JPH07209311A - 速度検出装置 - Google Patents

速度検出装置

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JPH07209311A
JPH07209311A JP355594A JP355594A JPH07209311A JP H07209311 A JPH07209311 A JP H07209311A JP 355594 A JP355594 A JP 355594A JP 355594 A JP355594 A JP 355594A JP H07209311 A JPH07209311 A JP H07209311A
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waveform
speed
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rotor
magnetic
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JP355594A
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Inventor
Shinji Ando
真司 安藤
Ikuo Hayashi
育生 林
Toshihisa Ishihara
稔久 石原
Masatoshi Yoneyama
雅利 米山
Shinji Ikeda
慎治 池田
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両の車輪速度を低速度まで検出
することを目的とする。 【構成】 車両の回転軸の回転を検出して車両の速度を
検出する速度検出装置における波形信号発生手段10は
回転軸の回転に基づき連続的に変化し一回転当たり複数
の波形信号を発生し、波形信号発生手段10の近傍に配
置される複数の波形信号検出手段14は波形信号を一定
の位相差毎に検出し、この波形信号を入力する波形整形
手段15は各検出された波形信号を矩形波形に整形する
とともに、各整形された矩形波形を合成し、波形整形手
段15により得られた合成波形に基づき車両の速度が求
められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速度検出装置に関し、
特に本発明では車両の車輪速度を低速度まで検出する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として、実開
昭62−12873号公報に記載される車速検出装置が
ある。これに記載の車速センサとしての車両の車輪速度
検出に電磁ピックアップ式を用いることが一般的に知ら
れている。この電磁ピックアップの概略は、磁性体のロ
ータ外周を歯形に切り、適当な空隙を設けて永久磁石を
対向して配置し、磁石の周囲にコイルが巻かれる。ロー
タが回転するとコイルを通る磁束の大きさが変化しコイ
ルの両端には交流電圧が発生する。この交流電圧の周波
数は回転体のスピードに比例するので、周波数を計測す
ることによって回転速度が検出できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁ピック
アップ式の車速センサでは低速度の場合にコイルに生じ
る電圧が小さくなり検出できなくなる。また、ロータに
刻まれた歯の数、例えば、現状では48歯/revしか
検出できず周期演算にて速度を求める場合に、低速では
1パルスの間隔が長く、時間がかかり過ぎていた。これ
を解決する方法として二組みの磁気抵抗素子が90°又
は270°ずれるように配置されて、その出力波形の合
成にて見かけ上2倍のパルス数を発生させることが考え
られる。以下にこの方法を詳細に説明する。
【0004】図9は2倍のパルス数を発生させるために
磁気抵抗素子を位相90°ずらして取り付けたものを示
す図である。本図に示す速度検出装置は、前述のような
48歯からなるロータ1と、該ロータ1の歯を検出する
センサユニット2とを具備する。このセンサユニット2
は、二組の磁石21及び22の磁極をロータ1の歯に対
向させてその対向面にそれぞれ抵抗率が磁界により変化
する磁気抵抗素子23及び24を設ける。これらの磁気
抵抗素子23及び24は、磁界の変化を検出したその出
力が、センサユニット2の基準位置で、位相が90°又
は270°ずれるように、配置されている。以下では位
相を90°ずらして配置した場合の磁気抵抗素子23及
び24の出力信号を詳細に説明する。
【0005】図10は磁気抵抗素子23及び24を位相
90°ずらして取り付けた場合の問題点を説明するため
の図である。本図(a)は磁気抵抗素子の出力信号波形
を示し、図中の曲線23A及び24Aはセンサユニット
2が基準位置の場合の磁気抵抗素子23及び24の出力
信号波形を示し、曲線24Bはセンサユニット2がロー
タ1に近い場合の磁気抵抗素子24の出力信号波形であ
り、曲線24Cはセンサユニット2がロータ1から遠い
場合の磁気抵抗素子24の出力信号波形である。本図
(b)及び(c)はセンサユニット2が基準位置の場合
の磁気抵抗素子23及び24のの整形後の出力信号波形
をそれぞれ示す。本図(d)はセンサユニット2の基準
位置よりロータ1から遠い場合の磁気抵抗素子24の整
形後の出力信号波形であり、本図(e)はセンサユニッ
ト2の基準位置よりロータ1から近い場合の磁気抵抗素
子24の整形後の出力信号波形である。
【0006】本図(f)は本図(a)と(b)の信号の
排他的論理和(XOR)を取った結果の出力信号波形で
ある。この場合のデューティ比(Duty)はDuty
=50%である。本図(g)は本図(a)と(c)の信
号の排他的論理和(XOR)を取った結果の出力信号波
形である。この場合のデューティ比(Duty)はDu
ty>50%である。
【0007】本図(h)は本図(a)と(d)の信号の
排他的論理和(XOR)を取った結果の出力信号波形で
ある。この場合のデューティ比(Duty)はDuty
<50%である。二組の磁気抵抗素子が90°ずれるよ
うに配置されてその出力信号波形の合成にて2倍のパル
ス数を発生させることができるが、前述のように実際に
は、センサユニット2とロータ1との間の距離が取り付
けの関係にて変化すると二組の磁気抵抗素子23及び2
4の出力信号波形の位相関係が90°からずれてしま
い、図10に示したように、デューティ比50%の正確
なパルスが検出不可能となる。
【0008】したがって、本発明は、上記問題的に鑑
み、上記のような取り付けにより影響を受けないで低速
度を検出できる速度検出装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、車両の回転軸の回転を検出して車両の
速度を検出する速度検出装置において、強磁性体部材と
磁石部材、又は多極着磁した着磁ロータ(マグネットリ
ング)からなる複数の波形信号発生手段は前記回転軸の
回転に基づき連続的に変化し一回転当たり複数の波形信
号を発生する。前記波形信号を検出する複数の波形信号
検出手段は波形信号を一定の位相差毎に検出するように
配設される。このようにして検出された波形信号を矩形
波形に整形する波形整形手段は各整形された矩形波形を
合成する。該波形整形手段により得られた合成波形に基
づき車両の速度が求められる。
【0010】
【作用】本発明の速度検出装置によれば、前記複数の波
形信号発生手段によって前記回転軸の回転に基づき連続
的に変化し一回転当たり複数の信号波形が発生し、前記
複数の波形信号検出手段によって前記波形信号がある位
相差毎に検出されることにより、検出された波形は出力
の大きさが前記回転軸の回転数によらず、前記波形整形
手段により波形整形され、さらに合成される。合成され
た波形は、前記複数の波形信号発生手段と前記複数の波
形信号検出手段との距離によらず、前記複数の波形信号
発生手段、例えば、強磁性体部材であるロータの歯数の
倍のパルス数でデューティ比50%のパルス波形とな
る。このため正確な低速度が求められる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の実施例に係る速度検出装置の
全体構成を示す図である。本発明の速度検出装置は、本
図(a)に示す複数の波形信号発生手段10と、複数の
波形信号検出手段14と、波形整形手段15とを具備す
る。
【0012】前記複数の波形信号発生手段10は、例え
ば、複数の歯を有する歯車、すなわちロータ12と磁石
11からなり、例えば多極着磁したマグネットリング
(12)からなる。該ロータ12は強磁性体が用いら
れ、48個の歯又は48個の両磁極(N,S)を有し、
車速に対応した回転数が得られる手段として図示しない
車輪に連結された回転軸13と一体的に形成されてい
る。前記磁石11は希土類磁石が用いられ、磁化方向に
前記ロータ12の歯がくるように配置される。
【0013】前記複数の波形信号検出手段14は複数の
波形信号発生手段10で発生する波形信号を検出するも
のであり、ロータ12の回転に起因する前記磁石11に
よる磁界変化を検出する三組の磁界検出素子、例えば磁
気抵抗素子(MRE)31、32、33で構成され、ロ
ータ12の近傍に、本図(b)に示すように、配置され
る。一組の磁気抵抗素子は2つの磁気抵抗素子からな
り、その間隔は大きな出力が得られるようにロータ12
のピッチの半分になっている。以下にこの配置を詳細に
説明する。
【0014】図2は図1の磁石11、ロータ12、磁気
抵抗素子31、32、33の配置を詳細に説明する図で
ある。本図に示すロータ12は48個の歯を有する。二
組の磁気抵抗素子32及び33は一組の磁気抵抗素子3
1を挟んで対称位置に設置される。一組の磁気抵抗素子
31はロータ12の法線上に垂直になるように、他の二
組の磁気抵抗素子32及び33はその法線に対してロー
タ21の回転方向にある距離をおいて配置されている。
三組の磁気抵抗素子31、32及び33の背後には磁石
11が配置される。
【0015】次に、波形整形手段15は、車速パルスを
発生する回路であり、コンパレータ34及び35と、排
他的論理和回路36とからなる。磁気抵抗素子31の出
力と中点電位とがコンパレータ35で比較され、また磁
気抵抗素子32及び33の出力がコンパレータ34で比
較され、コンパレータ34及び35の出力が排他的論理
和回路36に入力する。なお、磁気抵抗素子31、3
2、33及び磁石11及び波形整形手段15はセンサユ
ニット16として構成される。
【0016】図3は図1の速度検出装置の動作を説明す
るフローチャートである。本図に示すように、ステップ
S1において、車輪が回転する。ステップS2におい
て、車輪が回転することにより、回転軸13が回転す
る。ステップS3において、回転軸13の回転に伴い、
ロータ(歯車)12が回転する。
【0017】ステップS4において、センサユニット1
6内の磁石11の磁界が連続的に変化する。ステップS
5において、磁気抵抗素子(MRE)により磁界の変化
が電圧の変化となり、この変化は正弦波形として表され
る。ステップS6において、波形整形手段15のコンパ
レータ34及び35により、磁気抵抗素子の出力波形が
矩形に波形整形される。
【0018】ステップS7において、波形整形手段15
の排他的論理和回路36によりコンパレータ34及び3
5の出力波形が合成される。ステップS8において、デ
ューティ比50%の96pulses/revの矩形が
形成される。以下に速度検出装置の主要各部の信号波形
を詳細に説明する。図4は図1の三組の磁気抵抗素子3
1、32、33の出力波形、その波形整形波及び合成波
形を示す図である。本図(a)はセンサユニット16が
基準位置の場合の磁気抵抗素子31、32、33の各出
力波形31A、32A、33Aを示す。この出力波形3
1A、32A、33Aは、前述のように磁気抵抗素子3
1、32、33を配置すると、磁気抵抗素子31、3
2、33はロータ12の回転に伴う磁石11の磁界部分
の変化を電圧の変化として表したものであり、これらは
等間隔の位相差で現れる。さらに、出力波形31A、3
2A、33Aは疑似正弦波となり、出力波形31Aはロ
ータ12の歯のエッジ部分付近で出力が最大又は最小と
なり、山の中央又は谷の中央で出力が中点電位となる。
出力波形32A及び33Aは出力波形31Aが最大又は
最小の位置で交差することになる。
【0019】次に、ロータ12とセンサユニット16と
の間の距離が変化した場合において、先ず、センサユニ
ット16がロータ12に近いときには磁気抵抗素子32
及び33の出力波形32B、33B、さらに、ロータ1
2に遠い場合の磁気抵抗素子32及び33の出力波形3
2C、33Cより、ロータ12とセンサユニット16間
の距離が基準から近くなると位相差が大きくなり、遠く
なると位相差が小さくなる。しかし、磁気抵抗素子31
に対して磁気抵抗素子32及び33は対称であるという
位置関係は不変であるため、磁気抵抗素子31、32、
33の出力波形31A、32B、33B又は31A、3
2C、33Cは常に等間隔の位相差で現れる。また、ロ
ータ12とセンサユニット16間の距離により磁気抵抗
素子31、32、33のゲインが変化するが、磁気抵抗
素子32、33のゲインは磁気抵抗素子32、33がロ
ータ12から距離が等しいため同じになる。したがっ
て、ロータ12とセンサユニット16間の距離によら
ず、磁気抵抗素子32、33の出力波形は磁気抵抗素子
31の出力波形がピーク値をとるときに交差する。
【0020】図5は出力電圧が中心値となるときの一組
の磁気抵抗素子とロータ12の歯の位置関係を示す図で
ある。本図に示すように、一組の磁気抵抗素子の中心に
ロータ12の歯の山の中心又は谷の中心を通る法線が位
置したとき、一組の磁気抵抗素子の2の素子に均等の磁
場がかかり、一組の磁気抵抗素子の出力は出力電圧の中
心電圧となる。ロータ12とセンサユニット16間の距
離が変化したときも同様な関係があることは明白であ
る。したがって、ロータ12とセンサユニット16間の
距離によらず、一組の磁気抵抗素子の出力のピーク値及
び出力電圧の中心電圧値は同じ時刻に現れる。つまり、
図2における磁気抵抗素子32、33の出力波形の交点
はロータ12とセンサユニット16間の距離によらず同
じ時刻に現れることになる。
【0021】図4(b)及び(c)に戻り、磁気抵抗素
子31の出力波形31Aは出力電圧の中心電圧値にてコ
ンパレータ35により比較され、48pulses/r
evの矩形波に波形整形される。磁気抵抗素子32の出
力波形32A、32B、32Cは磁気抵抗素子33の出
力波形33A、33B、33Cにてコンパレータ34に
よりそれぞれ比較されて同様に48pulses/re
vの矩形波に波形整形される。図4(d)に示すよう
に、コンパレータ34及び35の二つの48pulse
s/revの矩形波は、それぞれデューティ比が50%
であり、位相が90°ずれており、これらが排他的論理
和回路36により合成されると、デューティ比が50%
で、96pulses/revの矩形波になる。
【0022】このように、見かけ上48pulses/
revの倍の数の出力が得られる。さらに、ロータ12
とセンサユニット16間の距離が変化しても磁気抵抗素
子31から得られるパルス波形と、磁気抵抗素子32、
33から得られるパルス波形の位相関係は変化せず、正
確なパルス検出が可能となる。図6は本発明の他の実施
例に係る速度検出装置の全体構成を示す図である。本図
に示すように、二組の磁気抵抗素子32及び33を使用
し一組の磁気抵抗素子31を使用せず、さらに波形整形
手段15において反転器37を設ける構成の点で図1の
構成と異なる。その他の構成は図1の構成と同一で、か
つ同様の効果を得ることができる。
【0023】図7は図6の二組の磁気抵抗素子32、3
3の出力波形、その波形整形波及び合成波形を示す図で
ある。本図(a)に示すように、磁気抵抗素子32及び
33の出力波形を32A及び33Aとし、出力波形33
Aを出力電圧の中心電圧値にて反転器37により反転さ
せてこの出力波形を「反転33A」とする。出力波形3
2Aと反転33Aとの交点は、図4における磁気抵抗素
子31による出力波形31Aが出力電圧の中心電圧の時
点に現れ、さらにロータ12とセンサユニット16間の
距離によらず同じ時刻に現れることは明白である。本図
(b)に示すように、出力波形32Aを出力波形「反転
33A」にてコンパレータ35により比較されて48p
ulses/revの矩形波が得られる。さらに、本図
(c)に示すように、出力波形33Aを出力波形32A
にてコンパレータ34により比較されて48pulse
s/revの矩形波が得られる。これらの矩形はロータ
12とセンサユニット16間の距離によらず全く同一で
ある。したがって、コンパレータ34と35との合成が
排他的論理和回路36により行われ、デューティ比50
%の96pulses/revの矩形波が得られる。
【0024】図8は図1と別の磁石51、ロータ52、
三組の磁気抵抗素子41、42、43の配置例を示す図
である。本図に示すように、前記波形信号検出手段10
は、軸に取り付けられかつ山と谷の幅が等しい48個の
歯を有する歯車ロータ52と、前記歯車ロータ52の歯
に近接して配設された第1の磁気検出素子41と前記第
1の磁気検出素子41の両側にそれぞれ配設された第
2、第3の磁気検出素子42、43とを具備する。これ
らの磁気検出素子は第1の磁気検出素子41と第2、第
3の磁気検出素子42、43までの距離が等距離になる
ように配置される。前記波形整形手段15は第2、第3
の磁気検出素子42、43からの出力波形の交点を検出
する。前記交点にて定まる周期と第1の磁気検出素子4
1とから求められる周期とから前記歯車数の2倍の信号
出力を可能とする。
【0025】本配置例によれば、磁気検出素子と軸との
距離が増減すると、第2、第3の磁気検出素子から出力
される波形の位相差は増減される。しかし、第2、第3
の磁気検出素子は、第1の磁気検出素子に対して等距離
に配置されているので、それぞれからの出力波形の交点
周期は、前記増減に依存されなくなる。したがって、歯
の数の2倍の出力を得ようとした場合に、検出素子と回
転軸の距離が変更されても出力周期は安定する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の波形信号発生手段によって回転軸の回転に基づき連
続的に変化し一回転当たり複数の信号波形が発生し、複
数の波形信号検出手段によって前記波形信号がある位相
差毎に検出されるので、検出された波形は出力の大きさ
が前記回転軸の回転数によらず、波形整形手段により波
形整形されさらに合成され、合成された波形は複数の波
形信号発生手段と複数の波形信号検出手段との距離によ
らず、複数の波形信号発生手段、例えば、強磁性体部材
であるロータの歯数の倍のパルス数でデューティ比50
%のパルス波形となり、このため正確な低速度が求めら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る速度検出装置の全体構成
を示す図である。
【図2】図1の磁石11、ロータ12、三組の磁気抵抗
素子31、32、33の配置の詳細を説明する図であ
る。
【図3】図1の速度検出装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】図1の三組の磁気抵抗素子31、32、33の
出力波形、その波形整形波及び合成波形を示す図であ
る。
【図5】出力電圧が中心値となるときの一組の磁気抵抗
素子とロータ12の歯の位置関係を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る速度検出装置の全体
構成を示す図である。
【図7】図6の二組の磁気抵抗素子32、33の出力波
形、その波形整形波及び合成波形を示す図である。
【図8】図2と異なる磁石51、ロータ52、三組の磁
気抵抗素子41、42、43の配置例を示す図である。
【図9】2倍のパルス数を発生させるために磁気抵抗素
子を90°ずらして取り付けたもを示す図である。
【図10】磁気抵抗素子23及び24を位相90°ずら
して取り付けた場合の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10…波形信号発生手段 11、51…磁石 12、52…ロータ 13…回転軸 14…波形信号検出手段 15…波形整形手段 16…センサユニット 31、32、33、41、42、43…磁気抵抗素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 稔久 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 米山 雅利 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 池田 慎治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の回転軸の回転を検出して車両の速
    度を検出する速度検出装置において、 前記回転軸の回転に基づき連続的に変化し一回転当たり
    複数の波形信号を発生する波形信号発生手段と、 前記波形信号を一定の位相差毎に検出するように配設し
    た複数の波形信号検出手段と、 各検出された波形信号を矩形波形に整形するとともに、
    各整形された矩形波形を合成する波形整形手段とを具備
    し、 該波形整形手段により得られた合成波形に基づき車両の
    速度を求めることを特徴とする速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記波形信号発生手段は、強磁性体部材
    と磁石部材とからなり、前記複数の波形信号検出手段
    は、前記強磁性体部材と磁石部材とによって生じる磁界
    分布の変化を検出する複数の磁界検出手段であることを
    特徴とする、請求項1に記載の速度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界検出手段に磁気抵抗素子を用い
    ることを特徴とする、請求項2に記載の速度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記合成波形は各整形された矩形波形の
    2倍の数でかつ50%のデューティ比の矩形波形である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の速度検出装置。
  5. 【請求項5】 前記波形信号検出手段は、軸に取り付け
    られた歯車ロータと、前記歯車ロータの歯に近接して配
    設された第1の磁気検出素子と前記第1の磁気検出素子
    の両側にそれぞれ配設された第2、第3の磁気検出素子
    とからなり、これらの磁気検出素子は第1の磁気検出素
    子と第2、第3の磁気検出素子までの距離が等距離にな
    るように配置され、第2、第3の磁気検出素子からの出
    力波形の交点が検出され、前記交点にて定まる周期と第
    1の磁気検出素子とから求められる周期とから前記歯車
    数の2倍の信号出力が可能となることを特徴とする、請
    求項1に記載の速度検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、軸に取り付けられた
    歯車ロータの代わりに、軸に取り付けられた多極着磁し
    たマグネットリングを用いることを特徴とする、請求項
    1に記載の速度検出装置。
JP355594A 1994-01-18 1994-01-18 速度検出装置 Withdrawn JPH07209311A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215111B2 (en) 2004-08-26 2007-05-08 Hitachi Cable, Ltd. Magnetic motion sensor
JP2011141132A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Hitachi Automotive Systems Ltd 位置センサ
JP2015215342A (ja) * 2014-04-25 2015-12-03 株式会社デンソー 回転検出装置及びその製造方法

Cited By (3)

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