JPH07201403A - コネクタの防水栓及び防水栓取付構造 - Google Patents

コネクタの防水栓及び防水栓取付構造

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JPH07201403A
JPH07201403A JP5352298A JP35229893A JPH07201403A JP H07201403 A JPH07201403 A JP H07201403A JP 5352298 A JP5352298 A JP 5352298A JP 35229893 A JP35229893 A JP 35229893A JP H07201403 A JPH07201403 A JP H07201403A
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waterproof plug
insertion hole
connector housing
terminal insertion
outer end
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Tetsuo Kato
哲男 加藤
Akira Maeda
章 前田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水栓の後端部に水が溜まるのを防止し、シ
ールの信頼性をより高める。 【構成】 電線2の外周に嵌合され、コネクタハウジン
グ1の端子挿入孔1a内に通された電線2と端子挿入孔
1aの内壁との間をシールする筒状の防水栓20におい
て、前記端子挿入孔1aに対する挿入方向後端部に、コ
ネクタハウジング1の外端壁1bより外側に露出しかつ
前記端子挿入孔1aを覆い隠す大きさの傘状の露出部2
1を設け、この傘状の露出部21の前記コネクタハウジ
ング1の外端壁1bに対向する部分に,同外端壁1bに
密着する弾性を有した環状のリップ22を突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のワイヤーハ
ーネスのコネクタに組み込まれる防水栓及び防水栓取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は実開昭62−163879号公報
に示された従来の防水栓のコネクタへの組み込み状態を
示す断面図である。
【0003】図において、1はコネクタハウジングであ
り、このコネクタハウジング1の端子挿入孔1aには端
子(図示略)が挿入され、その後方に延びる電線2の外
周に防水栓3が嵌合され、この防水栓3により、電線2
と端子挿入孔1aの内壁との隙間がシールされている。
【0004】防水栓3は全体がゴムからなり、内部を電
線挿通孔3aとした筒状の本体4を有する。本体4の前
端には加締筒部5が延設され、加締筒部5の外周の加締
用凹部6に、端子の後端の加締片7を加締めることで、
防水栓3が端子の後端に固着されている。また、防水栓
3の本体4の内周と外周には、それぞれ電線2の外周及
びコネクタハウジング1の端子挿入孔1aの内周に密着
するための断面波形のシール部8a、8bが形成されて
いる。また、本体4の後端内周には、電線2の挿入を容
易にするためのテーパ部9が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、防水栓3を
圧着した端子をコネクタハウジング1の端子挿入孔内に
挿入した場合、防水栓3の位置が必ずしも定まらないた
め、その後端面3bが、コネクタハウジング1の外端壁
1bより低い位置になったり、高い位置になったりす
る。
【0006】図6に示すように低い位置になった場合に
は、端子挿入孔1aの内壁と、防水栓3の後端面3b及
びテーパ面9と、電線2とで囲まれる窪み10ができ
る。したがって、この窪み10が上を向いている場合に
は、ここに水11が溜まることがある。
【0007】水が溜まると、長時間経過する間に、振動
や電線の動きなどに伴って、端子側に水が侵入する可能
性がある。水が侵入すると、端子間がリークしたり、端
子に腐食が発生したりして、接続不良を起こすおそれが
ある。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、防水栓の後
端部に水が溜まるのを防止することができ、シールの信
頼性をより高めることのできるコネクタの防水栓及び防
水栓取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る防
水栓は、電線の外周に嵌合され、コネクタハウジングの
端子挿入孔内に通された電線と端子挿入孔の内壁との間
をシールする筒状の防水栓において、前記端子挿入孔に
対する挿入方向後端部に、コネクタハウジングの外端壁
より外側に露出しかつ前記端子挿入孔を覆い隠す大きさ
の傘状の露出部を設け、この傘状の露出部の前記ハウジ
ングの外端壁に対向する部分に、同外端壁に密着する弾
性を有した環状のリップを突設したことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明に係る防水栓は、請求項1
記載のコネクタの防水栓において、前記露出部の後端面
に、前記電線の周囲を一周する環状凹部を設けたことを
特徴とする。
【0011】請求項3の発明に係る防水栓の取付構造
は、請求項1または2記載の防水栓を収容した前記コネ
クタハウジングの外端壁に、前記露出部を包囲する筒状
壁を突設し、該筒状壁に水抜き溝を形成したことを特徴
とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、露出部が端子挿入孔を覆
い、リップがコネクタハウジングの外端壁と露出部との
隙間を塞ぐので、防水栓の後端部に水が溜まらなくなる
上、露出部とコネクタハウジングの隙間から水が侵入す
るおそれもなくなる。また、防水栓の位置が多少ずれて
も、リップは常にコネクタハウジングの外端壁に密着す
るので、防水栓の位置のばらつきをリップの変形によっ
て吸収することができ、常に良好なシール性を維持す
る。また、露出部は端子挿入孔よりも大きいので、スト
ッパの機能を果たし、防水栓がそれ以上中に入るのを止
め、リップによるシール性を維持する。
【0013】請求項2の発明では、環状凹部が、電線挿
入時に露出部の変形する逃げとして作用する。よって、
自由状態において電線を挿通させる際には、環状凹部の
内側の筒部が、外側に容易に開くようになり、電線の挿
入が容易となる。また、端子挿入孔に防水栓を挿入した
際には、挿入の程度に応じて柔軟に露出部が変形するこ
とになるため、防水栓の位置のばらつきの吸収量が大き
くなる。なお、環状凹部は外に露出しているので、ここ
に水が溜まる可能性があるが、ここに水が溜まっても、
この環状凹部は他の部材との隙間に臨んではいないの
で、全く内部に侵入するおそれはない。
【0014】請求項3の発明では、筒状壁が防水栓を保
護する。しかも水は水抜き溝より逃げるので、筒状壁の
内部に水が溜まることはない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1(a)は本発明の一実施例の防水栓2
0の斜視図、図1(b)は実施例の防水栓20をコネク
タハウジング1内に組み込んだ状態を示す断面図であ
る。この実施例の防水栓20は、図6に示した従来の防
水栓3と後端部の構造が異なるのみで、他は同じであ
る。よって、同一部分には同一符号を付して説明を略
し、異なる部分についてのみ説明する。
【0017】この防水栓20の本体4の電線挿入方向の
後端部には、一体的に傘状の露出部21が形成されてい
る。この傘状の露出部21は、コネクタへの組み込み時
にコネクタハウジング1の外端壁1bより外側に露出
し、かつ端子挿入孔1aを覆い隠す大きさ(端子挿入孔
1aの径より若干大きな径)のものである。この傘状の
露出部21の、前記ハウジング1の外端壁1aに対向す
る面の外周縁には、先端が同外端壁1aに密着する環状
のリップ22が突設されている。このリップ22は弾性
を有し、柔軟に変形するものである。
【0018】また、露出部21の後端面には、電線2の
周囲を一周する環状凹部23が形成され、これにより環
状凹部23の内側に、電線2の外周に嵌合する薄肉の筒
部24が確保されている。なお、環状凹部23の深さ
は、露出部21の電線挿通方向寸法と同程度か、それ以
上に設定されている。これは、露出部21の変形を有効
に生じさせるためである。
【0019】次に作用を説明する。
【0020】この防水栓20に対して電線22を通す場
合、露出部21の最内周の筒部24に電線2を通すが、
同筒部24の外側には環状凹部23が存在するので、筒
部24は割合柔軟に変形可能である。したがって、電線
2の挿入が容易であり、作業性が損なわれない。
【0021】この防水栓20を、端子の後端に加締め、
電線2の外周に嵌合させた状態で、コネクタハウジング
1の端子挿入孔1a内に挿入すると、図1(b)に示す
ように、露出部21の外周部がコネクタハウジング1の
外端壁1bに突き当たる。そして、リップ22の先端が
コネクタハウジング1の外端壁1bに密着し、露出部2
1とコネクタハウジング1の外端壁1bの隙間を封じ
る。したがって、内部への水の侵入が阻止される。
【0022】図2はこのときの状態を外から見た図であ
る。この状態では、電線2が環状凹部23に囲まれた筒
部24に保持されているので、図中矢印方向に電線2が
動いた際にも、その動きに筒部24が追従して撓む。し
たがって、弾力的に電線を保持することができると共
に、電線2の動きがシール部8a、8b(図1参照)に
及ばなくなり、シール部8a、8b自体の性能も損なわ
れなくなる。
【0023】防水栓20がさらに奥まった位置まで入る
と、図3に示すように、リップ22の受ける力によっ
て、露出部21の外周側の部分が環状凹部23側、つま
り内方に変形し、防水栓20の位置の移動を大きな範囲
で許容する。この場合も、リップ22は変形しながら
も、先端がコネクタハウジング1の外端壁1bに密着し
続け、それによりシール性が維持される。また、露出部
21の変形により反力を生じることで、防水栓20がそ
れ以上奥へ入り込まないように押さえる。
【0024】なお、コネクタハウジング1の外端壁1b
に、防水栓20の露出部を包囲する筒状壁を突設して、
防水栓20を保護するようにしてもよい。図4はそのよ
うな筒状壁1dを設けた防水栓20の取付構造の断面
図、図5は同筒状壁1dを設けたコネクタハウジング1
の外観図である。これらの図に示すように、筒状壁1d
を設けた場合、筒状壁1d自体に水抜き溝1cを形成す
ることが望ましい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、後端部に露出部を設けたことにより、防水栓の
後端部に水が溜まるのを防止することができる。また、
リップが常に露出部とハウジングの隙間を塞ぐので、防
水栓の位置によらず、内部に水が侵入するおそれがなく
なり、シールの信頼性が高まる。
【0026】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、環状凹部の存在により、露出部の変形の自由
度が高まり、電線の挿入が容易となる。また、防水栓の
位置のばらつき吸収量も大きくでき、防水栓の位置によ
らず、常に良好なシール性能を維持することができる。
【0027】請求項3の発明によれば、筒状壁により防
水栓を包囲するので、防水栓を保護することができる。
しかも、水は水抜き溝より逃がせるので、水の溜まりも
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の防水栓を示し、(a)は防
水栓の斜視図、(b)は防水栓をコネクタハウジングに
組み付けた状態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例の防水栓をコネクタハウジン
グに組み付けた状態を示す外観図である。
【図3】本発明の一実施例の防水栓をコネクタハウジン
グに組み付けた状態の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例の防水栓を他のコネクタハウ
ジングに組み付けた状態を示す断面図である。
【図5】図5に示したコネクタハウジングの後端部の斜
視図である。
【図6】従来の防水栓をコネクタハウジングに組み込ん
だ構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コネクタハウジング 1a 端子挿入孔 1b 外端壁 1c 水抜き溝 1d 筒状壁 2 電線 20 防水栓 21 露出部 22 リップ 23 環状凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の外周に嵌合され、コネクタハウジ
    ングの端子挿入孔内に通された電線と端子挿入孔の内壁
    との間をシールする筒状の防水栓において、前記端子挿
    入孔に対する挿入方向後端部に、コネクタハウジングの
    外端壁より外側に露出しかつ前記端子挿入孔を覆い隠す
    大きさの傘状の露出部を設け、この傘状の露出部の前記
    ハウジングの外端壁に対向する部分に、同外端壁に密着
    する弾性を有した環状のリップを突設したことを特徴と
    するコネクタの防水栓。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタの防水栓におい
    て、前記露出部の後端面に、前記電線の周囲を一周する
    環状凹部を設けたことを特徴とするコネクタの防水栓。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の防水栓を収容し
    た前記コネクタハウジングの外端壁に、前記露出部を包
    囲する筒状壁を突設し、該筒状壁に水抜き溝を形成した
    ことを特徴とするコネクタの防水栓取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1204174A1 (en) * 2000-11-01 2002-05-08 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Waterproof connector
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