JPH07201166A - 防塵ドア装置 - Google Patents

防塵ドア装置

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Publication number
JPH07201166A
JPH07201166A JP5351987A JP35198793A JPH07201166A JP H07201166 A JPH07201166 A JP H07201166A JP 5351987 A JP5351987 A JP 5351987A JP 35198793 A JP35198793 A JP 35198793A JP H07201166 A JPH07201166 A JP H07201166A
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JP
Japan
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door
cartridge
face member
dustproof
contact
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JP5351987A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakajima
裕治 中島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 万一、指が挟まれても絶対にけがをすること
のない防塵ドア装置を提供することを目的とする。 【構成】 サブパネル15の挿入口15a後方に、カートリ
ッジ1の非装着時に閉じる第1のドア4と、装着時に閉
じる第2のドア9を設ける。この第2のドア9は第2ば
ね12によって常時挿入口15aを閉じる方向に付勢されて
おり、この第2のドア9にレバー13の係合軸13d係止さ
せ、ピン13cをカートリッジホルダ14に取り付けること
により、カートリッジホルダ14の上昇,下降動作に連動
して、第2のドア9が開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置の防塵ド
ア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術として、従来、特公平4−
77396号公報または実公平2−37195号公報記載のものが
ある。
【0003】特公平4−77396号公報には2枚構成の防
塵ドアが開示されている。まず、カートリッジを挿入す
ると、第1のドアが支点を中心に揺動して開かれる。次
に、カートリッジが所定の深さまで挿入されると、ロッ
ク機構が解除されて、ホルダに保持された状態でカート
リッジが降下する。このときカートリッジの下面がレバ
ーを押し下げることにより、レバーの支点の反対側が持
ち上がる。さらに、このレバーの支点の反対側には第2
のドアが係合しているので第2のドアが下からせりあが
り、カートリッジ挿入口がこの第2のドアによって閉じ
られる。
【0004】実公平2−37195号公報にも2枚構成の防
塵ドアが開示されている。この公報記載の技術によれ
ば、第2のドアはラックとピニオンによるモータ駆動で
上下する。また、第2のドアは第1のドアの前方、すな
わち挿入口側に配置されている。
【0005】図14は第1のドアの取付け状態を示す構成
図であり、50はフェース部材、51はフェース部材50に形
成した挿入口、52は第1のドア、53は前面にフェース部
材50を装着したフロントカバー、54は第1のドア52の回
動軸、55は第1のドア52を押圧するねじりばねを示す。
図14に示すように、第1のドア52は、フェース部材50の
後方、かつ上方に回動軸53によって回動可能に軸支さ
れ、さらにねじりばね55によって常時フェース部材50側
に付勢されている。また、第1のドア52に形成した回動
軸53の取付孔(図示せず)は、回動軸50の外径にほぼ等し
く設計されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
リッジを押し下げる駆動力は、レバーによる直接的な駆
動力の伝達、またはモータ等の動力によるものなので、
かなり大きな力でありカートリッジ装填直後において指
を離すのが遅れて指が挟まれてしまった場合、けがをす
る恐れがあった。
【0007】また、図14(b)に示すように、組み立て誤
差等により、回動軸53が図中左側に寄った場合、第1の
ドア52とフェース部材50とが干渉し合い、第1のドア52
の下部においてフェース部材50との間に隙間が発生し、
図中右側に寄った場合、第1のドア52の上部においてフ
ェース部材50との間に隙間が発生する。そのため、密閉
性が損なわれるという問題があった。
【0008】本発明は、このような課題に対して鑑みな
されたものであり、万一、指が挟まれても絶対にけがを
することがなく、さらに防塵性の高い防塵ドア装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、記録媒体を内部に収納したカートリッジ
を挿入するための挿入口が形成されたフェース部材と、
このフェース部材の後面側で回動可能に支持され、前記
挿入口を開閉する第1のドアと、前記フェース部材の後
面側で前記カートリッジの挿入方向に対して直角方向に
スライド可能に支持され、前記挿入口を開閉する第2の
ドアとからなり、前記カートリッジを保持し、上下動に
より前記カートリッジを駆動装置に装着するカートリッ
ジホルダに対し、前記第1,第2のドアを介して前記カ
ートリッジの着脱を行う防塵ドア装置において、一端に
前記カートリッジホルダとの係合部が形成され、他端に
前記第2のドアとの当接部が形成されたレバーを回動可
能に前記フェース部材の後面側に設置し、さらに前記第
2のドアに第2のドアを常時閉方向に付勢するねじりば
ねを設けたことを特徴とする。
【0010】また、前記第1のドアとフェース部材との
接触開始点の位置を前記第1のドアの回動軸上に設定
し、さらに前記第1のドアの回動軸を支持する孔を、カ
ートリッジの挿入方向に対して平行方向でかつ前記接触
開始点前後に伸びる長孔とし、さらにまた前記第1のド
アを常時閉方向に付勢するねじりばねを設け、このねじ
りばねの一端を前記フェース部材または前記フェース部
材が装着されるフロントカバーに当接させ、他端を前記
第1のドアの高さのほぼ中間点に当接させたことを特徴
とする。
【0011】また、前記第2のドアの上端または下端の
少なくとも一方にテーパ部を設け、さらに第2のドアの
閉時において前記テーパ部に当接する板ばねを設けたこ
とを特徴とする。
【0012】また、前記板ばねと前記フェース部材が装
着されるフロントカバーとを一体的にモールド成型した
ことを特徴とする。
【0013】また、前記挿入口の周囲でかつフェース部
材と第1または第2のドアとの当接部に弾性体を取り付
けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】前記構成によれば第2のドアは、ねじりばねに
よる付勢力だけで閉方向に付勢されているので、ユーザ
が、万一、指を挟んでも指にかかる力がねじりばねに一
部吸収されるため、けがをすることがなくなる。
【0015】また、第1のドアの回動軸を支持する孔
を、カートリッジの挿入方向に対して平行方向で、かつ
第1のドアとフェース部材との接触開始点前後に伸びる
長孔とし、さらにまた第1のドアの中間点に当接し、第
1のドアを常時閉方向に付勢するねじりばねを設けたこ
とで、例えば回動軸の組み立て誤差により第1のドアと
第2のドアとの間に隙間が生ずるような場合に、第1の
ドアに対し隙間を埋める方向にモーメントがかかり、第
1のドアが隙間を埋める方向に移動可能となる。
【0016】また、第2のドアが閉じられるとき、板ば
ねが第2のドアをフェース部材側に押圧するため、第2
のドアがスライドする際も気密性を保つことが可能とな
る。
【0017】また、板ばねとフロントカバーとを一体的
にモールド成型することにより、部品点数を削減するこ
とが可能となる。
【0018】また、挿入口周囲に弾性体を取り付けるこ
とにより、フェース部材と第1のドアまたは第2のドア
の当接面の平面度が多少悪くても、第1のドアまたは第
2のドアが閉じたときの気密性を保たせることが可能と
なる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の防塵ドア装置の第1実施例
を備えた光ディスク装置の外観を示す斜視図、図2は本
発明の防塵ドア装置の第1実施例の構成および構成部材
を示す分解斜視図、図3は本発明の防塵ドア装置の第1
実施例の内部構成示す内部側面図である。図1におい
て、1は内部に光ディスクを収納したカートリッジ、2
はフェース部材であるフェースパネル、3はフェースパ
ネル2表面に形成したカートリッジ1の挿入口、4はカ
ートリッジ1の後面側から挿入口3を開閉する第1のド
ア、5はフェースパネル2を前面に装着するフロントカ
バー、6はダストカバー、7は後述するシャーシを支持
するフレームを示す。また、フェースパネル2,フロン
トカバー5,ダストカバー6,フレーム7、そして後述
するリアカバーによって筐体が形成される。8は装着さ
れたカートリッジ1を取り出すためのイジェクトボタン
を示す。
【0021】また、図2において、9は上下動により挿
入口3を開閉する第2のドア、10は第1のドア4の回動
軸、11は、回動軸10に遊嵌し、第1のドア4を付勢する
第1ねじりばね(以下、単に第1ばねと称する)、12は一
端を第2のドア9を付勢する第2ねじりばね(以下、単
に第2ばねと称する)、13はレバー、14はカートリッジ
1を保持するカートリッジホルダを示す。このカートリ
ッジホルダ14は両側部を囲うように曲げを施してC字型
に形成されている。さらに、曲げによって形成された底
面部におけるフロントカバー5側端部の下方への曲げ部
14a表面には孔14bが形成されている。また,15はフェー
スパネル2とフロントカバー5との間に装着するサブパ
ネルを示し、挿入口3に対応する挿入口15aが表面に形
成されている。
【0022】フロントカバー5の内部の底面には、両側
面に長いコ字型をしたレバー13の取付部5aが設けられ
ており、この取付部5aにおけるレバー13の取付面の両
端部に孔5bが形成されている。また、内部側面におけ
るフェースパネル2側の下部にも孔5cが形成されてお
り、さらにフロントカバー5の両側面におけるフェース
パネル2との対向面上部には、延在部5dが備えられて
おり、この延在部5dの表面にも孔5eが形成されてい
る。
【0023】レバー13は、長手部材のアーム13aと、ア
ーム13aの中心に立設した支軸13bと、一端に支軸13bと
同じ方向に立設したピン13cと、他端にピン13cとは逆方
向に立設した係合軸13dとから構成される。そして、支
軸13bを孔5bに挿入し、ピン13cを孔14bに挿入する。こ
のとき、孔5b,5bの間隔よりも、孔14b,14bの間隔の
方が大きいため、カートリッジホルダ14が挿入口3に対
向する位置にあるとき、レバー13,13は逆ハの字型に配
置されるようになる。
【0024】第1のドア4の上辺の両端には、第1のド
ア4の表面よりも若干斜め前方に延出した延在部4aが
形成されており、この延在部4aには孔4bが形成されて
いる。そして、孔4b,4bには回動軸10が嵌入される。
このとき第1ばね11は孔4b,4bの間に位置し、一端が
第1のドア4の後面に当接する。さらに回動軸10の両端
を孔5e,5eに嵌入させることで、第1のドア4がフロ
ントカバー5の前面に取り付けられる。さらにまた、第
1のドア4の表面は前記孔4b,4bの中心軸を含む平面
である。
【0025】第2のドア9の両側面下端には延在部9a
が形成されており、この延在部9a表面には孔9bが形成
されている。また、第2のドア9の上部および下部には
前面側から後面側に傾斜するテーパ9c,9dが形成され
ている。さらに第2のドア9の後面には2つの溝9e,
9eが形成されている。そして、第2ばね12の一端を孔
9bに嵌入し、他端を嵌入することで、第2のドア9が
フロントカバー5に設置される。このとき、レバー13の
係合軸13d,13dが溝9e,9e内に位置付けられる。な
お、第2のドア9は第2ばね12によって常時上方に付勢
されている。
【0026】サブパネル15の両側面上端部には、フェー
スパネル2側に延出する延在部15aが形成されており、
この延在部15bの側面には凹み15cが形成されている。さ
らに、サブパネル15の上辺から3箇所L字型の板ばね15
dが設置されており、下辺の中央部にはL字型の板ばね1
5eが設置されている。そして、フロントカバー5の延在
部5dの部分に凹み15cを対応させ、さらに板ばね15dが
第1のドア4の後面に当接し、板ばね15eは第2のドア
9の後面に当接する。
【0027】このサブパネル15の前面にはフェースパネ
ル2(図1参照)が取り付けられ、挿入口3を介してカー
トリッジ1の着脱が可能となる。
【0028】図3において、16はシャーシ、17はカート
リッジ1に収納された光ディスクを回転させるスピンド
ルモータ、18はリアカバーを示す。シャーシ16上にはス
ピンドルモータ17や図示しない光ピックアップ装置等が
搭載されており、さらに、シャーシ16はフレーム7に対
しゴム等の弾性部材を介して支持される。また、リアカ
バー18がダストカバー6の背面側に設置される。
【0029】また、図3に示すように、第1のドア4の
孔4bは、カートリッジの挿入方向に対して平行方向
で、かつ第1のドア4とサブパネル15との接触開始点前
後に伸びる長孔である。また、第1ばね11の他端はフロ
ントカバー5の内部上面に当接しており、この第1ばね
11によって第1のドア4は常時、サブパネル15側に付勢
されている。この第1のドア4の動作については後に後
述する。
【0030】次に、カートリッジ1のロード動作につい
て説明する。
【0031】図3はカートリッジ1挿入前の光ディスク
装置内部の状態を示しており、挿入口3と挿入口15aと
カートリッジホルダ14の開口14cは一直線上にある。ま
た、レバー13の係合軸13dは下方に位置しており、この
係合軸13dによって第2のドア9が下方に位置し、同時
に第2ばね12が閉じた状態にあり、挿入口15aを開放し
ている。さらに挿入口15aは第1のドア4によって閉じ
られている。
【0032】カートリッジ1を挿入口3より光ディスク
装置内に挿入すると、図4に示すように、カートリッジ
1による押圧により第1のドア4が上方に回動し、挿入
口15aが開かれ、カートリッジ1がカートリッジホルダ1
4内に入って行く。そしてさらに押し込むと、図5に示
すようにカートリッジ1がカートリッジホルダ14に完全
に保持され、図示しないローディング機構によりカート
リッジホルダ14が下降する。
【0033】カートリッジホルダ14が降下すると、図6
に示すように、カートリッジ1に収納された光ディスク
がスピンドルモータ17にチャッキングする。それと同時
にレバー13のピン13c,13cが降下するため係合軸13dが
上昇する。この係合軸13dが上昇すると第2ばね12が開
き、第2のドア9が上方への付勢力を受けるために上方
へ移動し、挿入口15aが閉ざされる。なお、光ディスク
がスピンドルモータ17にチャッキングしたとき、第1の
ドア4はカートリッジ1の上面に当接している。
【0034】次に、カートリッジのイジェクト動作につ
いて説明する。
【0035】まず、イジェクトボタン8(図1参照)を押
す。すると図示しないイジェクト機構が作動し、カート
リッジホルダ14が上昇する。カートリッジホルダ14が上
昇すると、ピン13c,13cもまた上昇し同時に係合軸13d
が下降する。この係合軸13dは、溝9e内にあるため溝9
eの下部に係止し、第2のドア9を第2ばね12の付勢に
反して降下させることで、挿入口15aが開かれる。
【0036】なお、第2のドア9が完全に降下し終えた
ときには、カートリッジホルダ14はカートリッジ挿入時
の高さに持ち上がっており、カートリッジの排出機構が
動作し、カートリッジ1がフェースパネル2の表面より
数十ミリ突出する。そしてカートリッジ1を抜き取る
と、第1ばね11の付勢により第1のドア4が回動し、挿
入口15aが閉ざされる。
【0037】図7はカートリッジを光ディスク装置に挿
入した直後の状態を示す説明図である。カートリッジ1
を光ディスク装置に挿入した直後において、指が若干挿
入口3より光ディスク装置内に入る場合もある。その際
指を引き抜くのが遅くなった場合、図7に示すように、
第2のドア9に挟まれることがある。しかし、本実施例
における第2のドア9には、溝9e,9eが設けられてい
るため、係合軸13dが溝9eの上部に係止するまでは第2
のドア9を押し下げることができる。また、指にかかる
荷重は第2ばね12の付勢力だけであるが、この付勢力は
第2のドア9を持ち上げるに十分な荷重で設計されてい
るため、せいぜい100g重程度であり、指をけがする可
能性はほとんどない。
【0038】図8は本実施例に係る第1のドア4の構造
および動作を示す側面図である。図8(a)は理想状態を
示すものであり、回動軸10はサブパネル15の後面を含む
平面上に位置付けられている。そのため、前述したが第
1のドア4の表面は長孔である前記孔4b,4bの中心軸
を含む平面であるので、サブパネル15の後面と第1のド
ア4の表面とは密着する。なお、第1のドア4と第1ば
ね11との当接位置は第1のドア4の高さの中間位置Aに
設定されている。
【0039】図8(b)は回動軸が左側に寄った状態を示
すものである。組立て誤差等により回動軸10が図中左側
に寄った場合、第1のドア4が閉じるとき、表面上部の
B1点で第1のドア4がサブパネル15に当接する。する
と第1ばね11の第1のドア4に対する荷重点は、第1の
ドア4の高さの中間位置Aに設定しているので、当接点
B1を中心とした図中C1方向の回転モーメントが発生
する。このとき孔4b,4bは長孔であり、当接点B1の
前後方向の位置が回動軸10の軸上になるように設定され
ているので、孔4b,4bの長手方向の軸は当接点B1を
中心とした円弧の接線方向に一致する。そのため、第1
のドア4がサブパネル15上のどの位置で当接しても、回
動軸10と孔4b,4bは干渉し合うことがないので、第1
のドア4は図中C1方向に回動し、サブパネル15の後面
と第1のドア4の表面とは密着するようになる。
【0040】図8(c)は回動軸が左側に寄った状態を示
すものである。回動軸10が図中右側に寄った場合は、第
1のドア4が閉じるとき、表面下部のB2点で第1のド
ア4がサブパネル15に当接し、当接点B2を中心とした
図中C2方向の回転モーメントが発生する。このときも
孔4b,4bは長孔であり回動軸10と孔4b,4bは干渉し
合うことがないので、第1のドア4は図中C2方向に回
動し、サブパネル15の後面と第1のドア4の表面とは密
着するようになる。
【0041】図9は第2のドアが閉じる直前の状態を示
す側面図、図10は第2のドアが閉じ切った状態を示す側
面図である。図9に示すように、第2のドアが閉じる直
前においては、第2のドア9とサブパネル15との間に隙
間がある。この後、図10に示すように、第2のドア9が
上昇すると、板ばね15dがテーパ9cに当接し、同時に板
ばね15eがテーパ9dに当接し、この板ばね15d,15eが第
2のドア9を図中D方向に付勢するようになる。そのた
め、サブパネル15の後面と第2のドア9の表面とが密着
するようになる。
【0042】以上説明したように本実施例は構成されて
いるが、次に示す構成を採用してもよい。
【0043】本実施例における板ばね15d,15eは、サブ
パネル15に上下の辺に設けられているのに対し、図11に
示すように、板ばね15d,15eをフロントカバー5と共
に、モールド成型で一体に構成してもよい。また、この
ように構成することにより、板ばね15d,15eにかかる組
み付け作業や部品コストの削減が図れる。
【0044】また、図12に示すように、サブパネル15の
後面でかつ挿入口15a周囲に弾性体19を貼着してもよ
い。このように構成することで、第2のドア9が挿入口
15aを閉じたとき、弾性体19を第2のドア9が押しつぶ
すことにより、サブパネル15の後面と第1のドア4およ
び第2のドア9との当接面の平面度が多少悪くても、弾
性体19が変形することで隙間が完全に埋められるように
なる。よって、より高い気密性を得ることができる。
【0045】図13は図12の弾性体の形状を示すものであ
り、図13に示すように、挿入口15aに対応する開口部19a
が形成されている。なお、弾性体19の材質としては独泡
または半独泡のウレタンスポンジ等がよい。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したとおりに構成された本発
明によれば、次に記載する効果を奏する。
【0047】請求項1記載の構成によれば、ユーザが、
万一、指を挟んでも指にかかる力がねじりばねに一部吸
収されるため、けがをすることがなくなり、安全性の高
い防塵ドア装置が提供できる。
【0048】請求項2記載の構成によれば、回動軸の組
み立て誤差により第1のドアと第2のドアとの間に隙間
が生ずるような場合に、第1のドアに対し隙間を埋める
方向にモーメントがかかり、第1のドアが隙間を埋める
方向に移動可能となる。第1のドアがフェース部材との
後面に密着し、気密性を高くすることが可能となる。
【0049】請求項3記載の構成によれば、第2のドア
が閉じられるとき、板ばねが第2のドアをフェース部材
側に押圧するため、第2のドアがスライドする際も気密
性を保つことが可能となる。
【0050】請求項4記載の構成によれば、板ばねとフ
ロントカバーとを一体的にモールド成型することによ
り、部品点数を削減することが可能となり、コストダウ
ンが図れる。
【0051】請求項5記載の構成によれば、挿入口周囲
に弾性体を取り付けることにより、フェース部材と第1
のドアまたは第2のドアの当接面の平面度が多少悪くて
も、第1のドアまたは第2のドアが閉じたときの気密性
を保たせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防塵ドア装置の第1実施例を備えた光
ディスク装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の防塵ドア装置の第1実施例の構成およ
び構成部材を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の防塵ドア装置の第1実施例の内部構成
示す内部側面図である。
【図4】図3の装置に対してカートリッジ挿入直後にお
ける状態を示す内部側面図である。
【図5】図3の装置に対してカートリッジホルダにカー
トリッジが挿入された直後における状態を示す内部側面
図である。
【図6】図3の装置において、カートリッジがスピンド
ルモータにチャッキングされた状態を示す内部側面図で
ある。
【図7】カートリッジを光ディスク装置に挿入した直後
の状態を示す説明図である。
【図8】本実施例に係る第1のドアの構造および動作を
示す側面図である。
【図9】第2のドアが閉じる直前の状態を示す側面図で
ある。
【図10】第2のドアが閉じ切った状態を示す側面図で
ある。
【図11】フロントカバーの他構成を示す内部側面図で
ある。
【図12】サブパネルに弾性体を貼着した状態を示す内
部側面図である。
【図13】図12の弾性体の斜視図である。
【図14】従来における第1のドアの取付け状態を示す
構成図である。
【符号の説明】
1…カートリッジ、 2…フェースパネル、 3,15a
…挿入口、 4…第1のドア、 4a,5d,9a…延在
部、 4b,5b,5c,5e,9b,14b…孔、 5…フロ
ントカバー、 5a…取付部、 6…ダストカバー、
7…フレーム、8…イジェクトボタン、 9…第2のド
ア、 9c,9d…テーパ、 9e…溝、10…回動軸、 1
1…第1ねじりばね(第1ばね)、 12…第2ねじりばね
(第2ばね)、 13…レバー、 13a…アーム、 13b…支
軸、 13c…ピン、 13d…係合軸、 14…カートリッジ
ホルダ、 14a…曲げ部、 14c…開口、 15…サブパネ
ル、 15b…延在部、 15c…凹み、 15d,15e…板ば
ね、 16…シャーシ、 17…スピンドルモータ、 18…
リアカバー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を内部に収納したカートリッジ
    を挿入するための挿入口が形成されたフェース部材と、
    このフェース部材の後面側で回動可能に支持され、前記
    挿入口を開閉する第1のドアと、前記フェース部材の後
    面側で前記カートリッジの挿入方向に対して直角方向に
    スライド可能に支持され、前記挿入口を開閉する第2の
    ドアとからなり、前記カートリッジを保持し、上下動に
    より前記カートリッジを駆動装置に装着するカートリッ
    ジホルダに対し、前記第1,第2のドアを介して前記カ
    ートリッジの着脱を行う防塵ドア装置において、 一端に前記カートリッジホルダとの係合部が形成され、
    他端に前記第2のドアとの当接部が形成されたレバーを
    回動可能に前記フェース部材の後面側に設置し、さらに
    前記第2のドアに第2のドアを常時閉方向に付勢するね
    じりばねを設けたことを特徴とする防塵ドア装置。
  2. 【請求項2】 第1のドアとフェース部材との接触開始
    点の位置を前記第1のドアの回動軸上に設定し、さらに
    前記第1のドアの回動軸を支持する孔を、カートリッジ
    の挿入方向に対して平行方向でかつ前記接触開始点前後
    に伸びる長孔とし、さらにまた前記第1のドアを常時閉
    方向に付勢するねじりばねを設け、このねじりばねの一
    端を前記フェース部材または前記フェース部材が装着さ
    れるフロントカバーに当接させ、他端を前記第1のドア
    の高さのほぼ中間点に当接させたことを特徴とする請求
    項1記載の防塵ドア装置。
  3. 【請求項3】 第2のドアの上端または下端の少なくと
    も一方にテーパ部を設け、さらに第2のドアの閉鎖時に
    おいて前記テーパ部に当接する板ばねを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の防塵ドア装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の板ばねとフェース部材が
    装着されるフロントカバーとを一体的にモールド成型し
    たことを特徴とする請求項1記載の防塵ドア装置。
  5. 【請求項5】 挿入口の周囲でかつフェース部材と第1
    または第2のドアとの当接部に弾性体を取り付けたこと
    を特徴とする請求項1,2,3または4記載の防塵ドア
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5748595A (en) * 1995-03-30 1998-05-05 Ricoh Company, Ltd. Cartridge loading mechanism with a door closing assembly
US6157605A (en) * 1997-10-02 2000-12-05 Sony Corporation Optical disc apparatus

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