JPH0720713A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JPH0720713A JPH0720713A JP19091393A JP19091393A JPH0720713A JP H0720713 A JPH0720713 A JP H0720713A JP 19091393 A JP19091393 A JP 19091393A JP 19091393 A JP19091393 A JP 19091393A JP H0720713 A JPH0720713 A JP H0720713A
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- roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現像装置を現像ローラの回転方向に傾けた状
態で使用した場合でも、現像ローラ4へ安定したトナー
供給を行ない、高画像品質を得る。 【構成】 トナー供給ローラ5a〜5cの少なくとも一
つがトナー溜り7に接触するように構成し、トナー溜り
7に接触する供給ローラ5bより下流側の供給ローラ5
cが順方向で現像ローラ4と等速に回転させる。ここ
で、供給ローラ5cと現像ローラ4との間に、トナーを
現像ローラ4側に移動させる電界を発生させる。また、
一つの供給ローラ5が常にトナー溜り7に接触するよう
に、供給ローラ5を現像ローラ4表面の移動方向に沿っ
て移動可能に支持する、現像ローラ4との連結部材8を
設けてもよい。供給ローラ5は自重で移動させてもよ
く、また、トナーセンサ9a〜9cでトナー溜り7の位
置を検知し、サーボモータ10等で供給ローラ5を上記
位置に移動させるような制御手段を設けてもよい。
態で使用した場合でも、現像ローラ4へ安定したトナー
供給を行ない、高画像品質を得る。 【構成】 トナー供給ローラ5a〜5cの少なくとも一
つがトナー溜り7に接触するように構成し、トナー溜り
7に接触する供給ローラ5bより下流側の供給ローラ5
cが順方向で現像ローラ4と等速に回転させる。ここ
で、供給ローラ5cと現像ローラ4との間に、トナーを
現像ローラ4側に移動させる電界を発生させる。また、
一つの供給ローラ5が常にトナー溜り7に接触するよう
に、供給ローラ5を現像ローラ4表面の移動方向に沿っ
て移動可能に支持する、現像ローラ4との連結部材8を
設けてもよい。供給ローラ5は自重で移動させてもよ
く、また、トナーセンサ9a〜9cでトナー溜り7の位
置を検知し、サーボモータ10等で供給ローラ5を上記
位置に移動させるような制御手段を設けてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置の現像装置に係り、詳
しくは、現像剤と、現像剤を担持する現像剤担持体と、
現像剤収容部の現像剤溜りに接触し該現像剤担持体に現
像剤を供給する現像剤供給部材とを有し、該現像剤担持
体上に担持された現像剤により、潜像担持体上の潜像を
可視像化する現像装置に関するものである。
リ、プリンター等の画像形成装置の現像装置に係り、詳
しくは、現像剤と、現像剤を担持する現像剤担持体と、
現像剤収容部の現像剤溜りに接触し該現像剤担持体に現
像剤を供給する現像剤供給部材とを有し、該現像剤担持
体上に担持された現像剤により、潜像担持体上の潜像を
可視像化する現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】潜像を潜像担持体上に形成し、これを現
像剤によって可視像化する画像形成装置において、現像
装置の小型化、低コスト化、高信頼性等の点から、一成
分系現像剤を用いた現像装置が有利である。特に、カラ
ー化を行なうには、透明度が高い非磁性一成分系現像剤
が有利である。一成分系現像剤を用いる現像装置として
は、微小細孔を有する現像剤供給部材で現像剤担持体に
現像剤を供給するもの(特開昭53−138349号公
報参照)や、該現像剤供給部材にファーブラシを用いた
もの(実開昭55−172951号公報参照)等が提案
されている。また、現像装置が多少傾いても現像剤担持
体への現像剤の供給不足を起こさないように、現像剤担
持体に対向する現像剤容器内に現像剤を保持する可撓性
薄片を設け、この可撓性薄片を引っ張ることにより現像
剤を現像剤担持体上に供給するものが提案されている
(特開昭53−112753)。
像剤によって可視像化する画像形成装置において、現像
装置の小型化、低コスト化、高信頼性等の点から、一成
分系現像剤を用いた現像装置が有利である。特に、カラ
ー化を行なうには、透明度が高い非磁性一成分系現像剤
が有利である。一成分系現像剤を用いる現像装置として
は、微小細孔を有する現像剤供給部材で現像剤担持体に
現像剤を供給するもの(特開昭53−138349号公
報参照)や、該現像剤供給部材にファーブラシを用いた
もの(実開昭55−172951号公報参照)等が提案
されている。また、現像装置が多少傾いても現像剤担持
体への現像剤の供給不足を起こさないように、現像剤担
持体に対向する現像剤容器内に現像剤を保持する可撓性
薄片を設け、この可撓性薄片を引っ張ることにより現像
剤を現像剤担持体上に供給するものが提案されている
(特開昭53−112753)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置が小型化されていくと、該装置を机の脇等に90度傾
けて設置したり、卓上等に逆さまに設置して使用する場
合もでてくる。ところが、上記従来の現像装置において
は、現像装置が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿っ
て極端に傾いて設置されたり、逆さまに設置されたりす
ると、現像剤担持体への現像剤の供給が過剰になった
り、不十分になったりするおそれがある。現像剤の供給
が過剰な場合には、地肌汚れが発生したり、画像のシャ
ープ性が低下したりする。一方、現像剤の供給が不十分
な場合には、画像濃度が低下してしまう。
置が小型化されていくと、該装置を机の脇等に90度傾
けて設置したり、卓上等に逆さまに設置して使用する場
合もでてくる。ところが、上記従来の現像装置において
は、現像装置が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿っ
て極端に傾いて設置されたり、逆さまに設置されたりす
ると、現像剤担持体への現像剤の供給が過剰になった
り、不十分になったりするおそれがある。現像剤の供給
が過剰な場合には、地肌汚れが発生したり、画像のシャ
ープ性が低下したりする。一方、現像剤の供給が不十分
な場合には、画像濃度が低下してしまう。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像装置が現像剤担
持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置された場合
でも、現像剤担持体へ安定した現像剤の供給が行なわ
れ、高画像品質が得られる現像装置を提供することであ
る。
であり、その目的とするところは、現像装置が現像剤担
持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置された場合
でも、現像剤担持体へ安定した現像剤の供給が行なわ
れ、高画像品質が得られる現像装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、現像剤と、現像剤を担持する
現像剤担持体と、現像剤収容部の現像剤溜りに接触し該
現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材とを有
し、該現像剤担持体上に担持された現像剤により、潜像
担持体上の潜像を可視像化する現像装置において、該現
像剤供給部材を複数有し、該現像剤供給部材の少なくと
も一つが該現像剤収容部を移動する現像剤溜りに常に接
触するように、該現像剤供給部材を配置したことを特徴
とするものである。
めに、請求項1の発明は、現像剤と、現像剤を担持する
現像剤担持体と、現像剤収容部の現像剤溜りに接触し該
現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材とを有
し、該現像剤担持体上に担持された現像剤により、潜像
担持体上の潜像を可視像化する現像装置において、該現
像剤供給部材を複数有し、該現像剤供給部材の少なくと
も一つが該現像剤収容部を移動する現像剤溜りに常に接
触するように、該現像剤供給部材を配置したことを特徴
とするものである。
【0006】また、請求項1の現像装置において、請求
項2の発明は、上記現像剤溜りに接触している現像剤供
給部材より上記現像剤担持体表面の移動方向の下流側に
あって、かつ、該現像剤溜りに接触していない現像剤供
給部材の表面が、該現像剤担持体との対向部で、該現像
剤担持体表面と等速で、かつ、同方向に移動することを
特徴とするものであり、請求項3の発明は、上記現像剤
溜りに接触している現像剤供給部材より上記現像剤担持
体表面の移動方向の下流側にあって、かつ、該現像剤溜
りに接触していない現像剤供給部材と、該現像剤担持体
との間に、該現像剤供給部材から該現像剤担持体に現像
剤が移動するような電界を発生させる電界発生手段を設
けたことを特徴とするものである。
項2の発明は、上記現像剤溜りに接触している現像剤供
給部材より上記現像剤担持体表面の移動方向の下流側に
あって、かつ、該現像剤溜りに接触していない現像剤供
給部材の表面が、該現像剤担持体との対向部で、該現像
剤担持体表面と等速で、かつ、同方向に移動することを
特徴とするものであり、請求項3の発明は、上記現像剤
溜りに接触している現像剤供給部材より上記現像剤担持
体表面の移動方向の下流側にあって、かつ、該現像剤溜
りに接触していない現像剤供給部材と、該現像剤担持体
との間に、該現像剤供給部材から該現像剤担持体に現像
剤が移動するような電界を発生させる電界発生手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項4の発明は、現像剤と、現像
剤を担持する現像剤担持体と、現像剤収容部の現像剤溜
りに接触し該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供
給部材とを有し、該現像剤担持体上に担持された現像剤
により、潜像担持体上の潜像を可視像化する現像装置に
おいて、該現像剤収容部を、該現像剤溜りが該現像剤担
持体上の現像剤搬送方向に沿って移動するように構成
し、該現像剤供給部材を、該現像剤担持体上の現像剤搬
送方向に沿って移動可能に支持する支持手段を設けたこ
とを特徴とするものである。ここで、該現像剤搬送方向
に沿って移動とは、該現像剤搬送方向とは逆の方向への
移動も含めるものとする。
剤を担持する現像剤担持体と、現像剤収容部の現像剤溜
りに接触し該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供
給部材とを有し、該現像剤担持体上に担持された現像剤
により、潜像担持体上の潜像を可視像化する現像装置に
おいて、該現像剤収容部を、該現像剤溜りが該現像剤担
持体上の現像剤搬送方向に沿って移動するように構成
し、該現像剤供給部材を、該現像剤担持体上の現像剤搬
送方向に沿って移動可能に支持する支持手段を設けたこ
とを特徴とするものである。ここで、該現像剤搬送方向
に沿って移動とは、該現像剤搬送方向とは逆の方向への
移動も含めるものとする。
【0008】また、請求項4の現像装置において、請求
項5の発明は、上記現像剤溜りの位置を検知する現像剤
溜り検知手段と、該現像剤溜り検知手段の検知結果に基
づいて、上記現像剤供給部材の移動を制御する制御手段
とを設けたことを特徴とするものであり、請求項6の発
明は、上記支持手段を、上記現像剤供給部材が該現像剤
供給部材自身の重量、又は該現像剤供給部材に付加した
おもりによって移動するように構成したことを特徴とす
るものである。
項5の発明は、上記現像剤溜りの位置を検知する現像剤
溜り検知手段と、該現像剤溜り検知手段の検知結果に基
づいて、上記現像剤供給部材の移動を制御する制御手段
とを設けたことを特徴とするものであり、請求項6の発
明は、上記支持手段を、上記現像剤供給部材が該現像剤
供給部材自身の重量、又は該現像剤供給部材に付加した
おもりによって移動するように構成したことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、現像装置が現像剤
担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置された場
合に、現像剤溜りが該現像剤担持体の下方の現像剤収容
部上に移動し、上記複数の現像剤供給部材の少なくとも
一つが移動した現像剤溜りに接触するようになり、これ
により、該現像剤溜りの現像剤を該現像剤供給部材の少
なくとも一つに付着させ、該現像剤担持体との対向部に
搬送し、該現像剤担持体上に所定量の現像剤を安定して
供給できるようになる。
担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置された場
合に、現像剤溜りが該現像剤担持体の下方の現像剤収容
部上に移動し、上記複数の現像剤供給部材の少なくとも
一つが移動した現像剤溜りに接触するようになり、これ
により、該現像剤溜りの現像剤を該現像剤供給部材の少
なくとも一つに付着させ、該現像剤担持体との対向部に
搬送し、該現像剤担持体上に所定量の現像剤を安定して
供給できるようになる。
【0010】請求項2の発明においては、上記現像剤溜
りに接触している現像剤供給部材より上記現像剤担持体
表面の移動方向の下流側にあって、かつ、該現像剤溜り
に接触していない現像剤供給部材の表面が、該現像剤担
持体との対向部で、該現像剤担持体表面と等速で、か
つ、同方向に移動することにより、該現像剤担持体上に
担持された現像剤が、該現像剤溜りに接触していない該
現像剤供給部材で掻き落されないようにすることができ
る。
りに接触している現像剤供給部材より上記現像剤担持体
表面の移動方向の下流側にあって、かつ、該現像剤溜り
に接触していない現像剤供給部材の表面が、該現像剤担
持体との対向部で、該現像剤担持体表面と等速で、か
つ、同方向に移動することにより、該現像剤担持体上に
担持された現像剤が、該現像剤溜りに接触していない該
現像剤供給部材で掻き落されないようにすることができ
る。
【0011】請求項3の発明においては、上記現像剤溜
りに接触している現像剤供給部材より上記現像剤担持体
表面の移動方向の下流側にあって、かつ、該現像剤溜り
に接触していない現像剤供給部材と、該現像剤担持体と
の間に、該現像剤供給部材から該現像剤担持体に現像剤
が移動するような電界を発生させる電界発生手段を設け
ることにより、該現像剤担持体上に担持された現像剤
が、該現像剤溜りに接触していない該現像剤供給部材で
掻き落されないようにすることができる。
りに接触している現像剤供給部材より上記現像剤担持体
表面の移動方向の下流側にあって、かつ、該現像剤溜り
に接触していない現像剤供給部材と、該現像剤担持体と
の間に、該現像剤供給部材から該現像剤担持体に現像剤
が移動するような電界を発生させる電界発生手段を設け
ることにより、該現像剤担持体上に担持された現像剤
が、該現像剤溜りに接触していない該現像剤供給部材で
掻き落されないようにすることができる。
【0012】請求項4の発明においては、現像装置が現
像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置され
た場合に、現像剤溜りが該現像剤担持体上の現像剤搬送
方向に沿って該現像剤担持体の下方の現像剤収容部上に
移動し、また、上記支持手段で支持された現像剤供給部
材が該現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って移動
し、該現像剤溜りに接触するようになる。これにより、
該現像剤溜りの現像剤を該現像剤供給部材に付着させ、
該現像剤担持体との対向部に搬送できるようになり、更
に該現像剤担持体と該現像剤供給部材との間が所定距離
に維持され、該現像剤担持体上に所定量の現像剤を安定
して供給できるようになる。
像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置され
た場合に、現像剤溜りが該現像剤担持体上の現像剤搬送
方向に沿って該現像剤担持体の下方の現像剤収容部上に
移動し、また、上記支持手段で支持された現像剤供給部
材が該現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って移動
し、該現像剤溜りに接触するようになる。これにより、
該現像剤溜りの現像剤を該現像剤供給部材に付着させ、
該現像剤担持体との対向部に搬送できるようになり、更
に該現像剤担持体と該現像剤供給部材との間が所定距離
に維持され、該現像剤担持体上に所定量の現像剤を安定
して供給できるようになる。
【0013】請求項5の発明においては、上記現像剤溜
りの位置を検知する現像剤溜り検知手段と、該現像剤溜
り検知手段の検知結果に基づいて、上記現像剤供給部材
の移動を制御する制御手段とを設けることにより、該現
像剤溜りの位置を把握し、その位置に該現像剤供給部材
を移動できるようになる。
りの位置を検知する現像剤溜り検知手段と、該現像剤溜
り検知手段の検知結果に基づいて、上記現像剤供給部材
の移動を制御する制御手段とを設けることにより、該現
像剤溜りの位置を把握し、その位置に該現像剤供給部材
を移動できるようになる。
【0014】請求項6の発明においては、上記支持手段
を、上記現像剤供給部材の移動が該現像剤供給部材自身
の重量、又は該現像剤供給部材に付加したおもりにより
行なわれるように構成したことにより、該現像剤供給部
材を重力によって現像剤担持体の下方に移動させ、該現
像剤担持体の下方の現像剤収容部上の現像剤溜りに接触
させることができるようになる。
を、上記現像剤供給部材の移動が該現像剤供給部材自身
の重量、又は該現像剤供給部材に付加したおもりにより
行なわれるように構成したことにより、該現像剤供給部
材を重力によって現像剤担持体の下方に移動させ、該現
像剤担持体の下方の現像剤収容部上の現像剤溜りに接触
させることができるようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)の現像装置に適用した実
施例について説明する。 〔実施例1〕図1は、本実施例に係る現像装置2の概略
構成を示す正面図である。潜像担持体としての感光体ド
ラム1は例えば周速120mm/secで、矢印時計方向に
回転駆動される。感光体ドラム1の側方に現像装置2が
配設されている。感光体ドラム1の周囲には、電子写真
プロセスを実施するために、周知の帯電装置15や、露
光光学系、転写分離装置、クリーニング装置、除電装置
(いずれも不図示)が配設されている。本実施例の現像
装置2は、感光体ドラム1表面に向けた開口を備えたケ
ーシング3と、該開口から一部が露出して所定の周速
(例えば、約120mm/sec)で矢印反時計方向に回転
駆動される現像剤担持体としての現像ローラ4と、該現
像ローラ4に圧接した状態で順方向に回転駆動され、現
像剤である非磁性トナー(以下、トナーという)を現像
ローラ4上に供給する現像剤供給部材としてのトナー供
給ローラ5a,5b,5cと、現像ローラ4の回転で感
光体ドラム1との対向部である現像領域に搬送される現
像ローラ4上のトナー層の厚みを均一にならす層厚なら
し板6とを有している。ここで、上記順方向回転とは、
両ローラの接触部における表面が同じ方向に移動するよ
うに両ローラが回転していることをいう。また、現像剤
収容部は、上記ケーシング3の内面によって形成され、
現像ローラ4の下方のケーシング3上に現像剤溜り(以
下、トナー溜りという)が生じる。
複写機(以下、複写機という)の現像装置に適用した実
施例について説明する。 〔実施例1〕図1は、本実施例に係る現像装置2の概略
構成を示す正面図である。潜像担持体としての感光体ド
ラム1は例えば周速120mm/secで、矢印時計方向に
回転駆動される。感光体ドラム1の側方に現像装置2が
配設されている。感光体ドラム1の周囲には、電子写真
プロセスを実施するために、周知の帯電装置15や、露
光光学系、転写分離装置、クリーニング装置、除電装置
(いずれも不図示)が配設されている。本実施例の現像
装置2は、感光体ドラム1表面に向けた開口を備えたケ
ーシング3と、該開口から一部が露出して所定の周速
(例えば、約120mm/sec)で矢印反時計方向に回転
駆動される現像剤担持体としての現像ローラ4と、該現
像ローラ4に圧接した状態で順方向に回転駆動され、現
像剤である非磁性トナー(以下、トナーという)を現像
ローラ4上に供給する現像剤供給部材としてのトナー供
給ローラ5a,5b,5cと、現像ローラ4の回転で感
光体ドラム1との対向部である現像領域に搬送される現
像ローラ4上のトナー層の厚みを均一にならす層厚なら
し板6とを有している。ここで、上記順方向回転とは、
両ローラの接触部における表面が同じ方向に移動するよ
うに両ローラが回転していることをいう。また、現像剤
収容部は、上記ケーシング3の内面によって形成され、
現像ローラ4の下方のケーシング3上に現像剤溜り(以
下、トナー溜りという)が生じる。
【0016】上記現像ローラ4は、感光体ドラム1表面
と所定間隙をおいて配置して非接触現像を行うようにし
ても良いし、現像ローラ4上のトナー層が感光体ドラム
1表面に接触するように配置して接触現像を行うように
しても良い。
と所定間隙をおいて配置して非接触現像を行うようにし
ても良いし、現像ローラ4上のトナー層が感光体ドラム
1表面に接触するように配置して接触現像を行うように
しても良い。
【0017】上記トナー供給ローラ5a,5b,5c
は、表面近傍の内部にトナーを保持できるように、スポ
ンジ層を備えたローラ、多数のファーブラシが植設され
たローラ等の構造を採用することが好ましい。また、少
なくとも表面の材質は、現像ローラ4と接触してトナー
と現像ローラ4に所望の摩擦帯電を与えることのできる
ように、摩擦帯電系列上トナー材料と現像ローラ4材料
との中間にあるものを採用する。そして、トナー供給ロ
ーラ5a,5b,5cは、表面が現像ローラ4との接触
部Bにおいて現像ローラ4表面と同方向に移動する順方
向の回転にするように、図示しない駆動装置により回転
駆動される。周速は例えば現像ローラ4の周速の約0.
5〜1.5倍に設定することが望ましい。
は、表面近傍の内部にトナーを保持できるように、スポ
ンジ層を備えたローラ、多数のファーブラシが植設され
たローラ等の構造を採用することが好ましい。また、少
なくとも表面の材質は、現像ローラ4と接触してトナー
と現像ローラ4に所望の摩擦帯電を与えることのできる
ように、摩擦帯電系列上トナー材料と現像ローラ4材料
との中間にあるものを採用する。そして、トナー供給ロ
ーラ5a,5b,5cは、表面が現像ローラ4との接触
部Bにおいて現像ローラ4表面と同方向に移動する順方
向の回転にするように、図示しない駆動装置により回転
駆動される。周速は例えば現像ローラ4の周速の約0.
5〜1.5倍に設定することが望ましい。
【0018】上記層厚ならし板6は10〜20g/cm程
度の軽い当接圧で現像ローラ4に当接するように配置す
る。これはトナー層の厚みを均一にならすものである
が、上記のトナー供給ローラ5aと現像ローラ4との接
触部Bを通過した現像ローラ4上のトナー層で、充分な
厚みの均一性を実現できる場合等には省略しても良い。
但し、現像装置内からのトナー漏れを防止する必要があ
るので、層厚ならし板6の代わりに、図中のシール部材
16のようなシール部材を取り付けることが望ましい。
度の軽い当接圧で現像ローラ4に当接するように配置す
る。これはトナー層の厚みを均一にならすものである
が、上記のトナー供給ローラ5aと現像ローラ4との接
触部Bを通過した現像ローラ4上のトナー層で、充分な
厚みの均一性を実現できる場合等には省略しても良い。
但し、現像装置内からのトナー漏れを防止する必要があ
るので、層厚ならし板6の代わりに、図中のシール部材
16のようなシール部材を取り付けることが望ましい。
【0019】また、図1に示すように、現像ローラ4に
は適当な現像バイアス電圧、例えば直流、交流、直流重
畳の交流、パルス電圧などを現像バイアス電源8から印
加する。特に非接触現像の場合には、飛翔条件の良い交
番成分を有する電圧(交流、直流重畳の交流、又は、パ
ルス電圧など)を印加することが望ましい。また、トナ
ー供給ローラ5a,5b,5cと現像ローラ4との間に
トナーが現像ローラ4側に移動するような電界を形成す
る電界形成手段として、トナー供給ローラ5a,5b,
5cの芯金部に所定の供給バイアス電圧を印加する供給
バイアス電源9を設けている。
は適当な現像バイアス電圧、例えば直流、交流、直流重
畳の交流、パルス電圧などを現像バイアス電源8から印
加する。特に非接触現像の場合には、飛翔条件の良い交
番成分を有する電圧(交流、直流重畳の交流、又は、パ
ルス電圧など)を印加することが望ましい。また、トナ
ー供給ローラ5a,5b,5cと現像ローラ4との間に
トナーが現像ローラ4側に移動するような電界を形成す
る電界形成手段として、トナー供給ローラ5a,5b,
5cの芯金部に所定の供給バイアス電圧を印加する供給
バイアス電源9を設けている。
【0020】ところで、上記現像装置2を備えた複写機
を、図2の示すように、現像装置2の現像ローラ4が感
光体ドラム1の右側方に位置するように設置して使用す
る場合には、現像ローラ4下方のケーシング3上のトナ
ー溜り7のトナーが、そのトナー溜りに接触しているト
ナー供給ローラ5aのスポンジやブラシの空隙及び表面
に付着し、トナー供給ローラ5aの時計方向の回転によ
ってトナー供給ローラ5aと現像ローラ4との接触部B
に向けて搬送される。この接触部Bにおいて、トナー供
給ローラ5aの表面と現像ローラ4表面とが相対速度差
をもって移動するので、現像領域A通過時に感光体ドラ
ム1表面に付着せずに現像ローラ4表面に残留している
非画像部の残トナーは、トナー供給ローラ5a(例えば
スポンジローラ)により機械的、電気的に掻き取られ、
また、現像ローラ4上の電荷もトナー供給ローラ5aに
よる摩擦帯電により一定化され、これにより、現像ロー
ラ4表面は初期化される。そして、現像ローラ4とトナ
ーとトナー供給ローラ5aの摩擦により現像ローラ4の
誘電体部に所望のトナー帯電極性と逆極性の帯電(正規
現像(P/P)においては感光体電荷と同極性の帯電で
あり、反転現像(N/P)においては感光体電荷と逆極
性の帯電である)を与え、現像ローラ4上に所定電界を
形成する。一方、トナー供給ローラ5aは現像ローラ4
に対して順方向に回転しているためトナー供給ローラ5
aに付着したトナーは現像ローラ4とトナー供給ローラ
5a間で摺察され、ほとんどが所望の極性(正規現像に
おいては感光体電荷と逆極性であり、反転現像において
は感光体電荷と同極性である)に帯電する。そして、ト
ナー供給ローラ5a上の帯電トナーは現像ローラ4上に
吸引され現像ローラ4表面に多層に付着する。これによ
り、現像ローラ4は帯電トナーを担持した状態でこの接
触部Bを出ていく。
を、図2の示すように、現像装置2の現像ローラ4が感
光体ドラム1の右側方に位置するように設置して使用す
る場合には、現像ローラ4下方のケーシング3上のトナ
ー溜り7のトナーが、そのトナー溜りに接触しているト
ナー供給ローラ5aのスポンジやブラシの空隙及び表面
に付着し、トナー供給ローラ5aの時計方向の回転によ
ってトナー供給ローラ5aと現像ローラ4との接触部B
に向けて搬送される。この接触部Bにおいて、トナー供
給ローラ5aの表面と現像ローラ4表面とが相対速度差
をもって移動するので、現像領域A通過時に感光体ドラ
ム1表面に付着せずに現像ローラ4表面に残留している
非画像部の残トナーは、トナー供給ローラ5a(例えば
スポンジローラ)により機械的、電気的に掻き取られ、
また、現像ローラ4上の電荷もトナー供給ローラ5aに
よる摩擦帯電により一定化され、これにより、現像ロー
ラ4表面は初期化される。そして、現像ローラ4とトナ
ーとトナー供給ローラ5aの摩擦により現像ローラ4の
誘電体部に所望のトナー帯電極性と逆極性の帯電(正規
現像(P/P)においては感光体電荷と同極性の帯電で
あり、反転現像(N/P)においては感光体電荷と逆極
性の帯電である)を与え、現像ローラ4上に所定電界を
形成する。一方、トナー供給ローラ5aは現像ローラ4
に対して順方向に回転しているためトナー供給ローラ5
aに付着したトナーは現像ローラ4とトナー供給ローラ
5a間で摺察され、ほとんどが所望の極性(正規現像に
おいては感光体電荷と逆極性であり、反転現像において
は感光体電荷と同極性である)に帯電する。そして、ト
ナー供給ローラ5a上の帯電トナーは現像ローラ4上に
吸引され現像ローラ4表面に多層に付着する。これによ
り、現像ローラ4は帯電トナーを担持した状態でこの接
触部Bを出ていく。
【0021】ここで、トナー供給ローラ5aより現像ロ
ーラ4の回転方向で下流に位置するトナー供給ローラ5
b,5cは、現像ローラ4に対して順方向に、かつ等速
で回転し、上記供給バイアス電圧の印加によってトナー
を現像ローラ4側に移動させるような電界が発生してい
るので、現像ローラ4上のトナーを掻き落して、トナー
層を乱すことはない。
ーラ4の回転方向で下流に位置するトナー供給ローラ5
b,5cは、現像ローラ4に対して順方向に、かつ等速
で回転し、上記供給バイアス電圧の印加によってトナー
を現像ローラ4側に移動させるような電界が発生してい
るので、現像ローラ4上のトナーを掻き落して、トナー
層を乱すことはない。
【0022】上記接触部Bを通過した現像ローラ4上の
トナー層は、現像ローラ4上に軽く当接している層厚な
らし板6で厚みを均一に制御された後、現像領域Aに搬
送される。現像領域Aでは、接触又は非接触現像法で最
適な現像バイアスが印加された現像ローラ4の表面と感
光体ドラム1表面とがほぼ等速で移動しながら現像が行
われる。
トナー層は、現像ローラ4上に軽く当接している層厚な
らし板6で厚みを均一に制御された後、現像領域Aに搬
送される。現像領域Aでは、接触又は非接触現像法で最
適な現像バイアスが印加された現像ローラ4の表面と感
光体ドラム1表面とがほぼ等速で移動しながら現像が行
われる。
【0023】一方、図3に示すように、使用者が複写機
を図2の状態から時計回りに90度回転して設置した状
態で使用する場合には、トナーがケーシング3内面に沿
って移動し現像ローラ4下方にトナー溜りが発生し、ト
ナー供給ローラ5bのみがトナー溜り7と接触するよう
になるので、トナー供給ローラ5bから現像ローラ4上
にトナーが供給される。ここで、トナー供給ローラ5c
は現像ローラ4上に担持されたトナー層に接触すること
になるが、このトナー供給ローラ5cは現像ローラ4に
対して順方向に、かつ等速で回転し、上記供給バイアス
電圧の印加によってトナーを現像ローラ4側に移動させ
るような電界が発生しているので、現像ローラ4上のト
ナーを掻き落して、トナー層を乱すことはない。そし
て、現像ローラ4は更に回転し、現像ローラ4上に形成
されたトナー層は層厚ならし板6によって厚みが均一に
規制され、現像領域Aに到達する。現像領域Aでは、最
適な現像バイアス電圧が印加された接触又は非接触現像
法で現像が行なわれる。
を図2の状態から時計回りに90度回転して設置した状
態で使用する場合には、トナーがケーシング3内面に沿
って移動し現像ローラ4下方にトナー溜りが発生し、ト
ナー供給ローラ5bのみがトナー溜り7と接触するよう
になるので、トナー供給ローラ5bから現像ローラ4上
にトナーが供給される。ここで、トナー供給ローラ5c
は現像ローラ4上に担持されたトナー層に接触すること
になるが、このトナー供給ローラ5cは現像ローラ4に
対して順方向に、かつ等速で回転し、上記供給バイアス
電圧の印加によってトナーを現像ローラ4側に移動させ
るような電界が発生しているので、現像ローラ4上のト
ナーを掻き落して、トナー層を乱すことはない。そし
て、現像ローラ4は更に回転し、現像ローラ4上に形成
されたトナー層は層厚ならし板6によって厚みが均一に
規制され、現像領域Aに到達する。現像領域Aでは、最
適な現像バイアス電圧が印加された接触又は非接触現像
法で現像が行なわれる。
【0024】また、図4に示すように、使用者が複写機
を図3の状態から時計回りに更に90度回転(図2の初
期設置状態からは180度回転)した状態で設置して使
用する場合には、トナーがケーシング3内面に沿って移
動し現像ローラ4下方にトナー溜りが発生し、トナー供
給ローラ5cのみがトナー溜り7と接触するようになる
ので、トナー供給ローラ5cから現像ローラ4上にトナ
ーが供給される。そして、現像ローラ4は更に回転し、
現像ローラ4上に形成されたトナー層は層厚ならし板6
によって厚みが均一に規制され、現像領域Aに到達す
る。現像領域Aでは、最適な現像バイアス電圧が印加さ
れた接触又は非接触現像法で現像が行なわれる。
を図3の状態から時計回りに更に90度回転(図2の初
期設置状態からは180度回転)した状態で設置して使
用する場合には、トナーがケーシング3内面に沿って移
動し現像ローラ4下方にトナー溜りが発生し、トナー供
給ローラ5cのみがトナー溜り7と接触するようになる
ので、トナー供給ローラ5cから現像ローラ4上にトナ
ーが供給される。そして、現像ローラ4は更に回転し、
現像ローラ4上に形成されたトナー層は層厚ならし板6
によって厚みが均一に規制され、現像領域Aに到達す
る。現像領域Aでは、最適な現像バイアス電圧が印加さ
れた接触又は非接触現像法で現像が行なわれる。
【0025】また、図5に示すように、使用者が複写機
を図4の状態から時計回りに更に90度回転(図2の初
期設置状態からは270度回転)した状態で設置して使
用する場合には、トナー供給ローラ5a及び5cがトナ
ー溜り7と接触するようになるので、トナー供給ローラ
5a及び5cから現像ローラ4上にトナーが供給され
る。そして、現像ローラ4は更に回転し、現像ローラ4
上に形成されたトナー層は層厚ならし板6によって厚み
が均一に規制され、現像領域Aに到達する。現像領域A
では、最適な現像バイアス電圧が印加された接触又は非
接触現像法で現像が行なわれる。
を図4の状態から時計回りに更に90度回転(図2の初
期設置状態からは270度回転)した状態で設置して使
用する場合には、トナー供給ローラ5a及び5cがトナ
ー溜り7と接触するようになるので、トナー供給ローラ
5a及び5cから現像ローラ4上にトナーが供給され
る。そして、現像ローラ4は更に回転し、現像ローラ4
上に形成されたトナー層は層厚ならし板6によって厚み
が均一に規制され、現像領域Aに到達する。現像領域A
では、最適な現像バイアス電圧が印加された接触又は非
接触現像法で現像が行なわれる。
【0026】以上、本実施例によれば、上記トナー供給
ローラ5a,5b,5cの少なくとも一つがトナー溜り
7に接触するように構成したことにより、現像装置2を
現像ローラ4表面の移動方向に任意に傾けた場合でも、
トナー溜り7の現像剤をトナー供給ローラ5a,5b,
5cの少なくとも一つに付着させ、現像ローラ4との対
向部に搬送し、現像ローラ4上に所定量の現像剤を安定
して供給できるようになるので、地肌汚れ、画像のシャ
ープネスの低下、画像濃度の低下等のない高画像品質を
維持できる。
ローラ5a,5b,5cの少なくとも一つがトナー溜り
7に接触するように構成したことにより、現像装置2を
現像ローラ4表面の移動方向に任意に傾けた場合でも、
トナー溜り7の現像剤をトナー供給ローラ5a,5b,
5cの少なくとも一つに付着させ、現像ローラ4との対
向部に搬送し、現像ローラ4上に所定量の現像剤を安定
して供給できるようになるので、地肌汚れ、画像のシャ
ープネスの低下、画像濃度の低下等のない高画像品質を
維持できる。
【0027】また、本実施例によれば、トナー溜り7に
接触しているトナー供給ローラより現像ローラ4の回転
方向の下流にあって、かつ、トナー溜り7に接触してい
ないトナー供給ローラが、現像ローラ4に対して順方向
に、かつ等速で回転し、上記供給バイアス電圧の印加に
よってトナーを現像ローラ4側に移動させるような電界
が発生し、これにより、現像ローラ4上に担持されたト
ナーが、トナー溜り7に接触していないトナー供給ロー
ラで掻き落されないようにすることができるので、更に
安定して現像ローラ4上に所定量のトナーを担持できる
ようになる。
接触しているトナー供給ローラより現像ローラ4の回転
方向の下流にあって、かつ、トナー溜り7に接触してい
ないトナー供給ローラが、現像ローラ4に対して順方向
に、かつ等速で回転し、上記供給バイアス電圧の印加に
よってトナーを現像ローラ4側に移動させるような電界
が発生し、これにより、現像ローラ4上に担持されたト
ナーが、トナー溜り7に接触していないトナー供給ロー
ラで掻き落されないようにすることができるので、更に
安定して現像ローラ4上に所定量のトナーを担持できる
ようになる。
【0028】〔実施例2〕図6は、他の実施例に係る現
像装置2の概略構成を示す正面図であり、図7は、同現
像装置2内の現像ローラ4及びトナー供給ローラ5の斜
視図である。上記実施例1の現像装置2と異なる点は、
トナー供給ローラ5を1台のみ設け、この1台のトナー
供給ローラ5が現像ローラ4の表面に沿って移動可能に
なるように、トナー供給ローラ5と現像ローラ4との間
にトナー供給ローラ5の支持手段としての連結部材10
を設けている点である。
像装置2の概略構成を示す正面図であり、図7は、同現
像装置2内の現像ローラ4及びトナー供給ローラ5の斜
視図である。上記実施例1の現像装置2と異なる点は、
トナー供給ローラ5を1台のみ設け、この1台のトナー
供給ローラ5が現像ローラ4の表面に沿って移動可能に
なるように、トナー供給ローラ5と現像ローラ4との間
にトナー供給ローラ5の支持手段としての連結部材10
を設けている点である。
【0029】図6において、現像領域Aを通過した現像
ローラ4表面は、矢印の方向に約120mm/secで回転
し、トナー供給ローラ5との接触部Bに到達する。トナ
ー供給ローラ5はトナー溜り7に接触しているので、ト
ナー溜り7のトナーがトナー供給ローラ5に付着し、現
像ローラ4に安定して供給される。そして、現像ローラ
4は更に回転し、現像ローラ4上に形成されたトナー層
は層厚ならし板6によって厚みが均一に規制され、現像
領域Aに到達する。現像領域Aでは、最適な現像バイア
ス電圧が印加された接触又は非接触現像法で現像が行な
われる。
ローラ4表面は、矢印の方向に約120mm/secで回転
し、トナー供給ローラ5との接触部Bに到達する。トナ
ー供給ローラ5はトナー溜り7に接触しているので、ト
ナー溜り7のトナーがトナー供給ローラ5に付着し、現
像ローラ4に安定して供給される。そして、現像ローラ
4は更に回転し、現像ローラ4上に形成されたトナー層
は層厚ならし板6によって厚みが均一に規制され、現像
領域Aに到達する。現像領域Aでは、最適な現像バイア
ス電圧が印加された接触又は非接触現像法で現像が行な
われる。
【0030】一方、図8に示すように、使用者が複写機
を図6の状態から時計回りに90度回転した状態で設置
して使用する場合には、トナーは重力によって下方に移
動して、トナー溜り7を形成する。このとき、トナー供
給ローラ5が現像ローラ4表面に沿って移動可能に連結
部材10で支持されているので、トナー供給ローラ5は
トナーとともに下方に移動し、トナー溜り7に接触する
ようになる。したがって、トナー溜り7を形成する。こ
のとき、トナー供給ローラ5が現像ローラ4表面に沿っ
て移動可能に連結部材10で支持されているので、トナ
ー供給ローラ5はトナーとともに下方に移動し、トナー
溜り7に接触するようになる。したがって、この場合に
も、トナー溜り7のトナーがトナー供給ローラ5に付着
し、現像ローラ4に安定して供給される。
を図6の状態から時計回りに90度回転した状態で設置
して使用する場合には、トナーは重力によって下方に移
動して、トナー溜り7を形成する。このとき、トナー供
給ローラ5が現像ローラ4表面に沿って移動可能に連結
部材10で支持されているので、トナー供給ローラ5は
トナーとともに下方に移動し、トナー溜り7に接触する
ようになる。したがって、トナー溜り7を形成する。こ
のとき、トナー供給ローラ5が現像ローラ4表面に沿っ
て移動可能に連結部材10で支持されているので、トナ
ー供給ローラ5はトナーとともに下方に移動し、トナー
溜り7に接触するようになる。したがって、この場合に
も、トナー溜り7のトナーがトナー供給ローラ5に付着
し、現像ローラ4に安定して供給される。
【0031】図9及び図10は、それぞれ使用者が複写
機を図8の状態から更に時計回りに90度、180度回
転して設置した状態で使用する場合の現像装置の内部の
様子を示しているが、いずれの場合も、トナー供給ロー
ラ5は自重によってトナーとともに下方に移動し、トナ
ー溜り7に接触するようになるので、トナーがトナー供
給ローラ5に付着し、現像ローラ4に安定して供給され
るようになる。
機を図8の状態から更に時計回りに90度、180度回
転して設置した状態で使用する場合の現像装置の内部の
様子を示しているが、いずれの場合も、トナー供給ロー
ラ5は自重によってトナーとともに下方に移動し、トナ
ー溜り7に接触するようになるので、トナーがトナー供
給ローラ5に付着し、現像ローラ4に安定して供給され
るようになる。
【0032】以上、本実施例によれば、現像装置2を現
像ローラ4の回転方向に沿って任意に傾いた状態で複写
機が使用された場合に、トナーは重力によって現像ロー
ラ4の下方に移動してトナー溜り7を形成し、一方トナ
ー供給ローラ5も重力によって現像ローラ4の下方に移
動する。これにより、トナー供給ローラ5が現像ローラ
4の下方のトナー溜り7に常に接触することができるよ
うになるので、より簡単な構成で、現像ローラ4上に所
定量のトナーを安定して供給できるようになり、コスト
の低減と信頼性の向上を図ることができる。なお、本実
施例において、上記トナー供給ローラ5におもりを付加
して、トナー供給ローラ5が重力によって確実に下方に
移動するように構成してもよい。
像ローラ4の回転方向に沿って任意に傾いた状態で複写
機が使用された場合に、トナーは重力によって現像ロー
ラ4の下方に移動してトナー溜り7を形成し、一方トナ
ー供給ローラ5も重力によって現像ローラ4の下方に移
動する。これにより、トナー供給ローラ5が現像ローラ
4の下方のトナー溜り7に常に接触することができるよ
うになるので、より簡単な構成で、現像ローラ4上に所
定量のトナーを安定して供給できるようになり、コスト
の低減と信頼性の向上を図ることができる。なお、本実
施例において、上記トナー供給ローラ5におもりを付加
して、トナー供給ローラ5が重力によって確実に下方に
移動するように構成してもよい。
【0033】〔実施例3〕図11は、更に他の実施例に
係る現像装置2の現像ローラ4及びトナー供給ローラ5
の斜視図であり、図12は、同現像装置2の概略構成を
示す正面図である。上記実施例2の現像装置2では、ト
ナー供給ローラ5の移動を重力を利用して行なっている
が、本実施例3では、トナー溜り7の位置を検知し、そ
の位置にトナー供給ローラ5を移動させるように制御し
ている。具体的には、トナー溜り7の位置を検する現像
剤溜り検知手段としてのトナーセンサ11a〜11cと
を設け、トナーセンサ11a〜11cの出力値に基づい
てトナー供給ローラ5の移動を制御する制御手段とし
て、サーボモータ12、ギア13、及びCPU,RA
M,ROM,I/O部等からなる制御部14等を設けて
いる。ここで、上記トナーセンサ11a〜11cとして
は、圧電振動子、超音波センサ等を用いることができ
る。
係る現像装置2の現像ローラ4及びトナー供給ローラ5
の斜視図であり、図12は、同現像装置2の概略構成を
示す正面図である。上記実施例2の現像装置2では、ト
ナー供給ローラ5の移動を重力を利用して行なっている
が、本実施例3では、トナー溜り7の位置を検知し、そ
の位置にトナー供給ローラ5を移動させるように制御し
ている。具体的には、トナー溜り7の位置を検する現像
剤溜り検知手段としてのトナーセンサ11a〜11cと
を設け、トナーセンサ11a〜11cの出力値に基づい
てトナー供給ローラ5の移動を制御する制御手段とし
て、サーボモータ12、ギア13、及びCPU,RA
M,ROM,I/O部等からなる制御部14等を設けて
いる。ここで、上記トナーセンサ11a〜11cとして
は、圧電振動子、超音波センサ等を用いることができ
る。
【0034】本実施例において、図12(a)に示すよ
うな現像装置2の位置で複写機を使用する場合には、現
像ローラ4の下方にトナー溜り7が移動するが、各トナ
ーセンサ11a〜11cの出力値の信号とトナー供給ロ
ーラ5の現在位置の情報により、図12(b)に示すよ
うにトナー溜り7の位置にトナー供給ローラ5が移動す
るように、制御部14でサーボモータ12を駆動する。
したがって、現像装置2を現像ローラ4表面の移動方向
に沿って任意に傾けた場合でも、常にトナー溜り7の位
置を把握し、その位置にトナー供給ローラ5を移動して
トナー溜り7に接触させることができるようになるの
で、トナー供給ローラ5へのトナーの付着を確実に行な
うことができ、現像ローラ4上に所定量のトナーを更に
安定して供給できるようになる。ここで、トナー供給ロ
ーラ5とトナー溜りの位置の一致の正確さを増すために
は、トナーセンサ11の数を増やせばよいが、コストと
のバランスから、通常の大きさの現像装置では、3〜5
個のトナーセンサによってトナー溜りの位置が決定され
る。
うな現像装置2の位置で複写機を使用する場合には、現
像ローラ4の下方にトナー溜り7が移動するが、各トナ
ーセンサ11a〜11cの出力値の信号とトナー供給ロ
ーラ5の現在位置の情報により、図12(b)に示すよ
うにトナー溜り7の位置にトナー供給ローラ5が移動す
るように、制御部14でサーボモータ12を駆動する。
したがって、現像装置2を現像ローラ4表面の移動方向
に沿って任意に傾けた場合でも、常にトナー溜り7の位
置を把握し、その位置にトナー供給ローラ5を移動して
トナー溜り7に接触させることができるようになるの
で、トナー供給ローラ5へのトナーの付着を確実に行な
うことができ、現像ローラ4上に所定量のトナーを更に
安定して供給できるようになる。ここで、トナー供給ロ
ーラ5とトナー溜りの位置の一致の正確さを増すために
は、トナーセンサ11の数を増やせばよいが、コストと
のバランスから、通常の大きさの現像装置では、3〜5
個のトナーセンサによってトナー溜りの位置が決定され
る。
【0035】以下、上記実施例1〜3のより具体的な態
様を説明する。なお、本具体例では、付着トナー量を増
大させるなどの目的で、表面に誘電体部と接地された導
電体部とが微小面積で混在露出するように構成された現
像ローラ4を用いている。 (1)現像ローラ4 ・径が25mmの芯金ローラ表面にローレット加工によ
り、深さ0.1mm、溝巾0.13mmの溝を、ピッチ0.
3mm、角度45度でアヤメ状に形成した。 ・この芯金ローラの表面に、弗素系樹脂(旭硝子ルミフ
ロンLF200)をコーティングし、100℃で約30
分乾燥させて誘電層コートを施した。 ・このローラの表面を切削加工して芯金部を導電体部と
して表面に露出させ、ローレット加工の溝に充填されて
残っている弗素系樹脂部を、誘電体部とした。このとき
の導電体部の面積は全体の36%で、誘電体部は全体の
64%にした。 (2)トナー供給ローラ5 ・発泡ポリウレタンカーボン含浸処理した体積抵抗10
7Ωcmで径14mmのスポンジローラを食い込み量1mmで
現像ローラ4に当接させて配置した。 ・このスポンジローラの芯金に所定の供給バイアスを印
加した。 (3)層厚ならし板6 ・厚さ2mmのウレタンゴムからなる弾性板を、現像ロー
ラ4に対して10〜20g/cmの接触圧で接触配置した。 (4)現像バイアス,現像ギャップ ・接触現像:現像ローラ4に直流−250Vを重畳した
ピーク・ツウ・ピーク500V、250Hzの交流バイ
アスを印加した(これに代え、−100〜250Vの直
流バイアスを印加しても良い)。現像ギャップは0mmに
設定する(この場合、ベルト状の感光体、又は現像ロー
ラとしてゴム上の弾性ローラを使用する)。 ・非接触現像:現像ローラ4に直流−500Vを重畳し
たピーク・ツウ・ピーク1000V、250Hzの交流
バイアスを印加した(これに代え、−50〜150Vの
直流バイアスを印加しても良い)。現像ギャップは15
0μmに設定する(この場合、感光体、現像ローラとも
にハードタイプが有利である)。 (5)感光体 ・OPC ・一様帯電電位を−900Vに設定した。 (6)トナー ・非磁性スチレンアクリル系プラス帯電トナー ・極性制御剤としてニグロシンを用い、外添剤としてS
iO2微粉末0.5wt%を外添した。
様を説明する。なお、本具体例では、付着トナー量を増
大させるなどの目的で、表面に誘電体部と接地された導
電体部とが微小面積で混在露出するように構成された現
像ローラ4を用いている。 (1)現像ローラ4 ・径が25mmの芯金ローラ表面にローレット加工によ
り、深さ0.1mm、溝巾0.13mmの溝を、ピッチ0.
3mm、角度45度でアヤメ状に形成した。 ・この芯金ローラの表面に、弗素系樹脂(旭硝子ルミフ
ロンLF200)をコーティングし、100℃で約30
分乾燥させて誘電層コートを施した。 ・このローラの表面を切削加工して芯金部を導電体部と
して表面に露出させ、ローレット加工の溝に充填されて
残っている弗素系樹脂部を、誘電体部とした。このとき
の導電体部の面積は全体の36%で、誘電体部は全体の
64%にした。 (2)トナー供給ローラ5 ・発泡ポリウレタンカーボン含浸処理した体積抵抗10
7Ωcmで径14mmのスポンジローラを食い込み量1mmで
現像ローラ4に当接させて配置した。 ・このスポンジローラの芯金に所定の供給バイアスを印
加した。 (3)層厚ならし板6 ・厚さ2mmのウレタンゴムからなる弾性板を、現像ロー
ラ4に対して10〜20g/cmの接触圧で接触配置した。 (4)現像バイアス,現像ギャップ ・接触現像:現像ローラ4に直流−250Vを重畳した
ピーク・ツウ・ピーク500V、250Hzの交流バイ
アスを印加した(これに代え、−100〜250Vの直
流バイアスを印加しても良い)。現像ギャップは0mmに
設定する(この場合、ベルト状の感光体、又は現像ロー
ラとしてゴム上の弾性ローラを使用する)。 ・非接触現像:現像ローラ4に直流−500Vを重畳し
たピーク・ツウ・ピーク1000V、250Hzの交流
バイアスを印加した(これに代え、−50〜150Vの
直流バイアスを印加しても良い)。現像ギャップは15
0μmに設定する(この場合、感光体、現像ローラとも
にハードタイプが有利である)。 (5)感光体 ・OPC ・一様帯電電位を−900Vに設定した。 (6)トナー ・非磁性スチレンアクリル系プラス帯電トナー ・極性制御剤としてニグロシンを用い、外添剤としてS
iO2微粉末0.5wt%を外添した。
【0036】また、上記具体例においては、負帯電感光
体でのP/P現像方式の場合で説明したが、本発明は、
感光体の帯電極性、現像方式等に限定されることなく適
用できる。
体でのP/P現像方式の場合で説明したが、本発明は、
感光体の帯電極性、現像方式等に限定されることなく適
用できる。
【0037】また、上記具体例においては、表面が誘電
体部および導電体部で構成された現像ローラ4を使用
し、非磁性一成分系現像剤を用いた現像装置の例で説明
したが、本発明は、表面が誘電体部及び導電体部で構成
されていない、金属、ゴム等による導電ローラ、ソフト
タイプ又はハードタイプの半導電ローラ、絶縁性コート
ローラ、フロート電極ローラなどの現像ローラを備えた
現像装置や、内部に磁石を配置した現像ローラなどを備
えて磁性一成分系現像剤を用いる現像装置などにも同様
に適用できる。また、本発明は、静電アクチュエータ、
超音波アクチュエータ等を用いてトナーを搬送する現像
剤担持体や、ベルト状の現像剤担持体にも適用できる。
体部および導電体部で構成された現像ローラ4を使用
し、非磁性一成分系現像剤を用いた現像装置の例で説明
したが、本発明は、表面が誘電体部及び導電体部で構成
されていない、金属、ゴム等による導電ローラ、ソフト
タイプ又はハードタイプの半導電ローラ、絶縁性コート
ローラ、フロート電極ローラなどの現像ローラを備えた
現像装置や、内部に磁石を配置した現像ローラなどを備
えて磁性一成分系現像剤を用いる現像装置などにも同様
に適用できる。また、本発明は、静電アクチュエータ、
超音波アクチュエータ等を用いてトナーを搬送する現像
剤担持体や、ベルト状の現像剤担持体にも適用できる。
【0038】また、本実施例では、複写機本体を傾けて
使用する場合について説明してきたが、本発明は、複写
機本体は固定した状態で、現像装置を傾けて使用するよ
うな場合にも適用できる。
使用する場合について説明してきたが、本発明は、複写
機本体は固定した状態で、現像装置を傾けて使用するよ
うな場合にも適用できる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、現像装置が現
像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置され
た場合でも、該現像剤担持体の下方の現像剤収容部上に
移動した現像剤溜りに、上記複数の現像剤供給部材の少
なくとも一つが接触するようになり、これにより、該現
像剤溜りの現像剤を上記現像剤供給部材に付着させ、該
現像剤担持体との対向部に搬送し、該現像剤担持体上に
所定量の現像剤を安定して供給できるようになるので、
地肌汚れ、画像のシャープネスの低下、画像濃度の低下
等のない高画像品質を維持できるという効果がある。
像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置され
た場合でも、該現像剤担持体の下方の現像剤収容部上に
移動した現像剤溜りに、上記複数の現像剤供給部材の少
なくとも一つが接触するようになり、これにより、該現
像剤溜りの現像剤を上記現像剤供給部材に付着させ、該
現像剤担持体との対向部に搬送し、該現像剤担持体上に
所定量の現像剤を安定して供給できるようになるので、
地肌汚れ、画像のシャープネスの低下、画像濃度の低下
等のない高画像品質を維持できるという効果がある。
【0040】また、請求項2又は3の発明によれば、上
記現像剤担持体上に担持された現像剤が、上記現像剤溜
りに接触していない現像剤供給部材で掻き落されないよ
うにすることができるので、更に安定して該現像剤担持
体上に所定量の現像剤を担持できるようになるという効
果がある。
記現像剤担持体上に担持された現像剤が、上記現像剤溜
りに接触していない現像剤供給部材で掻き落されないよ
うにすることができるので、更に安定して該現像剤担持
体上に所定量の現像剤を担持できるようになるという効
果がある。
【0041】また、請求項4の発明によれば、現像装置
が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置
された場合に、現像剤溜りが該現像剤担持体上の現像剤
搬送方向に沿って該現像剤担持体の下方の現像剤収容部
上に移動し、また、上記支持手段で支持された現像剤供
給部材が該現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って移
動し、該現像剤溜りに接触するようになり、これによ
り、該現像剤溜りの現像剤を該現像剤供給部材に付着さ
せ、該現像剤担持体との対向部に搬送できるようにな
り、更に該現像剤担持体と該現像剤供給部材との間が所
定距離に維持され、該現像剤担持体上に所定量の現像剤
を安定して供給できるようになるので、地肌汚れ、画像
のシャープネスの低下、画像濃度の低下等のない高画像
品質を維持できるという効果がある。
が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置
された場合に、現像剤溜りが該現像剤担持体上の現像剤
搬送方向に沿って該現像剤担持体の下方の現像剤収容部
上に移動し、また、上記支持手段で支持された現像剤供
給部材が該現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って移
動し、該現像剤溜りに接触するようになり、これによ
り、該現像剤溜りの現像剤を該現像剤供給部材に付着さ
せ、該現像剤担持体との対向部に搬送できるようにな
り、更に該現像剤担持体と該現像剤供給部材との間が所
定距離に維持され、該現像剤担持体上に所定量の現像剤
を安定して供給できるようになるので、地肌汚れ、画像
のシャープネスの低下、画像濃度の低下等のない高画像
品質を維持できるという効果がある。
【0042】また、請求項5の発明によれば、現像装置
が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置
された場合に、上記現像剤溜りの位置を把握し、その位
置に上記現像剤供給部材を移動できるようになるので、
該現像剤供給部材への現像剤の付着を確実に行なうこと
ができ、該現像剤担持体上に所定量の現像剤を更に安定
して供給できるようになるという効果がある。
が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置
された場合に、上記現像剤溜りの位置を把握し、その位
置に上記現像剤供給部材を移動できるようになるので、
該現像剤供給部材への現像剤の付着を確実に行なうこと
ができ、該現像剤担持体上に所定量の現像剤を更に安定
して供給できるようになるという効果がある。
【0043】また、請求項6の発明によれば、現像装置
が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置
された場合でも、上記現像剤供給部材を重力によって現
像剤担持体の下方に移動させ、該現像剤担持体の下方の
現像剤収容部上の現像剤溜りに接触させることができる
ようになるので、より簡単な構成で、該現像剤担持体上
に所定量の現像剤を更に安定して供給できるようにな
り、コストの低減と信頼性の向上を図ることができると
いう効果がある。
が現像剤担持体上の現像剤搬送方向に沿って傾いて設置
された場合でも、上記現像剤供給部材を重力によって現
像剤担持体の下方に移動させ、該現像剤担持体の下方の
現像剤収容部上の現像剤溜りに接触させることができる
ようになるので、より簡単な構成で、該現像剤担持体上
に所定量の現像剤を更に安定して供給できるようにな
り、コストの低減と信頼性の向上を図ることができると
いう効果がある。
【図1】実施例1に係る現像装置の概略構成を示す正面
図。
図。
【図2】初期設置位置における同現像装置の正面図。
【図3】初期設置位置から時計回りに90度回転させた
同現像装置の正面図。
同現像装置の正面図。
【図4】初期設置位置から時計回りに180度回転させ
た同現像装置の正面図。
た同現像装置の正面図。
【図5】初期設置位置から時計回りに270度回転させ
た同現像装置の正面図。
た同現像装置の正面図。
【図6】実施例2に係る現像装置の初期設置位置での概
略構成を示す正面図。
略構成を示す正面図。
【図7】同現像装置の現像ローラ及びトナー供給ローラ
の斜視図。。
の斜視図。。
【図8】初期設置位置から時計回りに90度回転させた
同現像装置の正面図。
同現像装置の正面図。
【図9】初期設置位置から時計回りに180度回転させ
た同現像装置の正面図。
た同現像装置の正面図。
【図10】初期設置位置から時計回りに270度回転さ
せた同現像装置の正面図。
せた同現像装置の正面図。
【図11】実施例3に係る現像装置の現像ローラ及びト
ナー供給ローラの斜視図。
ナー供給ローラの斜視図。
【図12】(a)はトナー供給ローラを所定位置に移動
させる前の同現像装置の正面図。(b)はトナー供給ロ
ーラを所定位置に移動させた後の同現像装置の正面図。
させる前の同現像装置の正面図。(b)はトナー供給ロ
ーラを所定位置に移動させた後の同現像装置の正面図。
1 感光体ドラム 2 現像装置 4 現像ローラ 5 トナー供給ローラ 7 トナー溜り 10 連結部材 11 トナーセンサ 12 サーボモータ 13 ギア 14 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 英俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高垣 博光 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 雅子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (6)
- 【請求項1】現像剤と、現像剤を担持する現像剤担持体
と、現像剤収容部の現像剤溜りに接触し該現像剤担持体
に現像剤を供給する現像剤供給部材とを有し、該現像剤
担持体上に担持された現像剤により、潜像担持体上の潜
像を可視像化する現像装置において、 該現像剤供給部材を複数有し、 該現像剤供給部材の少なくとも一つが該現像剤収容部を
移動する現像剤溜りに常に接触するように、該現像剤供
給部材を配置したことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】上記現像剤溜りに接触している現像剤供給
部材より上記現像剤担持体表面の移動方向の下流側にあ
って、かつ、該現像剤溜りに接触していない現像剤供給
部材の表面が、該現像剤担持体との対向部で、該現像剤
担持体表面と等速で、かつ、同方向に移動することを特
徴とする請求項1の現像装置。 - 【請求項3】上記現像剤溜りに接触している現像剤供給
部材より上記現像剤担持体表面の移動方向の下流側にあ
って、かつ、該現像剤溜りに接触していない現像剤供給
部材と、該現像剤担持体との間に、該現像剤供給部材か
ら該現像剤担持体に現像剤が移動するような電界を発生
させる電界発生手段を設けたことを特徴とする請求項1
の現像装置。 - 【請求項4】現像剤と、現像剤を担持する現像剤担持体
と、現像剤収容部の現像剤溜りに接触し該現像剤担持体
に現像剤を供給する現像剤供給部材とを有し、該現像剤
担持体上に担持された現像剤により、潜像担持体上の潜
像を可視像化する現像装置において、 該現像剤収容部を、該現像剤溜りが該現像剤担持体上の
現像剤搬送方向に沿って移動するように構成し、 該現像剤供給部材を、該現像剤担持体上の現像剤搬送方
向に沿って移動可能に支持する支持手段を設けたことを
特徴とする現像装置。 - 【請求項5】上記現像剤溜りの位置を検知する現像剤溜
り検知手段と、 該現像剤溜り検知手段の検知結果に基づいて、上記現像
剤供給部材の移動を制御する制御手段とを設けたことを
特徴とする請求項1の現像装置。 - 【請求項6】上記支持手段を、上記現像剤供給部材が該
現像剤供給部材自身の重量、又は該現像剤供給部材に付
加したおもりによって移動するように構成したことを特
徴とする請求項1の現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19091393A JPH0720713A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19091393A JPH0720713A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720713A true JPH0720713A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=16265800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19091393A Withdrawn JPH0720713A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720713A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009003212A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Brother Ind Ltd | 現像剤供給装置及び画像形成装置 |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP19091393A patent/JPH0720713A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009003212A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Brother Ind Ltd | 現像剤供給装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |