JPH07203960A - アルカリセルラーゼ - Google Patents
アルカリセルラーゼInfo
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- JPH07203960A JPH07203960A JP571494A JP571494A JPH07203960A JP H07203960 A JPH07203960 A JP H07203960A JP 571494 A JP571494 A JP 571494A JP 571494 A JP571494 A JP 571494A JP H07203960 A JPH07203960 A JP H07203960A
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Abstract
子型アルカリセルラーゼ、これをコードする遺伝子断
片、その遺伝子断片を含む組換えプラスミド、その組換
えプラスミドを保持する組換え微生物、及びその低分子
型アルカリセルラーゼの製造法。 【効果】 アルカリ領域において高い比活性を有し、且
つ広いpH領域、温度領域において安定であり、更に界面
活性剤やキレート剤の存在下においても充分な活性を有
する低分子型アルカリセルラーゼを容易に高純度、高収
率で得ることができる。
Description
し、更に詳細には遺伝子工学的手法により低分子化させ
て比活性を向上せしめたアルカリセルラーゼに関する。
また、当該セルラーゼをコードする遺伝子断片及びこれ
を含有する組換えプラスミド、並びに当該セルラーゼを
生産する形質転換体微生物及び当該セルラーゼの製造法
に関する。
ース、又はセロビオース、或いはセロオリゴ糖まで分解
する酵素反応を触媒する複雑な酵素群として理解されて
おり、その作用機構により、C1酵素、CX酵素とβ−グ
ルコシダーゼ、或いはエキソ−β−グルカナーゼ、エン
ド−β−グルカナーゼ、セロビアーゼなどの名称で呼ば
れる酵素を含有すると言われる。過去数十年のセルラー
ゼの研究の歴史は、バイオマス資源の有効利用、醸造業
に於ける麦芽の糖化などの観点から、例えばトリコデル
マ属、アスペルギルス属、アクレモニウム属、フミコー
ラ属、イルペックス属などの糸状菌類、或いは、クロス
トリジウム属、シュードモナス属、ルミノコッカス属、
セルロモナス属等の細菌類などにその供給源を求めてき
た(村尾澤夫ら「セルラーゼ」、講談社(198
7))。一方、セルラーゼの新規な産業的用途として、
衣料用洗浄剤組成物に関するものが知られており、バチ
ルス属、セルロモナス属及びストレプトマイセス属細菌
の生産するアルカリセルラーゼが注目されている(特公
昭50−28515号公報、特開昭58−224686
号公報、Horikoshiら,J.Gen.Micr
obiol.,131巻,3339頁,(1985)、
特開昭61−280276号公報、特開昭63−109
771号公報、特開昭63−240785号公報な
ど)。
ーゼ遺伝子、具体的には、トリコデルマ属、クロストリ
ジウム属、セルロモナス属、バチルス属、ストレプトマ
イセス属及びルミノコッカス属等の遺伝子が遺伝子操作
技術を用いて単離されており、その塩基配列が決定され
ている(Beguin,Annu.Rev.Micro
biol.,44巻,219頁,(1990)等)。こ
うした試みは、遺伝子工学や蛋白工学の手法によるセル
ラーゼの機能及び特性の改良等を考慮した場合、極めて
意義のあることであるが、この目的の為には、酵素の立
体構造が明らかになっていることが望ましい。ところ
が、セルラーゼの立体構造に関しては知見が少なく、X
線結晶構造解析等によって立体構造が明らかにされた例
としては、僅かに、トリコデルマ リーゼ(Trich
oderma reesei)由来のエキソ型セルラー
ゼ(Rouvineら、Science,249巻,3
80頁,(1990))及びクロストリジウム サーモ
セラム(Clostridium thermocel
lum)由来のエンド型セルラーゼ(Juyら,Nat
ure,357巻,89頁,(1992))が知られる
のみであった。特に、作用の至適pHを9〜10に有する
アルカリセルラーゼに関しては、立体構造に関する知見
は皆無であり、一次構造に関しても、僅かに、好アルカ
リ性バチルス属細菌由来のものが知られるのみであった
(Fukumoriら,J.Bacteriol.,1
68巻,479頁,(1986)、Fukumori
ら,J.Gen.Microbiol.,132巻,2
329頁,(1986)、特開平1−281090号公
報)。このため、これまでに、遺伝子工学・蛋白工学に
よるセルラーゼ、特にアルカリセルラーゼの改良に関す
る成功例は知られていなかった。
は遺伝子工学的手法により改良されたアルカリセルラー
ゼを提供することである。
好アルカリ性バチルス属細菌に由来し、941アミノ酸
残基から成るアルカリセルラーゼをコードする遺伝子に
着目し、種々の欠失変異体を作成して適当なベクターに
結合し、大腸菌或いは枯草菌等の宿主内に導入してアル
カリセルラーゼの生産性の解析を行った。この結果、当
該酵素の翻訳開始点のメチオニンから数えて、228位
のアラニンから584位のロイシンまでの357アミノ
酸のみをコードする欠失遺伝子を有する宿主菌が、高い
セルラーゼ活性を有する酵素を生産することを見出し、
更に、この培養液から低分子型アルカリセルラーゼを精
製して、その特性の解析を行ったところ、得られた低分
子型酵素が野性型酵素と比べて、より高い比活性を示す
ことを見出し、本発明を完成した。
ノ酸配列を有するアルカリセルラーゼを提供するもので
ある。また、本発明は配列番号1に示すアミノ酸配列を
有するアルカリセルラーゼをコードする遺伝子断片を提
供するものである。また、本発明は、配列番号1に示す
アミノ酸配列を有するアルカリセルラーゼ(以下、低分
子型アルカリセルラーゼと略す)をコードする遺伝子断
片を含む組換えプラスミド、及びこの組換えプラスミド
を保持する形質転換体微生物を提供するものである。さ
らにまた、本発明はこの形質転換体微生物を培養するこ
とによるアルカリセルラーゼの製造法を提供するもので
ある。
子の供与体となる微生物としては、特に限定するもので
はないが、例えば、好アルカリ性バチルス属細菌の一
種、バチルス エスピー(Bacillus sp.)
KSM−635(FERM BP−1485)を用いる
ことができる。本菌株は本発明者らが、菌体外に著量の
アルカリセルラーゼを生産する菌株として栃木県芳賀郡
の土壌より分離したものであり、微工研条寄第1485
号として寄託されている。当該菌株の分類学的特性等に
ついては、特開昭63−109771号公報に記載され
ている。当該供与菌株からのアルカリセルラーゼ遺伝子
のクローニング方法並びに当該遺伝子の構造に関して
も、特開平1−281090号公報に詳述されている
が、本遺伝子は、図1に示した様に約4.0kbと約2.
6kbの2つのHindIII断片に跨がって存在してお
り、941アミノ酸残基から成るアルカリセルラーゼを
コードしている。このうち、約2.6kbHindIII断
片内に存在して585位のバリンからカルボキシル末端
(941位)のグルタミン酸までをコードする遺伝子領
域が酵素活性発現の為には不要であることが知られてい
た。更には、約4.0kbのHindIII断片に於いて
も、当該酵素の1位から584位までをコードする領域
並びに、プロモーターや翻訳開始点領域は、約2.4kb
の領域内(図1のpBC112)に含まれており、この
約2.4kb断片が当該酵素の充分な発現の為に必須であ
ると考えられていた(特開昭63−233792号公
報)。
子は、上述のアルカリセルラーゼ遺伝子を含む約2.4
kbの断片から更に、227位のグルタミン酸よりもアミ
ノ末端側をコードする領域を欠失させた約1.0kbのD
NA断片であり、配列番号1に示したアミノ酸配列を有
する低分子型アルカリセルラーゼをコードしている。遺
伝子領域の欠失の方法としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、以下の様な方法を用いることができ
る。即ち、約2.4kb断片を適当なベクター、例えば、
プラスミドpBR322等に結合した後、228位のア
ラニンをコードする領域よりも上流側、好適には、約1
kb以内の点に於いて、この組換えプラスミドを唯一点に
おいて切断し得る制限酵素、例えば、SnaBI等を用
いて切断し、更に、適当なエキソ型ヌクレアーゼ、例え
ば、ヌクレアーゼBal31やエキソヌクレアーゼIII
等を適当な条件下で作用させて当該遺伝子上流領域の欠
失反応を行う。次いで、584位のロイシンをコードす
る領域の下流に切断点が存在し、且つ、当該遺伝子を切
断しない制限酵素、例えば、HindIIIによる切断反
応を行った後、約1.0kbとなった低分子型アルカリセ
ルラーゼ遺伝子断片を、例えば、アガロースゲル電気泳
動等を用いて分離し、これを単離すれば良い。
ルカリセルラーゼ遺伝子断片(配列番号2)は、遺伝子
の発現の為に必須であるプロモーター領域や翻訳開始点
領域を欠失している為、そのままでは、例え、適当な宿
主菌に導入したとしても、低分子型アルカリセルラーゼ
の生産は望めず、通常、適当なプロモーター領域や翻訳
開始点領域を予め結合した発現ベクターを利用し、発現
ベクター上の翻訳開始コドンから続くオープン・リーデ
ィング・フレームと低分子型アルカリセルラーゼ遺伝子
断片のオープン・リーディング・フレームが一致する様
に結合することが必要である。また、本低分子型アルカ
リセルラーゼ遺伝子断片は、584位のロイシンのコド
ンが3’末端であり、その下流に翻訳の終止コドンを含
んでいないことから、結合したベクターの種類によって
は、この584位のロイシンを越えて翻訳が継続し、こ
れが生産された低分子型酵素に悪影響を与えることも考
えられる。従って、本低分子型アルカリセルラーゼ遺伝
子の下流には翻訳終止コドンを含む合成ヌクレオチド等
を結合する等の方法によって、翻訳の不要な継続を阻止
しておくことが望ましい。
ラーゼは、用いる発現ベクターの種類や結合の方法、或
いは、結合に用いた合成リンカーの配列等によって、配
列番号1に示したアミノ酸配列のアミノ末端及び/又は
カルボキシル末端に、ベクターやリンカー由来のアミノ
酸配列が付加した形で生産される場合が多いが、かかる
アミノ酸配列の付加は酵素活性の発現に影響を与えない
限り差し支えない。
類を限定するものではないが、例えば、本発明者らが構
築した発現ベクターpHSP64(特願平5−2592
5号)を用いることができる。本発明に於ける低分子型
アルカリセルラーゼ遺伝子断片を含む組換えプラスミド
の例としては、組換えプラスミドpWBC115(図
4)、組換えプラスミドpWBC115B(図5)或い
は組換えプラスミドpHSP−BC115B(図6)が
挙げられる。pWBC115及びpWBC115Bは、
当該遺伝子断片をベクターpUC118に挿入したもの
であり、ベクター上のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子のプ
ロモーター及び翻訳開始点領域によって、低分子型アル
カリセルラーゼの生産が行われる。また、pHSP−B
C115Bは、当該遺伝子断片を発現ベクターpHSP
64に挿入したものであり、当該酵素の生産には発現ベ
クター上の異種アルカリセルラーゼ遺伝子のプロモータ
ー及び翻訳開始点領域が利用される。更に、pWBC1
15B及びpHSP−BC115Bは、当該遺伝子断片
の3’末端に終始コドン(TAA)を含む合成ヌクレオ
チドを結合し、翻訳の不要な継続を阻止したものであ
る。
に導入して、低分子型アルカリセルラーゼを生産する組
換え微生物を取得するが、用いる宿主菌としては、当該
遺伝子を発現させることができ、また、組換えDNA分
子が宿主菌中で複製可能であり、組み込んだ当該遺伝子
を安定に保持できるものであれば、如何なるものも使用
することができる。例えば、大腸菌(Escheric
hia coli)K−12株を宿主とするEK系や枯
草菌(Bacillus subtilis)Marb
urg株を宿主とするBS系等が挙げられる。
形質転換の方法も特に限定されるものではなく、例え
ば、EK系宿主菌株の場合、塩化カルシウム法(Man
delとHiga,J.Mol.Biol.,53巻,
159頁,(1970))や塩化ルビジウム法(Bol
ivarとBackman,Methods Enzy
mol.,68巻,253頁,(1979))等、また
BS系宿主菌株の場合には、コンピテント・セル法(C
ontenteとDabnau,Mol.Gen.Ge
net.,177巻,459頁,(1979))やプロ
トプラスト法(ChangとCohen,Mol.Ge
n.Genet.,168巻,111頁,(197
8))等を用いることができる。
限定するものではないが、通常のセルラーゼ遺伝子のク
ローニングに於いて用いられる方法によれば良い。例え
ば、ベクターDNA上にコードされている抗生物質耐性
等による形質転換体の一次選択の後、この集落上にカル
ボキシメチルセルロース(CMC)とリゾチーム(枯草
菌宿主の場合には不要)を含み、適当な緩衝液によって
pHを9付近に調整した約0.8%の寒天(45℃〜50
℃)を重層、固化させて培養後、コンゴー・レッド法
(TeatherとWood,Appl.Enviro
n.Microbiol.,43巻,777頁,(19
82))等によって集落周辺のCMCを分解した菌株を
検出することによって、目的の組換え微生物を取得する
ことができる。
地に接種し、適当な条件下で培養することによって、菌
体内或いは培養液中に、低分子型アルカリセルラーゼを
生産させることができる。更に、菌体抽出液或いは培養
液中から一般の酵素の採取及び精製の手段に準じて低分
子型アルカリセルラーゼを採取及び精製することができ
る。即ち、菌体抽出液或いは培養液を遠心分離、又は濾
過等によって菌体を分離し、その菌体及び培養濾液から
通常の分離手段、例えば、塩析法、等電点沈澱法、溶媒
沈澱法によって蛋白を沈澱させたり、又、限外濾過(例
えばPM−10膜、アミコン社製)により濃縮させて低
分子型アルカリセルラーゼの粗酵素液を得ることができ
る。更に、酵素を精製する場合には、粗酵素液を適当な
希薄緩衝液、例えば、10mMリン酸緩衝液(pH7)等で
透析した後、適当な陰イオン交換クロマトグラフィー、
例えば、上記緩衝液で平衡化したDEAE−バイオゲル
(バイオ・ラド社製)によるクロマトグラフィーを行う
ことによって、電気泳動的に均一な精製セルラーゼを得
ることが可能である。
型アルカリセルラーゼが得られるが、次に組換えプラス
ミドpHSP−BC115Bを含む組換え枯草菌ISW
1214株が生産した当該酵素の酵素学的性質を述べ
る。尚、セルラーゼの酵素活性は以下の様にして測定し
た。
国策パルプ社製 サンローズA01MC)0.4ml、
0.5Mグリシン−水酸化ナトリウム緩衝液(pH9.
5)0.2ml、及び脱イオン水0.3mlからなる基質溶
液に酵素液0.1mlを加え、40℃、20分間反応し
た。反応後、3,5−ジニトロ−サリチル酸(3,5−
dinitro−salicylic acid(DN
S))法にて還元糖の定量を行った。即ち、反応液1.
0mlにDNS試薬1.0mlを加え、100℃で5分間加
熱発色させ、冷却後、4.0mlの脱イオン水を加えて希
釈した。これを波長535nmで比色定量した。酵素力価
は、上記の条件下で1分間に1μmolのグルコースに相
当する還元糖を生成する酵素量を1単位とした。また、
蛋白量は、バイオ・ラド社のプロテイン・アッセイ・キ
ットを用いて牛血漿アルブミンを標準蛋白として定量し
た。
生成する。 (2)基質特異性 CMCに対する活性を主活性として有する他に、リン酸
膨潤セルロース及びアビセルに対する活性を有している
(表1)。尚、CMCに対する比活性は、約94U/mg
である。
pHは9.0〜10.5付近に認められる(図2a)。 (4)安定pH領域 5℃で24時間放置した場合、pH5.0〜11.0の広
い範囲で極めて安定である(図2b)。 (5)作用温度範囲及び作用至適温度 20℃以下から60℃の広い範囲で作用し、作用至適温
度は45℃に認められる(図3a)。 (6)熱安定性 リン酸緩衝液(pH7.0)中、各温度で10分間加熱処
理した場合、45℃以下の温度で極めて安定である(図
3b)。 (7)アミノ末端配列 菌体外に生産された当該酵素のアミノ末端配列は以下の
配列であり、下線部分が配列番号1に示した低分子型ア
ルカリセルラーゼのアミノ酸配列と一致する。これより
アミノ末端側の7残基は、ベクター由来である。 Gly-Arg-Pro-Ala-Gly-Met-Gln-Ala-Val-Lys-Ser-Pro-
され、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲ
ル(12%)電気泳動法(SDS−PAGE)に於いて
は、約41,000の分子量が与えられる。 (10)等電点 等電点電気泳動によって求められた等電点は4.5±
0.3である。 (11)金属による影響 酵素反応液中に各種の金属イオンを共存させた場合、P
d2+イオン、Cd2+イオン(1mM)による強い酵素活性
の阻害、及びCu2+イオン(1mM)による弱い活性阻害
が認められる(表2)。一方、酵素活性はCo2+イオン
(1mM)によって若干活性化される。他の金属イオンは
1mM(Na+及びK+イオンは50mM)の濃度で酵素活性
に殆ど影響しない(表2)。
響 酵素反応液中に各種の界面活性剤、キレート剤を共存さ
せた場合、界面活性剤及びキレート剤は、それぞれ0.
01%及び1mMの濃度で酵素活性に殆ど影響しない(表
3)。
が、本低分子型アルカリセルラーゼの比活性は、本発明
に於ける遺伝子の供与体、バチルス エスピー KSM
−635(FERM BP−1485)株から得られた
2種類のアルカリセルラーゼE−L(分子量100,0
00)及びE−H(分子量500,000)の比活性
(59U/mg及び34U/mg、Yoshimatsu
ら,J.Gen.Microbiol.,136巻,1
973頁,(1990))よりも高いものであり、遺伝
子の欠失による低分子化によって、比活性が向上したこ
とが明らかになった。
高い比活性を有し、且つ、広いpH領域、温度領域に於い
て安定であり、更に、界面活性剤やキレート剤の存在下
に於いても充分な活性を有する低分子型アルカリセルラ
ーゼを容易に高純度、高収率で得ることができる。
するが、本発明は何らこれに限定されるものではない。
−1485)株を500mlのMYG培地(1.0%肉エ
キス(ラブ・レムコパウダー オキソイド社製)、0.
5%酵母エキス(ディフコ社製)、1.0% NaC
l、0.1% KH2PO4、1.0% Na2CO3(別
滅菌))中で、30℃で30日間振盪培養して得られた
菌体から、SaitoとMiuraの方法(Bioch
im.Biophys.Acta.,72巻,619
頁,(1963))に従って、約300μgの精製染色
体DNAを得た。この染色体DNA 10μgとベクタ
ーpBR322の1μgを50μlの制限酵素反応液M
(10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)、10mM M
gCl2、50mM NaCl、1mMジチオスレイトー
ル)に溶解し、これに制限酵素HindIII(ベーリン
ガー マンハイム社製)10単位を加えて37℃で2時
間反応を行った。フェノール処理によって制限酵素を除
去した後、エタノール沈澱を行い、得られた沈澱をリガ
ーゼ反応液(20mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)、
10mM MgCl2、10mMジチオスレイトール、1mM
ATP)50μlに溶解した。これにT4DNAリガ
ーゼ(ベーリンガー マンハイム社製)2単位を加え、
16℃で12時間反応を行った。この反応物による大腸
菌HB101株(F -hsdS20 recA13 a
ra−14 proA2 lacY1 galK2 r
psL20 xyl−5 mtl−1 supE44
leuB6 thi−1)の形質転換を塩化カルシウム
法(MandelとHiga,J.Mol.Bio
l.,53巻,159頁,(1970))に従って行
い、これを50μg/mlのアンピシリン(ナトリウム
塩、シグマ社製)を含むLB寒天プレート培地(1.0
%トリプトン(ディフコ社製)、0.5%酵母エキス
(ディフコ社製)、1.0% NaCl、1.5%バク
ト寒天(ディフコ社製))に塗抹して37℃で24時間
培養した。この結果、出現した形質転換体の各集落を、
アンピシリンと2.0%CMCを含むLB寒天プレート
培地に移植し、更に37℃で48時間培養した後、コン
ゴー・レッド法(TeatherとWood,App
l.Environ.Microbiol.,43巻,
777頁,(1982))によって、集落周辺のCMC
を分解した菌株の検出を行い、目的の組換え菌株を分離
した。
M9CA培地(0.6% Na2HPO4、0.3% K
H2PO4、0.05% NaCl、0.1%NH4C
l、0.2%カザミノ酸(ディフコ社製)、2mM Mg
SO4(別滅菌)、0.1mM CaCl2(別滅菌)、
0.2%グルコース(別滅菌)、50μg/mlアンピシ
リン(除菌))に接種し、37℃で約5時間振盪培養し
た。クロラムフェニコール(シグマ社製)170mgを添
加して、37℃で更に15時間振盪培養後、遠心分離に
よって菌体を集め、常法(Maniatisら、Mol
ecular Cloning,Cold Sprin
g Harbor Laboratory,(198
2))に従って、組換えプラスミド(pBC100と命
名)を調製した。pBC100を各種の制限酵素によっ
て切断後、アガロースゲル電気泳動による各断片の解析
を行った結果、本組換えプラスミドは、pBR322の
HindIII切断部位に、図1に示した約4.0kbと約
2.6kbの2つのHindIII断片が挿入されたもので
あることが明らかになった。更に、当該プラスミドの挿
入断片のうち、図1に於いて太線で示した約3.5kbの
領域の塩基配列を、M13 ファージベクター(Mes
sing,Methods Enzymol.,101
巻,20頁,(1983))の1変種であるM13mp1
8及びM13mp19(ベーリンガー マンハイム社製)
を用いたサンガー法(Sangerら,Proc.Na
tl.Acad.Sci.,USA.,74巻,546
3頁,(1977))によって決定した。この結果、ア
ルカリセルラーゼ遺伝子が、pBC100の挿入断片を
構成する2つのHindIII断片の両方に跨がる様に存
在し、配列番号3に示した様に941アミノ酸残基から
成るアルカリセルラーゼの前駆体蛋白をコードしている
ことが明らかになった。尚、M13ファージの宿主大腸
菌としては、JM109株(recA1,Δlac−p
ro,endA1,gyrA96,thi−1,hsd
R17,relA1,F’traD36,proAB
+ ,lacIqZ ΔM13)を用い、また、M13シ
ークエンシングキット(宝酒造社製)及び[α−32P]
dCTP(アマシャム社製)を用いた。
限酵素反応液Mに溶解し、これに制限酵素HindIII
(ベーリンガー マンハイム社製)2単位を加えて37
℃で2時間反応を行った。フェノール処理によって制限
酵素を除去した後、エタノール沈澱を行い、得られた沈
澱をリガーゼ反応液30μlに溶解した。これにT4D
NAリガーゼ1単位を加え、16℃で12時間反応を行
い、これを大腸菌HB101株に導入して、出現した形
質転換体のアルカリセルラーゼの生産性を調べた。この
結果、当該遺伝子のプロモーター領域や翻訳開始領域を
含み、当該酵素の1位のメチオニンから584位のロイ
シンまでをコードする約4.0kb断片(図1)のみがp
BR322と結合した組換えプラスミドpBC101に
よる形質転換株に当該酵素の生産性が認められ、酵素活
性の発現には585位のバリンよりもカルボキシル末端
側の領域が必須ではないことが明らかになった。
制限酵素反応液L(10mM MgCl2、1mMジチオス
レイトール、10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5))
溶解し、これに制限酵素KpnI(2単位、ベーリンガ
ー マンハイム社製)を添加して、37℃で2時間反応
させた。フェノール処理及びエタノール沈澱後、沈澱を
10mM MgSO4と0.1mMジチオスレイトールを含
むトリス−塩酸緩衝液(pH7.5))に溶解し、1.2
5単位のエキソヌクレアーゼBal31(ベーリンガー
マンハイム社製)を加えて22℃で15分間反応させ
た。フェノール処理による反応停止後、エタノール沈澱
によって集めた沈澱を30μlのリガーゼ反応液に溶解
し、pBR322のHindIII切断物1μg、合成H
indIIIリンカー(ファルマシア社製)1μg、及び
1単位のT4DNAリガーゼを添加して、16℃で12
時間の結合反応を行った。更に、余分な合成リンカーを
取り除く為に、再度、HindIIIによる切断とT4DN
Aリガーゼによる結合反応を行って、これを大腸菌HB
101株に導入した。この結果出現したセルラーゼ生産
性の形質転換体の中から、前述の約4.0kb挿入断片か
ら当該遺伝子の発現に不要な上流側領域が欠失した約
2.4kbの断片(図1)を含む組換えプラスミドpBC
112が得られた。
制限酵素反応液Mに溶解し、20単位の制限酵素Sna
BIによる切断、フェノール抽出、エタノール沈澱を行
った後、エキソヌクレアーゼIIIとマングビーン(Mu
ng bean)ヌクレアーゼを含むキロシークエンシ
ング用デレーションキット(宝酒造社製)を用いて、S
naBI切断点からの欠失反応を行った。更に、この反
応物を制限酵素反応液Mに溶解し、10単位の制限酵素
HindIIIを加えて、37℃で2時間放置した後、
0.8%のアガロースゲルによる電気泳動を行って、ゲ
ルから電気溶出法(McDonnellら,J.Mo
l.Biol.,110巻,119頁,(1977))
によって、約1kbとなったDNA断片を抽出した。本D
NA断片0.5μgとHindIIIによって切断した
後、DNAブランティングキット(宝酒造社製)によっ
て末端を平滑化させたベクタープラスミドpUC118
(宝酒造社製)0.2μgを30μlのリガーゼ反応液
に溶解し、1単位のT4DNAリガーゼによる結合反応
(16℃、12時間)を行った。これによって大腸菌H
B101株の形質転換を行い、高い酵素生産性を示す形
質転換株を選択して、この菌体から組換えプラスミドを
抽出し、解析した結果、本組換えプラスミド(pWBC
115と命名)の挿入断片は、当該酵素の228位のア
ラニンから584位のロイシンまでをコードしている約
1.0kbの断片(図1)であり、プロモーター領域や翻
訳開始領域、更に、当該酵素の1位のメチオニンから2
27位のグルタミン酸までをコードする約1.4kbの領
域が欠失したものであることが明らかになった。組換え
プラスミドpWBC115の制限地図及びその挿入断片
の5’及び3’末端近傍の塩基配列を図4に示した。
ドpWBC115 1μgを、1μlのTE緩衝液(1
0mMトリス−塩酸緩衝液(pH8)、1mM EDTA)に
溶解後、DNAブランティングキット(宝酒造社製)に
よって、切断末端の平滑化を行った。フェノール処理と
エタノール沈澱を行った後、沈澱を100μlのTE緩
衝液に溶解し、このうち10μlを30μlのリガーゼ
反応液と混合した。これに、DNA合成機(381A
型、アプライド・バイオ・システム社製)を用いて合成
し、T4ポリヌクレチドキナーゼ(宝酒造社製)によっ
てリン酸化したオリゴヌクレオチド(ATAAGGAT
CCTTAT,約1μg)を添加して、T4DNAリガ
ーゼによる結合反応を行い、これを大腸菌HB101株
に導入した。出現した形質転換株から抽出した組換えプ
ラスミドの解析を行った結果、当該遺伝子の584位の
ロイシンコドンの下流に合成ヌクレオチドが結合するこ
とによって585位のコドンが終止コドン(TAA)と
なり、更にその下流にBamHI切断点を有する組換え
プラスミドpWBC115Bが得られた(図5)。
0μgを200μlの制限酵素反応液Mに溶解し、各1
0単位の制限酵素BamHI及びSalIを添加して、
37℃で2時間の反応を行った。この後、実施例5と同
様にして、アガロースゲル電気泳動を行って、当該酵素
の228位のアラニンから584位のロイシンまでをコ
ードしている約1.0kbのSalI−BamHI断片約
2μgを単離した。得られた断片約0.2μgと発現ベ
クターpHSP64のSalI及びBamHIによる切
断物約0.2μgを30μlのリガーゼ反応液に溶解
し、T4DNAリガーゼによる結合反応を行った。これ
を大腸菌HB101株に導入し、当該酵素を生産する形
質転換株から、pHSP64と約1.0kb断片が結合し
た組換えプラスミドpHSP−BC115B(図6)が
得られた。
した。バチルス エスピー KSM−64(FERM
BP−2886)を、0.5% ポリペプトン(日本製
薬社製)、0.5% 酵母エキス(ディフコ社製)、
0.1% KH2PO4、0.02% MgSO4・7H2
O及び0.5% Na2CO3から成る培地100mlを用
い、30℃で12時間振盪培養した。培養終了後、遠心
分離によって集めた菌体からSaitoとMiuraの
方法〔Biochim.Biophys.Acta,7
2巻,619−629頁(1963)〕によって得られ
た染色体DNA 10μg を常法、例えば〔T.Man
iatisら、Molecular Cloning,
Cold Spring Harbar Labora
tory,(1982)〕に従って、制限酵素Hind
III(ベーリンガー・マンハイム社製)で切断した。次
いで、これを同じくHindIIIで切断したプラスミド
pUC19(宝酒造社製)1μg と混合して、T4DN
Aリガーゼ(ベーリンガー・マンハイム社製)による結
合反応を行った。
の形質転換処理をコンピテント・セル(宝酒造社製)を
用いて行い、処理後の菌懸濁液を50μg /ml アンピ
シリン(シグマ社製)を含むLB寒天プレート培地
〔1.0% トリプトン(ディフコ社製)、0.5%
酵母エキス(ディフコ社製)、1.0% NaCl、
1.5% バクト寒天(ディフコ社製)〕に塗抹し、3
7℃で12時間培養した。出現した形質転換体の集落上
に、0.5% CMC、1mg/ml リゾチーム(シグマ
社製)及び、50mMのグリシン緩衝液(pH9)を含む
1.0%寒天を重層した後、約6時間放置した。この
後、集落周辺のCMCを分解した菌株をコンゴー・レッ
ド法〔R.M.TeatherとP.J.Wood,A
ppl.Environ.Microbiol.,43
巻,777−780頁(1982)〕を用いて検出し、
目的とする組換え大腸菌を分離した。
る組換えプラスミドを常法〔例えば、T.Maniat
isら、Molecular Cloning,Col
d Spring Harbar Laborator
y,(1982)〕に従って採取し、制限酵素切断点の
解析をアガロースゲル電気泳動法〔J.A.Meyer
sら、J.Bacteriol.,127巻,1529
−1537頁(1976)〕を用いて行った。この結
果、アルカリセルラーゼK−64遺伝子が約4.4kb
のHindIII断片中に存在することが明らかとなり、
これを含むプラスミド(7.1kb)をpUCL64、
pUCL64を含有する大腸菌HB101株をHB10
1(pUCL64)株と命名した。
限酵素HindIIIによって切断後、アガロース・ゲル
電気泳動を行い、McDonnellらの方法〔J.M
ol.Biol.,110頁,119−146頁(19
77)〕によって、約4.4kbのHindIII切断を
分離した。このうち約4.4kb XhoI−Hind
III領域をサンガー法〔F.Sangerら、Pro
c.Natl.Acad.Sci.U.S.A.,74
巻,5463−5467頁(1977)〕により決定
し、2466bpからなるアルカリセルラーゼK−64
の構造遺伝子を見出した。
pUCL64を制限酵素BglII及びPstIによって
切断し、デレーションキット(宝酒造社製)を用いて、
アルカリセルラーゼ構造遺伝子の消化を行い、この後、
T4DNAリガーゼを用いて自己閉環化反応を行った。
次に、上記(1)と同様にして結合反応物による大腸菌
の形質転換処理を行い、出現した形質転換体の組換えプ
ラスミドを上記(2)と同様に解析することによって、
アルカリセルラーゼK−64構造遺伝子の大部分を欠失
したプラスミドベクターpUS64を保持する組換え大
腸菌HB101(pUS64)を選択した。
ミドpUS64を抽出、精製し、これを制限酵素Eco
RI及びScaIによって切断後、アルカリセルラーゼ
K−64上流領域の679bpのDNA断片を単離し
た。このDNA断片と、制限酵素HindIIIで切断
後、末端をDNAブランディングキット(宝酒造社製)
によって平滑化し、更に制限酵素EcoRIで切断した
シャトルベクターpHY300PLKとを混合して、T
4DNAリガーゼで結合した。
を上記(1)に従って行い、15μg /mlのテトラサイ
クリン(シグマ社製)を含むLB寒天プレート培地に塗
抹し、37℃で12時間培養した。出現した形質転換体
の集落を、テトラサイクリンを含む5mlのLB培地に接
種し、上記(2)と同様にして得られた組換えプラスミ
ドの制限酵素切断点の解析を行って、プラスミドベクタ
ーpHSP64を保持する大腸菌HB101(pHSP
64)株を選択した。
15Bをプロトプラスト形質転換法(ChangとCo
hen,Mol.Gen.Genet.,168巻,1
11頁,(1978))によって枯草菌ISW1214
株(leuA8,metB5,hsrM1)に導入した
結果、228位のアラニンから584位のロイシンまで
から成る低分子型アルカリセルラーゼ遺伝子を含有する
組換え枯草菌ISW1214(pHSP−BC115
B)株が得られた。本菌株を15μg/mlのテトラサイ
クリン(シグマ社製)を含むPY培地(2.0% ポリ
ペプトン(日本製薬)、0.1% 酵母エキス(ディフ
コ社製)、0.1% KH2PO4、0.5% NaC
l)5mlに接種して、30℃で1日間振盪培養後、この
1mlを100mlの同培地に接種して、30℃で更に3日
間振盪培養した。この結果、1630U/lの低分子型
アルカリセルラーゼが菌体外に生産された。
I Hi;HindIII Kp;KpnI Ns;NsiI Ps;PstI Sa;SacI Sc;ScaI Sl;SalI Sm;SmaI Sn;SnaBI Sp;SphI Xb;XbaI EGB;アルカリセルラーゼ遺伝子 EGBL;低分子
型アルカリセルラーゼ遺伝子 BLA;β−ラクタマーゼ遺伝子 TCR;テトラ
サイクリン耐性遺伝子 PLAC;β−ガラクトシダーゼ遺伝子プロモーター PEGC;アルカリセルラーゼ遺伝子プロモーター (バチルス エスピー KSM−64株)
dIII挿入断片の制限地図であり、太線部分は塩基配列
が決定されている領域を示している。また、制限地図の
下部には、pBC100のサブクローニングによって得
られた各組換えプラスミドの挿入断片を矢印で示してい
る。
定性(b)のpHによる影響を示したものである。
定性(b)の熱による影響を示したものである。
その挿入断片の5’及び3’末端領域の塩基配列を示し
たものである。
とその挿入断片の5’及び3’末端領域の塩基配列を示
したものである。
限地図とその挿入断片の5’及び3’末端領域の塩基配
列を示したものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 配列番号1に示すアミノ酸配列を有する
アルカリセルラーゼ。 - 【請求項2】 配列番号1に示すアミノ酸配列を有する
アルカリセルラーゼをコードする遺伝子断片。 - 【請求項3】 配列番号2に示す塩基配列を有する遺伝
子断片。 - 【請求項4】 配列番号1に示すアミノ酸配列を有する
アルカリセルラーゼをコードする遺伝子断片を含む組換
えプラスミド。 - 【請求項5】 請求項4記載の組換えプラスミドを保持
する形質転換体微生物。 - 【請求項6】 請求項5記載の形質転換体微生物を培養
し、得られた培養物から採取することを特徴とする請求
項1記載のアルカリセルラーゼの製造法。
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