JPH07208846A - 減圧気化冷却装置 - Google Patents
減圧気化冷却装置Info
- Publication number
- JPH07208846A JPH07208846A JP1599794A JP1599794A JPH07208846A JP H07208846 A JPH07208846 A JP H07208846A JP 1599794 A JP1599794 A JP 1599794A JP 1599794 A JP1599794 A JP 1599794A JP H07208846 A JPH07208846 A JP H07208846A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- cooling
- cooled
- adhesive substance
- vacuum pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
物表面全体に付着するようにすることにより、冷却ムラ
を確実に防止すること。 【構成】 反応釜11の外周にジャケット部15を設け
る。ジャケット部15の上部に注入ノズル16,17を
取り付ける。注入ノズル16,17に、冷却水供給管4
0と付着性物質供給管27を接続する。ジャケット部1
5の下部は、流体排出口18を介して、エゼクタ32と
循環ポンプ30を組合せた真空ポンプ22と連通する。
Description
して冷却水の蒸発潜熱により被冷却物を気化冷却する装
置に関する。上記の減圧気化冷却装置の具体例として
は、各種反応釜の冷却、食品や医療品や紙・パルプや各
種繊維類の冷却装置等がある。これらのものは少しの温
度上昇によって熱損傷を来たす場合が多く、従って、部
分的に冷却が不十分な箇所、即ち、冷却ムラを防止する
ことが品質上重要となる。
特開平5−164446号公報に示されたものがある。
これは、気化冷却室に冷却水を供給する冷却水供給ノズ
ルを、気化冷却室に対して摺動自在に取り付けたもの
で、冷却水供給ノズルを気化冷却室に近付けたり離した
りすることにより、冷却水の注水面積を被冷却物の量や
温度に応じて調整して冷却ムラを防止するものである。
冷却装置では、被冷却対象物の形状によっては確実に冷
却ムラを防止することができない問題があった。すなわ
ち、被冷却物の表面形状が平坦なものであれば、注入ノ
ズルから注入した冷却水は被冷却物へほぼ均一に付着し
て全体を均一に気化冷却することができるのであるが、
表面形状が例えば凹凸状のものである場合には、冷却水
が均一に付着することができずに冷却ムラを生じてしま
うのである。
却装置において、被冷却物の形状に凹凸があるような、
冷却水が均一に付着しにくい場合であっても、被冷却物
の冷却ムラを確実に防止することである。
の構成は次の通りである。被冷却物に接して気化冷却室
を形成し、冷却水を気化冷却室に流入させると共に気化
冷却室を真空ポンプで減圧することにより、被冷却物を
気化冷却するものにおいて、冷却水を気化冷却室へ注入
する冷却水注入ノズルを配置し、該冷却水注入ノズルの
近傍に、ポリビニルアルコ―ルやアクリル系重合体等の
付着性物質を上記気化冷却室へ注入する付着性物質注入
ノズルを取り付けたものである。
ル等の付着性物質を供給することにより、冷却水と付着
性物質の混合流体が被冷却物に付着する。付着性物質は
被冷却物に対して付着性を有しているために、被冷却物
表面が凹凸状等の冷却水のみでは付着しにくい形状であ
ってもほぼ均一に付着することができ、混合している冷
却水の蒸発潜熱により被冷却物を気化冷却することがで
きる。
おいては、真空ポンプとして循環水の水温を調整するこ
とにより減圧度を調整することのできる、エゼクタを組
合せた真空ポンプ22を用いた例を示す。図1におい
て、被冷却物としての反応釜11と、真空ポンプ22
と、気化冷却室としてのジャケット部15と、冷却水及
び付着性物質注入ノズル16,17とで減圧気化冷却装
置を構成する。
2、製品出口13、撹拌器14を有し、その外周にジャ
ケット部15を設ける。ジャケット部15の上部に複数
の注入ノズル16,17を取り付け、この注入ノズル1
6,17に冷却水供給管40と付着性物質供給管27を
接続する。それぞれの供給管には、管路を開閉したり通
過流量を調整するための弁装置6,28,26,23,
36を配置する。冷却水と付着性物質の注入ノズル1
6,17は、図2に部分拡大断面図を示すように、中央
部に冷却水供給管40と接続した冷却水注入ノズル2
と、この冷却水注入ノズル2の周囲に付着性物質供給室
7を形成して付着性物質注入ノズル8を配置する。供給
室7は付着性物質供給管27と接続すると共に、冷却水
注入ノズル2の先端にノズル8と同軸上に貫通孔3を設
ける。この貫通孔3とノズル8から冷却水と付着性物質
が混合しながらジャケット部15内に注入される。
ク31に吸込側を接続され、吐出側をエゼクタ32のノ
ズル33に接続され、エゼクタ32のディフュ―ザ34
がタンク31の上部空間に接続された構成のものであ
る。ノズル33部とジャケット部15の流体排出口18
が連通路21を介して接続されている。この真空ポンプ
22は、循環ポンプ30の作動によりタンク31内の水
をエゼクタ32に供給して吸引作用させ、タンク31に
戻すようになっている。真空ポンプ22を循環する流体
の一部は弁72と供給管19を通り弁装置26,28を
介して注入ノズル16,17へ至ることもできる。
31と連通する。タンク31内に冷却水を供給すること
によって真空ポンプ22の循環水温度を制御するように
なっている。弁70はタンク31内の水温を検出する温
度センサ―41からの信号により開閉する。
タンク31内の水位センサ―42,43からの信号によ
り、タンク31内の水位を所定範囲に保つようにする。
合は、弁6,26,28,23,36を開弁して冷却水
と共に付着性物質を注入ノズル16,17からジャケッ
ト部15内へ供給する。冷却水と付着性物質の混合流体
は、付着性物質の付着性故に反応釜11の外表面全体に
付着し、冷却水が蒸発することにより反応釜11の全体
を均一に気化冷却することができる。反応釜11を冷却
した冷却水と気化蒸気と付着性物質は流体排出口18か
ら真空ポンプ22のエゼクタ32に吸引されタンク31
に至る。
例を示したが、反応釜以外の表面形状が凹凸を有する被
冷却物であっても、付着性物質の被冷却物への付着性に
よりその全体へ冷却水が付着して冷却ムラ無く気化冷却
を行うことができる。
口18からエゼクタ32に吸引されタンク31に至り、
タンク31内の水位が上昇すると上限水位センサ―42
が検知し、弁71が開弁して余剰水を排出し、水位を所
定範囲に保つ。また、ジャケット部15の減圧度合は、
タンク31の水温を制御することにより調整することが
できる。
15に弁72を介して真空ポンプ22の循環流体の一部
を供給するようにしたことにより、この循環流体でもっ
て反応釜11を冷却することもできる。
供給することにより、付着性物質の付着性によりその混
合流体が被冷却物の表面全体にほぼ均一に付着すること
となり、冷却ムラを生じることなく、被冷却物を均一に
気化冷却することができる。
す構成図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 被冷却物に接して気化冷却室を形成し、
冷却水を気化冷却室に流入させると共に気化冷却室を真
空ポンプで減圧することにより、被冷却物を気化冷却す
るものにおいて、冷却水を気化冷却室へ注入する冷却水
注入ノズルを配置し、該冷却水注入ノズルの近傍に、ポ
リビニルアルコ―ルやアクリル系重合体等の付着性物質
を上記気化冷却室へ注入する付着性物質注入ノズルを取
り付けたことを特徴とする減圧気化冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01599794A JP3203403B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 減圧気化冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01599794A JP3203403B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 減圧気化冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208846A true JPH07208846A (ja) | 1995-08-11 |
JP3203403B2 JP3203403B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=11904291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01599794A Expired - Fee Related JP3203403B2 (ja) | 1994-01-14 | 1994-01-14 | 減圧気化冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3203403B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010266142A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Tlv Co Ltd | 気化冷却装置 |
JP2010266141A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Tlv Co Ltd | 熱交換器 |
-
1994
- 1994-01-14 JP JP01599794A patent/JP3203403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010266142A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Tlv Co Ltd | 気化冷却装置 |
JP2010266141A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Tlv Co Ltd | 熱交換器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3203403B2 (ja) | 2001-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0581298B2 (ja) | ||
JPH083906Y2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JPH07208846A (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP3245662B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP3203404B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP2684285B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JPH07163865A (ja) | 加熱冷却装置 | |
JPH0517575Y2 (ja) | ||
JP2681318B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP2684282B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP2554956B2 (ja) | 蒸気加熱及び気化冷却装置 | |
JP3054990B2 (ja) | 蒸気加熱装置 | |
JP2684284B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JPH0526554A (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP3845192B2 (ja) | 気化冷却装置 | |
JPH04338232A (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP2729421B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP3188990B2 (ja) | 蒸気加熱気化冷却装置 | |
JP3054991B2 (ja) | 蒸気加熱装置 | |
JP2821958B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP3245665B2 (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JPH05164444A (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JP2840909B2 (ja) | 蒸気加熱装置 | |
JPH0884925A (ja) | 減圧気化冷却装置 | |
JPH04369373A (ja) | 減圧気化冷却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080629 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090629 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |