JPH07204781A - 鋳造金型 - Google Patents

鋳造金型

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Publication number
JPH07204781A
JPH07204781A JP6002726A JP272694A JPH07204781A JP H07204781 A JPH07204781 A JP H07204781A JP 6002726 A JP6002726 A JP 6002726A JP 272694 A JP272694 A JP 272694A JP H07204781 A JPH07204781 A JP H07204781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical runner
bottom wall
copper alloy
heat insulating
insulating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6002726A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshioki Haneda
義興 羽田
Norihiro Hamaguchi
則博 浜口
Katsumi Kondo
勝美 近藤
Kenichi Maeyama
健一 前山
Mitsuo Monno
光男 門野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP6002726A priority Critical patent/JPH07204781A/ja
Publication of JPH07204781A publication Critical patent/JPH07204781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳造金型の縦湯道を落下する溶湯の熱及び衝
撃で該縦湯道の底壁にクラックが発生するのを防止す
る。 【構成】 銅合金製の金型8の湯口12から下方に延び
る縦湯道13の下部は左右の横湯道14に分岐し、その
横湯道14の外端がキャビティ15の下端に連通する。
金型8の下部には縦湯道13の底壁131 を構成する銅
合金製の着脱部16が着脱自在に設けられており、この
着脱部16に鋼材よりなる断熱部材17が埋設される。
断熱部材17は縦湯道13の底壁131 と着脱部16の
冷却水通路18との間を遮るように配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅合金製の金型本体の
上部に設けた湯口から略下方に延びる縦湯道と、縦湯道
の下部から略横方向に延びてキャビティに連なる横湯道
とを備えた鋳造金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は内燃機関のカムシャフトを鋳造す
る従来の鋳造金型の固定型01を示すもので、固定型0
1の上部に開口する湯口02から下方に延びる縦湯道0
3と、この縦湯道03の下部から左右に分岐する一対の
横湯道04,04と、この横湯道04,04から上方に
延びる一対のキャビティ05,05とを備える。前記固
定型01と図示せぬ可動型とを型締めし、湯口02から
縦湯道03及び横湯道04,04を介してキャビティ0
5,05に溶湯を注入することによりカムシャフトが鋳
造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、湯口02か
ら注入された溶湯は縦湯道03内を重力で落下して該縦
湯道03の底壁031 に激しく衝突する。固定型01の
内部には冷却水通路06…が形成されているため、冷却
水の流通により冷却された冷却水通路06…の近傍と高
温の溶湯との衝突により加熱された縦湯道03の底壁0
1 との間に大きな温度差が発生する。その結果、前記
温度差と溶湯が衝突する衝撃とによって縦湯道03の底
壁031 にクラック07…が発生し、このクラック07
…が成長して冷却水通路06…に達することにより水漏
れが発生する不具合があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、縦湯道の底壁にクラックが発生することを防止して
鋳造金型の耐久性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、銅合金製の金型本体の上部に設けた湯口
から略下方に延びる縦湯道と、縦湯道の下部から略横方
向に延びてキャビティに連なる横湯道とを備えた鋳造金
型において、少なくとも縦湯道の底壁を構成する銅合金
製の着脱部を金型本体に着脱自在に設け、銅合金よりも
熱伝導率が小さい鋼材で形成した断熱部材を前記着脱部
に埋設して該断熱部材で縦湯道の底壁の下方を囲繞した
ことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0007】図1及び図2は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は鋳造金型の概略図、図2は図1の2−2線
拡大矢視図である。
【0008】図1に示すように、鋳造金型Dは左右一対
の固定ベース1,2と、両固定ベース1,2間に架設し
たガイドロッド3…に摺動自在に支持された可動ベース
4とを備えており、可動ベース4は一方の固定ベース1
に設けられたシリンダ5によって他方の固定ベース2に
対して接近・離間可能である。他方の固定ベース2に摺
動自在に支持されてシリンダ6で駆動される固定型ホル
ダ7には固定型8が設けられており、また可動ベース4
に摺動自在に支持されてシリンダ9で駆動される可動型
ホルダ10には可動型11が設けられている。
【0009】図2から明らかなように、固定型8の上端
に形成された湯口12から縦湯道13が下方に延びてお
り、この縦湯道13の下部から左右に分岐する一対の横
湯道14,14が、左右一対のキャビティ15,15の
下端にそれぞれ連通する。固定型8の下端には、固定型
8と同一材料である銅合金製の着脱部16が着脱自在に
設けられる。着脱部16の上面には縦湯道13の下端部
を構成する底壁131が凹設されており、この底壁13
1 の下部を所定の間隔を存して囲繞するように鋼材(例
えば、合金工具鋼SKD−61)製の断熱部材17が埋
設される。着脱部16には冷却水通路18,18が形成
されており、前記断熱部材17は縦湯道13の底壁13
1 と冷却水通路18,18との間を遮るように配設され
る。
【0010】可動型11は上述した固定型8と同一の構
造であって、断熱部材17を埋設した着脱部16を備え
ている。
【0011】而して、固定型8及び可動型11を型締め
して湯口12から溶湯を注入する際に、縦湯道13を落
下する溶湯により底壁131 が加熱され、また冷却水に
より冷却水通路18,18の近傍が冷却されても、両者
間に介在する断熱部材17により着脱部16の銅合金に
急激な温度勾配が発生することが防止される。これによ
り、縦湯道13の底壁131 にクラックが発生すること
が防止され、鋳造金型Dの耐久性を向上させることがで
きる。
【0012】万一底壁131 にクラックが発生しても、
そのクラックは断熱部材17に遮られて冷却水通路1
8,18に達することがないため、冷却水の漏れを確実
に阻止することができる。しかも、クラックが発生した
着脱部16を交換するだけで鋳造金型Dを再生すること
ができるので、固定型8及び可動型11全体を交換する
場合に比べて極めて経済的である。
【0013】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0014】例えば、本発明は内燃機関のカムシャフト
鋳造用以外の任意の用途の鋳造金型に対して適用するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
も縦湯道の底壁を構成する銅合金製の着脱部を金型本体
に着脱自在に設け、銅合金よりも熱伝導率が小さい鋼材
で形成した断熱部材を前記着脱部に埋設して該断熱部材
で縦湯道の底壁の下方を囲繞したことにより、縦湯道を
落下して底壁に衝突する溶湯の熱及び衝撃で該底壁にク
ラックが発生するのを防止することができる。また、万
一底壁にクラックが発生した場合にも、クラックが発生
した着脱部だけを交換すれば良いため、金型本体を交換
する場合に比べて極めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造金型の概略図
【図2】図1の2−2線拡大矢視図
【図3】従来例に係る、前記図2に対応する図
【符号の説明】
8 固定型(金型本体) 11 可動型(金型本体) 12 湯口 13 縦湯道 131 底壁 14 横湯道 15 キャビティ 16 着脱部 17 断熱部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前山 健一 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内 (72)発明者 門野 光男 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅合金製の金型本体(8,11)の上部
    に設けた湯口(12)から略下方に延びる縦湯道(1
    3)と、縦湯道(13)の下部から略横方向に延びてキ
    ャビティ(15)に連なる横湯道(14)とを備えた鋳
    造金型において、 少なくとも縦湯道(13)の底壁(131 )を構成する
    銅合金製の着脱部(16)を金型本体(8,11)に着
    脱自在に設け、銅合金よりも熱伝導率が小さい鋼材で形
    成した断熱部材(17)を前記着脱部(16)に埋設し
    て該断熱部材(17)で縦湯道(13)の底壁(1
    1 )の下方を囲繞したことを特徴とする鋳造金型。
JP6002726A 1994-01-14 1994-01-14 鋳造金型 Pending JPH07204781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6002726A JPH07204781A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 鋳造金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6002726A JPH07204781A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 鋳造金型

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Publication Number Publication Date
JPH07204781A true JPH07204781A (ja) 1995-08-08

Family

ID=11537323

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6002726A Pending JPH07204781A (ja) 1994-01-14 1994-01-14 鋳造金型

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