JPH07203666A - ステッピングモータ用のリードスクリュー付きロータ軸及びその製造方法 - Google Patents

ステッピングモータ用のリードスクリュー付きロータ軸及びその製造方法

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JPH07203666A
JPH07203666A JP35006993A JP35006993A JPH07203666A JP H07203666 A JPH07203666 A JP H07203666A JP 35006993 A JP35006993 A JP 35006993A JP 35006993 A JP35006993 A JP 35006993A JP H07203666 A JPH07203666 A JP H07203666A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードスクリュー付きロータ軸を樹脂で成形
する際の、リードスクリューの寸法精度を向上させて、
良好な送り精度が得られると共に、ロータ軸を軽量化し
て低慣性モーメント化を図り得る、ステッピングモータ
用のリードスクリュー付きロータ軸及びその製造方法を
提供する。 【構成】 ロータの回転運動をリードスクリューで直線
運動に変換するリードスクリュ付きロータ軸において、
中心に、少なくともリードスクリューと略同等の長さを
有し、リードスクリューの谷径と同等かもしくは谷径よ
り小さい外径を有する軸を配置し、この軸の外周に樹脂
によってリードスクリューを一体成形する。ロータ軸
は、例えば、金型内に予め成形された軸をセットした後
に、金型内に樹脂を射出することにより成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードスクリュータイ
プの永久磁石形ステッピングモータに関し、特に、ロー
タの中心に固着されるリードスクリュー付きロータ軸及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、フロッピィディスクドラ
イブ装置(以下FDDと言う)のヘッド送り用として使
用される、リードスクリュータイプの2相永久磁石形ス
テッピングモータ(以下単にモータと言う)は、例え
ば、図11に示す如く構成されている。すなわち、モー
タ1は、ステータ2とロータ3とを有し、ステータ2
は、ロータ3を取り囲む一対のステータヨーク4、5
で、その主要部が構成されている。ステータヨーク4、
5は、それぞれ2個の板金部品を組み合わせたもので、
励磁コイル6、7を収納するドーナツ形の空間が形成さ
れると共に、ロータ3の外側面と対向する部分には、図
示しないクローポール構造の極歯列が形成されている。
【0003】ロータ3は、円周方向に所定ピッチで磁極
が着磁された円筒状の永久磁石で形成され、その中心に
は、金属製のロータ軸8の後端側が固着されている。ロ
ータ軸8は、その略中央部分で軸受9により軸支され、
後端部でボール10を介して板バネ11に当接すると共
に、先端部でボール12を介して玉軸受13に支承され
ている。これにより、ロータ3は、ロータ軸8が板バネ
11によって軸方向への圧縮力を受けつつ、ステータ2
内に回転自在に配設されている。
【0004】なお、軸受9は、ステータヨーク4に固着
された前フランジ14に固定され、板バネ11及び玉軸
受13は、ステータヨーク5及び前フランジ14に固着
された、モータフレーム15の後端内面及び先端内面に
それぞれ固定されている。また、ロータ軸8の先端側外
周には、リードスクリュー16が刻設され、このリード
スクリュー16に、FDDのヘッド(図示せず)に連結
された移動体17が螺合している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このロ
ータ軸8は、全体がステンレス鋼等の金属によって形成
されているため、重量が重くなって慣性が大きくなり、
小形モータにあっては、出力トルクの大半をロータ軸8
の回転に費やすことになる。その結果、モータ1の出力
トルクを低下させると共に、初期の立ち上がりが鈍く、
応答性が悪くなるという問題点があった。
【0006】そこで、当出願人は、慣性モーメントを小
さくするために、図12に示す様に、金型19に形成さ
れたキャビティK内に樹脂を射出して、ロータ軸20を
成形することを試みたが、成形されたロータ軸20は、
図13に示す様に、樹脂の成形収縮率の影響によって、
二点鎖線Aの形状(成形時の形状)から実線Bの形状ま
で、全体が収縮する。そして、特にリードスクリュー2
1の寸法精度が劣り、FDDに要求される数ミクロンの
送り精度を有するロータ軸20が得られないという問題
点が明かになった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、リードスクリュー付きロータ軸
を樹脂で成形する際の、リードスクリューの寸法精度を
向上させて、良好な送り精度が得られると共に、ロータ
軸を軽量化して低慣性モーメント化を図り得る、ステッ
ピングモータ用のリードスクリュー付きロータ軸及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載のステッピングモータ用のリードス
クリュー付きロータ軸は、ロータの回転運動をリードス
クリューで直線運動に変換するリードスクリュー付きロ
ータ軸において、中心に、少なくともリードスクリュー
と略同等の長さを有し、リードスクリューの谷径と同等
かもしくは谷径より小さい外径を有する軸を配置し、こ
の軸の外周に樹脂によってリードスクリューを一体成形
させたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載のロータ軸は、軸が予
め成形された樹脂で形成されていることを特徴とし、請
求項3記載のロータ軸は、軸が金属で形成されているこ
とを特徴とする、更に、請求項4記載のロータ軸は、軸
の表面の面粗さが、20〜100μmであることを特徴
とし、請求項5記載のロータ軸は、樹脂が液晶ポリマー
であることを特徴とする。
【0010】また、請求項6記載のステッピングモータ
用のリードスクリュー付きロータ軸の製造方法は、ロー
タの回転運動を直線運動に変換するリードスクリューを
有するロータ軸を、樹脂によって成形するリードスクリ
ュー付きロータ軸の製造方法において、金型内に、少な
くともリードスクリューと略同等の長さを有し、リード
スクリューの谷径と同等かもしくは谷径より小さい外径
を有する軸をセットし、その後、金型内に樹脂を射出し
て、軸の周囲にリードスクリューを一体成形させること
を特徴とする。
【0011】
【作用】まず、請求項1記載のステッピングモータ用の
リードスクリュー付きロータ軸によれば、リードスクリ
ューは、中心に配置された軸の周囲に一体成形される。
軸は予め成形されているため、リードスクリュー成形時
の軸方向への成形収縮が防止され、リードスクリューの
寸法精度が向上して、良好な送り精度が得られる。ま
た、ロータ軸の主要部は樹脂により成形される上、回転
中心から遠い部分の重量が軽くなるため、重量が軽くな
る上、低慣性モーメント化が図れる。
【0012】また、請求項2記載のロータ軸によれば、
軸を予め樹脂によって成形することにより、ロータ軸の
重量が一層軽くなり、より低慣性モーメント化が図れ、
請求項3記載のロータ軸によれば、線膨張係数が樹脂に
比べ小さい金属製の軸により、リードスクリューの軸方
向への成形収縮が確実に防止される。更に、請求項4記
載のロータ軸によれば、軸とリードスクリューとが機械
的に一体化されて、リードスクリューの軸に対する移動
が防止され、請求項5記載のロータ軸によれば、樹脂の
流れが一定方向に整えられて、樹脂の配向が揃えられ、
配向方向における収縮が防止されると共に、線膨張係数
を金属と同一にし得る。
【0013】また、請求項6記載のステッピングモータ
用のリードスクリュー付きロータ軸の製造方法によれ
ば、金型内に軸をセットし、例えば、金型と軸との隙間
がほとんどない状態にして金型内に樹脂を流し込む。樹
脂は、リードスクリュー部の軸の周囲を螺旋状に流れ、
隣接している螺旋部分が一体化されず、独立した状態で
成形される。これにより、螺旋部分の引っ張り応力等に
よるリードスクリューの収縮が防止されて、精度良いリ
ードスクリューが得られると共に、ロータ軸の低慣性化
が図れる。また、螺旋部分が独立して存在しているた
め、経時変化的なクリープ破壊の心配もなくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1及び図2は、本発明に係わるロータ
軸の第1の実施例を示し、図1がその側面図、図2がそ
の断面図である。このロータ軸30は、例えば、図11
に示すモータ1に適用される。
【0015】ロータ軸30は、先端側に設けられたリー
ドスクリュー31と、後端側に設けられたロータ固着部
32とで構成されている。リードスクリュー31は、そ
の中心に、樹脂製の軸33を有し、この軸33の外周
に、後述する方法により、樹脂によって一体成形されて
いる。また、ロータ固着部32もリードスクリュー31
と同一樹脂によって一体成形されている。なお、ロータ
軸30の後端面及び先端面には、ボール10、11(図
11参照)を収容する凹部34及び凹部35がそれぞれ
形成されている。
【0016】軸33は、例えば、液晶ポリマーを図示し
ない金型で成形することによって、その外径R1がリー
ドスクリュー31の谷径Rと同一になる如く設定される
と共に、その長さL1がリードスクリュー31の長さL
と略同等になる如く設定されている。また、軸33の表
面の面粗さは、20〜100μm(好ましくは、40〜
50μm)に設定されている。
【0017】次に、このロータ軸30の製造方法の一例
を、図3〜図6に基づいて説明する。まず、図3に示す
様に、2個の金型36、37をセットして、金型36に
形成されたキャビティK1内に、予め成形した軸33を
挿入し、図4に示す様に、軸33の先端を金型37に当
接させる。この時、軸33は、金型36のネジ部36a
の山とほとんど隙間がない状態でセットされる。そし
て、ゲート39を有する金型38を金型36にセット
し、ゲート39からキャビティK1内に液晶ポリマーか
らなる樹脂Jを射出する。
【0018】キャビティK1に射出された樹脂Jは、キ
ャビティK1内を、ロータ固着部36b側からネジ部3
6a方向に流れ、軸33の周囲に螺旋状に流れ込む。こ
れにより、図5に示す様に、軸33の周囲に、リードス
クリュー31がまとわりついた状態で一体成形され、ロ
ータ軸30が成形される。
【0019】ロータ軸30が成形されたら、金型38を
金型36から取り外し、成形されたロータ軸30の凹部
34に、例えば、図示しない回り止め部材を係合させ
る。この状態で、図6の矢印イ方向に金型36を回転さ
せると、ロータ軸30の回転が規制されているため、ロ
ータ軸30がキャビティK1内を、回り止め部材と共に
矢印ロ方向に移動する。そして、リードスクリュー31
が金型36のネジ部36aから離脱した時点で、ロータ
軸30が金型36から取り出される。このロータ軸30
のロータ固着部32にロータ3が固着される。
【0020】このように、上記実施例においては、ロー
タ軸30のリードスクリュー31の中心に軸33が配置
されているため、リードスクリュー31が成形収縮した
場合でも、予め成形されている軸33自身は、リードス
クリュー31の成形収縮の影響をほとんど受けることが
なく、その結果、リードスクリューの収縮も抑制され
る。また、軸33と金型36との隙間がほとんどない状
態で成形するため、樹脂が軸33の周囲に螺旋状に流れ
込み、リードスクリュー31の隣接している螺旋部、す
なわち、山と山とが一体化されることなく独立した状態
で成形されると共に、隣接する山間に引っ張り応力が作
用しなくなる。これらにより、リードスクリュー31の
寸法精度が向上し、長期間に亘り精度を維持することの
出来る良好な送り精度のリードスクリュー31を有する
ロータ軸30が得られる。
【0021】また、ロータ軸30は、全体が樹脂によっ
て形成されるため、重量が軽くなり、モータ1を回転さ
せた場合の負荷となる、ロータ3、リードスクリュー3
1、ロータ軸8及び永久磁石自身の慣性モーメントを著
しく低くすることができて、低慣性モーメント化が図れ
る。これにより、例えば小形モータの出力トルクを低下
させたり、応答性を悪化させることもなくなる。
【0022】更に、軸33の表面の面粗さが、20〜1
00μmに設定されているため、軸33に対するリード
スクリュー31の結合度が密になって機械的に一体化さ
れ、リードスクリュー31に負荷が加わった場合でも、
リードスクリュー31が軸33に沿って移動することが
ない。これにより、移動体17の送り精度が、長期に亙
って安定して維持できる等、信頼性の高いリードスクリ
ュー31が得られる。
【0023】また、樹脂として液晶ポリマーを使用し、
樹脂の流れを一定方向に整え、樹脂の配向が揃う様に成
形されるため、配向方向において、成形収縮率をほぼ0
にすることができ、金型製作が容易になると共に、液晶
ポリマーの使用により、線膨張係数を金属と略同等にす
ることができるため、膨張、収縮による応力の発生を防
止することができて、リードスクリュー31の寸法精度
を安定して維持することができる。
【0024】なお、この実施例におけるロータ軸30
を、図11のモータ1に適用したところ、移動体17の
送り精度が数ミクロンであることが、実験的に確認され
ている。また、実験によれば、ロータ軸30の軸33
と、リードスクリュー31及びロータ固着部32を、共
に液晶ポリマーで成形した場合の慣性モーメントを測定
したところ、表1の実施例1に示す結果が得られた。こ
の表1から、従来例のロータ軸8をステンレス鋼で形成
した場合に比較して、慣性モーメントが80%と大幅に
低減されることが明かになった。
【0025】
【表1】
【0026】図7及び図8は、本発明に係わるロータ軸
の第2の実施例を示し、図7がその側面図、図8がその
断面図を示している。この実施例の特徴は、軸として金
属製の軸43を使用した点にある。すなわち、ロータ軸
40の軸43は、例えば、ステンレス鋼(SUS303
等)で形成され、その長さL2は、リードスクリュー4
1の長さLと略同等に設定されている。また、軸43の
外径R2は、リードスクリュー41の谷径Rに対して所
定寸法小さく設定されると共に、その表面の面粗さは、
20〜100μmに設定されている。
【0027】このロータ軸40も、上記実施例のロータ
軸30と同様に、軸43の外周に液晶ポリマーからなる
リードスクリュー41が一体成形される。なお、ロータ
軸40の金型36〜38(図4参照)による成形時に
は、軸43をリードスクリュー41の中心に位置させる
ため、例えば軸43の周面に、リードスクリュー41の
谷径Rと同径の複数個の位置決め用の突起を設けたり、
軸43の先端面と金型37の当接面に位置決め用の凹凸
を設ける等して成形する。
【0028】この実施例においては、軸43が金属であ
るため、外部環境による影響をほとんど受けず、より寸
法精度の高いリードスクリュー41が得られると共に、
軸方向における線膨張係数が従来のリードスクリュー1
6と同等なため、例えば製造ライン等において、従来の
ロータ軸8に替えてロータ軸40を使用する等、ロータ
軸40の置き換えを容易に行うことができる。また、ロ
ータ軸40の重量も、上記実施例に比べて若干重くなる
ものの、従来例のロータ軸8に比べて大幅に軽くなり、
低慣性モーメント化が図れる等、上記ロータ軸30と同
様の作用効果が得られる。
【0029】なお、実験によれば、この実施例のロータ
軸40の慣性モーメントは、表1の実施例2に示す結果
が得られ、従来例に比較して、慣性モーメントは62%
低減されることが明らかになった。なお、この値は、リ
ードスクリューの谷径と同等の外径を有する金属軸で算
出した値である。この実施例において、軸43として
は、ステンレス鋼に限らず、一般的に良く知られる他の
金属を使用しても良い。
【0030】図9及び図10は、本発明に係わるロータ
軸の第3の実施例を示すもので、図9がその側面図、図
10がその断面図を示している。このロータ軸50の特
徴は、軸として金属製の軸53を使用すると共に、その
外径R3を、リードスクリュー51の谷径Rと同一に設
定した点にある。すなわち、軸53は、軸43と同様ス
テンレス鋼で形成され、その外径R3が、リードスクリ
ュー51の谷径Rと同一に設定され、その表面の面粗さ
も20〜100μmに設定されている。なお、軸53の
長さL3は、上記各実施例と同様、リードスクリュー5
1の長さLと略同等に設定されている。
【0031】このロータ軸50にあっては、上記実施例
のロータ軸40の作用効果の他に、リードスクリュー5
1の隣接する山と山とが一体化せず、独立して存在する
ため、第1の実施例と同様に、隣接する山に引っ張り応
力が作用しなくなって、リードスクリュー51の寸法精
度がより向上し、経時変化的なクリープ破壊の心配もな
くなるという作用効果が得られる。また、金型36への
セット作業も、容易に行える。
【0032】なお、上記各実施例においては、樹脂とし
て液晶ポリマーを使用したが、本発明はこれに何等限定
されず、例えばポリフェニレンサルファイド(PP
S)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK)、ポリサルフォン(PS
F)、ポリカーボネイト(PC)等の熱可塑性樹脂や、
熱硬化性樹脂を使用しても良い。また、上記各実施例に
おいては、軸の長さをリードスクリューより若干長く設
定したが、例えば軸をロータ固着部まで延長しても良
い。
【0033】更に、上記実施例においては、ロータ軸と
して、FDD用のステッピングモータのロータ軸につい
て説明したが、例えば、自動焦点カメラ用やミニディス
ク用のステッピングモータのロータ軸にも適用し得る。
また、上記各実施例を適宜に組み合わせる等、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であるこ
とも言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のステッピ
ングモータ用のリードスクリュー付きロータ軸及びその
製造方法にあっては、中心に軸を配置することにより、
リードスクリューを樹脂で成形する際の寸法精度を向上
させ、良好な送り精度が得られると共に、長期間に亘り
精度を維持出来る。また、主要部を樹脂により成形する
ことにより、ロータ軸を軽量化して低慣性モーメント化
を図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるロータ軸の第1の実施例を示す
側面図
【図2】同断面図
【図3】同ロータ軸の製造方法を示す軸挿入時の断面図
【図4】同軸セット時の断面図
【図5】同ロータ軸の成形状態の断面図
【図6】同ロータ軸の取り出し方法を説明するための断
面図
【図7】本発明に係わるロータ軸の第2の実施例を示す
側面図
【図8】同断面図
【図9】本発明に係わるロータ軸の第3の実施例を示す
側面図
【図10】同断面図
【図11】本発明及び従来例に共通するリードスクリュ
ータイプの永久磁石形ステッピングモータの断面図
【図12】従来のロータ軸の製造方法を説明するための
断面図
【図13】同製造方法によって成形されたロータ軸の側
面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・モータ 2・・・・・・・・・ステータ 3・・・・・・・・・ロータ 8・・・・・・・・・ロータ軸 16・・・・・・・・リードスクリュー 17・・・・・・・・移動体 30、40、50・・ロータ軸 31、41、51・・リードスクリュー 33、43、53・・軸 36〜38・・・・・金型

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータの回転運動をリードスクリューで直
    線運動に変換するリードスクリュー付きロータ軸におい
    て、中心に、少なくとも前記リードスクリューと略同等
    の長さを有し、リードスクリューの谷径と同等かもしく
    は谷径より小さい外径を有する軸を配置し、この軸の外
    周に樹脂によってリードスクリューを一体成形させたこ
    とを特徴とする、ステッピングモータ用のリードスクリ
    ュー付きロータ軸。
  2. 【請求項2】前記軸が、予め成形された樹脂で形成され
    ていることを特徴とする、請求項1記載のステッピング
    モータ用のリードスクリュー付きロータ軸。
  3. 【請求項3】前記軸が、金属で形成されていることを特
    徴とする、請求項1記載のステッピングモータ用のリー
    ドスクリュー付きロータ軸。
  4. 【請求項4】前記軸の表面の面粗さが、20〜100μ
    mであることを特徴とする、請求項2または請求項3記
    載のステッピングモータ用のリードスクリュー付きロー
    タ軸。
  5. 【請求項5】前記樹脂が、液晶ポリマーであることを特
    徴とする、請求項1または請求項2記載のステッピング
    モータ用のリードスクリュー付きロータ軸。
  6. 【請求項6】ロータの回転運動を直線運動に変換するリ
    ードスクリューを有するロータ軸を、樹脂によって成形
    するリードスクリュー付きロータ軸の製造方法におい
    て、金型内に、少なくとも前記リードスクリューと略同
    等の長さを有し、リードスクリューの谷径と同等かもし
    くは谷径より小さい外径を有する軸をセットし、その
    後、金型内に樹脂を射出して、前記軸の周囲にリードス
    クリューを一体成形させることを特徴とする、ステッピ
    ングモータ用のリードスクリュー付きロータ軸の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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