JPH09101096A - 画像目標探知追尾装置 - Google Patents

画像目標探知追尾装置

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JPH09101096A
JPH09101096A JP7255070A JP25507095A JPH09101096A JP H09101096 A JPH09101096 A JP H09101096A JP 7255070 A JP7255070 A JP 7255070A JP 25507095 A JP25507095 A JP 25507095A JP H09101096 A JPH09101096 A JP H09101096A
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Japan
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horizontal
image
screen
contrast
circuit
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Application number
JP7255070A
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Inventor
Masahiro Nakagawa
雅博 中川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像目標探知追尾装置は、高輝度な水
平線近傍の目標がコントラストフィルタによって抑圧さ
れ探知されないという問題があり、水平コントラストフ
ィルタ、垂直コントラストフィルタを用いて課題を解決
することを目的とする。 【解決手段】 入力光を映像化する撮像装置と、水平方
向の微小領域を強調する水平コントラストフィルタと、
垂直方向の微小領域を強調する垂直コントラストフィル
タと、コントラスト画像を二値化する二値化回路と、目
標の判定、追尾を行う目標判定追尾回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水平線などの混在
する状況において、航空機などの微小目標のみを正確に
探知、追尾するための画像目標探知追尾装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の画像目標探知追尾装置の
構成の一例を示す図であり、1は外界からの入力光、2
は入力光1を光電変換する撮像装置、3は撮像装置2に
より電気信号に変換されたアナログ画像信号、4はアナ
ログ画像信号3をデジタル変換するA/D変換回路、5
は変換されたデジタル画像信号、37はデジタル画像信
号5から微小領域を強調するコントラストフィルタ、3
8は微小領域を強調したコントラスト画像、6はコント
ラスト画像38を二値化するコントラスト画像二値化回
路、7はコントラスト画像二値化回路6で二値化された
二値化コントラスト画像、8は二値化コントラスト画像
7の連結された領域毎にラベルを付与するラベル付け回
路、9はラベル付け回路8で付与されたラベル情報、1
0はラベル付け回路8で判定された連結情報、11はラ
ベル付けされた領域毎に特徴量を計測する領域特徴量計
測回路、12は領域特徴量計測回路11で計測された領
域毎特徴量、13は計測された領域毎特徴量12から目
標を判定/追尾を行う目標判定追尾回路である。
【0003】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5として出
力される。
【0004】近傍画素のコントラストフィルタ37はデ
ジタル画像信号5について座標(X,Y)の画素毎に、
その画素を中心画素としたM×N(M、Nは任意)の近
傍領域の代表輝度N(X,Y)を算出し、中心画素の輝
度I(X,Y)とからコントラスト値C(X,Y)を演
算し、微小領域を強調したコントラスト画像38を出力
する。
【0005】コントラスト画像二値化回路6はコントラ
スト画像38を二値化し、二値化コントラスト画像7を
生成する。
【0006】ラベル付け回路8は二値化コントラスト画
像7から有意画素の連結を判定し、連結した画素の集合
を領域として領域毎にラベル付けを行い、ラベル情報
9、連結情報10を出力する。
【0007】領域特徴量計測回路11はラベル情報9、
連結情報10、およびコントラスト画像38から領域毎
に重心(Xi,Yi)(i:ラベル)、最大輝度(B
i)(i:ラベル)、面積(Si)(i:ラベル)等の
領域毎特徴量12を計測する。目標判定追尾回路13は
“数1”に従って領域の特徴量からを評価値Ii(i:
ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定
する。
【0008】
【数1】
【0009】図15はコントラストフィルタの動作を示
す図で、18は中心画素、39は従来装置のコントラス
トフィルタで代表輝度を得るための近傍画素ウインドウ
である。
【0010】コントラストフィルタ37はデジタル画像
信号5について座標(X,Y)の画素毎に、その画素を
中心画素18としたM×N(M、Nは任意)の近傍領域
の代表輝度N(X,Y)を算出する。算出式の例を“数
2”に示す。近傍領域の代表輝度N(X,Y)と中心画
素18の輝度I(X,Y)とから“数3”に基づいてコ
ントラストフィルタ出力値C(X,Y)を演算する。
【0011】
【数2】
【0012】
【数3】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図16(a)は従来の
画像目標探知追尾装置でも安定して目標を探知、追尾で
きる場合の例を示す図、図16(b)は従来の画像目標
探知追尾装置では安定して目標を探知、追尾できない場
合の例を示す図であって、35は目標、36は水平線、
39は従来装置のコントラストフィルタで代表輝度を得
るための近傍画素ウインドウである。
【0014】図16(a)のように、水平線クラッタが
存在しても、目標がその近傍にないときは微小目標のみ
を強調するコントラストフィルタによって目標のみを強
調することができる。
【0015】しかし、図16(b)のように、水平線ク
ラッタの近傍に目標が存在するとき、コントラストフィ
ルタは近傍画素の代表輝度として水平線下の画素の輝度
を代表輝度とする場合があり、従来装置のコントラスト
フィルタで代表輝度を得るための近傍画素ウインドウ3
9の一部に目標輝度I(X,Y)以上の輝度(H(X,
Y))を持つ水平線が入力された場合、“数2”によれ
ば、近傍領域の代表輝度N(X,Y)はH(X,Y)と
なり、I(X,Y)<H(X,Y)であるため目標が強
調されず、探知、追尾が安定しなくなるという問題があ
った。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の実施の形態1
による画像目標追尾装置は、従来微小目標を強調するた
めに用いていたコントラストフィルタの代わりに水平コ
ントラストフィルタによって、画素毎にその画素を中心
画素とした水平方向の近傍領域の代表輝度と中心画素の
輝度との差分値に一定の水平ゲインを乗算した水平コン
トラスト値を演算することにより、水平方向の微小領域
を強調する。このとき、水平線の輝度成分は水平方向に
均一と考えられるので、水平コントラストフィルタによ
る近傍画素との差分値はほぼ0となり、得られた水平コ
ントラスト画像では水平線の影響を抑圧される。さら
に、垂直コントラストフィルタ、二値化処理を行うこと
により、従来コントラストフィルタでは水平線によって
抑圧されていた水平線近傍の微小目標を効果的に判定
し、探知、追尾する手段を用いたものである。
【0017】また、この発明の実施の形態2による画像
目標追尾装置は、発明の実施の形態1による画像目標追
尾装置の水平コントラストフィルタを用いる代わりに水
平ラブラシアンフィルタによって、画素毎にその画素を
中心画素とした水平方向の近傍領域の畳み込み演算を行
なうことにより、水平方向の微小領域を強調する。この
とき、水平線の輝度成分は水平方向に均一と考えられる
ので、水平ラプラシアンフィルタによる畳み込み演算出
力値はほぼ0となり、得られた水平微分画像では水平線
の影響を抑圧される。さらに、垂直コントラストフィル
タ、二値化処理を行うことにより、同様の効果を得る。
【0018】また、この発明の実施の形態3による画像
目標追尾装置は、発明の実施の形態1による画像目標追
尾装置において、入力したデジタル画像信号について、
複数個の垂直輝度変化計測ウインドウを設定し、垂直方
向の輝度変化点を垂直輝度変化計測ウインドウ毎に計測
して水平線を検出し、画面の水平方向の傾きである画面
傾斜角を検出する画面傾斜検出回路と、デジタル画像信
号と画面傾斜角を入力し、デジタル画像信号について画
面傾斜角だけ画像の回転を行い、画面の水平方向の傾き
の補正を行って、水平線が常に画面内で水平になるよう
に画像回転補正を行う画像回転補正回路を付加し、常
に、水平線が画面内で水平になった画像を水平コントラ
ストフィルタに入力することにより、画面が回転してお
り水平線と画像の水平軸が一致しない状況下でも同様の
効果を得る。
【0019】また、この発明の実施の形態4による画像
目標追尾装置は、発明の実施の形態2による画像目標追
尾装置において、入力したデジタル画像信号について、
複数個の垂直輝度変化計測ウインドウを設定し、垂直方
向の輝度変化点を垂直輝度変化計測ウインドウ毎に計測
して水平線を検出し、画面の水平方向の傾きである画面
傾斜角を検出する画面傾斜検出回路と、デジタル画像信
号と画面傾斜角を入力し、デジタル画像信号について画
面傾斜角だけ画像の回転を行い、画面の水平方向の傾き
の補正を行って、水平線が常に画面内で水平になるよう
に画像回転補正を行う画像回転補正回路を付加し、常
に、水平線が画面内で水平になった画像を水平ラプラシ
アンフィルタに入力することにより、画面が回転してお
り水平線と画像の水平軸が一致しない状況下でも同様の
効果を得る。
【0020】また、この発明の実施の形態5による画像
目標追尾装置は、発明の実施の形態1による画像目標追
尾装置において、撮像装置と同じ座面上に設置し、撮像
装置の光軸方向の慣性座標上の水平面に対する傾斜角を
計測する傾斜角検出装置と、デジタル画像信号と傾斜角
を入力し、デジタル画像信号について傾斜角だけ画像の
回転を行い、画面の水平方向の傾きの補正を行って、水
平線が常に画面内で水平になるように画像回転補正を行
う画像回転補正回路を付加し、常に水平線が画面内で水
平になった画像を水平コントラストフィルタに入力する
ことにより、画面が回転しており水平線と画像の水平軸
が一致しない状況下でも同様の効果を得る。
【0021】また、この発明の実施の形態6による画像
目標追尾装置は、発明の実施の形態2による画像目標追
尾装置において、撮像装置と同じ座面上に設置し、撮像
装置の光軸方向の慣性座標上の水平面に対する傾斜角を
計測する傾斜角検出装置と、デジタル画像信号と傾斜角
を入力し、デジタル画像信号について傾斜角だけ画像の
回転を行い、画面の水平方向の傾きの補正を行って、水
平線が常に画面内で水平になるように画像回転補正を行
う画像回転補正回路を付加し、常に水平線が画面内で水
平になった画像を水平ラプラシアンフィルタに入力する
ことにより、画面が回転しており水平線と画像の水平軸
が一致しない状況下でも同様の効果を得る。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
【0023】図1は画像目標追尾装置の実施の形態1を
示す図であって、14は水平方向の微小領域を強調する
水平コントラストフィルタ、15は水平コントラストフ
ィルタ14で水平方向の微小領域を強調した水平コント
ラスト画像、16は水平コントラスト画像15の出力の
うち垂直方向の微小領域を強調する垂直コントラストフ
ィルタ、17は水平コントラストフィルタ14および垂
直コントラストフィルタ16で水平、垂直方向の微小領
域を強調し、水平線を抑圧したコントラスト画像であ
る。
【0024】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は水平コ
ントラストフィルタ14に入力される。
【0025】水平コントラストフィルタ14では座標
(X,Y)の画素毎にその画素を中心画素とした水平方
向の近傍領域の代表輝度と中心画素の輝度との差分値に
一定の水平ゲインを乗算した水平コントラスト値を演算
し水平方向の微小領域を強調した水平コントラスト画像
15を出力する。
【0026】垂直コントラストフィルタ16は水平コン
トラスト画像15について座標(X,Y)の画素毎にそ
の画素を中心画素とした垂直方向の近傍領域の代表輝度
と中心画素の輝度との差分値を演算することで水平コン
トラスト画像15の出力のうち垂直方向の微小領域を強
調し、結果として水平、垂直方向の微小領域を強調し、
水平線を抑圧したコントラスト画像17を生成し、コン
トラスト画像二値化回路6に出力する。
【0027】コントラスト画像二値化回路6は水平線を
抑圧したコントラスト画像17を二値化し、二値化コン
トラスト画像7を生成し、ラベル付け回路8に出力す
る。ラベル付け回路8では有意画素の連結を判定し、連
結した画素の集合を領域として領域毎にラベル付けを行
い、領域特徴量計測回路11はラベル情報9、連結情報
10、および水平線を抑圧したコントラスト画像17か
ら領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベル)、最大輝
度(Bi)(i:ラベル)、面積(Si)(i:ラベ
ル)等の領域毎特徴量12を計測し、目標判定追尾回路
13で領域の特徴量からを評価値Ii(i:ラベル)を
演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定する。
【0028】図2は水平コントラストフィルタ14の動
作の1例を示す図であって、図2(a)はデジタル画像
信号5のうちの局所領域を示す図、図2(b)は局所領
域内の詳細を示す図で、図において18は中心画素、1
9は水平近傍画素ウインドウの1例である。
【0029】水平コントラストフィルタ14はデジタル
画像信号5について座標(X,Y)の画素毎に、その画
素を中心画素18としたM×1(Mは任意)の近傍領域
の代表輝度Nh(X,Y)を算出する。算出式の例を
“数4”に示す。近傍領域の代表輝度Nh(X,Y)と
中心画素18の輝度I(X,Y)とから“数5”に基づ
いて水平コントラスト値Ch(X,Y)を演算する。
【0030】
【数4】
【0031】
【数5】
【0032】図3は垂直コントラストフィルタ16の動
作の1例を示す図であって、図3(a)はデジタル画像
信号5のうちの局所領域を示す図、図3(b)は局所領
域内の詳細を示す図で、図において20は垂直近傍画素
ウインドウの例である。
【0033】垂直コントラストフィルタ16は水平コン
トラスト画像15について座標(X,Y)の画素毎に、
その画素を中心画素18とした1×N(Nは任意)の近
傍領域の代表輝度Nv(X,Y)を算出する。算出式の
例を“数6”に示す。近傍領域の代表輝度Nv(X,
Y)と中心画素18の輝度I(X,Y)とから“数7”
に基づいて垂直コントラスト値Cv(X,Y)を演算す
る。
【0034】
【数6】
【0035】
【数7】
【0036】実施の形態2
【0037】図4は画像目標追尾装置の実施の形態2を
示す図であって、21は水平方向の微小領域を強調する
水平ラプラシアンフィルタ、22は水平ラプラシアンフ
ィルタ21で水平方向の微小領域を強調した水平微分画
像である。
【0038】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は水平ラ
プラシアンフィルタ21に入力される。
【0039】水平ラプラシアンフィルタ21では座標
(X,Y)の画素毎にその画素を中心画素とした水平方
向の近傍領域の畳み込み演算を行ない水平方向の微小領
域を強調した水平微分画像22を出力する。
【0040】垂直コントラストフィルタ16は水平微分
画像22について座標(X,Y)の画素毎にその画素を
中心画素とした垂直方向の近傍領域の代表輝度と中心画
素の輝度との差分値を演算することで水平微分画像22
の出力のうち垂直方向の微小領域を強調し、結果として
水平、垂直方向の微小領域を強調し、水平線を抑圧した
コントラスト画像17を生成し、コントラスト画像二値
化回路6に出力する。コントラスト画像二値化回路6は
水平線を抑圧したコントラスト画像17を二値化し、二
値化コントラスト画像7を生成し、ラベル付け回路8に
出力する。ラベル付け回路8では有意画素の連結を判定
し、連結した画素の集合を領域として領域毎にラベル付
けを行い、領域特徴量計測回路11はラベル情報9、連
結情報10、および水平線を抑圧したコントラスト画像
17から領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラベル)、
最大輝度(Bi)(i:ラベル)、面積(Si)(i:
ラベル)等の領域毎特徴量12を計測し、目標判定追尾
回路13で領域の特徴量からを評価値Ii(i:ラベ
ル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標と判定す
る。
【0041】図5は水平ラプラシアンフィルタ21の動
作の1例を示すための図であって、図5(a)はデジタ
ル画像信号5のうちの局所領域を示す図、図5(b)は
局所領域内の詳細を示す図、図5(c)は水平ラプラシ
アンフィルタカーネルの例を示す図である。図において
23はデジタル画像信号5のうち、座標(X,Y)の画
素を中心画素18とした1×3の局所領域の例、24は
1×3の水平ラプラシアンフィルタカーネルの例であ
る。
【0042】水平ラプラシアンフィルタ21は図5に示
すように中心座標(X,Y)の1×3の局所領域23に
対し、同等の大きさの水平ラプラシアンフィルタカーネ
ル24を用いて、対応する画素毎に“数8”に従って水
平ラプラシアン画像の値L(X,Y)を演算し、中心画
素18の輝度と近傍画素の輝度の差を強調し、水平微小
領域を強調することができる。
【0043】
【数8】
【0044】実施の形態3
【0045】図6は画像目標探知追尾装置の実施の形態
3を示す図であって、25は画面の水平方向の傾きであ
る画面傾斜角を検出する画面傾斜検出回路、26は画面
の水平方向の傾きを示す画面傾斜角、27は水平線が常
に画面内で水平になるように画像回転補正を行う画像回
転補正回路、28は回転補正したデジタル画像である。
【0046】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は画面傾
斜検出回路25に入力される。
【0047】画面傾斜検出回路25では複数個の垂直輝
度変化計測ウインドウを設定し、垂直方向の輝度変化点
を垂直輝度変化計測ウインドウ毎に計測して水平線を検
出し、画面の水平方向の傾きである画面傾斜角26を検
出する。
【0048】画像回転補正回路27ではデジタル画像信
号5と画面傾斜角26を入力し、デジタル画像信号5に
ついて画面傾斜角だけ画像の回転を行い、画面の水平方
向の傾きの補正を行って、水平線が常に画面内で水平に
なるように画像回転補正を行い、回転補正したデジタル
画像28を水平コントラストフィルタ14に出力する。
【0049】水平コントラストフィルタ14では座標
(X,Y)の画素毎にその画素を中心画素とした水平方
向の近傍領域の代表輝度と中心画素の輝度との差分値に
一定の水平ゲインを乗算した水平コントラスト値を演算
し水平方向の微小領域を強調した水平コントラスト画像
15を出力する。垂直コントラストフィルタ16は水平
コントラスト画像15について座標(X,Y)の画素毎
にその画素を中心画素とした垂直方向の近傍領域の代表
輝度と中心画素の輝度との差分値を演算することで水平
コントラスト画像15の出力のうち垂直方向の微小領域
を強調し、結果として水平、垂直方向の微小領域を強調
し、水平線を抑圧したコントラスト画像17を生成し、
コントラスト画像二値化回路6に出力する。コントラス
ト画像二値化回路6は水平線を抑圧したコントラスト画
像17を二値化し、二値化コントラスト画像7を生成
し、ラベル付け回路8に出力する。ラベル付け回路8で
は有意画素の連結を判定し、連結した画素の集合を領域
として領域毎にラベル付けを行い、領域特徴量計測回路
11はラベル情報9、連結情報10、および水平線を抑
圧したコントラスト画像17から領域毎に重心(Xi,
Yi)(i:ラベル)、最大輝度(Bi)(i:ラベ
ル)、面積(Si)(i:ラベル)等の領域毎特徴量1
2を計測し、目標判定追尾回路13で領域の特徴量から
を評価値Ii(i:ラベル)を演算し、評価値が最も高
い領域を目標と判定する。
【0050】図7は画面傾斜検出回路25の動作の1例
を示すための図であって、図7(a)はデジタル画像信
号5に設定した垂直輝度変化計測ウインドウを示す図、
図7(b)は垂直輝度変化計測ウインドウ内で観測した
垂直輝度輝度変化点から水平線を検出し、画面傾斜角を
検出している状況を示す図である。図において29は垂
直輝度変化計測ウインドウの例、30は観測した垂直輝
度変化点の例、31は検出した水平線の例である。
【0051】画面傾斜検出回路25は図7(a)に示す
ように画面の垂直中心に、水平方向に均等に垂直輝度変
化計測ウインドウ29を設定する。図7(b)に示すよ
うに各垂直輝度変化計測ウインドウ29において、注目
画素の上下の輝度を比較し、輝度差のもっとも大きい点
を垂直輝度変化点30とする。各垂直輝度変化計測ウイ
ンドウ29の垂直輝度変化点30を直線近似したものを
検出した水平線31とし、検出した水平線31と画面と
の角度θを画面傾斜角26として画像回転補正回路27
に出力する。
【0052】図8は画像回転補正回路27の動作の1例
を示すための図であって、32は画像回転する前の画像
の例、33は画像回転後の画像の例である。
【0053】画像回転補正回路27は図8に示すように
画像回転する前の画像32と、画面傾斜角26を入力
し、画像の各画素毎に“数9”に従って、座標変換を行
う。式においてX,Yは変換後の、x,yは変換前の座
標、θは画面傾斜角26である。この変換によって検出
した水平線31が画面水平と一致した画像回転後の画像
33が得られる。
【0054】
【数9】
【0055】実施の形態4
【0056】図9は画像目標探知追尾装置の実施の形態
4を示す図である。
【0057】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は画面傾
斜検出回路25に入力される。画面傾斜検出回路25で
は複数個の垂直輝度変化計測ウインドウを設定し、垂直
方向の輝度変化点を垂直輝度変化計測ウインドウ毎に計
測して水平線を検出し、画面の水平方向の傾きである画
面傾斜角26を検出する。画像回転補正回路27ではデ
ジタル画像信号5と画面傾斜角26を入力し、デジタル
画像信号5について画面傾斜角だけ画像の回転を行い、
画面の水平方向の傾きの補正を行って、水平線が常に画
面内で水平になるように画像回転補正を行い、回転補正
したデジタル画像28を水平ラプラシアンフィルタ21
に入力される。水平ラプラシアンフィルタ21では座標
(X,Y)の画素毎にその画素を中心画素とした水平方
向の近傍領域の畳み込み演算を行ない水平方向の微小領
域を強調した水平微分画像22を出力する。垂直コント
ラストフィルタ16は水平微分画像22について座標
(X,Y)の画素毎にその画素を中心画素とした垂直方
向の近傍領域の代表輝度と中心画素の輝度との差分値を
演算することで水平微分画像22の出力のうち垂直方向
の微小領域を強調し、結果として水平、垂直方向の微小
領域を強調し、水平線を抑圧したコントラスト画像17
を生成し、コントラスト画像二値化回路6に出力する。
コントラスト画像二値化回路6は水平線を抑圧したコン
トラスト画像17を二値化し、二値化コントラスト画像
7を生成し、ラベル付け回路8に出力する。ラベル付け
回路8では有意画素の連結を判定し、連結した画素の集
合を領域として領域毎にラベル付けを行い、領域特徴量
計測回路11はラベル情報9、連結情報10、および水
平線を抑圧したコントラスト画像17から領域毎に重心
(Xi,Yi)(i:ラベル)、最大輝度(Bi)
(i:ラベル)、面積(Si)(i:ラベル)等の領域
毎特徴量12を計測し、目標判定追尾回路13で領域の
特徴量からを評価値Ii(i:ラベル)を演算し、評価
値が最も高い領域を目標と判定する。
【0058】実施の形態5
【0059】図10は画像目標探知追尾装置の実施の形
態5を示す図であって、34は撮像装置と同じ座面上に
設置し、撮像装置の光軸方向の慣性座標上の水平面に対
する傾斜角を計測する傾斜角検出装置である。
【0060】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は画像回
転補正回路27に入力される。
【0061】傾斜角検出装置34は撮像装置2と同一座
面にあり、撮像装置2の慣性空間に対する傾きを検出
し、これを画面傾斜角26として出力する。
【0062】画像回転補正回路27ではデジタル画像信
号5と画面傾斜角26を入力し、デジタル画像信号5に
ついて画面傾斜角だけ画像の回転を行い、画面の水平方
向の傾きの補正を行って、水平線が常に画面内で水平に
なるように画像回転補正を行い、回転補正したデジタル
画像28を水平コントラストフィルタ14に出力する。
水平コントラストフィルタ14では座標(X,Y)の画
素毎にその画素を中心画素とした水平方向の近傍領域の
代表輝度と中心画素の輝度との差分値に一定の水平ゲイ
ンを乗算した水平コントラスト値を演算し水平方向の微
小領域を強調した水平コントラスト画像15を出力す
る。垂直コントラストフィルタ16は水平コントラスト
画像15について座標(X,Y)の画素毎にその画素を
中心画素とした垂直方向の近傍領域の代表輝度と中心画
素の輝度との差分値を演算することで水平コントラスト
画像15の出力のうち垂直方向の微小領域を強調し、結
果として水平、垂直方向の微小領域を強調し、水平線を
抑圧したコントラスト画像17を生成し、コントラスト
画像二値化回路6に出力する。コントラスト画像二値化
回路6は水平線を抑圧したコントラスト画像17を二値
化し、二値化コントラスト画像7を生成し、ラベル付け
回路8に出力する。ラベル付け回路8では有意画素の連
結を判定し、連結した画素の集合を領域として領域毎に
ラベル付けを行い、領域特徴量計測回路11はラベル情
報9、連結情報10、および水平線を抑圧したコントラ
スト画像17から領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラ
ベル)、最大輝度(Bi)(i:ラベル)、面積(S
i)(i:ラベル)等の領域毎特徴量12を計測し、目
標判定追尾回路13で領域の特徴量からを評価値Ii
(i:ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標
と判定する。
【0063】実施の形態6
【0064】図11は画像目標探知追尾装置の実施の形
態6を示す図である。
【0065】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってデジタル化され、デジタル画像信号5は画像回
転補正回路27に入力される。傾斜角検出装置34は撮
像装置2と同一座面にあり、撮像装置2の慣性空間に対
する傾きを検出し、これを画面傾斜角26として出力す
る。画像回転補正回路27ではデジタル画像信号5と画
面傾斜角26を入力し、デジタル画像信号5について画
面傾斜角だけ画像の回転を行い、画面の水平方向の傾き
の補正を行って、水平線が常に画面内で水平になるよう
に画像回転補正を行い、回転補正したデジタル画像28
を水平ラプラシアンフィルタ21に入力される。水平ラ
プラシアンフィルタ21では座標(X,Y)の画素毎に
その画素を中心画素とした水平方向の近傍領域の畳み込
み演算を行ない水平方向の微小領域を強調した水平微分
画像22を出力する。垂直コントラストフィルタ16は
水平微分画像22について座標(X,Y)の画素毎にそ
の画素を中心画素とした垂直方向の近傍領域の代表輝度
と中心画素の輝度との差分値を演算することで水平微分
画像22の出力のうち垂直方向の微小領域を強調し、結
果として水平、垂直方向の微小領域を強調し、水平線を
抑圧したコントラスト画像17を生成し、コントラスト
画像二値化回路6に出力する。コントラスト画像二値化
回路6は水平線を抑圧したコントラスト画像17を二値
化し、二値化コントラスト画像7を生成し、ラベル付け
回路8に出力する。ラベル付け回路8では有意画素の連
結を判定し、連結した画素の集合を領域として領域毎に
ラベル付けを行い、領域特徴量計測回路11はラベル情
報9、連結情報10、および水平線を抑圧したコントラ
スト画像17から領域毎に重心(Xi,Yi)(i:ラ
ベル)、最大輝度(Bi)(i:ラベル)、面積(S
i)(i:ラベル)等の領域毎特徴量12を計測し、目
標判定追尾回路13で領域の特徴量からを評価値Ii
(i:ラベル)を演算し、評価値が最も高い領域を目標
と判定する。
【0066】
【発明の効果】図12はこの発明の効果を示す図であっ
て、図12(a)は従来装置におけるコントラストフィ
ルタによって目標が抑圧される場合の図、図12(b)
は図12(a)に対し、この発明における水平コントラ
ストフィルタを施した場合の状況を説明する図である。
【0067】図12(a)に示すように、水平線近傍に
目標が存在し、かつ水平線輝度H(X,Y)が目標輝度
I(X,Y)よりも大きく、高輝度な水平線36が従来
装置のコントラストフィルタで代表輝度を得るための近
傍画素ウインドウ39にかかる場合、近傍領域の代表輝
度N(X,Y)は水平線輝度H(X,Y)となり、H
(X,Y)>I(X,Y)となるため、コントラストフ
ィルタ出力値C(X,Y)は0となり目標を抑圧してい
た。
【0068】この発明によれば、図12(b)に示す様
に、水平近傍画素ウインドウ19は、水平線36にかか
ることなく設定できるので、水平コントラストフィルタ
における近傍領域の代表輝度N(X,Y)は水平線輝度
H(X,Y)よりも遙かに小さいクリアスカイ背景輝度
S(X,Y)となるため、水平コントラストフィルタ出
力値Ch(X,Y)は、I(X,Y)−S(X,Y)と
なり、水平線による抑圧はほとんどない。また、水平線
上の水平コントラストフィルタ出力値Ch(X,Y)は
H(X,Y)−H(X,Y)となり、ほぼ0となって水
平線は抑圧される。
【0069】また、雲などのクラッタ中には水平方向に
コントラストを有するものも少なくない。そこで、垂直
近傍画素ウインドウ20を設定し、垂直方向についても
コントラストフィルタ処理を施すことによってクラッタ
を抑圧することができ、目標のみを強調したコントラス
ト画像17を得ることができる。
【0070】また、上記に示す水平コントラストフィル
タのかわりに水平ラプラシアンフィルタを用いた装置に
おいても、水平線の影響を受けることなしに目標を強調
し、かつ、水平線を抑圧することで、同様の効果を得る
ことができ、安定な探知、追尾を行うことができる。
【0071】また、運用上水平線が画面水平方向に一致
しない場合では上記に示す効果が得られない場合があ
る。
【0072】図13はこの発明において水平線と画面水
平方向を一致させる効果を説明するための図であって、
図13(a)は水平線が画面水平方向に一致しない場合
を示す図、図13(b)はそのときに水平コントラスト
フィルタを施した場合の状況を説明する図である。
【0073】図13に示すように水平線が画面水平方向
に一致しない場合は、水平コントラストフィルタの代表
輝度を得るための近傍画素ウインドウ39が水平線36
にかかる場合が発生し、このときは目標が水平線の影響
によって抑圧されてしまい、安定な目標の探知ができな
い。
【0074】そこで、実施の形態3に示すように水平線
を検出し、水平線と画面水平方向の偏差を画面傾斜角と
して出力する画面傾斜検出回路と、画面傾斜角とデジタ
ル画像信号を入力し、水平線と画面水平方向が一致する
ように画像を回転処理を施す画像回転補正回路を付加す
ることによって、常に水平線と画面水平方向が一致する
画像を水平コントラストフィルタに入力することで、運
用条件によらず、さらに安定した効果を得ることがで
き、安定な探知、追尾を行うことができる。
【0075】また、画面傾斜検出回路と、画像回転補正
回路を付加し、水平コントラストフィルタのかわりに水
平ラプラシアンフィルタを用いた装置においても、運用
条件によらず、さらに安定した効果を得ることができ、
安定な探知、追尾を行うことができる。
【0076】また、水平線を検出し、水平線と画面水平
方向の偏差を画面傾斜角として出力する画面傾斜検出回
路のかわりに撮像装置と同一座面にある傾斜角検出装置
を用い、画像回転補正回路を付加し、常に水平線と画面
水平方向が一致する画像を水平コントラストフィルタに
入力することで、運用条件によらず、さらに安定した効
果を得ることができ、安定な探知、追尾を行うことがで
きる。
【0077】また、撮像装置と同一座面にある傾斜角検
出装置と、画像回転補正回路を付加し、水平コントラス
トフィルタのかわりに水平ラプラシアンフィルタを用い
た装置においても、運用条件によらず、さらに安定した
効果を得ることができ、安定な探知、追尾を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による画像目標探知追
尾装置を示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による水平コントラス
トフィルタの動作の1例を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による垂直コントラス
トフィルタの動作の1例を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態2による画像目標探知追
尾装置を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態2による水平ラプラシア
ンフィルタの動作の1例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態3による画像目標探知追
尾装置を示す構成図である。
【図7】この発明の実施の形態3による画面傾斜検出回
路の動作の1例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態3による画像回転補正回
路の動作の1例を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態4による画像目標探知追
尾装置を示す構成図である。
【図10】この発明の実施の形態5による画像目標探知
追尾装置を示す構成図である。
【図11】この発明の実施の形態6による画像目標探知
追尾装置を示す構成図である。
【図12】この発明の効果を示す図である。
【図13】この発明において水平線と画面水平方向を一
致させる効果を説明する図である。
【図14】従来の画像目標追尾装置を示す構成図であ
る。
【図15】従来の画像目標追尾装置のコントラストフィ
ルタの動作を示す図である。
【図16】従来の画像目標追尾装置の問題点の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 入力光 2 撮像装置 3 アナログ画像信号 4 A/D変換回路 5 デジタル画像信号 6 コントラスト画像二値化回路 7 二値化コントラスト画像 8 ラベル付け回路 9 ラベル情報 10 連結情報 11 領域特徴量計測回路 12 領域毎特徴量 13 目標判定追尾回路 14 水平コントラストフィルタ 15 水平コントラスト画像 16 垂直コントラストフィルタ 17 水平線を抑圧したコントラスト画像 18 中心画素 19 水平近傍画素ウインドウ 20 垂直近傍画素ウインドウ 21 水平ラプラシアンフィルタ 22 水平微分画像 23 座標(X,Y)の画素を中心画素とした1×3の
局所領域の例 24 1×3のラプラシアンフィルタカーネルの例 25 画面傾斜検出回路 26 画面傾斜角 27 画像回転補正回路 28 回転補正したデジタル画像 29 垂直輝度変化計測ウインドウ 30 垂直輝度変化点の例 31 検出した水平線の例 32 画像回転する前の画像の例 33 画像回転後の画像の例 34 傾斜角検出装置 35 目標 36 水平線 37 コントラストフィルタ 38 コントラスト画像 39 従来装置のコントラストフィルタで代表輝度を得
るための近傍画素ウインドウ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした水平方向の近傍領域の代表輝度と
    中心画素の輝度との差分値に一定の水平ゲインを乗算し
    た水平コントラスト値を演算し水平方向の微小領域を強
    調した水平コントラスト画像を出力する水平コントラス
    トフィルタと、水平コントラスト画像について座標
    (X,Y)の画素毎にその画素を中心画素とした垂直方
    向の近傍領域の代表輝度と中心画素の輝度との差分値を
    演算することで水平コントラスト画像の出力のうち垂直
    方向の微小領域を強調したコントラスト画像を出力する
    垂直コントラストフィルタと、コントラスト画像としき
    い値を入力し、対応する各画素についてそれぞれ比較
    し、しきい値以上の値を有する場合を有意とすることに
    よって二値化し、二値化コントラスト画像を出力するコ
    ントラスト画像二値化回路と、二値化コントラスト画像
    から画素間の連結判定を行い連結した領域毎にラベル付
    けを行うラベル付け回路と、ラベル付けされた領域毎に
    その領域の重心座標と面積と最大輝度の領域特徴量を演
    算する領域特徴量計測回路と、演算した各領域特徴量か
    ら有意目標を判定し探知及び追尾を行う目標判定追尾回
    路とを備えたことを特徴とする画像目標探知追尾装置。
  2. 【請求項2】 入力した可視光又は赤外線を映像化しア
    ナログ画像信号に変換する撮像装置と、アナログ画像信
    号をデジタル画像信号に変換するA/D変換回路と、デ
    ジタル画像信号について座標(X,Y)の画素毎にその
    画素を中心画素とした水平方向の近傍領域の畳み込み演
    算を行ない水平方向の微小領域を強調した水平微分画像
    を出力する水平ラプラシアンフィルタと、水平微分画像
    について座標(X,Y)の画素毎にその画素を中心画素
    とした垂直方向の近傍領域の代表輝度と中心画素の輝度
    との差分値を演算することで水平微分画像の出力のうち
    垂直方向の微小領域を強調し、水平線を抑圧したコント
    ラスト画像を出力する垂直コントラストフィルタと、コ
    ントラスト画像としきい値を入力し、対応する各画素に
    ついてそれぞれ比較し、しきい値以上の値を有する場合
    を有意とすることによって二値化し、二値化コントラス
    ト画像を出力するコントラスト画像二値化回路と、二値
    化コントラスト画像から画素間の連結判定を行い連結し
    た領域毎にラベル付けを行うラベル付け回路と、ラベル
    付けされた領域毎にその領域の重心座標と面積と最大輝
    度の領域特徴量を演算する領域特徴量計測回路と、演算
    した各領域特徴量から有意目標を判定し探知及び追尾を
    行う目標判定追尾回路とを備えたことを特徴とする画像
    目標探知追尾装置。
  3. 【請求項3】 デジタル画像信号を入力し、デジタル画
    像信号に対し、複数個の垂直輝度変化計測ウインドウを
    設定し、垂直方向の輝度変化点を垂直輝度変化計測ウイ
    ンドウ毎に計測して水平線を検出し、画面の水平方向の
    傾きである画面傾斜角を検出する画面傾斜検出回路と、
    デジタル画像信号と画面傾斜角を入力し、デジタル画像
    信号について画面傾斜角だけ画像の回転を行い、画面の
    水平方向の傾きの補正を行って、水平線が常に画面内で
    水平になるように画像回転補正を行う画像回転補正回路
    を付加し、常に、水平線が画面内で水平になった画像を
    水平コントラストフィルタに入力するようにしたことを
    特徴とする請求項1の画像目標探知追尾装置。
  4. 【請求項4】 デジタル画像信号を入力し、デジタル画
    像信号に対し、複数個の垂直輝度変化計測ウインドウを
    設定し、垂直方向の輝度変化点を垂直輝度変化計測ウイ
    ンドウ毎に計測して水平線を検出し、画面の水平方向の
    傾きである画面傾斜角を検出する画面傾斜検出回路と、
    デジタル画像信号と画面傾斜角を入力し、デジタル画像
    信号について画面傾斜角だけ画像の回転を行い、画面の
    水平方向の傾きの補正を行って、水平線が常に画面内で
    水平になるように画像回転補正を行う画像回転補正回路
    を付加し、常に、水平線が画面内で水平になった画像を
    水平ラプラシアンフィルタに入力するようにしたことを
    特徴とする請求項2の画像目標探知追尾装置。
  5. 【請求項5】 撮像装置と同じ座面上に設置し、撮像装
    置の光軸方向の慣性座標上の水平面に対する傾斜角を計
    測する傾斜角検出装置と、デジタル画像信号と傾斜角を
    入力し、デジタル画像信号について傾斜角だけ画像の回
    転を行い、画面の水平方向の傾きの補正を行って、水平
    線が常に画面内で水平になるように画像回転補正を行う
    画像回転補正回路を付加し、常に水平線が画面内で水平
    になった画像を水平コントラストフィルタに入力するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1の画像目標探知追尾
    装置。
  6. 【請求項6】 撮像装置と同じ座面上に設置し、撮像装
    置の光軸方向の慣性座標上の水平面に対する傾斜角を計
    測する傾斜角検出装置と、デジタル画像信号と傾斜角を
    入力し、デジタル画像信号について傾斜角だけ画像の回
    転を行い、画面の水平方向の傾きの補正を行って、水平
    線が常に画面内で水平になるように画像回転補正を行う
    画像回転補正回路を付加し、常に水平線が画面内で水平
    になった画像を水平ラプラシアンフィルタに入力するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2の画像目標探知追尾
    装置。
JP7255070A 1995-10-02 1995-10-02 画像目標探知追尾装置 Pending JPH09101096A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013162261A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp 探知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013162261A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp 探知装置

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