JPH07206464A - 光ファイバ用線引加熱炉 - Google Patents
光ファイバ用線引加熱炉Info
- Publication number
- JPH07206464A JPH07206464A JP2334094A JP2334094A JPH07206464A JP H07206464 A JPH07206464 A JP H07206464A JP 2334094 A JP2334094 A JP 2334094A JP 2334094 A JP2334094 A JP 2334094A JP H07206464 A JPH07206464 A JP H07206464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat generating
- heating furnace
- optical fiber
- electrode terminal
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/025—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from reheated softened tubes, rods, fibres or filaments, e.g. drawing fibres from preforms
- C03B37/029—Furnaces therefor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2205/00—Fibre drawing or extruding details
- C03B2205/60—Optical fibre draw furnaces
- C03B2205/62—Heating means for drawing
- C03B2205/63—Ohmic resistance heaters, e.g. carbon or graphite resistance heaters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 断面が真円である光ファイバを得ることがで
きる光ファイバ用線引加熱炉を提供する。 【構成】 円筒状に形成されたカーボン製発熱部11
と、該発熱部11の側面に設けられ、外部電極14に接
続するカーボン製電極端子部12とを有するヒーター1
3を備えた光ファイバ用線引加熱炉において、電極端子
部12に、発熱部11の自己発熱による熱応力を吸収す
る屈曲部16を設ける。
きる光ファイバ用線引加熱炉を提供する。 【構成】 円筒状に形成されたカーボン製発熱部11
と、該発熱部11の側面に設けられ、外部電極14に接
続するカーボン製電極端子部12とを有するヒーター1
3を備えた光ファイバ用線引加熱炉において、電極端子
部12に、発熱部11の自己発熱による熱応力を吸収す
る屈曲部16を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ用線引加熱
炉に関する。
炉に関する。
【0002】
【従来技術】石英系光ファイバは、40〜100φのロ
ッド状のプリフォーム(線引きする前のガラス母材)を
加熱炉内で約2000℃に加熱し、外径125μmに線
引きして得られる。線引用加熱炉のヒーターとしては、
例えば図2a、2bに示すように、光ファイバを円周方
向に均一に加熱するため、円筒形の発熱部1と該発熱部
1の下部から外方に向かって伸びる2つの電極端子部2
とを有するカーボン製ヒーター3が広く用いられてい
る。このヒーター3は、カーボンのバルク材から削り出
し加工により、一体物として形成されており、電極端子
部2は、加熱炉に外部から電力を供給する金属製電極4
に金属製またはカーボン製のボルト5で固定されて接続
されている。
ッド状のプリフォーム(線引きする前のガラス母材)を
加熱炉内で約2000℃に加熱し、外径125μmに線
引きして得られる。線引用加熱炉のヒーターとしては、
例えば図2a、2bに示すように、光ファイバを円周方
向に均一に加熱するため、円筒形の発熱部1と該発熱部
1の下部から外方に向かって伸びる2つの電極端子部2
とを有するカーボン製ヒーター3が広く用いられてい
る。このヒーター3は、カーボンのバルク材から削り出
し加工により、一体物として形成されており、電極端子
部2は、加熱炉に外部から電力を供給する金属製電極4
に金属製またはカーボン製のボルト5で固定されて接続
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のカー
ボン製ヒーター3には、次のような問題があった。即
ち、図3に示すように、加熱時に円筒形の発熱部1が熱
膨張すると、発熱部1は外側に膨らもうとする。その
際、電極端子部2が固定されているので、発熱部1に熱
応力が加わり、発熱部1は対向する電極端子部2と直交
する方向に膨らみ、真円(点線)からずれて長円形状
(実線)に変形する。そうすると、線引きしている光フ
ァイバを周方向から均一に加熱することができず、光フ
ァイバの断面形状が変形して真円からずれた形状にな
る。
ボン製ヒーター3には、次のような問題があった。即
ち、図3に示すように、加熱時に円筒形の発熱部1が熱
膨張すると、発熱部1は外側に膨らもうとする。その
際、電極端子部2が固定されているので、発熱部1に熱
応力が加わり、発熱部1は対向する電極端子部2と直交
する方向に膨らみ、真円(点線)からずれて長円形状
(実線)に変形する。そうすると、線引きしている光フ
ァイバを周方向から均一に加熱することができず、光フ
ァイバの断面形状が変形して真円からずれた形状にな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】本発明は上記問題
点を解決した光ファイバ用線引加熱炉を提供するもの
で、円筒状に形成されたカーボン製発熱部と、該発熱部
の側面に設けられたカーボン製電極端子部とを有するヒ
ーターを備えた光ファイバ用線引加熱炉において、前記
電極端子部は、熱応力を吸収する屈曲部構造を有するこ
とを特徴とするものである。上述のような構造の電極端
子部を形成すると、加熱時に円筒形の発熱部が熱膨張し
て、外側に膨らもうとする場合に、発熱部の熱応力は電
極端子部の前記屈曲部に吸収されるので、発熱部は真円
を保ったまま膨らむ。従って、長時間にわたって光ファ
イバを周方向から均一に加熱することができ、断面が真
円である光ファイバを得ることができる。
点を解決した光ファイバ用線引加熱炉を提供するもの
で、円筒状に形成されたカーボン製発熱部と、該発熱部
の側面に設けられたカーボン製電極端子部とを有するヒ
ーターを備えた光ファイバ用線引加熱炉において、前記
電極端子部は、熱応力を吸収する屈曲部構造を有するこ
とを特徴とするものである。上述のような構造の電極端
子部を形成すると、加熱時に円筒形の発熱部が熱膨張し
て、外側に膨らもうとする場合に、発熱部の熱応力は電
極端子部の前記屈曲部に吸収されるので、発熱部は真円
を保ったまま膨らむ。従って、長時間にわたって光ファ
イバを周方向から均一に加熱することができ、断面が真
円である光ファイバを得ることができる。
【0005】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる光ファイバ
用線引加熱炉に用いるカーボン製ヒーターの一実施例の
側面図である。図中、11は円筒形の発熱部、12は前
記該発熱部11の下部から外方に向かって伸びる電極端
子部である。図のように、電極端子部12はくの字状に
折り曲がった屈曲部16をしている。電極端子部12を
外部の金属製電極14にボルト15で固定して、ヒータ
ー13に電力を供給し、加熱する。そうすると、発熱部
11は外側に膨らむが、電極端子部12においては、屈
曲部16で発熱部11の膨らみが吸収され、発熱部11
は真円を保ったまま膨らむ。上記カーボン製ヒーター
を、約2200℃に発熱させ、その状態で7日間保持し
た後、温度を下げて、ヒーターの変形度合いを測定し
た。その結果を表1に示す。なお、比較のために、図2
に示した従来タイプのヒーターについても同様の測定を
した結果を示す。表1からわかるように、従来タイプの
比較例では、温度を下げた状態で、約9%の非円度を有
するのに対して、本実施例では約2%の非円度であっ
た。なお、前記実施例では、屈曲部16は電極端子部1
2の厚さ方向、即ち上下方向に折り曲げられているが、
水平方向に折り曲げても同様の効果を得ることができ
る。
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる光ファイバ
用線引加熱炉に用いるカーボン製ヒーターの一実施例の
側面図である。図中、11は円筒形の発熱部、12は前
記該発熱部11の下部から外方に向かって伸びる電極端
子部である。図のように、電極端子部12はくの字状に
折り曲がった屈曲部16をしている。電極端子部12を
外部の金属製電極14にボルト15で固定して、ヒータ
ー13に電力を供給し、加熱する。そうすると、発熱部
11は外側に膨らむが、電極端子部12においては、屈
曲部16で発熱部11の膨らみが吸収され、発熱部11
は真円を保ったまま膨らむ。上記カーボン製ヒーター
を、約2200℃に発熱させ、その状態で7日間保持し
た後、温度を下げて、ヒーターの変形度合いを測定し
た。その結果を表1に示す。なお、比較のために、図2
に示した従来タイプのヒーターについても同様の測定を
した結果を示す。表1からわかるように、従来タイプの
比較例では、温度を下げた状態で、約9%の非円度を有
するのに対して、本実施例では約2%の非円度であっ
た。なお、前記実施例では、屈曲部16は電極端子部1
2の厚さ方向、即ち上下方向に折り曲げられているが、
水平方向に折り曲げても同様の効果を得ることができ
る。
【0006】
【表1】 注)非円度:(加熱後長径−加熱後短径)/元径 ×1
00 なお、発熱部の自己発熱による熱応力を吸収する電極端
子部の屈曲部の構造は、上記実施例に限定されないこと
はいうまでもない。
00 なお、発熱部の自己発熱による熱応力を吸収する電極端
子部の屈曲部の構造は、上記実施例に限定されないこと
はいうまでもない。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、円
筒状に形成されたカーボン製発熱部と、該発熱部の側面
に設けられ、外部電極に接続するカーボン製電極端子部
とを有するヒーターを備えた光ファイバ用線引加熱炉に
おいて、電極端子部は、発熱部の自己発熱による熱応力
を吸収する構造であるため、発熱部は真円を保ったまま
発熱するので、光ファイバを周方向から均一に加熱する
ことができ、断面が真円である光ファイバを得ることが
できるという優れた効果がある。
筒状に形成されたカーボン製発熱部と、該発熱部の側面
に設けられ、外部電極に接続するカーボン製電極端子部
とを有するヒーターを備えた光ファイバ用線引加熱炉に
おいて、電極端子部は、発熱部の自己発熱による熱応力
を吸収する構造であるため、発熱部は真円を保ったまま
発熱するので、光ファイバを周方向から均一に加熱する
ことができ、断面が真円である光ファイバを得ることが
できるという優れた効果がある。
【図1】本発明に係る光ファイバ用線引加熱炉に用いる
カーボン製ヒーターの一実施例の側面図である。
カーボン製ヒーターの一実施例の側面図である。
【図2】(a)、(b)は、それぞれ従来の光ファイバ
用線引加熱炉に用いるカーボン製ヒーターの平面図と側
面図である。
用線引加熱炉に用いるカーボン製ヒーターの平面図と側
面図である。
【図3】従来の光ファイバ用線引加熱炉に用いるカーボ
ン製ヒーターの問題点の説明図である。
ン製ヒーターの問題点の説明図である。
11 発熱部 12 電極端子部 13 ヒーター 14 電極 15 ボルト 16 屈曲部
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状に形成されたカーボン製発熱部
と、該発熱部の側面に設けられたカーボン製電極端子部
とを有するヒーターを備えた光ファイバ用線引加熱炉に
おいて、前記電極端子部は、熱応力を吸収する屈曲部構
造を有することを特徴とする光ファイバ用線引加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2334094A JPH07206464A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 光ファイバ用線引加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2334094A JPH07206464A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 光ファイバ用線引加熱炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07206464A true JPH07206464A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=12107870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2334094A Pending JPH07206464A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 光ファイバ用線引加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07206464A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0752393A1 (en) * | 1995-07-05 | 1997-01-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Furnace for drawing an optical fiber from a preform |
JP2011136862A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ線引き炉および光ファイバ線引き方法 |
JP5260664B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2013-08-14 | 東洋ガラス株式会社 | ガラスファイバ線引炉 |
JP2013209225A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Fujikura Ltd | 光ファイバ母材加熱用ヒータ |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP2334094A patent/JPH07206464A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0752393A1 (en) * | 1995-07-05 | 1997-01-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Furnace for drawing an optical fiber from a preform |
US6546760B1 (en) | 1995-07-05 | 2003-04-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber drawing furnace with a zig zag heating element |
JP2011136862A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ線引き炉および光ファイバ線引き方法 |
JP5260664B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2013-08-14 | 東洋ガラス株式会社 | ガラスファイバ線引炉 |
JP2013209225A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Fujikura Ltd | 光ファイバ母材加熱用ヒータ |
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