JPH0249347Y2 - - Google Patents

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JPH0249347Y2
JPH0249347Y2 JP1983101779U JP10177983U JPH0249347Y2 JP H0249347 Y2 JPH0249347 Y2 JP H0249347Y2 JP 1983101779 U JP1983101779 U JP 1983101779U JP 10177983 U JP10177983 U JP 10177983U JP H0249347 Y2 JPH0249347 Y2 JP H0249347Y2
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JP1983101779U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特にガソリンスタンドの事務所用扉
であつて、通常はスライドにより開閉する扉が停
電時とか非常時に室内側から押出すことによつて
スイングによつても開放できるようにした扉の開
閉装置に関するものである。さらに詳しくは、ガ
ソリンスタンドのように、危険物を取扱つている
ところで使用される扉は、故障、事故、停電など
で自動扉として作動しなくなつたとき、面倒な操
作なしで簡単に開閉できることが必要である。ま
た、火気厳禁の給油個所と、火気を使用する事務
所とを仕切つている扉は、閉鎖時にできるだけ気
密に遮断していることが必要である。
本考案は以上のような点を満足するものを得る
ことを目的としてなされたもので、出入口を開閉
する扉を、嵌殺戸、壁などの固定造作物の室外側
に沿つてスライドにより移動自在に設け、この扉
の上端を、無目内の吊枠に、スイングによる開閉
のための上部旋回支点部とスイングによる開閉時
に係脱する係合部との2個所で結合し、前記扉の
下端に、床面の下部レールに係合する下部旋回支
点部を設け、前記吊枠を、無目内の上部レール
に、スライドにより移動自在に吊下げ、かつこの
吊枠を出入口の通過体感知スイツチで作動される
駆動装置に連結してなるものである。また、室内
と室外の気密性を保つため、扉の全周囲と固定造
作部との間にはそれぞれゴムなどの気密保持部材
を設けてなるものである。このような構成とする
ことによつて、所期の目的を達成することができ
る。
以下、本考案の一実施例を図面について説明す
る。
まず第1図および第2図に基づいて、扉全体を
説明する。なお、この第1図および第2図は扉全
体の基本的な構成を説明するためのものであるか
ら、本発明の要旨である気密保持部材43,4
5,47,48,49やこれに関連する部分は省
略し、第3図以下の図面により詳しく説明する。
1,1は、出入口の柱で、この柱1,1間の天
井2に臨ませて無目3が形成されるとともに、通
過体感知スイツチとしてのレーダースイツチ4,
4が室内側5と室外側6にそれぞれ設けられてい
る。前記無目3と床7との間には、室内側5に、
固定造作物としての嵌殺戸8が固定的に取付けら
れ、また、室外側6に、嵌殺戸8に沿つてスライ
ドにより開閉自在の扉9が取付けられている。な
お、固定造作物8としては壁であつてもよい。
前記無目3内の上部レール10には、滑車1
1,11を介して吊枠12が吊下げられ、この吊
枠12、ベルト13、プーリ14,14を介し
て、モータ、油圧シリンダ等の駆動装置15に連
結されている。また、吊枠12の下端には、一端
の上部旋回支点部16と他端の係合部17とによ
つて前記扉9が吊下げられている。この扉9の下
端で、前記上部旋回支点部16と同一軸心に、下
部旋回支点部18が設けられている。この下部旋
回支点部18は、床7に設けられた下部レール1
9内を移動するように遊嵌している。
以上の構造を第3図以下の図面によりさらに詳
しく説明すると、前記扉9は、ガラス板20を左
右の立框21,21、上框22、下框23で囲繞
して構成されている。また、前記上部旋回支点部
16は、前記吊枠12の一端に円柱状支軸24を
下向きに固着し、この支軸24は前記一方の立框
21の上端より貫入して、その下端部は立框21
内の筒枠25内の球面軸受26に軸架され、さら
にスラスト軸27、ナツト28で回動自在に支持
されている。また、この支軸24の上端部は、上
框22内の位置調整自在の水平杆29に球面軸受
30で軸架されている。この水平杆29には、位
置調整用の2つの長孔31,31と1つの水平ね
じ孔32が形成され、上框22に固着された固定
枠33に前記2つの長孔31,31に垂直の穴ボ
ルト34,34を差込んで固着され、かつ端部の
固定突起体35から水平ねじ孔32に、水平の穴
付ボルト36が差込まれている。そして、垂直の
穴付ボルト34,34をゆるめて、水平の穴付ボ
ルト36を進退して扉9の係合部17側の戸先の
上下を調整し、その後、垂直の穴付ボルト34,
34で水平杆29と固定枠33とを固定するよう
になつている。
前記係合部17は、前記吊枠12の室内側5
に、下端まで突出したL字金具37を固着し、ま
た上框22には、コ字形の受金具38を固着し、
この受金具38の孔39には、ばね40で付勢さ
れたボール41が一部上方へ突出して設けられ、
前記L字金具37の下面に圧接するようになつて
いる。
前記下部旋回支点部18、下框23に固着され
た取付板42に、前記上部旋回支点部16と同一
軸となるような垂直軸の戸車兼振れ止めとして構
成されている。
つぎに、前記一方の立框21の柱1との接触部
分には、ゴム等の気密保持部材43が設けられて
いる。また前記嵌殺戸8の立框44と、扉9の他
方の立框21の隙間d1は、上下旋回支点部16,
18を中心にスイングしたとき、互いに接触しな
い程度の大きさを有し、かつ、この隙間d1には、
嵌殺戸8の立框44側に、薄いゴム板を縦方向に
積層したような気密保持部材45が設けられてい
る。なお、前記隙間d1は、扉9の立框21を旋回
支点と同一中心の曲面とするなどして可能な限り
小さくすることもできる。
前記扉9の下框23の下端面と床7の間には、
扉9を外方へ押し出して旋回させるために、ある
程度の隙間d2が必要である。この隙間d2を扉が閉
じた状態の時に遮蔽するため、室外側6の床面よ
りも室内側5の床面をやや高くし、これによつて
形成された間口部分の段部46には、断面L時状
の気密保持部材47が取付けられている。さら
に、扉9の上框22と無目3との間の隙間を遮蔽
するため、無目3に、それぞれ気密保持部材4
8,49が取付けられる。なお、扉9の下框23
にはシリンダー錠50が設けられている。また、
柱1,1の内側で、かつ室内側には、レーダース
イツチ4,4の感知範囲を補償するために、発光
素子51と受光素子52からなる安全光線発射装
置が設けられている。
つぎに、本考案による装置の作用を説明する。
通常の状態において、人間その他の通過物体が
レーダースイツチ4,4で感知されると、駆動装
置としてのモータ15が正転して扉9がスライド
により開き、通過後わずかな時間をおいてモータ
15が逆転し扉9が閉じる。このとき、扉9の柱
1側(第3図中右側)の縦框21と柱1との間は
気密保持部材43で気密に遮断し、嵌殺戸8側
(第3図中左側)の縦框21と嵌殺戸8との間は
気密保持部材45で気密に遮断する。さらに、扉
9の上框22と無目3との間は気密保持部材4
8,49で気密に遮断し、下框23と床7の段部
46および隙間d2との間は気密保持部材47で気
密に遮断して、扉9の室内外を気密に遮断する。
つぎに、故障時、停電時等に室内に閉じ込めら
れた場合、扉9の立框21を室外側6へ押出す。
すると、係合部17の受金具38とL字金具37
の係合が外れ、扉9は上下部旋回支点部16,1
8を支点として第2図の鎖線のように外方へスイ
ングにより旋回する。
なお、扉9をスイングにより開放するために、
扉9を押出して係合部17の係合を外したとき、
これに連動して自動扉としての駆動装置15の電
源をオフするようなスイツチを設ければ、スイン
グで開放しているときに、電源が入つても、扉9
はスライドにより開閉することはない。
本考案は上述のように構成したので、ガソリン
スタンドのように、扉が嵌殺戸、壁などの固定造
作物より室外側で自動開閉するものにおいても、
扉を押出すと、スイングにより開閉でき、自動扉
の故障や停電によつて室内にとじ込められるよう
なことがない。また、無目の開口部と吊り枠のい
ずれか一方に固定されてこれらの間の隙間を摺動
可能に遮蔽する気密保持部材と、開閉扉と固定造
作物のいずれか一方に固定されてこれらの間の隙
間を摺動可能に遮蔽する気密保持部材を設け、出
入口の床面を室外側より室内側をやや高くして、
この段部に、扉のスライド開閉時にスライドの妨
げとならない摺動可能な気密保持部材を設けたの
で、スイングおよびスライドのいずれでも開閉で
きる扉でありながら、スイングおよびスライドに
よる開閉を妨げること無く気密性を保つことがで
き、室外で危険物を扱うようなことがあつても、
室内に流入するのを最小限に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による扉の開閉装置の一実施例を示
すもので、第1図は室外側からみた正面図、第2
図は平面図、第3図はA−A線拡大断面図、第4
図はB−B線拡大断面図、第5図は室内側からみ
た扉の断面図、第6図はC−C線断面図、第7図
はD−D線断面図である。 1……柱、2……天井、3……無目、4……通
過体感知スイツチ、5……室内側、6……室外
側、7……床、8……嵌殺戸、壁などの固定造作
物、9……扉、10……上部レール、12……吊
枠、15……駆動装置、16……上部旋回支点
部、17……係合部、18……下部旋回支点部、
19……下部レール、43,45,47,48,
49……気密保持部材、46……段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 出入口を開閉する扉を、固定造作物の室外側に
    沿つてスライドにより移動自在に設け、この扉の
    上端を無目内の吊り枠に、スイングによる開閉の
    ための上部旋回支点部とスイングによる開閉時に
    係脱する係合部とで結合し、前記扉の下端に、床
    面の下部レールに係合する下部旋回支点部を設
    け、前記吊り枠を、無目内の上部レールに、スラ
    イドによる移動自在に吊り下げ、かつこの吊り枠
    を出入口の通過体感知スイツチで作動される駆動
    装置に連結してなり、非常時に、扉を室外側へ押
    しだすことによつてスイングによつても開閉でき
    るようにしたものにおいて、 前記無目の開口部と吊り枠のいずれか一方に固
    定されてこれらの間の隙間を摺動可能に遮蔽する
    気密保持部材と、開閉扉と固定造作物のいずれか
    一方に固定されてこれらの間の隙間を摺動可能に
    遮蔽する気密保持部材を設け、出入口の床面を室
    外側より室内側をやや高くして、この段部に、扉
    のスライド開閉時にスライドの妨げとならない摺
    動可能な気密保持部材を設けてなることを特徴と
    する扉の開閉装置。
JP10177983U 1983-06-30 1983-06-30 扉の開閉装置 Granted JPS6010082U (ja)

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JP10177983U JPS6010082U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 扉の開閉装置

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JP10177983U JPS6010082U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 扉の開閉装置

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JPS6010082U JPS6010082U (ja) 1985-01-23
JPH0249347Y2 true JPH0249347Y2 (ja) 1990-12-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0811483B2 (ja) * 1985-09-13 1996-02-07 日産自動車株式会社 車両特性制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865886A (ja) * 1981-10-14 1983-04-19 ドリ−ム自動ドア工業株式会社 扉の開閉装置

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JPS5314527Y2 (ja) * 1973-10-15 1978-04-18

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JPS5865886A (ja) * 1981-10-14 1983-04-19 ドリ−ム自動ドア工業株式会社 扉の開閉装置

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