JPH0720796Y2 - 天井内火災感知器点検用点検装置 - Google Patents

天井内火災感知器点検用点検装置

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JPH0720796Y2
JPH0720796Y2 JP191889U JP191889U JPH0720796Y2 JP H0720796 Y2 JPH0720796 Y2 JP H0720796Y2 JP 191889 U JP191889 U JP 191889U JP 191889 U JP191889 U JP 191889U JP H0720796 Y2 JPH0720796 Y2 JP H0720796Y2
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tester
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JP191889U
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良吉 内芝
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動火災報知設備付き建物の屋根裏面や上階
床下面等に設置された火災感知器を点検するための点検
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、天井内火災感知器の点検は定期的に年2回行われ
ており、点検の都度、室内コーナー部の天井面に設置さ
れている人用の点検口を手で開放して作業員が天井内に
入り、懐中電灯等で照らしながら火災感知器の所まで移
動して点検を行っていた。このため、点検口に手が届か
なければその開閉すらできない。また、工場の電気室等
では天井高さが高いから、点検口の開閉を含めて高所作
業となり危険が伴う。しかも、天井内にはダクト等が配
置されているから、点検用の試験器具や懐中電灯等を携
行しての天井内移動には危険が伴うし、歩行対策として
補強していない天井下地材や天井材が損傷する恐れがあ
る。従って、点検作業の能率は極めて悪く、危険な上、
点検箇所が多いこともあって費用が非常に高くついた。
そこで、かかる不都合を解消するために、従来では天井
内ダクトや照明配置その他の室内利用計画に悪影響がな
いよう、またデザイン制約面からも室内コーナー部に点
検口を設けていたのを、近年では火災感知器の直下の天
井面に点検口を設けていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この従来方法では、点検口を火災感知器
の直下に設けたに過ぎず、天井内移動をなくすことがで
きる反面、点検口に手が届かなければその開閉すらでき
ず、点検作業は点検口の開閉を含めて高所作業となり危
険が伴うという不都合は解消しない。また、天井面の中
央部等に大きな点検口があると見栄えが悪くなるという
不都合もある。
後者の不都合を解消するため、実開昭62-42636号公報に
見られる如く、点検口を照明器具で覆うことも考えられ
ているが、この方法では、点検扉を照明器具とともに外
すか、或いは照明器具を外してから点検扉を外す必要が
あり、高所作業となって危険が伴うという欠点があっ
た。
〔考案の目的〕
本考案は前記課題を解決するためになしたもので、点検
棒を使用して床上から点検作業を容易かつ安全に行える
ようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の天井内火災感知器点検用点検装置は、第1図〜
第7図に示す如く、建物の天井内に設置された火災感知
器3に臨ませて天井面4の火災感知器直下位置に点検口
1を設け、該点検口1に、点検棒14により押し上げて開
き可能で、かつ、自重で自動的に閉じ可能な開閉扉11を
設けると共に、前記点検棒14の上端に、火災感知器3を
動作可能な加熱又は加煙試験器16を納めた試験器設置部
15を設け、該設置部15の下段に、前記開閉扉11を開き保
持可能なロック装置21(24)を設けたことを特徴として
おり、かかる構成によって前記目的を達成するものであ
る。
〔作用〕
点検口1の直下位置から点検棒14を持ち上げて点検口1
に設けた開閉扉11の扉体を試験器設置部15で押し上げる
と、まず試験器設置部15が、次いで、下段のロック装置
21(24)が開閉扉11の扉体と当接しながら点検棒14と共
に上昇するから、両扉体は押し上げられて上方に回転し
て観音開きに開くと共に、試験器設置部15は火災感知器
3の周りの屋根裏面又は上階床下面2と当接して密閉さ
れ、試験器設置部15に納めた加熱又は加煙試験器16は火
災感知器3に対向して配置され、安全かつ確実に点検で
きる状態となる。また、開閉扉11の両扉体は上方に回転
した後、ロック装置21(24)により支持されて開き保持
されて重心位置が回転中心より点検口1の開口中心側に
保持され、扉体に自重により元の位置に戻る回転モーメ
ントが生じているから、点検作業後、点検棒11を下降さ
せるとロック装置21(24)及び点検棒上端の試験器設置
部15が開閉扉11の扉体間から外れ、点検棒14を天井内か
ら抜くと同時に扉体が自動的に下方に回転し、開閉扉は
閉じる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に沿って説明する。
図中1は開閉扉付きの点検口で、建物の屋根裏面又は上
階床下裏面2に取り付けられて天井内に設置された火災
感知器3に臨ませて天井面4の火災感知器直下位置に設
けられている。
具体的には、天井面4は屋根裏面又は上階床下裏面2に
吊具5を介して吊下され、かつ、野縁6で連結された木
製又は軽量鉄骨製天井下地材7と、該天井下地材7の下
部に取り付けられた天井仕上材8とから構成されてい
る。この天井面4の火災感知器直下位置に設けられた開
口部には、天井下地材7及び天井仕上材8に固定された
例えば平面視丸形又は角形の開口部枠9が取り付けら
れ、該開口部枠9の一対の対向する上部には丁番10が取
り付けられている。前記開口部枠9内には、前記丁番10
に夫々回転可能に取り付けた一対の扉体よりなる上方に
のみ観音開きに開放可能な開閉扉11が設けられている。
この開閉扉11の各扉体下面は、貼付け等で取り付けられ
た天井仕上材8と同材質で同厚の仕上材12で天井仕上材
8の下面と同一レベルに仕上げられると共に、天井仕上
材8の下面に設けたボード目地等との取り合いに配慮さ
れている。
13は点検口1を補強するための点検口補強用吊具を兼ね
る複数本のガイド支柱(実施例では4本)で、少なくと
も2本のガイド支柱13の一端は前記丁番10の夫々の近傍
にて天井下地材7に連結され、他端は前記火災感知器3
の近傍にて屋根裏面又は上階床下裏面2に連結されてお
り、後記点検棒14により開閉扉11が押し上げられて開か
れた時、ガイド支柱13が扉体と当接し、扉体が自重で自
動的に閉じ動作するようにその重心位置を回転中心(丁
番10)より点検口1の開口中心側に保持可能で、かつ、
点検棒14を火災感知器3まで案内可能となっている。
14は伸縮スライド式点検棒で、該点検棒14の上端には、
火災感知器3の周りの屋根裏面又は上階床下裏面2に当
接可能な有底筒状の試験器設置部15が連設され、該設置
部15内には、火災感知器3を動作可能な加熱又は加煙試
験器16が納められている。
17は側面視くの字状に形成された凸部側にて対向する一
組の円板保持部材で、屈曲部にてピン18により連結部材
に取り付けられて互いに連結され、ピン18を中心として
回転可能となっており、上部片17Aの上端部間にはスプ
リング19が取り付けられている。この円板保持部材17間
には前記点検棒14が移動可能に貫通しており、該点検棒
14に設けた落下防止用ストッパ20と試験器設置部15との
間を円板保持部材17が上下動可能となっている。
21は開閉扉11を開き保持するための円板で、該円板21の
中央部には孔部22が開設され、対向する一対の先端部に
は回転可能な押え片23が取り付けられている。そして、
円板21の中央孔部22内には、スプリング19の圧縮により
略平行となった円板保持部材17の上部片17Aが挿入さ
れ、下部片17Bは円板21より下方に拡がって延在してい
る。
尚、本実施例では、加熱又は加煙試験器16の下段にて開
閉扉11を開き保持可能なロック装置として点検棒14に円
板21を円板保持部材17を介して上下動可能に取り付け、
円板21を円板保持部材17を介してストッパ20により支持
し、点検作業時、円板21により開閉扉11の扉体を開き保
持し、かつ、これにより停止した円板21に対してストッ
パ20を介し円板保持部材17を押し上げて上部片17Aを円
板21より上方に突出させスプリング19により上部片17A
間を拡げ、点検作業後、点検棒11を下降させて円板保持
部材17の拡がった上部片17Aを介して試験器設置部15に
より円板21を押し下げて開閉扉11の扉体間から外すよう
にした例について説明したが、第7図に示す如く、点検
棒14の上端部の試験器設置部15の下段に該設置部15と略
連続した筒体24を固設しても良いことは言うまでもな
い。
以上の構成において、点検棒14には円板保持部材17と円
板21が取り付けられ、円板保持部材17の上部片17Aが円
板21の中央孔部22内に挿入され、下部片17Bが円板21の
下方に拡がって延在し、該下部片17Bを介し円板21がス
トッパ20により支持されている。
このような点検棒14を使用して点検口1の開閉扉11を開
いて火災感知器3を点検する場合、第3図に示す如く、
点検口1の直下位置に点検棒14を配置し、これを持ち上
げて点検棒14上端の試験器設置部15で開閉扉11の扉体を
押し上げる。すると、まず点検棒14上端の試験器設置部
15が、次いで、押え片23を介し円板21が扉体と当接し、
点検棒14と共に上昇するから、両扉体は試験器設置部15
と円板21により押し上げられて丁番10を中心として上方
に回転して観音開きに開くと共に、押え片23を介して円
板21の上昇にブレーキがかかり、円板21が点検口1内に
停止配置された後も点検棒14は上昇させられる。このた
め、円板保持部材17の下部片17Bはストッパ20により押
し上げられて円板21の中央孔部22内に挿入され、上部片
17Aは円板21の上方に押し出されてスプリング19により
拡がると共に、点検棒上端の試験器設置部15は天井内の
ガイド支柱13により案内されて火災感知器3の周りの屋
根裏面又は上階床下裏面2と当接して密閉され、かつ、
加熱又は加煙試験器16が火災感知器3に対向して配置さ
れ、安全かつ確実に点検可能となる。また、開閉扉11の
両扉体は上方に回転した後、ガイド支柱13に当接する
か、或いはその手前で円板21により開き保持されて重心
位置が回転中心(丁番10)より点検口1の開口中心側に
保持され、扉体に自重により元の位置に戻る回転モーメ
ントが生じている。
点検作業後、点検棒11を下降させるとその上端の試験器
設置部15がスプリング19により拡がった上部片17Aと当
接して円板21を押し下げ、開閉扉11の扉体間から外れて
行くから、扉体はその回転モーメントにより丁番10を中
心として漸次下方に回転する。しかし、扉体先端は円板
21に引き続いて下降する点検棒14上端の試験器設置部15
と当接して扉体の閉じ動作は停止する。試験器設置部15
の通過後、扉体は再び下方に回転し、開閉扉11は自動的
に閉じる。
〔考案の効果〕
以上の通り本考案は、建物の天井内に設置された火災感
知器に臨ませて天井面の火災感知器直下位置に点検口を
設け、該点検口に、点検棒により押し上げて開き可能
で、かつ、自重で自動的に閉じ可能な開閉扉を設けると
共に、点検棒の上端に試験器設置部を設けているから、
点検棒を床上から持ち上げて点検棒上端の試験器設置部
で開閉扉を押し開いて天井内に挿入し、点検棒上端の試
験器設置部を火災感知器の周りの感知器設置面に当接さ
せて密閉し、かつ、該設置部内に納めた加熱又は加煙試
験器を火災感知器に対向して配置することができる。
また、点検棒上端の試験器設置部の下段にロック装置を
設け、該装置により開閉扉を開き保持しているから、点
検作業後、点検棒を天井内から支障なく下げることがで
きると共に、点検棒の抜取りと同時に開閉扉を自動的に
閉じることができる。
従って、天井内に作業員が入ることなく床上から点検棒
を使用して安全かつ確実に点検作業が行えることにな
り、作業能率の向上が図れると共に、点検口が点検棒の
挿入に必要な大きさで良く、天井面の見栄えを損なわな
いで済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正断面図、第2図は第
1図のA〜線に沿う平面図、第3図、第4図、第5図、
第6図は作用説明図、第7図はロック装置部分の変形例
を示す正断面図である。 1……点検口、2……屋根裏面又は上階床下裏面、3…
…火災感知器、4……天井面、9……開口部枠、10……
丁番、11……開閉扉、13……ガイド支柱、14……点検
棒、15……試験器設置部、16……加熱又は加煙試験器、
17……円板保持部材、17A……上部片、17B……下部片、
18……ピン、19……スプリング、20……ストッパ、21…
…円板、22……孔部、23……押え片、24……筒体.

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の天井内に設置された火災感知器に臨
    ませて天井面の火災感知器直下位置に点検口を設け、該
    点検口に、点検棒により押し上げて開き可能で、かつ、
    自重で自動的に閉じ可能な開閉扉を設けると共に、前記
    点検棒の上端に、火災感知器を動作可能な加熱又は加煙
    試験器を納めた試験器設置部を設け、該試験器設置部の
    下段に、前記開閉扉を開き保持可能なロック装置を設け
    たとを特徴とする天井内火災感知器点検用点検装置。
  2. 【請求項2】天井内に、加熱又は加煙試験器が火災感知
    器と対向する位置に配置されるように試験器設置部を案
    内可能なガイド装置を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の天井内火災感知器点検用点検装置。
JP191889U 1989-01-11 1989-01-11 天井内火災感知器点検用点検装置 Expired - Lifetime JPH0720796Y2 (ja)

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JP191889U JPH0720796Y2 (ja) 1989-01-11 1989-01-11 天井内火災感知器点検用点検装置

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JPH0295493U JPH0295493U (ja) 1990-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019207548A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 ホーチキ株式会社 脱着試験治具と火災感知器試験システム及び火災感知器の固定方法

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JPH0295493U (ja) 1990-07-30

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