JPH07203423A - 侵入監視装置 - Google Patents
侵入監視装置Info
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- JPH07203423A JPH07203423A JP35017393A JP35017393A JPH07203423A JP H07203423 A JPH07203423 A JP H07203423A JP 35017393 A JP35017393 A JP 35017393A JP 35017393 A JP35017393 A JP 35017393A JP H07203423 A JPH07203423 A JP H07203423A
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Landscapes
- Alarm Systems (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異物侵入をセンサを用いずに検出可能であ
り、設備全体の構成を簡略化することができ、また、正
確に異物の侵入のみを検出することができる侵入監視装
置を提供すること。 【構成】 この侵入監視装置は、被監視空間の撮影を行
うCCDカメラ10と、撮影した画像を粗い複数領域に
分割してそれぞれの階調データを求めるための同期分離
回路12,LPF14,ビデオアンプ16,A/Dコン
バータ18と、これらの階調データを2フレーム分格納
するメモリ32と、2フレーム分の階調データを比較し
て不一致の場合に異物の侵入を検出するCPU30とを
含んで構成される。異物の侵入が検出されると、警報装
置42から所定のアラーム音が発せられるとともに、C
CDカメラ10によって撮影された画像がモニタ装置4
0に表示される。
り、設備全体の構成を簡略化することができ、また、正
確に異物の侵入のみを検出することができる侵入監視装
置を提供すること。 【構成】 この侵入監視装置は、被監視空間の撮影を行
うCCDカメラ10と、撮影した画像を粗い複数領域に
分割してそれぞれの階調データを求めるための同期分離
回路12,LPF14,ビデオアンプ16,A/Dコン
バータ18と、これらの階調データを2フレーム分格納
するメモリ32と、2フレーム分の階調データを比較し
て不一致の場合に異物の侵入を検出するCPU30とを
含んで構成される。異物の侵入が検出されると、警報装
置42から所定のアラーム音が発せられるとともに、C
CDカメラ10によって撮影された画像がモニタ装置4
0に表示される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般住宅等において不
審者の侵入を監視するようにした侵入監視装置に関す
る。
審者の侵入を監視するようにした侵入監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ホームセキュリティシステムの充
実に伴い、一般住宅にも不審者の侵入を検出する侵入監
視装置が用いられるようになっている。例えば、このよ
うな一般住宅にも適用可能な技術として特開昭61−7
7484号公報に開示された「セキュリティシステム」
がある。
実に伴い、一般住宅にも不審者の侵入を検出する侵入監
視装置が用いられるようになっている。例えば、このよ
うな一般住宅にも適用可能な技術として特開昭61−7
7484号公報に開示された「セキュリティシステム」
がある。
【0003】このセキュリティシステムは、被監視所へ
の異物侵入を感知したセンサの異物感知信号でビデオレ
コーダを起動し、テレビカメラの撮影画像を録画すると
ともに、異物侵入を遠方監視装置で監視所へ通報するこ
とにより、侵入者の存在を知らせるというものである。
の異物侵入を感知したセンサの異物感知信号でビデオレ
コーダを起動し、テレビカメラの撮影画像を録画すると
ともに、異物侵入を遠方監視装置で監視所へ通報するこ
とにより、侵入者の存在を知らせるというものである。
【0004】このセキュリティシステムによれば、異物
侵入を確実に検出することができるとともに、異物侵入
時の画像も録画しているため、事後の解析が容易に行え
るという利点がある。
侵入を確実に検出することができるとともに、異物侵入
時の画像も録画しているため、事後の解析が容易に行え
るという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のセキュリティーシステムにおいては、テレビカメラ
とは別に異物侵入検出用のセンサを設けなければなら
ず、設備が複雑になるという問題があった。特に、セン
サを設置するためには、天井裏あるいは壁伝いに配線を
行わなければならず、このセンサを複数箇所に設置する
場合には、その配線だけでもかなり煩雑となる。
来のセキュリティーシステムにおいては、テレビカメラ
とは別に異物侵入検出用のセンサを設けなければなら
ず、設備が複雑になるという問題があった。特に、セン
サを設置するためには、天井裏あるいは壁伝いに配線を
行わなければならず、このセンサを複数箇所に設置する
場合には、その配線だけでもかなり煩雑となる。
【0006】また、上述した従来のセキュリティシステ
ムにおいては、センサによって異物侵入を感知すると、
即座に監視所への通報が行われるため、正当な来訪者等
が被監視空間に入った場合でも通報が行われることにな
り、正確に異物侵入か否かの判断ができないという問題
があった。
ムにおいては、センサによって異物侵入を感知すると、
即座に監視所への通報が行われるため、正当な来訪者等
が被監視空間に入った場合でも通報が行われることにな
り、正確に異物侵入か否かの判断ができないという問題
があった。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、異物侵入をセンサを用いず
に検出可能であり、設備全体の構成を簡略化することが
可能である侵入監視装置を提供することにある。
たものであり、その目的は、異物侵入をセンサを用いず
に検出可能であり、設備全体の構成を簡略化することが
可能である侵入監視装置を提供することにある。
【0008】また、他の目的は、正確に異物の侵入のみ
を検出することができる侵入監視装置を提供することに
ある。
を検出することができる侵入監視装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の侵入監視装置は、被監視空間の撮影
を行うビデオカメラと、1フレームを複数の領域に分割
し、前記ビデオカメラによって撮影した画像に基づいて
各分割領域毎の階調データを出力する階調処理部と、前
記階調処理部から出力される少なくとも2フレーム分に
相当する複数の階調データを格納するメモリと、前記メ
モリから同一の場所についての複数の階調データを読み
出すとともに、これを比較する画像比較手段と、前記画
像比較手段により階調データ間に不一致を検出したとき
に異物の侵入を判定する侵入判定手段と、を備えること
を特徴とする。
ために、請求項1の侵入監視装置は、被監視空間の撮影
を行うビデオカメラと、1フレームを複数の領域に分割
し、前記ビデオカメラによって撮影した画像に基づいて
各分割領域毎の階調データを出力する階調処理部と、前
記階調処理部から出力される少なくとも2フレーム分に
相当する複数の階調データを格納するメモリと、前記メ
モリから同一の場所についての複数の階調データを読み
出すとともに、これを比較する画像比較手段と、前記画
像比較手段により階調データ間に不一致を検出したとき
に異物の侵入を判定する侵入判定手段と、を備えること
を特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記画像比較手段は、各フレームを構成する複数領
域の階調データの内の特定領域のみに対して、前記フレ
ームの各階調データの比較を行うことを特徴とする。
て、前記画像比較手段は、各フレームを構成する複数領
域の階調データの内の特定領域のみに対して、前記フレ
ームの各階調データの比較を行うことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記侵入判定手段によって異物の侵入が検出された
ときに起動されるタイマ回路と、操作することにより前
記タイマ回路をリセットする操作手段と、前記操作手段
が操作されることなくタイマ回路が所定時間の経過を検
知したときに、異物の侵入を通知する所定の警報動作を
行う警報手段と、をさらに備えることを特徴とする。
て、前記侵入判定手段によって異物の侵入が検出された
ときに起動されるタイマ回路と、操作することにより前
記タイマ回路をリセットする操作手段と、前記操作手段
が操作されることなくタイマ回路が所定時間の経過を検
知したときに、異物の侵入を通知する所定の警報動作を
行う警報手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の侵入監視装置は、被監視空間をビデ
オカメラで撮影して、階調処理部によって撮影した画像
の各フレームを構成する複数領域のそれぞれの階調デー
タを求める処理が行われる。処理された階調データは少
なくとも2フレーム分がメモリに格納される。そして、
メモリに格納されたこれら2フレーム分の各階調データ
が画像比較手段により比較される。具体的には、2フレ
ーム分の各階調データの中から、同一の撮影領域に対応
するものが抽出され、これらの抽出された2つの階調デ
ータが一致しているか否かが判断される。不一致の場合
には、侵入判定手段により異物の侵入検出が行われる。
オカメラで撮影して、階調処理部によって撮影した画像
の各フレームを構成する複数領域のそれぞれの階調デー
タを求める処理が行われる。処理された階調データは少
なくとも2フレーム分がメモリに格納される。そして、
メモリに格納されたこれら2フレーム分の各階調データ
が画像比較手段により比較される。具体的には、2フレ
ーム分の各階調データの中から、同一の撮影領域に対応
するものが抽出され、これらの抽出された2つの階調デ
ータが一致しているか否かが判断される。不一致の場合
には、侵入判定手段により異物の侵入検出が行われる。
【0013】請求項1の発明によれば、撮影した画像の
各階調データに対して粗い分割領域単位で階調比較を行
うことにより、異物の侵入検出を行っており、ビデオカ
メラとは別にセンサを設ける必要がなく、設備全体の簡
略化が可能となる。特に、ビデオカメラによって撮影し
た画像に基づいて異物の侵入検出を行っているため、被
監視空間から隔たった位置にビデオカメラを設置するよ
うにしてもよく、被監視空間が設定された部屋の隅にビ
デオカメラを設置する場合等においてはその配線を最小
限に抑えることができる。
各階調データに対して粗い分割領域単位で階調比較を行
うことにより、異物の侵入検出を行っており、ビデオカ
メラとは別にセンサを設ける必要がなく、設備全体の簡
略化が可能となる。特に、ビデオカメラによって撮影し
た画像に基づいて異物の侵入検出を行っているため、被
監視空間から隔たった位置にビデオカメラを設置するよ
うにしてもよく、被監視空間が設定された部屋の隅にビ
デオカメラを設置する場合等においてはその配線を最小
限に抑えることができる。
【0014】また、請求項2の侵入監視装置は、撮影さ
れた画像の各フレームを構成する複数領域の階調データ
の中から特定領域のみを抽出して上述した画像比較手段
による2つの階調データの比較を行っている。したがっ
て、撮影した被監視空間の一部のみに着目して監視動作
を行うことにより、正確に異物の侵入のみを検出するこ
とが可能となる。例えば、一般住宅の玄関先等におい
て、被監視空間の下部領域に犬や猫等が侵入した場合
に、これをその都度異物の侵入と判断していたのではそ
の度にアラーム等が発せられることになるため、被監視
空間の下部領域を除く領域のみに対して上述した監視動
作を行うようにすれば、真の異物の侵入のみを正確に検
出することができる。
れた画像の各フレームを構成する複数領域の階調データ
の中から特定領域のみを抽出して上述した画像比較手段
による2つの階調データの比較を行っている。したがっ
て、撮影した被監視空間の一部のみに着目して監視動作
を行うことにより、正確に異物の侵入のみを検出するこ
とが可能となる。例えば、一般住宅の玄関先等におい
て、被監視空間の下部領域に犬や猫等が侵入した場合
に、これをその都度異物の侵入と判断していたのではそ
の度にアラーム等が発せられることになるため、被監視
空間の下部領域を除く領域のみに対して上述した監視動
作を行うようにすれば、真の異物の侵入のみを正確に検
出することができる。
【0015】また、請求項3の侵入監視装置では、侵入
判定手段によって異物の侵入が検出されたときにタイマ
回路が起動され、所定時間経過前に操作手段が操作され
た場合にはこのタイマ回路がリセットされる。一方、所
定時間内に操作手段が操作されない場合には、警報手段
によって所定の警報動作が行われる。したがって、正当
な来訪者等が被撮影空間内に入った場合には、所定時間
内に操作手段を操作することにより警報動作が回避さ
れ、正確に異物の侵入に対してのみ警報動作を行うこと
ができる。
判定手段によって異物の侵入が検出されたときにタイマ
回路が起動され、所定時間経過前に操作手段が操作され
た場合にはこのタイマ回路がリセットされる。一方、所
定時間内に操作手段が操作されない場合には、警報手段
によって所定の警報動作が行われる。したがって、正当
な来訪者等が被撮影空間内に入った場合には、所定時間
内に操作手段を操作することにより警報動作が回避さ
れ、正確に異物の侵入に対してのみ警報動作を行うこと
ができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明を適用した一実施例の侵入
監視装置の構成を示す図である。例えば、一般住宅の玄
関先に侵入した不審者を監視するための構成が示されて
いる。
監視装置の構成を示す図である。例えば、一般住宅の玄
関先に侵入した不審者を監視するための構成が示されて
いる。
【0018】同図において、CCDカメラ10は、玄関
先の所定領域を被監視空間として撮影するためのもので
あり、垂直方向に525本の走査線を有している。この
CCDカメラ10から出力される複合信号は、同期分離
回路12およびローパスフィルタ(LPF)14,ビデ
オアンプ16を介してアナログーデジタル(A/D)コ
ンバータ18に入力される。
先の所定領域を被監視空間として撮影するためのもので
あり、垂直方向に525本の走査線を有している。この
CCDカメラ10から出力される複合信号は、同期分離
回路12およびローパスフィルタ(LPF)14,ビデ
オアンプ16を介してアナログーデジタル(A/D)コ
ンバータ18に入力される。
【0019】同期分離回路12は、CCDカメラ10か
ら入力される複合信号から映像信号と同期信号を分離
し、その中の映像信号のみをLPF14へ出力し、同期
信号をメモリ32への書き込みトリガ信号としてCPU
30へ出力する。LPF14は、同期分離回路12から
入力される信号の内の低周波成分のみを通過させる。一
般に、複合信号には輝度信号と色信号とが含まれてお
り、輝度信号が周波数帯域内の低周波側に、色信号が高
周波側に配置されている。したがって、このLPF14
を通すことにより、複合信号の中の輝度信号のみが抽出
され、この抽出された輝度信号がビデオアンプ16に入
力される。ビデオアンプ16は、入力される輝度信号を
アナログーデジタル変換に必要な電圧レベルに増幅して
A/Dコンバータ18に向け出力する。
ら入力される複合信号から映像信号と同期信号を分離
し、その中の映像信号のみをLPF14へ出力し、同期
信号をメモリ32への書き込みトリガ信号としてCPU
30へ出力する。LPF14は、同期分離回路12から
入力される信号の内の低周波成分のみを通過させる。一
般に、複合信号には輝度信号と色信号とが含まれてお
り、輝度信号が周波数帯域内の低周波側に、色信号が高
周波側に配置されている。したがって、このLPF14
を通すことにより、複合信号の中の輝度信号のみが抽出
され、この抽出された輝度信号がビデオアンプ16に入
力される。ビデオアンプ16は、入力される輝度信号を
アナログーデジタル変換に必要な電圧レベルに増幅して
A/Dコンバータ18に向け出力する。
【0020】A/Dコンバータ18は、ビデオアンプ1
6によって増幅された輝度信号に対して所定のアナログ
ーデジタル変換を行う。例えば、1フレーム分の画像を
水平方向に24分割する場合には周波数455KHzでサ
ンプリングを行い、それぞれのサンプリングによって得
られた輝度信号を8ビットのデジタルデータに変換す
る。デジタルデータに変換された輝度信号(階調デー
タ)は、入出力切替部20を介してメモリ32に入力さ
れる。
6によって増幅された輝度信号に対して所定のアナログ
ーデジタル変換を行う。例えば、1フレーム分の画像を
水平方向に24分割する場合には周波数455KHzでサ
ンプリングを行い、それぞれのサンプリングによって得
られた輝度信号を8ビットのデジタルデータに変換す
る。デジタルデータに変換された輝度信号(階調デー
タ)は、入出力切替部20を介してメモリ32に入力さ
れる。
【0021】入出力切替部20は、メモリ32のデータ
端子をA/Dコンバータ18および後述するCPU30
のいずれか一方に接続するための切替動作を行う。この
入出力切替部20は、CPU30の指示に応じて入出力
切替制御部21の制御によって切替動作を行っている。
端子をA/Dコンバータ18および後述するCPU30
のいずれか一方に接続するための切替動作を行う。この
入出力切替部20は、CPU30の指示に応じて入出力
切替制御部21の制御によって切替動作を行っている。
【0022】メモリ32は、A/Dコンバータ18から
出力される階調データを格納するためのものであり、2
フレーム分の階調データを格納する。例えば、1つのフ
レームの階調データをA領域に格納し、他のフレームの
階調データをB領域に格納する。
出力される階調データを格納するためのものであり、2
フレーム分の階調データを格納する。例えば、1つのフ
レームの階調データをA領域に格納し、他のフレームの
階調データをB領域に格納する。
【0023】CPU30は、メモリ32に対するデータ
の入出力制御を行うとともに、本実施例の侵入監視装置
の全体を制御するものである。具体的には、CPU30
はメモリ32のアドレス指定を行ってA/Dコンバータ
18から出力される階調データの書き込みを行うととも
に、この書き込まれた階調データの読み出しを行う。そ
して、2フレーム分の輝度データを順に読み出すことに
より後述する画像比較処理および侵入検出処理を行う。
の入出力制御を行うとともに、本実施例の侵入監視装置
の全体を制御するものである。具体的には、CPU30
はメモリ32のアドレス指定を行ってA/Dコンバータ
18から出力される階調データの書き込みを行うととも
に、この書き込まれた階調データの読み出しを行う。そ
して、2フレーム分の輝度データを順に読み出すことに
より後述する画像比較処理および侵入検出処理を行う。
【0024】タイマ回路34は、CPU30からの起動
指示を受けて起動され、所定時間経過後にタイムアップ
信号をCPU30に送り返す。また、この計数動作中に
押しボタンスイッチ38が押された場合にはリセットさ
れ、CPU30へのタイムアップ信号は出力されないよ
うになっている。
指示を受けて起動され、所定時間経過後にタイムアップ
信号をCPU30に送り返す。また、この計数動作中に
押しボタンスイッチ38が押された場合にはリセットさ
れ、CPU30へのタイムアップ信号は出力されないよ
うになっている。
【0025】インタフェース36は、CPU30からの
指示を屋内の別室に設けられたモニタ装置40および警
報装置42に伝えるためのものである。モニタ装置40
は、CPU30からの所定の指示がインタフェース36
を介して送られてくると、玄関先に設置されたCCDカ
メラ10によって撮影された影像をCRT画面あるいは
LCD画面に表示する。警報装置42は、CPU30か
ら出力される所定の指示がインタフェース36を介して
送られてくると、不審者の存在を知らせるためのアラー
ム音を出力する。
指示を屋内の別室に設けられたモニタ装置40および警
報装置42に伝えるためのものである。モニタ装置40
は、CPU30からの所定の指示がインタフェース36
を介して送られてくると、玄関先に設置されたCCDカ
メラ10によって撮影された影像をCRT画面あるいは
LCD画面に表示する。警報装置42は、CPU30か
ら出力される所定の指示がインタフェース36を介して
送られてくると、不審者の存在を知らせるためのアラー
ム音を出力する。
【0026】図2は、本実施例の侵入監視装置の具体的
な配置の一例を示す図である。例えば同図に示すよう
に、CCDカメラ10が玄関先を撮影可能な方向に軒下
に取付け固定されている。また、押しボタンスイッチ3
8が玄関扉(図示せず)横の所定位置に取付けられてい
る。この押しボタンスイッチ38は呼び鈴のスイッチを
兼用しており、この押しボタンスイッチ38が押下され
ると、上述した図1のタイマ回路34がリセットされる
とともに、屋内側に所定のチャイム音が発せられるよう
になっている。
な配置の一例を示す図である。例えば同図に示すよう
に、CCDカメラ10が玄関先を撮影可能な方向に軒下
に取付け固定されている。また、押しボタンスイッチ3
8が玄関扉(図示せず)横の所定位置に取付けられてい
る。この押しボタンスイッチ38は呼び鈴のスイッチを
兼用しており、この押しボタンスイッチ38が押下され
ると、上述した図1のタイマ回路34がリセットされる
とともに、屋内側に所定のチャイム音が発せられるよう
になっている。
【0027】また、モニタ装置40および警報装置42
が屋内別室の壁パネルの一部を利用して取付け固定され
ている。なお、上述したCCDカメラ10,押しボタン
スイッチ38,モニタ装置40および警報装置42以外
の構成は、モニタ装置40および警報装置42の近傍の
壁パネル内に一体化して収納されており、接続ケーブル
の配回しが最小限で済むようになっている。
が屋内別室の壁パネルの一部を利用して取付け固定され
ている。なお、上述したCCDカメラ10,押しボタン
スイッチ38,モニタ装置40および警報装置42以外
の構成は、モニタ装置40および警報装置42の近傍の
壁パネル内に一体化して収納されており、接続ケーブル
の配回しが最小限で済むようになっている。
【0028】図3は、本実施例の侵入監視装置による被
監視空間の概要を示す図である。同図に示すように、C
CDカメラ10は、水平視野角110゜および垂直視野
角75゜を有し、約5m先の長方形領域(縦が約8mで
横が約14mの領域)を撮影している。また、本実施例
の侵入監視装置は、このような1フレーム分の影像につ
いて、水平方向に24分割および垂直方向に4分割して
各分割領域毎に単一の輝度データ(階調データ)を求め
る階調処理を行う。そして、これらの階調処理を2フレ
ーム分の映像について行い、これら2フレームの各階調
データを比較して、違いがあった場合に不審者の侵入が
あったものと判断している。
監視空間の概要を示す図である。同図に示すように、C
CDカメラ10は、水平視野角110゜および垂直視野
角75゜を有し、約5m先の長方形領域(縦が約8mで
横が約14mの領域)を撮影している。また、本実施例
の侵入監視装置は、このような1フレーム分の影像につ
いて、水平方向に24分割および垂直方向に4分割して
各分割領域毎に単一の輝度データ(階調データ)を求め
る階調処理を行う。そして、これらの階調処理を2フレ
ーム分の映像について行い、これら2フレームの各階調
データを比較して、違いがあった場合に不審者の侵入が
あったものと判断している。
【0029】次に、上述した構成を有する本実施例の侵
入監視装置の詳細な動作について説明する。
入監視装置の詳細な動作について説明する。
【0030】図4は、本実施例の侵入監視装置の動作手
順を示す図である。また、図5は、本実施例の侵入監視
装置において、撮影した2フレーム分の画像と、それら
に基づいて行われる階調処理の概要を示す図である。
順を示す図である。また、図5は、本実施例の侵入監視
装置において、撮影した2フレーム分の画像と、それら
に基づいて行われる階調処理の概要を示す図である。
【0031】以下、これらの図を参照しながら、本実施
例の全体動作および階調処理,画像比較処理,侵入検出
処理のそれぞれについて詳細に説明する。
例の全体動作および階調処理,画像比較処理,侵入検出
処理のそれぞれについて詳細に説明する。
【0032】まず、CCDカメラ10によって画像取り
込み(ステップ400)が行われるとともに、A/Dコ
ンバータ18および分離回路12,LPF14,ビデオ
アンプ16によって階調処理が行われる(ステップ40
1)。
込み(ステップ400)が行われるとともに、A/Dコ
ンバータ18および分離回路12,LPF14,ビデオ
アンプ16によって階調処理が行われる(ステップ40
1)。
【0033】例えば、図5(A)に示すような画像につ
いて縦方向に4分割する場合には、CCDカメラ10か
ら出力される画像の1フレームを構成する525本の走
査線に対応するNTSC信号の中から125本に1本の
割合で信号抽出を行い、抽出された4本の走査線に対応
した信号のみをメモリ32に書き込むようにすればよ
い。また、同図(A)に示すように、横方向に24分割
する場合には、上述したようにA/Dコンバータ18に
よって1本の走査線に対応した信号を24分割するサン
プリングレートでメモリ32へ書き込みをするようにす
ればよい。A/Dコンバータ18は、入力された輝度信
号を8ビットの階調データに変換しており、この階調処
理によって1フレームに対応する4×24個の階調デー
タが得られることになる。 図5(B)は、A/Dコン
バータ18による階調処理の結果を示しており、1フレ
ームを構成するそれぞれの分割領域毎に得られた階調デ
ータについて、同一のものについて同一種類のハッチン
グを施したものである。
いて縦方向に4分割する場合には、CCDカメラ10か
ら出力される画像の1フレームを構成する525本の走
査線に対応するNTSC信号の中から125本に1本の
割合で信号抽出を行い、抽出された4本の走査線に対応
した信号のみをメモリ32に書き込むようにすればよ
い。また、同図(A)に示すように、横方向に24分割
する場合には、上述したようにA/Dコンバータ18に
よって1本の走査線に対応した信号を24分割するサン
プリングレートでメモリ32へ書き込みをするようにす
ればよい。A/Dコンバータ18は、入力された輝度信
号を8ビットの階調データに変換しており、この階調処
理によって1フレームに対応する4×24個の階調デー
タが得られることになる。 図5(B)は、A/Dコン
バータ18による階調処理の結果を示しており、1フレ
ームを構成するそれぞれの分割領域毎に得られた階調デ
ータについて、同一のものについて同一種類のハッチン
グを施したものである。
【0034】このようにして得られた1フレーム分の階
調データは、CPU30によってアドレス指定されたメ
モリ32の例えばA領域に順に格納される(ステップ4
02)。なお、メモリ32のB領域には、所定時間(例
えば3秒)前に撮影された図5(C)に示す画像を同図
(D)に示すように階調処理した階調データが既に格納
されているものとする。
調データは、CPU30によってアドレス指定されたメ
モリ32の例えばA領域に順に格納される(ステップ4
02)。なお、メモリ32のB領域には、所定時間(例
えば3秒)前に撮影された図5(C)に示す画像を同図
(D)に示すように階調処理した階調データが既に格納
されているものとする。
【0035】次に、CPU30によって同一場所の2つ
の階調データの読出し、すなわち、メモリ32内のA領
域とB領域のそれぞれに格納された階調データの読出し
が行われる(ステップ403)。具体的には、CPU3
0は、図5(B)と同図(D)に示した同一の分割位置
に対応した階調データをメモリ32のA領域とB領域の
それぞれから読み出す。
の階調データの読出し、すなわち、メモリ32内のA領
域とB領域のそれぞれに格納された階調データの読出し
が行われる(ステップ403)。具体的には、CPU3
0は、図5(B)と同図(D)に示した同一の分割位置
に対応した階調データをメモリ32のA領域とB領域の
それぞれから読み出す。
【0036】次に、CPU30は、これら読み出した2
つの階調データを比較し、一致しているか否かを判定す
る(ステップ404)。メモリ32に格納してある2フ
レーム分の階調データの全てが各分割領域毎に一致して
いる場合には肯定判断を行って、ステップ400以降の
処理が繰り返される。なお、メモリ32内のA領域およ
びB領域を比べると、B領域に格納されているフレーム
の階調データの方が古いため、次に階調処理されたデー
タはこのB領域に格納される。
つの階調データを比較し、一致しているか否かを判定す
る(ステップ404)。メモリ32に格納してある2フ
レーム分の階調データの全てが各分割領域毎に一致して
いる場合には肯定判断を行って、ステップ400以降の
処理が繰り返される。なお、メモリ32内のA領域およ
びB領域を比べると、B領域に格納されているフレーム
の階調データの方が古いため、次に階調処理されたデー
タはこのB領域に格納される。
【0037】また、2フレーム分の階調データの中の少
なくとも一組について一致していないものがある場合に
は、ステップ404において否定判断が行われ、次にC
PU30によってタイマ回路34が起動(ステップ40
5)されるとともに、このタイマ回路34からタイムア
ップ信号が出力されるまでの間に押しボタンスイッチ3
8が操作されたか否かが判定される(ステップ40
6)。所定時間内に押しボタンスイッチ38が操作され
た場合には肯定判断が行われ、押しボタンスイッチ38
を操作した来訪者との通話が可能となる(ステップ40
7)。
なくとも一組について一致していないものがある場合に
は、ステップ404において否定判断が行われ、次にC
PU30によってタイマ回路34が起動(ステップ40
5)されるとともに、このタイマ回路34からタイムア
ップ信号が出力されるまでの間に押しボタンスイッチ3
8が操作されたか否かが判定される(ステップ40
6)。所定時間内に押しボタンスイッチ38が操作され
た場合には肯定判断が行われ、押しボタンスイッチ38
を操作した来訪者との通話が可能となる(ステップ40
7)。
【0038】一方、タイマ回路34からタイムアップ信
号が出力されるまでの間に押しボタンスイッチ38が操
作されない場合には、ステップ406において否定判断
が行われ、次にCPU30によってモニタ装置40およ
び警報装置42が起動される。すなわち、警報装置42
から不審者の侵入を知らせるアラーム音を発するととも
に、CCDカメラ40の撮影によってとらえた不審者の
影像をモニタ装置40の画面上に表示する。
号が出力されるまでの間に押しボタンスイッチ38が操
作されない場合には、ステップ406において否定判断
が行われ、次にCPU30によってモニタ装置40およ
び警報装置42が起動される。すなわち、警報装置42
から不審者の侵入を知らせるアラーム音を発するととも
に、CCDカメラ40の撮影によってとらえた不審者の
影像をモニタ装置40の画面上に表示する。
【0039】図6は、上述したステップ404において
行う画像比較処理の結果を示す図である。同図のa,
b,cに示す部分が不審者の侵入によって階調データが
変化したものであって、2つの階調データを減算した場
合には「0」以外の所定の値となる。ところが、それ以
外の領域は同一の階調データを有する部分であり、2つ
の階調データを減算した場合には減算結果「0」が得ら
れる。したがって、画像比較処理としては2つの階調デ
ータの減算処理を行って、侵入検出処理としてはその結
果が「0」であるか否かを判定するだけで容易に不審者
の侵入検出を行うことができる。
行う画像比較処理の結果を示す図である。同図のa,
b,cに示す部分が不審者の侵入によって階調データが
変化したものであって、2つの階調データを減算した場
合には「0」以外の所定の値となる。ところが、それ以
外の領域は同一の階調データを有する部分であり、2つ
の階調データを減算した場合には減算結果「0」が得ら
れる。したがって、画像比較処理としては2つの階調デ
ータの減算処理を行って、侵入検出処理としてはその結
果が「0」であるか否かを判定するだけで容易に不審者
の侵入検出を行うことができる。
【0040】このように、本実施例の侵入監視装置によ
れば、CCDカメラ10によって撮影された画像に基づ
いて粗い画素毎の階調処理を行い、それぞれの画素毎に
所定時間間隔で階調データの比較を行うだけで侵入者の
検出を行うことができ、これとは別にセンサを設ける必
要がない。そのため、配線等が最小限で済み、設備全体
の構成や施工の手間を簡略化することができる。
れば、CCDカメラ10によって撮影された画像に基づ
いて粗い画素毎の階調処理を行い、それぞれの画素毎に
所定時間間隔で階調データの比較を行うだけで侵入者の
検出を行うことができ、これとは別にセンサを設ける必
要がない。そのため、配線等が最小限で済み、設備全体
の構成や施工の手間を簡略化することができる。
【0041】また、上述した2フレーム分の画像の取り
込み間隔を調整することにより、例えば瞬間的に通行人
が被監視空間内に入った場合等の誤動作を防止すること
ができる。
込み間隔を調整することにより、例えば瞬間的に通行人
が被監視空間内に入った場合等の誤動作を防止すること
ができる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲ないで種々の変形実施
例が可能である。例えば、上述した実施例では一般住宅
の玄関先を被監視空間とする侵入監視装置を考えたが、
建物内の一室を被監視空間とする場合であってもよい。
この場合には、正当な使用者が被監視空間内に入った場
合には一定時間内に押しボタンスイッチ38を操作すれ
ばよく、正確に不審者の侵入のみを監視することができ
る。
のではなく、本発明の要旨の範囲ないで種々の変形実施
例が可能である。例えば、上述した実施例では一般住宅
の玄関先を被監視空間とする侵入監視装置を考えたが、
建物内の一室を被監視空間とする場合であってもよい。
この場合には、正当な使用者が被監視空間内に入った場
合には一定時間内に押しボタンスイッチ38を操作すれ
ばよく、正確に不審者の侵入のみを監視することができ
る。
【0043】また、上述した実施例では、図3に示すよ
うに1フレームを縦4分割および横24分割して、これ
ら全ての分割領域毎に階調データの比較を行うようにし
たが、比較処理に使用する分割領域を一部に限定するこ
とにより、例えば子供や動物等が被監視空間内に入った
場合の誤動作を防止することができる。すなわち、一般
に、子供や動物等は大人に比べて身長が低いため、図3
に示す縦方向の4つの分割領域の内の最も下側の分割領
域を除いた部分についてのみ階調データの比較を行うよ
うにすればよい。また、一番上の領域のみが道路を含ん
でいるような場合には、この一番上の領域を除いた部分
についてのみ階調データの比較を行うようにすればよ
い。さらに、領域を狭くすることにより木立のゆれなど
に対しても階調データの比較を行わないようにできる。
このように選択的に階調データの比較を行うことによ
り、誤動作を防止することができる。
うに1フレームを縦4分割および横24分割して、これ
ら全ての分割領域毎に階調データの比較を行うようにし
たが、比較処理に使用する分割領域を一部に限定するこ
とにより、例えば子供や動物等が被監視空間内に入った
場合の誤動作を防止することができる。すなわち、一般
に、子供や動物等は大人に比べて身長が低いため、図3
に示す縦方向の4つの分割領域の内の最も下側の分割領
域を除いた部分についてのみ階調データの比較を行うよ
うにすればよい。また、一番上の領域のみが道路を含ん
でいるような場合には、この一番上の領域を除いた部分
についてのみ階調データの比較を行うようにすればよ
い。さらに、領域を狭くすることにより木立のゆれなど
に対しても階調データの比較を行わないようにできる。
このように選択的に階調データの比較を行うことによ
り、誤動作を防止することができる。
【0044】また、上述した実施例においては、タイマ
回路34が起動されて一定時間内に押しボタンスイッチ
38が押下された場合には、アラーム音を発しないよう
にしたが、このタイマ回路34を省略するようにしても
よい。例えば、正当な来訪者等が被監視空間外に設置さ
れた押しボタンスイッチ38等を操作したときに、本実
施例の侵入監視装置の全体を動作させないようにするこ
ともできる。この場合には、押しボタンスイッチ38を
操作しないで被監視空間内に侵入した不審者がある場合
には、ただちに警報装置42からアラーム音を発すると
ともに、モニタ装置40に不審者の影像を表示すればよ
い。
回路34が起動されて一定時間内に押しボタンスイッチ
38が押下された場合には、アラーム音を発しないよう
にしたが、このタイマ回路34を省略するようにしても
よい。例えば、正当な来訪者等が被監視空間外に設置さ
れた押しボタンスイッチ38等を操作したときに、本実
施例の侵入監視装置の全体を動作させないようにするこ
ともできる。この場合には、押しボタンスイッチ38を
操作しないで被監視空間内に侵入した不審者がある場合
には、ただちに警報装置42からアラーム音を発すると
ともに、モニタ装置40に不審者の影像を表示すればよ
い。
【0045】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明によれ
ば、撮影した画像の各階調データに対して粗い分割領域
単位で階調比較を行うことにより異物の侵入検出を行っ
ており、ビデオカメラとは別にセンサを設ける必要がな
く、設備全体の簡略化が可能となる。特に、ビデオカメ
ラによって撮影した画像に基づいて侵入者の検出を行っ
ているため、被監視空間から隔たった位置にビデオカメ
ラを設置するようにしてもよく、被監視空間が設定され
た部屋等の隅にビデオカメラを設置する場合等において
はその配線を最小限に抑えることができる。
ば、撮影した画像の各階調データに対して粗い分割領域
単位で階調比較を行うことにより異物の侵入検出を行っ
ており、ビデオカメラとは別にセンサを設ける必要がな
く、設備全体の簡略化が可能となる。特に、ビデオカメ
ラによって撮影した画像に基づいて侵入者の検出を行っ
ているため、被監視空間から隔たった位置にビデオカメ
ラを設置するようにしてもよく、被監視空間が設定され
た部屋等の隅にビデオカメラを設置する場合等において
はその配線を最小限に抑えることができる。
【0046】また、請求項2の発明によれば、撮影され
た画像の各フレームを構成する複数領域の階調データの
中から特定領域のみを抽出して上述した階調データの比
較を行っており、撮影した被監視空間の一部のみに着目
して監視動作を行うことにより、正確に異物の侵入のみ
を検出することが可能となる。
た画像の各フレームを構成する複数領域の階調データの
中から特定領域のみを抽出して上述した階調データの比
較を行っており、撮影した被監視空間の一部のみに着目
して監視動作を行うことにより、正確に異物の侵入のみ
を検出することが可能となる。
【0047】また、請求項3の発明によれば、異物の侵
入が検出されたときにタイマ回路が起動され、その後所
定時間内に操作手段が操作されない場合に限って所定の
警報動作が行われる。したがって、正当な来訪者等が被
撮影空間内に入った場合には、所定時間内に操作手段を
操作することにより警報動作が回避され、正確に異物の
侵入に対してのみ警報動作を行うことができる。
入が検出されたときにタイマ回路が起動され、その後所
定時間内に操作手段が操作されない場合に限って所定の
警報動作が行われる。したがって、正当な来訪者等が被
撮影空間内に入った場合には、所定時間内に操作手段を
操作することにより警報動作が回避され、正確に異物の
侵入に対してのみ警報動作を行うことができる。
【図1】本発明を適用した一実施例の侵入監視装置の構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】本実施例の侵入監視装置の具体的な配置の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本実施例の侵入監視装置による被監視空間の概
要を示す図である。
要を示す図である。
【図4】本実施例の侵入監視装置の動作手順を示す図で
ある。
ある。
【図5】本実施例の侵入監視装置において撮影した2フ
レーム分の画像とそれらに基づいて行われる処理の概要
を示す図である。
レーム分の画像とそれらに基づいて行われる処理の概要
を示す図である。
【図6】本実施例の画像比較処理の結果を示す図であ
る。
る。
10 CCDカメラ 12 分離回路 14 ローパスフィルタ(LPF) 16 ビデオアンプ 18 A/Dコンバータ 20 入出力切替部 30 CPU 32 メモリ 34 タイマ回路 36 インタフェース 40 モニタ装置 42 警報装置
Claims (3)
- 【請求項1】 被監視空間の撮影を行うビデオカメラ
と、 1フレームを複数の領域に分割し、前記ビデオカメラに
よって撮影した画像に基づいて各分割領域毎の階調デー
タを出力する階調処理部と、 前記階調処理部から出力される少なくとも2フレーム分
に相当する複数の階調データを格納するメモリと、 前記メモリから同一の場所についての複数の階調データ
を読み出すとともに、これを比較する画像比較手段と、 前記画像比較手段により階調データ間に不一致を検出し
たときに異物の侵入を判定する侵入判定手段と、 を備えることを特徴とする侵入監視装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記画像比較手段は、各フレームを構成する複数領域の
階調データの内の特定領域のみに対して、前記フレーム
の各階調データの比較を行うことを特徴とする侵入監視
装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記侵入判定手段によって異物の侵入が検出されたとき
に起動されるタイマ回路と、 操作することにより前記タイマ回路をリセットする操作
手段と、 前記操作手段が操作されることなくタイマ回路が所定時
間の経過を検知したときに、異物の侵入を通知する所定
の警報動作を行う警報手段と、 をさらに備えることを特徴とする侵入監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35017393A JPH07203423A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 侵入監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35017393A JPH07203423A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 侵入監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203423A true JPH07203423A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18408715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35017393A Pending JPH07203423A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 侵入監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07203423A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09211186A (ja) * | 1996-02-02 | 1997-08-15 | Toshiba Corp | 発生警報データ収集装置 |
KR100450527B1 (ko) * | 2002-02-28 | 2004-10-01 | 엠텍비젼 주식회사 | 감시구간을 복수의 영역으로 구분하여 감시하는 무인 감시시스템 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35017393A patent/JPH07203423A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09211186A (ja) * | 1996-02-02 | 1997-08-15 | Toshiba Corp | 発生警報データ収集装置 |
KR100450527B1 (ko) * | 2002-02-28 | 2004-10-01 | 엠텍비젼 주식회사 | 감시구간을 복수의 영역으로 구분하여 감시하는 무인 감시시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |