JPH07202168A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH07202168A JPH07202168A JP5337435A JP33743593A JPH07202168A JP H07202168 A JPH07202168 A JP H07202168A JP 5337435 A JP5337435 A JP 5337435A JP 33743593 A JP33743593 A JP 33743593A JP H07202168 A JPH07202168 A JP H07202168A
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Abstract
おいて、エミッタ電極間のベース層に係わる寄生抵抗を
低減し、高速化及び低消費電力化を可能にする半導体装
置及びその製造方法を提供することを目的とする。 【構成】半絶縁性InP基板10上にn−In0.53Ga
0.47Asコレクタ層12、i−In0.52(AI0.8 Ga
0.5 )0.48Asコレクタバリア層14、n−In 0.53G
a0.47Asベース層16、i−In0.52Al0.48Asエ
ミッタバリア層18、及び2つの島状のn−In0.53G
a0.47Asエミッタ層20a,20bが形成され、n−
In0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b間のi
−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18上にPd
/Ge金属層22が形成され、Pd/Ge金属層22下
のi−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18及び
n−In0.53Ga0.47Asベース層16内に金属アロイ
層24が形成されている。
Description
方法に係り、特に2以上のエミッタ部を有するマルチ・
エミッタ型トランジスタ及びその製造方法に関する。
対する要求は益々強くなってきている。この要求に答え
るため、高速のホットエレクトロンをキャリヤとして用
いたHET(Hot Electron Transistor ;ホットエレク
トロントランジスタ)が提唱されている。更にこのHE
Tのエミッタ部を2つ以上用い、ベース電極を用いない
いわゆるME−HET(マルチ・エミッタ型HET)が
提唱され(特開平4−96274参照)、集積回路の高
速化・高集積化が可能となった。
を示す。例えば半絶縁性InP基板60上に、n−In
GaAsコレクタ層62が形成され、このn−InGa
Asコレクタ層62上に、i−InAIGaAsコレク
タバリア層64を介して、n−InGaAsベース層6
6が形成されている。また、このn−InGaAsベー
ス層66上には、i−InAlAsエミッタバリア層6
8を介して、n−InGaAsエミッタ層70a,70
bが2つの島状に形成されている。
a,70b上には、それぞれエミッタ電極72a,72
bが形成され、またn−InGaAsコレクタ層62上
には、コレクタ電極74が形成されている。
来のME−HETにおいては、通常のHETと同様に、
ベース層を薄くすることが要求される。また、ME−H
ETではエミッタ領域が2つ以上あり、ベース電極を直
接ベース層から取り出さない構造を特徴とすることによ
り、構造の簡単化、回路上の簡素化が可能となるため、
エミッタ電極間のベース層に係わる寄生抵抗の低減が特
に問題になっていた。
り、厚くしたりすることにより寄生抵抗を低減すること
は可能であるが、ベース層に注入されるホットエレクト
ロンがベース中で散乱され易くなり、電流利得が大幅に
低下するため、この方法を使用することはできない。そ
こで本発明は、マルチ・エミッタ型の半導体装置におい
て、エミッタ電極間のベース層に係わる寄生抵抗を低減
し、高速化及び低消費電力化を可能にする半導体装置及
びその製造方法を提供することを目的とする。
体層からなるコレクタ部と、前記第1の半導体層上に形
成された第2の半導体層からなるベース部と、前記第2
の半導体層上に形成され、2以上の島状に分離された第
3の半導体層からなるエミッタ部とを有する半導体装置
において、前記2以上の島状に分離された第3の半導体
層間に、低抵抗領域が設けられていることを特徴とする
半導体装置によって達成される。
レクタ層と、前記コレクタ層上に形成されたコレクタバ
リア層と、前記コレクタバリア層上に形成されたベース
層と、前記ベース層上に形成されたエミッタバリア層
と、前記エミッタバリア層上に形成された2以上の島状
のエミッタ層と、前記コレクタ層上にオーミック接合す
るコレクタ電極と、前記2以上の島状のエミッタ層上に
それぞれオーミック接合する2以上のエミッタ電極とを
有する半導体装置において、前記2以上の島状のエミッ
タ層間の前記ベース層内又は前記ベース層上に、低抵抗
領域が設けられていることを特徴とする半導体装置によ
って達成される。
レクタ層と、前記コレクタ層上に形成されたコレクタバ
リア層と、前記コレクタバリア層上に形成されたベース
層と、前記ベース層上に形成されたエミッタ共鳴トンネ
ルバリア層と、前記エミッタ共鳴トンネルバリア層上に
形成された2以上の島状のエミッタ層と、前記コレクタ
層上にオーミック接合するコレクタ電極と、前記2以上
の島状のエミッタ層上にそれぞれオーミック接合する2
以上のエミッタ電極とを有する半導体装置において、前
記2以上の島状のエミッタ層間の前記ベース層内又は前
記ベース層上に、低抵抗領域が設けられていることを特
徴とする半導体装置によって達成される。
レクタコンタクト層と、前記コレクタコンタクト層上に
形成されたコレクタ層と、前記コレクタ層上に形成され
たベース層と、前記ベース層上に形成されたエミッタ層
と、前記エミッタ層上に形成された2以上の島状のエミ
ッタコンタクト層と、前記コレクタコンタクト層上にオ
ーミック接合するコレクタ電極と、前記2以上の島状の
エミッタコンタクト層上にそれぞれオーミック接合する
2以上のエミッタ電極とを有する半導体装置において、
前記2以上の島状のエミッタコンタクト層間の前記エミ
ッタ層内又は前記エミッタ層上に、低抵抗領域が設けら
れていることを特徴とする半導体装置によって達成され
る。
抵抗領域が、金属合金層であることを特徴とする半導体
装置によって達成される。また、上記の半導体装置にお
いて、前記低抵抗領域が、抵抗率の低い半導体層である
ことを特徴とする半導体装置によって達成される。ま
た、上記の半導体装置において、前記低抵抗領域が、金
属層であることを特徴とする半導体装置によって達成さ
れる。
層、コレクタバリア層、ベース層、エミッタバリア層、
及びエミッタ層を順に成長させ、前記エミッタ層上に、
エミッタ電極層を形成する第1の工程と、前記エミッタ
電極層を所定の形状にパターニングして、2以上のエミ
ッタ電極を形成した後、前記2以上のエミッタ電極をマ
スクとして、前記エミッタ層を選択的にエッチングし、
2以上の島状のエミッタ層を形成する第2の工程と、前
記2以上のエミッタ電極をマスクとして、前記2以上の
島状のエミッタ層間の前記エミッタバリア層上に金属層
を形成した後、熱処理を行って、前記金属層下の前記エ
ミッタバリア層及び前記ベース層内に、金属合金層を形
成する第3の工程と、前記エミッタバリア層、前記ベー
ス層、及び前記コレクタバリア層をメサエッチングした
後、露出した前記コレクタ層上に、コレクタ電極を形成
する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
方法によって達成される。
て、前記第3の工程の代わりに、前記2以上のエミッタ
電極をマスクとして、前記エミッタバリア層を選択的に
エッチングして、前記2以上の島状のエミッタ層間の前
記ベース層を露出させた後、露出した前記ベース層上
に、抵抗率の低い半導体層を選択的に成長させる工程を
有することを特徴とする半導体装置の製造方法によって
達成される。
て、前記第3の工程の代わりに、前記2以上のエミッタ
電極をマスクとして、前記エミッタバリア層を選択的に
エッチングして、前記2以上の島状のエミッタ層間の前
記ベース層を露出させた後、前記2以上のエミッタ電極
をマスクとして、露出した前記ベース層上に、金属層を
オーミック接合して形成する工程を有することを特徴と
する半導体装置の製造方法によって達成される。
おいて、2以上の島状に分離されたエミッタ部間に、金
属合金層又は抵抗率の低い半導体層からなる低抵抗領域
が設けられていることにより、ベース部の寄生抵抗を低
減することができる。これにより、マルチ・エミッタ型
の半導体装置の一層の高速化・低消費電力化が可能にな
ると共に、その高集積化に対しても寄与することができ
る。
体的に説明する。図1は本発明の第1の実施例によるM
E−HETを示す断面図である。半絶縁性InP基板1
0上に、厚さ300nm、Siのドープ量1×1019c
m-3のn−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12が形成
され、このn−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12上
に、厚さ200nmのノンドープのi−In0.52(AI
0.8 Ga0.5 )0.48Asコレクタバリア層14を介し
て、厚さ30nm、Siのドープ量1×1018cm-3の
n−In0.53Ga0.47Asベース層16が形成されてい
る。
ス層16上には、厚さ5nmのノンドープのi−In
0.52Al0.48Asエミッタバリア層18を介して、厚さ
200nm、Siのドープ量1×1019cm-3のn−I
n0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20bが2つの
島状に形成されている。そしてこれら2つのn−In
0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b間のi−I
n0.52Al0.48Asエミッタバリア層18上に、厚さ3
0nmのPd層と厚さ40nmのGe層とが積層された
Pd/Ge金属層22が形成され、またこのPd/Ge
金属層22下のi−In0.52Al0.48Asエミッタバリ
ア層18及びn−In0.53Ga0.47Asベース層16内
に、金属アロイ層24が形成されている点に本実施例の
特徴がある。尚、このPd/Ge金属層22の代わり
に、Pd/Zn金属層を用いてもよい。
層20a,20b上には、それぞれ厚さ400nmのW
Siエミッタ電極26a,26bが形成されている。ま
た、n−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12上には、
厚さ10nmのCr層と厚さ200nmのAu層とが積
層されたCr/Auコレクタ電極28が形成されてい
る。
図2〜図5に示す工程断面図を用いて説明する。半絶縁
性InP基板10上に、MBE法又はMOCVD法によ
り、厚さ300nm、Siのドープ量1×1019cm-3
のn−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12、厚さ20
0nmのノンドープのi−In0.52(AI0.8 G
a0.5 )0.48Asコレクタバリア層14、厚さ30n
m、Siのドープ量1×1018cm-3のn−In0.53G
a0.47Asベース層16、厚さ5nmのノンドープのi
−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18、及び厚
さ200nm、Siのドープ量1×1019cm-3のn−
In0.53Ga0.47Asエミッタ層20を順にエピタキシ
ャル結晶成長する。
ミッタ層20上に、スパッタ法により、厚さ400nm
のWSi層26を形成する(図2(a)参照)。次い
で、フォトリソグラフィ技術及びCF4 とO2 を用いた
RIE法等により、WSi層26を所定の形状にパター
ニングして、2つのWSiエミッタ電極26a,26b
を形成した後、フォトレジストを除去する(図2(b)
参照)。
bをマスクとし、クエン酸とH2 OとH2 O2 の混合液
を用いるn−In0.53Ga0.47Asエミッタ層20のエ
ッチングにより、2つの島状のn−In0.53Ga0.47A
sエミッタ層20a,20bを形成する。このとき、ク
エン酸系のエッチング液を用いているため、WSiエミ
ッタ電極26a,26bとn−In0.53Ga0.47Asエ
ミッタ層20a,20bとは、いわゆるT字型形状をな
す。また、i−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層
18に対してn−In0.53Ga0.47Asエミッタ層20
が選択的にエッチングされるため、このエッチングをi
−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18表面でス
トップすることができる(図3(c)参照)。
タ電極26a,26bをマスクとして、全面に厚さ30
nmのPd層と厚さ40nmのGe層とを順に蒸着し
て、Pd/Ge金属層22を形成する。これにより、n
−In0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b間の
i−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18上にも
Pd/Ge金属層22が形成される。
a,26bとn−In0.53Ga0.47Asエミッタ層20
a,20bとがT字型形状をなしているため、n−In
0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b側面にPd
/Ge金属層が付着することはない(図3(d)参
照)。次いで、温度250℃、7分間の熱処理を行い、
更に温度350℃で30秒間の熱処理を行う。この熱処
理により、Pd/Ge金属層22下のi−In0.52Al
0.48Asエミッタバリア層18及びn−In0.53Ga
0.47Asベース層16内に、金属アロイ層24を形成す
る。
理により、Pd/Ge金属層22に含有されるPdとn
−In0.53Ga0.47Asベース層16のAsとによって
薄いPdAs層が形成され、それ以上合金化が進行しな
いため、金属アロイ層24が薄いn−In0.53Ga0.47
Asベース層16を突き抜けることはない(図4(e)
参照)。尚、Pd/Ge金属層22の代わりにPd/Z
n金属層を用いた場合も同様の効果がある。
タバリア層18、n−In0.53Ga 0.47Asベース層1
6、及びi−In0.52(AI0.8 Ga0.5 )0.48Asコ
レクタバリア層14をメサエッチングして、n−In
0.53Ga0.47Asコレクタ層12を露出させた後、この
n−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12上には、厚さ
10nmのCr層と厚さ200nmのAu層とが積層さ
れたCr/Auコレクタ電極28を形成する。こうして
図1に示すME−HETを完成する(図4(f)参
照)。
などからなる層間絶縁膜30を形成する(図5(g)参
照)。更に、WSiエミッタ電極26a,26b上の層
間絶縁膜30を選択的にエッチング除去してコンタクト
ホールを開口した後、このコンタクトホールを介してW
Siエミッタ電極26a,26bにそれぞれ接続するT
i層、Pt層、及びAu層が積層されたTi/Pt/A
u配線層32a,32bを形成する(図5(h)参
照)。
厚さ70nmのPd/Ge金属層22を形成したが、こ
のPd/Ge金属層22は電極としてしようするもので
はないため、その厚さを厚くする必要はない。逆に、図
6に示すように、このPd/Ge金属層23の厚さが、
n−In0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b、
更にはWSiエミッタ電極26a,26bと肩を並べる
程に厚くなると、プロセス上の問題が生じる。即ち、全
面に形成した層間絶縁膜30にコンタクトホールを開口
する工程において、WSiエミッタ電極26a,26b
間の距離が非常に近い場合には、位置合わせの余裕が全
くなくなり、WSiエミッタ電極26a,26b上のみ
ならず、Pd/Ge金属層23上にもコンタクトホール
が開口されるため、このコンタクトホールを介して形成
される配線層がショートしてしまう。従って、このよう
な問題点を防止するためにも、図3(d)に示されるよ
うに、n−In0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,2
0b間に形成されるPd/Ge金属層22の厚さはn−
In0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20bの厚さ
に比べて十分薄いことが必要とされる。
る。従来のME−HETの場合と、基本的に同じであ
る。即ち、2つのWSiエミッタ電極26a,26bの
うち、いずれか一方、例えばWSiエミッタ電極26a
に低電圧が印加されると、n−In0.53Ga0.47Asエ
ミッタ層20aからi−In0.52Al0.48Asエミッタ
バリア層18を介してn−In0.53Ga0.47Asベース
層16へ電子が注入され、例えばWSiエミッタ電極2
6bに高電圧が印加されると、このWSiエミッタ電極
26bはベース電極として機能し、n−In0.53Ga
0.47Asベース層16から電子が引き抜かれる。従っ
て、2つのWSiエミッタ電極26a,26b間の電位
差が、i−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18
に対する順方向及び逆方向の各立上り電圧の和により多
くなる場合にオンとなる。
0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b間のn−I
n0.53Ga0.47Asベース層16内に金属アロイ層24
が形成されているため、ベースの寄生抵抗を低減するこ
とができる。具体的にいえば、n−In0.53Ga0.47A
sエミッタ層20a,20bとi−In0.52Al0.48A
sエミッタバリア層18との接合面積、即ちエミッタ−
ベース接合面積が2×2μm2 で、n−In0.53Ga
0.47Asエミッタ層20a,20b間の距離が1μmの
場合、ベース抵抗は120Ω(エミッタ電極のコンタク
ト抵抗分が20Ω、ベースのシート抵抗分が100Ω)
程度となった。この抵抗値は、従来のME−HET構造
における同じ条件でのベース抵抗が270Ω程度(エミ
ッタ電極のコンタクト抵抗分が20Ω、ベースのシート
抵抗分が250Ω)であるのと比較すると、1/2以下
に低減している。
いた集積回路は、一層の高速化・低消費電力化が可能に
なると共に、高集積化に対しても寄与することができ
る。次に、本発明の第2の実施例によるME−HETに
ついて、図7を用いて説明する。図7は本実施例による
ME−HETを示す断面図である。尚、上記図1のME
−HETと同一の構成要素には同一の符号を付して説明
を省略する。
属アロイ層24の代わりに、低抵抗の半導体層が用いら
れている点に特徴がある。半絶縁性InP基板10上
に、n−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12が形成さ
れ、このn−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12上
に、i−In0.52(AI0.8 Ga0.5 )0.48Asコレク
タバリア層14を介して、n−In0.53Ga0. 47Asベ
ース層16が形成されている。また、このn−In0.53
Ga0.47Asベース層16上には、i−In0.52Al
0.48Asエミッタバリア層18を介して、n−In0.53
Ga0.47Asエミッタ層20a,20bが2つの島状に
形成されている。
Asエミッタ層20a,20b間のi−In0.52Al
0.48Asエミッタバリア層18及びn−In0.53Ga
0.47Asベース層16上に、Siのドープ量1×1019
cm-3のn+ −InGaAs低抵抗層34が形成されて
いる点に本実施例の特徴がある。尚、このn+ −InG
aAs低抵抗層34の代わりに、例えば高濃度のn+ −
InAs層を用いることも可能である。
層20a,20b上には、それぞれWSiエミッタ電極
26a,26bが形成され、またn−In0.53Ga0.47
Asコレクタ層12上には、Cr/Auコレクタ電極2
8が形成されている。次に、図1のME−HETの製造
方法を、図8及び図9に示す工程断面図を用いて説明す
る。尚、上記図2〜図5のME−HETと同一の構成要
素には同一の符号を付して説明を省略する。
程と同様にして、半絶縁性InP基板10上に、n−I
n0.53Ga0.47Asコレクタ層12、i−In0.52(A
I0. 8 Ga0.5 )0.48Asコレクタバリア層14、n−
In0.53Ga0.47Asベース層16、i−In0.52Al
0.48Asエミッタバリア層18、及びn−In0.53Ga
0.47Asエミッタ層20を順にエピタキシャル結晶成長
した後、このn−In 0.53Ga0.47Asエミッタ層20
上に、WSi層26を形成する。
ーニングして、2つのWSiエミッタ電極26a,26
bを形成した後、これらWSiエミッタ電極26a,2
6bをマスクとしてn−In0.53Ga0.47Asエミッタ
層20をエッチングし、WSiエミッタ電極26a,2
6bとT字型形状をなすn−In0.53Ga0.47Asエミ
ッタ層20a,20bを形成する(図8(a)参照)。
bをマスクとし、メタンと水素を用いるRIE法によ
り、i−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18を
選択的にエッチングして、n−In0.53Ga0.47Asベ
ース層16を露出させる。続いて、MOCVD法、MB
E法、ALE法等により、WSiエミッタ電極をマスク
として、露出したn−In0.53Ga0.47Asベース層1
6上に、Siのドープ量1×1019cm-3のn+ −In
GaAs低抵抗層34を選択的に再成長させる(図8
(b)参照)。
タバリア層18、n−In0.53Ga 0.47Asベース層1
6、及びi−In0.52(AI0.8 Ga0.5 )0.48Asコ
レクタバリア層14をメサエッチングして、n−In
0.53Ga0.47Asコレクタ層12を露出させた後、この
n−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12上には、Cr
/Auコレクタ電極28を形成する。こうして図7に示
すME−HETを完成する(図9(c)参照)。
し、更に、WSiエミッタ電極26a,26b上に開口
したコンタクトホールを介してWSiエミッタ電極26
a,26bにそれぞれ接続するTi/Pt/Au配線層
32a,32bを形成する(図9(d)参照)。尚、n
−In0.53Ga0.47Asベース層16上に形成するn+
−InGaAs低抵抗層34の厚さが、n−In0.53G
a0.47Asエミッタ層20a,20bの厚さに比べて十
分薄いことが必要とされるのは、上記第1の実施例にお
いて図6を用いて説明した場合と同様である。。
0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b間のn−I
n0.53Ga0.47Asベース層16上にn+ −InGaA
s低抵抗層34が形成されているため、ベースの寄生抵
抗を低減することができ、上記第1の実施例の場合と同
様の効果を奏することができる。尚、上記第2の実施例
においては、n+ −InGaAs低抵抗層34を形成す
る方法として、選択的成長法を用いたが、不純物をドー
ピングする法を用いることも可能である。但し、n−I
n0.53Ga0.47Asベース層16の厚さは30nmと極
めて薄いため、通常の高エネルギーを用いるイオン注入
法では困難であり、低エネルギーを用いる制御性の高い
ドーピング法であることが要求される。
HETについて、図10を用いて説明する。図10は本
実施例によるME−HETを示す断面図である。尚、上
記図7のME−HETと同一の構成要素には同一の符号
を付して説明を省略する。本実施例は、上記第2の実施
例におけるn+ −InGaAs低抵抗層34の代わり
に、金属層が用いられている点に特徴がある。
0.53Ga0.47Asコレクタ層12が形成され、このn−
In0.53Ga0.47Asコレクタ層12上に、i−In
0.52(AI0.8 Ga0.5 )0.48Asコレクタバリア層1
4を介して、n−In0.53Ga0. 47Asベース層16が
形成されている。また、このn−In0.53Ga0.47As
ベース層16上には、i−In0.52Al0.48Asエミッ
タバリア層18を介して、n−In0.53Ga0.47Asエ
ミッタ層20a,20bが2つの島状に形成されてい
る。
Asエミッタ層20a,20b間のi−In0.52Al
0.48Asエミッタバリア層18及びn−In0.53Ga
0.47Asベース層16上に、AuGe層とAu層とが積
層されたAuGe/Au金属層35がオーミック接合さ
れて形成されている点に本実施例の特徴がある。尚、こ
のAuGe/Au金属層35の代わりに、AuGe/N
i/Au金属層、Pd/Ge金属層、Pd/Zn金属層
など、ベース層とオーミック接合を形成する金属層を用
いてもよい。
層20a,20b上には、それぞれWSiエミッタ電極
26a,26bが形成され、またn−In0.53Ga0.47
Asコレクタ層12上には、Cr/Auコレクタ電極2
8が形成されている。次に、図1のME−HETの製造
方法を説明する。上記図8(a)に示される工程と同様
にして、半絶縁性InP基板10上に、n−In0.53G
a0.47Asコレクタ層12、i−In0.52(AI0.8 G
a0.5 ) 0.48Asコレクタバリア層14、n−In0.53
Ga0.47Asベース層16、i−In0.52Al0.48As
エミッタバリア層18、及びn−In0.53Ga0.47As
エミッタ層20を順に成長した後、このn−In0.53G
a0.47Asエミッタ層20上に、2つのWSiエミッタ
電極26a,26bを形成し、これらWSiエミッタ電
極26a,26bをマスクとしてn−In0.53Ga0.47
Asエミッタ層20をエッチングし、WSiエミッタ電
極26a,26bとT字型形状をなすn−In0.53Ga
0.47Asエミッタ層20a,20bを形成する。
bをマスクとして、i−In0.52Al0.48Asエミッタ
バリア層18を選択的にエッチングし、n−In0.53G
a0. 47Asベース層16を露出させる。続いて、上記第
2の実施例のように露出したn−In0.53Ga0.47As
ベース層16上にn+ −InGaAs低抵抗層34を選
択的に再成長させる代わりに、WSiエミッタ電極をマ
スクとして、AuGe層とAu層とを順に蒸着して、n
−In0.53Ga0.47Asベース層16にオーミック接合
するAuGe/Au金属層35を形成する。
タバリア層18、n−In0.53Ga 0.47Asベース層1
6、及びi−In0.52(AI0.8 Ga0.5 )0.48Asコ
レクタバリア層14をメサエッチングして、n−In
0.53Ga0.47Asコレクタ層12を露出させた後、この
n−In0.53Ga0.47Asコレクタ層12上には、Cr
/Auコレクタ電極28を形成する。こうして図10に
示すME−HETを完成する。
6上に形成するAuGe/Au金属層35の厚さが、n
−In0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20bの厚
さに比べて十分薄いことが必要とされるのは、上記第1
の実施例において図6を用いて説明した場合と同様であ
る。。このように本実施例によれば、n−In0.53Ga
0.47Asエミッタ層20a,20b間のn−In0.53G
a0.47Asベース層16上にAuGe/Au金属層35
が形成されているため、ベースの寄生抵抗を低減するこ
とができ、上記第2の実施例の場合と同様の効果を奏す
ることができる。
RHET(Resonant-tunneling HET;共鳴トンネリング
ホットエレクトロントランジスタ)について、図11を
用いて説明する。図11は本実施例によるME−RHE
Tを示す断面図である。尚、上記図1のME−HETと
同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。
造の代わりに、RHET構造となっている点に特徴があ
る。半絶縁性InP基板10上に、厚さ300nm、S
iのドープ量1×1019cm-3のn−In0.53Ga0.47
Asコレクタ層12が形成され、このn−In0.53Ga
0.47Asコレクタ層12上に、厚さ200nmのノンド
ープのi−In0.52(AI0.8 Ga0.5 )0.48Asコレ
クタバリア層14を介して、厚さ30nm、Siのドー
プ量1×1018cm-3のn−In0.53Ga0.47Asベー
ス層16が形成されている。
ス層16上には、厚さ3nmのi−InAlAs層、厚
さ3nmのi−InGaAs層、及び厚さ3nmのi−
InGaAs層が順に積層されたi−InAlAs/I
nGaAs/InGaAsエミッタ共鳴トンネルバリア
層36を介して、厚さ200nm、Siのドープ量1×
1019cm-3のn−In0.53Ga0.47Asエミッタ層2
0a,20bが2つの島状に形成されている。即ち、R
HET構造となっている。
Asエミッタ層20a,20b間のi−In0.52Al
0.48Asエミッタバリア層18上に、厚さ30nmのP
d層と厚さ40nmのGe層とが積層されたPd/Ge
金属層22が形成され、またこのPd/Ge金属層22
下のi−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層18及
びn−In0.53Ga0.47Asベース層16内に、金属ア
ロイ層24が形成されている。
層20a,20b上には、それぞれ厚さ400nmのW
Siエミッタ電極26a,26bが形成され、またn−
In 0.53Ga0.47Asコレクタ層12上には、厚さ10
nmのCr層と厚さ200nmのAu層とが積層された
Cr/Auコレクタ電極28が形成されている。尚、こ
の図11のME−RHETの製造方法は、上記図2〜図
5に示すME−HETの製造方法とほぼ同様であるた
め、説明を省略する。
0.53Ga0.47Asエミッタ層20a,20b間のn−I
n0.53Ga0.47Asベース層16内に金属アロイ層24
が形成されているため、ベースの寄生抵抗を低減するこ
とができ、ME−RHETにおいても上記第1の実施例
によるME−HETの場合と同様の効果を奏することが
できる。
金属アロイ層24の代わりに、上記第2の実施例におけ
るn+ −InGaAs低抵抗層34が形成されている場
合でも、上記第3の実施例におけるAuGe/Au金属
層35が形成されている場合でも、同様の効果を奏する
ことができる。次に、本発明の第5の実施例によるME
−HBT(Hetero-junction BipolarTransistor;ヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタ)について、図12を用
いて説明する。
す断面図である。本実施例は、上記第1乃至第3の実施
例のHET構造及び上記第4の実施例のRHET構造の
代わりに、HBT構造となっている点に特徴がある。半
絶縁性InP基板40上に、厚さ300nm、Siのド
ープ量5×1018cm-3のn−InGaAsコレクタコ
ンタクト層42を介して、厚さ300nm、Siのドー
プ量1×1017cm-3のn−InGaAsコレクタ層4
4が形成されている。このn−InGaAsコレクタ層
44上には、厚さ50nm、Beのドープ量5×1018
cm-3のp−InGaAsベース層46が形成されてい
る。
上には、p−InGaAsベース層46のバンドギャッ
プより大きなバンドギャップをもつ、厚さ150nm、
Siのドープ量5×1017cm-3のn−InAlAsエ
ミッタ層48が形成されている。また、このn−InA
lAsエミッタ層48上には、厚さ200nm、Siの
ドープ量5×1019cm-3のn−InGaAsエミッタ
コンタクト層50a,50bが2つの島状に形成されて
いる。
ッタコンタクト層50a,50b間のn−InAlAs
エミッタ層48上に、厚さ10nmのPd層と厚さ30
nmのZn層とが積層されたPd/Zn金属層52が形
成され、またこのPd/Zn金属層52下のn−InA
lAsエミッタ層48内に、深さ30nm程度の薄い金
属アロイ層54が形成されている点に本実施例の特徴が
ある。尚、Pd/Zn金属層52の代わりに、Pd/G
e金属層を用いてもよい。
ト層50a,50b上には、それぞれ厚さ10nmのC
r層と厚さ200nmのAu層とが積層されたCr/A
uエミッタ電極56a,56bが形成されている。ま
た、n−InGaAsコレクタコンタクト層42上に
は、厚さ10nmのCr層と厚さ200nmのAu層と
が積層されたCr/Auコレクタ電極58が形成されて
いる。
説明する。半絶縁性InP基板40上に、厚さ300n
m、Siのドープ量5×1018cm-3のn−InGaA
sコレクタコンタクト層42、厚さ300nm、Siの
ドープ量1×1017cm-3のn−InGaAsコレクタ
層44、厚さ50nm、Beのドープ量5×1018cm
-3のp−InGaAsベース層46、p−InGaAs
ベース層46のバンドギャップより大きなバンドギャッ
プをもつ、厚さ150nm、Siのドープ量5×1017
cm-3のn−InAlAsエミッタ層48、厚さ200
nm、Siのドープ量5×1019cm-3のn−InGa
Asエミッタコンタクト層50を順にエピタキシャル結
晶成長する。続いて、このn−InGaAsエミッタコ
ンタクト層50上に、厚さ10nmのCr層と厚さ20
0nmのAu層とが積層されたCr/Au層を形成す
る。
パターニングして、2つのCr/Auエミッタ電極56
a,56bを形成した後、これらrCr/Auエミッタ
電極56a,56bをマスクとし、n−InGaAsエ
ミッタコンタクト層50をエッチングして、2つの島状
のn−InGaAsエミッタコンタクト層50a,50
bを形成する。
ミッタ電極56a,56bをマスクとして、これら2つ
のn−InGaAsエミッタコンタクト層50a,50
b間のn−InAlAsエミッタ層48上に、厚さ10
nmのPd層と厚さ30nmのZn層とを順に蒸着し、
Pd/Zn金属層52を形成する。続いて、温度250
℃、3分間の熱処理を行い、更に温度325℃で30秒
間の熱処理を行うことにより、Pd/Zn金属層52下
のn−InAlAsエミッタ層48内に、深さ30nm
程度の薄い金属アロイ層54を形成する。
8、p−InGaAsベース層46、及びn−InGa
Asコレクタ層44をメサエッチングして、n−InG
aAsコレクタコンタクト層42を露出させた後、この
n−InGaAsコレクタコンタクト層42上に、厚さ
10nmのCr層と厚さ200nmのAu層とが積層さ
れたCr/Auコレクタ電極58を形成する。
は、エミッタ−ベース間に正のバイアスを印加すると、
エミッタから電子がベース層に到達する。ここでベース
層に到達した電子は拡散によりコレクタ層へ到達し、コ
レクタ電流となる。動作原理としては、ME−HETと
ほぼ同様である。このように本実施例によれば、n−I
nGaAsエミッタコンタクト層50a,50b間のp
−InGaAsベース層46内に金属アロイ層54が形
成されているため、ベースの寄生抵抗を低減することが
でき、ME−HBTにおいても上記第1の実施例による
ME−HETの場合と同様の効果を奏することができ
る。
金属アロイ層54の代わりに、上記第1の実施例におけ
るn+ −InGaAs低抵抗層34が形成されている場
合でも、上記第3の実施例におけるAuGe/Au金属
層35が形成されている場合でも、同様の効果を奏する
ことができる。尚、上記第1〜第4によるME−HE
T、ME−RHET、ME−HBTの材料としては、上
記に示したものの他、例えばGaAs/AlGaAs
系、InAs/AlGaSbAS系、InGaAs/I
nGaP系などでも可能であり、半導体材料によって本
発明の内容が制限されるものではない。また、いずれも
エミッタ部が2の場合について説明したが、3以上の場
合であっても基本的な半導体装置の構造及びその製造方
法は同様である。
部と、コレクタ部に接続されたベース部と、ベース部に
接続された2以上の島状のエミッタ部とを有する半導体
装置において、2以上の島状のエミッタ部間に低抵抗領
域が設けられていることにより、マルチ・エミッタ型半
導体装置において従来問題であったベースの寄生抵抗を
低減することが可能になる。
置の一層の高速化・低消費電力化が可能になると共に、
その高集積化に対しても寄与することができる。
す断面図である。
の工程断面図(その1)である。
の工程断面図(その2)である。
の工程断面図(その3)である。
の工程断面図(その4)である。
の工程断面図である。
す断面図である。
の工程断面図(その1)である。
の工程断面図(その2)である。
示す断面図である。
を示す断面図である。
示す断面図である。
クタバリア層 16…n−In0.53Ga0.47Asベース層 18…i−In0.52Al0.48Asエミッタバリア層 20、20a,20b…n−In0.53Ga0.47Asエミ
ッタ層 22…Pd/Ge金属層 24…金属アロイ層 26…WSi層 26a,26b…WSiエミッタ電極 28…Cr/Auコレクタ電極 30…層間絶縁膜 32a,32b…Ti/Pt/Au配線層 34…n+ −InGaAs低抵抗層 35…AuGe/Au金属層 36…i−InAlAs/InGaAs/InGaAs
エミッタ共鳴トンネルバ リア層 40…半絶縁性InP基板 42…n−InGaAsコレクタコンタクト層 44…n−InGaAsコレクタ層 46…p−InGaAsベース層 48…n−InAlAsエミッタ層 50a,50b…n−InGaAsエミッタコンタクト
層 52…Pd/Zn金属層 54…金属アロイ層 56a,56b…Cr/Auエミッタ電極 58…Cr/Auコレクタ電極 60…半絶縁性InP基板 62…n−InGaAsコレクタ層 64…i−InAIGaAsコレクタバリア層 66…n−InGaAsベース層 68…i−InAlAsエミッタバリア層 70a,70b…n−InGaAsエミッタ層 72a,72b…エミッタ電極 74…コレクタ電極
Claims (10)
- 【請求項1】 第1の半導体層からなるコレクタ部と、
前記第1の半導体層上に形成された第2の半導体層から
なるベース部と、前記第2の半導体層上に形成され、2
以上の島状に分離された第3の半導体層からなるエミッ
タ部とを有する半導体装置において、 前記2以上の島状に分離された第3の半導体層間に、低
抵抗領域が設けられていることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項2】 基板と、前記基板上に形成されたコレク
タ層と、前記コレクタ層上に形成されたコレクタバリア
層と、前記コレクタバリア層上に形成されたベース層
と、前記ベース層上に形成されたエミッタバリア層と、
前記エミッタバリア層上に形成された2以上の島状のエ
ミッタ層と、前記コレクタ層上にオーミック接合するコ
レクタ電極と、前記2以上の島状のエミッタ層上にそれ
ぞれオーミック接合する2以上のエミッタ電極とを有す
る半導体装置において、 前記2以上の島状のエミッタ層間の前記ベース層内又は
前記ベース層上に、低抵抗領域が設けられていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 基板と、前記基板上に形成されたコレク
タ層と、前記コレクタ層上に形成されたコレクタバリア
層と、前記コレクタバリア層上に形成されたベース層
と、前記ベース層上に形成されたエミッタ共鳴トンネル
バリア層と、前記エミッタ共鳴トンネルバリア層上に形
成された2以上の島状のエミッタ層と、前記コレクタ層
上にオーミック接合するコレクタ電極と、前記2以上の
島状のエミッタ層上にそれぞれオーミック接合する2以
上のエミッタ電極とを有する半導体装置において、 前記2以上の島状のエミッタ層間の前記ベース層内又は
前記ベース層上に、低抵抗領域が設けられていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 基板と、前記基板上に形成されたコレク
タコンタクト層と、前記コレクタコンタクト層上に形成
されたコレクタ層と、前記コレクタ層上に形成されたベ
ース層と、前記ベース層上に形成されたエミッタ層と、
前記エミッタ層上に形成された2以上の島状のエミッタ
コンタクト層と、前記コレクタコンタクト層上にオーミ
ック接合するコレクタ電極と、前記2以上の島状のエミ
ッタコンタクト層上にそれぞれオーミック接合する2以
上のエミッタ電極とを有する半導体装置において、 前記2以上の島状のエミッタコンタクト層間の前記エミ
ッタ層内又は前記エミッタ層上に、低抵抗領域が設けら
れていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
体装置において、 前記低抵抗領域が、金属合金層であることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
体装置において、 前記低抵抗領域が、抵抗率の低い半導体層であることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
体装置において、 前記低抵抗領域が、金属層であることを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項8】 基板上に、コレクタ層、コレクタバリア
層、ベース層、エミッタバリア層、及びエミッタ層を順
に成長させ、前記エミッタ層上に、エミッタ電極層を形
成する第1の工程と、 前記エミッタ電極層を所定の形状にパターニングして、
2以上のエミッタ電極を形成した後、前記2以上のエミ
ッタ電極をマスクとして、前記エミッタ層を選択的にエ
ッチングし、2以上の島状のエミッタ層を形成する第2
の工程と、 前記2以上のエミッタ電極をマスクとして、前記2以上
の島状のエミッタ層間の前記エミッタバリア層上に金属
層を形成した後、熱処理を行って、前記金属層下の前記
エミッタバリア層及び前記ベース層内に、金属合金層を
形成する第3の工程と、 前記エミッタバリア層、前記ベース層、及び前記コレク
タバリア層をメサエッチングした後、露出した前記コレ
クタ層上に、コレクタ電極を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法に
おいて、 前記第3の工程の代わりに、前記2以上のエミッタ電極
をマスクとして、前記エミッタバリア層を選択的にエッ
チングして、前記2以上の島状のエミッタ層間の前記ベ
ース層を露出させた後、露出した前記ベース層上に、抵
抗率の低い半導体層を選択的に成長させる工程を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 請求項8記載の半導体装置の製造方法
において、 前記第3の工程の代わりに、前記2以上のエミッタ電極
をマスクとして、前記エミッタバリア層を選択的にエッ
チングして、前記2以上の島状のエミッタ層間の前記ベ
ース層を露出させた後、前記2以上のエミッタ電極をマ
スクとして、露出した前記ベース層上に、金属層をオー
ミック接合して形成する工程を有することを特徴とする
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33743593A JP3295897B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33743593A JP3295897B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07202168A true JPH07202168A (ja) | 1995-08-04 |
JP3295897B2 JP3295897B2 (ja) | 2002-06-24 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33743593A Expired - Fee Related JP3295897B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置及びその製造方法 |
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JP (1) | JP3295897B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7566920B2 (en) * | 2005-07-13 | 2009-07-28 | Panasonic Corporation | Bipolar transistor and power amplifier |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33743593A patent/JP3295897B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7566920B2 (en) * | 2005-07-13 | 2009-07-28 | Panasonic Corporation | Bipolar transistor and power amplifier |
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