JPH07203653A - ギヤモータ - Google Patents

ギヤモータ

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JPH07203653A
JPH07203653A JP2301394A JP2301394A JPH07203653A JP H07203653 A JPH07203653 A JP H07203653A JP 2301394 A JP2301394 A JP 2301394A JP 2301394 A JP2301394 A JP 2301394A JP H07203653 A JPH07203653 A JP H07203653A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
peripheral surface
gear
internal gear
field stator
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Pending
Application number
JP2301394A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kiyofuji
芳男 清藤
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシレスギヤモータの振動の減少を目的と
する。 【構成】 回転磁界を発生する界磁用固定子21と、そ
れと作用して回転する回転子24と、回転子24の内部
にあって、回転子24の中心に対し偏心した中心をもち
回転自在に支持されている内歯歯車26と、内歯歯車2
6と噛み合う固定外歯歯車27と、出力軸30とケース
部を備えたブラシレスギヤモータにおいて、永久磁石2
3と回転子内周面19の間の偏肉厚部に1箇所以上の孔
を設け、回転子24の釣合バランスをとることにより、
運転時の振動を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]本考案は円形の界磁
用固定子と回転子からなる低速大トルク用のギヤ付きブ
ラシレスモータに関する。本考案は、ロボットや自動
車、工作機械、など種々の産業分野に適用することがで
きる。
【0002】[従来技術]一般の低速大トルク用の減速
機付きモータは、外部に突出した出力軸を持つモータ
と、減速機ボックスに収納された減速機を組み合わせ
て、減速機付きモータとして使用している。このような
従来の減速機付きモータに変わるものとして、安価で、
小型、軽量、薄型で効率の良い、低速大トルクモータを
開発し、特願平4−101558及び特願平4−226
333として開示した。このブラシレスギヤモータでは
回転子とギヤ部が一体となっていてモータの中にギヤ部
が組み込まれている。
【0003】例えば、図1に示すようなギヤモータで
は、円筒状モータケース22の内部に円筒状の界磁用固
定子21を設置して、その界磁用固定子21の内部に永
久磁石23と磁性材より成る回転子24を設け、回転子
24の内周部に回転子24の中心に対し偏心した軸受2
5を設け、軸受25の内周部に内歯歯車26を設置す
る。内歯歯車26は、ケース部に固着され突出したケー
シング軸36に固着され、且つ内歯歯車26と歯数差の
異なる固定外歯歯車27と噛み合い、この2つの歯車で
遊星歯車減速機を形成している。内歯歯車26の端面に
は、円状に複数の鋼球37が組み込まれ、鋼球37は各
々対面する出力軸端面の円形の凹部38の底部と接して
いる。上記のように構成し、界磁用固定子21の内側に
回転子24を収納し、ブラシレスモータとして回転させ
ると、回転子24の内部にある内歯歯車26に回転力が
働く。しかし、回転子24との間には軸受25が設置し
てあり、且つ、固定外歯歯車27と噛み合っているの
で、内歯歯車26は回転子24と一緒には回転しない。
内歯歯車26は内部に設置された固定外歯歯車27と常
に一部で噛み合い、その噛み合わせ箇所は固定外歯歯車
27の外周に沿って順次移動し、噛み合い箇所が一周し
た時、固定外歯歯車27には内歯歯車26と固定外歯歯
車27の歯数差分だけ一定方向に回転力が発生するが、
固定外歯歯車27は回転せずに内歯歯車26が回転子2
4と反対方向に偏心揺動しながら回転する。内歯歯車2
5の偏心揺動回転力は内歯歯車26の端面に組み込まれ
た複数の鋼球37から出力軸30の端面の円形の凹部3
8をへて、出力軸30に伝達される。この時の減速比は
(内歯歯車の歯数−固定外歯歯車の歯数)/(固定外歯
歯車の歯数)で表せる。例えば、内歯歯車の歯数を61
固定歯車の歯数を60とすれば、減速比は60分の1と
なる。
【0004】同様に図4の様に界磁用固定子41の外部
に回転子44を配置し、ブラシレスモータとして回転さ
せても同じ効果が得られる。界磁用固定子41の外側に
回転子44を設置し、回転子44を回転させると、回転
子44の外周部にある外歯歯車46に回転力が発生す
る。 しかし回転子44との間には軸受45が設置して
あり、且つ固定内歯歯車47と噛み合っているので外歯
歯車46は回転子44と一緒には回転しない。外歯歯車
46は外部に設置された固定内歯歯車47と常に一部で
噛み合い、その噛み合わせ箇所は固定内歯歯車47の内
周に沿って順次移動し、噛み合い箇所が一周した時、固
定内歯歯車47には外歯歯車46と固定内歯歯車47の
歯数差分だけ一定方向に回転力が発生するが、固定内歯
歯車47は回転せずに外歯歯車46が回転子44と反対
方向に偏心揺動しながら回転する。外歯歯車46の端面
には複数の鋼球37が組み込まれているので減速された
回転力は、外歯歯車46から鋼球37、出力軸端面の円
形の凹部38をへて出力軸30に伝達される。
【0005】[発明が解決しようとする課題]ところ
が、先行技術として開示したギヤモータにおいて、内歯
歯車26の偏心揺動運動を妨げない様回転子内周面19
が偏心しているので、永久磁石23と回転子内周面19
の間の肉厚が均一でなく、偏肉厚である。従って回転子
24の釣合バランスが悪く、且つ、回転トルク発生に関
係する磁気回路も均一でなく、すなわち永久磁石23−
界磁用固定子21−回転子24間の回転子24の磁気通
路断面積も均一でなく、従って磁気抵抗も均一でなく、
磁気的バランスが悪く、振動の原因になる欠点がある。
【0006】[発明の目的]本考案は、このような問題
点に着目してなされたものであり、振動が少ないギヤモ
ータを提供することを目的とするものである。
【0007】[課題を解決するための手段]上記目的を
達成する為の手段を、以下、実施例に対応する第1図、
第2図、第3図、第5図を用いて説明する。尚、実施例
は回転子の偏肉厚部に設けた孔以外は、先行技術を示す
図1及び図2図3と同じ構成であって、本願実施例に於
ける部材と機能を同一にする部材には、同一の番号が付
されている。又、第3図は第1図のA−A′面から見た
図であり、第5図はB−B′から見た図である。このギ
ヤモータは円筒状モータケース20の内部に円筒状の界
磁用固定子21を設置して、その界磁用固定子21の内
部に永久磁石23と磁性材より成る回転子24を設け、
中心に対し偏心した回転子内周面19と永久磁石23の
間の偏肉厚部に、軸30と同一方向に1箇所以上の孔を
設け、回転子24の釣合バランスをとる。又、回転子2
4の内周部に回転子24の中心に対し偏心した軸受25
を設け、軸受25の内周部に内歯歯車26を設置する。
内歯歯車26は、出力軸30に固着されて且つ内歯歯車
26と歯数の異なる固定外歯歯車27と噛み合い、この
2つの歯車で遊星歯車減速機を形成している。内歯歯車
26の端面側には、対面する端面をもつ出力軸30があ
り、両者の間に鋼球37がある。内歯歯車26の端面に
は円状に複数の鋼球37が組み込まれ、この鋼球37は
各々対面する出力軸端面の円形の凹部38の底部と接し
ている。円形の凹部38の直径は内歯歯車26の揺動運
動による偏心半径の2倍に鋼球37の直径を加えた値に
する。又、円形の凹部38の形状は円筒形あるいは鋼球
37の半径と同一の曲面からなる鍋底状とし、又、対面
する各々の端面同士が衝突しないようギャップを設け
る。
【0008】[作用]上記のように構成し、ブラシレス
モータとして回転させると、内歯歯車26は固定外歯歯
車27の外周を公転(偏心揺動運動)しながら、該固定
外歯歯車27との歯数差分だけ公転方向と反対の方向に
自転する。内歯歯車26の端面には円状に複数の鋼球3
7が組み込まれ、鋼球37は各々対面する出力軸端面の
円形の凹部38の底部と接しているので、鋼球37は底
部のR面に沿って、滑りながら転がり、公転による偏心
距離を半径とする円運動をして、内歯歯車26の自転に
よる減速回転のみが出力軸30に伝達され、減速出力の
みを取り出すことができる。回転子内周面19は中心に
対し偏心しているので、回転子24の永久磁石24と回
転子内周面19との間の偏肉厚部に1箇所以上の孔19
を設け、釣合バランスをとることにより、4極の永久磁
石−回転子−界磁用固定子間の各々の磁束分布もほぼ均
一に成り、即ち回転子24の偏肉厚部と偏肉薄部の磁気
抵抗がほぼ均一になる様改善され、回転子24は滑らか
に回転し、振動の発生も少なくなる。
【0009】[実施例]以下、添付図面に基づいて本発
明の実施例を説明する。第5図は本発明を適用したギヤ
モータの内部構造を示すものであり、回転子24の偏肉
厚部の孔18以外の構造は第1図と同一である。図中、
22はケース、21は6極の磁極鉄心から成る円筒状の
界磁用固定子、31は界磁用固定子21の磁極鉄心にに
巻かれた巻線、23は4極の円筒状永久磁石、24は回
転子で、永久磁石と内周面との間の偏肉厚部に孔があい
ている。軸受32とケーシング軸36で支持されてい
る。27は固定外歯歯車でケーシング軸36に固着され
ている。26は端面に複数の鋼球が組み込まれた内歯歯
車、25は軸受である。軸受け25とその内周面に収納
されている内歯歯車26は回転子軸中心に対し、偏心し
ている。回転子24の偏肉厚部には軸と同一方向に孔1
8があいており、回転子24の釣合バランス及び磁気バ
ランスをとっている。
【0010】[効果]本発明によれば、回転子の釣合バ
ランスをとることにより、回転子磁気回路のバランスも
改善され、振動が少なくなり、滑らかに回転する。
【図面の簡単な説明】
〔第1図〕は本発明の先行技術を示す断面図である。 〔第2図〕は本発明の先行技術を示す説明図である。 〔第3図〕は本発明の先行技術を示す説明図である。 〔第4図〕は本発明の先行技術を示す説明図である。 〔第5図〕は本発明の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
22,48 ケー
ス 21,41 界磁
用固定子 31,42 巻線 23,43 永久
磁石 24,44 回転
子 30 出力
軸 27,46 外歯
歯車 35 ブラ
ケット 25,32,33,34 軸受
け 26,47 内歯
歯車 36,49 ケー
シング軸 18 偏肉
厚部の孔 19 回転
子内周面 37 鋼球 38 円形
の凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上に配列された複数の励磁磁極を有
    する界磁用固定子と、界磁用固定子との間に均一なエア
    ギャップを保ち、内側にあって回転する回転子と、回転
    子の内周面に回転子の中心に対し偏心した軸受けを配置
    し、その軸受けの内周面に内歯歯車を配置し、内歯歯車
    と噛み合い、且つ、ケース部から突出した軸に固着され
    た歯数の異なる外歯歯車を配置したブラシレスモータに
    おいて、回転子の偏肉厚部に、軸と同一方向に1箇所以
    上の孔を設けたことを特徴としたギヤモータ。
  2. 【請求項2】 円周上に配列された複数の励磁磁極を有
    する界磁用固定子と、界磁用固定子との間に均一なエア
    ギャップを保ち外側にあって回転する回転子と、回転子
    の外周面に回転子の中心に対し偏心した軸受けを配置
    し、その軸受けの外周面に外歯歯車を設置し、外歯歯車
    と噛み合い、且つ、ケース部に固着された歯数の異なる
    内歯歯車を設置したブラシレスモータにおいて、回転子
    の偏肉厚部に、軸と同一方向に1箇所以上の孔を設けた
    ことを特徴としたギヤモータ。
JP2301394A 1994-01-06 1994-01-06 ギヤモータ Pending JPH07203653A (ja)

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JP2301394A JPH07203653A (ja) 1994-01-06 1994-01-06 ギヤモータ

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JP2301394A JPH07203653A (ja) 1994-01-06 1994-01-06 ギヤモータ

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JPH07203653A true JPH07203653A (ja) 1995-08-04

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ID=12098616

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JP2301394A Pending JPH07203653A (ja) 1994-01-06 1994-01-06 ギヤモータ

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