JPH0720173Y2 - 防水装置 - Google Patents

防水装置

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JPH0720173Y2
JPH0720173Y2 JP1988080267U JP8026788U JPH0720173Y2 JP H0720173 Y2 JPH0720173 Y2 JP H0720173Y2 JP 1988080267 U JP1988080267 U JP 1988080267U JP 8026788 U JP8026788 U JP 8026788U JP H0720173 Y2 JPH0720173 Y2 JP H0720173Y2
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JP
Japan
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waterproof plate
waterproof
sprocket
plate
opening
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JP1988080267U
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JPH025424U (ja
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健 松本
直幸 長沢
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Sanwa Shutter Corp
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Sanwa Shutter Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、集中豪雨や高潮などのときに、建物内部への
浸水を防止するため建物の開口部等に設けられる防水装
置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、この種防水装置としては、別途格納されている防
水板を搬入し、これを落とし込んだり、組立てて構成さ
れる防水装置、あるいは上下動するシヤツターカーテン
の下部に防水板を一体的に組付けたものなどがある。し
かるに前者は、防水板を搬入したり組立てたりするのに
手間がかかり、突然の出水に敏速に対処することができ
ないという問題があつた。また後者は、出水に応じた迅
速な対処はできるが、シヤツターカーテンの開放時に開
口部上方例えばシヤツターケース内等に防水板の収納ス
ペースを広く確保することが必要であり、スペースの狭
い場所に配設することは事実上困難であるという欠点が
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる防水装置を提供することを目的として
創案されたものであつて、建物出入口等の開口部に水が
浸入しないよう起立状に配設される放水板であつて、該
防水板が設けられる地下面を作溝して防水板を起立姿勢
で収納できる地下収納室と、該地下収納室に収納された
防水板を防水位置まで昇降ガイドするガイドレールと、
一端が防水板に連結され、他端が防水板よりも重いカウ
ンタウエイトに連結され、中間部が上位に配設したワイ
ヤシーブに懸回する吊りワイヤと、一端が防水板に連結
され、他端がスプロケツトに巻回される連結ワイヤと、
スプロケツトの回転を行うための駆動源となる電動開閉
機とからなり、さらに該電動開閉機には、手動解除可能
な状態で非電源供給時にスプロケツトの回転を規制する
ためのブレーキ装置が設けられていることを特徴とする
ものである。
そして本考案は、この構成によつて、平常時には地下に
収納されるものでありながら、出水時には迅速に対処し
て防水できるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は左右塀間の開口部に設けられた地下収
納式の防水装置であつて、該防水装置1を構成する防水
板2は、その左右両端縁部をガイドレール3に案内され
ることで、後述するように地面下に作溝された収納室4
内の収納位置から開口部を塞ぐ防水装置まで上下動する
ようになつている。この防水板2の左右両端部にはブラ
ケツト5が一体的に取付けられており、該ブラケツト5
の上部に吊りワイヤ6の一端側が締結されている。吊り
ワイヤ6の他端側は、上方のワイヤシーブ7を懸回して
カウンタウエイト8に締結されているが、カウンタウエ
イト8の重量は防水板2より重く設定されていて、防水
板2を常に上り勝手とするように構成されている。一
方、ブラケツト5の下部には連結ワイヤ9の一端部が締
結されており、該連結ワイヤ9の他端部は下方のワイヤ
シーブ10を懸回してローラチエン11の一端側に連結され
ている。このローラチエン11は、上方の継送スプロケツ
ト13に噛合されており、一方ローラチエン11の他端側に
はバランス用のカウンタウエイト14が締結されている。
また前記継送スプロケツト13は開閉機12に連動連結され
ているが、開閉機12には、開閉機のスプロケツト12aを
回動せしめるためのハンドル12bが取付け自在となつて
いると共に、スプロケツト12aの回動を規制せしめるブ
レーキ(図示せず)と、該ブレーキを解除するための操
作紐12cとが設けられている。そしてハンドル12bを操作
してスプロケツト12aを回動せしめることにより継送ス
プロケツト13も連動して回動することとなるが、ローラ
チエン11がバランス用カウンタウエイト14側に継送され
る方向(図面においては時計回り)に継送スプロケツト
13を回転せしめることで、防水板2は連結ワイヤ9によ
り下側に引張られて、前述したカウンタウエイト8の自
重に抗して下動するようになつている。そして防水板2
を最下位まで下動せしめた状態で、継送スプロケツト13
が回転しないよう開閉機12のブレーキをかけておくこと
により防水板2は収納室4に完全に収納される収納位置
に下降せしめられるようになつている。一方、開閉機12
のブレーキを解除すれば継送スプロケツト13は自由に回
転できることとなつて、カウンタウエイト8の自重によ
り、防水板2はその上端部がガイドレール3に取付けら
れたストッパ3aに接当するまで上動して、開口部を塞ぐ
防水位置に位置せしめられるようになつている。
また防水板2の塀内部(敷地内)側面の左右両縁部及び
下縁部にはシール材15が装着されている。一方収納室4
及びガイドレール3には、ブラケツト16aを介して進退
自在な押えねじ16が取付けられており、そして防水板2
が上記防水位置に位置した状態で、押えねじ16を工具等
で進出させることによつて、防水板2は塀内部側に押圧
され、左右両端部はガイドレール3内面に、下縁部は収
納室4内壁にシール材15により水密状に密着するように
なつている。尚、図中17は防水板2に設けられた振れ止
めローラ、18は緩衝用の弾機、19は収納室4用の蓋、20
は門扉である。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、出水の
心配のない平常時には、防水板2を収納室4内の収納位
置に位置せしめて開閉機12のブレーキをかけ、さらに収
納室4に蓋19をしておけば、防水板2は完全に地下に収
納されることとなる。そして台風や大雨等のため出水の
惧れのある場合には、蓋19を取り除き操作紐12cを引い
て開閉機12のブレーキを解除すれば、防水板2はカウン
タウエイト8の自重より直ちに上昇して開口部を塞ぐ防
水位置に位置することとなる。次いで押えねじ16を進出
させれば、防水板2はガイドレール3内面及び収納室4
内壁に押圧されてシール材15により水密状に密閉される
こととなる。
このように本考案にあつては、防水板2は平常時には地
下に収納されるため、例えばシヤツターケース内等に防
水板の収納スペースを全く必要とせずすつきりとしたも
のにできる。そして、防水板2は、常にその重量より重
いカウンタウエイト8によつて防水位置側に上昇するよ
うになつているので、必要時には、蓋19を取り除いてブ
レーキ解除の操作紐12cを引くという極めて簡単は手動
操作で直ちに自動的に防水位置まで上昇して開口部を塞
ぐことができ、次いで押えねじ16を進出させれば水密状
に密閉されることとなり、停電を伴う突然の出水に対し
ても極めて迅速かつ確実に対処できるものである。
尚、防水板2が水圧により撓む惧れがあるような場合に
は、防水板2の中間部適宜位置にターンバツクル等の補
強材を設けるようにしても良い。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、防水板は、地下収納室に収納されたものをガイ
ドレールにガイドさせて上昇させることで防水姿勢にす
ることができ、この結果、防水板を水平軸を軸芯にして
上下揺動させるもののように、防水板に働く水圧が、防
水板を防水姿勢にするための駆動機構に作用することが
なくなつて、駆動機構の有効な保護が計れると共に、出
水があつた後であつても、迅速で確実な防水位置への上
昇を行うことができることになる。
しかも、防水板は、常にその重量より重いカウンタウエ
イトによつて防水位置側に上昇するようになつているの
で、停電の非電源供給時においては、電動開閉機に設け
られるブレーキを手動解除することで自動的に防水位置
まで上昇することになり、この結果、停電後であつて
も、単にブレーキ解除をするという簡単な作業で、防水
板を防水位置に上昇させることができ、停電を伴う突然
の出水に対しても極めて迅速に対処できる。
そして、防水板の地下収納室への下降は、電動開閉器の
駆動によつて行えるので、カウンタウエイトで常に上昇
側に付勢されているものでありながら、電源供給時にお
いて電動開閉機を利用して簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る防水装置の一実施例を示したもの
であつて、第1図は塀開口部の概略平面図、第2図は防
水装置の正面図、第3図は同上一部水平断面図、第4図
A,Bはそれぞれ防水装置、収納位置における防水装置の
縦断面図である。 図中、2は防水板、4は収納室、6は吊りワイヤ、8は
カウンタウエイト、9は連結ワイヤ、11はローラチエ
ン、13は継送スプロケツトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物出入口等の開口部に水が浸入しないよ
    う起立状に配設される防水板であつて、該防水板が設け
    られる地下面を作溝して防水板を起立姿勢で収納できる
    地下収納室と、該地下収納室に収納された防水板を防水
    位置まで昇降ガイドするガイドレールと、一端が防水板
    に連結され、他端が防水板よりも重いカウンタウエイト
    に連結され、中間部が上位に配設したワイヤシーブに懸
    回する吊りワイヤと、一端が防水板に連結され、他端が
    スプロケツトに巻回される連結ワイヤと、スプロケツト
    の回転を行うための駆動源となる電動開閉機とからな
    り、さらに該電動開閉機には、手動解除可能な状態で非
    電源供給時にスプロケツトの回転を規制するためのブレ
    ーキ装置が設けられていることを特徴とする防水装置。
JP1988080267U 1988-06-17 1988-06-17 防水装置 Expired - Lifetime JPH0720173Y2 (ja)

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JP1988080267U JPH0720173Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17 防水装置

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JP1988080267U JPH0720173Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17 防水装置

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JPH025424U JPH025424U (ja) 1990-01-16
JPH0720173Y2 true JPH0720173Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=31305100

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5355296U (ja) * 1976-10-14 1978-05-11
JPS589165U (ja) * 1981-07-08 1983-01-21 アキツ精機株式会社 埋設格納型放水銃装置
JP6358498B2 (ja) * 2014-04-22 2018-07-18 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 漂流物の流出防止装置

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JPS5989979U (ja) * 1982-12-10 1984-06-18 高桑 宣幸 防水扉開閉装置
JPH0338260Y2 (ja) * 1984-11-28 1991-08-13

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JPH025424U (ja) 1990-01-16

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