JPH072040A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH072040A
JPH072040A JP5029348A JP2934893A JPH072040A JP H072040 A JPH072040 A JP H072040A JP 5029348 A JP5029348 A JP 5029348A JP 2934893 A JP2934893 A JP 2934893A JP H072040 A JPH072040 A JP H072040A
Authority
JP
Japan
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steering wheel
airbag
air bag
bag device
device body
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Pending
Application number
JP5029348A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Yokota
成逸 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Publication of JPH072040A publication Critical patent/JPH072040A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイールの軸方向に対してエア
バッグ装置を傾斜させて設置した場合でも、ステアリン
グホイールの操作性を向上すると共にメータ類に対する
視界を拡大する。 【構成】 ステアリングホイール20のハブ部20A
に、左側の立壁部14Aが右側の立壁部14Aより高く
形成されたベースプレート14がねじ止められる。この
ベースプレート14上にエアバッグ装置本体12が乗る
ように取り付けられている。この為、エアバック装置本
体12が傾斜し、この傾斜によって生じるエアバック装
置本体12とステアリングホイール20との間の空間9
0に、長ボルト88が設置される。従って、エアバッグ
装置本体12の乗員側への突出量Hが減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両急減速時にエアバ
ッグ袋体が乗員の前方で膨張することにより乗員を保護
するエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両急減速時にエアバッグ袋体が
膨張することにより乗員を保護するエアバッグ装置が提
案されている(特開昭60−248454号、特開昭6
0−248455号、特開昭60−248456号、特
開昭60−248457号等)。
【0003】この種のエアバッグ装置では、ステアリン
グホイールに取り付けられる前のエアバッグ装置の装置
本体に衝撃が加わってもエアバッグ袋体が膨張しないよ
うに、ステアリングホイールへの取付前は起動装置が作
動不能状態とされており、車体への取付後に作動切換部
材によって作動可能状態へ切換えられるようになってい
る。
【0004】この起動装置の状態を切換えるための具体
的な構造の例としては、起動装置内のロックバーが慣性
体の移動を阻止するようになっていて、ステアリングホ
イールにねじ止められた作動切換部材であるボルトをさ
らにねじ込むことにより、起動装置内にレリーズピンを
移動させ、この移動によりロックレバーを移動させて、
起動装置内の慣性体のロックを解除するようにしたもの
が知られている。
【0005】この一方、コラム角が大きくなった場合、
ステアリングホイールの軸方向に対してエアバッグ装置
の装置本体を傾斜させて取り付けることにより、ステア
リングホイールの前方に配置されるメータ類の視界を広
くすることができる。
【0006】しかし、このような構造の場合では、エア
バッグ装置に内蔵される起動装置の誤作動を防止する為
にステアリングホイールのハブ部と装置本体との間に位
置するボルトにより、エアバッグ袋体を収納するエアバ
ッグカバーが乗員側に突出し、結果として、車両室内の
居住空間が減少してステアリングホイールの操作性が悪
化するだけでなく、このエアバッグカバーに邪魔されて
メータ類に対する視界が狭められることになりかねな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、ステアリングホイールの軸方向に対してエアバ
ッグ装置を傾斜させて設置した場合でも、ステアリング
ホイールの操作性を向上すると共にメータ類に対する視
界を拡大することのできるエアバッグ装置を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるエアバッグ
装置は、車両を操舵するステアリングホイールの軸方向
に対して傾斜してこのステアリングホイールに取り付け
られ且つ車両急減速時に作動してエアバッグ袋体を膨張
させる起動装置を有した装置本体と、前記装置本体の前
記ステアリングホイールに対する傾斜によって生じる前
記装置本体と前記ステアリングホイールとの間の空間に
設置され且つ前記起動装置に接続されて前記起動装置を
作動不能状態と作動可能状態との間で切換える作動切換
部材とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】車両を操舵するステアリングホイールの軸方向
に対して装置本体が傾斜されて、このステアリングホイ
ールに取り付けられる。この傾斜によって生じる装置本
体とステアリングホイールとの間の空間に設置される作
動切換部材が、起動装置を作動不能状態と作動可能状態
との間で切換える。
【0010】従って、ステアリングホイールに取り付け
られる前の装置本体は、起動装置を作動不能状態として
いるので、装置本体が誤作動することがなく、また、ス
テアリングホイールに取り付けられた後には、起動装置
が作動切換部材により作動可能状態に切換えられる。こ
の為、車両急減速時には起動装置が作動してエアバッグ
袋体を膨張させるようになる。
【0011】また、作動切換部材が装置本体とステアリ
ングホイールとの間の空間に設置される為、装置本体の
乗員側への突出量が減少する。
【0012】
【実施例】本発明に係るエアバッグ装置の一実施例を図
1から図4に示し、これらの図に基づき本実施例を説明
する。
【0013】図1に示される如く車両を操舵するステア
リングホイール20のハブ部20Aの側面には切欠窓部
21が形成され、切欠窓部21には図示しない蓋体がは
め込まれるようになっている。この切欠窓部21に対応
するブラケット部16及びベースプレート14の立壁部
14Aには固定用ボルト18が螺入されるボルト孔18
Aが形成されている。さらに、図1上、左側の立壁部1
4Aは右側の立壁部14Aより高く形成され、ベースプ
レート14がステアリングホイール20の軸方向Cと直
交する平面に対して傾斜した状態で形成されている。そ
して、このベースプレート14上にエアバッグ装置10
のエアバッグ装置本体12が乗るような位置関係となっ
ている。
【0014】従って、このエアバッグ装置本体12は、
ベースプレート14の立壁部14Aとステアリングホイ
ール20に形成されたブラケット部16の立壁部14A
に対向した面との間が、固定用ボルト18によりねじ止
められて、ステアリングホイール20に取り付けられて
いる。
【0015】この結果として、ステアリングホイール2
0の軸方向Cに対してエアバック装置本体12の軸線D
が傾斜された状態で、ステアリングホイール20にエア
バック装置本体12が取り付けられることになる。
【0016】すなわち、図1に示す如く前記ベースプレ
ート14には、エアバック装置本体12を構成するエア
バッグ袋体22、エアバッグカバー24、及びインフレ
ータ26等が、ステアリングホイール20の軸方向Cに
対して傾斜して取り付けられている。
【0017】エアバッグ袋体22はベースプレート14
の乗員側(図1の上側)に折り畳まれた状態で配置され
ている。このエアバッグ袋体22は開口側の縁がベース
プレート14の中央部にリングプレート28を介して取
り付けられている。リングプレート28は図示しないボ
ルトでベースプレート14に締め付けられ、エアバッグ
袋体22の開口側の縁をベースプレート14に押し付け
ている。エアバッグカバー24はベースプレート14の
乗員側(図1の上側)に配置されてベースプレート14
との間にエアバッグ袋体22を格納している。このエア
バッグカバー24は周囲に図示しない枠状の芯金が埋設
され、芯金を介してリベツト等によりベースプレート1
4へ取り付けられている。エアバッグカバー24の中央
部には薄肉部24Aが形成され、この部分で破断され易
いようになっている。
【0018】円柱状をしたインフレータ26は、ベース
プレート14の中央部に貫通されてエアバッグ袋体22
に挿入された状態で配置されている。このインフレータ
26には外周にフランジ26Aが形成され、図示しない
ボルトでベースプレート14の下側の面に固着されてい
る。
【0019】このインフレータ26には、図1に示され
る如くガス発生物質30が封入されていると共に、ガス
発生物質30を燃焼させるための起動装置32が内蔵さ
れている。
【0020】つまり、起動装置32の近傍には雷管34
が配設され、雷管34が爆発したときに図示しない着火
剤が着火してガス発生物質30が燃焼するようになって
いる。そして、ガス発生物質30は燃焼によって分解し
て大量のガスを放出し、このガスでエアバッグ袋体22
が膨張するようになっている。
【0021】また、起動装置32内には、周知のよう
に、車両急減速時に慣性力で移動する慣性体、この慣性
体の移動のより起動装置32内より飛び出して雷管34
に衝突して雷管34を爆発させる着火ピン、及び慣性体
の移動を阻止して誤作動を防止するロックバー等が収納
されている。
【0022】一方、図3に示されるように、前記左側の
ブラケット部16の中間部には、略U字形に形成される
と共にボルト孔86が貫通して形成される舌片82が取
り付けられており、このボルト孔86には作動切換部材
である長ボルト88が螺合されている。従って、エアバ
ック装置本体12の傾斜によって生じるエアバック装置
本体12とステアリングホイール20との間の空間90
に、長ボルト88が図1上、左右方向(図2上、上下方
向)に伸びるように設置されることになる。
【0023】長ボルト88には、基端側の雄ねじ部88
Aより小径の中間部88Bが形成されており、この長ボ
ルト88の先端部88Cは後述するスライド体74と連
結されて接続されており、長ボルト88を螺入する(図
4の矢印A方向)とスライド体74の傾斜部74Aがレ
リーズピン66の傾斜部に当接して、レリーズピン66
を押し上げるようになっている。また、図4に示す如く
レリーズピン66はホルダ68内を軸方向(図4の上下
方向)に移動可能に支持されている。
【0024】このホルダ68は、ステアリングホイール
20のハブ部20Aにボルト55(図3に示す)によっ
て固着されたベース80に、支持されるようになってい
る。ホルダ68の中間部には軸方向と直交する方向に開
口部68Bが形成されており、スライド体74が挿入す
るようになっている。
【0025】また、レリーズピン66の基端部には傾斜
部66Cが形成されており、前記スライド体74の傾斜
部74Aと対応するようになっている。
【0026】前記ベース80は樹脂製で、ベース80の
平板部80Aには挿入孔80Bが貫通されていて、前記
ホルダ68の筒状部68Aが余裕をもって挿入されてい
る。
【0027】図3に示すようにベース80の平板部80
Aには複数の仕切壁83、85が一体形成されており、
仕切壁85にはスライド体74を挿入するためのスライ
ド体挿入孔85Aが、仕切壁83には長ボルト88を挿
入するための長ボルト挿入孔83Aが各々形成されてい
る。
【0028】次に本実施例の作用について説明する。エ
アバッグ装置10をステアリングホイール20に取り付
ける場合は、起動装置32内のロックバーにより慣性体
の移動が阻止されてエアバッグ装置本体12に衝撃が加
わってもエアバッグ袋体22が膨張することがない作動
不能状態としておいて、エアバッグ装置本体12のベー
スプレート14とステアリングホイール20のブラケッ
ト部16を固定用ボルト18を介して固着する。
【0029】次に、長ボルト88を螺入する。長ボルト
88が螺入されると、スライド体74が図4に示す矢印
A方向に移動し、レリーズピン66が押し上げられロッ
クバーを移動させるので、慣性体の移動が可能となる作
動可能状態となる。このため、車両走急減速時には起動
装置32内の慣性体が移動するのでエアバッグ袋体22
が膨張して乗員を保護することができる。
【0030】また、エアバック装置本体12が傾斜して
設置される結果として、エアバック装置本体12とステ
アリングホイール20との間の図1上、左側寄りに大き
く空間90が生じることになり、この空間90を利用し
て長ボルト88が設置される為、図1に示すように、エ
アバック装置本体12の乗員側への突出量Hが小さくな
る。
【0031】従って、車両室内の居住空間が増大し、ス
テアリングホイールの操作性が向上すると共に、メータ
類に対する視界が拡大することになる。
【0032】なお、本実施例において、長ボルト88を
図1上、左右方向(図2上、上下方向)に沿って設置し
たが、例えば、図1の紙面と直交する方向(図2上、左
右方向)を長手方向として長ボルト88を設置すること
としてもよい。また、作動切換部材は長ボルト88に限
られず、雄ねじを有さないピン状の部材でもよく、さら
に他の周知な部材であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明に係
るエアバッグ装置は、ステアリングホイールの軸方向に
対してエアバッグ装置を傾斜させて設置した場合でも、
ステアリングホイールの操作性を向上すると共にメータ
類に対する視界を拡大することができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエアバッグ装置がステ
アリングホイールに取り付けられた状態を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に係るエアバッグ装置がステ
アリングホイールに取り付けられた状態を示す正面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例に係るエアバッグ装置の長ボ
ルト周辺の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係るエアバッグ装置の要部
断面図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置 12 エアバッグ装置本体 20 ステアリングホイール 22 エアバッグ袋体 24 エアバッグカバー 32 起動装置 66 スライド体 68 レリーズピン 88 長ボルト(作動切換部材) 90 空間 C 軸方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を操舵するステアリングホイールの
    軸方向に対して傾斜してこのステアリングホイールに取
    り付けられ且つ車両急減速時に作動してエアバッグ袋体
    を膨張させる起動装置を有した装置本体と、前記装置本
    体の前記ステアリングホイールに対する傾斜によって生
    じる前記装置本体と前記ステアリングホイールとの間の
    空間に設置され且つ前記起動装置に接続されて前記起動
    装置を作動不能状態と作動可能状態との間で切換える作
    動切換部材とを備えたことを特徴とするエアバッグ装
    置。
JP5029348A 1993-02-18 1993-02-18 エアバッグ装置 Pending JPH072040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5029348A JPH072040A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 エアバッグ装置

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JP5029348A JPH072040A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 エアバッグ装置

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JPH072040A true JPH072040A (ja) 1995-01-06

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ID=12273725

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JP5029348A Pending JPH072040A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 エアバッグ装置

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JP (1) JPH072040A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031821A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Mazda Motor Corp エアバッグ装置付きステアリングホイール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031821A (ja) * 2009-08-05 2011-02-17 Mazda Motor Corp エアバッグ装置付きステアリングホイール

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