JP2011080890A - 対象物識別装置 - Google Patents

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Yoshinori Sato
美徳 佐藤
Tetsuo Aikawa
徹郎 相川
Takahiro Koyanagi
隆裕 小柳
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Abstract

【課題】本発明は、対象物が遠行状態にある場合においても正確に目標を識別することが出来る信頼性の高い対象物識別装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数個の閾値に基づき目標候補領域を抽出する、或いはまたは且つ複数の波長帯の電磁が画像データから目標候補領域を抽出し、抽出した目標候補領域の形状の複雑さを評価値として算出する。算出した各目標候補領域の評価値を比較することによって目標候補領域の中から目標の存在領域を識別する。また、算出した各目標候補領域の評価値をNフレーム(N:自然数)の一定時間にわたり記憶し、記憶したNフレーム分の評価値の時間変化に基づいて目標候補領域の中から目標の存在領域を識別することにより対象物が遠行状態にある場合においても正確に目標を識別することが出来る信頼性の高い対象物識別装置を提供することが出来る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物識別装置に関する。
従来の対象物識別装置は、近赤外線波長領域の画像データ及び遠赤外線波長領域の画像データの2波長領域の画像データを利用して、対象物とフレアとの赤外線特性の違いを利用した減算手段により対象物を識別する技術が知られている(例えば、特許文献1)。また、近赤外線領域の画像データ及び中赤外線領域の画像データを利用して対象物の本体情報、フレアの画像情報を抽出し、それらに基づいて対象物を識別する技術が知られている(例えば、特許文献2)。
特開平6−174828号公報 特許第3431206号
従来の対象物識別装置は、対象物が遠行状態に(撮像装置に対して対象物が遠方へ進行している状態)ある場合、対象物とフレアの絶対温度及びその温度分布は似通ったものとなり、誤識別が生じ誤誘導を招く恐れがあり、信頼性を欠いていた。
そこで本発明は、対象物が遠行状態にある場合においても正確に目標を識別することが出来る信頼性の高い対象物識別装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に請求項1記載の対象物識別装置は、第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、前記第1の画像データから第1の閾値以上の領域を第1の目標候補領域として抽出する第1の抽出手段と、前記第2の画像データから第2の閾値以上の領域を第2の目標候補領域として抽出する第2の抽出手段と、前記第1の目標候補領域の形状の複雑さに基づいて第1の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、前記第2の目標候補領域の形状の複雑さに基づいて第2の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、前記第1の評価値、及び前記第2の評価値に基づいて前記第1の目標候補領域、及び前記第2の目標候補領域のうち、最も単純な形状を有する領域を目標の存在領域として識別する識別手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項2記載の対象物識別装置は、特定の波長帯での画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データに対して複数個の閾値を設定する閾値設定手段と、前記閾値設定手段によって設定された複数個の閾値に基づいて前記複数個の目標候補領域を抽出する抽出手段と、前記複数個の目標候補領域それぞれの形状の複雑さに基づき複数個の評価値を算出する評価値算出手段と、前記複数個の評価値に基づいて前記複数個の目標候補領域のうち、最も単純な形状を有する領域を目標の存在領域として識別する識別手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項3記載の対象物識別装置は、複数波長帯の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ各々に対して複数個の閾値を設定する閾値設定手段と、前記閾値設定手段によって設定された複数個の閾値に基づいて前記複数個の目標候補領域を抽出する抽出手段と、前記複数個の目標候補領域それぞれの形状の複雑さに基づき複数個の評価値を算出する評価値算出手段と、前記複数個の評価値に基づいて前記複数個の目標候補領域のうち、最も単純な形状を有する領域を目標の存在領域として識別する識別手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項4記載の対象物識別装置は、特定の波長帯での画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データに対して閾値を設定する閾値設定手段と、前記閾値設定手段によって設定された閾値以上の領域を目標候補領域として抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された目標候補領域を複数のフレームわたり記憶する記憶手段と、
前記記憶手段によって記憶された複数のフレームにわたる目標候補領域の時間的な変化に基づいて目標の存在領域を識別する識別手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項5記載の対象物識別装置は、複数波長帯の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ各々に対して閾値を設定する閾値設定手段と、前記閾値設定手段によって設定された閾値以上の領域を目標候補領域として抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された目標候補領域を複数のフレームわたり記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された複数のフレームにわたる目標候補領域の時間的な変化に基づいて目標の存在領域を識別する識別手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、対象物が遠行状態にある場合においても正確に目標を識別することが出来る信頼性の高い対象物識別装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る対象物識別装置の構成を示す構成図。 本発明の実施の形態1に係る対象物識別装置の行う処理を示すフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る長波長赤外線画像データ101上の長波長目標候補領域101aの一例を示す図。 本発明の実施の形態1に係る中波長赤外線画像データ102上の中波長目標光領域102aの一例を示す図。 本発明の実施の形態2に係る対象物識別装置の構成を示す構成図。 本発明の実施の形態2に係る対象物識別装置の行う処理を示すフローチャート。 本発明の実施の形態2に係る赤外線画像データ108上の目標候補領域108aを示す図。 本発明の実施の形態2に係る赤外線画像データ108上の目標候補領域108bの一例を示す図。 本発明の実施の形態2に係る赤外線画像データ108上の目標候補領域108cの一例を示す図。 本発明の実施の形態3に係る対象物識別装置の構成を示す構成図。 本発明の実施の形態3に係る対象物識別装置の行う処理を示すフローチャート。 本発明の実施の形態3に係る赤外線画像データ108上の目標候補領域108αの一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る対象物識別装置の構成を示す構成図である。図1に示すように対象物識別装置は、撮像系100、長波長領域検出部103、中波長領域検出部104、閾値設定部105(閾値設定手段)、領域評価部106、及び領域識別部107を有する。
撮像系100は、ジンバル機構(図示しない)などにより駆動されて対象物に指向する。視野内の像はレンズ200、及びダイクロイックミラー201を介して長波長赤外線センサ202、及び中波長赤外線センサ203に案内される。ダイクロイックミラー201は、長波長(第1の波長帯)の赤外線を透過し中波長(第2の波長帯)の赤外線を反射するもので、レンズ200に対して後方に配置される。透過方向には長波長赤外線センサ202が配置され、反射方向には中波長赤外線センサ203が設けられている。この長波長赤外線センサ202、及び中波長赤外線センサ203は画像データ取得手段として機能する。
長波長赤外線センサ202は、案内されて結像した光学的画像を長波長赤外線画像データ101(第1の画像データ)に変換し、長波長領域検出部103に出力する。一方、中波長赤外線センサ203は、案内されて結像した光学的画像を中波長赤外線画像データ102(第2の画像データ)に変換し、中波長領域検出部104に出力する。
長波長領域検出部103(第1の抽出手段)は、長波長赤外線センサ202から出力された長波長赤外線画像データ101に基づいて目標となる対象物の候補領域となる目標候補領域(長波長)(第1の目標候補領域)を閾値設定部105によって設定された閾値を基に抽出し、抽出した目標候補領域(長波長)を領域評価部106に出力する。
中波長領域検出部104(第2の抽出手段)は、中波長赤外線センサ203から出力された中波長赤外線画像データ102に基づいて目標となる対象物の候補領域となる目標候補領域(中波長)(第2の目標候補領域)を閾値設定部105によって設定された閾値を基に抽出し、抽出した目標候補領域(中波長)を領域評価部106に出力する。
領域評価部106(第1の評価値算出手段、第2の評価値算出手段)は、長波長領域検出部103から入力された目標候補領域(長波長)、及び中波長領域検出部104から入力された目標候補領域(中波長)に対してそれぞれ評価値を算出する。請求項中では、この目標候補領域(長波長)に対する評価値を第1の評価値とし、目標候補領域(中波長)に対する評価値を第2の評価値とする。領域評価部106によって算出された評価値は領域識別部107に出力される。評価値は、目標候補領域の形状の複雑さを表すものである。
領域識別部107(識別手段)は、領域評価部106によって算出され、入力された評価値に基づいて各目標候補領域(長波長、中波長)が目標或いはフレアであるか否かを識別する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る対象物識別装置の処理のフローチャートである。撮像系100は、ジンバル機構などにより駆動されて対象物に指向し、視野内の像はレンズ200、及びダイクロイックミラー201を介して長波長赤外線センサ202、及び中波長赤外線センサ203に案内される(S1)。
長波長赤外線センサ202は、S1において案内されて結像した光学的画像を長波長赤外線画像データ101に変換し(S2)、長波長領域検出部103に出力する。一方、中波長赤外線センサ203は、S1において案内されて結像した光学的画像を中波長赤外線画像データ102に変換し(S3)、中波長領域検出部104に出力する。
長波長領域検出部103は、長波長赤外線センサ202から出力された長波長赤外線画像データ101に基づいて目標となる対象物の候補領域となる目標候補領域(長波長)101aを閾値設定部105によって設定された閾値を基に抽出する(S4)。
一方、中波長領域検出部104は、中波長赤外線センサ203から出力された中波長赤外線画像データ102に基づいて目標となる対象物の候補領域となる目標候補領域(中波長)102aを閾値設定部105によって設定された閾値を基に抽出する(S5)。
図3は、長波長赤外線画像データ101上に抽出された目標候補領域(長波長)101aの一例を示す図である。101a、101a´、及び101a´´は、長波長赤外線画像データ101から抽出された目標候補領域を示している(これらを総称して、目標候補領域(長波長)101aとする。)。図4は、中波長赤外線画像データ102上に抽出された目標候補領域(中波長)の一例を示す図である。102a、102a´、及び102a´´は、中波長赤外線画像データ102から抽出された目標候補領域を示している(これらを総称して、目標候補領域(中波長)102aとする。)。
S4、及びS5において長波長領域検出部103、及び中波長領域検出部104によって抽出された目標候補領域(長波長)101a、及び目標候補領域(中波長)102aは領域評価部106に入力される。
領域評価部106は、入力された目標候補領域(長波長)101a(101a´、及び101a´´)、及び目標候補領域(中波長)102a(102a´、及び102a´´)の各目標候補領域に対して式(1)に基づいて評価値Eを算出し(S6、S7)、算出した評価値Eを領域識別部107に入力する。
式(1)において、目標候補領域(長波長)101a(101a´、及び101a´´)、及び目標候補領域(中波長)102aの各目標候補領域の面積、Lは目標候補領域(長波長)101a、及び目標候補領域(中波長)102a(102a´、及び102a´´)の各目標候補領域の周長を表している。
評価値Eは、目標候補領域の形状の複雑さを表しており、式(1)で表現される評価値は円形度として与えられるものである。評価値Eが小さいほど目標候補領域の形状は「複雑」であり、大きいほど目標候補領域の形状は「単純」であることを表している。
領域識別部107は、S7において領域評価部106から入力された各目標候補領域の評価値Eに基づいて目標候補領域(長波長)101a(101a´、及び101a´´)、及び目標候補領域(中波長)102a(102a´、及び102a´´)が目標であるか、フレアであるか否かを識別する(S8)。
S8における対象物であるか、フレアであるかの識別方法は、目標候補領域(長波長)101a(101a´、及び101a´´)、及び目標候補領域(中波長)102a(102a´、及び102a´´)の内、評価値Eが最も大きいものを目標として識別する。つまり、目標はフレアと比較すると単純な形状となるため評価値Eは大きくなるからである。
尚、S7で行われる評価値Eの算出は、円形度によって算出される例を示したが、形状の複雑さを表すものであれば円形に限定されるものではない。また、S8における対象物であるか、フレアであるか否かの識別方法は、予め目標或いはフレアの評価値Eを算出し、記憶しておき、記憶した評価値Eとの一致度に基づいて目標、或いはフレアと識別するものであっても良い。つまり、算出した目標候補領域の評価値Eの内、予め記憶された目標の評価値Eと一致度が最も高いものが目標であると識別する。
以上のように実施の形態1では、複数の波長帯の画像データ(長波長赤外線画像データ101、中波長赤外線画像データ102)に基づいて抽出された目標候補領域の形状の複雑さを評価値として算出し、その評価値に基づいて各目標候補領域同士の信号分布の形状を評価するため目標の識別性能が向上し、信頼性の高い対象物識別装置を提供することが出来る。なお、本実施の形態では複数の波長帯は長波長帯、及び中波長帯であるものとして説明したが、波長帯は異なっているものであれば良い。
(実施の形態2)
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係る対象物識別装置の構成を示す図である。実施の形態1と同一構成については同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図5に示すよう本発明の実施の形態2に係る対象物識別装置は、撮像系100、赤外線センサ204(画像データ取得手段)、領域検出部109(抽出手段)、閾値設定部105(閾値設定手段)、領域評価部106(評価値算出手段)、及び領域識別部107(識別手段)を有する。
撮像系100は、ジンバル機構(図示しない)などにより駆動されて対象物に指向する。視野内の像は、実施の形態1と異なりダイクロイックミラーは介さず、レンズ200(光学系)のみを介して赤外線センサ204に案内される。
赤外線センサ204は、案内されて結像した光学的画像を赤外線画像データ108に変換し、領域検出部109に出力する。
領域検出部109は、赤外線センサ204から出力された赤外線画像データ108に基づいて目標となる対象物の候補領域となる目標候補領域を閾値設定部105によって設定された閾値を基に抽出する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る対象物識別装置の処理のフローチャートである。撮像系100は、ジンバル機構などにより駆動されて対象物に指向し、視野内の像はレンズ200を介して赤外線センサ204に案内される(S100)。
赤外線センサ204は、案内されて結像した光学的画像を赤外線画像データ108に変換し(S101)、領域検出部109に出力する。
領域検出部109(抽出手段)は、出力された赤外線画像データ108に基づいて目標となる対象物の候補領域となる目標候補領域を閾値設定部105によって設定された閾値を基に抽出する(S102、S103、S104)。閾値設定部105は、赤外線画像データ108に対して三個の閾値Xth、Yth、Zthを設定する。ただし、Xth>Yth>Zthとする。
図7は、赤外線画像データ108上に閾値Xthに基づいて抽出された目標候補領域108a(108a´、108a´´)を示す図である(これらを総称して、目標候補領域108aとする。)。図8は、赤外線画像データ108上に閾値Ythに基づいて抽出された目標候補領域108b(108b´、108b´´)を示す図である(これらを総称して、目標候補領域108bとする。)。図9は、赤外線画像データ108上に閾値Zthに基づいて抽出された目標候補領域108c(108c´、108c´´)を示す図である(これらを総称して、目標候補領域108cとする。)。
S102、S103、S104において領域検出部109によって抽出された目標候補領域108a、目標候補領域108b、及び目標候補領域108cは領域評価部106に入力される。
領域評価部106は、入力された目標候補領域108a、目標候補領域108b、及び目標候補領域108cに対して評価値Eを算出し(S105、S106、及びS107)、算出した評価値Eを領域識別部107に入力する。評価値の算出方法は実施の形態1と同様であるため説明は省略する。
領域識別部107は、入力された評価値Eに基づいて目標候補領域108a、目標候補領域108b、及び目標候補領域108cが目標であるか、フレアであるか否かを識別する(S108)。識別方法は実施の形態1と同様であるため説明は省略する。
なお、本実施の形態では閾値設定部105によって閾値が三個設定された場合を説明したが、例えばN個の閾値を設定して、N個の閾値のそれぞれに基づいて抽出された各目標候補領域が目標であるか、フレアであるか否かを識別しても良い。また、画像データは複数であっても良く、この場合には複数の画像データに対してN個の閾値を設定して、設定したN個の閾値それぞれに基づいて抽出された各目標候補領域が目標であるか、フレアであるか否かを識別する。
以上のように実施の形態2では、抽出された目標候補領域の形状の複雑さを評価値として算出し、その評価値に基づいて各目標候補領域同士の信号分布の形状を評価するため目標の識別性能が向上し、信頼性の高い対象物識別装置を提供することが出来る。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3について説明する。図10は、本発明の実施の形態3に係る対象物識別装置の構成を示す図である。図10に示すよう本発明の実施の形態3に係る対象物識別装置は、評価値記録部110(記憶手段)を有する点が実施の形態2と異なっている。なお、実施の形態2と同一構成については同一の符号を付し重複する説明は省略する。
評価値記録部110は、領域評価部106によって算出された評価値Eを記録し、記憶した評価値Eを領域識別部107に出力する。
図11は、本発明の実施の形態3の対象物識別装置の処理を示すフローチャートである。撮像系100は、ジンバル機構などにより駆動されて対象物に指向し、視野内の像はレンズ200を介して赤外線センサ204に案内される(S110)。
赤外線センサ204は、案内されて結像した光学的画像を赤外線画像データ108に変換し(S111)、領域検出部109に出力する。
領域検出部109は、出力された赤外線画像データ108に基づいて目標となる対象物の候補領域となる目標候補領域を閾値設定部105によって設定された閾値αthを基に抽出する(S112)。
図12は、本発明の実施の形態3に係る赤外線画像データ108上の目標候補領域108αの一例を示す図である。以下、目標候補領域108α、108α´、108α´´を総称して、目標候補領域108αとする。
S112において領域検出部109によって抽出された目標候補領域108αは領域評価部106に入力される。
領域評価部106は、入力された目標候補領域108αに対してNフレーム(N:自然数)の一定時間にわたって評価値Eを算出するとともに評価値記録部110に記録する(S113)、算出した評価値Eを領域識別部107に入力する。評価値の算出方法は実施の形態1と同様であるため説明は省略する。
領域識別部107は、入力された評価値E及び、評価値記録部110に記録されたNフレームの一定時間にわたる評価値Eに基づいて目標候補領域108αが目標であるか、フレアであるか否かを識別する(S114)。
識別方法は、Nフレームにわたる評価値Eの時間的な変化に基づいて識別する。つまり、フレアは目標と比較すると、形状が時間経過とともに変化するため、時間経過とともに、評価値Eに変化が生じる。この特性を利用して、評価値Eが時間経過とともに変化しない目標候補領域を目標であると識別することが出来る。また、画像データは複数であっても良く、この場合には複数の画像データに対してN個の閾値を設定して、設定したN個の閾値それぞれに基づいて抽出された各目標候補領域が目標であるか、フレアであるか否かを識別する。
以上のように、実施の形態3では、各目標候補領域の評価値EをNフレームの一定時間にわたり記録することで、時間経過における形状の変化を一つの特徴量として評価することができるため目標の識別性能が向上し、信頼性の高い対象物識別装置を提供することが出来る。
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上述の実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。さらに異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
100 撮像系
101 長波長赤外線画像データ
101a、101a´、101a´´ 目標候補領域(長波長)
102 中波長赤外線画像データ
102a、102a´、102a´´ 目標候補領域(中波長)
103 長波長領域検出部
104 中波長領域検出部
105 閾値設定部
106 領域評価部
107 領域識別部
108 赤外線画像データ
109 領域検出部
110 評価値記録部
200 レンズ
201 ダイクロイックミラー
202 長波長赤外線センサ
203 中波長赤外線センサ
204 赤外線センサ

Claims (5)

  1. 第1の波長帯での画像データである第1の画像データと、第2の波長帯での画像データである第2の画像データとを同じ視野で取得する画像データ取得手段と、
    前記第1の画像データから第1の閾値以上の領域を第1の目標候補領域として抽出する第1の抽出手段と、
    前記第2の画像データから第2の閾値以上の領域を第2の目標候補領域として抽出する第2の抽出手段と、
    前記第1の目標候補領域の形状の複雑さに基づいて第1の評価値を算出する第1の評価値算出手段と、
    前記第2の目標候補領域の形状の複雑さに基づいて第2の評価値を算出する第2の評価値算出手段と、
    前記第1の評価値、及び前記第2の評価値に基づいて前記第1の目標候補領域、及び前記第2の目標候補領域のうち、最も単純な形状を有する領域を目標の存在領域として識別する識別手段と、
    を有することを特徴とする対象物識別装置。
  2. 特定の波長帯での画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データに対して複数個の閾値を設定する閾値設定手段と、
    前記閾値設定手段によって設定された複数個の閾値に基づいて前記複数個の目標候補領域を抽出する抽出手段と、
    前記複数個の目標候補領域それぞれの形状の複雑さに基づき複数個の評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記複数個の評価値に基づいて前記複数個の目標候補領域のうち、最も単純な形状を有する領域を目標の存在領域として識別する識別手段と、
    を有することを特徴とする対象物識別装置。
  3. 複数波長帯の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データ各々に対して複数個の閾値を設定する閾値設定手段と、
    前記閾値設定手段によって設定された複数個の閾値に基づいて前記複数個の目標候補領域を抽出する抽出手段と、
    前記複数個の目標候補領域それぞれの形状の複雑さに基づき複数個の評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記複数個の評価値に基づいて前記複数個の目標候補領域のうち、最も単純な形状を有する領域を目標の存在領域として識別する識別手段と、
    を有することを特徴とする対象物識別装置。
  4. 特定の波長帯での画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データに対して閾値を設定する閾値設定手段と、
    前記閾値設定手段によって設定された閾値以上の領域を目標候補領域として抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された目標候補領域を複数のフレームわたり記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された複数のフレームにわたる目標候補領域の時間的な変化に基づいて目標の存在領域を識別する識別手段と、
    を有することを特徴とする対象物識別装置。
  5. 複数波長帯の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記画像データ各々に対して閾値を設定する閾値設定手段と、
    前記閾値設定手段によって設定された閾値以上の領域を目標候補領域として抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された目標候補領域を複数のフレームわたり記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された複数のフレームにわたる目標候補領域の時間的な変化に基づいて目標の存在領域を識別する識別手段と、
    を有することを特徴とする対象物識別装置。
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