JPS598659B2 - シリンダヘツドの製造方法 - Google Patents
シリンダヘツドの製造方法Info
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- JPS598659B2 JPS598659B2 JP8193179A JP8193179A JPS598659B2 JP S598659 B2 JPS598659 B2 JP S598659B2 JP 8193179 A JP8193179 A JP 8193179A JP 8193179 A JP8193179 A JP 8193179A JP S598659 B2 JPS598659 B2 JP S598659B2
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関用シリンダヘッドの製造方法に関し、
シリンダヘッドの切削性及び熱伝導性を損なうことなく
弁間部の機械的強度を向上せしめて使用中に発生する弁
間部亀裂を防止することを目的としている。
シリンダヘッドの切削性及び熱伝導性を損なうことなく
弁間部の機械的強度を向上せしめて使用中に発生する弁
間部亀裂を防止することを目的としている。
従来シリンダヘッドは普通鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄及び鋳鋼
の何れかを用いて造られているが、普通鋳鉄の場合後者
に比較して鋳造性や切削性が優れていて製造原価が安く
、そのうえ熱伝導性が良いので冷却効果が高いなどの長
所があるが、機械的強度特に引張強度が低いため使用中
に弁間部亀裂を発生する短所を持っておシ、球状黒鉛鋳
鉄及び鋳鋼の場合普通鋳鉄に比較して機械的強度が高い
ので使用中における弁間部亀裂の発生を防止できるが、
鋳造のさいひけ巣を生じ易くその鋳造が困難であると共
に切削性が悪いためシリンダヘッドが割高にな虱さらに
熱伝導性が劣るので冷却効果が悪くなると云う欠点が夫
々伏在している。
の何れかを用いて造られているが、普通鋳鉄の場合後者
に比較して鋳造性や切削性が優れていて製造原価が安く
、そのうえ熱伝導性が良いので冷却効果が高いなどの長
所があるが、機械的強度特に引張強度が低いため使用中
に弁間部亀裂を発生する短所を持っておシ、球状黒鉛鋳
鉄及び鋳鋼の場合普通鋳鉄に比較して機械的強度が高い
ので使用中における弁間部亀裂の発生を防止できるが、
鋳造のさいひけ巣を生じ易くその鋳造が困難であると共
に切削性が悪いためシリンダヘッドが割高にな虱さらに
熱伝導性が劣るので冷却効果が悪くなると云う欠点が夫
々伏在している。
近来これらの欠点を改善するため弁間部に異種金属を溶
接、溶射、鋳包みなどの方法を行なっているが、その施
行が難しくそのうえシリンダヘッドが高価になる欠点を
有している。
接、溶射、鋳包みなどの方法を行なっているが、その施
行が難しくそのうえシリンダヘッドが高価になる欠点を
有している。
本発明はこれらの欠点を排除して、シリンダヘッドの切
削性及び熱伝導性を損なうことなく、弁間部及びその近
傍のみを球状黒鉛化または不完全球状黒鉛化をすること
によシ機械的強度を向上せしめて使用中に発生する弁間
部亀裂を防止できる内燃機関用シリンダヘッドの製造方
法を提供せんとするものである。
削性及び熱伝導性を損なうことなく、弁間部及びその近
傍のみを球状黒鉛化または不完全球状黒鉛化をすること
によシ機械的強度を向上せしめて使用中に発生する弁間
部亀裂を防止できる内燃機関用シリンダヘッドの製造方
法を提供せんとするものである。
本発明をその一実施例を示す図面により以下説明する。
シリンダヘッド1の弁間部2に形成される膨出部3が上
方になるようシリンダヘッド1の鋳型4を上型5、下型
ダ及び中子6で形成し、該鋳型4の弁間部相当部空間2
′または膨出部空間3′に、第2図に示す如く、溶湯に
よシ溶解する金網製容器1に収納された球状化処理剤8
を、該容器7を係止具9,9′でイの如く中子6か或は
口の如く上型5に固定して設置するか、またはハの如く
上型5に固定された溶湯により溶解する薄鋼板製保持板
10で保持された球状化処理剤8を設置して、前記鋳型
4の下部から湯口11を通して溶湯を注入する。
方になるようシリンダヘッド1の鋳型4を上型5、下型
ダ及び中子6で形成し、該鋳型4の弁間部相当部空間2
′または膨出部空間3′に、第2図に示す如く、溶湯に
よシ溶解する金網製容器1に収納された球状化処理剤8
を、該容器7を係止具9,9′でイの如く中子6か或は
口の如く上型5に固定して設置するか、またはハの如く
上型5に固定された溶湯により溶解する薄鋼板製保持板
10で保持された球状化処理剤8を設置して、前記鋳型
4の下部から湯口11を通して溶湯を注入する。
前記の鋳造工程では湯口11から注入された普通鋳鉄用
溶湯は下型5′と中子6との間に形成された空間部1′
から徐々に上部に向って満たしてゆき、弁間部相当部空
間2′または膨出部空間3′で、そこに設置された球状
化処理剤8に接触すると、球状化処理剤8が反応して弁
間部相当部2の黒鉛球状化を進める。
溶湯は下型5′と中子6との間に形成された空間部1′
から徐々に上部に向って満たしてゆき、弁間部相当部空
間2′または膨出部空間3′で、そこに設置された球状
化処理剤8に接触すると、球状化処理剤8が反応して弁
間部相当部2の黒鉛球状化を進める。
この場合球状化処理剤8の設置量を通常の球状黒鉛鋳鉄
製造の場合よりも少なめに使用することにより弁間部2
から離れた部分では、球状化処理剤8と接触することが
できずまた鋳込み後の溶湯の温度低下等によシ球状化さ
れずに普通鋳鉄となシ、弁間部2近傍のみが球状黒鉛鋳
鉄または不完全球状黒鉛鋳鉄となる。
製造の場合よりも少なめに使用することにより弁間部2
から離れた部分では、球状化処理剤8と接触することが
できずまた鋳込み後の溶湯の温度低下等によシ球状化さ
れずに普通鋳鉄となシ、弁間部2近傍のみが球状黒鉛鋳
鉄または不完全球状黒鉛鋳鉄となる。
そして弁間部2に形成された膨出部3は、球状化処理剤
8などによる浮遊ドロスを集合せしめるためのものであ
って、鋳造後第3図に示す如く膨出部3を切削除去する
。
8などによる浮遊ドロスを集合せしめるためのものであ
って、鋳造後第3図に示す如く膨出部3を切削除去する
。
以上の如く弁間部及びその近傍のみが機械的強度の高い
球状黒鉛鋳鉄または不完全球状黒鉛鋳鉄となり、他の部
分は切削性及び熱伝導性の良い普通鋳鉄となる。
球状黒鉛鋳鉄または不完全球状黒鉛鋳鉄となり、他の部
分は切削性及び熱伝導性の良い普通鋳鉄となる。
本発明はシリンダヘッドの弁間部に形成される膨出部が
上方になるようシリンダヘッドの鋳型を形成し、該鋳型
の弁間部相当部空間または膨出部空間に、溶湯によシ溶
解する容器または保持板によシ球状化処理剤を設置して
、前記鋳型の下部から溶湯を注入して鋳造した後前記膨
出部を切除することを特徴とするシリンダヘッドの製造
方法なので次の効果を奏する。
上方になるようシリンダヘッドの鋳型を形成し、該鋳型
の弁間部相当部空間または膨出部空間に、溶湯によシ溶
解する容器または保持板によシ球状化処理剤を設置して
、前記鋳型の下部から溶湯を注入して鋳造した後前記膨
出部を切除することを特徴とするシリンダヘッドの製造
方法なので次の効果を奏する。
(1)弁間部を機械的強度の高い球状黒鉛または不完全
黒鉛鋳鉄にすることにより、使用中の弁間部亀裂発生を
防止したので、機関の耐久性及び信頼性を著しく向上で
きる。
黒鉛鋳鉄にすることにより、使用中の弁間部亀裂発生を
防止したので、機関の耐久性及び信頼性を著しく向上で
きる。
(2)弁間部及びその近傍のみを球状黒鉛または不完全
球状黒鉛鋳鉄とし、その他の部分を普通鋳鉄としてその
切削性を保持したため、機能が優れているにもかかわら
ずシリンダヘッドの製造原価の高騰を抑えることができ
る。
球状黒鉛鋳鉄とし、その他の部分を普通鋳鉄としてその
切削性を保持したため、機能が優れているにもかかわら
ずシリンダヘッドの製造原価の高騰を抑えることができ
る。
図面は本発明の一実施例に関するもので、第1図はシリ
ンダヘッドの概略鋳型断面図、第2図は球状化処理剤の
設置方法説明のための主要部断面図、第3図は鋳造後の
膨出部切削を説明するだめの概略図である。 1・・・シリンダヘッド、2・・・弁間部、2′・・・
弁間部相当部空間、3・・・膨出部、3′・・・膨出部
空間、4・・・鋳型、1・・・容器、8・・・球状化処
理剤、10・・・保持板。
ンダヘッドの概略鋳型断面図、第2図は球状化処理剤の
設置方法説明のための主要部断面図、第3図は鋳造後の
膨出部切削を説明するだめの概略図である。 1・・・シリンダヘッド、2・・・弁間部、2′・・・
弁間部相当部空間、3・・・膨出部、3′・・・膨出部
空間、4・・・鋳型、1・・・容器、8・・・球状化処
理剤、10・・・保持板。
Claims (1)
- 1 シリンダヘッドの弁間部に形成される膨出部が上方
になるようシリンダヘッドの鋳型を形成し、該鋳型の弁
間部相当部空間または膨出部空間に、溶湯により溶解す
る容器または保持板により球状化処理剤を設置して、前
記鋳型の下部から溶湯を注入して鋳造した後前記膨出部
を切除することを特徴とするシリンダヘッドの製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8193179A JPS598659B2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | シリンダヘツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8193179A JPS598659B2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | シリンダヘツドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS566045A JPS566045A (en) | 1981-01-22 |
JPS598659B2 true JPS598659B2 (ja) | 1984-02-25 |
Family
ID=13760210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8193179A Expired JPS598659B2 (ja) | 1979-06-28 | 1979-06-28 | シリンダヘツドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598659B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3327168A1 (de) * | 1983-07-28 | 1985-02-07 | Klöckner-Humboldt-Deutz AG, 5000 Köln | Zylinderkopf aus einem eisenwerkstoff |
KR900008524B1 (ko) * | 1987-08-19 | 1990-11-24 | 삼성전자 주식회사 | 위성수신기의 지대지간섭 제거를 위한 탄성표면파 필터 |
-
1979
- 1979-06-28 JP JP8193179A patent/JPS598659B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS566045A (en) | 1981-01-22 |
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