JP4228073B2 - 高活性融合酵素 - Google Patents
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Description
ーゼ、糖質を基質とする酵素、及び、それらの製造方法に関する。
、自然界に最も多く存在する。セルロースは、結晶状又は非結晶状で、リグニン、ヘミセルロース類、ペクチン類などと複雑に結合して植物組織を構成している。
グルコシダーゼに大別される。
解することから、セルロースの加水分解処理に有効な酵素である。本エンドグルカナーゼは、セルロースのみならず、通常、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース誘導体、リグニン、穀物のβ-D-グルカンのような混合β-1,3-
グルカン、キシログルカン及びセルロース部分を含有する他の植物材料などのβ-1,4-結
合をエンド型で加水分解を触媒する反応を触媒するとされている。
(i) 好熱性古細菌パイロコッカスホリコシ(Pyrococcus horikoshii)由来のエンドグルカナーゼ(アミノ酸数431個)のカルボキシル末端(以下、「C末端」という)側から43個のアミノ酸を削除し、これに変えて好熱性古細菌パイロコッカスフリオサス(Pyrococcus f
uriosus)由来のキチナーゼのキチン結合領域の一つを結合して得られる融合エンドグル
カナーゼを、外来タンパク質として大腸菌に生産させた場合、改変前のパイロコッカスホリコシ由来のエンドグルカナーゼに較べて、発現量が20倍程度になり、分子活性が約2倍になる。
(ii) この融合エンドグルカナーゼはパイロコッカスホリコシ由来のエンドグルカナーゼが有する耐熱性をほぼ維持している。すなわち、改変前のエンドグルカナーゼの活性は97
℃で3時間の熱処理により80%以上の活性が残存するが、融合エンドグルカナーゼでも97
℃で3時間の熱処理により約80%の活性が残存する。
ル末端側から削除して得られる活性領域とキチナーゼのキチン結合領域とを含む項1に記載の融合エンドグルカナーゼ。
(a) 分子量が43キロダルトン
(b) 至適温度が95℃以上
(c)至適pHが5.4〜6
項6. 耐熱性エンドグルカナーゼが、パイロコッカスホリコシ由来のものである項1〜5のいずれかに記載の融合エンドグルカナーゼ。
ある項1〜6のいずれかに記載の融合エンドグルカナーゼ。
(d) 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチド。
(e) 配列番号2において1又は2以上のアミノ酸残基が欠失、付加又は置換されたアミ
ノ酸配列からなり、かつ、耐熱性エンドグルカナーゼ活性を有するポリペプチド。
(f) 配列番号1の塩基配列からなるポリヌクレオチド。
(g) 配列番号1の塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハ
イブリダイズし、かつ、耐熱性エンドグルカナーゼをコードするポリヌクレオチド。
(I)融合エンドグルカナーゼ
基本的構成
本発明の融合エンドグルカナーゼは、耐熱性エンドグルカナーゼの全領域又は耐熱性エンドグルカナーゼ活性を示す一部の活性領域とキチナーゼのキチン結合領域とを含む融合タンパク質である。
キチナーゼのキチン結合領域
本発明において「キチナーゼ」は、N-アセチルグルコサミンがβ-1,4-結合した多糖で
あるキチンのβ-1,4-結合の加水分解による開裂を触媒する酵素である。
キチナーゼであることが好ましい。
<キチナーゼ活性測定方法>
基質として1%コロイド状キチンを使用し、200mM酢酸緩衝液(pH5.6)中に、490μlの基質溶液に対して10μlの酵素を加えて85℃で1時間反応させた後、水酸化カリウムでpH9
.1に調整した1.6Mホウ酸緩衝液30μlを酵素反応液150μlに加えて混合し、正確に3分間
煮沸する。これを氷冷した後、900μlのDMAB(パラ−ジメチルアミノベンザルデヒド)試薬を加え、37℃で20分間加熱した後、585nmでの吸光度を測定することにより、還元末端
の増加を測定する。酵素活性は、還元末端の増加速度により評価する。
である。融合エンドグルカナーゼは、一つのキチン結合領域についてはその全域を含んでいてもよく又は一部が欠けていてもよいが、全領域を含むことが好ましい。
グルカナーゼにおいては、これらのいずれか1以上の領域を用いることができる。
耐熱性エンドグルカナーゼ
本発明の融合エンドグルカナーゼの構成要素となるエンドグルカナーゼは、セルロースを構成するD-グルコース間のβ-1,4-結合の加水分解による開裂を触媒できる酵素である
。そのようなエンドグルカナーゼのEC番号は3.2.1.4である。
ルカナーゼがより好ましい。
<エンドグルカナーゼ活性測定法>
本発明において、エンドグルカナーゼ活性は、結晶性セルロースを基質としたソモジーネルソン法(Hiromi, K., Takahashi, Y. and Ono, S. Bull. Chem. Soc. Jpn. (1963)
36: 563-569)により加水分解後に生じる還元末端を定量することにより求めた値である。
する。この基質溶液の1mlにエンドグルカナーゼを10〜100μl添加し、85℃で加水分解反応を行い、加水分解により得られる糖鎖の還元性末端を定量することによりエンドグルカナーゼ活性の初速度を求める。酵素活性は、1分子の酵素が、何回基質分子に作用したかを示す分子活性として表す。
ミノ末端(以下、「N末端」という)側でもよい。
が、この膜結合領域の全部又は一部を削除することにより、インクルージョンボディになり難くなり、すなわち活性を示す形態での発現量が著しく向上する。さらに、融合タンパク質とすることにより、耐熱性は殆ど低下しない。その結果、耐熱性及び高活性を備えたエンドグルカナーゼとなる。
しい。
することにより発現量が効果的に増大する。特にロイシン、イソロイシン、バリン、アルギニン、プロリンを削除することによる効果が大きい。
融合状態
キチン結合領域は、耐熱性エンドグルカナーゼのアミノ末端(以下、「N末端」という
)側に存在していてもよく、又は、C側に存在していてもよいが、C末端側に存在する方が好ましい。C末端側にキチン結合領域が存在する融合タンパク質の方が、高いエンドグル
カナーゼ活性を示し、その付加により耐熱性を損ない難く、さらに活性エンドグルカナーゼが高発現する可能性が高い。
アミノ酸配列
本発明の融合エンドグルカナーゼの1例としては、以下の(d)又は(e)のポリペプチドが挙げられる。
(d) 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチド。
(e) 配列番号2において1又は2以上のアミノ酸残基が欠失、付加又は置換されたアミ
ノ酸配列からなり、かつ、エンドグルカナーゼ活性を有するポリペプチド。
のアミノ酸番号1〜388の領域である。また、アミノ酸番号 389〜392の領域は人工的な配列領域である。また、393〜500の領域は、配列番号6に示すパイロコッカスフリオーサス(理化学研究所においてJCM8422として登録済み)由来のキチナーゼのアミノ酸番号613〜720の領域である。
度のアミノ酸が欠失、付加又は置換されたものであることが好ましい。
異導入、変異プライマーを用いたPCR等の方法により変異を導入し、その変異体のコード
するタンパク質を回収することにより得られる。
融合エンドグルカナーゼの作製方法
本発明の融合エンドグルカナーゼは、適当なベクターに、耐熱性エンドグルカナーゼ遺伝子の3'末端側を削除した領域と、その下流にキチナーゼ遺伝子のキチン結合領域とを挿入したものを、ベクターに応じた宿主中で融合タンパク質として発現させることにより得られる。
ncbi.nlm.nih.gov/HomoloGene) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/HomoloGene)で検索することより、他の生物種から選抜することができる。また、例えば配列番号3に示すエンドグルカナーゼ遺伝子の塩基配列から適当なプライマーを設計して、他生物の染色体DNAライ
ブラリーを鋳型としたPCRにより得ることができる。
数は耐熱性エンドグルカナーゼの種類によって異なる。最適な削除範囲は例えば次の方法で決定できる。すなわち、エンドグルカナーゼ遺伝子を挿入したベクターにおいて、この遺伝子の3'末端側が欠失した種々の変異体を作製し、この変異体を含む形質転換体が生産する活性を示すホールディングのエンドグルカナーゼの発現量が最も多くなる変異体を選択すればよい。インクルージョンボディとなるエンドグルカナーゼは、形質転換体の培養物を破砕した溶液中で沈殿となるが、活性を有するホールディングをとるものは溶液中に溶けた状態で存在する。従って、形質転換体の培養物の破砕液をSDS-PAGEに供することにより、活性を有するエンドグルカナーゼの発現量を調べることができる。
融合エンドグルカナーゼ遺伝子
本発明の融合エンドグルカナーゼ遺伝子は、以下の(f)又は(g)のポリヌクレオチドからなるものである。
(f) 配列番号1の塩基配列からなるポリヌクレオチド。
(g) 配列番号1の塩基配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハ
イブリダイズし、かつ、耐熱性エンドグルカナーゼをコードするポリヌクレオチド。
されたRNAも含まれる。
ne citrate; 1×SSC=0.15M NaCl,0.015M sodium cirate)中65℃一夜の条件下、又はホ
ルムアミドを含む4×SSC中37℃一夜の条件下においてハイブリダイズし、2×SSC中55℃での30分間の洗浄によりそのDNAから脱離しない条件が挙げられる。
ベクター
本発明のベクターは、上記(f)又は(g)のポリヌクレオチド(ここではDNA)が挿入され
た組み換えベクターである。ベクターとしては公知の細菌用、酵母用、動物細胞用等のものを広く使用できる。公知のベクターとしては、大腸菌ベクターのpBR322、pUC19、pKK23
3-2など、バチルス用ベクターとしてはpUB110、pC197、pE194、pTHT15、pBD16など、酵母用ベクターとしてはYip5、Yrp17、Yep24など、動物細胞用としてはpUC18、pUC19、M13mp1
8などが挙げられる。
形質転換体
本発明の形質転換体は、本発明の組み換えベクターを保持する形質転換体である。宿主は、ベクターに適したものを使用すればよい。目的タンパク質の生産量が多い点で、バチルス属細菌(例えばバチルスズブティリス、バチルスブレビス)、酵母、カビなどが好ましい。形質転換方法は当業者に周知である。
融合エンドグルカナーゼの製造方法
本発明の融合エンドグルカナーゼの製造方法は、上記本発明の形質転換体を培養し、培養物から融合エンドグルカナーゼを回収する方法である。
糖質関連酵素の融合タンパク質
本発明の融合タンパク質は、糖質を基質とする酵素とキチナーゼのキチン結合領域とを含む融合タンパク質である。キチン結合領域は糖質を基質とする酵素のC末端側に存在し
ていてもよく、又はN末端側に存在していてもよいが、酵素を高発現させる上でC末端側に存在することが好ましい。また、両者の間にはスペーサーペプチドが存在していてもよい。
存在する場合は、これを削除しそれに代えてキチン結合領域を結合すればよい。削除する
のは、通常酵素の全アミノ酸数の1〜20%程度、特に5〜15%程度とすることが好ましい。
以下、本発明を実施例を示してより詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
パイロコッカスホリコシJCM9974及びパイロコッカスフリオーサスJCM8422を、次の方法で培養した。
、10gのMgCl2・6H2O、1.5g のCaCl2 、25mgのSrCl2、1.0mlのレザスリン溶液(0.2g/L)
、1.0gの酵母エキス、5gのバクトペプトンを1リットルに溶かし、この溶液のpHを6.8に調整し加圧殺菌した。
して嫌気性とした後、JCM9974およびJCM8422をそれぞれ植菌した。培地が嫌気性となったか否かはNa2S溶液を加えて、培養液中でNa2Sによるレザスリン溶液のピンク色が着色しないことにより確認した。この培養液を95℃で2〜4日培養した。
JCM9974及びJCM8422の染色体DNAを以下の方法により調製した。
5)-1mM EDTA 溶液で2回洗浄後InCert Agarose(FMC社製)ブロック中に封入した。この
ブロックを1%N-lauroylsarcosine-1mg/ml プロテアーゼK溶液中で処理することにより
、染色体DNAはAgaroseブロック中に分離調製された。
実施例2で得られた染色体DNAを制限酵素HindIIIにより部分分解後アガロースゲル電気
泳動により約40kb長の断片を調製した。このDNA断片と制限酵素HindIIによって完全分解
したBACベクターpBAC108L及びpFOS1とをそれぞれT4リガーゼを用いて結合させた。
より導入した。後者のベクターpFOS1を用いた場合には結合終了後のDNAをGIGA Pack Gold
(ストラタジーン社製)により試験管内でλファージ粒子内に詰め込み、この粒子を大
腸菌に感染させることによりDNAを大腸菌内に導入した。
びFosmidライブラリーとした。ライブラリーからJCM9974及びJCM8422の染色体をカバーするのに適したクローンをそれぞれ選択して、クローンの整列化を行った。
実施例3で決定された各BAC或いはFosmidクローンの塩基配列の大型計算機による解析
を行い、JCM9974からエンドグルカネースをコードする遺伝子が同定され、JCM8422からキ
チナーゼ遺伝子が同定された。また、キチナーゼ遺伝子から既存のキチン結合ドメインとのホモロジー検索でキチン結合ドメインが同定された。
エンドグルカナーゼ構造遺伝子領域の前後に制限酵素(NdeI 及びBamHI)サイトを構築する目的でDNAプライマー5'-GGAATTCCATATGGAAAATACAACATATCAAACACC-3'(配列番号7)
及び5'-CGGGATCCAGAACTTTTGGAACAACTATCCATC-3'(配列番号8)を合成し、PCRでその
遺伝子の前後に制限酵素サイトを導入した。PCR反応後、制限酵素(NdeI とBamHI)で完全分解(37℃で2時間)し、その構造遺伝子を精製した。
上記のエンドグルカナーゼ構造遺伝子とT4リガーゼで16℃、2時間反応させ連結した
。連結したDNAの一部をE. coli-JM109のコンピテントセルに導入し形質転換体のコロ
ニーを得た。得られたコロニーから発現プラスミドをアルカリ法で精製した、プラスミドpET-EGを得た。
9) 及び 5'-GGAATTCTCATGTCCATATGTCAATTACTTGTCG-3'(配列番号10)を合成し、PCRで
その遺伝子の制限酵素サイトを導入した。PCRを行い制限酵素のBamHI及びEcoRIで完全分解後、DNA断片を精製した。上記で調製した、pET-EGプラスミドをBamHI及びEcoRIで切断・精製した後、上記のキチナーゼ基質結合領域遺伝子と連結し、この一部をE. coli
JM109株のコンピテントセルに導入し、形質転換体のコロニーを得た。
大腸菌(E. coli Rosetta(DE3), Novagen社製)のコンピテントセルを融解して、ファ
ルコンチューブに0.1mL移した。その中に上記発現プラスミド溶液0.005mLを加え氷中に30分間放置した後42℃でヒートショックを30秒間行い、SOCmedium0.9mLを加え、37
℃で1時間振とう培養した。菌液をアンピシリン及びクロラムフェニコールを含むLB寒
天プレートに適量まき、37℃で一晩培養し、形質転換体を得た。
公知の耐熱性エンドグルカネース精製方法と同様の手法で行なった。すなわち、集菌した菌体の10倍量の50mM Tris-HCl緩衝液(pH8.0)を加え、超音波ホモモジナイザーで菌体を破砕した後、85℃で30分間加熱後遠心分離(28000 ×gで20分間)し、その上清に2.5
%になるようにストレプトマイシン硫酸塩を加え、1時間緩やかに撹拌した。これを遠心
分離(28000 ×gで20分間)した後、上清に50%飽和になるように硫酸アンモニウムを
添加し、1時間緩やかに撹拌した。これをさらに遠心分離(28000 ×gで20分間)し、得られた沈殿を少量の50mM Tris-HCl緩衝液(pH8.0)に溶解し、一晩、同緩衝液に対して透析した。透析後、遠心分離50mM Tris-HCl緩衝液(pH8.0)した上清をHiTrapQ(ファルマシア社製)カラムに吸着させ活性画分を得た。この活性画分をさらに、HiTrap Phenyl
(ファルマシア社製)に吸着させることで、SDS-PAGEにより単一バンドを与える単一な蛋白質を得た。
(1)至適pHの検討
100mM酢酸ナトリウム緩衝液、100mMリン酸緩衝液及び100mMホウ酸を含む緩衝液
(pH4〜9)を用いて基質として結晶性セルロース(アビセル;旭化成社製)の2mM溶液
を調整した。この基質溶液の1mlに、実施例7において得られた融合エンドグルカナーゼ
を10〜100μl添加し、85℃で加水分解反応を行い、ソモジーネルソン法で加水分解された糖鎖の還元性末端を定量することによりエンドグルカナーゼ活性の初速度を測定して求めた。酵素活性は、1分子の酵素が、何回基質分子に作用したかを示す分子活性で表した。
100mM酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.6)を用いて基質として結晶性セルロース(アビセル;旭化成社製)の0.5重量%溶液を調整した。この基質溶液の1mlに、実施例7において得られた融合エンドグルカナーゼ及び別途精製したパイロコッカスホリコシJCM9974由来
の天然型エンドグルカナーゼをそれぞれ10 〜100μl添加し、85℃で加水分解反応を行い、ソモジーネルソン法で加水分解された糖鎖の還元性末端を定量することによりエンドグルカナーゼ活性の初速度を測定することにより酵素活性を求めた。
(3)耐熱性の検討
濃度0.1mg/mLの融合エンドグルカナーゼ(実施例7で得られた酵素)の100mM酢
酸緩衝液(pH5.6)溶液を97℃で3時間加熱した後、温度を85℃に低下させ、(2)と同様の方法で残存活性を調べた。残存活性は約80%であった。
3時間の熱処理により約80%の活性が残存した。
合領域を結合させても耐熱性は低下しないことが分かる。
配列番号4に示す天然型エンドグルカナーゼ、天然型エンドグルカナーゼのC末端部分
を削除した活性領域(配列番号4のアミノ酸番号1〜388の配列からなる)、配列番号2
に示す融合エンドグルカナーゼを、それぞれ公知の手法で発現生産し精製した。
得られた組み換えベクターで、実施例6と同様にしてE.coli-JM109を形質転換し、形質転換体を培養した。さらに、実施例7と同様にして、菌体破砕液の上清から各酵素を精製し
た。
M9974由来の天然型エンドグルカナーゼでは5.2mg/ml、天然型エンドグルカナーゼのC末端部分を削除した活性領域酵素では37.0mg/ml、融合エンドグルカナーゼでは28.0mg/mlであった。
り、活性を示す酵素の発現量が著しく向上したことが分かる。
Claims (5)
- 配列番号2に示されるアミノ酸配列からなるポリペプチド。
- 配列番号1の塩基配列からなるポリヌクレオチド。
- 請求項2のポリヌクレオチドを含むベクター。
- 請求項3に記載のベクターを保持する形質転換体。
- 請求項4に記載の形質転換体を培養し、培養物から融合エンドグルカナーゼを回収する融合エンドグルカナーゼの製造方法。
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