JPH07207967A - 競技場の可動席装置 - Google Patents

競技場の可動席装置

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JPH07207967A
JPH07207967A JP262594A JP262594A JPH07207967A JP H07207967 A JPH07207967 A JP H07207967A JP 262594 A JP262594 A JP 262594A JP 262594 A JP262594 A JP 262594A JP H07207967 A JPH07207967 A JP H07207967A
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哲 横塚
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一嘉 川合
Masanori Shimazaki
正則 島▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 競技場を多目的に使用しても客席数を観客数
の増減に容易に対応することができ、追加客席において
も良好な視界を確保することができること。 【構成】 競技フィールド7の周辺部に競輪用バンク3
が設けられ、このバンク3の外側に同バンク3よりも高
い固定観客席5が設けられた競技場3において、バンク
3の少なくとも1つのコーナ部を区分して同区分バンク
11を外側の固定観客席5下の格納スペース13に格納
可能にし、区分バンク11の格納によって開口する開口
部内にリフター20を設け、前記開口部に連通したピッ
ト14,14A,14B内にバンク傾斜に沿った形状の
パレット状可動客席15を複数層状に積み重ね収納す
る。また、バンク3のうち固定バンク12の内外周端部
ともにレールが敷設されており、前記可動客席15は前
記レールに沿って転動する転子及び自走用モータを有し
ている。更に、可動客席15は直線部に設けられる可動
客席15Aと、曲線部に設けられる可動客席15Bと、
開口位置に設けられる可動客席とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は競技場の可動席装置に関
し、例えば競輪から陸上競技,各種競技,演技までの広
いイベント開催に利用される多目的の競技場における可
動客席を展設、収納する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の競技場では、競技フィールドや客
席は殆ど建設当初から主目的競技種目に対応して固定的
に配置されている。なお、競技フィールド内で開催する
ことができる中小規模の競技に対しては、応急的に仮設
スタンドを組んだり、あるいは折り畳み椅子を展開する
ことにより、対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近の競技場は生活レ
ベルの向上に伴って内装や外装をはじめ、休憩室や食堂
等の付帯施設も豪華になり、建設に投入された資金が多
くなっている。従って、競技場の運営においては、高い
収益を上げて予定通りに資金回収を行うことが1つの重
要事項である。そのためには競技場の稼動率を高める必
要があるが、客席が固定的配置であるから建設当初に目
的とした競技目的に対しては、良好な観戦が可能である
けれども、それ以外の競技種目に対しては、観客に良好
な視界を提供することができず不便を与えることが多
い。本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、競技場を多目的に使用し
ても観客数の増減に容易に対応することができ、更には
追加客席においても良好な視界を確保することができる
競技場の可動席装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の競技場の可動席装置は、競技フィール
ドよりも高くなった固定観客席の内側に隣接した開閉開
口部にリフターを設け、前記開口部に連通した地下ピッ
ト内に層状に複数のパレット状可動客席を積み重ね収納
していることを特徴とする。また、上記目的を達成する
ため、第2の発明の他の競技場の可動席装置は、競技フ
ィールドの周辺部に競輪用バンクが設けられ、このバン
クの外側に同バンクよりも高い固定観客席が設けられた
競技場において、前記バンクの一部例えば少なくとも1
つのコーナ部を区分して同区分バンクを外側の固定観客
席下の格納スペースに格納可能にし、前記区分バンクの
格納によって開口する開口部内にリフターを設け、前記
開口部に連通したピット内にバンク傾斜に沿った形状の
パレット状可動客席を複数層状に積み重ね収納している
ことを特徴とする。この場合の一例として、更に前記バ
ンクの内外周端部ともにレールが敷設されており、前記
可動客席は前記レールに沿って転動する転子及び自走用
モータを有していることを特徴とすることができる。更
に、上記3つの競技場の可動席装置いずれの場合も、前
記パレット状可動客席は直線部に設けられる可動観客席
と、曲線部に設けられる可動客席と、開口位置に設けら
れる可動客席とから構成されていることを特徴とするこ
とができる。
【0005】
【作用】上記構成により、第1の発明に係る競技場の可
動席装置では、競技フィールドの少なくとも周辺部を使
用しない場合、例えばアメリカンフットボールやテニ
ス,バスケットボール,バレーボール等を開催して客席
数を増す場合には、競技フィールドよりも高くなった固
定観客席の内側に隣接したフィールド周辺の開口部を開
き、この開口部に連通したピット内に層状に積み重ねて
収納してあるパレット状可動客席を、順次上のものから
リフター上に乗せて競技フィールドまで持ち上げて、開
口から競技フィールド周辺部に可動客席を展設してゆ
く。競技フィールドの周辺部も競技等に使用する場合
は、前述の展設とは逆に、開いた開口からリフターを利
用してパレット状可動客席をピット内に順次収納し層状
にコンパクトに積み重ねてゆく。全ての可動客席を収納
して終えたら、開口部を閉じて競技等にフィールド周辺
部を使用できるようにする。第2の発明に係る競技場の
可動席装置では、固定観客席の内側にこれより低く傾斜
した競輪用バンクが設けられており、このバンクのうち
例えば少なくとも1つのコーナ部が区分されていること
から、区分されたバンクを外側の固定観客席下の格納ス
ペースに格納することにより、開口部が開き、この開口
部を通してピットが開放し、ピット内に層状に積み重ね
て収納してあるパレット状可動客席を順次リフターを利
用して持ち上げて、バンク上に展設してゆく。このパレ
ット状可動客席はバンク傾斜に沿った形状をしていてバ
ンクの傾斜を利用して配置することになり、構造が簡単
なものになる。このように競輪場として使用せずに他の
競技場に使用する状態から、競輪場として使用する状態
に戻す場合は、ピットに連通した開口部のパレット状可
動客席から始めて順次バンク上の可動客席をリフターを
利用してピット内に収納し、層状にコンパクトに積み重
ねてゆく。全てのパレット状可動客席を収納し終えた
ら、固定観客席下の格納スペース内に格納しておいた区
分バンクを引き出して元に戻すことにより、ピット開口
を塞ぎ完全なバンクを形成する。この第2の発明に加え
て、バンクの内外周端部ともにレールが敷設されてお
り、パレット状可動客席は前記レールに沿って転動する
転子及び自走用モータを有している競技場の可動席装置
の場合は、可動席をレールに沿わせて自走させることに
より、可動客席の展設及び収納を楽に能率的に行うこと
ができる。また、上記いずれにおいても、パレット状可
動客席は直線部に設けられる可動客席と、曲線部に設け
られる可動客席と、開口位置に設けられる可動客席とか
ら構成されている競技場の可動席装置では、特に競技フ
ィールドのカーブ状周辺部においても整然と隙間なく可
動客席を配列することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の競技場の可動
席装置をその実施例によって詳細に説明する。図面中、
図1には本発明の一実施例に係る競技場の可動席装置が
競輪場状態で示され、図2には区分バンクの格納状態が
示され、図3にはパレット状可動客席のピットからリフ
ター上への受渡し状態が示され、図4には同可動客席が
リフターにより最上位置へ持ち上げられた状態が示さ
れ、図5には同可動客席のピットでの収納状態が示され
ている。図6〜図10にはそれぞれ競技場の競輪モー
ド,テニスなどの市民開放モード、アメリカンフットボ
ールなどの大規模スポーツモード、バレーボールなどの
中規模スポーツモード、劇場やコンサートモードといっ
た各モードでの状態が示されている。
【0007】図1〜図6において、競技場1は競技場を
主目的とした全天候型の多目的競技場であり、そこには
所定の長円形状の競輪用バンク3をその外周部の2階相
当の高さの固定観客席5の内側に少し低く設けてある。
また、バンク3の内側の競技フィールド7には、250
mの室内陸上競技走路をはじめ、テニスやバスケットボ
ール,バレーボール,アメリカンフットボール等の競技
に応じた人工芝を展張できるようになっている。
【0008】この多目的競技場1の可動席装置10は長
円形状バンク3の対向した2つのコーナ部に設けられて
おり、バンク3の一部として各コーナ部分のバンク11
はバンク3全体から着脱可能に区分され、可動且つ上下
に折り畳み可能となっている。そこで同可動席装置10
は、各コーナ部の2つの区分された区分、即ち可動バン
ク11と、各可動バンク11を折り畳んで低くした状態
で格納するために固定観客席5の下に設けた格納スペー
ス13と、可動バンク11の使用位置の下方に設けた例
えば地下のピット14と、地下ピット14の竪穴部14
Aに2台並設したリフター20と、竪穴部14Aからバ
ンク3のうちの固定バンク12の下方まで左右に形成し
た地下ピット14の横穴部14B,14Cに層状に積み
重ねて収納されるそれぞれ多数のパレット状可動客席1
5A,15B,15Cとから構成されている。可動バン
クはバンク3の直線部でも良い。パレット状可動客席1
5のうち、図8に示すように15Aは直線部用、15B
は曲線部用、15Cはピット開口位置用可動客席であ
る。
【0009】各可動バンク11は台車11bと、同台車
11b上のバンク板11dとから構成され、台車11b
は車輪11aと解除可能なアンカとを備え、バンク板1
1dは台車11b上にシリンダ11cの伸縮で起伏され
る。固定バンク12には、バンク内外周部となる上部及
び上部とでレール12aを敷設してある。
【0010】各リフター20は、地下ピット14の竪穴
部14Aの1台分毎のスペースの4隅に回転可能に立設
したねじ支柱21と、各ねじ支柱21を同方向に回転駆
動する可逆回動機構22と、4隅に有するナット23a
により各ねじ支柱21に螺合した水平な昇降台23と、
この昇降台23上とそこに立設した支台24a上とにそ
れぞれ設けたレール24bとから構成される。可逆回動
機構22は、昇降台23の中央に据付けたモータ例えば
可逆転のギアドモータ22aと、同ギアードモータ22
aの回転力を各ねじ支柱21に伝える傘歯車を使用した
歯車箱22bと、各歯車箱22bとギアードモータ22
a間の伝動軸22cとから構成されている。レール24
bは、昇降台23の上死点位置で固定バンク12上の上
下各レール12aと同じ位置関係をとるように、支台2
4a上と、昇降台23上にそれぞれ設けてある。
【0011】地下ピット14の左右の横穴部のうち、一
方の横穴部14Bには直線部用パレット状可動客席15
Aが層状に積み重ねて収納され、他方の横穴部14Cに
は曲線部用パレット状可動客席15Bが層状に積み重ね
て収納される。これら直線部用可動客席15Aと曲線部
用可動客席15Bとは、平面視形状が平面状か曲線状か
を除いて基本的には同じ構造であり、順次上のものから
昇降台上のレール24bに移動しまた固定バンク上のレ
ール12aに沿って移動することができるようにするた
めに、転子15aと自走用モータ15bとを備えてい
る。ピット位置用可動客席15Cは、上述した直線部
用,曲線部用各可動客席15A,15Bと同じ転子と自
走用モータを有する構造とすることができ、同構造とし
ても良いが、自走用モータを省略することができる。自
走用モータを省いた場合は、使用される時には、昇降台
23によって上死点位置まで上昇した状態で位置のロッ
クをする。これら各可動客席15(15A,15B,1
5C)を地下ピット14の各横穴部14B,14Cに層
状に多数積み重ねて収納するために、図5に示されるよ
うに各横穴部にはレール14aを左右多段にレール受け
梁14bを用いて設置してある。これらレール14aは
昇降台23上とそこの支台24a上の上下各レール24
bと同じ相対位置関係をとるようにしてあり、昇降台2
3の上下位置調整により、両レール14a,24b間を
可動客席15が自由に乗り換えることができる。
【0012】競技場1に可動客席15を展設する場合
は、可動バンク11が格納スペース13及び地下ピット
14の開口部の開閉部材を兼ねているので、まず各可動
バンク11を低く折り畳んで台車ごと、図1ので示す
矢印のように各格納スペース13内に格納する。これに
より地下ピット14の開口部が開くので、直線部用可動
客席15Aと曲線部用可動客席15Bとを矢印で示す
ようにそれぞれの収納用横穴部14B,14Cから順次
引き出し、堅穴部14Aの各リフター20に乗せて開口
部まで矢印で示すように持ち上げ、次いで矢印で示
すように各可動客席15A,15Bをレール24b,1
2aに沿って自走させる。これにより固定バンク12上
の直線部と曲線部とに同時に順次展設してゆくことがで
きる。その後、可動客席15のうちピット開口位置用可
動客席15Cを順次引き出し、各リフター20を利用し
て開口部まで持ち上げ、可動バンク11の代りに開口部
を塞ぐような形で展設してゆく。競技場1を競輪に使用
するために可動客席15を収納したい時は、リフター2
0を利用してピット開口よりピット位置用可動客席15
Cから順次地下ピット14に収納し、直線部用可動客席
15Aと曲線部用可動曲線15Bを同時に横穴部14
B,14Cに収納してゆく。収納完了後は、格納スペー
ス13内の可動バンク11を引き出して、固定バンク1
2と連続的になるように台車上で起立しロックする。こ
れによりバンク3が完成し、図6に示すように競輪モー
ドとなる。また、ピット開口も塞がる。
【0013】上述した競技場1を競輪場として使用せ
ず、多くの市民が参加するスポーツ例えばテニス,バス
ケットボール,バレーポール,バトミントン,ハンドポ
ール,ソフトボール,ゲートボール等を開催するための
市民開放モードとして使用する場合は、図7に示すよう
に競輪モードと同じく可動席は展設せず、地下ピットに
収納しておけば良い。またアメリカンフットボールや2
50m室内陸上競技等の興行用スポーツを開催して興行
収益を確保する場合は、図8に示すように各可動席15
A,15B,15Cを全て展設して大規模スポーツモー
ドとし、競技場1の客席数を例えば約1.5倍強に増設
する。また中規模スポーツモードとして使用する場合は
図9に示されるように可動客席は展設しないが、このモ
ードにおいて競技フィールド内に最小限の付加席30を
四方に設けて、プロテニス,バレーボール,ボクシン
グ,相撲等のプロスポーツを良好な視界で且つ増席して
観戦できるようにする。付加席30は、競技フィールド
中央部において通常地下ピットに収納されており、昇降
装置により使用時に上昇され、不使用時に下降されるよ
うに構成されている。更にステージ使用の劇場やコンサ
ートモードとして使用する場合は、図10に示されるよ
うに、フィールド中央にステージ29を設置し、これに
正対して一部の可動席例えば15Aを展設し、更に図9
に示した付加席30のうち一部正対するものを上昇させ
ることにより、コンサートや演劇を開催することができ
る。
【0014】上述した実施例は第2の発明に係る競輪場
を主目的とした多目的競技場1における可動席装置10
についてのものであるが、第1の発明に係る競技場の可
動席装置についても同様の構成で実現することができ
る。
【0015】即ち、競輪用バンクが存在しない一般の競
技場については、競技フィールドより高くなった固定観
客席の内側に隣接した開閉可能な開口部と、この開口部
に連通した地下ピットがあり、開口部にリフターを設
け、地下ピット内にパレット状可動客席を層状に積み重
ねて収納する。地下ピットは図を参照して先に説明した
地下ピット14と同様な構造でも良い。リフターも図を
参照して先に説明したリフター20と同様の構造で良
い。バンクがないので、レール24bはなくても良い。
可動客席も図を参照して先に説明した直線部用,曲線部
用及びピット位置用の各パレット状可動客席15A,1
5B,15Cからなるものが良い。なお、可動バンク1
1用の格納スペース13は不要である。このような一般
競技場の可動席装置の場合も、客席数を増す場合には、
競技フィールドよりも高くなった固定観客席の内側に隣
接したフィールド周辺の開閉式開口部を開き、この開口
部に連通したピット内に層状に積み重ねて収納してある
パレット状可動客席を、順次上のものからリフター上に
乗せて競技フィールドまで持ち上げて、開口から競技フ
ィールド周辺部に可動客席を必要なだけ展設してゆく。
競技フィールドの周辺部も競技等に使用する場合は、前
述の展設とは逆に、開いた開口からリフターを利用して
パレット状可動客席をピット内に順次収納し層状にコン
パクトに積み重ねてゆく。全ての可動客席を収納して終
えたら、開口部を閉じる。従って図7〜図10に示した
と同様、可動客席15A〜15Cの全ての展設、一部の
展設や全ての収納により、あるいは必要に応じた付加席
30やステージ29の設置により、同競技場を所定の主
目的に加えて市民開放モード、大規模スポーツモード、
中規模スポーツモード、劇場コンサートモード等に適し
た客席構造に容易に変えて多目的に使用することができ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明の競技場の可動席装置によれば、
競技場を多目的に使用しても、使用目的が市民参加型ス
ポーツか、興行用スポーツか、プロスポーツか、ステー
ジ使用か等の違いに応じて観客数に柔軟に客席数及び配
置を対応することができて競技場施設の稼動率を高める
ことができる。また使用時の可動客席の視界も良好であ
る。また、競輪を主目的とするバンクを有する競技場に
おいては、固定バンクを利用して可動客席を階段状の良
好な客席状態で固定観客席の内側に容易に展開すること
ができる。そして競輪場として使用するときは、可動客
席をピット内にコンパクトに収納してから、固定観客席
下の格納スペースよりコーナ部の区分バンクを引き出し
てきてバンクを元通りに完成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る競技場の可動席装置を
示す競輪場状態での要部切欠き斜視図。
【図2】区分即ち可動バンクの格納状態を示す部分縦断
面図。
【図3】可動客席のピットからリフター上への受渡し状
態を示す縦断面図。
【図4】可動客席をリフターにより最上位置へ持ち上げ
た状態を示す縦断面図。
【図5】可動客席のピットでの収納状態を示す縦断面
図。
【図6】競輪モードでの競技場を示す平面図。
【図7】市民開放モードでの競技場を示す平面図。
【図8】大規模スポーツモードでの競技場を示す平面
図。
【図9】中規模スポーツモードでの競技場を示す平面
図。
【図10】劇場・コンサートモードでの競技場を示す平
面図。
【符号の説明】
1 競技場 3 競輪用バンク 5 固定観客席 7 競技フィールド 10 可動席装置 11 区分バンク 12 固定バンク 12a,24b レール 13 格納スペース 14 地下ピット 15 パレット状可動客席 15A 直線部用可動客席 15B 曲線部用可動客席 15C ピット開口位置用可動客席 15a 転子 15b 自走用モータ 20 リフター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島▲崎▼ 正則 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技フィールドよりも高くなった固定観
    客席の内側に隣接した開閉開口部にリフターを設け、前
    記開口部に連通した地下ピット内に層状に複数のパレッ
    ト状可動客席を積み重ね収納していることを特徴とする
    競技場の可動席装置。
  2. 【請求項2】 競技フィールドの周辺部に競輪用バンク
    が設けられ、このバンクの外側に同バンクよりも高い固
    定観客席が設けられた競技場において、前記バンクの少
    なくとも1つのコーナ部を区分して同区分バンクを外側
    の固定観客席下の格納スペースに格納可能にし、前記区
    分バンクの格納によって開口する開口部内にリフターを
    設け、前記開口部に連通したピット内にバンク傾斜に沿
    った形状のパレット状可動客席を複数層状に積み重ね収
    納していることを特徴とする競技場の可動席装置。
  3. 【請求項3】 前記バンクの内外周端部ともにレールが
    敷設されており、前記可動客席は前記レールに沿って転
    動する転子及び自走用モータを有していることを特徴と
    する請求項2記載の競技場の可動席装置。
  4. 【請求項4】 前記パレット状可動客席は直線部に設け
    られる可動客席と、曲線部に設けられる可動客席と、開
    口位置に設けられる可動客席とから構成されていること
    を特徴とする請求項1または2または3記載の競技場の
    可動席装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104088480A (zh) * 2014-07-10 2014-10-08 江苏卡罗卡国际动漫城有限公司 球幕影院的观众输送设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104088480A (zh) * 2014-07-10 2014-10-08 江苏卡罗卡国际动漫城有限公司 球幕影院的观众输送设备

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