JPH0720559U - クロマトグラフィー用検出装置 - Google Patents

クロマトグラフィー用検出装置

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JPH0720559U
JPH0720559U JP5553793U JP5553793U JPH0720559U JP H0720559 U JPH0720559 U JP H0720559U JP 5553793 U JP5553793 U JP 5553793U JP 5553793 U JP5553793 U JP 5553793U JP H0720559 U JPH0720559 U JP H0720559U
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JP5553793U
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Inventor
三千男 武井
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有限会社ラボシステム機器
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望する測定データに対応する波形画像を装
置本体が一体に備える表示部を介し選択的に表示可能と
することにより、測定・分析作業の効率化と装置全体の
軽量・小型化とを同時に実現するクロマトグラフィー用
検出装置を提供する。 【構成】 移動相中の成分を検出するための検出手段を
少なくとも装置本体11内に備えてなるクロマトグラフ
ィー用検出装置にあって、装置本体11には、検出手段
が検出した測定データを波形画像として画面18上にそ
の制御を自在に出力表示する表示部17を一体に配設し
てある。なお、前記装置本体11には、検出手段が検出
した測定データを印字出力するプリンタ部を一体に配設
するものであってもよい。また、前記表示部17は、画
面パターンを切替え操作するためのタッチパネル機能を
も兼備させて配設するのが望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクロマトグラフィー用検出装置に係り、さらに詳しくは、所望する測 定データに対応する波形画像を装置本体が一体に備える表示部を介し選択的に表 示可能とすることで、測定作業の効率化と装置全体の軽量・小型化とを同時に実 現することができるクロマトグラフィー用検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
クロマトグラフィーは、各種の固体または液体を固定相とし、その一端におい た試料混合物を適当な展開剤(移動相)で移動させて、各成分の分子サイズの差 異やイオン係数の差異、あるいは吸着性や分配係数の差異などに基づく移動速度 の差を利用してこれを相互分離する技術を総称するものであるとされている。
【0003】 そして、その際の各成分の検出に用いられるのがクロマトグラフィー用検出装 置であり、例えば移動相が気体であればガスクロマトグラフィー用検出装置が用 いられたり、移動相が液体であれば液体クロマトグラフィー用検出装置やイオン クロマトグラフィー検出装置などが用いられたりすることになる。
【0004】 また、従来からある上記クロマトグラフィー用検出装置は、そのいずれもが図 5に示すように、検出手段を備える装置本体1のほか、検出結果を測定データと して外部出力するための出力手段2を別途組み合わせることで装置の全体が構成 されることになる。
【0005】 この場合における出力手段2としては、通常、記録紙4に測定データを印字記 録するプリンタ部3と、測定データを画面6上に波形画像として出力表示するC RTなどからなる表示部5とが単体で、もしくは双方を組み合わせることで配設 され、必要な測定データを印字記録パターンのもとで、もしくは画面表示パター ンのもとで外部に出力できるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図5に示す従来技術によっても、出力手段2を介することで必要な 測定データを外部に出力表示することはできる。
【0007】 しかし、従来装置による場合には、装置本体1のほか、出力手段2としてプリ ンタ部3や表示部5が別途に必要になる結果、全体の装置構成が複雑化し、重量 化と大型化とを招く不具合があった。
【0008】 しかも、プリンタ部3のみを用いて行われる印字記録の場合には、装置稼働と 同時に印字記録を開始せねばならず、所定の測定作業がすべて終了するまで継続 して行わねばならいないものであったため、測定・分析作業に不適当なデータも 含めそのすべてが記録紙4に印字されてしまう結果、記録紙4を無駄に使ってし まうという不都合もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は従来技術にみられた上記課題に鑑みてなされたものであり、その構成 上の特徴は、移動相中の成分を検出するための検出手段を少なくとも装置本体内 に備えてなるクロマトグラフィー用検出装置にあって、前記装置本体には、検出 手段が検出した測定データを波形画像として画面上にその制御を自在に出力表示 する表示部を一体に配設したことにある。なお、装置本体には、表示部のほか、 検出手段が検出した測定データを印字出力するプリンタ部を一体に配設しておく こともできる。さらに、前記表示部は、画面モードを切替え操作するためのタッ チパネル機能をも兼備させて配設するのが好ましい。
【0010】
【作用】
このため、測定データは、装置本体が一体となって備える表示部の画面上に波 形画像として出力表示することができるので、装置の全体構成を簡素化すること で装置本体を軽量・小型化することができる。
【0011】 しかも、表示部を装置本体に一体に組み込んだ結果、全測定データ中から必要 な測定データのみを選択的に波形画像として画面上に出力表示することができる ので、データの選別が容易となり、したがって、別途に、もしくは一体となって 用意されるプリンタ部を介して好適な測定データのみを記録紙に印字記録するこ とも可能となり、記録紙の無駄使いをなくして省資源の一助として寄与させるこ ともできる。
【0012】 さらに、前記表示部が画面パターンを切替え操作するためのタッチパネル機能 をも兼備するものである場合には、操作手順を簡易化することができるほか、フ ァンクションキーなどからなる外付けの操作部をなくすことで装置自体のシンプ ル化も同時に実現することができる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。なお、本考案は、ガスクロ マトグラフィー用と液体クロマトグラフィー用とのいずれの検出装置にも適用す ることができ、例えば本考案を液体クロマトグラフィー用検出装置に適用する場 合には、示差屈折率検出装置などのような溶液物性型検出タイプと、紫外線吸収 検出装置などのような溶質物性型タイプとのいずれか一方、もしくは双方の機能 を備えたものとしてその全体を形成することができる。
【0014】 図1は、液体クロマトグラフィー用検出装置のひとつである示差屈折率検出装 置に本考案を適用した場合の一実施例を示す正面図であり、一体となった表示部 17を備える装置本体11は、移動相中の溶質の濃度を光学的に測定する検出手 段(図示せず)のほか、RAMとROMとからなるメモリを有して装置の全体を 統括制御している演算制御手段(図示せず)など、少なくとも示差屈折率検出装 置として機能すべき構成部材を備えてその全体が形成されている。なお、図中の 符号13は装置本体の正面12側に配設されている電源スイッチを、14は前記 表示部17の画面18の明暗を調節する輝度調節用ツマミを、15は流入側接続 用管端部を、16は流出側接続用管端部をそれぞれ示す。
【0015】 また、装置本体11の一側表面、例えば装置本体11の正面16側に一体とな って配設される前記表示部17は、検出手段が検出した測定データを装置本体1 1が備える演算制御手段により出力制御された波形画像として画面18上に出力 表示するためのものであり、例えばバックライト式のLCDなどで形成されてい る。
【0016】 しかも、前記表示部17が画面18の画面パターンを切替え操作するためのタ ッチパネル機能をも兼備して形成されている場合には、装置本体11に配設され ている電源スイッチ13をオン入力して所定の操作を行うことで、種々の画面パ ターンを選択的に表示することができる。
【0017】 すなわち、前記表示部17がタッチパネル機能をも兼備している場合には、電 源スイッチ13をオン入力することで、画面18上に例えば図1に示すように会 社名・装置名表示欄19や次画面切替えキー20,21などからなる初期設定の ための画面パターンを表示することができる。
【0018】 また、図1の画面パターンのもとで例えば次画面切替えキー20を押圧すると 、図2に示す画面パターンへと変化し、ネガティブ画面用キー22やポジティブ 画面用キー23のほか、カーソルシフトキー24、次画面切替えキー27、終了 キー28が表示され、これらのファンクションキーを適宜操作することで年月日 表示欄25や時刻表示欄26への入力ができるようになっている。
【0019】 このように、画面18に表示される各種のファンクションキーを押圧すること で、例えば図3に示すようなレンジ選択キー29や各種操作キー30を備える画 面パターンなど、演算制御手段を介して予め設定されている各種の画面パターン を選択的に出力表示することができるようになっている。
【0020】 一方、装置本体11が備える検出手段により検出された測定データは、図4の (イ)に示すように波形画像31として画面18上に出力表示することができ、 さらには、必要に応じ各種操作キー30を操作することで(ロ)に示すように部 分的に拡大した波形画像31として出力表示することもできる。
【0021】 このように表示部17をタッチパネル機能をも兼備させて形成している場合に は、外付けの操作部ではなく、画面18上に表示される所定のキー表示部位を押 圧することで、当該キーに対応する画面パターンを表示させたり、必要な入力が できることになる。
【0022】 なお、本考案における装置本体11は、一定時間内の測定データを保持させて おくメモリを備えているので、最適条件下での測定結果のみを一体となって配設 されているプリンタ部(図示せず)を介し、もしくは外部装置としてのプリンタ 部を介することで記録紙に対し選択的に印字出力することもできる。
【0023】 本考案はこのようにして構成されているので、測定データは、装置本体11が 一体となって備える表示部17の画面18上に波形画像31として出力表示する ことができるので、装置の全体構成を簡素化することで装置本体11を軽量・小 型化することができる。
【0024】 しかも、表示部17が装置本体11に一体に組み込まれている結果、前記演算 制御手段を介することで全測定データ中から必要な測定データのみを選択的に波 形画像31として画面18上に出力表示することができるので、データの選別が 容易となり、したがって、装置本体11に一体となって配設されているプリンタ 部、もしくは、装置本体11とは別途に用意されるプリンタ部により好適な測定 データのみを記録紙に印字記録することも可能となり、記録紙の無駄使いをなく して省資源の一助として寄与させることもできる。
【0025】 さらに、前記表示部17が画面パターンを切替え操作するためのタッチパネル 機能をも兼備するものである場合には、画面18上に表示される各種の操作キー 、例えば図2のカーソルシフトキー24のうち、上シフトキー24aや下シフト キー24bや左シフトキー24cや右シフトキー24dを適宜操作することで点 滅カーソル位置を自由に移動させるなどして操作手順を簡易化することができる ほか、ファンクションキーなどとして外付けされる操作部をなくすことで装置自 体のシンプル化も同時に実現することができる。
【0026】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、装置本体が一体となって備える表示部の画 面上に測定データを波形画像として出力表示することができるので、装置の全体 構成を簡素化することで装置本体を軽量・小型化することができる。
【0027】 しかも、表示部を装置本体に一体に組み込んだ結果、全測定データ中から必要 な測定データのみを選択的に波形画像として画面上に出力表示することができる ので、データの選別が容易となり、したがって、装置本体に一体となって配設さ れているプリンタ部、もしくは、装置本体とは別途に用意されるプリンタ部によ り好適な測定データのみを記録紙に印字記録することも可能となり、記録紙の無 駄使いをなくして省資源の一助として寄与させることもできる。
【0028】 さらに、前記表示部が画面パターンを切替え操作するためのタッチパネル機能 をも兼備するものである場合には、操作手順を簡易化することができるほか、フ ァンクションキーなどとして外付けされる操作部をなくすことで装置自体のシン プル化も同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す説明図である。
【図2】本考案において表示部の画面上に表示される画
面パターンの一例を示す説明図である。
【図3】本考案において表示部の画面上に表示される画
面パターンの他例を示す説明図である。
【図4】本考案において表示部の画面上に波形画像を表
示させた状態を示す説明図であり、このうち、(イ)は
通常モードでの表示パターンを、(ロ)は拡大モードで
の表示パターンをそれぞれ示す。
【図5】装置構成の従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 装置本体 12 正面 13 電源スイッチ 14 輝度調整用ツマミ 15 流入側接続用管端部 16 流出側接続用管端部 17 表示部 18 画面 19 会社名・装置名表示欄 20,21 次画面切替えキー 22 ネガティブ画面用キー 23 ポジティブ画面用キー 24 カーソルシフトキー 25 年月日表示欄 26 時刻表示欄 27 次画面切替えキー 28 終了キー 29 レンジ選択キー 30 操作キー 31 波形画像

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動相中の成分を検出するための検出手
    段を少なくとも装置本体内に備えてなるクロマトグラフ
    ィー用検出装置において、前記装置本体には、検出手段
    が検出した測定データを波形画像として画面上にその制
    御を自在に出力表示する表示部を一体に配設したことを
    特徴とするクロマトグラフィー用検出装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体には、検出手段が検出した
    測定データを印字出力するプリンタ部を一体に配設した
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロマトグラフィー
    用検出装置。
  3. 【請求項3】 前記表示部は、画面パターンを切替え操
    作するためのタッチパネル機能をも兼備させて配設した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクロマ
    トグラフィー用検出装置。
JP5553793U 1993-09-20 1993-09-20 クロマトグラフィー用検出装置 Pending JPH0720559U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017115443A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社島津製作所 クロマトグラフ
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