JP3004043U - 溶融金属加熱装置 - Google Patents

溶融金属加熱装置

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JP3004043U
JP3004043U JP1994006330U JP633094U JP3004043U JP 3004043 U JP3004043 U JP 3004043U JP 1994006330 U JP1994006330 U JP 1994006330U JP 633094 U JP633094 U JP 633094U JP 3004043 U JP3004043 U JP 3004043U
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furnace
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thermal resistance
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Inventor
テテュ アンドレ
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アテルム エス アー エール エル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉内の金属の温度を均一にすることができ、
かつ小型の金属加熱装置を提供することである。 【構成】 金属溶融炉内に浸し、炉内の金属を加熱する
金属加熱装置10であって、金属管12と、電流を流す
ことにより熱を発生する熱抵抗線18、24と、を備
え、前記熱抵抗線は前記金属管内に複数設置されている
ことを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体金属を加熱する加熱装置に係わり、特に液体金属に均等に熱を 伝達することができ、かつ小型な加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、金属加工の産業分野においては、金属を溶融する工程を必要として おり、金属を溶融するには、金属が入った溶融金属炉に熱を加えることにより行 われている。溶融金属炉への加熱は、裸の熱抵抗線からの熱を溶融金属炉の上方 から照射することにより、行われていた。
【0003】 しかしながら、この金属溶融炉の上方から熱を照射する装置は、炉内の金属に 効率的に熱を加える必要があるため、金属溶融炉の表面積を広く必要があり、ま た溶融金属は流動性がなく、高熱であるため、自然対流を発生させることができ ず、このため炉内の金属の温度が不均一であるという問題がある。
【0004】 また、炭化ケイ素で構成されたダクト管に熱抵抗線を備えた金属加熱装置を金 属溶解炉に投入し、この熱抵抗線から放射する熱により、炉内の金属を融解する という方法がある。この方法では、上記問題点を解消できるものの、この装置は 極めて大型であるため、この装置を炉に投入した場合、炉の大部分の容積をこの 装置が占領してしまい、よって取扱いが不便であるという問題点がある。また、 この装置は、寿命が極めて短いという問題点もある。
【0005】 そこで、本考案はこれらの問題点を解消すべく、炉内の金属の温度を均一にす ることができ、かつ小型の金属加熱装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため本考案は、金属溶融炉内に浸し、炉内の金属を加熱 する金属加熱装置であって、金属管と、電流を流すことにより熱を発生する熱抵 抗線と、を備え、前記熱抵抗線は前記金属管内に複数設置されていることを特徴 とするものである。
【0007】 また、前記金属管内には、セラミックスが充填されていることが好ましく、前 記セラミックスは遠赤外線効果を有することが好ましい。さらに、前記セラミッ クスは、高密度に充填されていることが好ましく、また前記各熱抵抗線間の電気 絶縁を確保していることが好ましい。
【0008】 また、本実施例の加熱装置は、前記金属管内の温度を検知する熱電対をさらに 備え、この熱電対によって検知された温度が所定の温度以上になった際に、前記 熱抵抗線への電流の流れが停止するよう構成することが好ましい。
【0009】
【作用】
以上のように、熱抵抗線を金属管内に複数設置したので、金属に均一に熱を伝 達することができる。また、セラミックの遠赤外線効果により、金属管から離れ た炉内の金属まで熱を伝達することができ、この結果装置を小型化にできる。さ らに、金属内の温度を検知する熱電対を備えることにより、熱による本装置の故 障を防止することができる。
【0010】
【実施例】
次に本考案の実施例を図に基づいて説明する。図1は本実施例に係わる加熱装 置10の一部断面図、図2は図1のA部分の拡大断面図、図3は図1のB部分の 拡大断面図を示す。この加熱装置10は、主として円筒状に形成されたダクト管 12と、ダクト管12を支持する支持部14と、ダクト管12と支持部14とを 連結する連結部16とから構成されている。
【0011】 図2に示すように、ダクト管12の内部には、電流を誘導することにより熱を 発生する熱抵抗線18と、この熱抵抗線18に電流を誘導する電流誘導線20と 、が各々一対備えられている。熱抵抗線18は、ばねのように螺旋状に形成され ており、例えばニッケル−クロム合金または鉄−クロム−アルミニウム合金等の 熱伝達に利用される材料から構成されている。電流誘導線20は、高温に耐える ことができ、かつ低い熱膨張率をもつ導電性材料、例えばモリブデン等で構成さ れている。また、この電流誘導線20は、支持部14を介して電流発生器21ま で延在している。
【0012】 図2において符号22は、ダクト管12内の温度を検知する熱電対であり、こ の熱電対22の周囲には、密接なコイル状の第2の熱抵抗線24が備えられてい る。この第2の熱抵抗線24は、前記熱抵抗線18と同様な材料から構成されて いる。また、第2の熱抵抗線24で形成されたコイルの内径は、前記熱電対22 の外径より約0.1乃至0.2mm大きくなっており、コイルの内周にあそびを もって熱電対22を導入できるよう構成されている。この第2の熱抵抗線24は 、前記一対の熱抵抗線18と互いに絶縁関係になるような位置に設置されている 。なお、熱電対22および第2の熱抵抗線24は、共に支持部14を介して電流 発生器21まで延在している。
【0013】 また、ダクト管12の内部には、充填材26が密に充填されている。この充填 材26は、例えば最大限の密度を得るよう適合された粘度のセラミックス粉末か ら構成されており、このセラミックス粉末は、窒化フッ素を主成分としている。 セラミックス粉末は、振動及び/または圧縮を加えることによりダクト管12に 充填され、図3に示すようにシリコン入りエラストマー28によって塞がれてい る。また、このセラミックスは遠赤外線効果を有する。
【0014】 図3に示すように、ダクト管12の基端部側には、周方向に溝30が形成され ており、さらにこの溝30内を長手方向に移動するリンク32が装着している。
【0015】 連結部16は、主としてボルト34と、このボルト34に螺合する支持側結合 部材36と、ダクト側連結部材38と、から構成されている。ダクト側連結部材 38の内周面には、前記リンク32に当接するよう段差40が形成されており、 外周面の基端部には、周方向に凸部42が形成されている。ボルト34の内周面 の先端部側には、前記凸部42に嵌合する嵌合部44が周方向に形成されており 、内周面の基端側には、ねじ溝が形成されている。支持側結合部材36の外周面 の先端側には、前記ねじ溝に螺合するねじ山が形成されており、内周面の基端側 は支持部14が嵌挿するよう、テーパ状に形成されている。連結部16は、以上 のように構成されているため、ボルト34を右廻りに廻すと、ボルト34は、支 持側結合部材36に対して基端方向に移動する。この移動により前記嵌合部44 が前記凸部42に当接するため、ダクト側結合部材38は基端方向に移動する。 これにより、前記段差40がリンク32に当接するため、リンク32がダクト管 12の溝30を押圧し、ダクト管12と支持部14とが接近する。また、ダクト 管12と支持部14との間には、座金46が挟持されており、この座金46によ って、ボルト34が支持されている。なお、符号48はファイバ製座金である。
【0016】 支持部14は、円筒状に形成されている。この支持部14の内部には、前述の ように電流誘導線20が延在しており、この電流誘導線20の周りには、グラス ウール製絶縁ダクト50が備えられている。また、前記電流発生器21は、スイ ッチ(図示省略)ON−OFFにより、前記電流誘導線20および第2の熱抵抗 線24に電流が流れるよう構成されている。
【0017】 この加熱装置10は、金属溶融炉内に設置され、前記スイッチをONにするこ とにより、炉内の金属に熱を伝達して金属を溶融する。
【0018】 以上のように本実施例によれば、ダクト管内に3本の熱抵抗線を設置したので 、炉内の金属を溶融することができる。また、ダクト管内に遠赤外線効果を有す るセラミックスを充填したので、加熱装置10から離れた位置にも熱を伝えるこ とができるので、炉内の金属を均一に加熱することができる。さらに、本実施例 に係わる加熱装置10は、極めて簡単な構造をしているため、小型化を図ること ができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、炉内の金属の温度を均一にすることができ、か つ小型の金属加熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係わる加熱装置10の一部断面図を
示す。
【図2】図1のA部分の拡大断面図を示す。
【図3】図1のB部分の拡大断面図を示す。
【符号の説明】
10 加熱装置 12 ダクト管(金属管) 18、24 熱抵抗線

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属溶融炉内に浸し、炉内の金属を加熱
    する金属加熱装置であって、金属管と、電流を流すこと
    により熱を発生する熱抵抗線と、を備え、前記熱抵抗線
    は前記金属管内に複数設置されていることを特徴とする
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記金属管内には、セラミックスが充填
    されている請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記セラミックスは遠赤外線効果を有す
    る請求項2記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記セラミックスは高密度に充填されて
    いる請求項2または3記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記セラミックスは、前記各熱抵抗線間
    の電気絶縁を確保している請求項2乃至4のいずれか記
    載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記金属管内の温度を検知する熱電対を
    さらに備え、この熱電対によって検知された温度が所定
    の温度以上になった際に、前記熱抵抗線への電流の流れ
    が停止する請求項1乃至5のいずれか記載の加熱装置。
JP1994006330U 1994-05-10 1994-05-10 溶融金属加熱装置 Expired - Lifetime JP3004043U (ja)

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