JPH07201568A - 積層チップインダクタ - Google Patents

積層チップインダクタ

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JPH07201568A
JPH07201568A JP33557193A JP33557193A JPH07201568A JP H07201568 A JPH07201568 A JP H07201568A JP 33557193 A JP33557193 A JP 33557193A JP 33557193 A JP33557193 A JP 33557193A JP H07201568 A JPH07201568 A JP H07201568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip inductor
magnetic path
conductor pattern
multilayer chip
laminated chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP33557193A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Takahashi
高橋  彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP33557193A priority Critical patent/JPH07201568A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁路面積を簡単な構造で変更でき、これにより
インダクタンスを容易に変更できる積層チップインダク
タを提供する。 【構成】引き出し電極3が形成された層に磁路7の一部
を遮断する遮断部8aを形成したので、この遮断部8a
で遮断される部分だけその磁路7が狭くなり、インダク
タンスを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導体パターンが印刷等さ
れた磁性体グリーンシートを積層した積層チップインダ
クタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の積層チップインダクタと
して、図8及び図9に示すものが一般的に知られてい
る。
【0003】この積層チップインダクタ1の構造を簡単
に説明するに、図8に示すように、積層チップインダク
タ1は導体パターン2及び引き出し電極3が印刷された
磁性体グリーンシート4を上下に積層固着したもので、
この導体パターン2及び引き出し電極3は導電材料(図
示しない)が貫通したスルーホール5で接続されてい
る。
【0004】このように積層された磁性体グリーンシー
ト4の端面には、図9に示すように、引き出し電極3に
接続する外部電極6が印刷される一方、導体パターン2
及び引き出し電極3の内側に幅W1の磁路7が形成され
ている。
【0005】このように構成された積層チップインダク
タ1は、そのインダクタンスの大きさを変更する構造と
して以下のものが採用されている。
【0006】第1に導体パターン2及び引き出し電極3
が印刷された磁性体グリーンシート4の透磁率を変更す
る構造、第2に導体パターン2で形成されるコイルの形
状を変更する構造、第3にコイルの巻数を変更する構
造、第4に一部の導体パターン2の位置をずらし、磁路
の幅(磁路面積)を変更する構造が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の変更構造では、磁性体グリーンシート4の材料を変
更することを要し、各種インダクタンス用の材料を予め
用意しなければならず、その変更作業が面倒なものとな
っている。また、第2の変更構造では、導体パターン2
の形状を変更することを要し、この導体パターン2の印
刷設定を大幅に変更しなければならないという問題点を
有している。更に、第3の変更構造では、導体パターン
2それ自体は変更を必要としないが、コイルの巻数間の
インダクタンス量を設定できない欠点を有している。
【0008】更にまた、第4の変更構造により、導体パ
ターン2をずらし磁路7を変更するときは、図10に示
すように、ずらした2点鎖線の導体パターン2とスルー
ホール5とが互いに非接続状態となるおそれがあり、こ
のため、その磁路変更が僅かしかできないという欠点を
有していた。
【0009】本発明の目的は前記従来の問題点に鑑み、
磁路面積を簡単な構造で変更でき、これによりインダク
タンスを容易に変更できる積層チップインダクタを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、各層に形成された導体パ
ターンの一部を引き出し電極に接続し、該各導電パター
ンの内側に磁路を形成した積層チップインダクタにおい
て、前記引き出し電極が形成された層に前記磁路の一部
を遮断する遮断部を形成したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、各層に形成された導体
パターンの一部を引き出し電極に接続し、該各導電パタ
ーンの内側に磁路を形成した積層チップインダクタにお
いて、前記各導体パターンが形成された少なくとも一部
の層に該導体パターンとは別個に前記磁路の一部を遮断
する遮断部を形成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、引き出し電極が形成
された層に磁路の一部を遮断する遮断部を形成したの
で、この遮断部で遮断される部分だけその磁路が狭くな
り、インダクタンスを小さくすることができる。
【0013】請求項2の発明によれば、導体パターンが
形成された層にこの導体パターンと別個に磁路の一部を
遮断する遮断部を形成しているため、請求項1の発明と
同様に磁路面積を変更してインダクタンスを変更できる
し、また、この遮断部は導体パターンと別個に形成され
ているため、この導体パターンの形状等を変更すること
なく、インダクタンスを変更できる。
【0014】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る積層チップイン
ダクタの第1実施例を示すもので、図1は積層チップイ
ンダクタの磁性体グリーンシートの分解斜視図、図2は
積層チップインダクタの側面図である。なお、従来例と
同一構成部分は同一の符号をもって表している。
【0015】即ち、図中、1は積層チップインダクタ、
2は導体パターン、3は引き出し電極、4は導体パター
ン2及び引き出し電極3が表面に印刷された磁性体グリ
ーンシート、5は導体パターン2の端部に形成されたス
ルーホール、6は積層チップインダクタ1の端面に印刷
された外部電極である。なお、図1では導体パターン2
が印刷された磁性体グリーンシート4の一部を省略して
表示した。
【0016】このような構成は従来例の図8及び図9に
示すものと同一であり、本実施例は最下位の磁性体グリ
ーンシート4に印刷された引き出し電極3の配置形状に
特徴を有する。
【0017】即ち、この引き出し電極3は図2に示すよ
うに、その一端部が従来の引き出し電極3と比較し、幅
W3の部分が積層チップインダクタ1の内側まで延びて
おり、この延設部分が磁路の一部を遮断する遮断部8a
を構成している。
【0018】この実施例によれば、従来の磁路W1と比
較し本実施例の磁路7の幅W2がこの遮断部8aの幅W
3の分狭くなり、磁路面積が小さくなる。このため、従
来の積層チップインダクタより小さなインダクタンスの
積層チップインダクタ1を形成できる。
【0019】また、このインダクタンス変更構造はこの
遮断部8aの位置、形状、大きさ等を変更するだけで良
く、導体パターン2の形状等の変更を要しないため、極
めて簡単にインダクタンスを変更できる。
【0020】図3及び図4は本発明に係る積層チップイ
ンダクタの第2実施例を示すもので、図3は積層チップ
インダクタの磁性体グリーンシートの分解斜視図、図4
は積層チップインダクタの側面図である。
【0021】前記第1実施例では最下部の引き出し電極
3に遮断部8aを一体に形成しているが、この第2実施
例ではこの最下位の引き出し電極3と離隔し別個に磁路
7の遮断部8bを形成している。この遮断部8bにより
本実施例の磁路7の幅W4が遮断部8bの幅W5の分狭
くなり、インダクタンスが小さくなる。なお、その他の
構成、作用は前記第1実施例と同様である。
【0022】図5及び図6は本発明に係る積層チップイ
ンダクタの第3実施例を示すもので、図5は積層チップ
インダクタの磁性体グリーンシートの分解斜視図、図6
は積層チップインダクタの側面図である。
【0023】前記第1及び第2実施例では最下位の磁性
体グリーンシート4に遮断部8a,8bを形成している
が、この第3実施例では導体パターン2が印刷された磁
性体グリーンシート4に遮断部8cを形成している。ま
た、この導体パターン2の形状を変更しなくても良いよ
うに、この遮断部8cを導体パターン2から離隔して別
個に形成している。この遮断部8cにより本実施例の磁
路7の幅W6が遮断部8cの幅W7の分狭くなり、イン
ダクタンスが小さくなる。なお、その他の構成、作用は
前記第1実施例と同様である。
【0024】なお、前記第1実施例においては、引き出
し電極3及び遮断部8aを方形状に形成した例を示して
いるが、この形状はスルーホールの接続する部位により
様々である。従って、例えば図7の(a)(b)に示すように
引き出し電極兼遮断部9を形成し、その横方向の幅W6
を変えることにより、磁路の遮断幅を任意に変更するよ
うにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、引き出し電極が形成された層に磁路の一部を遮
断する遮断部を形成したので、この遮断部でインダクタ
ンスを簡単かつ任意に変更することができる。
【0026】請求項2の発明によれば、導体パターンが
形成された層にこの導体パターンと別個に磁路の一部を
遮断する遮断部を形成しているため、請求項1の発明と
同様の効果を奏するし、また、この遮断部は導体パター
ンと別個に形成されているため、この導体パターンの形
状等を変更することなく、容易にインダクタンスを変更
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る積層チップインダクタの磁性
体グリーンシートの分解斜視図
【図2】第1実施例に係る積層チップインダクタの側面
【図3】第2実施例に係る積層チップインダクタの磁性
体グリーンシートの分解斜視図
【図4】第2実施例に係る積層チップインダクタの側面
【図5】第3実施例に係る積層チップインダクタの磁性
体グリーンシートの分解斜視図
【図6】第3実施例に係る積層チップインダクタの側面
【図7】引き出し電極及び遮断部の他の例を示す平面図
【図8】従来の積層チップインダクタの磁性体グリーン
シートの分解斜視図
【図9】従来の積層チップインダクタの側面図
【図10】従来の接続不良状態を示す斜視図
【符号の説明】
1…積層チップインダクタ、2…導体パターン、3…引
き出し電極、6…外部電極、7…磁路、8a,8b,8
c…遮断部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各層に形成された導体パターンの一部を
    引き出し電極に接続し、該各導電パターンの内側に磁路
    を形成した積層チップインダクタにおいて、 前記引き出し電極が形成された層に前記磁路の一部を遮
    断する遮断部を形成したことを特徴とする積層チップイ
    ンダクタ。
  2. 【請求項2】 各層に形成された導体パターンの一部を
    引き出し電極に接続し、該各導電パターンの内側に磁路
    を形成した積層チップインダクタにおいて、 前記各導体パターンが形成された少なくとも一部の層に
    該導体パターンとは別個に前記磁路の一部を遮断する遮
    断部を形成したことを特徴とする積層チップインダク
    タ。
JP33557193A 1993-12-28 1993-12-28 積層チップインダクタ Pending JPH07201568A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005294637A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Murata Mfg Co Ltd 積層コイルアレイ
WO2012077413A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 太陽誘電株式会社 積層チップインダクタ及びその製造方法
JP2017022304A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 太陽誘電株式会社 インダクタ及びプリント基板

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030624