JP2003021964A - 現像装置及びこの現像装置を備えるプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこの現像装置を備えるプロセスカートリッジ並びに画像形成装置

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JP2003021964A
JP2003021964A JP2001205816A JP2001205816A JP2003021964A JP 2003021964 A JP2003021964 A JP 2003021964A JP 2001205816 A JP2001205816 A JP 2001205816A JP 2001205816 A JP2001205816 A JP 2001205816A JP 2003021964 A JP2003021964 A JP 2003021964A
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Osamu Iwasaki
修 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より簡略化された構成で、現像剤担持体から
現像剤収容容器への現像剤回収時における現像剤に対す
る機械的な摺擦を軽減し、長期に亘り安定した画像を得
ることができる現像装置及びこの現像装置を備えるプロ
セスカートリッジ並びに画像形成装置を提供する。 【解決手段】 再帯電ローラ8は、現像ローラ1とトナ
ー供給ブラシ4との間に印加される電圧と逆極性の電圧
が現像ローラ1と再帯電ローラ8との間で放電するよう
現像ローラ1と再帯電ローラ8との間に印加されること
により、現像処理後に現像ローラ1上に残留した残留ト
ナーを帯電させ、トナー供給ブラシ4は、現像剤収容容
器30からのトナーを保持しながら現像ローラ1に供給
すると共に、再帯電ローラ8によって帯電された上記残
留トナーをトナー供給ブラシ4上に静電吸着させ現像剤
収容容器30内に回収するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式等を採用する画像形成装置に用いられる現像
装置及びこの現像装置を備えるプロセスカートリッジ並
びに画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を採用する画像形成
装置においては、例えば、潜像担持体としての感光体に
静電潜像を形成し、該静電潜像を絶縁性トナーによって
現像してトナー像として可視化し、該トナー像を記録材
上に転写し定着するという一連の画像形成プロセスによ
って画像を得ている。
【0003】この画像形成プロセスにおける現像方法と
しては、一般に、トナーのみからなる一成分現像剤を用
いる一成分現像法の方が、磁性粒子及びトナーを含有す
る現像剤を用いる二成分現像法に比べ、現像装置の構成
が簡易であり、且つ、メンテナンスが容易であるため、
この現像法に基づく現像装置が多々提案されている。
又、一成分現像法として、磁性トナーを用いない非磁性
一成分現像法が提案されており、この非磁性一成分現像
法は、近年のカラー画像の要求に対応したカラー画像を
得ることが可能なために、低コストで且つ小型の現像装
置が開発され、製品化されている。
【0004】しかしながら、上述した非磁性一成分現像
法においては、現像剤収容容器内から現像剤担持体たる
現像ローラへの現像剤の供給と該現像ローラから上記現
像剤収容容器内への現像剤の回収とを行なうための供給
回収ローラ等を上記現像ローラに摺擦しながら回転する
よう当接させて供給回収ローラの弾性変形による圧力及
び回転による摺擦力により上記現像ローラに対するトナ
ーの供給及び回収を行なっており、又、現像ローラに近
接若しくは接触して配設された現像剤規制部材たる規制
ブレードと現像ローラとの間を現像ローラ上のトナーが
通過する際の接触摩擦により主にトナーへの電荷付与が
行なわれている。
【0005】よって、非磁性一成分現像法においては、
現像剤収容容器内のトナーが感光体上で現像の工程に供
給されるまでの間にトナーにかかる機械的な負荷は極め
て大きく、トナーに及ぼすダメージは他の現像法に比べ
非常に大きいものとなっている。更に、供給回収ローラ
の配置位置や回転の方向・速度によっては、現像ローラ
上の現像に寄与しなかったトナーを完全に回収すること
ができないことがあり、そのトナーの一部が現像ローラ
上に現像残トナーとして残留する場合が生じる。
【0006】上述のように現像ローラ上に残留した現像
残トナーは、再度、現像ローラと規制ブレードとの間を
通過し、感光体と現像ローラとの間の現像領域に搬送さ
れることになるが、このような供給回収ローラや規制ブ
レードによる摺擦がトナーに対して連続的に繰り返され
ると、トナーの帯電量や流動性を制御している外添剤等
がその都度、供給回収ローラと現像ローラとの摺擦によ
り受ける機械的圧力や摺擦熱の蓄積によりトナー内部に
埋め込まれてしまい、所望の帯電特性と流動性が得られ
ない劣化トナーに変質させてしまう。
【0007】上述のような劣化トナーは初期のトナーの
特性を維持できないことから、画像形成プロセス中に多
くの問題を引き起こすことになり、例えば、上記劣化ト
ナーが現像に寄与した場合、適正な現像特性が得られな
いことによる現像不良が発生しまうと、中抜け等の転写
不良を引き起こす場合がある。又、劣化トナーを中心と
してトナーが凝集してしまい、現像ローラ上への新たな
トナー供給が阻害されて感光体に対するトナー塗布量の
低下が生じ、濃度不良等が発生することもある。更に、
このように凝集した劣化トナーが規制ブレードの現像ロ
ーラとのニップ部や現像ローラ表面で固まって融着する
と、感光体に対して部分的にトナー供給の阻害が生じて
スジ等のコート不良を発生させると共に、新しく現像ロ
ーラ上に供給されるトナーへの電荷付与を阻害する。そ
の結果、未帯電トナーを現像部に搬送することになりカ
ブリ、ムラ等の画像形成不良を生じさせる場合もある。
【0008】又、上述したような現像方法では、トナー
にかかる負荷が大きいだけでなく、現像装置自身にかか
る負荷も大きい。例えば、供給回収ローラに上述したよ
うなスポンジ系ローラを用いた場合、現像ローラに対す
る摺擦が長時間に及ぶと、供給回収ローラ自身の磨耗、
損傷、及びスポンジ部へのトナーの進入による目詰まり
と硬度上昇等が発生し、トナー供給回収ローラとしての
役割が不十分となり感光体に対する良好なトナー供給が
できなくなることもある。
【0009】このように従来の非磁性トナーを用いた一
成分現像法は、簡易な構成でありながら良好なトナー像
を形成することが可能である一方、トナーや現像装置に
対する機械的負荷が大きく、従来の磁性一成分現像現像
法の現像装置や二成分現像法の現像装置に比べ長期的な
耐久性安定性が著しく乏しい。よって、トナー消耗の際
には現像装置を丸ごと交換するカートリッジタイプの現
像装置で主に利用されており、複写機に見られるような
構成部品をそのままにして現像剤のみを補給していくタ
イプの現像装置にはあまり採用されていない。
【0010】そこで、従来では、上記の諸問題を解決す
るため、図14及び図15に示すような現像装置が提案
されている。
【0011】即ち、かかる現像装置は、図14に示すよ
うに、開口部を有し現像剤たるトナーを収容する現像剤
収容容器903と、トナーを担持し潜像担持体たる感光
体ドラム911との対向位置である現像領域に搬送すべ
く上記開口部に設置された現像剤担持体たる現像ローラ
901と、現像ローラ901に対し接触若しくは近接し
て配置された現像剤供給部材たるブラシローラ904
と、現像剤担持体たる現像ローラ901上に供給された
現像剤の層厚を規制するための現像剤規制部材たる規制
ブレード907と、現像ローラ901上に残留した現像
残現像剤を回収すべく現像ローラ901に対向して設置
された現像剤帯電部材たる回収ローラ917とを有して
いる。
【0012】ブラシローラ904は、例えば、現像ロー
ラ901に対し非接触で近接して回転可能に配置された
導電性のブラシローラであり、現像剤流路制御部材90
5の一端に接触して配置されている。尚、現像剤供給部
材として、例えば弾性スポンジローラ等を現像剤担持体
に対して軽圧で回転可能に当接させて配置してもよい。
【0013】又、回収ローラ917は、図15に示すよ
うに、例えば、現像ローラ901に対向して回転可能に
接触又は近接して非接触に配置され、剥ぎ取り部材(ス
クレーパ)918の一端に接触して配置されている。
又、回収ローラ917には電源が接続されており、現像
ローラ901上のトナーを回収ローラ917に静電的に
回収できるような電位差を形成するよう電圧が印加され
ることにより、図15に示すように、現像ローラ901
から回収ローラ917に現像残トナーT9dを静電的に
吸着して回収させることができる。
【0014】ここで、上記の現像装置を用いた画像形成
装置の画像形成方法について簡単に説明する。
【0015】かかる画像形成装置にあっては、図14に
示す回転する感光体ドラム911は帯電器915により
表面を一様に帯電された後、露光装置914により所望
の画像データに応じた静電潜像が上記表面に形成され
る。
【0016】次いで、該静電潜像は上記現像装置によっ
て現像ローラ901に担持された現像剤によりトナー像
として具現化された後、転写装置920によって上記ト
ナー像が記録材P9に転写される。尚、この工程におい
て記録材P9に転写されずに感光体ドラム911上に残
ったトナー、即ち転写残トナーは、感光体ドラム911
に付着したままクリーニング手段916に運ばれて回収
され、感光体ドラム911上から除去される。
【0017】そして、上記トナー像を担持する記録材P
9は、定着装置(図示せず)によって加熱及び加圧され
ることにより上記トナー像が上記記録材に定着され排出
される。
【0018】次に、上記画像形成工程における現像装置
の動作について詳しく説明する。
【0019】上記現像装置にあっては、現像剤収容容器
903内からブラシローラ904に取り込まれたトナー
は、現像ローラ901近傍で、現像剤流路制御部材90
5によりクラウド化されて静電凝集により現像ローラ9
01上に供給される。尚、現像剤供給部材として例えば
スポンジローラを用いた場合には、その表面に現像剤収
容容器内のトナーを付着させ現像ローラとの当接部分ま
で搬送し、現像ローラに対するスポンジローラの圧接力
により現像ローラ上に上記トナーを付着させる。
【0020】現像ローラ901表面に供給されたトナー
は、現像ローラ901の回転により現像ローラ901と
規制ブレード907との当接部に送られ、規制ブレード
907によりその層厚が規制される。このとき、トナー
への帯電付与は、主にブラシや現像ローラとトナーが接
触する際の摩擦帯電、並びにトナーが現像ローラ901
上で規制ブレード部を通過する際のトナーと現像ローラ
表面、或いは規制ブレード表面との摺擦時の摩擦帯電に
より行なわれる。
【0021】現像ローラ901上で層厚が規制されると
共に帯電付与されたトナーは、現像ローラ901の回転
により現像ローラ901と感光体ドラム911との対向
位置に送られ、現像ローラ901と感光体ドラム911
との間に印加された電圧(以下、現像バイアスという)
により感光体ドラム911上の静電潜像に付着し可視像
化させる。
【0022】その後、上記可視像化に寄与せず現像ロー
ラ901上に残留した現像残トナーT9dは、図15に
示すように現像ローラ901に対向して接触又は非接触
の設置された回収ローラ917と現像ローラ901との
最近接部において、現像ローラ901と回収ローラ91
7との間に働く静電気力により回収ローラ917側に静
電吸着することにより回収される。そして、スクレーパ
918にて回収ローラ917上の現像残トナーT903
は、現像剤収容容器903内に剥ぎ落とされ、再度、上
述の現像工程に戻されることとなる。
【0023】このように現像ローラ901へのトナー供
給を非接触或いは従来の現像装置よりも軽圧接触で行
い、更には、現像残トナーを常時、現像ローラ901上
から静電的に回収して現像剤収容容器903内に戻すこ
とにより、トナーに連続した機械的負荷を与えず、一
度、負荷による影響を緩和させてから、再度、現像に利
用する構成が可能となるので、トナーへの機械的衝撃や
蓄熱が防止され、外添剤のめり込み等のトナー劣化を抑
えることが可能となる。よって、上記のような構成をと
ることにより、長期間にわたり安定したトナーへの帯電
を行なうことができる非磁性一成分現像法の現像装置を
提供することが可能となっている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述の現像装置におけ
るトナー供給方法は、トナーに負荷を与えない低ストレ
スな供給方法であり、トナー寿命に対し高い耐久性を得
ることが可能である。又、トナークラウドから帯電した
トナーを選択的に現像ローラへと供給する構成となって
いるため、高品位な画質が形成することも可能となる。
【0025】しかしながら、上述の現像装置では、現像
ローラ上に残った現像残トナーを回収ローラに静電的に
回収した後、掻き取りブレードにより回収ローラ上から
除去するので、機械的な摺擦による回収を行なうことに
よる次のような不具合が生じてしまっていた。
【0026】先ず、現像装置の部品点数が増加し、構成
が複雑になるという不具合がある。これは、上述の現像
方式においては回収ローラと掻き取りブレード、及び、
回収ローラの駆動機構と掻き取りブレードの固定手段が
必要となるためである。
【0027】次に、上述の現像装置においては、回収ロ
ーラからのトナー除去させるためには回収ローラに対し
て掻き取りブレードを精度良く、且つ、必要な加圧力で
当接させなければならず、これにより組み立て時にも位
置決め等の調整が必要となり、製造工数が複雑になって
しまう。
【0028】更に、回収ローラには掻き取りブレードが
当接され加圧負荷を受けているので、回収ローラを回転
させるためには外部からの駆動が別途必要となる。又、
このときには掻き取りブレードにより回収ローラに圧力
が加わっているので、回収ローラを回転させるためには
大きな回転トルクが必要となる。従って、回収ローラの
駆動機構についても十分な強度をもった部品が必要とな
る。
【0029】又、近年、定着性の向上による省エネルギ
ー化や転写性の向上による利用効率の向上と省資源化を
図るために、重合法により製造されるトナーが開発され
ているが、このような重合トナーの場合には形状が球形
化しているので、上述の現像装置においては掻き取りブ
レード部からの擦り抜けが生じ易い。従って、このよう
なトナーを用いる場合には、擦り抜けを防止する目的で
掻き取りブレードの当接圧を上げる必要があるが、上述
の回転トルクの上昇の他、負荷が上がることによりブレ
ード先端部の摩耗や破損が生じ易くなってブレードの寿
命が短くなる。
【0030】これらのように、上述の従来の現像装置に
おいては、機械的な摺擦により回収ローラ上の回収トナ
ーの除去を行なうことによる不具合が生じてしまってい
た。
【0031】そこで、本発明は、より簡略化された構成
で、現像剤担持体から現像剤収容容器への現像剤回収時
における現像剤に対する機械的な摺擦を軽減し、長期に
亘り安定した画像を得ることができる現像装置及びこの
現像装置を備えるプロセスカートリッジ並びに画像形成
装置の提供を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、現像剤を収容し開口部を有する現像剤収容容器
と、潜像を担持する潜像担持体に対向して該開口部に回
転可能に配設され該現像剤収容容器からの現像剤を担持
しながら上記潜像担持体に供給する現像剤担持体とを備
え、上記現像剤担持体が、上記潜像担持体との間に電源
から電圧が印加されることにより上記現像剤担持体上の
現像剤を上記潜像担持体に供給するようになっている現
像装置であって、上記現像剤担持体に接触若しくは近接
して回転可能に配設され上記現像剤収容容器からの現像
剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給する現像剤供
給部材と、上記現像剤担持体に接触若しくは近接して配
設され上記現像剤担持体上の現像剤量を所定量に規制す
るに供給する現像剤規制部材と、上記現像剤担持体に接
触若しくは近接して回転可能に配設され上記現像剤担持
体上の現像剤を所定電位に帯電させる現像剤帯電部材と
を有し、上記現像剤供給部材、上記現像剤規制部材、上
記現像剤帯電部材が、上記現像剤担持体と上記潜像担持
体との対向部から上記現像剤帯電部材、上記現像剤供給
部材、上記現像剤規制部材の順に上記現像剤担持体の回
転方向の上流に位置し、現像剤供給部材及び現像剤帯電
部材が、それぞれ、上記現像剤担持体との間に電源から
電圧が印加されるようになっている現像装置において、
現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材との
間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持体
と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現像剤
担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されることに
より、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像
剤を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器から
の現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給すると
共に、上記現像剤帯電部材によって帯電された上記残留
現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像剤収
容容器内に回収するようになっているという第一の発明
によって達成される。
【0033】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、現像剤担持体及び現像剤供給部材の少な
くとも一方は表面に高抵抗層を有し、該高抵抗層の厚さ
をLs[μm]、該高抵抗層の比誘電率をKs、該高抵
抗層上の現像剤の厚さをLd[μm]、現像剤の比誘電
率をKd、上記現像剤担持体又は上記現像剤供給部材の
上記高抵抗層に印加される電圧をVdc、上記現像剤供給
部材又は現像剤担持体に印加される電位をVaとしたと
き、(Va+Vdc−312−6.2×(Ls/Ks+Ld/
Kd))2−4×6.2×312×(Ls/Ks+Ld/K
d)<0の関係を満たすという第二の発明によっても達
成される。
【0034】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、現像剤帯電部材は、現
像剤担持体に対向して当接し回転可能に配設されるロー
ラ状部材であるという第三の発明によっても達成され
る。
【0035】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明又は第二の発明において、現像剤帯電部材は、現像
剤担持体に接触若しくは近接して対向配設されたコロナ
帯電器であるという第四の発明によっても達成される。
【0036】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、現像剤帯電部材は、現
像剤に対して現像剤規制部材及び現像剤担持体と逆極性
の帯電付与性となるよう構成され現像剤担持体上の現像
剤に接触するよう配設された摩擦現像剤帯電部材である
という第五の発明によっても達成される。
【0037】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、現像剤供給部
材は、現像剤担持体に当接して対向配設されたブラシ状
部材、弾性ローラ状部材、或いは磁気ブラシ状部材のい
ずれかであるという第六の発明によっても達成される。
【0038】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、現像剤供給
部材は、現像剤担持体に近接して対向配設されたブラシ
状部材、弾性ローラ状部材、或いは磁気ブラシ状部材の
いずれかであり、現像剤供給部材と現像剤担持体との間
に交番磁界が形成されるようになっていることとすると
いう第七の発明によっても達成される。
【0039】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、現像剤供給部
材は、導電性部材で形成されているという第八の発明に
よっても達成される。
【0040】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、現像剤帯電
部材は、電圧が印加されることにより現像剤担持体との
間で放電を生じるようになっているという第九の発明に
よっても達成される。
【0041】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、現像剤帯電部
材は、現像処理後の現像剤担持体上の残留現像剤を摩擦
帯電するよう構成されているという第十の発明によって
も達成される。
【0042】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、現像剤担持
体は、周期的に変化する電圧が印加され、現像剤供給部
材は、上記電圧の周期に同期して電圧が印加されるよう
構成されているという第十一の発明によっても達成され
る。
【0043】又、本出願によれば、上記目的は、現像装
置を保持し画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセ
スカートリッジであって、第一の発明乃至第十の発明の
いずれかの現像装置を備えるという第十二の発明によっ
ても達成される。
【0044】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に
記録する画像形成装置であって、第一の発明乃至第十一
の発明のいずれかの現像装置、又は、第十二の発明のプ
ロセスカートリッジを備えるという第十三の発明によっ
ても達成される。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0046】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0047】図1は、本発明の第一の実施形態にかかる
画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【0048】先ず、本実施形態にかかる画像形成装置全
体について説明する。
【0049】本実施形態の画像形成装置は、潜像担持体
として、有機感光体(OPC)を用いた感光体ドラム1
1を備えている。
【0050】かかる画像形成装置にあっては、ローラ状
の帯電器15が、感光体ドラム11表面を一様に帯電さ
せ、露光装置14が、帯電後の感光体ドラム11に所望
の画像データに応じた露光を行なうことにより静電潜像
を形成する。
【0051】次いで、上記静電潜像は、現像装置3が感
光体ドラム11に現像剤たるトナーを付与することによ
り、トナー像として可視化される。
【0052】そして、感光体ドラム11上に形成された
トナー像は、感光体ドラム11の回転により転写部に搬
送され、転写部において転写装置20により紙等の記録
材Pに転写された後、定着器(図示せず)にて記録材P
上に定着されて画像出力される。
【0053】又、感光体ドラム11上に残った転写残ト
ナーは、感光体ドラム11の回転に伴ってクリーニング
装置16に搬送され、クリーナー手段によって感光体ド
ラム11上から除去され、画像形成動作が完了する。
【0054】次に、本発明による現像装置3について詳
細に説明する。
【0055】本実施形態の現像装置3は、現像剤担持体
たる現像ローラ1と、現像剤供給部材たるトナー供給ブ
ラシ4と、現像ローラ1の表面に押圧させた状態で配置
されている回転可能な導電性ローラである現像剤帯電部
材たる再帯電ローラ8とを備えている。
【0056】本実施形態では、現像剤供給部材として導
電性ブラシローラを用い、現像剤帯電部材として導電性
ローラ部材(以下、再帯電ローラという)を用い、この
再帯電ローラにAC電圧を重畳したDC電圧を印加して
放電を生じさせるようになっている。
【0057】現像ローラ1は、図1中矢印の方向に回転
し、芯金1c上に弾性層を有する弾性現像ローラであ
る。
【0058】現像ローラ1に第一に要求される特性は、
導電性と弾性を有するということであり、これを満足す
る一番簡単な構成は、金属シャフトと導電性ゴムローラ
という組合せであるがトナーTを現像ローラ1の表面に
圧接されつつ搬送されるために表面の平滑性が必要とな
る。
【0059】尚、本実施形態では、現像ローラ1を潜像
担持体である感光体ドラム11に接触させてトナー像を
形成する接触現像方式を採っている。
【0060】図2は、現像ローラ1の層構成を示す断面
図である。
【0061】弾性層1aの材料としては、シリコンゴム
・NBRゴム・EPDMゴム・ウレタンゴム等の一般的
なゴム材料が使用可能であるが、本実施形態において
は、金属製の芯金1c上に弾性層としてシリコンゴム層
を成形したものを使用した。又、上記弾性層の構成とし
ては単層の構造のものでもかまわないが、本実施形態で
は、トナーへの電荷付与性を考慮して、弾性層の表面に
ナイロン等の樹脂にカーボン等を分散させた導電性樹脂
膜1bを被覆した。
【0062】尚、弾性層のゴム硬度は導電性膜1bを含
め、JIS−Aゴム硬度計により計測され、その硬度は
20〜70度のものが適当とされる。ゴム硬度が70度
を超えると感光体ドラム11との接触面積が小さくなっ
て現像領域が狭くなるので、十分な量のトナーを現像す
ることが困難となる。
【0063】又、同様にゴム硬度が高いと、現像ローラ
1を感光体ドラムに当接させる際に進入量の変動が発生
し、現像ローラ1と感光体ドラム11との当接圧を大き
く変化させることがあるので、構成上好ましくない。一
方、ゴム硬度が低すぎる(20度以下)と、ゴムの圧縮
永久歪みが大きくなるので、長期間の放置等によりゴム
弾性が失われて変形する虞がある。
【0064】更に、現像ローラ1の表面はトナーの搬送
性を考慮して、その表面粗さであるRz値が3〜20μ
mであることが望ましく、使用するトナーの粒径・形状
に合わせて設定される。本実施形態においては弾性層の
最表面に薄い導電性樹脂膜1bを設けているが、この膜
は約10μmと非常に薄いため、弾性層で設定した表面
粗さがそのまま表面に反映される。
【0065】又、現像ローラ1の抵抗としては、トナー
との接触摩擦帯電時に発生するカウンターチャージがロ
ーラ表面に残留しないようその抵抗値はなるべく低い方
が好ましい。しかしながら、感光体ドラムの表面にしば
しばピンホールが存在するので、現像時、感光体ドラム
11と現像ローラ1の当接ニップ部において電流リーク
を起こす場合もある。よって、現像ローラ1の抵抗値は
上記導電性樹脂膜1bを含めた状態で103〜109Ω・
cm程度の体積抵抗となるよう設定するのが望ましい。
【0066】無論、現像ローラ1の層構成は上記記載に
限るものでなく、例えば、複数弾性層の構成を持った積
層型の現像ローラ1等であってもよく、使用するトナー
や画像形成の条件に応じて選択・決定すればよい。
【0067】現像バイアス電源2は、所望の現像バイア
スを現像ローラ1に印加するための電源であり、所望の
現像方式に応じて適当な現像バイアスが印加される。本
実施形態では、接触現像方式を用いているので、感光体
ドラム11との電流のリーク等を考慮し、DCのみの現
像バイアスVdcを印加した。
【0068】現像装置3は、現像剤収容容器30と、ト
ナー容器40とを備え、トナー供給ブラシ4は、現像剤
収容容器30内の非磁性トナーTを現像ローラ1に供給
するため、約100μm〜1mmの距離をもって現像ロ
ーラ1と近接し現像ローラ1の回転方向と同方向(最近
接部において逆方向)に回転可能となるよう設置されて
いる。ここで、トナー供給ブラシ4として、図4に示す
ように、低抵抗の電気的特性をもつ導電性繊維4a(1
2〜108Ω・cmと、高抵抗の絶縁性繊維4b(10
8〜1015Ω・cm)の2種類を混毛したブラシ部材を
SUS等の金属芯金に巻きつけたファーブラシを用いて
いる。本実施形態では、現像剤として負に帯電極性をも
つトナーを用いるため、対する上記絶縁性繊維は正極性
の帯電特性をもつものが望ましい。よって、本実施形態
では、ナイロン性の絶縁性繊維を(108〜1015Ω・
cm)使用した。無論、絶縁性繊維はナイロンに限るも
のではなく、トナーの特性に応じて絶縁性繊維の選択を
行えばよく、本実施形態のような場合、レーヨン等の材
質であってもよい。
【0069】一方、上記の導電性繊維は上記抵抗を満た
すことが第一の条件であるが、導電性繊維の多くは絶縁
性繊維にカーボン等の導電性樹脂を分散させ紡糸した場
合が多く、その分散方法は繊維メーカーさまざまであ
り、糸表面全てに導電性樹脂が表出しているとは限らな
い。即ち、分散系導電性繊維の表面には導電部以外に絶
縁部が存在するため、トナーとの接触時を考慮して導電
性繊維の基礎構成素材とし、トナーに対し正帯電特性を
もつ材質を選ぶことが望まれる。本実施形態では、ナイ
ロン系の導電性繊維を使用した。
【0070】又、本実施形態に用いられる繊維には、ト
ナーをクラウド化するための弾力が必要とされるため、
導電性繊維・絶縁性繊維ともにその繊度を1〜10デニ
ール/フィラメント程度とし、それら混毛した状態で1
〜20万本/インチ2の植密度をもち且つパイル長が1
〜10mmになるよう設定した。
【0071】現像剤流路制御部材(トナー流路制御部
材)5は、トナー供給ブラシ4からトナーをクラウド化
するともに、現像ローラ1方向へトナーを叩き出すた
め、トナー供給ブラシ4と接するように配置されてい
る。本実施形態では、現像剤流路制御部材5にその厚さ
が100μm〜1mm程度の金属製薄板を用いており、
具体的にはSUS若しくはリン青銅の薄板を用いてい
る。尚、本実施形態では、図中に示すようストレートの
薄板を用いているが、その形状は上記に限るものではな
く、トナーをクラウド化する方向によっては曲げ加工を
施す場合もある。
【0072】又、トナー供給ブラシとの接触面に介在す
るトナーへの帯電付与を考慮し、現像剤流路制御部材5
のトナー供給ブラシ4との接触面にトナーに対し電荷付
与能が高い樹脂、例えば、ナイロンにカーボンを分散さ
せその抵抗を〜105Ω・cm程度に調整したものを積
層してもよい。このような構成をとることにより、より
トナーへの帯電付与が安定することになる。
【0073】現像剤規制手段たる規制ブレード7は、現
像ローラ1に塗布されたトナーの層厚を均一に規制する
ようになっている。
【0074】規制ブレード7は、例えば、ステンレス、
ベリリウム銅又はリン青銅等からなる薄板バネ材の先端
部に、例えばシリコンゴムやウレタン等のJIS−A硬
度で30〜85度のゴム弾性体又は樹脂からなるチップ
をほぼ全長に亘って長手方向に接着し、このチップが、
当接部半径が0.5〜6mm程度の断面半円形状を呈し
ており、この円弧状部を現像ローラ1に所定の加重で押
圧されるようになっている構成や、0.1mm程度の厚
みをもったステンレス製の薄板バネ材の先端を弾性現像
ローラの反対方向に直角に折り曲げ、この折り曲げ部が
弾性現像ローラに食い込む状態で接触させた構成が提案
されている。
【0075】これらのような支持構造の規制ブレード7
を用いる場合、薄板バネ材の弾性により圧力(加重)ム
ラ(精度不足)が補償されるため、現像ローラ1の動き
に容易に追従し、確実にムラのないトナー層形成を行な
うことができる。
【0076】本実施形態では、0.1mm程度の厚みを
持ったステンレス製の薄板の先端をその先端部から約2
mmの位置で弾性現像ローラの反対方向にL字状に折り
曲げたものであり、折り曲げ部が弾性ローラに食い込む
状態で接触する。このときの接触圧は、線圧約5〜10
0g/cm程度に設定した。
【0077】再帯電ローラ8は、現像に寄与しなかった
現像ローラ1上の現像残トナーTdに対して、現像ロー
ラ1との間で発生する放電を用いて逆極性にトナーを再
帯電するため、現像ローラ1と接触しつつ、従動に回転
可能となるよう設置されている。又、再帯電ローラ8
は、芯金と導電性スポンジ層、及び中抵抗表層の3層か
らなり、再帯電ローラ8の芯金は再帯電電源13に接続
され、上記放電を行なうため、再帯電ローラ8と現像ロ
ーラとの間に印加される電圧(以下、再帯電バイアスと
いう)Vreが印加可能となっている。
【0078】図5に、本発明で実際に使用した再帯電ロ
ーラ8の概略断面図を示す。
【0079】本実施形態にて、再帯電ローラ8は、例え
ば円筒状或は円柱状の導電性支持体である芯金83上に
少なくともゴム、エラストマー、樹脂よりなる弾性層8
2を有し、更にはその弾性層82の上層に一層以上の被
覆層81を有するローラ形状とされる。
【0080】円筒状或は円柱状の芯金83は、現像ロー
ラ1に撓むことなくニップが長手方向に均等となるよう
な剛性を持って当接可能な材質であれば良く、アルミニ
ウム、鉄、銅及びステンレス等の金属或は合金、又、カ
ーボンや金属粒子等を分散した導電性樹脂等を用いるこ
とができる。
【0081】弾性層82は、現像ローラ1と隙間なく当
接できる硬度を有し、更に、印加されるバイアスに対し
て或る程度の電気的耐圧を有していれば良い。
【0082】弾性層82として使用し得る具体的なゴム
材質としては、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(N
BR)、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エ
チレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスル
ホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、アクリロニ
トリルブタジエンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、ウ
レタンゴム、ウレタンスポンジ等が挙げられる。抵抗値
としては体積抵抗率で105〜1011好ましくは105
107Ω・cm(1kV印加時)が望ましい。再帯電ロ
ーラ8に求められる抵抗値については後述する。
【0083】被覆層81の材質は、現像ローラ1上の現
像残トナーTdを再帯電する上で重要なファクターとな
る。それは、再帯電ローラ8に求められる機能が、感光
体ドラム11上を帯電する帯電器15と同様だからであ
る。
【0084】感光体ドラム11上を帯電する帯電器15
は、抵抗値が非常に安定していて、表面の微視的な抵抗
ムラが無い場合は単層構成のローラでも機能を満足する
ことができる。これは帯電が感光体ドラム表面材質と帯
電ローラ材質との間に電圧が印加された状態で生じる放
電に依るものであり、放電に寄与する静電容量は抵抗値
で決まってしまうためである。従って、抵抗制御と表面
の微視的な抵抗ムラを抑えるためにも、帯電ローラを2
層構成とすることで各層の機能分離を行い、下層の弾性
層に大まかな抵抗値制御を、表層の被覆層に抵抗値の微
調整の機能を担わせるのが材料選択肢の拡大、コスト
等、製造上の面からも望ましい。
【0085】上記の観点から、本実施形態の再帯電ロー
ラ8についても2層構成を採っており、被覆層81に用
いられる材質としては、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂、
フッ素樹脂等に、導電材として酸化チタン、酸化スズ等
の金属酸化物を分散し、抵抗制御したものが望ましい。
【0086】又、被覆層81としてシート状或はチュー
ブ状の樹脂を巻き付けるタイプでも構わない。
【0087】被覆層81の抵抗は、現像ローラ1と接し
て放電するために充分な表面抵抗を有している必要があ
る。その表面抵抗値としては、106〜1015好ましく
は1011〜1015Ω/cm2(1kV印加時)が有効で
ある。
【0088】表面抵抗の測定には100×100mmの
導電性シートに、同様な条件で被覆層を塗布したサンプ
ルを作り、Advantest社製R8340A及びR
12704を用い、印加電圧1kV、discharg
e 5sec、charge30sec及びmeasu
re 30secの条件で測定した値である。
【0089】このようなことから、本実施形態で使用し
た再帯電ローラ8の構成は、外径6mmのステンレス製
の芯金83上に、弾性層82として厚さ3mmのウレタ
ンスポンジ(体積抵抗率105Ω・cm(1kV印加
時))を形成し、被覆層81としては、ナイロン樹脂で
あるメトキシメチル化ポリアミドに酸化チタンを分散し
たものを用いた。その厚さは10μm、表面抵抗値は1
13Ω/cm2であった。再帯電ローラ8の外径は約1
2mmであった。
【0090】撹拌部材10は、トナー容器40内部のト
ナーをトナー供給ブラシ4に送るため、隔壁12の開口
部より現像剤収容容器30側にトナーを供給するように
なっている。尚、本実施形態におけるトナーには、トナ
ーとしては、負の荷電制御剤を含んだスチレン/アクリ
ル樹脂とスチレンブタジエン樹脂の共重合体と顔料から
成る平均粒径6μmのトナー粉体にコロイダルシリカ
1.4%を外添したものを用いた。無論、本発明におけ
る現像装置で使用可能なトナーは上記粉砕トナーのみで
はなく、熱可塑性樹脂に着色剤を混合分散し粉砕化した
絶縁性非磁性一成分トナーや重合トナー等も使用可能で
ある。
【0091】次に、画像形成動作時の現像装置内のトナ
ーの動きについて説明する。
【0092】現像装置3内のトナー容器40側のトナー
Tは、撹拌部材10により現像剤収容容器30側の回転
するトナー供給ブラシ4に向けて送られる。このとき、
トナーはトナー供給ブラシ4の混合繊維と接触・摺擦す
ることにより負極性に帯電される。又、この際、トナー
は、トナー供給ブラシ4の繊維間、及び、その表面に鏡
映力等の付着力によって保持され、トナー供給ブラシ4
の回転と共に現像剤流路制御部材5に向けて搬送され
る。
【0093】現像剤流路制御部材5との接触部まで搬送
されたトナーは、現像剤流路制御部材5と接触・摺擦さ
れることでより安定して電荷が付与されると共に、現像
剤流路制御部材5を通過した後、図3に示すように繊維
の弾性力によりトナー供給ブラシ4の回転方向に弾き出
飛ばされ、クラウド状となって現像ローラ1の方向Aに
飛翔する。
【0094】更に、トナー供給ブラシ4と現像ローラ1
との間には、感光体ドラム11と現像ローラ1との間に
印加された現像バイアスVdcと、電源6により現像ロー
ラ1とトナー供給ブラシ4との間に印加されたバイアス
Vfとにより交番電界が形成されるため、クラウド化さ
れたやトナー供給ブラシ4に付着した負に帯電したトナ
ーTnが静電的に現像ローラ側に引き寄せられ、現像ロ
ーラ1上に静電吸着により担持搬送される。例えば、現
像バイアスをVdc=−350Vと設定した場合、電源6
により、現像バイアスに対しΔV=−350V程度を加
えたDC電圧をトナー供給ブラシ4に供給バイアスとし
て印加(Vf=−700V)するよう設定すれば、トナー
供給ブラシ側の負に帯電したトナーTnはDCの差分に
よる電界の作用によりトナー供給ブラシ4から現像ロー
ラ1側へと飛翔していくような構成となる。無論、上記
印加バイアスVfは、使用するトナーの帯電特性並びに
ブラシと現像ローラとの間隔等に応じて設定を変化させ
るものである。
【0095】このように、帯電したトナーを一度クラウ
ド化し、静電吸着により現像ローラ上に電界コートする
ことで、非接触にてトナーを現像ローラ1上に供給する
ので、トナーへの機械的ストレスを著しく低減させこと
ができ、又、あらかじめ帯電したトナーのみが現像ロー
ラ1上に供給されるため、トナー層内での帯電量分布の
偏りが少ないものとなる。
【0096】現像ローラ1に担持、搬送されたトナーT
nは規制ブレード7より薄層化されるとともに規制ブレ
ード7と現像ローラ1との間でさらなる摩擦帯電が行わ
れ、均一な帯電量分布をもった薄層密なトナー層に形成
される。
【0097】一方、現像ローラ1上の現像に寄与せず現
像ローラ1上に担持された現像残トナーTdに対して
は、本発明の特徴である以下の動作を行なう。
【0098】上記現像部において現像に寄与せず現像ロ
ーラ1上に担持された現像残トナーTdは、現像ローラ
1の回転に伴い、現像ローラ1と再帯電ローラ8との当
接部分を通過する。このとき、現像ローラ1と再帯電ロ
ーラ8との間にAC電圧を重畳したDC電圧である再帯
電バイアスVreが印加されることにより、再帯電ローラ
8と現像ローラ1との間で放電が発生する。
【0099】そして、再帯電ローラ8側に印加されるD
C成分により、現像ローラ1側には逆極性の電荷が付与
され再帯電する。ここで、本実施形態で用いているトナ
ーは、絶縁性トナーであるためであり、現像ローラ1や
再帯電ローラ8から直接的な電荷の注入をほとんど受け
ず、専ら再帯電ローラ8の表面からの放電によってのみ
しか帯電を受けない。これにより、本実施形態の場合、
現像ローラ1側に担持された現像残トナーには正極性の
電荷が付与され現像ローラ1上の現像残トナーTdは負
極性Tnから正極性Tpになることになる。
【0100】又、AC電圧を印加することによって再帯
電ローラ8からの放電だけでなく現像ローラ1からの逆
放電も励起することができ、現像ローラ1上の現像残ト
ナーTd層の内部や下層部にまで電荷を付与することが
可能になる。
【0101】又、更に高いAC電圧を再帯電ローラ8に
印加した場合には、現像ローラ1と再帯電ローラ8との
間で形成される交番電界により、トナーが現像ローラ1
と再帯電ローラ8の空隙部分を往復飛翔し始めるため、
トナー層の中でトナーの入れ替わりが発生し、トナー層
全体を均一に再帯電することが可能になる。
【0102】正極性の電荷が付与された現像ローラ1上
の現像残トナーTd’(Tp)は、図3に示すように現像
ローラ1の回転に伴い、現像剤供給部材であるトナー供
給ブラシ4の対向部(B部)に搬送される。このとき、
トナー供給ブラシ4と現像ローラ1の間には、上述した
感光体ドラム11と現像ローラ1との間に印加された現
像バイアスVdcと、電源6により現像ローラ1とトナー
供給ブラシ4との間に印加されたバイアスVfとにより
電界が形成されているため、トナー供給時とは逆に、現
像ローラ1上の正に帯電した現像残トナーTd’(Tp)
は現像ローラ1側から引き剥がされて、より電位的に低
い側であるトナー供給ブラシ4に静電吸着され、トナー
供給ブラシ4の回転により担持搬送される。
【0103】このようにして、現像ローラ1上から現像
残トナーTdが回収される。
【0104】よって、上述したように、本実施形態によ
れば、現像残トナーを強制的に逆極性に再帯電すること
により、トナー供給ブラシ4と現像ローラ1の対向部に
おいて形成される電界により、トナーに付与された帯電
極性の違いを利用してブラシ側の負極性の供給トナーと
現像ローラ側の正極性の現像残トナーを入れ替え、現像
ローラへのトナーの供給と回収(剥ぎ取り)を同時に行
なうことにより、現像装置内のトナーが十分に回収でき
なくなることでの現像装置内でのトナー劣化の発生と、
それによる濃度低下やカブリ等の画像不良の発生がなく
なる。
【0105】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0106】本実施形態では、現像剤供給部材たるトナ
ー供給ローラとして現像ローラに当接させた弾性スポン
ジローラを用い、現像剤帯電部材としてコロナ帯電器を
用いており、現像ローラとトナー供給ローラとの間の空
隙にかかる電圧がPaschen則に従う放電電圧より
も小さくなるように供給バイアスを設定することによ
り、回収効率を維持するようになっている。
【0107】第一の実施形態で説明したように、現像残
トナーを強制的に逆極性に再帯電することにより、トナ
ー供給部材と現像ローラ1の対向部において形成される
電界により、トナーに付与された帯電極性の違いを利用
して供給部材側の負極性の供給トナーと現像ローラ側の
正極性の現像残トナーを入れ替え、現像ローラへのトナ
ーの供給と回収(剥ぎ取り)を同時に行なうことによ
り、現像装置内でのトナー劣化の発生を防止することが
可能となる。
【0108】更に第二の実施形態では、現像ローラに印
加される現像電圧に同期してトナー供給部材に印加する
電圧を変化させることにより、現像ローラとトナー供給
部材との対向近傍における放電の発生とそれによる回収
効率の低下を防止し、さらなる画像品位の向上と長期安
定性の両立を図るものである。
【0109】図6に本発明の第二の実施形態に現像装置
の断面図を示し、図7に現像バイアスとトナー供給バイ
アスの印加状態の一例を示す。
【0110】現像剤担持体たる現像ローラ101は、図
6に示すように、図中矢印の方向に回転し、第一の実施
形態と同様に、芯金上に弾性層を有する弾性現像ローラ
である。尚、本実施形態においても、現像ローラ101
を潜像担持体である感光体ドラム111に接触させてト
ナー像を形成する接触現像方式を採っている。
【0111】電源102は、所望の現像バイアスを現像
ローラ101に印加するため、所望の現像方式に応じて
適当な現像バイアスVdc2が印加される。本実施形態で
は、現像バイアス電源102より現像バイアスとしてA
Cを重畳したDC電圧を印加し、具体的には、Vpp=2
000V、周波数f=2KHzの矩形波をDC電圧に重
畳した。
【0112】このACバイアス分により、現像ローラ1
01上のトナーは、感光体ドラム111と現像ローラ1
01との当接部近傍にて往復運動を行なう。これによ
り、感光体ドラム111上の静電潜像にトナーを繰り返
し充填していくことになるので、特に、孤立ドットの様
な小さな潜像でも、忠実に再現することが可能となるの
で、画像品位、特にハーフトーンにおける階調の再現性
を向上させることができる。
【0113】このように現像ローラ101に印加される
現像バイアスが周期的に変化しているため、トナー供給
ローラ104に印加される供給バイアスに対して定常的
なDCバイアスを印加した場合、図9に示すように供給
電位差も変動してしまい、現像ローラとトナー供給ロー
ラとの間の空隙にかかる電圧がPaschen則に従う
放電電圧よりも大きくなって気中放電を発生させ、トナ
ー供給ローラからの供給および回収の効率を低下させて
しまう状態が発生する。
【0114】そこで、本実施形態においては、図7に示
すように現像電圧に同期してトナー供給ローラ104に
印加する電圧を変化させた。具体的には、トナー供給バ
イアス電源113よりVpp=2000V、周波数f=2
KHzの矩形波をDC電圧Vaに重畳し、これをコント
ローラ123により現像バイアス電源102のAC出力
と同期させる制御を行って出力した。
【0115】現像装置103にあっては、トナー供給ロ
ーラ104が、現像剤収容容器130内の非磁性トナー
Tを現像ローラ101に供給するため、現像ローラ10
1の回転方向と同方向(最近接部において逆方向)に回
転可能となるよう現像ローラ101に対して侵入量約1
00μmで当接設置されている。
【0116】本実施形態においては、現像剤供給部材で
あるトナー供給ローラ104として導電性スポンジロー
ラを用いた。スポンジローラを用いる場合、スポンジ表
面に付着して搬送されたトナーを、直接、現像ローラに
圧着して供給することができるので、第一の実施形態に
おいて用いた現像剤流路制御部材が不要となる上、現像
バイアスと供給バイアスによる静電吸着力に加えて凝集
力による作用があるので現像ローラへの現像剤の供給量
が多くなり、現像剤供給部材であるスポンジローラの回
転数が少なくて済む。又、本実施形態では現像ローラ1
01にトナーを供給することだけを行なうので、通常の
非磁性一成分現像装置で用いているスポンジRSローラ
の機能である、現像ローラ101からトナーを剥ぎ取る
作用が不要となる。このため、本実施形態に於いては現
像ローラ101とトナー供給ローラ104は軽圧での接
触していればよく、スポンジローラであるトナー供給ロ
ーラ104の現像ローラへの侵入量は0.1mmとし
た。これにより、通常の非磁性一成分現像装置での場合
に比べて、スポンジローラでの摺擦によるトナーに機械
的なダメージを与えることが少なくて済む。
【0117】トナー供給ローラ104は、金属シャフト
104aの周囲に109Ω・cm程度以下の導電性を有
する密度0.45g/cm2、セル数50〜60セルm
m程度の軟質発泡ポリウレタンフォーム層104bを設
けた構成であり、回転速度が現像ローラ101の0.5
倍程度で回転方向がカウンター方向に接触するように設
定される。尚、ウレタンフォーム層104bとしてはこ
れに限定されるものではなく、機械的要求或いは電気的
特性等が満たされる他の回転ブラシや発泡シリコンゴム
等多くの材料による代替することが可能である。
【0118】又、第一の実施形態と同様に、トナー供給
ローラ104にはバイアス電源106により現像ローラ
101より高い電位のバイアス電圧をかけることによ
り、トナーTの電荷量による選択供給性が良好に働き、
現像ローラ101上に供給されるトナーの電荷量を揃え
ることができ、これにより感光体ドラム111との当接
領域において良好な画像を得ることができる。
【0119】本実施形態においては、現像剤帯電部材と
して、コロナ帯電器117を用いた。本実施形態では図
6に示すようなコロナ帯電器117が、現像ローラ10
1表面から約5mmの空隙を持って設置されている。こ
のコロナ帯電器117の構成は線径30〜100μmの
タングステン等からなるコロナワイヤー117aと、コ
ロナワイヤーから1cm程度離れた導電性シールド板1
17bにより3方を覆ったコロトロン帯電器であり、放
電を安定させるためにコロナワイヤー117aに対して
電源から所定のDC電圧に重畳して5KVpp、周波数2
KHzのAC電圧を印加している。
【0120】画像形成動作時には、第一の実施形態と同
様の動作を行なう。即ち、現像に寄与せず現像ローラ1
01上に担持された現像残トナーTdは現像ローラ10
1の回転に伴い、コロナ帯電器117との対向部分を通
過する。このとき、コロナ帯電器117には電源113
よりAC電圧を重畳したDC電圧であるバイアスを印加
していることにより、コロナ帯電器117で放電が発生
し、現像残トナーTdに対して逆極性(本実施形態にお
いては正極性)の電荷が付与される。
【0121】正極性の電荷が付与された現像ローラ10
1上の現像残トナーTd’は、現像ローラ101の回転
に伴い、現像剤供給部材であるトナー供給ローラ104
の対向部に搬送される。このとき、トナー供給ローラ1
04と現像ローラ101との間には、現像ローラ101
に印加された現像バイアスVdc2と電源106によりト
ナー供給ローラ104に印加されたバイアスVf2とに
より電界が形成されているため、トナー供給時とは逆
に、現像ローラ101上の正に帯電した現像残トナーT
d’は現像ローラ101側から静電的に引き剥がされ
て、より電位的に低い側であるトナー供給ローラ104
に静電吸着されることで、現像ローラ101上から回収
される。
【0122】回収された現像残トナーTd’は、トナー
供給ローラ104の回転により現像剤収容容器中に担持
搬送される。このようにして、現像ローラ上から現像残
トナーが回収される。
【0123】このようにして、本発明においては、現像
残トナーを強制的に逆極性に再帯電することにより、ト
ナー供給ローラ104と現像ローラ101の対向部にお
いて形成される電界により、トナーに付与された帯電極
性の違いを利用してトナー供給ローラ104側の負極性
の供給トナーTnと現像ローラ側の正極性の現像残トナ
ーTd’を入れ替え、現像ローラ101へのトナーの供
給と回収(剥ぎ取り)を同時に行なうものである。
【0124】ここで、本実施形態のような現像ローラ1
01に交番電圧を印加を行わない場合においても、一般
に現像ローラ101に印加する現像バイアスは、その適
正な画像形成条件や環境、寿命等の影響により変化させ
ることが多い。例えば、画像濃度を挙げるためには現像
バイアスを高く、一方、高湿環境下では感光体の感度が
上がるために、現像バイアスを低くする。
【0125】このように安定した画像出力を行なうため
には現像バイアスは変化させしまうので、供給バイアス
に定常的なDCバイアスを印加した場合、図9に示すよ
うに供給電位差も変動してしまう。
【0126】ところが、現像ローラとトナー供給ローラ
が接触させている場合には、その空隙は漸次離間してい
くことになる。このとき、現像ローラとトナー供給ロー
ラとの間の空隙にかかる電圧がPaschen則に従う
放電電圧よりも大きくなると、空隙中で気中放電を発生
させて両極性の電荷イオンを発生させるために、トナー
供給ローラ当接部において現像残トナーの帯電量が減少
する、或いは極性が再度反転してしまい、トナー供給ロ
ーラへの静電吸着による回収効率を低下させてしまう状
態が発生する。
【0127】そこで、本実施形態においては、図7に示
すように現像電圧に同期して供給ローラ104に印加す
る電圧を変化させた。具体的には、供給バイアス電源1
13より出力されるDC電圧Vaをコントローラ123
により現像バイアス電源102のAC出力と同期させて
変化させて出力した。
【0128】このとき、本実施形態では、現像ローラ1
01とトナー供給ローラ104との間の空隙にかかる電
圧がPaschen則に従う放電電圧よりも小さくなる
ように、バイアス電源13による供給バイアスを設定
し、トナー供給ローラ104との当接部近傍において気
中放電が発生することを防止している。
【0129】次に、再帯電された現像ローラ101上の
現像残トナーTdが、接触当接するトナー供給ローラ1
04上に転移するための最適供給バイアスがどのように
決まるかについて説明する。
【0130】図10は、通常雰囲気中での現像ローラ1
01とトナー供給ローラ104との間の空隙(GAP)
と放電電圧の関係を示した図で、図10中実線は修正P
aschen曲線と言われる、一般的な空隙と放電開始
電圧の関係を示す曲線である(R.M SCHAFFR
T著、電子写真、共立出版、参照)。
【0131】他の点線、破線は現像ローラの電位Vaを
パラメータとし、空気間隙、即ち現像ローラ101とト
ナー供給ローラ104とのGAP(z)を変化させた場
合に、そのGAPにかかる電圧Vg〔V〕の変化を表し
ている。Vg〔V〕は以下の計算式から求まる計算値で
ある。
【0132】 Vg=(Va+Vdc)z/(Ls/Ks+Ld/Kd+z) …(1) ここで、 Va:現像ローラに印加された現像バイアスの電位
〔V〕 Vdc:トナー供給ローラに印加された供給バイアスの電
位〔V〕 Ls:現像ローラ表層(高抵抗層)の厚さ〔μm〕 Ld:トナー層の厚さ〔μm〕 z:現像ローラとトナー供給ローラとの間の空隙〔μ
m〕 Ks:現像ローラ表層の比誘電率 Kd:トナーの比誘電率 である。
【0133】本実施形態では以下の条件で計算した。V
dc:−550〔V〕、Ls:10〔μm〕、Ld:10
〔μm〕、Ks:3、Kd:3である。
【0134】図10のグラフは上記条件の下、現像ロー
ラに印加される現像バイアス交番電圧のピーク電位Va
=+100、+300、+500〔V〕の時に、GA
P:zを可変としてプロットしている。
【0135】図10において、現像ローラのピーク電位
Vaが300Vの場合、Vgの曲線が修正Paschen
曲線と交わっている。即ち、現像ローラ101とトナー
供給ローラ104とのGAPで気中放電が生じる。
【0136】従って、この放電による電荷が改めて転移
して、現像ローラ101上の再帯電され極性の変わった
現像残トナーTd’が再度逆帯電される、と考えられ
る。
【0137】換言すれば、トナー供給ローラ104に静
電的に転移可能な状態になっている現像残トナーTd’
が、上記放電で逆極性或いは過剰に正極性に再帯電さ
れ、トナー供給ローラ104上に転移できなくなる現象
が生じてしまう。
【0138】修正Paschen曲線とGAP間電圧曲
線が交わるところのVaは何Vなのか、を計算により求
めたところ、本実施形態における放電の閾値電圧はVa
=+279.4Vであった。
【0139】従って、上記条件下において現像残トナー
の回収が良好に実現できる現像ローラのピーク電位Va
は+279.4V以下となるように設定しなければなら
ないことになる。
【0140】この場合、現像ローラのピーク電位Vaと
供給ローラの供給電位Vdcとの電位差(供給コントラス
ト)は550+279.4=829.4Vとなる。
【0141】これは、図9に示すような、例えば、現像
バイアスとして本実施形態のような2000VppのAC
を重畳したDCバイアスを印加し、供給バイアスには従
来のようなDCバイアスを印加した場合、供給電位差:
大の状態においては、ピーク時において供給電位差が上
記の829.4Vを超えることになり、現像ローラ10
1とトナー供給ローラ104の間で放電が発生してしま
うことを示す。
【0142】又、修正Paschen曲線は空隙zが8
μm〜100μmの間にあるとき、以下の式で近似でき
る。
【0143】Vg=312+6.2z …(2) 従って式(1)と(2)を組み合わせると次の2次方程
式を得る。
【0144】 6.2z2−(Va+Vc−312−6.2×(Ls/Ks+Ld/Kd))z +312×(Ls/Ks+Ld/Kd)=0 …(3) よって、以下の関係(4)を満たすことによって式
(3)は解を持たず、放電は発生しない。
【0145】 (Va+Vc−312−6.2×(Ls/Ks+Ld/Kd))2 −4×6.2×312×(Ls/Ks+Ld/Kd)<0 …(4) 従って、式(a)を満たすことによって、現像残トナー
Tdが確実にトナー供給ローラ104に回収できるた
め、現像ローラ101上で規制ブレード107での連続
的摺擦による熱の蓄積が抑えられ、急激なトナー劣化を
防止することが可能となる。
【0146】このような制御の結果、現像ローラ101
とトナー供給ローラ104との間の供給電位差は、常に
DC電圧Va分に維持されるので、現像ローラ101と
トナー供給ローラ104との間の空隙にかかる電圧がP
aschen則に従う放電電圧を超えることが無いので
放電は発生しない。従って、現像ローラ101上の再帯
電された現像残トナーTd’の電荷量が減じることがな
いので、静電吸着によるトナー供給ローラ104への回
収効率を低下させることは生じない。
【0147】よって、上述したように、本実施形態によ
れば、接触当接させた現像ローラとトナー供給ローラと
の間の空隙にかかる電圧がPaschen則に従う放電
電圧よりも小さくなるように、トナー供給ローラバイア
ス電源による供給バイアスを現像バイアスに同期させて
変動させることにより、画像形成条件により現像バイア
スを変化させた場合にも、現像装置内にトナーが十分に
回収でき、不十分な回収により生じる現像装置内でのト
ナー劣化が生じなくなる。これにより、画像品位の向上
と長期安定性の両立を図ることが可能となる。
【0148】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0149】本実施形態では、現像剤供給部材として現
像ローラに当接させた、マグネットローラと磁性キャリ
アからなる磁気ブラシローラを用い、磁気ブラシとの混
合により電荷を付与した絶縁性トナーのみを選択的に現
像ローラに供給させた。又、現像剤帯電部材としては、
現像ローラに当接させた帯電系列的に逆極性の電荷付与
性を有する絶縁性繊維からなるブラシを用いている。
【0150】第一の実施形態で説明したように、現像残
トナーを強制的に逆極性に再帯電することにより、トナ
ーに付与された帯電極性の違いを利用して供給部材側の
供給トナーと現像ローラ側の現像残トナーを入れ替え、
現像ローラへのトナーの供給と回収(剥ぎ取り)を同時
に行なうことにより、現像装置内でのトナー劣化の発生
を防止することが可能となる。
【0151】更に本実施形態では、磁気ブラシローラか
らトナーだけを選択的に現像ローラに供給することによ
り、従来のように二成分現像装置において必要であった
トナーとキャリアの混合比の制御が不要し、又、トナー
はキャリアとの撹拌によりトナーに対して安定かつ十分
な電荷を付与させて、更なる画像品位の向上と長期安定
性の両立を図るものである。
【0152】図11に本実施形態である現像装置の断面
図を示す。
【0153】現像装置203は、現像剤としての非磁性
トナーT(以後、単にトナーTという)を使用するもの
で、内部がトナー収容部となるトナー容器240と現像
装置203本体が組み込まれた現像剤収容容器230が
接続された現像装置本体を有する。
【0154】現像剤収容容器230には、現像ローラに
対向して磁気ブラシローラ204が回転可能に配設され
ている。この磁気ブラシローラ204は、マグネットロ
ーラ204a、マグネットローラの磁気力により拘束さ
れた磁性キャリア粒子204bからなる。
【0155】又、トナー容器240内の現像剤収納部に
は、撹拌手段としての撹拌ばね210が設けられている
とともに、現像ローラ201と撹拌ばね210との間に
は、磁性キャリア粒子204bよりなる磁気ブラシD′
を形成し回転に伴ってトナーを現像ローラ201側に帯
電、搬送する現像剤搬送手段としての磁気ブラシローラ
204が収納されている。磁気ブラシローラ204の上
方部位には、下端部を近接させた状態に層厚規制ブレー
ド205が設けられている。
【0156】本実施形態においては、マグネットローラ
204aとして図13に示すような直径12mmの8極
に磁化させたプラスチックマグネットを用い、表面に導
電性処理を行なったものを使用した。
【0157】又、本実施形態において、使用される磁気
ブラシ中の磁性キャリア粒子204bには、一般の二成
分現像剤で用いられるものと同様の磁性粒子が使用され
ている。この磁性粒子は、粒径が30〜100μm、好
ましくは40〜80μmで、電気的抵抗値が107Ω・
cm以上、好ましくは108Ω・cm以上、更に好まし
くは109〜1012Ω・cmとなるように、フェライト
粒子(最大磁化60emu/g)へ樹脂コーティングし
たものが好ましく用いられ得る。
【0158】本発明において用いられる磁性キャリア粒
子204bとしては、樹脂中に磁性材料としてマグネタ
イトを分散し、導電化、及び抵抗調整のためにカーボン
ブラックを分散して形成した樹脂キャリア、或いは、フ
ェライト等のマグネタイト単体表面を酸化、還元処理し
て抵抗調整を行なったもの、或いは、フェライト等のマ
グネタイト単体表面を樹脂でコーティングし抵抗調整を
行なった任意のフェライトキャリアや、焼結フェライト
粒子等が使用される。つまり、コア剤としてZn系フェ
ライト、Ni系フェライト、Cu系フェライト、Mn−
Zn系フェライト、Mn−Mg系フェライト、Cu−Z
n系フェライト、Ni−Zn系フェライト等を用い、こ
れに摩擦帯電性、循環安定性及び耐久性向上を目的とし
てアクリル系樹脂を0.5〜2wt%コートした平均粒
径が30〜60μmのキャリアを用いられる。尚、コー
ト材としては、他にポリエステル系樹脂、フッ素系樹
脂、シリコン樹脂等を適時選択して用いることができ
る。
【0159】次に、画像形成動作時の現像装置内の動作
について説明する。
【0160】トナー容器240内のトナー撹拌部材21
0によって現像剤収容容器230内に送られて来たトナ
ーは現像剤収容容器230中の磁気ブラシローラ204
の回転と共に磁気ブラシ内部に取り込まれる。更に磁気
ブラシローラ204に当接している層厚規制ブレード2
05部によってマグネットローラ上に付着する磁性キャ
リア粒子の厚さを規制しつつ磁気ブラシ内部でのトナー
と磁性キャリア粒子の撹拌が行われ、トナーと磁性キャ
リア粒子の摩擦帯電によりトナーに対して十分な電荷が
付与される。即ち、従来の二成分現像器と同様に、トナ
ーを磁性キャリア12と混合させて撹拌し、トナーに現
像に供するような電荷付与の作用をする。
【0161】磁気ブラシに取り込まれ電荷を付与された
トナーは、磁気ブラシローラ204の回転に伴い、磁気
ブラシローラ204と現像ローラ201の対向部に搬送
される。
【0162】磁気ブラシローラ204は、層厚規制ブレ
ード205により現像ローラ201との空隙が約100
〜300μmになるように配設されている。このとき、
第一の実施形態と同様に、磁気ブラシローラ204と現
像ローラ201にはそれぞれ電源206,202よりバ
イアスが印加されているので、形成された供給電界によ
って磁気ブラシローラ204の磁性キャリア粒子204
bに吸着していたトナーのみを飛翔させて現像ローラ2
01に静電的に供給する。尚、本実施形態においては、
後述するように現像バイアスにACを重畳したDC電圧
を用いているために、供給バイアスについても、現像バ
イアスに同期させたAC電圧を重畳したDC電圧を印加
したものを用いた。本例では、 直流電圧;−780V 交番電圧;振幅Vpp=2000V、周波数Vf=300
0Hz、矩形波、現像バイアスに同期 とした。
【0163】本方式においては、現像ローラ201上に
供給されるのはトナーのみとなり、従来の二成分現像器
のようにキャリアとトナーからなる二成分系の粉体現像
剤が、トナー担持体側に搬送されることが無いので、キ
ャリアによる弊害、即ち、感光体ドラムとキャリアの接
触によるドラム表面の傷の発生や、感光体ドラムへのキ
ャリアの付着とそれによる下流工程での破損等が発生し
無くなる。又、現像ローラ上にはトナーのみで有るの
で、従来の二成分現像剤のようなキャリアとトナーの比
率を一定に保つためのトナー供給制御が不要となり、現
像装置およびその制御が簡略化することができる。
【0164】現像ローラ201に静電吸着されたトナー
は、現像ローラ201の回転に伴って現像剤規制部材で
ある規制ブレード207を通過することで一定の層厚に
規制され、感光体ドラム211との対向位置に搬送され
て現像に寄与する。規制ブレード207は、0.1mm
程度の厚みを持ったステンレス製の薄板の先端をその先
端部から約2mmの位置で現像ローラ201の当接方向
の反対方向に折り曲げたものであり、折り曲げ部が現像
ローラ201の表面に食い込む状態で接触する。このと
きの接触圧は、線圧約5〜100g/cm程度に設定し
た。
【0165】現像ローラ201は、感光体ドラム211
に対し最近接距離(隙間)が約300μmになるように
配置されている。この現像ローラ201と感光体ドラム
211の導電性ドラム基体との間には現像バイアス印加
電源202により直流電圧(DC)及び交番電圧(A
C、交流電圧)の現像バイアスが印加される。
【0166】本例では、 直流電圧;−380V 交番電圧;振幅Vpp=2000V、周波数Vf=300
0Hz、矩形波 の現像バイアスが印加され、現像部位において現像ロー
ラ201のトナーが感光体ドラム211側の静電潜像に
選択的に付着して静電潜像がトナー像として現像されて
いく。
【0167】一般に2成分現像法においては交番電圧を
印加すると現像効率が増し、画像は高品位になるが、逆
にかぶりが発生しやすくなるという危険も生じる。この
ため、通常、現像装置203に印加する直流電圧と感光
体ドラム211の非画像部の表面電位との間に十分な電
位差を設けることによって、かぶりを防止している。
【0168】このACバイアス分により、現像ローラ2
01上のトナーは感光体ドラム211と現像ローラ20
1との当接部近傍において、往復運動を行なう。これに
より、感光体ドラム211上の静電潜像にトナーを繰り
返し充填していくことになるので、特に、孤立ドットの
様な小さな潜像でも、忠実に再現することが可能となる
ので、画像品位、特にハーフトーンにおける階調の再現
性を向上させることができる。
【0169】現像部において現像に寄与せず現像ローラ
201上に担持された現像残トナーTdは、現像ローラ
201の回転に伴い、現像ローラ201と現像剤帯電部
材として現像ローラ2091に当接させた帯電系列的に
逆極性の電荷付与性を有する絶縁性繊維からなる再帯電
ブラシ217との当接部分を通過する。
【0170】ここで、再帯電ブラシ217として、高抵
抗の絶縁性繊維4(108〜1015Ω・cm)を植毛し
たブラシ部材217aをSUS等の板金217bに貼り
つけた平板ブラシを用いている。本実施形態では、負に
帯電した現像残トナーTdを逆極性に再帯電させるた
め、対する上記絶縁性繊維は負極性の帯電特性を持つも
のが望ましい。
【0171】よって、本実施形態では、ポリイミド樹脂
に離形性向上のためにテフロン(登録商標)樹脂を分散
させ紡糸した絶縁性繊維を(1013〜1015Ω・cm)
使用した。無論、絶縁性繊維はポリイミド樹脂に限るも
のではなく、トナーの特性に応じて絶縁性繊維の選択を
行えばよく、正極性に帯電するトナーを用いる場合、正
極性を持つナイロン等の材質であってもよい。又、本実
施形態に用いられる繊維には、繊度を3〜10デニール
/フィラメント程度とし、5〜20万本/インチ2の植
密度をもち且つパイル長が10〜20mmになるよう設
定した。
【0172】現像残トナーTdが再帯電ブラシ217に
接触した場合、摩擦帯電によりトナーに対して正極性の
電荷が付与される。このとき、現像剤帯電部材がブラシ
状部材で有るので、現像残トナー層の内部及び下層につ
いてもトナーと現像剤帯電部材が十分に接触することが
でき、その結果、現像残トナーTd全体を逆極性に帯電
することができる。
【0173】正極性の電荷が付与された現像ローラ20
1上の現像残トナーTd’(Tp)は、現像ローラ201
の回転に伴い、現像剤供給部材で有る磁気ブラシローラ
204の対向部に搬送される。このとき、磁気ブラシロ
ーラ204と現像ローラ201との間には、現像ローラ
201に印加された現像バイアスVdc3と電源206に
より磁気ブラシローラ204に印加されたバイアスVf
3とにより電界が形成されているため、トナー供給時と
は逆に、現像ローラ201上の正に帯電した現像残トナ
ーTd‘(Tp)は現像ローラ201側から引き剥がされ
て、より電位的に低い側である磁気ブラシローラ204
に静電吸着され、磁気ブラシローラ204の回転により
担持搬送される。このようにして、現像ローラ201上
から現像残トナーTd’が回収される。
【0174】磁気ブラシローラ204側に転移し回収さ
れたトナーTd’は、磁気ブラシローラ204の回転に
伴って現像剤収容容器230内部に搬送され、磁気ブラ
シ内部に取り込まれる。これにより再び磁気ブラシ内部
でのトナーと磁性キャリアの撹拌が行われ、トナーと磁
性キャリアの摩擦帯電によりトナーに対して負極性の電
荷が再度付与され、次の画像形成動作に利用される。
【0175】よって、上述したように、本実施形態によ
れば、これらの構成により、従来のように二成分現像装
置において必要であったトナーとキャリアの混合比の制
御が不要であり、又、トナーはキャリアとの撹拌により
十分な電荷を付与することができるので、現像ローラ上
へのトナー層の形成およびトナーの帯電を行わせる規制
ブレードでのトナーへのストレスが軽減される。更に、
現像に用いられなかった残留トナーが静電的に回収され
るために現像に使用されなかったトナーTの現像ローラ
上への残りによるトナーの劣化を防止でき、劣化トナー
を原因とする現像濃度ムラの無い良好な現像を行うこと
が可能となる。又、トナーの現像ローラへの供給と、現
像ローラからの剥離とが同一部材で行なわれるため、装
置自身を小形化することも可能となる。
【0176】尚、本実施形態においては、磁気ブラシロ
ーラについては、マグネットローラのみの構成で表面に
導電性処理を施したマグネットローラ自体が回転する構
成となっているが、この構成に限られるものではなく、
例えば、回動可能な非磁性導電性スリーブ内に固定され
たマグネットローラを有する系や、同構成で絶縁性のマ
グネットローラが回転する系であっても現像ローラ対向
部位に電極を配置することでも実現可能である。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、現像剤帯電部材は、現像剤担持体と
現像剤供給部材との間に印加される電圧と逆極性の電圧
が上記現像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間で放電
するよう上記現像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間
に印加されることにより、現像処理後に現像剤担持体上
に残留した残留現像剤を帯電させ、現像剤供給部材は、
現像剤収容容器からの現像剤を保持しながら上記現像剤
担持体に供給すると共に、上記現像剤帯電部材によって
帯電された上記残留現像剤を現像剤供給部材上に静電吸
着させ上記現像剤収容容器内に回収するようになってい
るので、より簡略化された構成で、現像剤担持体から現
像剤収容容器への現像剤回収時における現像剤に対する
機械的な摺擦を軽減し、長期に亘り安定した画像を得る
ことができる。
【0178】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材との
間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持体
と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現像剤
担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されることに
より、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像
剤を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器から
の現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給すると
共に、上記現像剤帯電部材によって帯電された上記残留
現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像剤収
容容器内に回収するようになっていると共に、現像剤担
持体と現像剤供給部材との間に印加される電圧の適正化
が図られているので、より簡略化された構成で、現像剤
供給部材による現像剤回収を常に良好に維持しつつ、現
像剤担持体から現像剤収容容器への現像剤回収時におけ
る現像剤に対する機械的な摺擦を軽減し、長期に亘り安
定した画像を得ることができる。
【0179】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、ローラ状部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材と
の間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持
体と上記ローラ状部材との間で放電するよう上記現像剤
担持体と上記ローラ状部材との間に印加されることによ
り、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像剤
を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器からの
現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給すると共
に、上記ローラ状部材によって帯電された上記残留現像
剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像剤収容容
器内に回収するようになっているので、より簡略化され
た構成で、現像剤担持体から現像剤収容容器への現像剤
回収時における現像剤に対する機械的な摺擦を軽減し、
長期に亘り安定した画像を得ることができる。
【0180】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
コロナ帯電器は、現像剤担持体と現像剤供給部材との間
に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持体と
コロナ帯電器との間で放電するよう上記現像剤担持体と
上記コロナ帯電器との間に印加されることにより、現像
処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像剤を帯電さ
せ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器からの現像剤を
保持しながら上記現像剤担持体に供給すると共に、上記
コロナ帯電器によって帯電された上記残留現像剤を現像
剤供給部材上に静電吸着させ上記現像剤収容容器内に回
収するようになっているので、より簡略化された構成
で、現像剤担持体から現像剤収容容器への現像剤回収時
における現像剤に対する機械的な摺擦を軽減し、長期に
亘り安定した画像を得ることができる。
【0181】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、摩擦帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材と
の間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持
体と上記摩擦帯電部材との間で放電するよう上記現像剤
担持体と上記摩擦帯電部材との間に印加されることによ
り、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像剤
を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器からの
現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給すると共
に、上記摩擦帯電部材によって帯電された上記残留現像
剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像剤収容容
器内に回収するようになっているので、より簡略化され
た構成で、現像剤担持体から現像剤収容容器への現像剤
回収時における現像剤に対する機械的な摺擦を軽減し、
長期に亘り安定した画像を得ることができる。
【0182】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材との
間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持体
と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現像剤
担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されることに
より、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像
剤を帯電させ、形状の適正化が図られた現像剤供給部材
は、現像剤収容容器からの現像剤を保持しながら上記現
像剤担持体に供給すると共に、上記現像剤帯電部材によ
って帯電された上記残留現像剤を現像剤供給部材上に静
電吸着させ上記現像剤収容容器内に回収するようになっ
ているので、より簡略化された構成で、現像剤担持体か
ら現像剤収容容器への現像剤回収時における現像剤に対
する機械的な摺擦を軽減し、長期に亘り安定した画像を
得ることができる。
【0183】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材
との間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担
持体と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現
像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されるこ
とにより、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留
現像剤を帯電させ、形状及び印加電圧の適正化が図られ
た現像剤供給部材は、現像剤収容容器からの現像剤を保
持しながら上記現像剤担持体に供給すると共に、上記現
像剤帯電部材によって帯電された上記残留現像剤を現像
剤供給部材上に静電吸着させ上記現像剤収容容器内に回
収するようになっているので、より簡略化された構成
で、現像剤担持体から現像剤収容容器への現像剤回収時
における現像剤に対する機械的な摺擦を軽減し、長期に
亘り安定した画像を得ることができる。
【0184】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材との
間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持体
と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現像剤
担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されることに
より、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像
剤を帯電させ、導電性を有する現像剤供給部材は、現像
剤収容容器からの現像剤を保持しながら上記現像剤担持
体に供給すると共に、上記現像剤帯電部材によって帯電
された上記残留現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着さ
せ上記現像剤収容容器内に回収するようになっているの
で、より簡略化された構成で、現像剤担持体から現像剤
収容容器への現像剤回収時における現像剤に対する機械
的な摺擦を軽減し、長期に亘り安定した画像を得ること
ができる。
【0185】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材
との間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担
持体と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現
像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されるこ
とにより、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留
現像剤を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器
からの現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給す
ると共に、上記現像剤帯電部材によって帯電された上記
残留現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像
剤収容容器内に回収するようになっているので、より簡
略化された構成で、現像剤担持体から現像剤収容容器へ
の現像剤回収時における現像剤に対する機械的な摺擦を
軽減し、長期に亘り安定した画像を得ることができる。
【0186】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材との
間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担持体
と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現像剤
担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されることに
より、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留現像
剤を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器から
の現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給すると
共に、上記現像剤帯電部材によって帯電された上記残留
現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像剤収
容容器内に回収するようになっているので、より簡略化
された構成で、現像剤担持体から現像剤収容容器への現
像剤回収時における現像剤に対する機械的な摺擦を軽減
し、長期に亘り安定した画像を得ることができる。
【0187】更に、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材
との間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担
持体と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現
像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されるこ
とにより、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留
現像剤を帯電させ、印加電圧の適正化が図られた現像剤
供給部材は、現像剤収容容器からの現像剤を保持しなが
ら上記現像剤担持体に供給すると共に、上記現像剤帯電
部材によって帯電された上記残留現像剤を現像剤供給部
材上に静電吸着させ上記現像剤収容容器内に回収するよ
うになっているので、より簡略化された構成で、現像剤
担持体から現像剤収容容器への現像剤回収時における現
像剤に対する機械的な摺擦を軽減し、長期に亘り安定し
た画像を得ることができる。
【0188】又、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材
との間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担
持体と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現
像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されるこ
とにより、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留
現像剤を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器
からの現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給す
ると共に、上記現像剤帯電部材によって帯電された上記
残留現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像
剤収容容器内に回収するようになっているので、より簡
略化された構成で、現像剤担持体から現像剤収容容器へ
の現像剤回収時における現像剤に対する機械的な摺擦を
軽減し、長期に亘り安定した画像を得ることができる。
【0189】更に、本出願にかかる第十三の発明によれ
ば、現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部材
との間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤担
持体と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記現
像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加されるこ
とにより、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残留
現像剤を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容器
からの現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給す
ると共に、上記現像剤帯電部材によって帯電された上記
残留現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現像
剤収容容器内に回収するようになっているので、より簡
略化された構成で、現像剤担持体から現像剤収容容器へ
の現像剤回収時における現像剤に対する機械的な摺擦を
軽減し、長期に亘り安定した画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施形態における現像剤担持体
の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における現像剤担持体
に対する現像剤の供給又は回収を説明するための図であ
る。
【図4】本発明の第一の実施形態における現像剤供給部
材の概略構成を示す図である。
【図5】本発明の第一の実施形態における現像剤帯電部
材の概略構成を示す図である。
【図6】本発明の第二の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の第二の実施形態における潜像担持体と
現像剤担持体との間に印加される電圧と、現像剤供給部
材と現像剤担持体との間に印加される電圧との印加タイ
ミングを説明するための図である。
【図8】現像剤担持体と現像剤供給部材との間に生じる
放電を説明するための図である。
【図9】潜像担持体と現像剤担持体との間に印加される
電圧と、現像剤供給部材と現像剤担持体との間に印加さ
れる電圧との電圧差を説明するための図である。
【図10】本発明の第二の実施形態における現像剤担持
体と現像剤供給部材との間の距離と、これらの間に放電
が生じる印加電圧との関係を説明するための図である。
【図11】本発明の第三の実施形態にかかる画像形成装
置の概略構成を示す図である。
【図12】本発明の第三の実施形態における現像剤帯電
部材の概略構成を示す図である。
【図13】本発明の第三の実施形態における現像剤担持
体に内蔵されるマグネットローラの概略構成を示す図で
ある。
【図14】従来の画像形成装置の概略構成を示す図であ
る。
【図15】従来における現像剤担持体に対する現像剤の
回収を説明するための図である。
【符号の説明】
1 現像ローラ(現像剤担持体) 3 現像装置 4 トナー供給ブラシ(現像剤供給部材) 7 規制ブレード(現像剤規制部材) 8 再帯電ローラ(現像剤帯電部材) 11 感光体ドラム(潜像担持体) 30 現像剤収容容器 101 現像ローラ(現像剤担持体) 103 現像装置 104 トナー供給ローラ(現像剤供給部材) 107 規制ブレード(現像剤規制部材) 111 感光体ドラム(潜像担持体) 117 コロナ帯電器(現像剤帯電部材) 130 現像剤収容容器 201 現像ローラ(現像剤担持体) 203 現像装置 204 磁気ブラシローラ(現像剤供給部材) 207 規制ブレード(現像剤規制部材) 211 感光体ドラム(潜像担持体) 217 再帯電ブラシ(現像剤帯電部材) 230 現像剤収容容器 P 記録材 T トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507L Fターム(参考) 2H005 EA01 2H073 BA04 BA11 BA13 BA43 CA02 2H077 AB03 AB04 AC04 AC05 AD06 AD13 AD23 AD31 AD35 AE01 AE02 AE03 AE08 AE09 AE10 CA02 EA14 EA15 FA01 FA13 FA22 FA25 GA03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容し開口部を有する現像剤収
    容容器と、潜像を担持する潜像担持体に対向して該開口
    部に回転可能に配設され該現像剤収容容器からの現像剤
    を担持しながら上記潜像担持体に供給する現像剤担持体
    とを備え、上記現像剤担持体が、上記潜像担持体との間
    に電源から電圧が印加されることにより上記現像剤担持
    体上の現像剤を上記潜像担持体に供給するようになって
    いる現像装置であって、上記現像剤担持体に接触若しく
    は近接して回転可能に配設され上記現像剤収容容器から
    の現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給する現
    像剤供給部材と、上記現像剤担持体に接触若しくは近接
    して配設され上記現像剤担持体上の現像剤量を所定量に
    規制するに供給する現像剤規制部材と、上記現像剤担持
    体に接触若しくは近接して回転可能に配設され上記現像
    剤担持体上の現像剤を所定電位に帯電させる現像剤帯電
    部材とを有し、上記現像剤供給部材、上記現像剤規制部
    材、上記現像剤帯電部材が、上記現像剤担持体と上記潜
    像担持体との対向部から上記現像剤帯電部材、上記現像
    剤供給部材、上記現像剤規制部材の順に上記現像剤担持
    体の回転方向の上流に位置し、現像剤供給部材及び現像
    剤帯電部材が、それぞれ、上記現像剤担持体との間に電
    源から電圧が印加されるようになっている現像装置にお
    いて、現像剤帯電部材は、現像剤担持体と現像剤供給部
    材との間に印加される電圧と逆極性の電圧が上記現像剤
    担持体と上記現像剤帯電部材との間で放電するよう上記
    現像剤担持体と上記現像剤帯電部材との間に印加される
    ことにより、現像処理後に現像剤担持体上に残留した残
    留現像剤を帯電させ、現像剤供給部材は、現像剤収容容
    器からの現像剤を保持しながら上記現像剤担持体に供給
    すると共に、上記現像剤帯電部材によって帯電された上
    記残留現像剤を現像剤供給部材上に静電吸着させ上記現
    像剤収容容器内に回収するようになっていることを特徴
    とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤担持体及び現像剤供給部材の少な
    くとも一方は表面に高抵抗層を有し、該高抵抗層の厚さ
    をLs[μm]、該高抵抗層の比誘電率をKs、該高抵
    抗層上の現像剤の厚さをLd[μm]、現像剤の比誘電
    率をKd、上記現像剤担持体又は上記現像剤供給部材の
    上記高抵抗層に印加される電圧をVdc、上記現像剤供給
    部材又は現像剤担持体に印加される電位をVaとしたと
    き、(Va+Vdc−312−6.2×(Ls/Ks+Ld/
    Kd))2−4×6.2×312×(Ls/Ks+Ld/K
    d)<0の関係を満たすこととする請求項1に記載の現
    像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤帯電部材は、現像剤担持体に対向
    して当接し回転可能に配設されるローラ状部材であるこ
    ととする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 現像剤帯電部材は、現像剤担持体に接触
    若しくは近接して対向配設されたコロナ帯電器であるこ
    ととする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤帯電部材は、現像剤に対して現像
    剤規制部材及び現像剤担持体と逆極性の帯電付与性とな
    るよう構成され現像剤担持体上の現像剤に接触するよう
    配設された摩擦現像剤帯電部材であることとする請求項
    1又は請求項2に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 現像剤供給部材は、現像剤担持体に当接
    して対向配設されたブラシ状部材、弾性ローラ状部材、
    或いは磁気ブラシ状部材のいずれかであることとする請
    求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 現像剤供給部材は、現像剤担持体に近接
    して対向配設されたブラシ状部材、弾性ローラ状部材、
    或いは磁気ブラシ状部材のいずれかであり、現像剤供給
    部材と現像剤担持体との間に交番磁界が形成されるよう
    になっていることとすることとする請求項1乃至請求項
    5のいずれか一項に記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 現像剤供給部材は、導電性部材で形成さ
    れていることとする請求項7に記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 現像剤帯電部材は、電圧が印加されるこ
    とにより現像剤担持体との間で放電を生じるようになっ
    ていることとする請求項1乃至請求項8のいずれか一項
    に記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 現像剤帯電部材は、現像処理後の現像
    剤担持体上の残留現像剤を摩擦帯電するよう構成されて
    いることとする請求項1乃至請求項8に記載の現像装
    置。
  11. 【請求項11】 現像剤担持体は、周期的に変化する電
    圧が印加され、現像剤供給部材は、上記電圧の周期に同
    期して電圧が印加されるよう構成されていることとする
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の現像装
    置。
  12. 【請求項12】 現像装置を保持し画像形成装置本体に
    対して着脱自在なプロセスカートリッジであって、請求
    項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の現像装置を
    備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 一連の画像形成プロセスによって形成
    された画像を記録材に記録する画像形成装置であって、
    請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の現像装
    置、又は、請求項12に記載のプロセスカートリッジを
    備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008225390A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8150188B2 (en) 2007-01-26 2012-04-03 Nikon Corporation Imaging apparatus

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