JPH07239375A - 画像追尾装置 - Google Patents

画像追尾装置

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JPH07239375A
JPH07239375A JP6084898A JP8489894A JPH07239375A JP H07239375 A JPH07239375 A JP H07239375A JP 6084898 A JP6084898 A JP 6084898A JP 8489894 A JP8489894 A JP 8489894A JP H07239375 A JPH07239375 A JP H07239375A
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JP
Japan
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target
brightness
image
circuit
background
Prior art date
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Application number
JP6084898A
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English (en)
Inventor
Takashi Shudo
孝 周藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コントラストの目標においても安定に追尾
することが可能な画像追尾装置を得ることを目的とす
る。 【構成】 入力光を映像化する撮像装置と、撮像後のデ
ィジタル画像信号から目標抽出のための閾値を算出する
閾値算出回路と、追尾目標の輝度を強調する画像強調回
路と、強調画像から目標を抽出する画像二値化回路と、
二値化画像に対して領域毎に特徴量を計測する領域特徴
量計測回路と、計測した特徴量に基づき目標を判定し追
尾を行う目標判定追尾回路とで構成される。 【効果】 目標の輝度のコントラストに応じて目標の輝
度を強調することで、低コントラストの目標に対しても
安定して目標を抽出し、追尾することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画面上で背景に対する
目標の輝度のコントラストが低い状況においても航空機
や艦船等の目標を正確に安定して追尾するための画像追
尾装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の画像追尾装置による構成
の一例を示す図であり、1は入力光、2は撮像装置、3
はアナログ画像信号、4はA/D変換回路、5はディジ
タル画像信号、6は目標ゲート内輝度ヒストグラム計測
回路、7は目標ゲート内ヒストグラム、8は閾値算出回
路、9は閾値、10は画像二値化回路、11は二値化画
像信号、12は領域ラベリング回路、13はラベル情
報、14は領域特徴量計測回路、15は領域特徴量、1
6は目標判定追尾回路、17は目標ゲート信号である。
【0003】入力光1は撮像装置2によって光電変換さ
れ、出力されたアナログ画像信号3はA/D変換回路4
によってディジタル化され、ディジタル画像信号5とし
て出力される。
【0004】目標ゲート内輝度ヒストグラム計測回路6
はディジタル画像信号5について画面上で追尾目標を指
定する目標ゲート信号17を受け指定した領域内の座標
(X,Y)の画素毎の輝度値(Bxy)から輝度毎の度
数を計測する。
【0005】図6(a),(b)で目標ゲート内輝度ヒ
ストグラムの計測について説明する。ある入力画像図6
(a)において目標ゲート内輝度ヒストグラムの計測
は、目標ゲート17で指定される図6(b)の36で示
す領域に対して行う。
【0006】閾値算出回路8は目標ゲート内輝度ヒスト
グラム7よりディジタル画像信号5から目標を抽出する
ための閾値(THR)を算出する。算出式の例を”数
1”に示す。但しA,Cは定数、Bxyは目標ゲート信
号で指定した領域内の平均輝度とする。
【0007】
【数1】
【0008】画像二値化回路10はディジタル画像信号
5について算出した閾値9以上の輝度を持つ画素に対し
ては有意とし”1”を、そうでない画素については有意
でないとし”0”を与えた二値化を行う。
【0009】領域ラベリング回路12は、図7(a)で
示すような二値化画像信号11から連結した有意画素の
集合を一つの領域として図7(b)で示すように領域毎
にラベル付けを行う。
【0010】領域特徴量計測回路14はラベル情報13
及びディジタル画像信号5から領域毎に重心Xi,Y
i、最大輝度Bi、面積Si(i:ラベル)等の特徴量
を計測する。
【0011】目標判定追尾回路16は”数2”に従い領
域特徴量(Xi,Yi,Bi,Si)15から評価値I
i(i:ラベル)を演算し、評価が最も高い領域を目標
と判定し追尾を行う。また、目標の重心及び面積等の領
域特徴量から追尾目標を指定する目標ゲートを算出し目
標ゲート信号17を出力する。
【0012】
【数2】
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図8(a)はある入力
画像における目標を含む1ラインの画像信号を示す図、
図8(b)は別の入力画像における目標を含む1ライン
の画像信号を示す図である。また、38はある入力画像
における時刻t1の目標を含む1ラインの画像信号、3
9はある入力画像における時刻t2の目標を含む1ライ
ンの画像信号、40は別の入力画像における時刻t1の
目標を含む1ラインの画像信号、41は別の入力画像に
おける時刻t2の目標を含む1ラインの画像信号であ
る。
【0014】図8(a)では、背景に対して目標の輝度
が比較的高い状況においては、背景に対して目標輝度の
コントラストが高いことにより閾値の許容範囲が広いた
め、図の閾値(THR)で二値化した場合には時刻t1
及びt2のどちらにおいても画像二値化回路で目標が正
確に抽出され、目標判定追尾回路で目標として判定され
安定した追尾が行われる。
【0015】しかし図8(b)では、目標の輝度のコン
トラストが低いことにより閾値の許容範囲が狭いため、
図の閾値(THR)で二値化した場合には時刻t1では
二値化処理で目標を抽出できるが時刻t2では二値化処
理で目標を抽出できず、安定した追尾ができないという
問題があった。
【0016】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたもので、目標輝度のコントラストが低い状況にお
いても画像二値化において目標を正確に抽出し安定した
追尾を行うことができる画像追尾装置を得ることを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる画像
追尾装置は、背景に対する目標輝度のコントラストを判
定し、コントラストに応じて目標輝度を強調し、その強
調画像に対して画像二値化処理を行うものである。
【0018】またこの発明は、目標の最大輝度と閾値と
の差から目標輝度のコントラストを判定し、コントラス
トに応じて目標輝度を強調し、その強調画像に対して画
像二値化処理を行うものである。
【0019】この発明は、目標を含むゲート内の輝度の
ヒストグラムのうち閾値以上のヒストグラム成分から目
標輝度の標準偏差を算出し、その標準偏差から目標の輝
度分布を判定し、目標の輝度分布に応じて目標輝度を強
調し、その強調画像に対して画像二値化処理を行うもの
である。
【0020】またこの発明は、目標を含まない背景ゲー
ト内の輝度のヒストグラムから背景の平均輝度を算出
し、目標の最大輝度と背景の平均輝度との差から目標輝
度のコントラストを判定し、コントラストに応じて目標
輝度を強調し、その強調画像に対して画像二値化処理を
行うものである。
【0021】この発明は、ラベル付けされた領域のうち
目標領域のみの輝度のヒストグラムから目標輝度の標準
偏差を算出し、その標準偏差から目標の輝度分布を判定
し、目標の輝度分布に応じて目標輝度を強調し、その強
調画像に対して画像二値化処理を行うものである。
【0022】またこの発明は、ラベル付けされた領域の
うち目標領域を除く背景領域の輝度のヒストグラムから
背景の平均輝度を算出し、目標の最大輝度と背景の平均
輝度との差から目標輝度のコントラストを判定し、コン
トラストに応じて目標輝度を強調し、その強調画像に対
して画像二値化処理を行うものである。
【0023】
【作用】この発明における画像追尾装置は、背景に対す
る目標輝度のコントラストを判定し、その結果コントラ
ストが低い場合にはコントラストに応じて目標輝度を強
調する画像強調を行うことにより目標の輝度分布を広
げ、その強調画像に対して目標抽出のための二値化処理
を行う。この結果、図8(c)に示すように図8(b)
の二値化処理で目標を抽出できなかった時刻t2の1ラ
インの画像信号41は画像強調により42のように変換
されることにより目標抽出のための閾値の許容範囲が広
がり、図の閾値THRで二値化した場合にも正確に目標
が抽出され安定した追尾ができる。
【0024】またこの発明は、目標最大輝度と閾値との
差に基づき背景に対する目標輝度のコントラストを判定
し、その結果コントラストが低い場合にはコントラスト
に応じて目標輝度を強調する画像強調を行うことにより
目標の輝度分布を広げることで、上記の効果を得ること
ができる。
【0025】この発明は、目標ゲート内の輝度のヒスト
グラムのうち閾値以上のヒストグラム成分から目標輝度
の標準偏差を算出し、その標準偏差に基づき目標の輝度
分布を判定し、その結果目標の輝度分布が狭い場合には
目標の輝度分布に応じて目標輝度を強調する画像強調を
行うことにより目標の輝度分布を広げることで、ノイズ
による目標最大輝度の誤差を受けずに目標の輝度分布を
判定し上記の効果を得ることができる。
【0026】またこの発明は、目標を含まない背景ゲー
ト内のヒストグラムから背景の平均輝度を算出し、目標
の最大輝度と背景の平均輝度との差に基づき背景に対す
る目標輝度のコントラストを判定し、その結果コントラ
ストが低い場合にはコントラストに応じて目標輝度を強
調する画像強調を行うことにより目標の輝度分布を広げ
ることで、ノイズによる閥値の算出誤差を受けずに目標
輝度のコントラストを判定し上記の効果を得ることがで
きる。
【0027】この発明は、目標領域の輝度のコントラス
トから目標の輝度の標準偏差を算出し、その標準偏差に
基づき目標の輝度分布を判定し、その結果目標の輝度分
布が狭い場合には目標の輝度分布に応じて目標輝度を強
調する画像強調を行うことにより目標の輝度分布を広げ
ることで、目標以外の領域の影響を受けずに目標領域の
みの標準偏差を算出して正確に目標の輝度分布を判定し
上記の効果を得ることができる。
【0028】またこの発明は、目標を含まない背景領域
の輝度のヒストグラムから背景の平均輝度を算出し、目
標の最大輝度と背景の平均輝度との差に基づき背景に対
する目標の輝度のコントラストを判定し、その結果コン
トラストが低い場合にはコントラストに応じて目標輝度
を強調する画像強調を行うことにより目標の輝度分布を
広げることで、背景輝度を目標領域の周辺領域から算出
して正確に目標輝度のコントラストを判定し上記の効果
を得ることができる。
【0029】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の画像追尾装置による一実施
例を示す図であって、1〜17は図11に示したものと
同等であり、18は目標最大輝度、19は画像強調パラ
メータ算出回路、20は画像強調パラメータ、21は画
像強調回路、22は強調画像信号である。
【0030】図の構成において、1〜17の動作及び作
用は図11に示したものと同等である。
【0031】図の構成において、画像強調パラメータ算
出回路19は”数3”に従い、目標判定追尾回路16の
出力の目標最大輝度(B MAXtgt)18と閾値算
出回路8の出力の閾値(THR)9との差B MAXt
gt−THRから”数4”に従って画像強調を行うため
に、パラメータa,b,c,dを算出する。ここで、G
a1,Ga2,Gb1,Gb2,Gc1,Gc2,Gd
1.Gd2は定数とする。また、パラメータa,bは目
標輝度を強調するためにb>aとする。
【0032】画像強調回路21は前述の画像強調パラメ
ータa,b,c,dを受け”数4”に従い、ディジタル
画像信号5における画素毎の輝度Bxyについて、図9
でTHR−e以下の背景に相当する輝度Bbgの画素に
対しては直線43で示すように画像変換を行い、THR
−e以上B MAXtgt以下の目標に相当する輝度B
tgtの画素に対しては直線44で示すように画像変換
を行い、B MAXtgt以上の背景に相当する輝度B
bgの画素に対しては直線45で示すように画像変換を
行い、それぞれ画素毎の輝度をB’xyとした強調画像
信号22を出力する。eの算出式を”数5”に示す。こ
こで、Eは定数とする。
【0033】
【数3】
【0034】
【数4】
【0035】
【数5】
【0036】また、目標ゲート内輝度ヒストグラム計測
回路6及び領域特徴量計測回路14に対して画像強調回
路21は、A/D変換回路の出力のディジタル画像信号
を受けダイナミックレンジを拡大したディジタル画像信
号として画像強調を行うものである。
【0037】以上の構成によりこの発明における画像追
尾装置においては、図9に示すようにA/D変換後のデ
ィジタル画像信号における画素毎の輝度Bxyについて
背景輝度Bbgは画像強調回路21によって目標よりも
強調されないように変換され、目標輝度Btgtは画像
強調回路21によって背景よりも強調されるように変換
され、画像二値化回路への入力ディジタル画像信号は背
景輝度B’bg、目標輝度B’tgtとなる。これによ
り図8(c)に示した効果が得られる。
【0038】実施例2.図2はこの発明による画像追尾
装置の別の例を示すものであって、1〜22は実施例1
で示したものと同等であり、23は目標輝度標準偏差算
出回路、24は目標輝度標準偏差である。
【0039】図の構成において、1〜22の動作及び作
用は実施例1に示したものと同等である。
【0040】図の構成において、目標輝度標準偏差算出
回路23は目標ゲート内輝度ヒストグラム7のうち閾値
以上の輝度のヒストグラム成分からその標準偏差(σ)
24を算出する。
【0041】以上の構成により、実施例1では画像強調
パラメータ算出回路19は目標最大輝度(B MAXt
gt)18と閾値(THR)9との差B MAXtgt
−THRを基にしていたが、”数6”に従い前述の標準
偏差(σ)24から画像強調のパラメータ(a,b,
c,d)を算出し、画像強調回路21で”数4”に従っ
て画像強調を行うことによってノイズによる目標最大輝
度の誤差を受けずに画像強調を行うことができる。ここ
で、Ha1,Ha2,Hb1,Hb2,Hc1,Hc
2,Hd1.Hd2は定数とする。また、パラメータ
a,bは目標輝度を強調するためにb>aとする。
【0042】
【数6】
【0043】実施例3.図3はこの発明による画像追尾
装置のさらに別の例を示すものであって、1〜22は実
施例1で示したものと同等であり、25は背景ゲート信
号、26は背景ゲート内輝度ヒストグラム計測回路、2
7は背景ゲート内輝度ヒストグラム、28は背景平均輝
度算出回路、29は背景平均輝度である。
【0044】図の構成において、1〜22の動作及び作
用は実施例1に示したものと同等である。
【0045】図の構成において、背景ゲート内輝度ヒス
トグラム計測回路26は背景ゲート信号25で指定した
背景ゲート内における画素毎の輝度から輝度毎の度数を
計測する。
【0046】図6(a),(b)で背景ゲート内輝度ヒ
ストグラムの計測を説明する。ある入力画像図6(a)
において背景ゲート内輝度ヒストグラムの計測は、背景
ゲート25で指定される図6(b)の37で示す領域に
対して行う。
【0047】図の構成において、背景平均輝度算出回路
28は背景ゲート内輝度ヒストグラム27から背景平均
輝度29を算出する。
【0048】以上の構成により、実施例1では画像強調
パラメータ算出回路19は目標最大輝度(B MAXt
gt)18と閾値(THR)9との差(B MAXtg
t−THR)を基にしていたが、”数7”に従い目標判
定追尾回路16の出力の目標最大輝度(B MAXtg
t)18と背景平均輝度(B AVEbg)29との差
B MAXtgt−B AVEbgから画像強調のパラ
メータa,b,c,dを算出し、画像強調回路21で”
数4”に従って画像強調を行うことによってノイズによ
る閥値の算出誤差を受けずに画像強調を行うことができ
る。ここで、Ka1,Ka2,Kb1,Kb2,Kc
1,Kc2,Kd1.Kd2は定数とする。また、パラ
メータa,bは目標輝度を強調するためにb>aとす
る。
【0049】
【数7】
【0050】実施例4.図4はこの発明による画像追尾
装置のさらに別の例を示すものであって、1〜24は実
施例2で示したものと同等であり、30は目標ラベル、
31は目標領域輝度ヒストグラム計測回路、32は目標
領域輝度ヒストグラムである。
【0051】図の構成において、1〜24の動作及び作
用は実施例2に示したものと同等である。
【0052】図の構成において、目標領域輝度ヒストグ
ラム計測回路31はラベル情報13及びディジタル画像
信号5から目標判定追尾回路16の出力の目標ラベル3
0で示される目標領域の輝度のヒストグラムを計測し目
標領域輝度ヒストグラム32を出力する。ここで目標領
域輝度ヒストグラムの計測領域は、図6(a)の入力画
像に対して図7(b)のようにラベル付けした場合、ラ
ベル2で示される図10(a)で示す領域である。
【0053】以上の構成により、実施例2では目標輝度
標準偏差を目標ゲート内輝度ヒストグラムのうち閥値以
上のヒストグラム成分から目標輝度標準偏差を算出した
が、ラベル付けした目標領域の輝度のヒストグラムから
目標輝度標準偏差を算出することで、より正確な目標の
輝度分布に応じた画像強調を行うことができる。
【0054】実施例5.図5はこの発明による画像追尾
装置のさらに別の例を示すものであって、1〜22,2
8,29は実施例3で示したものと同等であり、33は
背景ラベル、34は背景領域輝度ヒストグラム計測回
路、35は背景領域輝度ヒストグラムである。
【0055】図の構成において、1〜22,28,29
の動作及び作用は実施例3に示したものと同等である。
【0056】図の構成において、背景領域輝度ヒストグ
ラム計測回路34はラベル情報13及びディジタル画像
信号5から目標ゲート信号17で示すゲート内における
目標領域を除く背景ラベル33で示される背景領域の輝
度のヒストグラムを計測し、背景領域輝度ヒストグラム
35を出力する。ここで背景領域輝度ヒストグラムの計
測領域は、図6(a)の入力画像に対して図7(b)の
ようにラベル付けした場合、ラベル2を除く図10
(b)で示す領域である。
【0057】以上の構成により、実施例3は背景平均輝
度を背景ゲート内の輝度のヒストグラムから算出した
が、目標周辺の背景領域の輝度のヒストグラムから背景
平均輝度を算出することで、より正確な背景に対する目
標輝度のコントラストに応じた画像強調を行うことがで
きる。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、目標の輝度のコント
ラストが低い状況でも背景に対する追尾目標の輝度のコ
ントラストに応じて画像強調を行うことにより目標の輝
度のコントラストを高め、二値化処理において目標を正
確に抽出し安定した追尾ができる。
【0059】またこの発明によれば、目標の輝度のコン
トラストが低い状況でも追尾目標の最大輝度と目標を抽
出するための閾値との差を基に目標の輝度分布に応じて
画像強調を行うことにより目標の輝度のコントラストを
高め、二値化処理において目標を正確に抽出し安定した
追尾ができる。
【0060】この発明によれば、目標の輝度のコントラ
ストが低い状況でも追尾目標の輝度の標準偏差を基に目
標の輝度分布に応じて画像強調を行うことにより目標の
輝度のコントラストを高め、二値化処理において目標を
正確に抽出し安定した追尾ができる。
【0061】またこの発明によれば、目標の輝度のコン
トラストが低い状況でも追尾目標の最大輝度と背景の平
均輝度との差を基にコントラストに応じて画像強調を行
うことにより目標の輝度のコントラストを高め、二値化
処理において目標を正確に抽出し安定した追尾ができ
る。
【0062】この発明によれば、目標の輝度のコントラ
ストが低い状況でも追尾目標の輝度の標準偏差を基に目
標の輝度分布に応じて画像強調を行うことにより目標の
輝度のコントラストを高め、二値化処理において目標を
正確に抽出し安定した追尾ができる。
【0063】またこの発明によれば、目標の輝度のコン
トラストが低い状況でも追尾目標の最大輝度と背景の平
均輝度との差を基にコントラストに応じて画像強調を行
うことにより目標の輝度のコントラストを高め、二値化
処理において目標を正確に抽出し安定した追尾ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による画像追尾装置の構成
を示す図である。
【図2】この発明の実施例2による画像追尾装置の構成
を示す図である。
【図3】この発明の実施例3による画像追尾装置の構成
を示す図である。
【図4】この発明の実施例4による画像追尾装置の構成
を示す図である。
【図5】この発明の実施例5による画像追尾装置の構成
を示す図である。
【図6】この発明の目標ゲート内輝度ヒストグラム及び
背景ゲート内輝度ヒストグラムの計測領域を説明するた
めの図である。
【図7】この発明の二値画像及び連結した領域毎のラベ
ル付けを説明するための図である。
【図8】従来の画像追尾装置における問題点及びこの発
明での解決策による作用の例を示すための図である。
【図9】この発明の画像強調を説明するための図であ
る。
【図10】この発明の目標領域輝度ヒストグラム及び背
景領域輝度ヒストグラムの計測領域を説明するための図
である。
【図11】従来の画像追尾装置の構成の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 入力光 2 撮像装置 3 アナログ画像信号 4 A/D変換回路 5 ディジタル画像信号 6 目標ゲート内輝度ヒストグラム計測回路 7 目標ゲート内輝度ヒストグラム 8 閾値算出回路 9 閾値 10 画像二値化回路 11 二値化画像信号 12 領域ラベリング回路 13 ラベル情報 14 領域特徴量計測回路 15 領域特徴量 16 目標判定追尾回路 17 目標ゲート信号 18 目標最大輝度 19 画像強調パラメータ算出回路 20 画像強調パラメータ 21 画像強調回路 22 強調画像信号 23 目標輝度標準偏差算出回路 24 目標輝度標準偏差 25 背景ゲート信号 26 背景ゲート内輝度ヒストグラム計測回路 27 背景ゲート内輝度ヒストグラム 28 背景平均輝度算出回路 29 背景平均輝度 30 目標ラベル 31 目標領域輝度ヒストグラム計測回路 32 目標領域輝度ヒストグラム 33 背景ラベル 34 背景領域輝度ヒストグラム計測回路 35 背景領域輝度ヒストグラム 36 目標ゲート内輝度ヒストグラム計測領域 37 背景ゲート内輝度ヒストグラム計測領域 38 ある入力画像における時刻t1での目標を含む1
ラインの画像信号 39 ある入力画像における時刻t2での目標を含む1
ラインの画像信号 40 別の入力画像における時刻t1での目標を含む1
ラインの画像信号 41 別の入力画像における時刻t2での目標を含む1
ラインの画像信号 42 別の入力画像における時刻t2での画像強調後の
目標を含む1ラインの画像信号 43 画像強調における(THR−e)以下の背景に相
当する画素毎の輝度の画像変換を示す直線 44 画像強調における(THR−e)以上(B MA
Xtgt)以下の目標に相当する画素毎の輝度の画像変
換を示す直線 45 画像強調における(B MAXtgt)以上の背
景に相当する画素毎の輝度の画像変換を示す直線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外界を撮像しアナログ画像信号に変換す
    る撮像装置と、アナログ画像信号をディジタル画像信号
    に変換するA/D変換回路と、ディジタル画像信号につ
    いて目標を含む指定されたゲート内における輝度のヒス
    トグラムを計測する目標ゲート内輝度ヒストグラム計測
    回路と、目標ゲート内の輝度ヒストグラムから目標を抽
    出するための閾値を算出する閾値算出回路と、背景に対
    する目標輝度のコントラストに基づき目標輝度を強調す
    るためのパラメータを算出する画像強調パラメータ算出
    回路と、画像強調パラメータによってディジタル画像信
    号について画像強調を行う画像強調回路と、目標輝度が
    強調された画像信号に対して前述の閾値に従い二値化を
    行う画像二値化回路と、二値化された画像信号から画素
    間の連結判定を行い、連結した領域毎にラベル付けを行
    う領域ラベリング回路と、ラベル付けされた領域毎に重
    心座標と面積と最大輝度等の領域特徴量を計測する領域
    特徴量計測回路と、計測した領域毎の特徴量から有意目
    標を判定し、追尾を行う目標判定追尾回路を備えたこと
    を特徴とする画像追尾装置。
  2. 【請求項2】 目標判定追尾回路の出力する目標最大輝
    度と閾値算出回路の出力する閾値との差に基づき目標輝
    度を強調するためのパラメータを算出する画像強調パラ
    メータ算出回路を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の画像追尾装置。
  3. 【請求項3】 目標ゲート内の輝度のヒストグラムのう
    ち閾値以上のヒストグラム成分から目標輝度の標準偏差
    を算出する目標輝度標準偏差算出回路と、目標輝度の標
    準偏差に基づき目標輝度を強調するためのパラメータを
    算出する画像強調パラメータ算出回路とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の画像追尾装置。
  4. 【請求項4】 目標判定追尾回路の出力する背景ゲート
    信号を受け背景ゲート内の輝度のヒストグラムを計測す
    る背景ゲート内輝度ヒストグラム計測回路と、背景ゲー
    ト内の輝度のヒストグラムから背景平均輝度を算出する
    背景平均輝度算出回路と、目標判定追尾回路の出力する
    目標最大輝度と背景平均輝度算出回路の出力する背景平
    均輝度との差に基づき目標の輝度を強調するためのパラ
    メータを算出する画像強調パラメータ算出回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の画像追尾装置。
  5. 【請求項5】 領域ラベリング回路でラベル付けされた
    領域のうち目標判定追尾回路の出力する目標ラベルを受
    け目標領域のみの輝度のヒストグラムを計測する目標領
    域輝度ヒストグラム計測回路と、目標領域の輝度のヒス
    トグラムから目標輝度の標準偏差を算出する目標輝度標
    準偏差算出回路と、目標輝度の標準偏差に基づき目標輝
    度を強調するためのパラメータを算出する画像強調パラ
    メータ算出回路とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の画像追尾装置。
  6. 【請求項6】 目標判定追尾回路の出力する目標ゲート
    信号及び背景ラベルを受け背景領域の輝度のヒストグラ
    ムを計測する背景領域輝度ヒストグラム計測回路と、背
    景領域の輝度のヒストグラムから背景平均輝度を算出す
    る背景平均輝度算出回路と、目標判定追尾回路の出力す
    る目標最大輝度と背景平均輝度算出回路の出力する背景
    平均輝度との差に基づき目標輝度を強調するためのパラ
    メータを算出する画像強調パラメータ算出回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の画像追尾装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012098121A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Toshiba Corp 移動体方向検知装置
JP2013196525A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Nec Corp 撮影画像処理装置及び撮影画像処理方法

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