分フィルタ 29 差分画像 30 二値化差分画像 31 入力画像波形の例 32 コントラストフィルタの出力波形の例 33 従来装置におけるしき値の例 34 従来装置における二値化コントラスト波形の例 35 空間しきい値波形の例 36 この発明における二値化コントラスト波形の例 37 目標波形の例 38 クラッタ波形の例 39 空間的な周波数、コントラストが小さい単調な背
景のみの画面の例 40 空間的な周波数、コントラストが大きい複雑な背
景を含む場合の画面の例 41 空間的な周波数、コントラストが小さい単調な背
景のみの画面の二値化コントラスト画像の例 42 空間的な周波数、コントラストが大きい複雑な背
景を含む場合の画面の二値化コントラスト画像の例
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 5/20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした近傍領域の代表輝度と中心画素の
    輝度との差分値を演算し微小領域を強調したコントラス
    ト画像を出力するコントラストフィルタと、デジタル画
    像信号について座標(X,Y)の画素毎にその画素を中
    心画素とした局所領域について輝度の標準偏差を計測す
    る局所領域輝度標準偏差計測回路と、画素毎の局所領域
    輝度標準偏差をもとに画素毎のしきい値を算出し、空間
    的なしきい値を生成する空間しきい値生成回路と、コン
    トラスト画像と空間しきい値を入力し、対応する各画素
    についてそれぞれ比較し、空間しきい値以上の値を有す
    る場合を有意とすることによって二値化し、二値化コン
    トラスト画像を出力する空間しきい値二値化回路と、二
    値化コントラスト画像から画素間の連結判定を行い連結
    した領域毎にラベル付けを行うラベル付け回路と、ラベ
    ル付けされた領域毎にその領域の重心座標と面積と最大
    輝度の領域特徴量を演算する領域特徴量計測回路と、演
    算した各領域特徴量から有意目標を判定し探知及び追尾
    を行う目標判定追尾回路とを備えたことを特徴とする目
    標探知追尾装置。
  2. 【請求項2】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした近傍領域の代表輝度と中心画素の
    輝度との差分値を演算し微小領域を強調したコントラス
    ト画像を出力するコントラストフィルタと、デジタル画
    像信号について座標(X,Y)の画素毎にその画素を中
    心画素とした局所領域について各画素の輝度と平均輝度
    との差の絶対値平均を計測する局所領域輝度絶対値平均
    計測回路と、画素毎の局所領域輝度絶対値平均をもとに
    画素毎のしきい値を算出し、空間的なしきい値を生成す
    る空間しきい値生成回路と、コントラスト画像と空間し
    きい値を入力し、対応する各画素についてそれぞれ比較
    し、空間しきい値以上の値を有する場合を有意とするこ
    とによって二値化し、二値化コントラスト画像を出力す
    る空間しきい値二値化回路と、二値化コントラスト画像
    から画素間の連結判定を行い連結した領域毎にラベル付
    けを行うラベル付け回路と、ラベル付けされた領域毎に
    その領域の重心座標と面積と最大輝度の領域特徴量を演
    算する領域特徴量計測回路と、演算した各領域特徴量か
    ら有意目標を判定し探知及び追尾を行う目標判定追尾回
    路とを備えたことを特徴とする目標探知追尾装置。
  3. 【請求項3】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした近傍領域の畳み込み演算を行ない
    微小領域を強調した微分画像を出力するラプラシアンフ
    ィルタと、デジタル画像信号について座標(X,Y)の
    画素毎にその画素を中心画素とした局所領域について輝
    度の標準偏差を計測する局所領域輝度標準偏差計測回路
    と、画素毎の局所領域輝度標準偏差をもとに画素毎のし
    きい値を算出し、空間的なしきい値を生成する空間しき
    い値生成回路と、微分画像と空間しきい値を入力し、対
    応する各画素についてそれぞれ比較し、空間しきい値以
    上の値を有する場合を有意とすることによって二値化
    し、二値化微分画像を出力する空間しきい値二値化回路
    と、二値化微分画像から画素間の連結判定を行い連結し
    た領域毎にラベル付けを行うラベル付け回路と、ラベル
    付けされた領域毎にその領域の重心座標と面積と最大輝
    度の領域特徴量を演算する領域特徴量計測回路と、演算
    した各領域特徴量から有意目標を判定し探知及び追尾を
    行う目標判定追尾回路とを備えたことを特徴とする目標
    探知追尾装置。
  4. 【請求項4】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした近傍領域の畳み込み演算を行ない
    微小領域を強調した微分画像を出力するラプラシアンフ
    ィルタと、デジタル画像信号について座標(X,Y)の
    画素毎にその画素を中心画素とした局所領域について各
    画素の輝度と平均輝度との差の絶対値平均を計測する局
    所領域輝度絶対値平均計測回路と、画素毎の局所領域輝
    度絶対値平均をもとに画素毎のしきい値を算出し、空間
    的なしきい値を生成する空間しきい値生成回路と、微分
    画像と空間しきい値を入力し、対応する各画素について
    それぞれ比較し、空間しきい値以上の値を有する場合を
    有意とすることによって二値化し、二値化微分画像を出
    力する空間しきい値二値化回路と、二値化微分画像から
    画素間の連結判定を行い連結した領域毎にラベル付けを
    行うラベル付け回路と、ラベル付けされた領域毎にその
    領域の重心座標と面積と最大輝度の領域特徴量を演算す
    る領域特徴量計測回路と、演算した各領域特徴量から有
    意目標を判定し探知及び追尾を行う目標判定追尾回路と
    を備えたことを特徴とする目標探知追尾装置。
  5. 【請求項5】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした局所領域について中心画素の値と
    局所領域内の中間値との差分演算を行ないエッジ部分を
    強調した差分画像を出力するメディアン差分フィルタ
    と、デジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎
    にその画素を中心画素とした局所領域について輝度の標
    準偏差を計測する局所領域輝度標準偏差計測回路と、画
    素毎の局所領域輝度標準偏差をもとに画素毎のしきい値
    を算出し、空間的なしきい値を生成する空間しきい値生
    成回路と、差分画像と空間しきい値を入力し、対応する
    各画素についてそれぞれ比較し、空間しきい値以上の値
    を有する場合を有意とすることによって二値化し、二値
    化差分画像を出力する空間しきい値二値化回路と、二値
    化差分画像から画素間の連結判定を行い連結した領域毎
    にラベル付けを行うラベル付け回路と、ラベル付けされ
    た領域毎にその領域の重心座標と面積と最大輝度の領域
    特徴量を演算する領域特徴量計測回路と、演算した各領
    域特徴量から有意目標を判定し探知及び追尾を行う目標
    判定追尾回路とを備えたことを特徴とする目標探知追尾
    装置。
  6. 【請求項6】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした局所領域について中心画素の値と
    局所領域内の中間値との差分演算を行ないエッジ部分を
    強調した差分画像を出力するメディアン差分フィルタ
    と、デジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎
    にその画素を中心画素とした局所領域について各画素の
    輝度と平均輝度との差の絶対値平均を計測する局所領域
    輝度絶対値平均計測回路と、画素毎の局所領域輝度絶対
    値平均をもとに画素毎のしきい値を算出し、空間的なし
    きい値を生成する空間しきい値生成回路と、差分画像と
    空間しきい値を入力し、対応する各画素についてそれぞ
    れ比較し、空間しきい値以上の値を有する場合を有意と
    することによって二値化し、二値化差分画像を出力する
    空間しきい値二値化回路と、二値化差分画像から画素間
    の連結判定を行い連結した領域毎にラベル付けを行うラ
    ベル付け回路と、ラベル付けされた領域毎にその領域の
    重心座標と面積と最大輝度の領域特徴量を演算する領域
    特徴量計測回路と、演算した各領域特徴量から有意目標
    を判定し探知及び追尾を行う目標判定追尾回路とを備え
    たことを特徴とする目標探知追尾装置。
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