JPH07206061A - 紙巻き煙草用ソフトパック - Google Patents

紙巻き煙草用ソフトパック

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JPH07206061A
JPH07206061A JP6253890A JP25389094A JPH07206061A JP H07206061 A JPH07206061 A JP H07206061A JP 6253890 A JP6253890 A JP 6253890A JP 25389094 A JP25389094 A JP 25389094A JP H07206061 A JPH07206061 A JP H07206061A
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    • B65D85/00—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/07—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles
    • B65D85/08—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles rod-shaped or tubular
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】紙巻き煙草用のソフトパック、特にソフト・コ
ップ型パックを、その外観と機能を維持しつつ、寸法安
定性が増大するように設計すること。 【構成】紙巻き煙草用のソフトパック、特にソフト・コ
ップ型パックは、その底部壁の区域において、二重また
は多重のコップ・ブランクによって補強部が形成され
る。この補強部は隣接するパックの壁部を巡って延在す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、紙巻き煙草用ソフト
パック、特に、紙巻き煙草のグループを収容するため
の、折り曲げ可能な包装材のブランクから形成されるコ
ップ型の容器を伴うソフト・コップ型パックに関する。
【０００２】
【従来の技術】紙巻き煙草用ソフトパックは、主として
ソフト・コップ型パックとして知られている。このタイ
プのパックでは、紙巻き煙草のグループが、錫箔製また
は紙製の内部ブランク内に完全に包み込まれる。こうし
て形成される紙巻き煙草のブロックが、上部が開いたコ
ップ型容器内部に位置を占める。前記のコップ型容器
は、従来より紙製であるが、場合に応じて箔、多重構造
で構成することも可能である。
【０００３】このタイプのソフトパック、特に、ソフト
・コップ型パックの不利な点は、これらが寸法安定性に
欠ける点である。とりわけ、何本かの煙草が引き抜かれ
た後は、パック内容物による寸法安定効果にもはや余裕
がなくなるので、ソフト・コップ型パックの外観が悪化
する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、紙
巻き煙草用のソフトパック、特にソフト・コップ型パッ
クを、その外観と機能を維持しつつ、寸法安定性が増大
するように設計することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明のソフトパックまたはコップ型容器は、ブ
ランクが、ソフトパックまたはコップ型容器の少なくと
も底部壁の区域において多重に、特に二重に作られる点
に特徴を有する。
【０００６】
【作用】したがって、この発明のソフトパックによれ
ば、ブランクを局部的に二重または多重に設計する結果
として、包装材それ自身が、寸法安定性を増大する補強
部を備える。特に有利な１態様においては、ソフトパッ
クまたはコップ型容器に適した寸法をもつブランクは、
折り曲げを行った結果として局部が二重または多重をな
している。ブランクはこうして、ストリップ状の補強部
を形成し、ソフトパックまたはコップ型容器の製造過程
において、これがパックの局部的な補強部となる。補強
部は、また隣り合うパック壁部において底部壁を越えて
延在することができる。
【０００７】この発明の別の提案によれば、包装材の製
造過程において、その手順は、ブランク用の連続材料ウ
エブが、連続する補強ストリップを形成し、前記ストリ
ップは、材料ウエブを重ね合わせるか、Ｚ字状に折り曲
げた結果として補強部となる。ブランクは、パック完成
時に補強部となる部分とともに材料ウエブから切り離さ
れる。
【０００８】発明のこれ以上の細部を添付図面に示す最
適実施例によって以下に説明する。
【０００９】
【実施例】図示する紙巻き煙草用ソフトパックの複数の
最適実施例は、基本構造を異にする２つのタイプのもの
に関する。図１−図９の実施例は、複数の、または２つ
のブランクからなる典型的なソフト・コップ型パックで
ある。図１１−図１４は、包装材の１ブランクのみから
なるソフトパックのの細部を示す。
【００１０】典型的なソフト・コップ型パックは、外部
のコップ状容器10と、パックの内容物としての直方体の
紙巻き煙草のブロック12を形成するために、内部のブラ
ンク11に包み込まれた紙巻き煙草のグループ31とからな
っている。紙巻き煙草のブロック12は、上部すなわち開
放側において、容器10から僅かに突出している。帯封13
が従来からこの区域に付設されており、紙巻き煙草のブ
ロック12を横断して隣接する前部壁15と後部壁16の区域
に亘り延在する。
【００１１】内部ブランク11は、紙巻き煙草のグループ
31を完全に覆っている。内部ブランク11は、紙巻き煙草
のブロック12の端部壁14が、複数の折り曲げタブ、特定
して言えば、封筒式の折り曲げから形成されるように設
計される。内部ブランク11は、紙製または錫箔製であ
る。
【００１２】コップ状容器10は、一枚のコップ・ブラン
クからなる。これは、大きい面積の前部壁15、対応する
後部壁16、幅の狭い垂直側壁18,19 および折り曲げによ
って形成される底部壁20を規定する。
【００１３】このタイプのソフト・コップ型パックの寸
法安定性を増大するために、材料補強部が底部壁20の区
域に備えられる。図示の最適実施例においては、これら
は、直接的にコップ・ブランク21,22 の一部からなる。
底部壁20と、場合によってはその隣接諸区域を形成する
コップ・ブランク21,22 は、二重または多重に作られ、
それによって、材料の剛性を増強する余地を生じる。
【００１４】パックの図２、３の最適実施例では、材料
補強部は底部壁20の区域だけに備わっている。底部壁20
を形成するすべての折り曲げタブ、すなわち、部分的に
重なる台形の長手方向タブ23,24 と、幅の狭い両側壁1
8,19 と隣り合う角タブ25,26とが、特に、（厚い）紙製
のコップ・ブランク21の２つの多重部または２つの壁部
を構成する。底部壁20は、これによって、単層設計のも
のよりは明かに高度の剛性を有することとなる。
【００１５】図４、５の最適実施例においては、底部壁
20の寸法安定性が、前部壁15、後部壁16および両側壁1
8,19 の（下方）区域におけるコップ・ブランク22の多
重設計によっても、さらに増強される余地がある。この
場合はしたがって、容器10の補強部は三次元構造とな
る。
【００１６】コップ型容器10は、連続材料ウエブ27,28
から切断される長方形のコップ・ブランク21,22 から製
造される。材料ウエブ27,28 の長手方向に延在する縁部
ストリップ29,30 が、切断されるコップ・ブランク21,2
2 の底部壁20の製造に有効である。材料の補強部は材料
ウエブ27,28 において既に製造済みである。この目的の
ために、材料ウエブは、最初の幅がコップ・ブランク2
1,22 の幅よりも大きい。材料ウエブ27,28 の長手方向
に延在する縁部ストリップ29,30 は、材料ウエブの内側
面と接触するようになるまで折り曲げられる。材料ウエ
ブ27,28 から切断されるコップ・ブランク21,22 は、こ
うして設計され、折り曲げ工程に直接供給される。
【００１７】材料補強部すなわち縁部ストリップ29,30
は、好ましくは全面に付与される接着剤によって、コッ
プ・ブランク21,22 の残存部と接続することができる。
このことがまた、剛性をさらに高める結果となる。コッ
プ型容器10を製造するための多重の箔の場合は、縁部ス
トリップ29,30 もプラスチック層の熱シールによって固
着することが可能である。
【００１８】図６、７の最適実施例においては、縁部ス
トリップ29が、底部壁20を製造するための材料ウエブ27
の幅に相当する。図８、９の最適実施例は、図４、５に
示すパック用のコップ・ブランク21,22 の製造に関す
る。ここでは、縁部ストリップ30が、大きな幅を持ち、
隣接する垂直なパック両壁部に延在し、これらの区域で
補強ストリップ32を形成する。
【００１９】底部壁の区域におけるパックの寸法安定性
を一層増強するために、追加的にまたはその代わりに、
内部ブランク11もまた底部壁20の区域において二重また
は多重に構成することができる。
【００２０】図１１ー１４の最適実施例は、紙、箔また
は他の薄い包装材製の単層のブランクからなる変形され
たソフト・コップ型パックの細部を示す。このパックの
底部壁20は、図４、５の最適実施例の底部壁と同様に設
計される。ブランク17の縁部ストリップ30は、補強スト
リップが、前部壁15, 後部壁16, および両側壁18,19の
内側に縁部ストリップ30の縁部区域として延在するよう
に、底部壁20の区域内でその大きさが決められる。
【００２１】この実施例では、ブランク17の上端部の区
域も同様に四方に延在する補強部33を具備する。この補
強部は、この場合、ブランク17の多重構造、すなわちＺ
字状に折れ曲がったＺ型折り曲げ部34によって製造され
る。Ｚ型折り曲げ部34の両折り曲げ脚部は、ブランク17
の内側に位置する。四方を巡って延在する上外側折り曲
げ縁部35がこうして備えられる。端部壁14の区域に位置
する折り曲げタブ37,38 は、Ｚ型折り曲げ部34の内側折
り曲げ脚部36に隣接する。折り曲げ脚部36は、折り曲げ
縁部35を僅かに越えて上方に突出する。この構造によっ
て、折り曲げ脚部36の外側に露出した可視ストリップ39
を生じる。この可視ストリップ39とその隣接折り曲げタ
ブ37,38 は、さらにまた、色彩または他の表面設計の相
違によって便宜的にブランク17と対照される。特に、可
視ストリップ39と折り曲げタブ37,38 は、銀色のデザイ
ンとすることができ、これにより、紙巻き煙草のグルー
プ31が、図１ー９の最適実施例におけるように、別体の
ブランクに包み込まれているような印象を与える。
【００２２】図１０のパックを製造するための材料ウエ
ブ40は、２つのストリップ状材料補強部、すなわち、材
料ウエブ40の長手方向に延在する２つの折り曲げ部を有
する。これらは、縁部ストリップ30とパック完成時のＺ
型折り曲げ部34とである。
【００２３】容器10の上端縁部に補強部、特にＺ型折り
曲げ部34を具備するパックのデザインには、図１ー９に
示す設計のもの、すなわち、内部ブランク11からなる追
加的な内部包装体のあるものを採用することもできる。
【００２４】
【発明の効果】この発明のソフトパックにより、ブラン
クを局部的に多重に、特に二重に設計する結果として、
包装材それ自身が、寸法安定性を増大する補強部を備え
るので、何本かの煙草が引き抜かれた後は、パック内容
物による寸法安定効果にもはや余裕がなくなるので、寸
法安定性が失われ、パックの外観が悪化するという欠点
が矯正される。
【図面の簡単な説明】
【図１】紙巻き煙草用のソフト・コップ型パックの斜視
図。
【図２】図１のソフト・コップ型パックの垂直断面図。
【図３】ソフト・コップ型パックの底部区域の拡大垂直
断面。
【図４】ソフト・コップ型パックの他の実施例の図２に
相当する図。
【図５】図４の実施例の図３相当図。
【図６】図２、３の最適実施例用の連続材料ウエブ。
【図７】図６の材料ウエブの断面図。
【図８】図４、５の最適実施例用の連続材料ウエブ。
【図９】図８の材料ウエブの断面図。
【図１０】ソフトパックの他の実施例の断面図。
【図１１】図１０のパックの上端部区域の拡大図。
【図１２】底部区域の図１１と同様な図。
【図１３】図１０のパック用の連続材料ウエブの一部。
【図１４】図１３の材料ウエブの断面図。
【符号の説明】
１０…コップ型容器，１１…内部ブランク，１３…帯
封，１４…端部壁，１５…前部壁，１６…後部壁，１
７，２１．２２…ブランク，１８，１９…側壁，２０…
底部壁，２３，２４…台形タブ，２５，２６…角タブ，
２７…連続材料ブランク，２９，３０…縁部ストリッ
プ，３４…Ｚ型折り曲げ部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ブランク(17,21,22)が、コップ型容器(1
    0)の少なくとも底部壁(20)の区域において、多重構造、
    特に二重構造をなしている、 紙巻き煙草のグループ(31)を収容するために、折り曲げ
    可能な包装材のブランク(17,21,22)から形成されるコッ
    プ型容器(10)を備える、特にソフト・コップ型の紙巻き
    タバコ用ソフトパック。
  2. 【請求項２】 コップ・ブランク(21,22) が、特に、コ
    ップ・ブランク(21,22) の二重または多重構造によっ
    て、縁部ストリップ(29,30) の区域において、底部壁(2
    0)を形成するのに有効な補強材ストリップまたは縁部ス
    トリップ(29,30) を有する請求項１記載のソフトパッ
    ク。
  3. 【請求項３】 前部壁(15)、後部壁(16)および側壁(18,
    19) の下部区域を巡って延在するコップ型容器(10)の材
    料補強部の場合は、コップ・ブランク(22)が、特に折り
    曲げによって形成される二重または多重の縁部ストリッ
    プ(30)を有しており、前記ストリップ(30)の幅は、底部
    壁(20)の折り曲げタブの幅よりも大きい請求項２記載の
    ソフトパック。
  4. 【請求項４】 底部壁(20)よりも上部の区域、特に、ブ
    ランク(17)の上部縁部の区域における（別の）材料補強
    部が、好ましくは多重構造の、特に、Ｚ字状の折り曲げ
    (Ｚ型折り曲げ部34) によって端部壁(14)の方を向く請
    求項１または２記載のソフトパック。
JP25389094A 1993-10-25 1994-10-19 紙巻き煙草用ソフトパック Expired - Lifetime JP4024878B2 (ja)

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JPH07206061A true JPH07206061A (ja) 1995-08-08
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